JP2009027009A - フレキシブルプリント基板のメッキリード構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】樹脂等の余計な対策物を使用せず、従来の工程を変更せずに、メッキリードの切断面からの腐食の影響を極力抑制することのできるフレキシブルプリント基板のメッキリードの構造を提供する。
【解決手段】フレキシブルプリント基板10Aの導体パターン11にメッキリード21Aを用いて電解メッキを施した後、当該導体パターン11に接続されたメッキリード21Aを、基板に切断孔13を穿設することにより経路の途中で切断したフレキシブルプリント基板のメッキリード構造において、前記メッキリード21Aを、導体パターンに対する接続端から切断端までの間に屈曲部を少なくとも1つ含むクランク形状の経路で形成した。
【選択図】図1
【解決手段】フレキシブルプリント基板10Aの導体パターン11にメッキリード21Aを用いて電解メッキを施した後、当該導体パターン11に接続されたメッキリード21Aを、基板に切断孔13を穿設することにより経路の途中で切断したフレキシブルプリント基板のメッキリード構造において、前記メッキリード21Aを、導体パターンに対する接続端から切断端までの間に屈曲部を少なくとも1つ含むクランク形状の経路で形成した。
【選択図】図1
Description
本発明は、フレキシブルプリント基板の導体パターン(導体露出部)に電解メッキを施すために設けられているメッキリードの構造に関する。
従来、例えばフレキシブルプリント基板の配線パターンに電解メッキを施す場合、配線パターンに接続されたメッキリードを利用して電解メッキを行った後に、基板に切断孔を穿設することで、あるいは、基板の外縁部を断裁することで、メッキリードを経路の途中で切断するようにしている。
図5は切断孔を用いてメッキリードを切断する従来例、図6は基板の外縁部を断裁することでメッキリードを切断する従来例の構造をそれぞれ示している。
図5に示すフレキシブルプリント基板110において、11はパッド(銅箔等による導体パターン)、12は配線パターン(銅箔等による導体パターン)であり、これらの隣接する導体パターンの間に最短距離でメッキリード121が形成されている。そして、電解メッキ後に、基板に切断孔113をパンチングすることにより、メッキリード121が途中で切断されており、メッキリード121の導体パターンに対する接続端から切断孔113による切断端までの距離がLとされている。
また、図6にフレキシブルプリント基板120においては、配線パターン12に垂直にメッキリード121が接続されており、電解メッキ後に、基板の外縁部が断裁されることにより、メッキリード121が途中で切断されている。
ところで、上述のように、電解メッキを施した後にメッキリード121を途中で切断すると、切断面でパターン形成導体(銅箔等)が露出してしまうため、外部雰囲気により、その露出した切断面から腐食が進むことが懸念される。
その対策に効果のある技術として、特許文献1に、メッキリードの切断面が封止樹脂の塗布領域内に入るようにすること、言い換えると、メッキリードの切断面に樹脂による封止を施すことが記載されている。
特開2004−153035号公報
しかし、メッキリードの切断端を樹脂封止する場合は、メッキリードの切断端が樹脂封止する部品の近傍に位置していなけらばならず、適用範囲が限られる。また、樹脂封止を必要としない用途には適用できないという問題もある。
本発明は、上記事情を考慮し、樹脂等の余計な対策物を使用せず、従来の工程を変更せずに、メッキリードの切断面からの腐食の影響を極力抑制することのできるフレキシブルプリント基板のメッキリードの構造を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、フレキシブルプリント基板の導体パターンにメッキリードを用いて電解メッキを施した後、当該導体パターンに接続されたメッキリードを経路の途中で切断したフレキシブルプリント基板のメッキリード構造において、前記メッキリードが、前記導体パターンに対する接続端から切断端までの間に屈曲部を少なくとも1つ含む経路で形成されていることを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1に記載のフレキシブルプリント基板のメッキリード構造であって、前記メッキリードが、前記フレキシブルプリント基板に切断孔を穿設することにより、経路の途中で切断されていることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1に記載のフレキシブルプリント基板のメッキリード構造であって、前記メッキリードが、前記フレキシブルプリント基板の外縁部の断裁により、経路の途中で切断されていることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、接続端から切断端までのメッキリードの経路が、途中に屈曲部を少なくとも1つ含むクランク形状に形成されているので、切断端から接続端までを直線経路で結んだ場合よりも、メッキリードの経路長さを長く設定することができる。