JP2009028676A - インク充填装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、大気圧より低い圧力雰囲気において基板上に薄膜を塗布する際に、インクジェットヘッドの不具合の原因となるインク充填不良を解消することを目的とするものである。
【解決手段】本発明は、マニホールドに充填したインクをノズルから吐出するインクジェットヘッドと、ノズルから滴り落ちたインクを受ける材料吸引ブロックと、インクジェットヘッドにインクを供給する材料タンクと、マニホールドから溢れたインクを再利用のために材料タンクに送り返す戻りタンクと、吸引ポンプで負圧状態にし材料吸引ブロック又は戻りタンクの廃インクを吸引するドレンタンクと、インクジェットヘッド、材料吸引ブロック、材料タンク、戻りタンク及びドレンタンクを内部に収容し、真空排気ポンプにより内部を減圧できる真空容器と、大気圧力中に設置され材料タンクにインクを補充する外部タンクとからなるインク充填装置の構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、大気圧より低い圧力雰囲気において基板上に薄膜を塗布する際に、インクジェットヘッドの不具合の原因となるインク充填不良を解消したインク充填装置及びその方法に関するものである。
インクジェット塗布は、大気圧力中で行われる薄膜形成方式であり、インクジェットによりインクを安定的に吐出するには、使用するインクジェットヘッドに合わせてインクの粘性や表面張力等の物性、インク供給系の抵抗及び圧力を調整した上で、インクジェットヘッド内をインクで満たし、連続的にインクを供給しながら吐出することが必要である。
インクジェットには低粘性のインクを用いる。フラットパネルディスプレイで用いるガラスやシート等の浸透性の殆どない塗布対象物に塗布する場合、低粘性のインクが塗布対象物に着弾付着した際に流動展開し、塗布形状が乱れやすい。
また、塗布後に昇温乾燥が進むと、未塗布部との境界において、不揮発成分が過剰に集まり隆起する、いわゆるコーヒーステイン現象が発生し、塗布膜端周囲の膜厚が変動してしまう。逆に、塗布対象物の流動展開を抑制すると、着弾付着した液滴が隣接する液滴と繋がらず、不均質な膜となってしまう。
特許文献1に記載されているように、昇温乾燥に依らずに溶媒の揮発とインクの流動展開を抑制するため、大気圧力より低い圧力雰囲気で塗布形成し、塗布膜の均質性を向上させる発明も公開されている。
特開2006−289355号公報
大気圧力より低い圧力雰囲気で塗布形成する場合、インクジェットヘッドに大気圧力下でインクを充填した後、インクジェットヘッド、塗布対象物及び搬送駆動装置等の雰囲気圧力を所望の圧力に下げて行っていた。
図7は、従来のインク充填装置の図である。図8は、従来のインク充填装置による充填状態を示すグラフである。
インクジェットヘッド2内には管状の容器であるマニホールド2aが設けられ、一端に供給口2cが連通し、他端に出口2dが連通しており、下方にはインクを吐出するノズル2bが形成される。
まず、真空容器圧力19が大気圧力16の状態で、マニホールド2a内にインクを材料充填17fする。インクがノズル内充填17gされたら真空容器9内を排気開始17し、真空排気17aにより真空容器圧力19が塗布時圧力16aまで下がったら塗布動作17eに移る。
しかしながら、インクジェットによる薄膜形成を大気圧力より低い圧力雰囲気で行うと、送液系に残留した極微小な気泡が減圧により成長し管路を塞ぎ、材料供給に支障を来す虞がある。また、インクに極微量に含有する水分が減圧気化により気泡となり、これが成長することで、同様に材料供給に支障を来す虞がある。
そこで、本発明は、大気圧より低い圧力雰囲気において基板上に薄膜を塗布する際に、インクジェットヘッドの不具合の原因となるインク充填不良を解消したインク充填装置及びその方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記の課題を解決するために、マニホールドに充填したインクをノズルから吐出するインクジェットヘッドと、前記ノズルから滴り落ちたインクを受ける材料吸引ブロックと、前記インクジェットヘッドにインクを供給する材料タンクと、前記マニホールドから溢れたインクを再利用のために前記材料タンクに送り返す戻りタンクと、吸引ポンプで負圧状態にし前記材料吸引ブロック又は戻りタンクの廃インクを吸引するドレンタンクと、前記インクジェットヘッド、材料吸引ブロック、材料タンク、戻りタンク及びドレンタンクを内部に収容し、真空排気ポンプにより内部を減圧できる真空容器と、大気圧力中に設置され前記材料タンクにインクを補充する外部タンクとからなるインク充填装置の構成とした。
