JP2009027890A - バスバー構造体及び該バスバー構造体を有する電動モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】成形用金型の所定位置にバスバーを支持固定するための支持ピンが抜き取られて樹脂部分に形成される抜取穴に由来する電動モータの電気的性能の低下を防止すること。
【解決手段】複数のバスバー16〜19と樹脂とが一体成形されてなるバスバー一体型インシュレータ14aである。該インシュレータ14aの成形時に各バスバー16〜19を成形用金型の所定位置に支持固定させるべく当該インシュレータ14aの樹脂部分に配置された支持ピンが成形後に抜き取られることで抜取穴15h1〜15h3が形成されている。抜取穴15h1〜15h3を通してバスバー16とステータコアとの間に生じる放電を回避すべく、バスバー16は、抜取穴15h1〜15h3を通して外部に露出する領域が当該抜取穴15h1〜15h3の形成された樹脂部表面16sから深く位置するように、該樹脂部表面16sに対して凹んだ凹状部分16b1〜16b3を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電動モータに取り付けられ、該電動モータと外部回路としての制御回路等との電気的接続を中継する中継部材としてのバスバーを備えたバスバー構造体、該バスバー構造体の製造方法、及び該バスバー構造体を有する電動モータに関する。
従来より、インシュレータを介してコイルが巻回されたステータコアを備える電動モータが知られている。このような電動モータにおいて、コイルとステーコアとを絶縁するインシュレータと、コイル及び外部の制御回路等の電気的接続を中継する中継部材としてのバスバーとが一体化されてなるバスバー一体型インシュレータ(バスバー構造体)を備えたものがある(特許文献1参照)。ここで、バスバーは、長尺の金属材料からなる板材が平板状態からプレス加工により打ち抜き、その後、曲げ加工によって厚さ方向に折り曲げること等で、所定形状とされている。
このようなバスバー一体型インシュレータの製造は、一般に、成形用金型の所定部位に配設した支持ピンを用い、複数のバスバーをそれぞれ挟み込んで当該成形用金型内の所定位置に位置決め支持固定した状態で配置し、その後、当該成形用金型内に溶融樹脂を充填し、その溶融樹脂を固化して各バスバーをインシュレータ部となる樹脂に一体化する、射出成形の一形態であるインモールド成形によって行われる。さらに、成形完了後、支持ピンを成形物であるバスバー一体型インシュレータの樹脂部分から抜き取るが、その抜き取り痕は、抜取穴として当該成形物に残存する。
そして、この抜取穴が形成された部分では、コスト低減のために使用する樹脂量を極力減らす観点から、樹脂の肉厚が薄くなることが多い。
特開2005−341640号公報、図2等
ところが、このように抜取穴が形成された部分で樹脂の肉厚が薄くなると、バスバー一体型インシュレータにステータコアを組み付けた後に、その薄くなった肉厚分の距離を隔てて、バスバーとステータコアとが前記抜取穴を通して両者の間に絶縁性物質を介在させることなく対向して位置するようになる。換言すれば、バスバーにおいて、前記抜取穴を通して外部に露出する領域、即ち、支持ピンの先端が当接した部分が当該抜取穴の形成された樹脂部表面から浅く位置するようになる。
そして、一般用単相誘導電動機についての耐電圧試験(JIS[日本工業規格]C4203の第8.6項に規定されており、1200Vの電圧を1秒間加えることで行われる。)において、その抜取穴を通してバスバーとステータコアの間で放電が起こり、上記耐電圧試験に不合格となってしまう。これは、電動モータにおいて、前記バスバー一体型インシュレータの樹脂部分に形成された抜取穴を通して、バスバーとステータコアとの間に絶縁破壊(短絡)が生じ易くなることを意味し、ひいては自動車用途等で電動モータに要求される電気的性能(絶縁性能・耐電圧性能)を満たさないことにつながる。また、このため、電動モータの歩留まりの低下を招き、製造コスト上昇の一要因ともなっている。
