JP2009027231A - 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム Download PDF

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高志 齋藤
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Abstract

【課題】著作物の不正コピーを抑制することが可能な画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】入力データを識別する識別情報を検出する識別情報検出手段と、識別情報検出手段により検出された識別情報に基づき入力データを複写抑制データと合成するか否かを判定する判定手段と、判定手段が複写抑制データを合成すると判定したとき、入力データと複写抑制データとを合成した出力データを生成する合成処理手段とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像データの不正コピーを抑制する画像形成装置に関する。
近年のデジタルカラー複合機などの画像形成装置では、その画像処理技術及び画像形成技術の向上により、原本と同質のデータの複製を容易に生成することができる。
このため画像形成装置において、例えば紙原稿が著作物である場合などには、不正なコピーを抑制するために複写を禁止したり、正確な複写を行わないようにするなど、複写を制限する機能が求められている。このような複写の制限の係る技術として、例えば特許文献1には、種々の電子透かし方式に対して効率的に著作権の保護等を行う情報処理システム、情報処理装置、媒体、情報処理方法及びそれらを実施するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能に記憶した記憶媒体が記載されている。
特開2002−359737号公報
しかしながら特許文献1記載の発明では、電子データに埋め込まれた電子透かしは、電子すかしの復元機能を有する画像形成装置においてのみ復元されるため、この復元機能を有していない汎用の画像形成装置に適用では著作物の不正コピーを抑制することができない。
本発明は、上記の事情を鑑みてこれを解決すべくなされたものであり、著作物の不正コピーを抑制することが可能な画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラムを提供することを目的とするものである。
本発明は、上記目的を達成するために、以下の如き構成とした。
本発明の画像形成装置は、入力データを識別する識別情報を検出する識別情報検出手段と、前記識別情報検出手段により検出された識別情報に基づき、前記入力データを複写抑制データと合成するか否かを判定する判定手段と、前記入力データと前記複写抑制データとを合成する合成処理手段とを有する構成とすることができる。
係る構成によれば、著作物の不正コピーを抑制することができる。
また前記複写抑制データは、地紋データ及び/又は前記入力データの複写が許可されたことを示す複写許可データである構成とした。
係る構成によれば、複写許可データにより、正規のコピーであることを認識でき、かつ地紋データにより不正コピーを抑制することができる。
また前記合成処理手段は、前記入力データに地紋データを合成する地紋データ合成手段と、前記入力データに複写許可データを合成する複写許可データ合成手段とを有する構成とすることができる。
また前記判定手段は、前記複写抑制データが合成される対象となる入力データの識別情報が格納されたデータベースを参照する参照手段と、前記識別情報検出手段により検出された識別情報と、前記データベースに格納された識別情報とを照合する照合手段とを有する構成とすることができる。
また前記地紋データ合成手段は、前記地紋データが前記複写許可データと重畳するように前記地紋データを合成する構成とすることができる。
また本発明の画像形成装置は、当該画像形成装置の処理に係る履歴情報を取得する履歴情報取得手段を有し、前記地紋データ合成手段は、前記履歴情報取得手段により取得された前記履歴情報が埋め込まれた前記地紋データを合成する構成とすることができる。
また前記識別情報は、前記入力データにおける著作権の有無を識別するための識別情報としても良い。
本発明の画像形成方法は、入力データを識別する識別情報を検出する識別情報検出手順と、前記識別情報検出手順により検出された識別情報に基づき、前記入力データを複写抑制データと合成するか否かを判定する判定手順と、前記入力データと前記複写抑制データとを合成する合成処理手順とを有する方法とした。
係る方法によれば、著作物の不正コピーを抑制することができる。
