JP2009027284A - 圧電セラミック素体 - Google Patents
圧電セラミック素体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009027284A JP2009027284A JP2007186313A JP2007186313A JP2009027284A JP 2009027284 A JP2009027284 A JP 2009027284A JP 2007186313 A JP2007186313 A JP 2007186313A JP 2007186313 A JP2007186313 A JP 2007186313A JP 2009027284 A JP2009027284 A JP 2009027284A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- piezoelectric element
- piezoelectric
- element assembly
- polarized
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Abstract
【課題】従来の実施の形態に関わる圧電素体について、分極するとき近接する部分の電極からスパークが生じ圧電素体に亀裂が発生する問題がある。このため分極時の歩留まりが下がったり印加電圧を下げ分極時間が長くなるため生産性が下がるためコストを上がる。更にスパークを抑えるため電極間の距離をあける事が必要で性能を下げてしまっている。
【解決手段】電極が近接する部分の形状を丸みをもたせた平行なギャップを設ける事で分極時の先端放電現象を抑え、スパークしにくくし圧電素体に亀裂が発生することを防止する。
【選択図】 図1
【解決手段】電極が近接する部分の形状を丸みをもたせた平行なギャップを設ける事で分極時の先端放電現象を抑え、スパークしにくくし圧電素体に亀裂が発生することを防止する。
【選択図】 図1
Description
片面または両面に電極を設けた圧電体に関するものであり、圧電式振動子、超音波探触子や超音波センサ等に使用される圧電素体に関するものである。
従来の実施の形態に関わる圧電素体において、片面の電極を側面や内部を経てもう一方の電極に折り返して設置し、これらに高電圧を印加して分極が施されている。この圧電素体に電気信号を加える事で電歪が発生し機械的応力が発生しこれを用いて超音波探触子や超音波センサ等に使用されている。超音波探触子や超音波センサ等に使用される場合、貼り合わせを行っても片側から半田付け等により電気接続をとれるという利点があるため折り返し電極の圧電素体が使用される。
図4は、従来の実施の形態に関わる圧電素体の電極の形状例を示す。図4において圧電セラミック1からなるに銀等からなる電極2、そのもう一方の面の電極3、電極4,また側面に電極5が焼き付け等により設けられている。電極3の面に設けられた電極4は側面の電極5により電極2と電気的に接続されている。電極3は電極2、電極4、電極5と絶縁状態にある。圧電素体の分極のため絶縁油等に浸漬した状態で電極3と電極2、電極4、電極5に直流の高電圧を印加するが先端放電現象が起こりやすい6の角部分よりスパークし圧電素体に亀裂が発生する問題がある。
特開平06-085345
一ノ瀬 昇 氏 「圧電セラミックス新技術」 日本電子材料工業会 1991年
図4は、従来の実施の形態に関わる圧電素体の電極の形状例を示す。図4において圧電セラミック1からなるに銀等からなる電極2、そのもう一方の面の電極3、電極4,また側面に電極5が焼き付け等により設けられている。電極3の面に設けられた電極4は側面の電極5により電極2と電気的に接続されている。電極3は電極2、電極4、電極5と絶縁状態にある。圧電素体の分極のため絶縁油等に浸漬した状態で電極3と電極2、電極4、電極5に直流の高電圧を印加するが先端放電現象が起こりやすい6の角部分よりスパークし圧電素体に亀裂が発生する問題がある。
分極するときスパークが生じ圧電素体に亀裂が発生する問題がある。またスパーク対策の為、電極間の距離をあけると圧電素体としての有効面積が小さくなり特性が下がってしまう。
近接する電極形状を丸みをもたせた平行なギャップとし先端放電現象を発生しにくくしてスパークを抑える。
分極時のスパークが発生しにくくなるため歩留まりが改善できる他、高い電圧が印加できるようになるため短時間で分極することができる。
本発明は、圧電素体の生産時の歩留まりがあがり、短時間で分極できるため生産性を高め、コストを下げる事ができる。
図1は本発明の実施の形態に関わる圧電素体の電極の形状例を示す。図1において圧電セラミック1からなる円盤状板に銀等からなる電極2、そのもう一方の面の電極3、電極4,また側面に電極5が焼き付け等により設けられている。電極3の面に設けられた電極4は側面の電極5により電極2と電気的に接続されている。電極3は電極2、電極4、電極5と絶縁状態にある。電極3と電極4に近接する部分の形状を丸みをもたせた平行なギャップを設け分極時のスパークが発生し圧電素体に亀裂が発生することを防止する。
図2は本発明の別の実施の形態に関わる圧電素体の電極の形状例を示す。図2において圧電セラミック1からなる円盤状板に銀等からなる電極2、そのもう一方の面の電極3、電極4,また側面に電極5が焼き付け等により設けられている。電極3の面に設けられた電極4は側面の電極5により電極2と電気的に接続されている。電極3は電極2、電極4、電極5と絶縁状態にある。電極3と電極4が近接する部分の形状を丸みをもたせた平行なギャップを設け分極時のスパークが発生し圧電素体に亀裂が発生することを防止する。
図3は本発明の別の実施の形態に関わる圧電素体の電極の形状例を示す。図3において圧電セラミック1からなる円盤状板に銀等からなる電極2、そのもう一方の面の電極3、電極4,また側面に電極5が焼き付け等により設けられている。電極3の面に設けられた電極4は側面の電極5により電極2と電気的に接続されている。このとき電極5は側面全周設ける場合もある。電極3は電極2、電極4、電極5と絶縁状態にある。電極3と電極4が近接する部分の形状を丸みをもたせた平行なギャップを設け分極時のスパークが発生し圧電素体に亀裂が発生することを防止する。
図2は本発明の別の実施の形態に関わる圧電素体の電極の形状例を示す。図2において圧電セラミック1からなる円盤状板に銀等からなる電極2、そのもう一方の面の電極3、電極4,また側面に電極5が焼き付け等により設けられている。電極3の面に設けられた電極4は側面の電極5により電極2と電気的に接続されている。電極3は電極2、電極4、電極5と絶縁状態にある。電極3と電極4が近接する部分の形状を丸みをもたせた平行なギャップを設け分極時のスパークが発生し圧電素体に亀裂が発生することを防止する。
図3は本発明の別の実施の形態に関わる圧電素体の電極の形状例を示す。図3において圧電セラミック1からなる円盤状板に銀等からなる電極2、そのもう一方の面の電極3、電極4,また側面に電極5が焼き付け等により設けられている。電極3の面に設けられた電極4は側面の電極5により電極2と電気的に接続されている。このとき電極5は側面全周設ける場合もある。電極3は電極2、電極4、電極5と絶縁状態にある。電極3と電極4が近接する部分の形状を丸みをもたせた平行なギャップを設け分極時のスパークが発生し圧電素体に亀裂が発生することを防止する。