尚、このような電動モータの電気的性能が低下する現象は、近年の自動車用途等で要求されている電動モータのコンパクト化に伴い、より顕在化する傾向にある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、成形用金型の所定位置にバスバーを支持固定するための支持ピンが抜き取られて樹脂部分に形成される抜取穴に由来する電動モータの電気的性能の低下が的確に防止できるバスバー構造体、該バスバー構造体の製造方法、及び、該バスバー構造体を有する電動モータを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数のバスバーと樹脂とが一体成形されてなるバスバー構造体であって、該構造体の成形時に前記各バスバーを成形用金型の所定位置に支持固定させるべく当該構造体の樹脂部分に配置された支持ピンが成形後に抜き取られることで該樹脂部分に抜取穴が形成され、前記抜取穴を通して前記バスバーと外部の導電部材との間に生じる放電を回避すべく、前記バスバーは、前記抜取穴を通して外部に露出する領域が当該抜取穴の形成された樹脂部表面から深く位置するように形成されていること、を要旨とする。
同構成によれば、支持ピンが抜き取られて樹脂部分に形成される抜取穴を通してバスバーと外部の導電部材との間に生じる放電を回避すべく、当該バスバーにおいて抜取穴を通して外部に露出する領域が当該抜取穴の形成された樹脂部表面から深く位置するように形成されているので、該抜取穴に由来する電動モータの電気的性能の低下が効果的に防止できるようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のバスバー構造体において、前記バスバーは、前記抜取穴を通して外部に露出する領域が当該抜取穴の形成された樹脂部表面から深く位置するように、該樹脂部表面に対して凹んだ凹状部分を有すること、を要旨とする。
同構成によれば、バスバーが、支持ピンが抜き取られて樹脂部分に形成される抜取穴を通して外部に露出する領域において、当該抜取穴の形成された樹脂部表面に対して凹んだ形状に形成されているので、該抜取穴に由来する電動モータの電気的性能の低下が効果的に防止できる構造を、製造の容易な簡単な構成で実現できる。さらに、バスバーをバスバー構造体の樹脂部分に沿わせて複雑に配置する必要がある場合でも、当該バスバーの一部を前記放電現象を回避できる凹状部分とすることのみで、狭隘なスペースを通して多様なパターンで取り回すことが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のバスバー構造体において、前記バスバーが、プレス加工により成形されたものであって、且つ、前記凹状部分が当該プレス加工時に形成されたものであること、を要旨とする。
同構成によれば、バスバーが、塑性加工の一種であるプレス加工により成形されたものであって、且つ、抜取穴の形成された樹脂部表面に対して凹んだ凹状部分が当該プレス加工時に形成されたものであるので、該抜取穴に由来する電気的性能の低下が的確に防止できる構造を、プレス加工によって容易に製造することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載のバスバー構造体において、前記バスバーにおいて、少なくとも前記凹状部分には、絶縁性物質が被着されていること、を要旨とする。
同構成によれば、バスバーにおいて、支持ピンが抜き取られて樹脂部分に形成される抜取穴を通して外部に露出する領域の絶縁性を高める凹状部分には、絶縁性物質が被着されているので、該抜取穴に由来する電動モータの電気的性能の低下がさらに的確に防止できるようになる。
請求項5に記載の発明は、各相を構成するコイルと、該コイルが巻回されたステータコアに包囲されたロータとを備えた電動モータにおいて、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のバスバー構造体を、前記コイルとステータコアとを絶縁するとともに外部の制御回路等との電気的接続を中継するためのバスバー一体型インシュレータとして備えていること、を要旨とする。
同構成によれば、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のバスバー構造体をバスバー一体型インシュレータとして備えているので、電動モータとしての電気的性能が高められ、さらに特に自動車用途として用いる場合に信頼性が高められるようになる。
本発明のバスバー構造体によれば、成形用金型の所定位置にバスバーを支持固定するための支持ピンが抜き取られて樹脂部分に形成される抜取穴に由来する電動モータの電気的性能の低下が的確に防止できるようになる。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。