本発明は、大気圧力から充填時圧力まで下げた状態でインクを充填し、その後、塗布時圧力まで復圧させることにより、残留又は発生した気泡を収縮させ、安定した塗布を行うことができる。
また、インクを大気圧力下の外部タンクから減圧下の材料タンクに移してから、インクジェットヘッドに供給するので、水分が減圧気化しても材料タンクにおいて気泡が除去され、管路内で気泡が発生するのを防止することができる。
残留気泡を除去するためにインクの充填作業を繰り返し実施する必要はないので、無駄に消費するインクの量が大幅に低減される。
本発明は、大気圧より低い圧力雰囲気において基板上に薄膜を塗布する際に、インクジェットヘッドの不具合の原因となるインク充填不良を解消するという目的を、真空容器内を大気圧力から充填時圧力まで減圧し、外部タンクから材料タンクにインクを移してインク含有水分を減圧気化させて除去した上で、前記材料タンクからインクジェットヘッドにインクを供給した後、真空容器内を充填時圧力から塗布時圧力まで復圧してインク残留気泡を縮小させることにより実現した。
以下に、添付図面に基づいて、本発明であるインク充填装置について詳細に説明する。図1は、本発明であるインク充填装置の図である。
インク充填装置1は、インクジェットヘッド2、材料吸引ブロック3、ドレンタンク4、吸引ポンプ5、材料タンク6、外部タンク7、戻りタンク8、真空容器9、真空排気ポンプ10、加圧源11、圧力調整器12、圧力調整器13、及び圧力調整器14等からなる。
尚、インクジェットヘッド2、材料吸引ブロック3、ドレンタンク4、材料タンク6、及び戻りタンク8等は、真空容器9内に設置され、真空排気ポンプ10により減圧することが可能である。
インクジェットヘッド2は、マニホールド2a、ノズル2b、供給口2c、及び出口2d等からなる。
マニホールド2aは、インクジェットヘッド2内に設けられた横長の空間であり、一端がインクの供給口2cであり、他端が出口2dである。また、下側はインクの吐出口であるノズル2bに繋がる。
ノズル2bは、マニホールド2aから複数の通路に分岐され、圧電効果を利用してインクの吸入及び吐出を行う。
供給口2cは、材料タンク6からインクが流入される部分である。出口2dは、マニホールド2aが充填されて溢れたインクが出る部分であり、余分なインクは戻りタンク8に送られる。
材料吸引ブロック3は、マニホールド2a内のインクをノズル2bに充填するために、ノズル2bの下側からインクを吸引する。また、吸引に際して、ノズル2bから垂れたインクを受け止め、廃インクとしてドレンタンク4に送る。
ドレンタンク4は、材料吸引ブロック3及び戻りタンク8の廃インクを溜める槽である。吸引ポンプ5で槽内を負圧にすることで、廃インクを槽内に吸引する。
材料タンク6は、インクジェットヘッド2に供給するインクを溜める槽であり、真空容器9外の外部タンク7から適宜補充する。
戻りタンク8は、マニホールド2aかた溢れたインクを材料タンク6に戻して再利用するための槽である。尚、再利用できないインクについては、廃インクとしてドレンタンク4に送る。
外部タンク7は、材料タンク6に補充するインクを溜める槽である。真空容器9の減圧による影響及び作業効率を考慮したものである。
加圧源11は、外部タンク7、材料タンク6、及び戻りタンク8に圧力を加えるものであり、圧力調整器12〜14を介すことで、それぞれに加える圧力の大きさを変えることができる。
即ち、外部タンク7に加える圧力は、圧力調整器12により調整され、材料タンク6に加える圧力は、圧力調整器13により調整され、戻りタンク8に加える圧力は、圧力調整器14により調整される。
インク及び気体の流れは、各流体の管路に設けた弁の開閉により制御される。尚、弁には、管路の断面積を変化させて流れる流体の量を制限することのできる絞り弁を組み合わせるものもある。
