JP2009024503A - エンジンの排気浄化装置 - Google Patents

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Masatsugu Sakimoto
Shigemi Okada
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Abstract

【課題】尿素SCRシステムにおいて排気通路内での尿素水の十分な分散を確保しながら排気抵抗の増加に伴う出力性能低下の問題を抑制する。
【解決手段】排気通路3の尿素水供給手段13と選択還元触媒16との間に尿素水供給手段13で供給された尿素水と排気ガスとのミキシングを促進するためのミキシング手段15を備える。尿素水供給手段13の下流と選択還元触媒16の上流とを連通してミキシング手段15をバイパスするバイパス通路21と、バイパス通路21の連通状態を制御可能な制御弁32と、制御弁32の作動状態を制御する制御手段50とを備え、制御手段50は、エンジン負荷が所定値以上のとき又はエンジン回転数が所定値以上のとき、バイパス通路21が開くように制御弁32を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンの排気浄化装置、特に、エンジンの排気ガスに含まれる窒素酸化物の低減を図るエンジンの排気浄化装置に関する。
従来、エンジンの排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を低減する技術として尿素SCR(Selective Catalytic Reduction)システムが知られている。これは、エンジンの排気通路に、NOxを選択還元する選択還元触媒を配設し、この選択還元触媒の上流に、排気通路内に尿素水を噴射する尿素水噴射ノズルを配設したもので、このノズルから排気通路内に噴射された尿素水が排気ガスの熱により熱分解又は加水分解してアンモニアが生成し、このアンモニアが選択還元触媒に吸着されて、排気ガス中のNOxと脱硝反応を起こし、NOxを窒素(N)と水(HO)とに還元するようにしたものである。
その場合に、前記尿素水噴射ノズルから噴射された尿素水が排気通路内で十分に分散しないと、この尿素水から生成するアンモニアが偏って選択還元触媒に吸着され、その結果、アンモニア濃度の高い部分では余剰のアンモニアが大気中に排出されるアンモニアスリップの問題が起き、一方、アンモニア濃度の低い部分ではNOxの浄化性能が低下してNOx排出量の低減が不十分となる。
そこで、特許文献1に記載されるように、尿素水噴射ノズルと選択還元触媒との間の排気通路に、前記ノズルから噴射された尿素水と排気ガスとのミキシングを促進するためのミキシング手段を配設することが提案される。このミキシング手段は、例えば、排気通路の断面積より小さい断面積の開口が形成された仕切板で構成され、排気ガスがこの仕切板に衝突して開口を通過することにより排気ガスの流れが乱れ、その結果、排気ガス中に噴射された尿素水と排気ガスとが攪拌されて尿素水が排気ガス中で十分に分散することとなる。
一方、特許文献2には、排気通路に選択還元触媒をバイパスするバイパス通路を設けて、例えば、排気通路の上流側に配設されたパティキュレートフィルタに捕集された粒子状物質を燃焼除去する場合や、該粒子状物質が自然着火したような場合には、排気ガスをバイパス通路に導いて、高温の排気ガスが選択還元触媒に流れ込むことによる該触媒の劣化を防止するようにした技術が開示されている。
特開2003−232218(段落0012) 特開2005−248765(段落0028)
ところで、前述のように、排気通路内での尿素水の十分な分散を図るためのミキシング手段は、排気ガスの乱流度を増すために、開口の断面積が小さくされている。したがって、ミキシング手段は、一般に、排気通路内における排気ガスの流れの抵抗となり、排気圧力を上昇させるので、エンジンのトルク性能ひいては出力性能の低下をもたらすという問題がある。
本発明は、排気ガス中のNOxを低減する尿素SCRシステムにおいて、排気通路内での尿素水の十分な分散を図るためのミキシング手段を備えた場合の前記不具合に対処するもので、排気通路内での尿素水の十分な分散を確保しながら、ミキシング手段が排気通路に配設されることによる排気抵抗の増加に伴う出力性能低下の問題を抑制することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明では次のような手段を用いる。