従って、樹脂等の余計な対策物を使用せず、従来の工程を変更せずに、メッキリードの切断面からの腐食の影響を極力抑制することができる。
請求項2の発明によれば、フレキシブルプリント基板に切断孔を穿設してメッキリードを途中で切断した場合にも、切断端から接続端までのメッキリードの経路長さを長く設定することができるので、その分、腐食の進行による影響を抑制することができる。
請求項3の発明によれば、フレキシブルプリント基板の外縁部の断裁によりメッキリードを途中で切断した場合にも、切断端から接続端までのメッキリードの経路長さを長く設定することができるので、その分、腐食の進行による影響を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は第1実施形態のメッキリード構造を含んだフレキシブルプリント基板10Aの平面図である。このフレキシブルプリント基板10Aにおいて、11はパッド(銅箔等による導体パターン)、12は配線パターン(銅箔等による導体パターン)であり、互いに平行に隣接している配線パターン12の間に、クランク形状(Z形)のメッキリード21Aが形成されている。即ち、このメッキリード21Aは、互いに接続位置をずらして両配線パターン12に垂直に接続され且つ両配線パターン12の中間位置まで延ばされた2本の垂直リード部21a、21aと、両垂直リード部21a、21aの各先端間をつなぐ配線パターン12に平行な1本の平行リード部21bとからなっており、2箇所にL字形の屈曲部を有している。
そして、導体パターンに対する電解メッキ後に、平行リード部21bの中央に切断孔13をパンチングすることにより、メッキリード21Aが途中で二分され、メッキリード21Aの両配線パターン12に対する接続端から切断孔13による切断端までの距離が図5の例の2倍の2Lとされている。
このように、接続端から切断端までのメッキリード21Aの経路を、途中にL字状の屈曲部を少なくとも1つ含むクランク形状に形成した場合、切断端から接続端までを直線経路で結んだ場合(図5の例)よりも、メッキリード21Aの経路長さを長く設定することができる。つまり、図5の例では経路長さLであったものを、屈曲部を途中に入れたことにより、2Lに延ばすことができる。従って、その分だけ、メッキリード21Aの切断面からの腐食の進行による影響を抑制することができる。この場合は、樹脂等の余計な対策物を使用せず、従来の工程を変更せずに、腐食対策の効果を奏することができる。
図2は第2実施形態のメッキリード構造を含んだフレキシブルプリント基板10Bの平面図である。このフレキシブルプリント基板10Aにおいては、メッキリード21Bの平行リード部21bが第1実施形態のものより長く延ばされており、その中央に切断孔13が穿設されることで、平行リード部21bが二分され、メッキリード21Bの両配線パターン12に対する接続端から切断孔13による切断端までの距離が4Lとされている。
このように、平行リード部21bの長さを自由に延ばすことができる場合は、そうすることで、メッキリード21Aの切断端から導体パターンへの接続端までの長さを任意の長さに延ばすことができる。
図3は第3実施形態のメッキリード構造を含んだフレキシブルプリント基板10Cの平面図である。このフレキシブルプリント基板10Cにおいては、メッキリード21Cの垂直リード部21a、21aが相手側の配線パターン12の近傍にまで延ばされており、各垂直リード部21a、21aの先端で配線パターン12に平行な方向に直角に折れ曲がって平行リード部21bを延ばした後、更に平行リード部21bの先端間を中央の垂直リード部21cで繋いでいる。つまり、メッキリード21CにはL字形の屈曲部が4つ設けられている。
3本の垂直リード部21a、21c、21aは互いに等しい距離を保って平行に配されており、中央の垂直リード部21cの中央に切断孔13が穿設されることで、中央の垂直リード部21cが二分されており、メッキリード21Cの両配線パターン12に対する接続端から切断孔13による切断端までの距離が、第2実施形態と同じ長さである4Lとされている。
