JP4983506B2 - 楽曲加工装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、楽曲を加工する技術に関する。
例えばディスクジョッキ(DJ)は、複数の楽曲を途切れなく連結しながら次々に再生する。このような再生を実現するために、例えば特許文献1には、相前後する各楽曲の拍位置が合致するように各々の再生の時期を制御することで複数の楽曲を円滑に連結する技術が開示されている。
特開2003−108132号公報
ところで、複数の楽曲から自然で洗練された雰囲気の楽曲を編成するためには、楽曲を再生する時期の調整に加えて適切な楽曲の選択が重要な要件となる。すなわち、特許文献1の技術のように単純に各楽曲の拍位置を合致させたとしても、例えば各楽曲の音楽的な特徴が大幅に相違するような場合には聴感上において自然な楽曲を編成することができない。以上の事情を背景として、本発明は、複数の楽曲から違和感のない楽曲を生成するという課題の解決をひとつの目的としている。
以上の課題を解決するために、本発明の第1の態様に係る楽曲加工装置は、楽曲を区分した各素片の楽音データと各素片の音響的な特徴量とを複数の楽曲の各々について記憶する記憶手段と、主楽曲の素片である各主素片について、当該主素片以外の素片である副素片との特徴量の類否の指標となる類否指標値を副素片毎に算定する類否算定手段と、類否指標値が類似を示す副素片を各主素片について選択する選択手段と、各主素片の楽音データを、選択手段が当該主素片について選択した副素片の楽音データに基づいて加工する加工手段と、主楽曲の複数の主素片の各々について、当該主素片と各楽曲の副素片との類否指標値を楽曲毎に示す図表(例えば図3の類否表示領域57や図5の単位領域UB)を表示装置に表示する表示制御手段とを具備し、表示制御手段は、各楽曲に対応する複数の類否表示領域を第1方向(例えば図3のX方向)に配列した第1画面(例えば図3の操作画面50)を表示装置に表示するとともに主素片毎に当該第1画面を更新し、各楽曲の類否表示領域においては、当該楽曲の各副素片について算定された複数の類否指標値の各々に対応した指標指示子が、第1方向と交差する第2方向(例えば図3のY方向)における当該類否指標値に応じた位置に配置される
以上の構成においては、主素片との類否指標値に応じて選択された副素片が当該主素片の加工に使用されるから、利用者が各楽曲の類似性や調和性を把握していない場合であっても、主楽曲の曲調を大幅に損なうことなく聴感上において自然な楽曲を生成することが可能である。また、主素片と副素片との類否指標値を楽曲毎に示す図表が表示装置に表示されるから、主素片と各楽曲の副素片との類否の程度を複数の楽曲について容易かつ直感的に対比できるという利点がある。また、各楽曲の副素片に対応する指標指示子が類否指標値に応じた位置に配置されるから、各副素片と主素片との類否指標値の分布を利用者が容易かつ直感的に楽曲毎に確認できるという利点もある。
本発明の好適な態様において、素片は、例えば、楽曲の拍に同期した時点で楽曲を区分した区間である。より具体的には、ひとつまたは複数の拍を単位として楽曲を区分した区間や相前後する各拍の間隔を複数に区分した区間(例えば1/2拍や1/4拍に相当する時間長の区間)が素片とされる。本態様によれば、拍に同期した時点で楽曲を区分した区間が素片とされるから、主楽曲のリズム感を維持しながら自然な楽音を生成することができる。もっとも、楽曲の拍とは非同期に画定された区間を素片としてもよい。
さらに好適な態様において、表示制御手段は、各楽曲の類否表示領域における複数の指標指示子のうち、選択手段が選択した副素片に対応する指標指示子(例えば図4の指標指示子62A)と、非選択の副素片に対応する指標指示子(例えば図4の指標指示子62B)とを、相互に異なる態様(サイズや表示色(色相,明度,彩度)や形状)で表示する。以上の態様によれば、選択手段の選択した副素片に対応する指標指示子が非選択の副素片の指標指示子とは別の態様で表示されるから、選択手段が実際に選択した副素片の類否指標値を楽曲毎に容易に確認することができる。
さらに具体的な態様において、表示制御手段は、各楽曲に対応する複数の単位領域(例えば図3の単位領域UA[1]〜UA[k])を第1方向に配列して第1画面内に表示し、複数の単位領域の各々においては、類否表示領域と、利用者からの指示に応じて第2方向に移動する操作子(例えば図3の操作子552)が配置された操作子領域とが、第1方向に隣接し、類否算定手段は、主素片と副素片との類否の指標となる基礎指標値を算定する演算手段と、各単位領域における操作子の位置に応じて、当該単位領域に対応した楽曲について調整値を設定する設定手段と、各楽曲の副素片について算定された基礎指標値を、設定手段が当該楽曲について設定した調整値に応じて調整することで類否指標値を算定する調整手段とを含む。以上の態様によれば、各指標指示子の位置を決定する類否指標値が、各指標指示子の配列に沿って移動する操作子の位置に応じて楽曲毎に制御される。したがって、利用者は、各指標指示子を視認することで各楽曲における副素片の類否指標値の分布を確認しながら、各楽曲の副素片の選択の可能性を操作子の移動によって調整することが可能となる。