アウトレット弁2eは、インクジェットヘッド2の出口2dと戻りタンク8を繋ぐ管路に設けられ、インクジェットヘッド2から戻りタンク8へのインクの流れを制御する弁である。
材料吸引弁3aは、材料吸引ブロック3とドレンタンク4を繋ぐ管路に設けられ、材料吸引ブロック3からドレンタンク4への廃インクの流れを制御する弁である。
吸引弁4aは、ドレンタンク4と吸引ポンプ5を繋ぐ管路に設けられ、ドレンタンク4から吸引ポンプ5への気体の流れを制御する弁である。
ドレンタンク開放弁4bは、ドレンタンク4と吸引ポンプ5を繋ぐ管路から分岐して真空容器9内に抜ける管路に設けられ、真空容器9内からドレンタンク4への気体の流れを制御する弁である。
外部供給弁7aは、外部タンク7と材料タンク6を繋ぐ管路に設けられ、外部タンク7から材料タンク6へのインクの流れを制御する弁である。
戻り弁8aは、戻りタンク8と材料タンク6を繋ぐ管路に設けられ、戻りタンク8から材料タンク6への再利用インクの流れを制御する弁である。
ドレン弁8bは、戻りタンク8とドレンタンク4を繋ぐ管路に設けられ、戻りタンク8からドレンタンク4への廃インクの流れを制御する弁である。
排気弁9aは、真空容器9と真空排気ポンプ10を繋ぐ管路に設けられ、真空容器9から真空排気ポンプ10への気体の流れを制御する弁である。
リーク弁9bは、真空容器9と真空排気ポンプ10を繋ぐ管路から分岐して外部に抜ける管路に設けられ、外部から真空容器9への外気の流れを制御する弁である。
圧力調整器13と材料タンク6を繋ぐ管路には、真空容器9外に材料タンク加圧弁13aが設けられ、真空容器9内に材料タンク加圧開放弁13cが設けられる。
また、材料タンク加圧弁13aの材料タンク6側においては、管路が分岐し、材料タンク外部開放弁13bが設けられる。
材料タンク加圧開放弁13cの材料タンク6側においては、管路が3分岐し、一の分岐には材料タンク開放弁13dが設けられ、他の分岐には材料タンク絞り開放弁13eが設けられる。
材料タンク加圧弁13aは、圧力調整器13から材料タンク6への気体の流れを制御する弁であり、絞り弁により流れる気体の量を調整することができる。
材料タンク外部開放弁13bは、材料タンク6から外部への気体の流れを制御する弁であり、絞り弁により流れる気体の量を調整することができる。
材料タンク加圧開放弁13cは、材料タンク6から材料タンク外部開放弁13bへの気体の流れを制御する弁である。
材料タンク開放弁13dは、材料タンク6から真空容器9内への気体の流れを制御する弁である。
材料タンク絞り開放弁13eは、材料タンク6から真空容器9内への気体の流れを制御する弁であり、絞り弁により流れる気体の量を調整することができる。
圧力調整器14と戻りタンク8を繋ぐ管路には、真空容器9外に戻りタンク加圧弁14aが設けられる。
また、戻りタンク加圧開放弁14bの戻りタンク8側においては、管路が3分岐し、真空容器9外に戻りタンク加圧開放弁14bが設けられ、真空容器9内に戻りタンク開放弁14cが設けられる。
戻りタンク加圧弁14aは、圧力調整器14から戻りタンク8への気体の流れを制御する弁であり、絞り弁により流れる気体の量を調整することができる。
戻りタンク加圧開放弁14bは、戻りタンク8から外部への気体の流れを制御する弁であり、絞り弁により流れる気体の量を調整することができる。
戻りタンク開放弁14cは、戻りタンク8から真空容器9内への気体の流れを制御する弁である。
図2は、本発明であるインク充填装置を用いた充填方法による充填状態を示すグラフである。図3は、本発明であるインク充填装置を用いた充填方法における真空排気を示す図である。図4は、本発明であるインク充填装置を用いた充填方法における真空脱泡を示す図である。図5は、本発明であるインク充填装置を用いた充填方法における材料一括充填を示す図である。図6は、本発明であるインク充填装置を用いた充填方法における真空リーク昇圧を示す図である。
インク充填方法は、真空排気17a、真空脱泡17b、材料一括充填17c、真空リーク昇圧17d、及び塗布動作17e等の工程からなり、インク充填装置1は、真空排気17a、真空脱泡17b、材料一括充填17c、真空リーク昇圧17d、及び塗布動作17e等の手段を備える。
初期状態においては、真空容器圧力15は大気圧力16であり、インクジェットヘッド2及び材料タンク6にはインクが入っていない状態である。