図1(a)に示すように、本実施形態のバスバー一体型インシュレータ14aは、電動モータ1に備えられるものであり、この電動モータ1は、同図に示すように、自動車のトランスミッションのアイドルストップ時に低下する油圧を補助するための電動オイルポンプ50に使用されている。
該電動オイルポンプ50は、図1(a)を参照して、油(流体)を吸引・吐出するポンプ部2と、該ポンプ部2を駆動する電動モータ1とを一体的に備えている。そして、このポンプ部2は、有底筒状のポンプハウジング20と該ポンプハウジング20の端部を閉塞するポンププレート23とにより形成されるポンプ室24内に収容されており、電動モータ1は、ポンプハウジング20に連通一体化されたモータハウジング11に収容されている。
前記ポンプ部2は、内接型ギアポンプを構成しており、内接歯を有するアウターロータ21と該アウターロータ21と噛み合わされる外接歯を有するインナーロータ22とを備えている。
前記電動モータ1は、図1(a)及び図1(b)に示すように、第1及び第2転がり軸受4,5によってそれぞれポンプハウジング20及びモータハウジング11に回転自在に支持されたモータロータ12と、該モータロータ12を包囲する筒状のステータコア13と、該ステータコア13に巻回された6個(複数)のコイル13b,…とを備えている。この電動モータ1は、3相のブラシレスDCモータを構成しており、対向した3組のコイル13b,13b、…は、U相、V相、W相を構成している。尚、図1(a)に示すモータロータ12の外周には、筒状のマグネット12aが固設されている。
また、本実施形態の電動オイルポンプ50では、図1(a)を参照して、モータハウジング11の底部11cに、電動モータ1のモータロータ12の回転を制御するための制御基板9が取り付けられている。該制御基板9は、その制御回路上のコイルやコンデンサ等の電子部品9aとともにコントローラ収容部9bに収容密閉されている。
そして、該電動オイルポンプ50においては、前記モータロータ12の端部がインナーロータ22を軸支することで、当該モータロータ12の回転に伴い、インナーロータ22が回転駆動され、アウターロータ21と協働して油を吸入・吐出するようにされている。
本実施形態のバスバー一体型インシュレータ14aは、図1(a)に示すように、前記電動モータ1において、ステータコア13に軸方向右側(制御基板9側)から嵌め込まれており、同ステータコア13に軸方向左側から嵌め込まれたインシュレータ14bとペアとなって、前記各コイル13b,…とステータコア13とを絶縁するようにされている。ここで、各インシュレータ14a,14bには、それぞれPPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂(絶縁物質)が使用されている。
該バスバー一体型インシュレータ14aは、図1(b)及び図2に示すように、全体として筒状に形成されており、環状部15と、該環状部15から径方向内方に突出するようにされ、前述したU、V、W相の3相構造に対応してステータコア13の各ティース部13a,…に嵌合される6個(複数)の嵌合部15a,…とを備えている。そして、このバスバー一体型インシュレータ14aでは、前記コイル13b同士、又は、各相を構成するコイル13b,…と前記制御基板9とを電気的に接続するべく、4個(複数)のバスバー16,17,18,19(それぞれ、各コイル13b,…の端部と接続されるバスバー端子16t〜19tを有している。)が、前記した樹脂にバスバー端子16t〜19t部分以外を埋没させ、且つ、前記環状部15に沿って円状に配列された状態で、射出成形の一形態であるインモールド成形により一体成形されている。
また、前記バスバー一体型インシュレータ14aの環状部15には、図1(a)、図1(b)、図2、及び図3を参照して、前記制御基板9に向けて突出して4箇所(複数)の突出部15p1〜15p4が形成されている。そして、それらの内の突出部15p1には、一対のナット15n,15nがインモールド成形により埋設され、各突出部15p2〜15p4には、それぞれ1個のナット15nが同成形により埋設されている。そして、これら各ナット15n,…には、それぞれボルト100,…が制御基板9を挿通して螺合されている(図1(a)参照)。これにより当該制御基板9がバスバー一体型インシュレータ14aに前記突出部15p1〜15p4にて保持されるとともに、該制御基板9に備えられた制御回路と前記バスバー17〜19とが電気的に接続されるようになっている(バスバー16は共通電極として機能し、制御基板9上の制御回路とは直接には接続されない)。そして、これによって前記制御回路によって制御された駆動電流が各バスバー17〜19を介してU,V,W各相を構成する三組のコイル13b,13b、…に供給され、電動モータ1が駆動制御されるようになっている。