さらに好適な態様において、第1画面は、主楽曲に対応する単位領域を含み、複数の単位領域の各々における類否表示領域において、主楽曲の単位領域における操作子に対応した位置には、基準指示子(例えば図4の基準指示子64)が配置される。以上の態様によれば、各楽曲の類否表示領域に基準指示子が配置されるから、基準指示子を基準として楽曲毎の操作子を容易に調整できる。
本発明の第2の態様に係る楽曲加工装置は、楽曲を区分した各素片の楽音データと各素片の音響的な特徴量とを複数の楽曲の各々について記憶する記憶手段と、主楽曲の素片である各主素片について、当該主素片以外の素片である副素片との特徴量の類否の指標となる類否指標値を副素片毎に算定する類否算定手段と、類否指標値が類似を示す副素片を各主素片について選択する選択手段と、各主素片の楽音データを、選択手段が当該主素片について選択した副素片の楽音データに基づいて加工する加工手段と、主楽曲の複数の主素片の各々について、当該主素片と各楽曲の副素片との類否指標値を楽曲毎に示す図表(例えば図3の類否表示領域57や図5の単位領域UB)を表示装置に表示する表示制御手段とを具備し、類否算定手段は、主素片と副素片との類否の指標となる基礎指標値を算定する演算手段と、利用者からの指示に応じて楽曲毎に調整値を設定する設定手段と、各楽曲の副素片について算定された基礎指標値を、設定手段が当該楽曲について設定した調整値に応じて調整することで類否指標値を算定する調整手段とを含む。
以上の構成においては、主素片との類否指標値に応じて選択された副素片が当該主素片の加工に使用されるから、利用者が各楽曲の類似性や調和性を把握していない場合であっても、主楽曲の曲調を大幅に損なうことなく聴感上において自然な楽曲を生成することが可能である。また、主素片と副素片との類否指標値を楽曲毎に示す図表が表示装置に表示されるから、主素片と各楽曲の副素片との類否の程度を複数の楽曲について容易かつ直感的に対比できるという利点がある。また、類否指標値が利用者からの指示に応じて調整される。利用者は、各楽曲の棒線を第1方向に沿って追跡することで、調整値の変更の指示(例えば操作子の操作)に応じた類否指標値の変化を容易かつ直感的に把握することができる。
第2の態様において、表示制御手段は、各主素片に対応する複数の単位領域を第1方向に配列した第2画面(例えば図5の状態画面70)を表示装置に表示し、各主素片に対応する単位領域には、当該主素片と各楽曲の副素片との類否指標値に応じた長さで第1方向に交差する第2方向に延在する棒線が楽曲毎に第1方向に配列される。例えば、各楽曲の棒線の長さは、当該楽曲の各副素片について算定された類否指標値のうち最も類似側にある数値(例えば類否指標値が大きいほど類似度が増加する場合には最大値)に応じて設定される。以上の態様によれば、主素片と各副素片との類否指標値に応じた長さの棒線を楽曲毎に配置した単位領域が第1方向に配列される。したがって、各楽曲の棒線を第1方向に沿って追跡することで、当該楽曲における類否指標値の経時的な変化を容易かつ直感的に把握できるという利点がある。
また、第2の態様においては、棒線の態様(サイズや表示色(色相,明度,彩度)や形状)を楽曲毎に相違させた構成が好適に採用される。以上の態様によれば、特定の態様の棒線を第1方向に追跡することで、ひとつの楽曲の類否指標値の経時的な変化を容易に確認できるという利点がある。
本発明に係る楽曲加工装置は、各処理に専用されるDSP(Digital Signal Processor)などのハードウェア(電子回路)によって実現されるほか、CPU(Central Processing Unit)などの汎用の演算処理装置とプログラムとの協働によっても実現される。
本発明の第1の態様に係るプログラムは、楽曲を区分した各素片の楽音データと各素片の音響的な特徴量とを複数の楽曲の各々について記憶する記憶手段を具備するコンピュータに、主楽曲の素片である各主素片について、当該主素片以外の素片である副素片との特徴量の類否の指標となる類否指標値を副素片毎に算定する類否算定処理と、類否指標値が類似を示す副素片を各主素片について選択する選択処理と、各主素片の楽音データを、選択処理で当該主素片について選択した副素片の楽音データに基づいて加工する加工処理と、主楽曲の複数の主素片の各々について、当該主素片と各楽曲の副素片との類否指標値を楽曲毎に示す図表を表示装置に表示する表示制御処理とを実行させるプログラムであって、表示制御処理は、各楽曲に対応する複数の類否表示領域を第1方向に配列した第1画面を表示装置に表示するとともに主素片毎に当該第1画面を更新する処理であり、各楽曲の類否表示領域においては、当該楽曲の各副素片について算定された複数の類否指標値の各々に対応した指標指示子が、第1方向と交差する第2方向における当該類否指標値に応じた位置に配置される。以上のプログラムによっても、本発明の第1の態様に係る楽曲加工装置と同様の作用および効果が奏される。
