JP2009025402A - 楽曲加工装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の楽曲から自然な楽曲を編成する。
【解決手段】記憶装置20は、楽曲の各素片Sの楽音データAと各素片Sの特徴量Fとを複数の楽曲について記憶する。類否指標算定部11は、主楽曲の各主素片Smについて、主素片Sm以外の各副素片Ssとの特徴量Fの類否指標値Rを算定する。選択部17は、各主素片Smについて、当該主素片Smとの類否指標値Rが類似を示す副素片Ssを選択する。加工部18は、主素片Smの楽音データAを、選択部17が主素片Smについて選択した副素片Ssの楽音データAに基づいて加工する。表示制御部16は、各素片Sに対応する複数の単位図柄UAを配列した素片列QAを楽曲毎に表示装置50に表示させる一方、選択主素片Smの単位図柄UAと、当該選択主素片Smについて選択部17が選択した副素片Ssの単位図柄UAとを、他の単位図柄UAとは別の態様で表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、楽曲を加工する技術に関する。
例えばディスクジョッキ(DJ)は、複数の楽曲を途切れなく連結しながら次々に再生する。特許文献1には、このような再生を実現する技術が開示されている。同文献の技術においては、相前後する各楽曲の拍位置が合致するように各々の再生の時期を制御することで、複数の楽曲を円滑に連結することが可能となる。
特開2003−108132号公報
ところで、複数の楽曲から自然で洗練された雰囲気の楽曲を編成するためには、楽曲を再生する時期の調整に加えて適切な楽曲の選択が重要な要件となる。すなわち、特許文献1の技術のように単純に各楽曲の拍位置を合致させたとしても、例えば各楽曲の音楽的な特徴が大幅に相違するような場合には聴感上において自然な楽曲を編成することができない。以上の事情を背景として、本発明は、複数の楽曲から違和感のない楽曲を生成するという課題の解決をひとつの目的としている。
以上の課題を解決するために、本発明の第1の態様に係る楽曲加工装置は、楽曲を区分した各素片の楽音データと各素片の音楽的な特徴量とを複数の楽曲の各々について記憶する記憶手段と、複数の楽曲から選択された主楽曲の各主素片について、複数の楽曲における当該主素片以外の各副素片との特徴量の類否の指標となる類否指標値を算定する類否指標算定手段と、主楽曲の各主素片について、当該主素片との類否指標値が類似を示す副素片を選択する選択手段と、主楽曲の各主素片の楽音データを、選択手段が当該主素片について選択した副素片の楽音データに基づいて順次に加工する加工手段と、各素片に対応する複数の単位図柄を配列した素片列を楽曲毎に表示装置に表示させる一方、主楽曲から順次に選択される一の主素片の単位図柄と、当該一の主素片について選択手段が選択した副素片の単位図柄とを、他の単位図柄とは異なる態様(サイズや表示色(色相,明度,彩度)や形状)で表示させる表示制御手段とを具備する。以上の構成においては、主素片との類似指標値に応じて選択された副素片が当該主素片の加工に使用されるから、利用者が各楽曲の類似性や調和性について認識していない場合であっても、主楽曲の曲調を大幅に損なうことなく聴感上において自然な楽曲を生成することが可能となる。また、主素片の単位図柄と選択手段の選択した副素片の単位図柄とが他の単位図柄から区別される態様で表示されるから、主素片と主素片に類似する副素片とを利用者が容易に把握できるという利点がある。なお、第1の態様のもとで表示装置に表示される画像は例えば図4に例示される。
本発明の好適な態様において、素片は、楽曲の拍に同期した時点で楽曲を区分した区間である。例えば、ひとつまたは複数の拍を単位として楽曲を区分した区間や相前後する各拍の間隔を複数に区分した区間(例えば1/2拍や1/4拍に相当する時間長の区間)が素片とされる。本態様によれば、拍に同期した時点で楽曲を区分した区間が素片とされるから、主楽曲のリズム感を維持しながら自然な楽曲を生成することができる。
本発明の好適な態様において、表示制御手段は、非選択の各副素片の単位図柄を、類否指標算定手段が一の主素片と当該副素片とについて算定した類否指標値に応じた態様(サイズや表示色(色相,明度,彩度)や形状)で表示する。本態様によれば、主素片と各副素片との類否の程度を利用者が容易に把握できるという利点がある。
本発明の第2の態様に係る楽曲加工装置は、第1の態様の表示制御手段に代えて、各素片に対応する複数の単位図柄を配列した楽曲毎の素片列と、各素片列のうち選択手段が選択した各副素片の単位図柄を配列した加工素片列とを表示装置に表示させる表示制御手段を具備する。第2の態様によれば、複数の楽曲から違和感のない楽曲が生成されるという第1の態様と同様の効果が得られる。また、選択手段の選択した各副素片の単位図柄を配列した加工素片列が表示装置に表示されるから、主素片に類似する副素片を利用者が容易に把握できるという利点がある。なお、第2の態様のもとで表示装置に表示される画像は例えば図6に例示される。