また、材料タンク開放弁13d、アウトレット弁2e、戻りタンク開放弁14c、及びドレンタンク開放弁4bは開放し、その他の弁は閉じる。排気開始17により真空排気17aの工程を始める。
真空排気17aの工程では、真空容器圧力15を大気圧力16から充填時圧力16bまで下げる。リーク弁9bを閉じ、排気弁9aを開けて、真空排気ポンプ10で真空容器9内を減圧する。
インク材料が有機溶媒系材料であって、溶媒の飽和蒸気圧が水に比べて十分に高く、水の含有が好ましくない材料(例えば、液晶表示素子の製造において配向膜として使われるポリイミド系材料など)の場合、周囲及びインク材料温度における水の飽和蒸気圧力を下回っている状態が好ましい。
具体的には、周囲及びインク材料温度が24℃とすると、水の飽和蒸気圧力が約−0.08MPaであるので、塗布時圧力16aを約−0.07MPaとすると、充填時圧力16bは約−0.09MPaとするのが良い。
真空脱泡17bの工程では、大気圧力16下の外部タンク7から充填時圧力16b下の材料タンク6にインクを補充する。
外部タンク7は、圧力調整器12で調圧された加圧空気により加圧されているので、外部供給弁7aを開けることで、外部タンク7から押し出されたインクが、材料タンク6に送り込まれる。
供給されたインクは充填時圧力16bの雰囲気下に置かれ、含有する水分が減圧沸騰により気化して気泡を生じる場合もあるが、材料タンク6において気泡は放出されるので、インク中に残存することはない。
材料タンク6のインクが所要の量となったら、外部供給弁7aを閉じる。尚、発生した気泡により真空容器9内の圧力が変動したら、排気弁9a又はリーク弁9bにより圧力を調整する。
材料一括充填17cの工程では、充填時圧力16b下で、材料タンク6からインクジェットヘッド2にインクを供給する。
材料タンク開放弁13dを閉じ、材料タンク加圧弁13aを開けてから、材料タンク加圧開放弁13cを開け、圧力調整器13の加圧空気により材料タンク6を加圧する。尚、材料タンク加圧弁13aの絞り弁により加圧を調整する。
インクは材料タンク6からインクジェットヘッド2の供給口2cからマニホールド2a内に送られる。
アウトレット弁2eは、マニホールド2a内のインクの充填率を上げるために開放されており、マニホールド2a内が一杯になると、インクは出口2dから押し出されて、戻りタンク8に送られる。
同時に、マニホールド2a内のインクはノズル2bにも流入し、ノズル2bから噴出したインクについては、材料吸引ブロック3で受け止める。
ノズル2bにもインクが通ったら、材料タンク加圧開放弁13cを閉じ、材料タンク開放弁13dを開放して、材料タンク6の圧力を真空容器9内の雰囲気圧力に戻す。
ドレンタンク開放弁4bを閉じ、吸引弁4aを開き、吸引ポンプ5でドレンタンク4内を負圧にした状態で、材料吸引弁3aを開放すれば、材料吸引ブロック3の廃インクをドレンタンク4に吸い込むことができる。
続いて、材料タンク開放弁13d及びアウトレット弁2eを閉じて、材料タンク加圧弁13aを閉じ、材料タンク外部開放弁13bを開放した後、材料タンク加圧開放弁13cを開放することで、インクがノズル2bから染み滴る程度の加圧を行う。
次に、材料タンク加圧開放弁13cを閉じ、材料タンク絞り開放弁13eを開放して、真空容器9の雰囲気圧力に到達したら、材料タンク開放弁13dを開放してインクの充填が完了する。
材料タンク6の圧力は、1秒程度で真空容器9の雰囲気圧力との差圧が0.01MPa前後となるよう、材料タンク外部開放弁13bの絞り弁の開度を調整する。また、材料タンク6の雰囲気圧力への復圧が徐々に行われるように、材料タンク絞り開放弁13eの開度を調整する。
ドレン弁8b、アウトレット弁2e及び戻りタンク開放弁14cを閉じ、戻り弁8aを開放した後、戻りタンク加圧開放弁14bを開放し、戻りタンク加圧開放弁14bの絞り弁で空気量を調整しながら戻りタンク8を加圧してインクを材料タンク6に戻すことにより、再利用することができる。
また、真空容器9内が大気圧力雰囲気中の場合は、戻りタンク加圧弁14aを開放し、圧力調整器14で調圧された加圧空気を、戻りタンク加圧弁14aの絞り弁で調整しながら戻りタンク8を加圧してインクを材料タンク6に戻す
尚、戻りタンク8に残った廃インクは、ドレン弁8bを開放してドレンタンク4に送ることができる。