本発明は、圧電式振動子、超音波探触子や超音波センサ等に使用される圧電素体に適用できる。
1 圧電セラミック
2 電極
3 電極
4 電極
5 電極
6 先端放電現象が発生しやすい場所
2 電極
3 電極
4 電極
5 電極
6 先端放電現象が発生しやすい場所
Claims (1)
- 近接する電極を丸みをもたせた平行なギャップを設けた形状にして分極性を向上させたことを特徴とする圧電素体
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007186313A JP2009027284A (ja) | 2007-07-17 | 2007-07-17 | 圧電セラミック素体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007186313A JP2009027284A (ja) | 2007-07-17 | 2007-07-17 | 圧電セラミック素体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009027284A true JP2009027284A (ja) | 2009-02-05 |
Family
ID=40398706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007186313A Pending JP2009027284A (ja) | 2007-07-17 | 2007-07-17 | 圧電セラミック素体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009027284A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010090342A1 (ja) | 2009-02-09 | 2010-08-12 | 日本電気株式会社 | カメラ機能付き携帯端末、フラッシュライト制御方法およびフラッシュライト制御プログラム |
US11503392B2 (en) | 2017-11-02 | 2022-11-15 | Denso Corporation | Ultrasonic sensor |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55150600U (ja) * | 1979-04-16 | 1980-10-30 | ||
JPS60251798A (ja) * | 1984-05-29 | 1985-12-12 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | 超音波探触子用圧電振動子 |
JP2006032467A (ja) * | 2004-07-13 | 2006-02-02 | Nec Tokin Corp | 圧電トランス素子およびそれを用いたインバータ |
-
2007
- 2007-07-17 JP JP2007186313A patent/JP2009027284A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55150600U (ja) * | 1979-04-16 | 1980-10-30 | ||
JPS60251798A (ja) * | 1984-05-29 | 1985-12-12 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | 超音波探触子用圧電振動子 |
JP2006032467A (ja) * | 2004-07-13 | 2006-02-02 | Nec Tokin Corp | 圧電トランス素子およびそれを用いたインバータ |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010090342A1 (ja) | 2009-02-09 | 2010-08-12 | 日本電気株式会社 | カメラ機能付き携帯端末、フラッシュライト制御方法およびフラッシュライト制御プログラム |
US11503392B2 (en) | 2017-11-02 | 2022-11-15 | Denso Corporation | Ultrasonic sensor |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11012787B2 (en) | Piezoelectric element, piezoelectric microphone, piezoelectric resonator and method for manufacturing piezoelectric element | |
CN102859597B (zh) | 压电致动器以及驱动装置 | |
US9698333B2 (en) | Piezoelectric element unit and driving device | |
WO2009066507A1 (ja) | 積層セラミック電子部品 | |
JP2016518739A5 (ja) | ||
US9935609B2 (en) | Piezoelectric component | |
WO2017082104A1 (ja) | 圧電たわみセンサ | |
WO2014104110A1 (ja) | 圧電部品 | |
US9299909B2 (en) | Piezoelectric multilayer component and method for producing the same | |
JP2009027284A (ja) | 圧電セラミック素体 | |
JP2014150333A (ja) | 圧電部品 | |
JP2005108989A (ja) | 積層型圧電素子とその製造方法 | |
JP2007264095A (ja) | 振動板及び振動波駆動装置 | |
JP2011139233A (ja) | 音叉型屈曲水晶振動素子 | |
JP5586248B2 (ja) | 圧電積層部品 | |
JP2019040948A (ja) | 積層型圧電素子 | |
JP2007089003A (ja) | 圧電部品 | |
CN106301278B (zh) | 弹性波装置 | |
JP2002357490A (ja) | 圧電歪みセンサとこの製造方法及びそれを用いた電子機器 | |
JP6082002B2 (ja) | 積層型圧電素子 | |
JP2010103250A (ja) | 圧電アクチュエータ | |
JP6898167B2 (ja) | 積層型圧電素子 | |
JP2008264699A (ja) | 振動子 | |
JP2005278390A (ja) | 超音波振動子 | |
JP2020205370A (ja) | 圧電素子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100713 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120409 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120508 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20121016 |