このように、クランク状に折れ曲がった部分の数を増やすことで、小さい面積においてメッキリード21Cの長さを稼ぐことができるので、スペース的に余裕がない場合にも、経路長さの長いメッキリード21Cとすることができる。従って、第2、第3実施形態の場合は、長さが4倍になる分、切断面からの腐食の影響をより抑制することができる。
図4は第4実施形態のメッキリード構造を含んだフレキシブルプリント基板10Dの平面図である。このフレキシブルプリント基板10Dにおいて、12は配線パターン(銅箔等による導体パターン)であり、断裁された基板の外縁部10aと平行に形成されている。そして、基板の外縁部10aと配線パターン12の間に、クランク形状(Z形)のメッキリード21Dが形成されている。即ち、このメッキリード21Dは、互いに位置をずらして配線パターン12に垂直に形成された2本の垂直リード部21a、21aと、両垂直リード部21a、21aの各先端間をつなぐ配線パターン12に平行な1本の平行リード部21bとからなっており、2箇所にL字形の屈曲部を有している。
そして、導体パターンに対する電解メッキ後に、基板を断裁することにより、メッキリード21Dが途中で切断され、メッキリード21Dの配線パターン12に対する接続端から切断端までの距離が図6の例の2倍とされている。
このように、接続端から切断端までのメッキリード21Dの経路を、途中に屈曲部を少なくとも1つ含むクランク形状に形成した場合、切断端から接続端までを直線経路で結んだ場合(図6の例)よりも、メッキリード21Dの経路長さを長く設定することができる。従って、その分だけ、メッキリード21Dの切断面からの腐食の進行による影響を抑制することができる。
10A,10B,10C,10D フレキシブルプリント基板
10a 外縁部
11 パッド(導体パターン)
12 配線パターン(導体パターン)
13 切断孔
21A,21B,21C,21D メッキリード
10a 外縁部
11 パッド(導体パターン)
12 配線パターン(導体パターン)
13 切断孔
21A,21B,21C,21D メッキリード
Claims (3)
- フレキシブルプリント基板の導体パターンにメッキリードを用いて電解メッキを施した後、当該導体パターンに接続されたメッキリードを経路の途中で切断したフレキシブルプリント基板のメッキリード構造において、
前記メッキリードが、前記導体パターンに対する接続端から切断端までの間に屈曲部を少なくとも1つ含む経路で形成されていることを特徴とするフレキシブルプリント基板のメッキリード構造。 - 請求項1に記載のフレキシブルプリント基板のメッキリード構造であって、
前記メッキリードが、前記フレキシブルプリント基板に切断孔を穿設することにより、経路の途中で切断されていることを特徴とするフレキシブルプリント基板のメッキリード構造。 - 請求項1に記載のフレキシブルプリント基板のメッキリード構造であって、
前記メッキリードが、前記フレキシブルプリント基板の外縁部の断裁により、経路の途中で切断されていることを特徴とするフレキシブルプリント基板のメッキリード構造。
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JP2007189556A JP2009027009A (ja) | 2007-07-20 | 2007-07-20 | フレキシブルプリント基板のメッキリード構造 |
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---|---|---|---|---|
JP2009277861A (ja) * | 2008-05-14 | 2009-11-26 | Nitto Denko Corp | 配線回路基板およびその製造方法 |
JP2011054930A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | 印刷回路基板のストリップ及びパネル |
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2007
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JP2011054930A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | 印刷回路基板のストリップ及びパネル |
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