詳しくは、図1(b)、図2、及び図3に示すバスバー17〜19には、それぞれ、リング状部107,108,109が一体的に備えられている。そして、前記各ボルト100,…によって、制御基板9と、リング状部107,108,109と、ナット15n,…とが互いに面接触した状態で螺合固定されることで、前記コイル13b,…と制御基板9に形成された制御回路とが各バスバー17〜19を介して電気的に接続される。
本実施形態のバスバー一体型インシュレータ14aの環状部15には、さらに図2及び図3に示すように、当該インシュレータ14aの成形時に前記各バスバー17〜19を成形用金型の所定位置に支持固定させるべく、当該インシュレータ14aの樹脂部分に配置される支持ピンが成形後に抜き取られることで形成された7個(複数)の抜取穴15h1〜15h7が、突出部15p1の近傍の抜取穴15h1を起点として、順次、反時計周りに形成されている。ここで、前記抜取穴15h1は、前記突出部15p2の近傍に形成され、抜取穴15h2は、前記突出部15p2と突出部15p3の中点近傍に形成され、抜取穴15h3は、前記突出部15p3の近傍に形成され、抜取穴15h4,15h5は、前記突出部15p4の近傍に形成され、抜取穴15h6,15h7は、前記突出部15p1の近傍に形成されている。尚、抜取穴15h8,15h9は、前記突出部15p1においてバスバー18,17の間に径方向に沿ってこの順で形成されている。
さらに詳しくは、図3において、前記抜取穴15h1〜15h3は、前記インシュレータ14aの成形時にバスバー16を支持固定させるべく配置された支持ピンが成形後に抜き取られることで形成され、以下同様に、抜取穴15h4,15h5は、同成形時にバスバー19を支持固定させるべく配置された支持ピンが抜き取られることで形成され、抜取穴15h6,15h7は、同成形時にバスバー18,17を支持固定させるべく配置された支持ピンが抜き取られることで形成されている。尚、図2及び図3を参照して、バスバー18,17の間に形成されている抜取穴15h8,15h9は、前記インシュレータ14aの成形時に両バスバー18,17同士の電気的接触を防止するべく成形用金型に配設された介在ピンの抜き取り痕に形成されたものであり、前記した各バスバーを成形用金型に支持固定させるための支持ピンの抜き取り痕に形成されたものではない。
本実施形態において、前記バスバー16〜19は、長尺の金属材料からなる板材(純銅にスズめっきを施した板材)が平板状態からプレス加工により打ち抜き、その後、曲げ加工によって厚さ方向に折り曲げることで、所定形状に賦形されたものである。ここで、バスバー16は3個のバスバー端子16t,…を備えており、最も長尺に、且つ、略円弧状に形成されている。
そして、本実施形態のバスバー一体型インシュレータ14aにおいては、図2、図3、及び図4(a)を参照して、前記バスバー16を成形用金型に支持固定させるための支持ピンが抜き取られ、樹脂部分の一部としての環状部15に形成された前記抜取穴15h1〜15h3を通して当該バスバー16と外部の導電部材としてのステータコア13との間に生じる放電を回避すべく、前記各抜取穴15h1〜15h3を通して外部に露出する領域(例えば、図3,図4(a)の各一部拡大図α,βに示す露出領域16e2)が当該抜取穴15h1〜15h3の形成された樹脂部表面16sから深く位置するように形成されている点に特徴を有する。
詳しくは、該バスバー16は、前記抜取穴15h1〜15h3を通して外部に露出する露出領域16e1〜16e3を含む部分において、当該抜取穴15h1〜15h3の形成された樹脂部表面16sに対して凹んだ形状に形成されている。
さらに具体的には、バスバー16においては、図4(a)の一部拡大図βを参照して、前記露出領域16e2は、樹脂部表面16sから該表面16sに接するステータコア13との間に生じる放電を回避し得る距離d2[mm](=1.5mm程度)だけ離間するように、その厚さ方向と直交する方向にコ字形状とされた部分において存在している。換言すれば、バスバー16は、抜取穴15h1〜15h3を通して外部に露出する露出領域16e1〜16e3を含ませるように、その厚さ方向と直交する方向に角張ったU字形状に形成され、ステータコア13とバスバー16との間に絶縁性を持たせる空間が確保されている。