本発明の画像形成プログラムは、演算処理装置と記憶装置とを有する画像形成装置において実行される画像形成プログラムであって、前記演算処理装置に、入力データを識別する識別情報を検出する識別情報検出ステップと、前記識別情報検出ステップにより検出された識別情報に基づき、前記入力データを複写抑制データと合成するか否かを判定する判定ステップと、前記入力データと前記複写抑制データとを合成する合成処理ステップとを実行させるプログラムとした。
係るプログラムによれば、著作物の不正コピーを抑制することができる。
本発明によれば、著作物の不正コピーを抑制することができる。
本発明は、入力データが著作物であると判定されたとき、入力データに地紋データと出力許可データとを合成して出力する。
図1は、本発明の概要を説明する図である。
本発明の画像形成装置100は、ICチップ等に記録された情報を読み取るICチップ読取装置を備えている。画像形成装置100では、入力データとなる原稿に設けられたICチップから読み取った情報を、入力データを識別する識別情報として取得する。本実施形態では例えば書籍10の背表紙などに貼り付けられたICチップ20等がICチップ読取装置に翳されると、ICチップ20に記録された情報が読み出される。このICチップ20には、例えば書籍名や著書名等の書籍を識別するための識別情報が記録されており、この識別情報が入力データの識別情報となる。
画像形成装置100は、例えばICチップ20から読み取った識別情報から、書籍10が著作物であると判定した場合、書籍10内のページの複製を出力する際に地紋30と後述する複写承認スタンプ40(以下、複写許諾証と呼ぶ。)とからなる複写抑制データを入力データ50と合成した印刷物60を出力する。尚入力でデータ50は、例えば書籍10内のページ等の紙原稿をスキャンして電子データとしたものである。地紋30には、不正コピーであることを示すメッセージが埋め込まれており、印刷物60が不正にコピーされた場合にこのメッセージが目視可能に印字される。
このように本発明によれば、入力データ50が著作物である場合には、入力データ50に不正コピーを示すメッセージが埋め込まれた地紋30と複写許諾証40とが合成されて出力することにより、印刷物60の不正なコピーを抑制する。
図2は、本発明の画像形成装置100のハードウェア構成図である。
画像形成装置100は、それぞれバスBで相互に接続されているスキャン装置11、プロッタ装置12、ドライブ装置13、補助記憶装置14、メモリ装置15、演算処理装置16、インターフェース装置17、操作パネル18、ICチップ読取装置19で構成される。
スキャン装置11はスキャナエンジンとエンジン制御部などで構成され、紙原稿をスキャンして画像データとする。プロッタ装置12はプロッタエンジンとエンジン制御部などで構成され、画像データを印刷用紙等の印刷媒体に出力する。インターフェース装置17は、モデム、LANカードなどで構成されており、ネットワークに接続する為に用いられる。操作パネル18は、画像形成装置100の処理に関する操作を行うために用いられる。操作パネル18は、例えばタッチパネルなどの表示機能により実現されても良い。ICチップ読取装置19は、ICチップに記録された情報を読み出す。
本発明の画像形成プログラムは、画像形成装置100を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。画像形成プログラムは例えば記録媒体21の配布やネットワークからのダウンロードなどによって提供される。画像形成プログラムを記録した記録媒体21は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的、電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
また、画像形成プログラムを記録した記録媒体21がドライブ装置13にセットされると、画像形成プログラムは記録媒体21からドライブ装置13を介して補助記憶装置14にインストールされる。ネットワークからダウンロードされた画像形成プログラムは、インターフェース装置17を介して補助記憶装置14にインストールされる。
メモリ装置15は、コンピュータの起動時に補助記憶装置14から画像形成プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置16はメモリ装置15に格納された画像形成プログラムに従って、後述するような各部による各種処理を実現している。
(第一の実施形態)
図3は、第一の実施形態の画像形成装置100の機能構成を説明する図である。本実施形態の画像形成装置100は、入力データの元となる書籍等に付与されたRFID(Radio Frequency IDentification)を入力データの識別情報として取得する。
画像形成装置100は、RFIDを取得するRFID読取装置110、制御部120、データベース130とを有する。