以上の各態様において、各素片の単位図柄が当該素片の楽音の波形図を含む構成も好適である。本態様によれば、主素片と副素片との波形の類似度を利用者が視覚的に確認できるという利点がある。また、別の態様において、加工手段は、主楽曲の複数の素片のうち特定の主素片を加工の対象から除外し、表示制御手段は、特定の主素片の単位図柄と主楽曲の他の単位図柄とを異なる態様(サイズや表示色(色相,明度,彩度)や形状)で表示させる。以上の態様によれば、主楽曲の特定の素片(加工禁止素片)が加工の対象から除外されるから、充分な確度で主楽曲の曲調を維持することが可能となる。なお、加工手段による加工の対象から除外される素片は、例えば入力装置に対する入力に応じて指定されてもよいし、主楽曲の各素片の特性に応じて指定されてもよい。
本発明の好適な態様において、類否指標算定手段は、複数の楽曲から選択された主楽曲の各主素片について各副素片との特徴量の類否の指標となる基礎指標値を算定する類否特定手段と、入力装置に対する入力に応じて楽曲毎に係数を設定する係数設定手段と、各楽曲の副素片について算定された基礎指標値を、係数設定手段が当該楽曲について設定した係数に応じて調整することで類否指標値を算定する調整手段とを含む。本態様によれば、係数設定手段が設定する係数に応じて類否指標値が楽曲毎に調整されるから、各楽曲の副素片が主楽曲の加工に使用される頻度は入力装置に対する入力に応じて増減する。したがって、利用者の意図に合致した多様な楽曲を編成することが可能となる。
本発明は、楽曲を加工する方法としても特定される。本発明の第1の態様に係る楽曲加工方法は、楽曲を区分した各素片の楽音データと各素片の音楽的な特徴量とを複数の楽曲の各々について記憶する記憶手段を利用して、複数の楽曲から選択された主楽曲の各主素片について、複数の楽曲における当該主素片以外の各副素片との特徴量の類否の指標となる類否指標値を算定する類否指標算定過程と、主楽曲の各主素片について、当該主素片との類否指標値が類似を示す副素片を選択する選択過程と、主楽曲の各主素片の楽音データを、選択過程にて当該主素片について選択した副素片の楽音データに基づいて順次に加工する加工過程と、各素片に対応する複数の単位図柄を配列した素片列を楽曲毎に表示装置に表示させる一方、主楽曲から順次に選択される一の主素片の単位図柄と、当該一の主素片について選択過程にて選択した副素片の単位図柄とを、他の単位図柄とは異なる態様で表示させる表示制御過程とを含む。また、第2の態様に係る楽曲加工方法は、表示制御過程において、各素片に対応する複数の単位図柄を配列した楽曲毎の素片列と、各素片列のうち選択手段が選択した各副素片の単位図柄を配列した加工素片列とを表示装置に表示させる。以上の方法によれば、本発明に係る楽曲加工装置と同様の作用および効果が奏される。
本発明に係る楽曲加工装置は、各処理に専用されるDSP(Digital Signal Processor)などのハードウェア(電子回路)によって実現されるほか、CPU(Central Processing Unit)などの汎用の演算処理装置とプログラムとの協働によっても実現される。本発明の第1の態様に係るプログラムは、楽曲を区分した各素片の楽音データと各素片の音楽的な特徴量とを複数の楽曲の各々について記憶する記憶手段を具備するコンピュータに、複数の楽曲から選択された主楽曲の各主素片について、複数の楽曲における当該主素片以外の各副素片との特徴量の類否の指標となる類否指標値を算定する類否指標算定処理と、主楽曲の各主素片について、当該主素片との類否指標値が類似を示す副素片を選択する選択処理と、主楽曲の各主素片の楽音データを、選択処理で当該主素片について選択した副素片の楽音データに基づいて順次に加工する加工処理と、各素片に対応する複数の単位図柄を配列した素片列を楽曲毎に表示装置に表示させる一方、主楽曲から順次に選択される一の主素片の単位図柄と、当該一の主素片について選択処理で選択した副素片の単位図柄とを、他の単位図柄とは異なる態様で表示させる表示制御処理とを実行させる。また、第2の態様に係るプログラムは、各素片に対応する複数の単位図柄を配列した楽曲毎の素片列と、各素片列のうち選択処理で選択した各副素片の単位図柄を配列した加工素片列とを表示装置に表示させる処理を表示制御処理として実行させる。以上のプログラムによっても、本発明に係る楽曲加工装置と同様の作用および効果が奏される。なお、本発明のプログラムは、コンピュータが読取可能な記録媒体に格納された形態で利用者に提供されてコンピュータにインストールされるほか、通信網を介した配信の形態で提供されてコンピュータにインストールされる。
<A:第1実施形態>