本実施形態では、図2及び図4(a)を参照して、バスバー16の前記各凹状部分を、前記抜取穴15h1,15h2,15h3に対応させ、それぞれ凹状部分16b1,16b2,16b3と称することとする(ここで、各凹状部分16b1〜16b3の段差は各々1mm程度である)。
尚、図4(a)中の一部拡大図βにおいて、仮想線(一点鎖線)で示す従来例のバスバー116では、その露出領域が樹脂部表面16sから離間する距離はd1[mm](=0.5mm程度)であり、この距離では、JIS_C4203の耐電圧試験において放電が生じる閾値となる距離dth[mm](=1mm程度)未満(d1<dth)となり(一般に放電による絶縁破壊は導体間に介在する空気層の厚さが厚い程、生じ難くなる。)、該耐電圧試験に不合格となってしまう。これに対し、本実施形態のバスバー16では、前述のように、樹脂部表面16sから距離d2[mm]だけ離間しており、d2>dthであって、該耐電圧試験をパスできるようにされている。
また、図3及び図4(b)を参照して、前記バスバー19においては、抜取穴15h4,15h5を通した露出領域19e1,19e2が樹脂部表面16sから離間する距離はいずれも前記閾値dthよりも長いd3[mm](d3>dth)であり、そのままでJIS_C4203の耐電圧試験を合格できるようにされている。さらに、図3及び図4(c)を参照して、前記バスバー18,17についても同様に、抜取穴15h6,15h7を通した露出領域18e1,17e1が樹脂部表面16sから離間する距離はいずれも前記閾値dthよりも長いd4[mm](d4>dth)であり、そのままで前記耐電圧試験を合格できるようにされている。
本実施形態のバスバー一体型インシュレータ14aは、以上のように構成され、複数のバスバー17〜19を成形用金型の所定位置に支持固定させる複数の円柱形状の支持ピンを成形用金型の所定部位に配設するとともに、前記バスバー17,18間に介在するように、一対の棒状体からなる介在ピンを成形用金型に配設し、インモールド成形を用いて各バスバー17〜19をPPS樹脂と一体成形することで製造する。
即ち、予め、各バスバー16〜19を、長尺の金属材料からなる板材(純銅にスズめっきを施した板材)を使用し、平板状態からプレス加工により打ち抜き、その後、曲げ加工によって厚さ方向に折り曲げることで、所定形状に賦形しておく(図2参照)。ここで、該プレス加工により、バスバー16のその他部分とともに、前記凹状部分16b1,16b2,16b3が形成される。
そして、先ず、図5(a)に示すように、バスバー16を、他のバスバー17〜19(図5(a)〜(c)では図示省略)とともに、固定金型31と該固定金型31に対して型締め、型開き可能な可動金型32によって形成されたキャビティー32c内の所定位置に配置し、その後、両金型31,32を型締めする(バスバー配置工程)。
ここで、前記バスバー16については、その凹状部分16b1〜16b3にて、固定金型31及び可動金型32の各所定部位にそれぞれ嵌合固定(配設)した複数対の支持ピンpf,pf、…により各々挟み込んで当該固定金型31に位置決め支持固定させる。
次に、図5(b)に示すように、各バスバー16〜19が配置されたキャビティー32c内に、図示しない複数のゲートから溶融樹脂15rを充填する(樹脂充填工程)。
ここでは、前述のバスバー配置工程において、前記バスバー16は、その凹状部分16b1〜16b3にて前記支持ピンpf,pfにより各々挟み込まれてキャビティー32c内の所定位置に固定されている。このため、各抜取穴15h1〜15h3を通して外部に露出する領域(露出領域16e1〜16e3;固定金型31に配設された支持ピンpfの先端が当接する部分)が当該抜取穴15h1〜15h3の形成された樹脂部表面16sから深く位置するようになる。
その後、図5(c)に示すように、充填された溶融樹脂15rを固化させて当該固化樹脂により、各バスバー16〜19を成形物の所定位置に固定し(図2参照)、その後、前記両金型31,32を型開きする(バスバー固定工程)。