すなわち、本願の請求項1に記載の発明は、エンジンの排気通路に配設され、排気ガス中のNOxを選択還元する選択還元触媒と、この選択還元触媒の上流の排気通路に尿素還元剤を供給する尿素還元剤供給手段と、この尿素還元剤供給手段と前記選択還元触媒との間の排気通路に配設され、前記尿素還元剤供給手段で供給された尿素還元剤と排気ガスとのミキシングを促進するためのミキシング手段とを有するエンジンの排気浄化装置であって、前記尿素還元剤供給手段の下流と前記選択還元触媒の上流とを連通して前記ミキシング手段をバイパスするバイパス通路と、このバイパス通路の連通状態を制御可能な制御弁と、この制御弁の作動状態を制御する制御手段とが備えられ、前記制御手段は、エンジン負荷が所定値以上のとき又はエンジン回転数が所定値以上のとき、前記バイパス通路が開くように前記制御弁を制御することを特徴とする。
次に、本願の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のエンジンの排気浄化装置であって、前記ミキシング手段の直上流と直下流との差圧を検出する差圧検出手段が備えられ、前記制御手段は、前記差圧検出手段で検出された差圧が所定値以上のときは、エンジン負荷が所定値以上でなくても又はエンジン回転数が所定値以上でなくても、前記バイパス通路が開くように前記制御弁を制御することを特徴とする。
次に、本願の請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のエンジンの排気浄化装置であって、前記選択還元触媒をバイパスする第2のバイパス通路と、この第2バイパス通路の連通状態を制御可能な第2の制御弁とが備えられ、前記制御手段は、この第2制御弁の作動状態も制御すると共に、前記制御手段は、エンジン負荷が所定値未満のとき又はエンジン回転数が所定値未満のとき、前記バイパス通路が閉じ、前記第2バイパス通路が閉じるように前記制御弁及び前記第2制御弁を制御し、エンジン負荷が所定値以上で該所定値より大きい第2の所定値未満のとき又はエンジン回転数が所定値以上で該所定値より大きい第2の所定値未満のとき、前記バイパス通路が開き、前記第2バイパス通路が閉じるように前記制御弁及び前記第2制御弁を制御し、エンジン負荷が第2所定値以上のとき又はエンジン回転数が第2所定値以上のとき、前記バイパス通路が開き、前記第2バイパス通路が開くように前記制御弁及び前記第2制御弁を制御することを特徴とする。
まず、請求項1に記載の発明によれば、尿素還元剤(尿素水)と排気ガスとのミキシングを促進するためのミキシング手段が、尿素還元剤供給手段(尿素水噴射ノズル)と選択還元触媒との間の排気通路に配設された構成の尿素SCRシステムにおいて、前記ミキシング手段をバイパスするバイパス通路を設けて、エンジン負荷が所定値以上のとき又はエンジン回転数が所定値以上のときは、前記バイパス通路を開くようにしたから、尿素還元剤供給手段で供給された尿素還元剤及び排気ガスは、前記ミキシング手段を通過せずに選択還元触媒に到達することとなる。
ここで、エンジン負荷が所定値以上のとき又はエンジン回転数が所定値以上のときは、時間当たりの排気ガスの排出量が多く、排気通路内での排気ガスの圧力及び流速が高くなるから、排気ガスの乱流度が増し、尿素還元剤と排気ガスとのミキシング性が向上している。したがって、尿素還元剤及び排気ガスは、ミキシング手段を通過しなくても、尿素水が排気ガス中で十分に分散された状態で選択還元触媒に到達し、その結果、アンモニアスリップの問題や、NOx浄化性能低下の問題が回避されることとなる。
一方、エンジン負荷が所定値以上のとき又はエンジン回転数が所定値以上のときは、排気ガスがミキシング手段をバイパスすることによって、該ミキシング手段が排気通路に配設されることによる排気抵抗の増加に伴う出力性能低下の問題も同時に回避されることとなる。特に、エンジン負荷が所定値以上のときは高トルクが要求されているときであるから、出力性能低下の問題が回避される利益は大きい。
次に、請求項2に記載の発明によれば、ミキシング手段の直上流と直下流との差圧が所定値以上のときは、エンジン負荷が所定値以上でなくても又はエンジン回転数が所定値以上でなくても、前記バイパス通路を開くようにしたから、尿素還元剤供給手段で供給された尿素還元剤及び排気ガスは、前記ミキシング手段を通過せずに選択還元触媒に到達することとなる。
ここで、ミキシング手段の直上流と直下流との差圧が所定値以上のときは、該ミキシング手段による排気抵抗の増加がより増長され、それに伴い出力性能の低下もより増長されるときであるから、そのような場合に、排気ガスがミキシング手段をバイパスすることによって、増長された前記不具合が回避されることとなる。