本発明の第2の態様に係るプログラムは、楽曲を区分した各素片の楽音データと各素片の音響的な特徴量とを複数の楽曲の各々について記憶する記憶手段を具備するコンピュータに、主楽曲の素片である各主素片について、当該主素片以外の素片である副素片との特徴量の類否の指標となる類否指標値を副素片毎に算定する類否算定処理と、類否指標値が類似を示す副素片を各主素片について選択する選択処理と、各主素片の楽音データを、選択処理で当該主素片について選択した副素片の楽音データに基づいて加工する加工処理と、主楽曲の複数の主素片の各々について、当該主素片と各楽曲の副素片との類否指標値を楽曲毎に示す図表を表示装置に表示する表示制御処理とを実行させるプログラムであって、類否算定処理は、主素片と副素片との類否の指標となる基礎指標値を算定する演算処理と、利用者からの指示に応じて楽曲毎に調整値を設定する設定処理と、各楽曲の副素片について算定された基礎指標値を、設定処理で当該楽曲について設定した調整値に応じて調整することで類否指標値を算定する調整処理とを含む。以上のプログラムによっても、本発明の第2の態様に係る楽曲加工装置と同様の作用および効果が奏される。
なお、本発明のプログラムは、コンピュータが読取可能な記録媒体に格納された形態で利用者に提供されてコンピュータにインストールされるほか、通信網を介した配信の形態で提供されてコンピュータにインストールされる。
<A:第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る楽曲加工装置の構成を示すブロック図である。本形態の楽曲加工装置100は、複数の楽曲を利用してひとつの楽曲(以下「主楽曲」という)を加工する装置である。図1に示すように、楽曲加工装置100は、制御装置10と記憶装置30とを具備するコンピュータシステムで実現される。
制御装置10は、プログラムの実行によって様々な処理を実行するとともに楽曲加工装置100の各要素を制御する。記憶装置30は、制御装置10が実行するプログラムや制御装置10が使用する各種のデータを記憶する。半導体記憶装置や磁気記憶装置といった公知の記録媒体が記憶装置30として任意に採用される。図1に示すように、記憶装置30は、複数の楽曲の各々について楽曲データを記憶する。
図2は、楽曲の構成を示す概念図である。楽曲内には区間Sが画定される。区間Sは、例えば、楽曲のなかの特徴的な部分(例えばサビの部分)を含む複数の小節で構成される区間である。なお、区間Sの選定の仕方や区間Sの時間長は任意である。例えば、楽曲の全部をひとつの区間Sとしてもよいし、ひとつの楽曲から複数の区間Sを抽出してもよい。
図2に示すように、区間Sは、楽曲の拍点(ビート)に同期した時点を境界として複数の区間(以下「素片」という)Pに区分される。例えば、ひとつまたは複数の拍に相当する区間やひとつの拍を複数に等分した区間(すなわち1/2拍や1/4拍に相当する区間)が素片Pとされる。もっとも、拍点とは無関係に素片Pを画定してもよい。
図1に示すように、ひとつの楽曲の楽曲データは、当該楽曲の区間Sに属する複数の素片Pの各々について、当該素片Pに属する楽音の波形を表す楽音データAと、当該素片Pの音響的・音楽的な特徴を反映した特徴量Fとを含む。特徴量Fは、音響エネルギ(強度)、パワースペクトルの重心に相当する周波数(スペクトルセントロイド)、MFCC(Mel-Frequency Cepstrum Coefficients)などのn個(nは自然数)の数値で定義されるn次元ベクトルとして表現される。
図1に示すように、制御装置10には入力装置42と表示装置44と放音装置46とが接続される。入力装置42は、利用者が楽曲加工装置100に対する指示を入力するための機器(例えばマウスやキーボード)である。例えば、利用者は、入力装置42を適宜に操作することで、楽曲加工装置100による処理の対象となるk個(kは自然数)の楽曲T1〜Tkを指定するとともにk個の楽曲T1〜Tkのなかから主楽曲を選択する。表示装置44は、制御装置10による制御のもとに画像を表示する。
放音装置46は、制御装置10から順次に出力される楽音データAに基づいて放音する。例えば、放音装置46は、楽音データAからアナログの信号を生成するD/A変換器と、D/A変換器が出力する信号を増幅する増幅器と、増幅器が出力する信号に応じた音波を出力する放音機器(スピーカやヘッドホン)とを含む。
次に、制御装置10の具体的な機能を説明する。図1に示すように、制御装置10は、記憶装置30に格納されたプログラムを実行することで複数の要素(類否算定部12,選択部14,加工部16,表示制御部18)として機能する。なお、制御装置10の各要素は、楽音の処理に専用されるDSPなどの電子回路によっても実現される。また、制御装置10は、複数の集積回路に分散して実装されてもよい。
類否算定部12は、主楽曲を構成する複数の素片Pの各々(以下「主素片Pm」という)について、k個の楽曲T1〜Tk(主楽曲を含む)における当該主素片Pm以外の素片(以下「副素片Ps」という)の特徴量Fと主素片Pmの特徴量Fとの類否の指標となる類否指標値Rを副素片Ps毎に算定する。本形態の類否算定部12は、演算部122と設定部124と調整部126とで構成される。