RFID読取装置110は、RFIDを読み取る。RFIDは、例えば図1に示すように書籍に貼り付けられたICチップ20から読み取られても良いし、紙原稿1枚毎に貼り付けられたICチップ20から読み取られても良い。
制御部120は、本発明の画像形成装置100における特徴的な動作の制御を行う。制御部120は、ドライバ121、抑制判定部122、合成処理部123を有する。ドライブ121は、RFID読取装置110の制御を行うドライバである。
抑制判定部122は、データベース参照部122a、照合部122bを有し、RFID読取装置110により読み取られたRFIDが、抑制対象となるRFIDであるか否かを判定する。データベース参照部122aは、データベース130内を参照する。照合部122bは、データベース130内にRFID読取装置110に読み取られたRFIDと一致するRFIDが存在するか否かの照合を行う。
合成処理部123は、入力データと複写抑制データとを合成する処理を行う。本実施形態の複写抑制データとは、後述する地紋データと複写許諾証データとを示す。合成処理部123は、地紋データ合成部124と複写許諾証合成部125とを有する。地紋データ合成部124は、所定の地紋データと入力データとを合成する。地紋データ合成部124の詳細は後述する。複写許諾証合成部125は、複写許諾証データと入力データとを合成する。
データベース130は、抑制対象ID131、地紋データ132、複写許諾証データ133が予め格納されている。抑制対象ID131は、複写の抑制対象となるRFIDである。本実施形態では、著作物であることを示すRFIDを抑制対象となるRFIDとした。本実施形態では、例えばRFIDから読み取った情報に著者名や出版社名などが含まれていた場合に入力データが著作物であるものと見なしても良い。
地紋データ132は、地紋のパターン情報である。本実施形態では、複数パターンの地紋データが格納されていても良く、選択された地紋データ132が入力データと合成されても良い。
複写許諾証データ133は、画像形成装置100から出力される後述の印刷物200が、複写が許可されたものであることを示すデータである。本実施形態の複写許諾証データ133は、例えば印刷物200が複写許可された印刷物であることを示すスタンプなどの画像データである。本実施形態のデータベース130には、例えば書籍の発行元に対応して複数パターンの複写許諾証データ133が格納されていても良い。例えば入力データがA社から発行された著作物である場合、画像形成装置100はA社に対応した複写許諾証データ133が印刷された印刷物200を出力する。尚本実施形態のデータベース130は、例えば補助記憶装置14内に設けられても良いし、画像形成装置100の外部に適切な方法で接続されたハードディスクなどに設けられても良い。
次に図4を参照して本実施形態の画像形成装置100の動作を説明する。図4は第一の実施形態の画像形成装置100の動作を説明するフローチャートである。
ステップS41においてRFID読取装置110により入力データのRFIDを取得すると、ステップS42へ進み、抑制判定部122による判定処理が開始される。尚本実施形態では、RFIDの取得により判定処理を開始しても良いし、RFIDが取得された後、操作パネル18からの判定処理開始指示を受けて判定処理を開始しても良い。
ステップS42において抑制判定部122は、データベース参照部122aによりデータベース130内を参照し、照合部122bによりデータベース130内にステップS41で取得したRFIDと一致するRFIDが存在するか否かの照合を行う。ステップS42に続いてステップS43へ進み、抑制判定部122は、照合の結果、取得したRFIDと一致するRFIDがデータベース130内に存在しない場合、入力データは著作物ではなく抑制対象データではないと判定してステップS46へ進み、入力データを印刷物として出力する。
ステップS43において、抑制判定部122は、照合の結果取得したRFIDと一致するRFIDがデータベース130内に存在する場合、入力データは著作物であり抑制対象データであると判定し、合成処理部123に入力データと複写抑制データとの合成処理を実行させる。
ステップS43に続いてステップS44に進み、合成処理部123は、地紋データ合成部124により入力データと地紋データ132とを合成する。ここで地紋データ合成部124の処理について説明する。
本実施形態では、データベース130内に複数の地紋データ132が格納されている。地紋データ合成部124は、予め選択された地紋データ132をデータベース130から取得し、地紋を形成する。図5は、操作パネル18に地紋の選択画面58が表示された例を示す図である。尚本実施形態では、地紋の選択画面58は画像形成装置100の操作パネル18に表示されるものとしたがこれに限定されない。選択画面58は、画像形成装置100に接続された操作端末において表示されても良い。この場合画像形成装置100は、操作端末において選択された地紋を形成しても良い。