なお、ミキシング手段の直上流と直下流との差圧が所定値以上となる原因としては、例えば、尿素から派生した化合物の結晶がミキシング手段に付着することにより、該ミキシング手段に形成された開口がさらに狭くなること等が考えられる。
次に、請求項3に記載の発明によれば、ミキシング手段をバイパスする前記バイパス通路に加えて、選択還元触媒をバイパスする第2バイパス通路を設けて、エンジン負荷が所定値未満のとき又はエンジン回転数が所定値未満のときは、両バイパス通路を閉じるようにしたから、尿素還元剤及び排気ガスは、ミキシング手段を通過して選択還元触媒に到達し、さらに該選択還元触媒を通過することとなる。この場合、尿素水の十分な分散がミキシング手段によって確保されて、排気ガス中のNOxが良好に窒素と水とに還元され、排出されることとなる。
また、エンジン負荷が所定値以上で第2所定値未満のとき又はエンジン回転数が所定値以上で第2所定値未満のときは、バイパス通路を開き、第2バイパス通路を閉じるようにしたから、尿素還元剤及び排気ガスは、ミキシング手段をバイパスして選択還元触媒に到達し、さらに該選択還元触媒を通過することとなる。この場合は、エンジン負荷が所定値未満のとき又はエンジン回転数が所定値未満のときに比べて、排気通路内での排気ガスの圧力及び流速が高くなって排気ガスの乱流度が増すことにより、尿素水の十分な分散が確保されて、排気ガス中のNOxが良好に窒素と水とに還元され、排出されることとなる。
そして、エンジン負荷が第2所定値以上のとき又はエンジン回転数が第2所定値以上のときは、両バイパス通路を開くようにしたから、排気ガスは、ミキシング手段も選択還元触媒も共にバイパスすることとなる。この場合は、ミキシング手段が排気通路に配設されることによる排気抵抗の増加に伴う出力性能低下の問題に加えて、選択還元触媒が排気通路に配設されることによる排気抵抗の増加に伴う出力性能低下の問題も同時に回避されることとなる。特に、エンジン負荷が第2所定値以上のときは高トルクが要求されているときであるから、出力性能低下の問題が2重に回避される利益は大きい。しかも、エンジン負荷が第2所定値以上のときは燃料噴射量が多く、排気ガス温度が高いから、高温の排気ガスが選択還元触媒に流れ込むことによる該触媒の熱劣化の問題も回避される。なお、この場合は、排気ガスが選択還元触媒もバイパスするから、尿素還元剤の供給は停止することとなる。以下、発明の最良の実施形態を通して本発明をさらに詳しく説明する。
図1は、本実施形態に係るエンジン1の排気浄化装置10の全体構成図である。エンジン1はディーゼルエンジンであって、吸気通路2、排気通路3、排気ガスの一部を吸気側へ還流するEGR通路4、及び該EGR通路4上のEGRバルブ5を備えている。
排気通路3上には、上流側から、排気ガス中の未燃燃料を酸化燃焼するための酸化触媒11、排気ガス中の微粒子(パティキュレート)を捕集するためのディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)12、尿素水タンク14から供給される尿素水を排気通路3内に噴射するための尿素水噴射ノズル13、このノズル13から噴射された尿素水と排気ガスとのミキシングを促進するためのミキシングプレート15、排気ガス中のNOxを選択還元するSCR触媒16、及び、前記ノズル13から噴射された尿素水から生成したアンモニアの余剰分が大気中に放出されるのを防ぐためのアンモニア酸化触媒17が、この順に配設されている。
また、排気通路3には、前記ミキシングプレート15をバイパスする第1バイパス通路21、及び前記SCR触媒16をバイパスする第2バイパス通路22が備えられている。特に、本実施形態では、第1バイパス通路21は、尿素水噴射ノズル13の下流とSCR触媒16の上流とを連通している。また、第2バイパス通路22は、DPF12と尿素水噴射ノズル13との間と、SCR触媒16の下流とを連通している。したがって、第1バイパス通路21は、ミキシングプレート15しかバイパスしていないが、第2バイパス通路22は、SCR触媒16をバイパスする他、ミキシングプレート15、第1バイパス通路21、及び尿素水噴射ノズル13もバイパスしている。
排気通路3において、第2バイパス通路22の分岐点の直下流に、第1シャッター弁31が備えられ、同じく排気通路3において、第1バイパス通路22の合流点の直上流に、第2シャッター弁32が備えられ、そして、第2バイパス通路22に、第3シャッター弁33が備えられている。