演算部122は、類否指標値Rの基礎となる数値(以下「基礎指標値」という)R0を算定する。基礎指標値R0は、類否指標値Rと同様に、主素片Pmと副素片Psとの類否の指標となる数値である。さらに詳述すると、演算部122は、主楽曲の各素片Pを楽曲内の配列の順番で順次に主素片Pmとして選択し、当該主素片Pmについて記憶装置30に格納された特徴量Fとk個の楽曲T1〜Tkの各副素片Psの特徴量Fとに応じた基礎指標値R0を副素片Ps毎に算定する。主素片Pmと副素片Psとの基礎指標値R0は、例えば、主素片Pmの特徴量Fのn個の数値によってn次元空間に特定される座標と副素片Psの特徴量Fのn個の数値によって同空間に特定される座標との距離(例えばユークリッド距離)の逆数である。したがって、主素片Pmと副素片Psとで音響的な特徴が類似するほど両者間の基礎指標値R0は増加する。
設定部124は、利用者による入力装置42の操作に応じてk個の楽曲T1〜Tkの各々の調整値Kを個別に設定する。調整部126は、演算部122が算定した基礎指標値R0を調整値Kに応じて楽曲毎に調整することで類否指標値Rを算定する。さらに詳述すると、調整部126は、演算部122が楽曲Ti(i=1〜k)の副素片Psについて算定した基礎指標値R0と、調整部126が当該楽曲Tiについて設定した調整値Kとの乗算値を類否指標値Rとして算定する。
選択部14は、主楽曲の各主素片Pmについて、当該主素片Pmとの類否指標値Rが類似を示す所定個の副素片Psを選択する。本形態の選択部14は、類否指標値Rの降順(すなわち主素片Pmとの類似度が高い順番)で上位3個の副素片Psを選択する。ただし、ひとつの楽曲Tiから選択される副素片Psはひとつに制限される。
加工部16は、主楽曲の各素片Pを楽曲内の配列の順番で順次に主素片Pmとして選択し、当該主素片Pmの楽音データAを、選択部14が当該主素片Pmについて選択した各副素片Psの楽音データAに置換したうえで順次に出力する。さらに詳述すると、加工部16は、第1に、選択部14が主素片Pmについて選択した各副素片Psの楽音データAを記憶装置30から取得し、第2に、主素片Pmと略同等の時間長となるように各副素片Psの楽音データAを時間軸に沿って圧伸する。各副素片Psの楽音データAの圧伸には、楽音の音高を変化させずに時間長を変化させる公知の技術が任意に採用される。第3に、加工部16は、圧伸後の各副素片Psの楽音データAを加算したうえで放音装置46に出力する。したがって、主楽曲の各主素片Pmを、音響的な特徴が当該主素片Pmに類似する各副素片Psに置換した楽曲が放音装置46から再生される。主楽曲の区間Sの最後の主素片Pmについて処理(当該主素片Pmを置換した副素片Psの再生)が完了すると、加工部16は、当該区間Sの最初の素片Pから順番に主素片Pmとして順次に指定したうえで以上の処理を反復する。
表示制御部18は、表示装置44に各種の画像を表示させる。さらに詳述すると、表示制御部18は、図3の操作画面50を楽曲加工装置100の動作中(加工後の楽曲の再生中)に継続的に表示装置44に表示させる。加工部16が新たな主素片Pmを加工の対象として選択するたびに、表示制御部18は、操作画面50を、当該主素片Pmに対応した内容に更新する。したがって、操作画面50の内容は、楽曲の再生とともに順次に更新される。
操作画面50は、楽曲T1〜Tkに対応するk個(本形態では6個)の単位領域UA[1]〜UA[k]をX方向に配列した画像である。単位領域UA[i]には、楽曲Tiの名称(Name)51とボタン型の操作子53と操作子領域55と類否表示領域57とが配置される。利用者は、入力装置42を適宜に操作して単位領域UA[i]の操作子53を押下することで、楽曲Tiを主楽曲に指定することができる。図3には、楽曲T3を主楽曲に指定した場合が例示されている。楽曲T1〜Tkの名称51は相互に異なる態様(別色)で表示される。
各操作子領域55と各類否表示領域57とは、X方向に直交するY方向に長尺な領域である。各単位領域UA[i]において操作子領域55と類否表示領域57とはX方向に隣接する。各操作子領域55には、スライダ型の操作子552の画像が配置される。利用者は、入力装置42を適宜に操作することで、各操作子552をY方向に個別に移動させることができる。図1の設定部124は、単位領域UA[i]における操作子552のY方向の位置に応じて楽曲Tiの調整値Kを可変に設定する。例えば、調整値Kは、操作子552が下端にある場合にゼロに設定され、操作子552が上端に接近するほど増加する。
類否指標値Rは調整値Kに応じて楽曲毎に調整されるから、操作子552が上方に位置する楽曲Ti(すなわち調整値Kが大きい数値に設定された楽曲)の副素片Psほど、選択部14によって選択される可能性(頻度)が上昇する。したがって、調整値Kが固定された構成と比較して、利用者の意図に沿った多様な楽曲を編成することが可能である。しかも、各操作子552の移動によって調整値Kが楽曲毎に制御されるから、利用者は、恰も既存のミキシングコンソールを操作しているかのような感覚で直感的に楽曲を編成できる。