真空リーク昇圧17dの工程では、真空容器圧力15を充填時圧力16bから塗布時圧力16aまで復圧する。
塗布時圧力16aまでの復圧レートは、例えば0.01MPa/分程度でゆっくり行うことが望ましい。減圧状態を真空に近い状態から少し緩めることで、インク内の残留気泡2fが圧力により縮小し、管路を塞いでしまうのを防止することができる。
塗布動作17eの工程では、塗布時圧力16a下で、インクジェットヘッド2から基板にインクを塗布する。
本発明であるインク充填装置の図である。 本発明であるインク充填装置を用いた充填方法による充填状態を示すグラフである。 本発明であるインク充填装置を用いた充填方法における真空排気を示す図である。 本発明であるインク充填装置を用いた充填方法における真空脱泡を示す図である。 本発明であるインク充填装置を用いた充填方法における材料一括充填を示す図である。 本発明であるインク充填装置を用いた充填方法における真空リーク昇圧を示す図である。 従来のインク充填装置の図である。 従来のインク充填装置による充填状態を示すグラフである。
符号の説明
1 インク充填装置
2 インクジェットヘッド
2a マニホールド
2b ノズル
2c 供給口
2d 出口
2e アウトレット弁
2f 残留気泡
3 材料吸引ブロック
3a 材料吸引弁
4 ドレンタンク
4a 吸引弁
4b ドレンタンク開放弁
5 吸引ポンプ
6 材料タンク
7 外部タンク
7a 外部供給弁
8 戻りタンク
8a 戻り弁
8b ドレン弁
9 真空容器
9a 排気弁
9b リーク弁
10 真空排気ポンプ
11 加圧源
12 圧力調整器
13 圧力調整器
13a 材料タンク加圧弁
13b 材料タンク外部開放弁
13c 材料タンク加圧開放弁
13d 材料タンク開放弁
13e 材料タンク絞り開放弁
14 圧力調整器
14a 戻りタンク加圧弁
14b 戻りタンク加圧開放弁
14c 戻りタンク開放弁
15 真空容器圧力
16 大気圧力
16a 塗布時圧力
16b 充填時圧力
17 排気開始
17a 真空排気
17b 真空脱泡
17c 材料一括充填
17d 真空リーク昇圧
17e 塗布動作
17f 材料充填
17g ノズル内充填
18 インク充填装置
19 真空容器圧力

Claims (5)

  1. マニホールドに充填したインクをノズルから吐出するインクジェットヘッドと、
    前記ノズルから滴り落ちたインクを受ける材料吸引ブロックと、
    前記インクジェットヘッドにインクを供給する材料タンクと、
    前記マニホールドから溢れたインクを再利用のために前記材料タンクに送り返す戻りタンクと、
    吸引ポンプで負圧状態にし前記材料吸引ブロック又は戻りタンクの廃インクを吸引するドレンタンクと、
    前記インクジェットヘッド、材料吸引ブロック、材料タンク、戻りタンク及びドレンタンクを内部に収容し、真空排気ポンプにより内部を減圧できる真空容器と、
    大気圧力中に設置され前記材料タンクにインクを補充する外部タンクとからなることを特徴とするインク充填装置。
  2. 真空容器内を大気圧力から充填時圧力まで減圧し、
    外部タンクから材料タンクにインクを移してインク含有水分を減圧気化させて除去した上で、
    前記材料タンクからインクジェットヘッドにインクを供給した後、
    真空容器内を充填時圧力から塗布時圧力まで復圧することにより、
    インク残留気泡を縮小させることを特徴とする請求項1に記載のインク充填装置。
  3. 材料タンク内のインクから気泡が発生した際に、真空容器内の圧力に復圧させるために、材料タンク絞り開放弁の絞り弁で調整することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のインク充填装置。
  4. 材料タンクにインクを戻すために戻りタンクを加圧する加圧空気の量を、戻りタンク加圧弁又は戻りタンク加圧開放弁の絞り弁で調整することを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載のインク充填装置。
  5. 請求項1乃至請求項4に記載のインク充填装置を用いてインクを充填することを特徴とするインク充填方法。
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