各シャッター弁31〜33はバタフライ弁であり、回動することにより、それぞれ備えられた通路を開閉する。例えば、第1シャッター弁31が開で、第3シャッター弁33が閉のとき、排気ガスは、第2バイパス通路22を通らずに、尿素水噴射ノズル13を通過する。このとき、第2シャッター弁32が開であると、排気ガスは、第1バイパス通路21を通らずに、ミキシングプレート15を通過する。その後、排気ガスは、SCR触媒16に到達することとなる。
一方、第1シャッター弁31が開で、第3シャッター弁33が閉のときに、第2シャッター弁32が閉であると、排気ガスは、ミキシングプレート15を通過せずに、第1バイパス通路21を通って、SCR触媒16に到達することとなる。
これらに対し、第1シャッター弁31が閉で、第3シャッター弁33が開のとき、排気ガスは、尿素水噴射ノズル13、ミキシングプレート15、第1バイパス通路21、SCR触媒16、及びアンモニア酸化触媒17を通過せずに、第2バイパス通路22を通って、排気通路3に合流することとなる。この場合、第2シャッター弁32は、基本的に、開でも閉でもどちらでも構わない。
排気通路3には、さらに、DPF12の直上流と直下流との差圧を検出する第1差圧センサ41、ミキシングプレート15の直上流と直下流との差圧を検出する第2差圧検出センサ42、及びSCR触媒16の直下流のアンモニア濃度を検出するアンモニアセンサ43が備えられている。
ここで、第1差圧センサ41で検出される差圧(第1差圧)が所定値以上のときは、DPF12に堆積した微粒子の量が所定値以上となったことを表すもので、そのようなときは、DPF12に堆積した微粒子を燃焼除去してDPF12を再生する必要がある。
一方、第2差圧センサ42で検出される差圧(第2差圧)が所定値以上のときは、ミキシングプレート15に付着した化合物の結晶(尿素から派生したもの:後述する)の量が所定値以上となったことを表すもので、そのようなときは、ミキシングプレート15に付着した化合物の結晶を溶融除去してミキシングプレート15が排気通路3に配設されたことによる排気抵抗の増加を低減する必要がある。
本実施形態に係る排気浄化装置10は、特に、エンジン1の排気ガスに含まれる窒素酸化物を低減するための尿素SCRシステムでなり、その浄化反応機序は、およそ次の通りである。
まず、尿素水噴射ノズル13から噴射された尿素水中の尿素は、次の反応式(化1)に示すように、排気ガスの熱により熱分解反応を起こして、アンモニア及びイソシアン酸を生成する。この熱分解反応は、およそ135℃以上で開始し、主に尿素水噴射ノズル13からSCR触媒16までの区間内で起きる。
Figure 2009024503
また、尿素水噴射ノズル13から噴射された尿素水中の尿素、及び、熱分解反応で生成したイソシアン酸は、次の反応式(化2、化3)に示すように、加水分解反応を起こして、それぞれアンモニア及び二酸化炭素を生成する。この加水分解反応は、およそ160℃以上で開始し、主に尿素水噴射ノズル13からSCR触媒16までの区間内で起きる。
Figure 2009024503
Figure 2009024503
そして、尿素から生成したアンモニアは、次の反応式(化4)に示すように、NO及びNOと脱硝反応を起こして、これらの窒素酸化物を窒素及び水に還元する。この還元反応は、およそ200℃以上で開始し、主にSCR触媒16内で起きる。
Figure 2009024503
また、尿素から生成したアンモニアは、次の反応式(化5)に示すように、酸素の存在下、NOと脱硝反応を起こして、この窒素酸化物を窒素及び水に還元する。この還元反応は、およそ200℃以上で開始し、主にSCR触媒16内で起きる。
Figure 2009024503
ここで、前記反応式(化4)と前記反応式(化5)とをまとめると、次の反応式(化6)のようになる。つまり、排気ガス中のNOの濃度とNOの濃度との比は、1:1が最も反応速度が大きく効率がよいことが判る。
Figure 2009024503
なお、還元反応にあずからなかった余剰のアンモニアは、次の反応式(化7)に示すように、酸素の存在下、窒素及び水に分解される。この酸化反応は、アンモニア酸化触媒17内で起きる。
Figure 2009024503
図2に、本実施形態で採用可能なミキシングプレート15の具体的構成の1例を示す。図示したように、ミキシングプレート15は、排気通路3を横断するように接続された仕切板本体部15aを有し、この仕切板本体部15aの一部(図例では扇形の4箇所の部分)15bが切り込まれて下流側に曲り折げ加工されることにより、仕切板本体部15aに排気通路3の断面積より小さい断面積の開口15cが形成された構造である。
これにより、図2(b)に矢印で示したように、排気通路3を上流から流れてきた排気ガスがこのミキシングプレート15に衝突して開口15cを通過することにより排気ガスの流れが乱れ、その結果、上流で排気ガス中に噴射された尿素水と排気ガスとが攪拌されて尿素水が排気ガス中で十分に分散することとなる。