次に地紋の形成について説明する。図6は、第一の実施形態の画像形成装置100から出力される印刷物200を説明する図である。図6(A)は、印刷物200の一例を示す図である。図6(B)は、印刷物200の複写物300の一例を示す図である。
本実施形態の画像処理装置100から出力される印刷物200には、入力データ210と、地紋データ220と複写許諾証データ240とからなる複写抑制データとが合成された出力画像データが形成されている。
地紋データ合成部124は、入力データ210に地紋220を形成する地紋データ132を埋め込む。印刷物200には、入力データ210の背景パターンとして地紋220が形成されている。地紋220は、大きさの異なるドットにより構成されている。大きさの異なるドットとは、画像処理装置100がドットとして認識可能な大きさのドット(以下、大ドット)と、画像処理装置100において認識不可能な大きさのドット(以下、小ドット)である。
図6(A)の印刷物200は、地紋220において、「不正コピーです」なるメッセージ230が大ドットで形成されている場合を示している。この場合印刷物200が一般の画像形成装置で複写された場合、大ドットしか認識しないため、図6(B)に示すように、印刷物200の複写物300では大ドットのみが認識され、入力データ210上にメッセージ230が視認可能に印刷される。尚図6ではメッセージ230が大ドットで形成された例を示したが、印刷物200においてメッセージ230が小ドットで形成されても良い。メッセージ230が小ドットで形成された場合、印刷物200の複写時には小ドットが認識されないため、メッセージ230が白抜きの状態で視認可能となる。
図4に戻って、ステップS44に続いてステップS45に続き、合成処理部123は、複写許諾証合成部125により地紋データ132が埋め込まれた入力データに複写許諾証データ133を埋め込む。
以下に複写許諾証合成部125の処理を説明する。
複写許諾証合成部125は、データベース130から予め設定された複写許諾証データ133を取得し、複写許諾証データ133と地紋が埋め込まれた入力データとを合成する。複写許諾証データ133は、図6(A)に示すように、複写許諾証240として印刷物200に印刷される。
尚本実施形態の複写許諾証合成部125では、データベース130から予め設定された複写許諾証データ133を取得するものとしたが、これに限定されない。本実施形態の複写許諾証合成部125は、例えばステップS41で読み取られたRFIDに対応した複写許諾証データ133をデータベース130内から取得して、合成しても良い。
図4に戻って、ステップS45からステップS46へ進み、画像形成装置100は、入力データに地紋データと複写許諾証データとが合成された出力画像データを印刷物200として出力する。
このように本実施形態によれば、入力データの識別情報に基づき、入力データに地紋データと複写許諾証データを埋め込む合成処理を行う。このため画像形成装置100では、印刷物200の不正な複写を抑制することができる。また本実施形態では、複写許諾証240により印刷物200が原稿の正規の複写物であることを認識させることができ、さらに地紋220により印刷物200の不正な複写を抑止することができる。さらに本実施形態では、汎用の画像形成装置でも対応可能な地紋データを複写抑制データとしているため、汎用の画像形成装置による印刷物200の不正な複写を抑制することができる。よって本実施形態によれば著作物の不正コピーを抑制することができる。
尚本実施形態において、入力データの識別情報をRFIDとしたが、これに限定されない。入力データの識別情報は、例えばバーコード等から取得されても良い。この場合例えばスキャン装置11にバーコードリーダが設けられていることが好ましい。
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第二の実施形態について説明する。第二の実施形態は、第一の実施形態にさらなる機能を追加して改良したものである。よって第二の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点についてのみ説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図7は第二の実施形態の画像形成装置100Aの機能構成図である。画像形成装置100Aは、制御部120A、データベース130Aを有する。
制御部120Aは、第一の実施形態の画像形成装置100の有する各部に加え、合成パターン設定部141、出力面設定部142、出力位置設定部143、出力モード設定部144、履歴情報取得部145、出力完了判定部146、カウント部147を有する。
合成パターン設定部141は、合成処理部123によるデータの合成パターンを設定する。合成パターンの詳細は後述する。