図1は、本発明のひとつの形態に係る楽曲加工装置の構成を示すブロック図である。本形態の楽曲加工装置100は、複数の楽曲を利用してひとつの楽曲(以下「主楽曲」という)を加工する装置である。図1に示すように、楽曲加工装置100は、制御装置10と記憶装置20と放音装置30と入力装置40と表示装置50とを具備するコンピュータシステム(例えばパーソナルコンピュータ)によって実現される。
制御装置10は、プログラムの実行によって楽曲加工装置100の各部を制御する演算処理装置(CPU)である。記憶装置20は、制御装置10が実行するプログラムや制御装置10が処理する各種のデータを記憶する。例えば半導体記憶装置や磁気記憶装置が記憶装置20として好適に採用される。図1に示すように、記憶装置20は、複数の楽曲の各々について楽曲データを記憶する。
図2は、楽曲の構成を示す概念図である。ひとつの楽曲は多数の小節に区分される。図2に示すように、楽曲には、複数の小節で構成される区間(以下「ループ」という)が画定される。ループは、例えば楽曲の特徴的な部分(例えばいわゆるサビの部分)であり、入力装置40に対する操作によって利用者が楽曲中に始点および終点を指定することで画定される。ただし、楽曲のうち所定の条件を満たす区間を制御装置10がループとして自動的に特定する構成も採用される。なお、楽曲の全部をひとつのループとしてもよい。
図2に示すように、各小節はひとつまたは複数の拍(ビート)を単位として複数の区間(以下「素片」という)Sに区分される。本形態における素片Sはひとつの拍に相当する区間である。したがって、例えば2拍子の楽曲であればひとつの小節を2等分した各区間が素片Sに相当し、3拍子の楽曲であればひとつの小節を3等分した各区間が素片Sに相当する。なお、素片Sは、ひとつの拍を複数に区分した区間(すなわち1/2拍や1/4拍に相当する区間)であってもよい。
図1に示すように、ひとつの楽曲の楽曲データは、当該楽曲のループに属する複数の素片Sの各々について、当該素片Sに属する楽音の波形を表わす楽音データAと、当該素片Sの音楽的な性質を特徴付ける数値(以下「特徴量」という)Fとを含む。特徴量Fは、楽音のエネルギ(強度),振幅スペクトルのセントロイド,スペクトルの強度が最大となる周波数,MFCC(Mel-Frequency Cepstrum Coefficient)などN個(Nは自然数)の数値で定義されるN次元ベクトルとして表現される。
入力装置40は、利用者が楽曲加工装置100に対する指示を入力する機器(例えばマウスやキーボード)である。例えば、利用者は、入力装置40を適宜に操作することで、記憶装置20に楽曲データが記憶された複数の楽曲から楽曲加工装置100による処理の対象となるM個の楽曲(以下「対象楽曲」という)を指定するとともに(Mは2以上の整数)、M個の対象楽曲からひとつの主楽曲を指定することが可能である。表示装置50は、制御装置10による制御のもとに各種の画像を表示する。
制御装置10は、M個の対象楽曲から選択された主楽曲の複数の素片Sの各々(以下「主素片Sm」という)の楽音データAを、M個の対象楽曲における当該主素片Sm以外の総ての素片(以下「副素片Ss」という)のうち特徴量Fが主素片Smに類似するひとつまたは複数の副素片Ssの楽音データAに基づいて加工したうえで順次に出力する。放音装置30は、制御装置10から出力される楽音データAに基づいて放音する。例えば、放音装置30は、各楽音データAからアナログの信号を生成するD/A変換器と、D/A変換器が出力する信号を増幅する増幅器と、増幅器が出力する信号に応じた音波を出力する放音機器(スピーカやヘッドホン)とを含む。
次に、制御装置10の具体的な機能について説明する。図1に示すように、制御装置10は、記憶装置20に格納されたプログラムを実行することで複数の要素(類否指標算定部11,表示制御部16,選択部17,加工部18)として機能する。なお、図1の制御装置10の各要素は、楽音の処理に専用されるDSPなどの電子回路によっても実現される。また、制御装置10は、複数の集積回路に分散して実装されてもよい。
表示制御部16は、表示装置50に各種の画像を表示させる手段である。本形態の表示制御部16は、図3の操作画面52や図4の状態画面54を、楽曲加工装置100の作動中に継続的に表示装置50に表示させる。
図1の類否指標算定部11は、主楽曲の各主素片Smについて、各副素片Ssとの特徴量Fの類否の程度を示す数値(以下「類否指標値」という)Rを副素片Ss毎に算定する手段である。本形態の類否指標算定部11は、類否特定部12と係数設定部13と調整部14とで構成される。
類否特定部12は、類否指標値Rの基礎となる数値(以下「基礎指標値」という)R0を算定する。基礎指標値R0は、類否指標値Rと同様に、主素片Smと副素片Ssとの特徴量Fの類否の指標となる数値である。さらに詳述すると、類否特定部12は、各主素片Smの特徴量Fを順次に記憶装置20から取得し、ひとつの主素片Smの特徴量FとM個の対象楽曲における各副素片Ssの特徴量Fとに応じた基礎指標値R0を副素片Ss毎に算定する。主素片Smと副素片Ssとの基礎指標値R0は、例えば、特徴量FのN個の数値を座標値として主素片Smおよび副素片Ssの各々についてN次元空間に特定される各座標のユークリッド距離の逆数として算定される。したがって、主素片Smと副素片Ssとは、両者の基礎指標値R0が大きいほど音楽的な特徴が類似する。
