JP2008129135A - 楽曲加工装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】記憶装置20は、楽曲を区分した各素片の楽音データAと各素片の音楽的な特徴量Fとを複数の楽曲の各々について記憶する。類否特定部12は、主楽曲の各素片の特徴量Fmと複数の副楽曲の各々における各素片の特徴量Fsとの類否を示す類否指標値R0を算定する。係数設定部14は、利用者による操作に応じた係数Cを副楽曲ごとに設定する。調整部16は、各副楽曲の素片について算定された類否指標値R0を当該副楽曲の係数Cに応じて調整して類否指標値Rを算定する。加工部18は、主楽曲に含まれる各素片の楽音データAmを、複数の副楽曲のうち類否指標値Rが類似を示す素片の楽音データAsに基づいて加工する。
【選択図】図1
Description
図1は、本発明のひとつの形態に係る楽曲加工装置の構成を示すブロック図である。本形態の楽曲加工装置100は、複数の楽曲(以下「副楽曲」という)を利用してひとつの楽曲(以下「主楽曲」という)を加工する装置であり、図1に示すように、制御装置10と記憶装置20と出力装置30と入力装置40と表示装置50とを具備するコンピュータ(例えばパーソナルコンピュータ)によって実現される。なお、以下では主楽曲に係る符号に添字「m」を付加するとともに副楽曲に係る符号に添字「s」を付加して両者を区別する場合がある(主楽曲と副楽曲とを区別しない場合には添字「m」や「s」を付加しない)。
以上の形態には様々な変形を加えることができる。具体的な変形の態様を例示すれば以下の通りである。なお、以下の各態様を適宜に組み合わせてもよい。
以上の形態においては主楽曲のうち副楽曲Ssとの類否指標値Rが閾値THを上回る素片Smを加工(素片Ssとの置換)する構成を例示したが、主楽曲のうち加工の対象となる素片Smを選定する方法は以上の例示に限定されない。例えば、主楽曲のうち加工の対象から除外すべき素片Smを利用者が入力装置40に対する操作によって指定する構成も採用される。すなわち、加工部18は、図4のステップS1からステップS3までの間に、対象素片Smが利用者に指定されているか否かを判定し、加工の対象外として指定されている場合には類否指標値Rに拘わらず主楽曲の楽音データAmを出力する一方、指定がない場合には図4のステップS3以降の処理を実行する。以上の形態によれば、例えば主楽曲の各小節のうち第1拍目と第3拍目については主楽曲の素片Smをそのまま出力するといった再生が実現される。したがって、主楽曲の曲調を確実に維持することが可能である。
以上の形態においては主楽曲の素片Smを副楽曲の素片Ssに置換する構成を例示したが、副楽曲に基づいて主楽曲を加工する方法は置換に限定されない。例えば、主楽曲の素片Smの楽音データAmと副楽曲の素片Ssの楽音データAmとを所定の比率で混合して出力してもよい。もっとも、以上の形態のように素片Smを素片Ssに単純に置換する構成によれば、制御装置10による処理の負荷が軽減されるという利点がある。
以上の形態においては係数Cを類否指標値R0に乗算する構成を例示したが、係数Cに基づく演算の内容は適宜に変更される。例えば、調整部16は、係数Cと類否指標値R0との加算値を類否指標値Rとして算定してもよい。すなわち、類否指標値Rが係数Cに応じて変化する構成であれば足り、具体的な演算の如何は不問である。もっとも、係数Cを類否指標値R0に乗算する構成によれば、係数Cをゼロに調整することで類否指標値Rがゼロに設定されるから、副楽曲の素片Ssと主楽曲の素片Smとを確実に非類似と判定する(すなわち副楽曲の素片Ssの出力を確実に阻止する)ことができるという利点がある。なお、係数Cに応じて類否指標値Rを変化させる構成は本発明において必須ではない。すなわち、類否特定部12が算定した類否指標値R0が直接的に加工部18に供給される構成としてもよい。
素片Smの特徴量Fmと素片Ssの特徴量Fsとから類否指標値Rを算定する方法は任意である。例えば、以上においては素片Smと素片Ssとの類似度が高いほど増加する類否指標値Rを例示したが、類否指標値は素片Smと素片Ssとの類似度が高いほど減少する数値であってもよい。