出力面設定部142は、印刷用紙において地紋データ132、複写許諾証データ133を印刷する面を設定する。本実施形態では、出力面設定部142の設定により、例えば地紋データ132は、入力データが印刷される面の裏面に印刷させ、複写許諾証データ133は入力データが印刷される面と同一の面に印刷させる設定などを行うことができる。
出力位置設定部143は、複写許諾証データ133が印刷される位置を設定する。本実施形態の出力位置設定部143では、例えば操作パネル18において選択された任意の位置を複写許諾証データ133の印刷位置として設定しても良い。また本実施形態の出力位置設定部143は、印刷物200における余白を検出し、検出された余白部分に複写許諾証データ133を印刷するように設定しても良い。この場合複写許諾証データ133の印刷位置は、印刷用紙の右下、右上、左下、左上の何れかであっても良い。このように本実施形態によれば、複写許諾証データ133の印刷場所を選択することができる。
出力モード設定部144は、出力画像データの出力モードを設定する。本実施形態の出力モードとは、例えば地紋データ132や複写許諾証データ133をカラーで印刷するカラーモード、入力データの縮小又は拡大を行う変倍モード、入力データ、地紋データ132、複写許諾証データ133を所定のフォーマットにして出力するフォーマットモードなどである。本実施形態では、出力モード設定部144により、出力画像データに対して上記のような各モードを設定することができる。
本実施形態の上記各設定部は、例えば操作パネル18からの設定情報の入力を受けて、画像形成装置100Aに対して各種の設定を行っても良い。
履歴情報取得部145は、画像形成装置100Aにおいて実行された処理の履歴データを取得し、データベース130Aへ格納する。本実施形態の履歴データとは、例えば画像形成装置100Aを使用したユーザのユーザ情報、画像形成装置100Aの装置情報(装置番号など)、出力画像データの出力日時などである。
出力完了判定部146は、画像形成装置100Aから出力画像データの出力が完了したか否かを判定する。より具体的には出力完了判定部146は、画像形成装置100Aから出力画像データが印刷された印刷媒体の出力が完了したか否かを判定する。出力完了判定部146は、例えばプロッタ装置12からの印刷媒体の出力完了を受けて、出力画像データの出力が完了したものと判定しても良い。
カウント部147は、複写抑制データが合成された出力画像データの出力値をカウントする。本実施形態のカウント部147でカウントされる出力値は、複写抑制データが合成された出力画像データが印刷された印刷用紙の枚数の値とした。カウント部147では、出力完了判定部146による出力完了の判定を受けて、出力値をカウントする。
よって本実施形態では、出力画像データが正しく出力されていないのにも関わらず出力値がカウントされることを防止できる。また本実施形態のカウント部147は、複写抑制データが合成された出力画像データの印刷枚数のみを独立してカウントする。すなわち本実施形態では、著作物の印刷枚数のみを独立してカウントすることができる。このため本実施形態では、例えば著作物の印刷に対して課金を行うシステムなどで用いる場合にも好適である。
本実施形態のデータベース130Aには、第一の実施形態のデータベース130に格納された各データに加え、履歴情報取得部145により取得された履歴データ134が格納される。
ここで本実施形態の合成パターン設定部141により設定される合成パターンについて説明する。本実施形態の合成パターン設定部141は、入力データと複写抑制データとの合成パターンの設定を行う。
本実施形態の合成パターンとは、例えば地紋データ132と複写許諾証データ133とを重畳させて入力データと合成するパターン(以下、第一パターン)や、地紋データ132と履歴データ134とを重畳させたデータと、複写許諾証データ134とを入力データに合成するパターン(以下、第二パターン)などがある。
以下に図8、図9を参照して、上記各パターンについて説明する。図8は第二の実施形態の合成パターンを説明する第一の図である。
図8は、合成パターン設定部141において第一パターンが設定されていた場合を示す。図8(A)は、画像形成装置100Aから出力された印刷物200Aの例を示し、図8(B)は、印刷物200Aの複写物300Aの例を示す図である。
合成パターン設定部141により第一パターンが設定されている場合、地紋データ合成部124は、データベース130Aから地紋データ132を取得し、複写許諾証と重畳する位置に地紋が形成されるように、入力データに地紋データ132を埋め込む。尚本実施形態の地紋データ合成部124は、例えば出力位置設定部143において設定された複写許諾証データ133の位置情報を取得し、この位置情報に基づき地紋データ132を埋め込んでも良い。