単位領域UA[i]の類否表示領域57は、楽曲Tiの各副素片Psについて類否算定部12が算定した類否指標値Rを示す図表である。図4は、類否表示領域57を拡大した模式図である。単位領域UA[i]の類否表示領域57には、楽曲Tiの各副素片Psの類否指標値Rに対応した複数の図柄(以下「指標指示子」という)62がY方向に沿って配列される。各類否指標値Rに対応する指標指示子62(62A,62B)は、Y方向における当該類否指標値Rに応じた位置に配置される。さらに詳述すると、指標指示子62は、類否指標値Rに応じた距離だけ類否表示領域57の下端572から上方に離間した位置に配置される。したがって、類否表示領域57内には、類否指標値Rが大きい副素片Psの指標指示子62ほど上方に位置するように複数の指標指示子62が分布する。
操作子552が上方に位置するほど類否指標値Rは増加する。したがって、図3から理解されるように、操作子552が上方に位置する場合には各指標指示子62が類否表示領域57の広範囲にわたって分散し、操作子552が下方に位置する場合には各指標指示子62が類否表示領域57の下寄りの領域に密集するといった具合に、操作子552の位置に応じて各指標指示子62の分布が変化する。操作子領域55と類否表示領域57とはX方向に隣接するから、操作子552の移動とともに各指標指示子62の分布が変化する様子を利用者は直感的に把握することができる。なお、操作子552が下端にある楽曲Ti(例えば図3の楽曲T2)の調整値Kはゼロに設定されるから、当該楽曲Tiの総ての副素片Psの類否指標値Rはゼロとなる。したがって、操作子552が最下端にある楽曲Ti(例えば図3の楽曲T2)の類否表示領域57には指標指示子62が配置されない。
図4に示すように、類否表示領域57に配置された複数の指標指示子62は、指標指示子62Aと指標指示子62Bとに区別される。指標指示子62Aは、楽曲Tiの総ての副素片Psのうち選択部14が実際に選択した副素片Ps(すなわち主素片Pmに類似する副素片Ps)の指標指示子62である。一方、指標指示子62Bは、選択部14が選択しなかった副素片Ps(すなわち主素片Pmに類似しない副素片Ps)の指標指示子62である。表示制御部18は、指標指示子62Aと指標指示子62Bとを相互に異なる態様(色相や明度)で表示する。例えば、指標指示子62Aは赤色で表示され、指標指示子62Bは緑色で表示される。以上のように指標指示子62Aは指標指示子62Bに対して強調して表示されるから、利用者は、操作画面50を視認することで、何れの楽曲から副素片Psが選択されたのかを容易に確認することができる。例えば、図3の操作画面50を視認した利用者は、楽曲T1と楽曲T4と楽曲T6とから副素片Psが選択されたことを認識できる。なお、何れの副素片Psも選択されなかった楽曲Ti(例えば図3の楽曲T5)の類否表示領域57内には指標指示子62Aは表示されない。
図3および図4に示すように、単位領域UA[1]〜UA[k]の各々における類否表示領域57内には、Y方向に沿った共通の位置に所定の図柄(以下「基準指示子」という)64が配置される。基準指示子64のY方向の位置は、主楽曲の単位領域UA[i](図3では単位領域UA[3])における操作子552の位置574に合致する。基準指示子64は、指標指示子62とは異なる態様(例えば青色)で表示される。利用者は、各類否表示領域57の基準指示子64を基準として主楽曲以外の各楽曲Tiの操作子552を操作する。
以上に説明したように、主楽曲の各主素片Pmの楽音データAは、音響的な特徴が当該主素片Pmに類似する複数の副素片Psに応じて加工(置換)される。したがって、利用者が楽曲T1〜Tkの類似性や調和性について熟知していない場合であっても、主楽曲の曲調を大幅に損なうことなく聴感上において自然な楽曲を生成することが可能である。また、各楽曲Tiが拍単位で素片Pに区分されるとともに、選択部14の選択した副素片Psが主素片Pmの時間長に調整されたうえで主素片Pmの加工に使用されるから、主楽曲のリズム感が損なわれることもない。
さらに、操作子552の位置に応じて各副素片Psの類否指標値Rが楽曲毎に調整され、類否表示領域57のうち各類否指標値Rに対応する位置に指標指示子62が配置される。したがって、各指標指示子62を確認することで各楽曲Tiにおける副素片Psの類否指標値Rの分布を直感的に把握しながら、各楽曲Tiの副素片Psの選択および再生の可能性を操作子552の移動によって調整することができる。しかも、各類否表示領域57において主楽曲の操作子552の位置には基準指示子64が配置されるから、主楽曲の調整値Kと主楽曲以外の各楽曲Tiの調整値Kとの大小を直感的に把握しながら各楽曲Tiの調整値Kを変化させることができる。したがって、利用者の意図に沿った楽曲を容易かつ直感的に生成することが可能である。
<B:第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を説明する。なお、本形態において作用や機能が第1実施形態と同等である要素については、以上と同じ符号を付して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