ここでは、両金型31,32の型開き時に可動金型32の移動とともに支持ピンpf,…を移動させ、成形物(固化樹脂)から抜き取り、その後、固定金型31から成形物であるバスバー一体型インシュレータ14aを取り出し、完成品とする。すると、得られるバスバー一体型インシュレータ14aの環状部15において、複数対の支持ピンpf,pf、…の抜き取りにより抜取穴15h1〜15h7が形成される。
尚、本実施形態において、バスバー16において、少なくとも前記凹状部分16b1〜16b3には、それぞれシリコーン系被膜(液状パッキン)を被着することができる。この場合、該シリコーン系被膜は、例えば、シリコーン系接着剤を当該凹状部分16b1〜16b3に塗布し、その後乾燥固化させることで形成することができる。これにより、前記抜取穴15h1〜15h3に由来する電動モータ1の電気的性能の低下がさらに的確に防止できるようになる。
以上、本実施形態のバスバー一体型インシュレータ14a(バスバー構造体)によれば、以下のような作用・効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、支持ピンpf,…が抜き取られて樹脂部分に形成される抜取穴15h1〜15h3を通してバスバー16とステータコア13との間に生じる放電を回避すべく、当該バスバー16において抜取穴15h1〜15h3を通して外部に露出する露出領域16e1〜16e3が前記凹状部分16b1〜16b3によって当該抜取穴15h1〜15h3の形成された樹脂部表面16sから深く位置するように形成されている。このため、該抜取穴15h1〜15h3に由来する電動モータ1の電気的性能の低下が効果的に防止できるようになる。
(2)本実施形態では、バスバー16において、支持ピンpf,…が抜き取られて樹脂部分に形成される抜取穴15h1〜15h3を通して外部に露出する領域(露出領域16e1〜16e3)が、各抜取穴15h1〜15h3の形成された樹脂部表面16sに対して凹んだ凹状部分16b1〜16b3に形成されている。このため、該抜取穴15h1〜15h3に由来する電動モータ1の電気的性能の低下が効果的に防止できる構造を、製造の容易な簡単な構成で実現できる。さらに、バスバー16をバスバー一体型インシュレータ14aの樹脂部分に沿わせて複雑に配置する必要がある場合でも、当該バスバー16の一部を前記放電現象を回避できる凹状部分16b1〜16b3とすることのみで、狭隘なスペースを通して多様なパターンで取り回すことが可能となる。
(3)本実施形態では、バスバー16が、塑性加工の一種であるプレス加工により成形されたものであって、且つ、各抜取穴15h1〜15h3の形成された樹脂部表面16sに対して凹んだ凹状部分16b1〜16b3が当該プレス加工時に形成されたものである。このため、該抜取穴15h1〜15h3に由来する電気的性能の低下が的確に防止できる構造を、プレス加工によって容易に製造することができる。
(4)電動モータ1がバスバー一体型インシュレータ14aを備えているので、電動モータ1としての電気的性能が高められ、さらに特に自動車用途として用いる場合に信頼性が高められるようになる。
尚、上記実施形態は以下のように変形してもよい。
・上記実施形態では、バスバー一体型インシュレータ14aにおいて、バスバー16とステータコア13との間に生じ、その絶縁性能を低下させる放電を回避するためにバスバー16の一部を厚さ方向と直交する方向にコ字形状(角張ったU字形状)に凹んだ形状である凹状部分16b1〜16b3に形成した。しかし、本発明の技術的思想はこれに限られず、当該放電を回避できる形状であれば、その他の形状、例えば、U字形状、円弧形状、更には凹状等の切り欠き等であってもよいし、厚さ方向と直交する方向ではなく、厚さ方向(と平行な方向)に形成されていてもよい。
・上記実施形態では、バスバー一体型インシュレータ14aを電動モータ1を自動車のトランスミッションにおいて、アイドルストップ時に低下する油圧を補助するための電動オイルポンプ50に使用した。しかし、それ以外にも、電動パワーステアリング装置の操舵補助用の電動モータ等の他の自動車用途に用いたり、自動車用途以外の用途、例えば、各種電気機器等に用いたりすることも勿論可能である。
・上記実施形態では、各バスバー16〜19を、純銅にスズめっきを施した板材を用いてプレス加工及び曲げ加工により所定の形状に賦形した。しかし、これに限られず、その他の金属材料、フレキシブルな加工性能と充分な機械的強度を有するとともに錆びにも強い、例えばアルミニウム合金等の金属材料を用い、その他の機械工作法、例えば、鋳造法や、プレス加工と同じ塑性加工の一種である鍛造法により形成することができることは言うまでもない。