複写許諾証合成部125は、データベース130Aから複写許諾証データ133を取得し、予め設定された位置に複写許諾証が印刷されるように複写許諾証データ133を入力データへ埋め込む。
図8(A)の印刷物200Aでは、入力データ210には地紋220Aが重畳されず、複写許諾証240Aと地紋220Aとが重畳されている。印刷物200Aでは、地紋220Aは、複写許諾証240Aの背景パターンとなっている。地紋220Aには、大ドットで形成されたメッセージ230A(図8(B)参照)が形成されている。
印刷物200Aを汎用の画像形成装置で複写した場合、地紋220Aにおいて大ドットで形成されたメッセージ230Aが視認可能となる。よって図8(B)に示す複写物300Aでは、メッセージ230Aが印字された複写許諾証240aが印刷される。
このため複写物300Aでは、複写許諾証240aは、複写の許可を示すデータではなくなり、複写物300Aが不正に複写されたものであることがわかる。
図9は、第二の実施形態の合成パターンを説明する第二の図である。
図9は、合成パターン設定部141において第二パターンが設定されていた場合を示す。図9(A)は、画像形成装置100Aから出力された印刷物200Bの例を示し、図9(B)は、印刷物200Bの複写物300Bの例を示す図である。
合成パターン設定部141により第二パターンが設定されている場合、地紋データ合成部124は、データベース130Aから地紋データ132を取得し、履歴情報取得部145により取得した履歴データを地紋データ132に埋め込む。地紋データ合成部124は、履歴データが埋め込まれた地紋データ132を入力データへ埋め込む。
複写許諾証合成部125は、データベース130Aから複写許諾証データ133を取得し、地紋データ132が埋め込まれた入力データに複写許諾証データ133を埋め込む。
図9(A)に示す印刷物200Bでは、入力データ210に地紋220Bと複写許諾証240Bが形成されている。印刷物200Bの地紋220Bには、小ドットで形成された背景パターンと、大ドットで形成されたメッセージ230Bと、大ドットで形成された履歴230bとが形成されている。本実施形態の印刷物200Bでは、履歴230bは、例えば印刷物200Bが出力された日付と印刷物200Bを印刷したユーザIDとした。
図9(B)に示す複写物300Bでは、地紋220Bにおいて大ドットで形成されたメッセージ230Bと履歴230bとが、入力データ210と重畳して視認可能に印字される。このため複写物300Bが不正に複写されたものであることがわかる。
また図9に示す例では、地紋220Bに履歴230bが埋め込まれているため、複写物300Bから不正に複写された印刷物200Bを特定することができる。よって例えば不正な複写物が出回った場合でも、漏洩した情報(印刷物)を特定することができる。
このように本実施形態の画像形成装置100Aでは、印刷物200A、200Bの不正な複写を抑制することができる。また本実施形態では、本実施形態では、複写許諾証240A、240Bにより印刷物200A、200Bが原稿の正規の複写物であることを認識させることができ、さらに地紋220A、220Bにより印刷物200A、200Bの不正な複写を抑止することができる。さらに本実施形態では、汎用の画像形成装置でも対応可能な地紋データを複写抑制データとしているため、汎用の画像形成装置による印刷物200A、200Bの不正な複写を抑制することができる。よって本実施形態によれば著作物の不正コピーを抑制することができる。
また本実施形態によれば、地紋データ132と複写許諾証データ133との合成パターンを設定することができる。さらに本実施形態によれば、地紋データ132の印刷面、複写許諾証データ133の印刷位置、出力モードを設定することができる。よって本実施形態では、画像形成装置100Aの設置環境や利用形態に合わせて各種の設定を行うことができる。
ここで図10を参照して第二の実施形態の変形例について説明する。
図10では、画像形成装置100Aの変形例である画像形成装置100Bがネットワーク400を介してコンテンツ提供サーバ500と接続されて構成されたシステム600を示している。
画像形成装置100Bは、画像形成装置100Aにコンテンツ識別情報取得部150、ダウンロード部160を設けたものである。
コンテンツ識別情報取得部150は、コンテンツ提供サーバ500から提供されるコンテンツに含まれるコンテンツ識別情報を取得する。コンテンツ識別情報とは、例えばコンテンツの作成者や配布元を示す情報などであり、コンテンツが著作物であるか否かを示す情報であっても良い。
ダウンロード部160は、ネットワーク400を介してコンテンツ提供サーバ500からコンテンツをダウンロードする。本変形例では、ココンテンツ提供サーバ500からダウンロードされたコンテンツが著作物である場合、第二の実施形態の画像形成装置100Aと同様の機能により、コンテンツの不正な複写を抑制する。