本形態の表示制御部18は、図3の操作画面50に加えて図5の状態画面70を表示装置44に表示させる。図5に示すように、状態画面70には、主楽曲の各主素片Pmに対応した複数の単位領域UBがX方向に配列する。各単位領域UBは、楽曲の再生とともに順次に表示される。すなわち、加工部16が新たな主素片Pmを加工に対象として選択する(当該主素片Pmを置換した副素片Psが再生される)たびに、表示制御部18は、当該主素片Pmに対応した新たな単位領域UBを、直前の主素片Pmに対応した単位領域UBの右側に順次に表示する。そして、状態画面70の右端まで単位領域UBが配置されると、表示制御部18は、過去の主素片Pmの各単位領域UBを左方向に移動(スクロール)させたうえで、新たな主素片Pmの単位領域UBを状態画面70の右端に配置する。すなわち、各主素片Pmに対応した複数の単位領域UBが、主楽曲における各主素片Pmの配列の順番で左方から右方に向けて配列する。
図6は、ひとつの単位領域UBを拡大した模式図である。各主素片Pmに対応する単位領域UBには、当該主素片Pmと楽曲T1〜Tkの各々の副素片Psとの類否指標値Rを示す図表(棒グラフ)が表示される。さらに詳述すると、単位領域UB内には、k個の楽曲T1〜Tkに対応するk本の棒線L1〜Lk(本形態ではk=6)がX方向に配列される。棒線L1〜LkはY方向に延在する直線である。棒線Liは、図3の操作画面50における楽曲Tiの名称51と同じ態様(楽曲Tiの名称51と同色)で表示される。したがって、棒線L1〜Lkの各々の態様は相違する。
各単位領域UBの左方から第i番目の棒線Liは、楽曲Tiのひとつの副素片Psの類否指標値Rに応じた長さに設定される。本形態における棒線Liは、楽曲Tiの各副素片Psについて算定された複数の類否指標値Rのなかの最大値に応じた長さである。したがって、ひとつの単位領域UBに対応した主素片Pmについては、棒線Liが長い順番で上位の所定個(3個)の楽曲Ti(例えば図6における楽曲T4と楽曲T6と楽曲T1)の副素片Psが加工部16による加工の材料として選択されたことを利用者が認識できる。加工部16がひとつの主素片Pmを加工の対象として選択しているときに、図3の操作画面50にて類否表示領域57に指標指示子62Aが配置された楽曲Tiと、図5の状態画面70にて棒線Liの長さが上位の所定個にある楽曲Tiとは合致する(T1,T4,T6)。
類否算定部12は、第1実施形態と同様に演算部122と設定部124と調整部126とで構成される。すなわち、各副素片Psの類否指標値Rは、演算部122が副素片Ps毎に算定した基礎指標値R0を、設定部124が操作画面50内の操作子552の位置に応じて設定した調整値Kに基づいて調整した数値となる。したがって、状態画面70における各棒線Liの長さも操作画面50の単位領域UA[i]における操作子552の位置に応じて変化する。
状態画面70には単位領域UBが時系列に表示されるから、利用者は、図5に破線で図示されるように、ひとつの楽曲Ti(例えば図6の楽曲T4)に対応した棒線Liを複数の単位領域UBにわたって追跡することで、操作子552に対する操作に応じた類否指標値Rの経時的な変化を直感的に把握することが可能である。また、各棒線Liの表示の態様は楽曲毎に相違するから、例えば特定の態様の棒線Liのみを集中的に意識する(例えば各単位領域UBにおける赤色の棒線Liのみを意識する)ことで、利用者は、ひとつの楽曲Tiについて、類否指標値Rの最大値の経時的な変化を容易に把握することができる。
<C:変形例>
以上の各形態には以下に例示するような様々な変形を加えることができる。なお、以下の例示から2以上の態様を任意に選択して組合わせてもよい。
(1)変形例1
選択部14が副素片Psを選択する方法は任意である。例えば、ひとつの楽曲Tiから複数の副素片Psを選択部14が選択し得る構成も好適である。選択部14が楽曲Tiから複数の副素片Psを選択した場合、操作画面50における単位領域UA[i]内の類否表示領域57には複数の指標指示子62Aが配置される。また、類否指標値Rの降順(大→小)で所定の順位にある副素片Psまたは当該順位から複数個の副素片Psを選択部14が選択する構成や、選択部14の選択する副素片Psの個数が可変である構成(例えば、類否指標値Rが閾値を上回る任意の個数の副素片Psを選択部14が選択する構成)も好適に採用される。
(2)変形例2
操作画面50や状態画面70の態様は適宜に変更される。例えば、楽曲T1〜Tkの類否表示領域57のみをX方向に配列して表示する構成(操作子領域55が省略された構成)も採用される。また、類否表示領域57の態様を変更してもよい。例えば、複数の副素片Psのうち選択部14が実際に選択した副素片Psに対応した指標指示子62Aのみを表示する構成(指標指示子62Bの表示を省略した構成)や、基準指示子64の表示を省略した構成も採用される。同様に、状態画面70における各単位領域UBの態様も任意である。例えば、各楽曲Tiの類否指標値Rの最大値に応じた高さに点を配置した図表や各点を直線的に連結した折れ線グラフを単位領域UBに表示してもよい。また、第2実施形態においては、楽曲Tiにおける類否指標値Rの最大値のみを棒線Liで表示したが、例えば、楽曲Tiの他の副素片Psの類否指標値Rに応じた棒線LiをX方向およびY方向に直交するZ方向に沿って配置した立体的な画像を状態画面70として表示してもよい。以上に例示したように、主素片Pmと各楽曲の副素片Psとの類否指標値Rを楽曲毎に示す図表が好適に採用される。