・上記実施形態では、バスバー一体型インシュレータ14aの環状部15の抜取穴h1〜h3を通して外部に露出するバスバー16の露出領域16e1〜16e3を当該抜取穴h1〜h3の形成された樹脂部表面16sから凹状部分16b1〜16b3によって深く位置させるようにした。しかしこれに限られず、そのような外部に直接露出する領域は、例えば、薄い樹脂膜を介在させて外部に近接する領域であってもよい。
さらに、前記した実施形態及び変形例より把握できる技術的思想について以下に記載する。
○自動車のトランスミッションにおいて、アイドルストップ時に低下する油圧を補助するための電動オイルポンプであって、油を吸入・吐出するポンプ部と、該ポンプ部を回転駆動する電動モータとが一体化されてなり、前記電動モータとして請求項5に記載の電動モータを用いたことを特徴とする電動オイルポンプ。同構成によれば、自動車のトランスミッションにおいて、アイドルストップ時に低下する油圧を補助する電動オイルポンプにおける電動モータの電気的性能(絶縁性能・耐電圧性能)が高められる結果、自動車用途の電動オイルポンプとしての信頼性が高められるようになる。
(a)は、本発明の実施形態に係る電動オイルポンプの要部を示す軸方向断面図、(b)は、同実施形態に係るインシュレータ部分(ステータコア、コイル、及びバスバーを含む)の端面図。 本発明の実施形態に係るバスバー一体型インシュレータの構造を示す斜視図。 本発明の実施形態に係るバスバー一体型インシュレータの底面から観た端面図(αは抜取穴部分の拡大図)。 (a)は、図3のa1方向から観たバスバー一体型インシュレータの正面図(βは抜取穴部分の拡大図)、(b)は、同じくa2方向から観た正面図、(c)は、同じくa3方向から観た正面図。 本発明の実施形態に係るバスバー一体型インシュレータの製造工程を示す工程図であり、(a)は、固定金型と可動金型とが型締めされた状態を示す図、(b)は、成形用金型のキャビティー内に溶融樹脂が充填された状態を示す図、(c)は、溶融樹脂の固化後に固定金型と可動金型が型開きされ、成形物が取り出されるとともに、両金型に固定された支持ピンが成形物から抜き取られる状態を示す図。
符号の説明
pf…支持ピン、1…電動モータ、13…ステータコア、14a…バスバー一体型インシュレータ(バスバー構造体)、15…(バスバー一体型インシュレータの)環状部分、15r…溶融樹脂、15h1〜15h9…抜取穴、16〜19,116…バスバー、16b1〜16b3…凹状部分、16e1〜16e3…露出領域、31…固定金型、32…可動金型、32c…キャビティー、50…電動オイルポンプ。

Claims (5)

  1. 複数のバスバーと樹脂とが一体成形されてなるバスバー構造体であって、
    該構造体の成形時に前記各バスバーを成形用金型の所定位置に支持固定させるべく当該構造体の樹脂部分に配置された支持ピンが成形後に抜き取られることで該樹脂部分に抜取穴が形成され、
    前記抜取穴を通して前記バスバーと外部の導電部材との間に生じる放電を回避すべく、前記バスバーは、前記抜取穴を通して外部に露出する領域が当該抜取穴の形成された樹脂部表面から深く位置するように形成されていることを特徴とするバスバー構造体。
  2. 請求項1に記載のバスバー構造体において、
    前記バスバーは、前記抜取穴を通して外部に露出する領域が当該抜取穴の形成された樹脂部表面から深く位置するように、該樹脂部表面に対して凹んだ凹状部分を有するバスバー構造体。
  3. 請求項2に記載のバスバー構造体において、
    前記バスバーが、プレス加工により成形されたものであって、且つ、前記凹状部分が当該プレス加工時に形成されたものであるバスバー構造体。
  4. 請求項2又は請求項3に記載のバスバー構造体において、
    前記バスバーにおいて、少なくとも前記凹状部分には、絶縁性物質が被着されているバスバー構造体。
  5. 各相を構成するコイルと、該コイルが巻回されたステータコアに包囲されたロータとを備えた電動モータにおいて、
    請求項1〜請求項4のいずれかに記載のバスバー構造体を、前記コイルとステータコアとを絶縁するとともに外部の制御回路等との電気的接続を中継するためのバスバー一体型インシュレータとして備えていることを特徴とする電動モータ。
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