また画像形成装置100Bでは、コンテンツ提供サーバ500からダウンロードしたコンテンツのみでなく、記録媒体550に記録されたコンテンツに対して第二の実施形態の画像形成装置100Aと同様の処理を実行し、コンテンツの不正な複写を抑制しても良い。尚記録媒体550とは、例えばSD(Secure Digital)カードやUSB(Universal Serial Bus)メモリなどである。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
本発明の概要を説明する図である。 本発明の画像形成装置100のハードウェア構成図である。 第一の実施形態の画像形成装置100の機能構成を説明する図である。 図4は第一の実施形態の画像形成装置100の動作を説明するフローチャートである。 操作パネル18に地紋の選択画面58が表示された例を示す図である。 第一の実施形態の画像形成装置100から出力される印刷物200を説明する図である。 第二の実施形態の画像形成装置100Aの機能構成図である。 第二の実施形態の合成パターンを説明する第一の図である。 第二の実施形態の合成パターンを説明する第二の図である。 第二の実施形態の変形例について説明する図である。
符号の説明
100、100A、100B 画像形成装置
110 RFID読取装置
120、120A 制御部
122 抑制判定部
123 合成処理部
124 地紋データ合成部
125 複写許諾証合成部
130、130A データベース
131 抑制対象ID
132 地紋データ
133 複写許諾証データ
141 合成パターン設定部
200、200A、200B 印刷物
300、300A、300B 複写物

Claims (9)

  1. 入力データを識別する識別情報を検出する識別情報検出手段と、
    前記識別情報検出手段により検出された識別情報に基づき、前記入力データを複写抑制データと合成するか否かを判定する判定手段と、
    前記入力データと前記複写抑制データとを合成する合成処理手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記複写抑制データは、地紋データ及び/又は前記入力データの複写が許可されたことを示す複写許可データであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記合成処理手段は、
    前記入力データに地紋データを合成する地紋データ合成手段と、
    前記入力データに複写許可データを合成する複写許可データ合成手段とを有することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記判定手段は、
    前記複写抑制データが合成される対象となる入力データの識別情報が格納されたデータベースを参照する参照手段と、
    前記識別情報検出手段により検出された識別情報と、前記データベースに格納された識別情報とを照合する照合手段とを有することを特徴とする請求項1ないし3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記地紋データ合成手段は、前記地紋データが前記複写許可データと重畳するように前記地紋データを合成することを特徴とする請求項3又は4記載の画像形成装置。
  6. 当該画像形成装置の処理に係る履歴情報を取得する履歴情報取得手段を有し、
    前記地紋データ合成手段は、
    前記履歴情報取得手段により取得された前記履歴情報が埋め込まれた前記地紋データを合成することを特徴とする請求項3ないし5の何れか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記識別情報は、前記入力データにおける著作権の有無を識別するための識別情報であることを特徴とする請求項1ないし6の何れか一項に記載の画像形成装置。
  8. 入力データを識別する識別情報を検出する識別情報検出手順と、
    前記識別情報検出手順により検出された識別情報に基づき、前記入力データを複写抑制データと合成するか否かを判定する判定手順と、
    前記入力データと前記複写抑制データとを合成する合成処理手順とを有することを特徴とする画像形成方法。
  9. 演算処理装置と記憶装置とを有する画像形成装置において実行される画像形成プログラムであって、
    前記演算処理装置に、
    入力データを識別する識別情報を検出する識別情報検出ステップと、
    前記識別情報検出ステップにより検出された識別情報に基づき、前記入力データを複写抑制データと合成するか否かを判定する判定ステップと、
    前記入力データと前記複写抑制データとを合成する合成処理ステップとを実行させることを特徴とする画像形成プログラム。
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