(3)変形例3
以上の各形態においては、主楽曲の各主素片Pmを副素片Psに置換して再生したが、主素片Pmの楽音を再生する構成も採用される。例えば、ひとつの主素片Pmについて副素片Ps毎に算定された複数の類否指標値Rのなかの最大値が所定の閾値を下回る場合(主素片Pmに充分に類似する副素片Psが存在しない場合)、選択部14および加工部16は、当該主素片Pmの楽音データAを記憶装置30から取得して放音装置46に出力する。以上の構成によれば、再生音の曲調が余りに主楽曲から乖離することが回避される。
(4)変形例4
以上の各形態においては、主楽曲のうち処理の対象として現に選択されている主素片Pm以外の素片Pを副素片Psとして選択部14による選択の候補としたが、k個の楽曲T1〜Tkのうち主楽曲を除外した(k−1)個の楽曲の各素片Pのみを副素片Psとする構成も好適である。同じ楽曲Ti内の各素片Pは音響的な特徴が類似する場合が多いから、第1実施形態の構成においては、主素片Pmに類似する副素片Psとして主楽曲の素片Pが選択される可能性が高い。一方、選択部14による選択の対象から主楽曲の素片Pを除外する構成によれば、主楽曲以外の楽曲Tiの素片Pを利用して多様な楽曲を生成することが可能となる。なお、主楽曲の各素片Pを選択部14による選択の対象から除外する構成においては、主楽曲に対応する単位領域UA[i]を操作画面50から省略してもよい。
(5)変形例5
類否指標値Rを算定する方法は任意である。例えば、以上においては主素片Pmと副素片Psとの類似度が高いほど増加する類否指標値Rを例示したが、類否指標値Rは、主素片Pmと副素片Psとの類似度が高いほど減少する数値であってもよい。また、調整値Kに応じた基礎指標値R0の調整の方法も任意である。例えば、基礎指標値R0と調整値Kとの加算値を類否指標値Rとして算定してもよい。また、設定部124や調整部126を省略した構成(基礎指標値R0が類否指標値Rとして選択部14に出力される構成)も採用される。
(6)変形例6
以上の各形態においては主素片Pmを副素片Psに置換する構成を例示したが、副素片Psに基づいて主素片Pmを加工する方法は楽音データAの置換に限定されない。例えば、主素片Pmの楽音データAと選択部14が選択した各副素片Psの楽音データAとを所定の比率で混合して出力してもよい。
本発明の第1実施形態に係る楽曲加工装置の構成を示すブロック図である。 楽曲の素片について説明するための概念図である。 操作画面の具体例を示す模式図である。 操作画面の類否表示領域を拡大した模式図である。 本発明の第2実施形態における状態画面の具体例を示す模式図である。 状態画面の単位領域を拡大した模式図である。
符号の説明
100……楽曲加工装置、10……制御装置、12……類否算定部、122……演算部、124……設定部、126……調整部、14……選択部、16……加工部、18……表示制御部、30……記憶装置、42……入力装置、44……表示装置、46……放音装置、50……操作画面、55……操作子領域、57……類否表示領域、62(62A,62B)……指標指示子、64……基準指示子、70……状態画面、UA[i](UA[1]〜UA[k]),UB……単位領域、A……楽音データ、F……特徴量、R……類否指標値、R0……基礎指標値、K……調整値、Ti(T1〜Tk)……楽曲、Li(L1〜Lk)……棒線、P……素片、Pm……主素片、Ps……副素片。

Claims (7)

  1. 楽曲を区分した各素片の楽音データと前記各素片の音響的な特徴量とを複数の楽曲の各々について記憶する記憶手段と、
    主楽曲の素片である各主素片について、当該主素片以外の素片である副素片との特徴量の類否の指標となる類否指標値を副素片毎に算定する類否算定手段と、
    類否指標値が類似を示す副素片を前記各主素片について選択する選択手段と、
    前記各主素片の楽音データを、前記選択手段が当該主素片について選択した副素片の楽音データに基づいて加工する加工手段と、
    前記主楽曲の複数の主素片の各々について、当該主素片と前記各楽曲の副素片との類否指標値を楽曲毎に示す図表を表示装置に表示する表示制御手段とを具備し、
    前記表示制御手段は、前記各楽曲に対応する複数の類否表示領域を第1方向に配列した第1画面を前記表示装置に表示するとともに前記主素片毎に当該第1画面を更新し、
    前記各楽曲の前記類否表示領域においては、当該楽曲の前記各副素片について算定された複数の類否指標値の各々に対応した指標指示子が、前記第1方向と交差する第2方向における当該類否指標値に応じた位置に配置される
    楽曲加工装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記各楽曲の前記類否表示領域における複数の指標指示子のうち、前記選択手段が選択した副素片に対応する指標指示子と、非選択の副素片に対応する指標指示子とを、相互に異なる態様で表示する