係数設定部13は、M個の対象楽曲の各々について係数Kを設定する。本形態の係数設定部13は、図3の操作画面52に対する指示に応じて対象楽曲毎に個別に係数Kを制御する。操作画面52は、利用者が選択したM個の対象楽曲の名称(Name)と、M個の対象楽曲の各々に対応するM個の操作子(スライダ)71の画像とを含む。利用者は、入力装置40を適宜に操作することで各操作子71を上下に移動させることができる。係数設定部13は、M個の対象楽曲の各々について、当該対象楽曲に対応する操作子71の位置に応じた係数Kを設定する。例えば、係数Kは、操作子71が下端にある場合にゼロに設定され、操作子71が上端に接近するほど増加する。
図1の調整部14は、類否特定部12が算定した基礎指標値R0を係数Kに応じて対象楽曲毎に調整することで類否指標値Rを算定する。さらに詳述すると、調整部14は、ひとつの対象楽曲の各副素片Ssについて算定された基礎指標値R0と、係数設定部13が当該対象楽曲について設定した係数Kとの乗算値を類否指標値Rとして算定する。
選択部17は、主楽曲の各素片Smについて、当該主素片Smとの類否指標値Rに応じた複数の副素片Ssを選択する。加工部18は、主楽曲の各主素片Smの楽音データAを、選択部17が当該主素片Smについて選択した所定個の副素片Ssの楽音データAに置換したうえで順次に出力する。なお、選択部17や加工部18の動作の詳細は後述する。
図5は、制御装置10の動作を説明するためのフローチャートである。図5の処理は、主楽曲の再生の開始を指示する操作が入力装置40に付与されるたびに実行される。係数設定部13は、操作画面52の各操作子71が操作されるたびに図5の処理に並行して各対象楽曲の係数Kを更新する。
図5の処理を開始すると、表示制御部16は、状態画面54を作成して表示装置50に表示させる(ステップS1)。図4に示すように、状態画面54は、各対象楽曲に対応するM個(本形態では8個)の素片列QAを含む。ひとつの対象楽曲の素片列QAは、当該楽曲内の各素片Sに対応した複数の矩形状の図柄(以下「単位図柄」という)UAを横方向に配列した画像である。各素片列QAの左側には楽曲名が表示され、利用者が主楽曲として選択した対象楽曲(図4では「楽曲4」)の素片列QAの近傍にはさらに、主楽曲であることを意味する符号("M"(Master)の文字)が配置される。各素片Sの単位図柄UAの横幅Wは当該素片Sの時間長に応じた寸法に調整される。したがって、各単位図柄UAの横幅Wは対象楽曲毎に相違する。
利用者は、入力装置40を適宜に操作(例えば何れかの単位図柄UAをクリックする操作)して主楽曲の何れかの単位図柄UAを指定することで、当該単位図柄UAに対応する主素片Smを、加工部18による加工の対象から除外すべき素片S(以下「加工禁止素片」という)として選択することができる。利用者が加工禁止素片を指定するたびに、表示制御部16は、加工禁止素片の単位図柄UAを主楽曲の他の単位図柄UAとは異なる態様で表示させる。例えば、表示制御部16は、図4に示すように、主楽曲のうち加工禁止素片に指定された単位図柄UAのみに白色の符号「X」を付加する。
図5のステップS1に続いて、制御装置10は、主楽曲に含まれるひとつの主素片Smを選択する(ステップS2)。図5の処理を開始した直後には主楽曲のループの先頭に位置する主素片Smが選択される。次いで、制御装置10は、ステップS1で選択した主素片Sm(以下では特に「選択主素片Sm」という)が加工禁止素片に指定されているか否かを判定する(ステップS3)。ステップS3の結果が肯定である場合、制御装置10は、ステップS4からステップS6を経ずに処理をステップS11に移行する。
一方、ステップS3の結果が否定である場合、類否指標算定部11は、選択主素片Smと複数の副素片Ssの各々との類否指標値Rを係数Kに応じて算定する(ステップS4)。副素片Ssには、主楽曲以外の対象楽曲の各素片Sのほかに、主楽曲のうち選択主素片Sm以外の各素片Sも含まれる。
次いで、選択部17は、ステップS4で副素片Ss毎に算定された類否指標値Rが所定の条件を満たす所定個の副素片Ssを選択する(ステップS5)。本形態の選択部17は、類否指標値Rが大きい順番(選択主素片Smに類似する順番)に複数の副素片Ssを選択する。