以上の形態においては各楽曲のうちループに属する素片Sのみが使用される構成を例示したが、楽曲加工装置100にて使用される楽曲がループに制限される必要は必ずしもない。すなわち、ひとつの楽曲の全部にわたって素片データDsが記憶装置20に格納された構成も採用される。したがって、主楽曲のうちループのみが反復的に再生される以上の構成には限定されず、副楽曲の素片Ssによる加工を経ながら主楽曲が最初から最後まで順番に再生される構成としてもよい。もっとも、以上のように各楽曲のループのみを使用する構成によれば、楽曲のうち利用者の好みの部分のみを利用して利用者の意図に沿った楽曲を生成できるという利点がある。
特徴量Fに含まれるN種類の数値の各々が個別に重み付けされる構成としてもよい。各数値に対する重み値は、例えば入力装置40に対する利用者の操作に応じて設定される。類否指標値R0は、N種類の数値のうち重み値の大きい数値が特徴量Fmと特徴量Fsとで近似するほど大きい数値(類似度が高い)となるように算定される。以上の構成によれば、例えば利用者が音楽的に重視する観点(特徴量F)を優先的に反映させた楽曲を生成することが可能となる。
図4のステップS6にて副楽曲の素片Ssの時間長を調整する機能を、楽曲の全体のテンポの調整に兼用してもよい。また、この構成においては、入力装置40に対する利用者の操作に応じてテンポを選定する構成が好適に採用される。
以上の形態においては制御装置10がプログラムを実行することで主楽曲の加工が実現される構成を例示したが、楽曲加工装置100は、図1の制御装置10と同様の処理を実行するDSPなどのハードウェア(電子回路)によっても実現される。
Claims (7)
- 楽曲を区分した各素片の楽音データと前記各素片の音楽的な特徴量とを複数の楽曲の各々について記憶する記憶手段と、
前記複数の楽曲のひとつである主楽曲の各素片の特徴量と前記主楽曲以外の複数の副楽曲の各々における各素片の特徴量との類否を示す類否指標値を算定する類否特定手段と、
前記主楽曲に含まれる素片の楽音データを、前記複数の副楽曲のうち当該素片との類否指標値が類似を示す素片の楽音データに基づいて加工する加工手段と
を具備する楽曲加工装置。 - 前記素片は、拍に同期した時点で楽曲を区分した区間である
請求項1に記載の楽曲加工装置。 - 前記加工手段は、前記主楽曲に含まれる素片の楽音データを、前記複数の副楽曲のうち当該素片との類否指標値が類似を示す素片の楽音データに置換する
請求項1または請求項2に記載の楽曲加工装置。 - 前記加工手段は、前記複数の副楽曲のうち前記主楽曲の素片との類否指標値が類似を示す素片の楽音データを、当該主楽曲の素片と略同等の時間長となるように加工したうえで、当該主楽曲の素片の楽音データに置換する
請求項3に記載の楽曲加工装置。 - 前記複数の副楽曲の各々について利用者による操作に応じた係数を設定する係数設定手段と、
前記類否特定手段が各副楽曲の素片について算定した類否指標値を、前記係数設定手段が当該副楽曲について設定した係数に応じて調整する調整手段とを具備し、
前記加工手段は、前記主楽曲に含まれる素片の楽音データを、前記複数の副楽曲のうち前記調整手段による調整後の類否指標値が類似を示す素片の楽音データに基づいて加工する
請求項1から請求項4の何れかに記載の楽曲加工装置。 - 前記主楽曲の各素片を利用者による操作に応じて指定する指定手段を具備し、
前記加工手段は、前記主楽曲の複数の素片のうち前記指定手段が指定する素片を加工しない
請求項1から請求項5の何れかに記載の楽曲加工装置。 - 楽曲を区分した各素片の楽音データと前記各素片の音楽的な特徴量とを複数の楽曲の各々について記憶する記憶手段を具備するコンピュータに、
前記複数の楽曲のひとつである主楽曲の各素片の特徴量と前記主楽曲以外の複数の副楽曲の各々における各素片の特徴量との類否を示す類否指標値を算定する類否特定処理と、
前記主楽曲に含まれる素片の楽音データを、前記複数の副楽曲のうち当該素片との類否指標値が類似を示す素片の楽音データに基づいて加工する加工処理と
を実行させるプログラム。
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