    請求項1の楽曲加工装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記各楽曲に対応する複数の単位領域を前記第1方向に配列して前記第1画面内に表示し、
    前記複数の単位領域の各々においては、前記類否表示領域と、利用者からの指示に応じて前記第2方向に移動する操作子が配置された操作子領域とが、前記第1方向に隣接し、
    前記類否算定手段は、
    前記主素片と前記副素片との類否の指標となる基礎指標値を算定する演算手段と、
    前記各単位領域における前記操作子の位置に応じて、当該単位領域に対応した楽曲について調整値を設定する設定手段と、
    前記各楽曲の副素片について算定された基礎指標値を、前記設定手段が当該楽曲について設定した調整値に応じて調整することで前記類否指標値を算定する調整手段とを含む
    請求項2の楽曲加工装置。
  4. 前記第1画面は、前記主楽曲に対応する前記単位領域を含み、
    前記複数の単位領域の各々における前記類否表示領域において、前記主楽曲の単位領域における前記操作子に対応した位置には、基準指示子が配置される
    請求項3の楽曲加工装置。
  5. 楽曲を区分した各素片の楽音データと前記各素片の音響的な特徴量とを複数の楽曲の各々について記憶する記憶手段と、
    主楽曲の素片である各主素片について、当該主素片以外の素片である副素片との特徴量の類否の指標となる類否指標値を副素片毎に算定する類否算定手段と、
    類否指標値が類似を示す副素片を前記各主素片について選択する選択手段と、
    前記各主素片の楽音データを、前記選択手段が当該主素片について選択した副素片の楽音データに基づいて加工する加工手段と、
    前記主楽曲の複数の主素片の各々について、当該主素片と前記各楽曲の副素片との類否指標値を楽曲毎に示す図表を表示装置に表示する表示制御手段とを具備し、
    前記類否算定手段は、
    前記主素片と前記副素片との類否の指標となる基礎指標値を算定する演算手段と、
    利用者からの指示に応じて楽曲毎に調整値を設定する設定手段と、
    前記各楽曲の副素片について算定された基礎指標値を、前記設定手段が当該楽曲について設定した調整値に応じて調整することで前記類否指標値を算定する調整手段とを含む
    楽曲加工装置。
  6. 楽曲を区分した各素片の楽音データと前記各素片の音響的な特徴量とを複数の楽曲の各々について記憶する記憶手段を具備するコンピュータに、
    主楽曲の素片である各主素片について、当該主素片以外の素片である副素片との特徴量の類否の指標となる類否指標値を副素片毎に算定する類否算定処理と、
    類否指標値が類似を示す副素片を前記各主素片について選択する選択処理と、
    前記各主素片の楽音データを、前記選択処理で当該主素片について選択した副素片の楽音データに基づいて加工する加工処理と、
    前記主楽曲の複数の主素片の各々について、当該主素片と前記各楽曲の副素片との類否指標値を楽曲毎に示す図表を表示装置に表示する表示制御処理と
    を実行させるプログラムであって、
    前記表示制御処理は、前記各楽曲に対応する複数の類否表示領域を第1方向に配列した第1画面を前記表示装置に表示するとともに前記主素片毎に当該第1画面を更新する処理であり、
    前記各楽曲の前記類否表示領域においては、当該楽曲の前記各副素片について算定された複数の類否指標値の各々に対応した指標指示子が、前記第1方向と交差する第2方向における当該類否指標値に応じた位置に配置される
    プログラム。
  7. 楽曲を区分した各素片の楽音データと前記各素片の音響的な特徴量とを複数の楽曲の各々について記憶する記憶手段を具備するコンピュータに、
    主楽曲の素片である各主素片について、当該主素片以外の素片である副素片との特徴量の類否の指標となる類否指標値を副素片毎に算定する類否算定処理と、
    類否指標値が類似を示す副素片を前記各主素片について選択する選択処理と、
    前記各主素片の楽音データを、前記選択処理で当該主素片について選択した副素片の楽音データに基づいて加工する加工処理と、
    前記主楽曲の複数の主素片の各々について、当該主素片と前記各楽曲の副素片との類否指標値を楽曲毎に示す図表を表示装置に表示する表示制御処理と
    を実行させるプログラムであって、
    前記類否算定処理は、
    前記主素片と前記副素片との類否の指標となる基礎指標値を算定する演算処理と、
    利用者からの指示に応じて楽曲毎に調整値を設定する設定処理と、
    前記各楽曲の副素片について算定された基礎指標値を、前記設定処理で当該楽曲について設定した調整値に応じて調整することで前記類否指標値を算定する調整処理とを含む
    プログラム。
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