加工部18は、選択部17がステップS5で選択した複数の副素片Ssの類否指標値Rのなかの最小値Rminが閾値THを上回るか否かを判定する(ステップS6)。ステップS6の結果が肯定である場合(すなわち、選択部17の選択した総ての副素片Ssが充分に選択主素片Smに類似する場合)、加工部18は、選択部17が選択した複数の副素片Ssの各々の楽音データAを記憶装置20から取得する(ステップS7)。さらに、加工部18は、ステップS7で取得した各楽音データAを、選択主素片Smと略同等の時間長となるように加工する(ステップS8)。ステップS8においては、例えば、楽音の音高を変化させずにテンポを調整する公知の技術を採用することで、副素片Ssの元来の音高を維持しながら時間長を選択主素片Smに合致させることが可能である。そして、加工部18は、ステップS8で加工した各副素片Ssの楽音データAを加算したうえで放音装置30に出力する(ステップS9)。したがって、選択主素片Smの楽音に代えて、当該選択主素片Smに類似する他の素片Sの楽音が放音装置30から再生される。
次いで、表示制御部16は、以上の処理の結果が反映されるように状態画面54の内容を更新する(ステップS10)。すなわち、表示制御部16は、状態画面54の主楽曲の素片列QAのうち現段階の選択主素片Smに対応した単位図柄UAと、選択部17が直前のステップS5にて選択した各副素片Ssの単位図柄UAとを、他の単位図柄とは異なる態様で強調して表示させる。さらに詳述すると、表示制御部16は、図4に示すように、選択主素片Smに対応した単位図柄UAに白色の枠線FAを付加する。また、表示制御部16は、ステップS5にて選択された各副素片Ssの単位図柄UAを他の単位図柄UAとは異なる色で表示するとともに、選択部17が選択した副素片Ssであることを示す符号("S"の文字)を配置する。
また、ステップS10において、表示制御部16は、ステップS5で選択されなかった各副素片Ssの単位図柄UAを、選択主素片Smと当該副素片Ssとについて算定した類否指標値Rに応じた態様で表示する。例えば、図4に示すように、表示制御部16は、類否指標値Rが大きい副素片Ssの単位図柄UAほど高階調(明るい色)で表示されるように表示装置50を制御する。
一方、ステップS6の結果が否定である場合(すなわち、選択主素片Smに充分には類似しない副素片Ssが選択部17による選択の対象に含まれる場合)、加工部18は、選択主素片Smの楽音データAを記憶装置20から取得して放音装置30に出力する(ステップS11)。したがって、選択主素片Smの未加工の楽音が放音装置30から再生される。ステップS3の結果が肯定である場合にもステップS11の処理が実行されるから、選択主素片Smについては主素片の楽音が再生される。
ステップS11に続いて、表示制御部16は、状態画面54の内容を更新する(ステップS12)。すなわち、表示制御部16は、現段階の選択主素片Smに対応した単位図柄UAを他の単位図柄とは異なる態様(白色の枠線FAの付加)で強調して表示させる。一方、今回の選択主素片Smについて副素片Ssに応じた加工は実行されていないから、選択部17が選択した各副素片Ssの単位図柄UAの表示を変更する動作や、非選択の副素片Ssの単位図柄UAについて表示の態様を類否指標値Rに応じて変更する動作は実行しない。
ステップS10またはステップS12を実行すると、制御装置10は、楽曲の再生の終了を指示する操作が入力装置40に付与されたか否かを判定する(ステップS13)。ステップS13の結果が肯定である場合、制御装置10は図5の処理を終了する。一方、再生の終了が指示されていない場合(ステップS13:NO)、主楽曲のうち現段階の選択主素片Smの直後の素片Sが新たな選択主素片Smとして選択されたうえで(ステップS2)、ステップS3以後の処理が実行される。したがって、状態画面54の内容は、加工部18による加工後の楽音の再生に並行して、ステップS2からステップS12の処理のたびに順次に更新される。なお、ステップS2の直前における選択主素片Smがループの最後の主素片Smである場合、制御装置10は、ループの先頭の素片SmをステップS2にて新たな選択主素片Smとして選択する。すなわち、部分的に他の素片Sに置換された主楽曲のループが反復的に再生される。
以上に説明したように、主楽曲の各主素片Smの楽音データAは、音楽的な特徴が当該主素片Smに類似する副素片Ssに応じて加工(置換)される。したがって、利用者が各対象楽曲の類似性や調和性について熟知していない場合であっても、主楽曲の曲調を大幅に損なうことなく聴感上において自然な楽曲を生成することが可能である。また、各楽曲が拍単位で素片Sに区分されるとともに、選択部17の選択した副素片Ssが主素片Smの時間長に調整(ステップS8)されたうえで主素片Smの加工に使用されるから、主楽曲のリズム感が損なわれることもない。
また、選択部17による選択の指標となる類否指標値Rは係数Kに応じて制御されるから、係数Kが大きい数値に設定された対象楽曲の副素片Ssほど、選択部17によって選択される可能性(頻度)が高くなる。すなわち、入力装置40の操作によって特定の対象楽曲の係数Kを増減させることで、主素片Smが当該対象楽曲の副素片Ssに置換される頻度が増減する。したがって、係数Kが固定された構成(あるいは類否特定部12の算定した基礎指標値R0がそのまま選択部17に出力される構成)と比較して、利用者の好みに応じた多様な楽曲を編成することが可能である。しかも、本形態においてはスライダを模した操作子71の移動によって各対象楽曲の係数Kが調整されるから、優先的に出力される対象楽曲を利用者が直感的に把握できるという利点もある。
さらに、状態画面54を視認することで制御装置10による処理の内容を随時に確認することが可能である。例えば、選択主素片Smの単位図柄UAが他の単位図柄UAとは異なる態様で表示されるから、利用者は、現時点での再生点が主楽曲の何れの素片Sに対応しているのか(現段階での選択主素片Sm)を認識することができる。また、選択部17の選択した副素片Ssの単位図柄UAが他の副素片Ssとは異なる態様で表示されるから、利用者は、選択主素片Smの加工に使用されている副素片Ssやこれを含む対象楽曲を容易に認識することができる。選択主素片Smと各副素片Ssとの類似度(あるいは主楽曲と他の対象楽曲との類似度)を各単位図柄UAの階調に応じて認識することも可能である。
また、主楽曲のうち利用者が加工禁止素片として指定した素片Sは加工部18による加工の対象から除外されるから、例えば主楽曲のうち利用者の好みの楽音に対応した素片Sを加工禁止素片に指定することで当該楽音を未加工のまま再生することができる。さらに、加工禁止素片に対応する単位図柄UAは他の単位図柄UAとは異なる態様で表示されるから、主楽曲のうち加工禁止素片に指定した素片Sを利用者が容易に確認できるという利点もある。
<B:第2実施形態>
次に、本形態の第2実施形態について説明する。なお、本形態においては機能や作用が第1実施形態と同等である要素については、以上と同じ符号を付して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
図6は、表示制御部16が表示装置50に表示させる状態画面56の内容を示す模式図である。図5のステップS1において、表示制御部16は、各対象楽曲に対応するM個(図6では4個)の素片列QBが配置された状態画面56を表示装置50に表示させる。ひとつの対象楽曲に対応する素片列QBは、当該楽曲の各素片Sに対応した複数の単位図柄UBを横方向に配列した画像である。各素片列QBの近傍には、図4の状態画面54と同様に、楽曲名や主楽曲の表示("M"(Master)の文字)が配置される。
各単位図柄UBのサイズは共通である。したがって、各対象楽曲の単位図柄UBは縦横に行列状に配列する。一方、各単位図柄UBの色彩は対象楽曲毎に相違する。したがって、利用者は、各単位図柄UBが何れの対象楽曲に対応するのかを直感的に把握することが可能である。各素片Sに対応する単位図柄UBは、当該素片Sの楽音の波形図wと、ひとつの対象楽曲内の各素片Sに対して固有に付与された識別符号nとを含む。また、表示制御部16は、主楽曲のうち加工禁止素片に指定された素片Sの単位図柄UBに枠線FBを付加する。
本形態の選択部17は、選択主素片Smとの類否指標値Rが最大となるひとつの副素片Ssを選択する(図5のステップS5)。図5のステップS10において、表示制御部16は、各素片列QBを構成する複数の単位図柄UBのうち選択部17が選択した副素片Ssに対応した単位図柄UBと同じ態様の単位図柄UCを、主楽曲のうち選択主素片Smの単位図柄UBの下方に加工素片列QCとして配置する。例えば、主楽曲(楽曲1)のうち識別符号nが「001」である素片Sと「楽曲3」のうち識別符号nが「003」である副素片Ssとが類似する場合、表示制御部16は、図6に示すように、当該副素片Ssの単位素片UBと同じ単位素片UCを、主楽曲における識別符号n「001」の単位図柄UBの下方に加工素片列QCとして配置する。
また、図5のステップS12において、表示制御部16は、主楽曲の素片列QBのうち選択主素片Smに対応した単位図柄UBと同じ態様の単位図柄UCを当該単位図柄UBの下方に配置する。例えば主楽曲のうち識別符号nが「003」である素片Sが加工禁止素片に指定された場合、表示制御部16は、図4に示すように、当該素片の単位図柄UBと同じ単位図柄UCを加工素片列QCとして配置する。すなわち、再生の対象となる素片Sに対応した単位図柄UCが、ステップS10またはステップS12の実行のたびに順次に配列されることで加工素片列QCが形成される。
以上に説明したように、本形態においては、放音装置30によって再生される楽曲の各素片S(単位図柄UC)が何れの対象楽曲における何れの素片Sであるのかを直感的に把握することが可能である。しかも、各単位図柄UBおよび各単位図柄UCは楽音の波形図wを含むから、主素片Smと副楽曲Ssとの波形の類似度を視覚的に確認できるという利点もある。
<C:変形例>
以上の各形態には以下に例示するような様々な変形を加えることができる。なお、以下の例示から2以上の態様を任意に選択して組合わせてもよい。
(1)変形例1
第1実施形態と第2実施形態とを適宜に組合わせてもよい。例えば、第1実施形態の状態画面54(図4)における各素片Sの単位図柄UAに、第2実施形態と同様に、当該素片Sの楽音の波形図wや識別符号nを配置してもよい。また、第2実施形態の状態画面56における主楽曲のうち選択主素片Smに対応する単位図柄UBを、主楽曲の他の素片Sとは異なる態様(例えば図4のように枠線FAを付加した態様)で表示してもよい。
(2)変形例2
状態画面(54,56)の態様は適宜に変更される。例えば、第1実施形態において選択主素片Smの単位図柄UAを他の単位図柄UAと区別して表示する方法としては、選択主素片Smの単位図柄UAを他の単位図柄UAとは異なるサイズや色や形状で表示する構成や、矢印などの記号を選択主素片Smの単位図柄UAの近傍に表示する構成が採用される。選択部17が選択した副素片Ssの単位図柄UAや加工禁止素片の単位図柄UAについても同様であり、当該単位図柄UAを、他の単位図柄UAとは異なるサイズや色や形状で表示する構成や特定の記号で指し示す構成が採用される。また、第2実施形態においては、各単位図柄UBの色と識別符号nとの組合せで各単位図柄UBが識別される構成を例示したが、M個の対象楽曲の総ての単位図柄UBについて固有の識別符号nが付与される構成においては、各単位図柄UBの色を対象楽曲毎に相違させる必要はない。ただし、図6のように対象楽曲毎に単位図柄UBを別色で表示する構成によれば、主楽曲の加工に使用した副素片Ssが何れの対象楽曲の素片Sであるのかをひと目で把握できるという利点がある。
(3)変形例3
以上の各形態においては、各副素片Ssの類否指標値Rの最小値Rminが閾値THを下回る場合には選択主素片Smの楽音データAを放音装置30に出力したが(図5のステップS6およびステップS11)、各副素片Ssの類否指標値Rと閾値THとを比較し、類否指標値Rが閾値THを上回る副素片Ssのみを主楽曲の加工に使用するといった構成も採用される。また、ステップS6の判定とステップS11およびステップS12の処理とを省略してもよい。すなわち、加工部18は、選択主素片Smの楽音データAを副素片Ssに基づいて必ず加工する(したがって再生される素片Sに主楽曲の素片は残らない)。さらに、第1実施形態においてステップS6の結果が否定である場合に、選択部17が選択した各副素片Ssの単位図柄UAを他の単位図柄UAとは異なる態様で表示してもよい。
(4)変形例4
以上の各形態においては、主楽曲のうち選択主素片Sm以外の素片Sを副素片Ssとして選択部17による選択の候補としたが、M個の対象楽曲のうち主楽曲を除外した(M−1)個の対象楽曲の各素片Sのみを副素片Ssとする構成も好適である。同じ楽曲中の各素片Sは音響的な特徴が類似する場合が多いから、第1実施形態の構成においては、主素片Smに類似する副素片Ssとして主楽曲中の素片Sが選択される可能性が高い。一方、選択部17による選択の対象から主楽曲の素片Sを除外する構成によれば、主楽曲以外の対象楽曲の素片Sを利用して多様な楽曲を生成することが可能となる。
(5)変形例5
以上の各形態においては主素片Smを副素片Ssに置換する構成を例示したが、副素片Ssに基づいて主素片Smを加工する方法は楽音データAの置換に限定されない。例えば、主素片Smの楽音データAと所定個の副素片Ssの楽音データAとを所定の比率で混合して出力してもよい。もっとも、以上の各形態のように主素片Smを副素片Ssに単純に置換する構成によれば、制御装置10による処理の負荷が軽減されるという利点がある。
(6)変形例6
主素片Smの特徴量Fと副素片Ssの特徴量Fとから類否指標値Rを算定する方法は任意である。例えば、以上においては主素片Smと副素片Ssとの類似度が高いほど増加する類否指標値Rを例示したが、類否指標値Rは主素片Smと副素片Ssとの類似度が高いほど減少する数値(例えば特徴量F間の距離)であってもよい。
本発明の第1実施形態に係る楽曲加工装置の構成を示すブロック図である。 楽曲の素片について説明するための概念図である。 操作画面の内容を示す模式図である。 状態画面の内容を示す模式図である。 制御装置による処理の内容を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態における状態画面の内容を示す模式図である。
符号の説明
100……楽曲加工装置、10……制御装置、11……類否指標算定部、12……類否特定部、13……係数設定部、14……調整部、16……表示制御部、17……選択部、18……加工部、20……記憶装置、30……放音装置、40……入力装置、50……表示装置、52……操作画面、54,56……状態画面、S……素片、Sm……主素片、Ss……副素片、A……楽音データ、F……特徴量、R0……基礎指標値、R……類否指標値、UA,UB,UC……単位図柄、QA,QB……素片列、QC……加工素片列。

Claims (7)

  1. 楽曲を区分した各素片の楽音データと前記各素片の音楽的な特徴量とを複数の楽曲の各々について記憶する記憶手段と、
    前記複数の楽曲から選択された主楽曲の各素片(以下「主素片」という)について、前記複数の楽曲における当該主素片以外の各素片(以下「副素片」という)との特徴量の類否の指標となる類否指標値を算定する類否指標算定手段と、
    前記主楽曲の前記各主素片について、当該主素片との前記類否指標値が類似を示す副素片を選択する選択手段と、
    前記主楽曲の各主素片の楽音データを、前記選択手段が当該主素片について選択した副素片の楽音データに基づいて順次に加工する加工手段と、
    前記各素片に対応する複数の単位図柄を配列した素片列を楽曲毎に表示装置に表示させる一方、前記主楽曲から順次に選択される一の主素片の単位図柄と、当該一の主素片について前記選択手段が選択した副素片の単位図柄とを、他の単位図柄とは異なる態様で表示させる表示制御手段と
    を具備する楽曲加工装置。
  2. 前記表示制御手段は、非選択の各副素片の単位図柄を、前記類否指標算定手段が前記一の主素片と当該副素片とについて算定した類否指標値に応じた態様で表示する
    請求項1の楽曲加工装置。
  3. 楽曲を区分した各素片の楽音データと前記各素片の音楽的な特徴量とを複数の楽曲の各々について記憶する記憶手段と、
    前記複数の楽曲から選択された主楽曲の各素片(以下「主素片」という)について、前記複数の楽曲における当該主素片以外の各素片(以下「副素片」という)との特徴量の類否の指標となる類否指標値を算定する類否指標算定手段と、
    前記主楽曲の前記各主素片について、当該主素片との前記類否指標値が類似を示す副素片を選択する選択手段と、
    前記主楽曲の各主素片の楽音データを、前記選択手段が当該主素片について選択した副素片の楽音データに基づいて順次に加工する加工手段と、
    前記各素片に対応する複数の単位図柄を配列した楽曲毎の素片列と、前記各素片列のうち前記選択手段が選択した各副素片の単位図柄を配列した加工素片列とを前記表示装置に表示させる表示制御手段と
    を具備する楽曲加工装置。
  4. 前記各素片の単位図柄は、当該素片の楽音の波形図を含む
    請求項1から請求項3の何れかの楽曲加工装置。
  5. 前記加工手段は、前記主楽曲の複数の素片のうち特定の主素片を加工の対象から除外し、
    前記表示制御手段は、前記特定の主素片の単位図柄と前記主楽曲の他の単位図柄とを異なる態様で表示させる
    請求項1から請求項4の何れかの楽曲加工装置。
  6. 楽曲を区分した各素片の楽音データと前記各素片の音楽的な特徴量とを複数の楽曲の各々について記憶する記憶手段を具備するコンピュータに、
    前記複数の楽曲から選択された主楽曲の各素片(以下「主素片」という)について、前記複数の楽曲における当該主素片以外の各素片(以下「副素片」という)との特徴量の類否の指標となる類否指標値を算定する類否指標算定処理と、
    前記主楽曲の前記各主素片について、当該主素片との前記類否指標値が類似を示す副素片を選択する選択処理と、
    前記主楽曲の各主素片の楽音データを、前記選択処理で当該主素片について選択した副素片の楽音データに基づいて順次に加工する加工処理と、
    前記各素片に対応する複数の単位図柄を配列した素片列を楽曲毎に表示装置に表示させる一方、前記主楽曲から順次に選択される一の主素片の単位図柄と、当該一の主素片について前記選択処理で選択した副素片の単位図柄とを、他の単位図柄とは異なる態様で表示させる表示制御処理と
    を実行させるプログラム。
  7. 楽曲を区分した各素片の楽音データと前記各素片の音楽的な特徴量とを複数の楽曲の各々について記憶する記憶手段を具備するコンピュータに、
    前記複数の楽曲から選択された主楽曲の各素片(以下「主素片」という)について、前記複数の楽曲における当該主素片以外の各素片(以下「副素片」という)との特徴量の類否の指標となる類否指標値を算定する類否指標算定処理と、
    前記主楽曲の前記各主素片について、当該主素片との前記類否指標値が類似を示す副素片を選択する選択処理と、
    前記主楽曲の各主素片の楽音データを、前記選択処理で当該主素片について選択した副素片の楽音データに基づいて順次に加工する加工処理と、
    前記各素片に対応する複数の単位図柄を配列した楽曲毎の素片列と、前記各素片列のうち前記選択処理で選択した各副素片の単位図柄を配列した加工素片列とを前記表示装置に表示させる表示制御処理と
    を実行させるプログラム。
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