このように、ミキシングプレート15は、排気通路3内での尿素水の十分な分散を図ることができるが、排気ガスの乱流度を増すために、開口15cの断面積が小さくされたり、折り曲げ部分15bの傾斜が緩くされている。したがって、ミキシングプレート15は、排気通路3内における排気ガスの流れの抵抗となり、排気圧力を上昇させるので、エンジン1のトルク性能ひいては出力性能を低下させる可能性がある。
しかも、本発明者等の知見によれば、尿素水噴射ノズル13から噴射された尿素水中の尿素から派生したと考えられる化合物の結晶がミキシングプレート15に付着する場合のあることがわかっている。このような結晶の付着が進めば、ミキシングプレート15に形成された開口15cがさらに狭くなり、ミキシングプレート15による排気抵抗の増加がより増長され、それに伴い出力性能の低下もより増長されることとなる。そして、ミキシングプレート15がそのような状態になったことは、第2差圧センサ42で検出される第2差圧が所定値以上となったことで判定可能である。
なお、ミキシングプレート15に付着する化合物の結晶は、尿素水噴射ノズル13から噴射された尿素水中の尿素が最初に熱分解反応を起こして生成するイソシアン酸(化1参照)が3分子集まってできたシアヌル酸の結晶であろうと考えられる。このシアヌル酸の結晶の融点は、およそ360℃であるが、エンジン負荷やエンジン回転数が相対的に小さい運転が続くと、結晶が溶融せずにミキシングプレート15に付着し堆積してしまうのである。
図3に示すように、この排気浄化装置10のコントロールユニット50は、前記第1差圧センサ41からの信号、前記第2差圧センサ42からの信号、前記アンモニアセンサ43からの信号、エンジン1の回転数を検出するエンジン回転数センサ44からの信号、及び、吸気通路2を通過する吸入空気量を検出する吸入空気量センサ45からの信号等を入力し、その結果に応じて、前記尿素水噴射ノズル13、前記第1シャッター弁31、前記第2シャッター弁32、前記第3シャッター弁33、及び、エンジン1の燃料噴射弁46等へ制御信号を出力する。
図4は、この排気浄化装置10のコントロールユニット50が行う具体的制御動作の1例を示すフローチャートである。
まず、ステップS1で、各種信号を読み込んだうえで、ステップS2で、運転領域がAであるか否かを判定する。ここで、コントロールユニット50のメモリには、図5に例示するように、エンジン回転数と、燃料噴射量(あるいは吸入空気量:すなわちエンジン負荷)とに基いて、予め設定された運転領域のマップが格納されており、コントロールユニット50は、このマップに、現在のエンジン回転数と燃料噴射量とをあてはめることにより、現在の運転領域がAであるか、Bであるか、Cであるかを判定するのである。
その結果、運転領域がAである場合、つまり燃料噴射量が第1所定値未満のとき又はエンジン回転数が第1所定値未満のときは、ステップS3で、第2差圧センサ42で検出される第2差圧が所定値以上か否かを判定する。つまり、前述したように、ミキシングプレート15に、シアヌル酸と思われる化合物の結晶が相当量付着しているか否かを判定するのである。
その結果、NOのときは、ステップS4〜S6で、第1シャッター弁31を開とし、第2シャッター弁32を開とし、第3シャッター弁33を閉とする。これにより、前述したように、排気通路3を上流から流れてきた排気ガスは、第1バイパス通路21も第2バイパス通路22も通らずに、ミキシングプレート15を通過した後、SCR触媒16に到達する。
一方、ステップS2でNOのとき、ステップS7で、運転領域がBであるか否かを判定する。その結果、運転領域がBである場合、つまり燃料噴射量が第1所定値以上で該第1所定値より大きい第2所定値未満のとき又はエンジン回転数が第1所定値以上で該第1所定値より大きい第2所定値未満のときは、ステップS8〜S10で、第1シャッター弁31を開とし、第2シャッター弁32を閉とし、第3シャッター弁33を閉とする。これにより、前述したように、排気通路3を上流から流れてきた排気ガスは、第2バイパス通路22は通らないが、第1バイパス通路21を通って、ミキシングプレート15をバイパスした後、SCR触媒16に到達する。
また、ステップS3でYESのとき、つまり、ミキシングプレート15に、シアヌル酸と思われる化合物の結晶が相当量付着していると判定されたときも、ステップS8〜S10を実行する。
これらに対し、ステップS7でNOのとき、つまり運転領域がCである場合、つまり燃料噴射量が第2所定値以上のとき又はエンジン回転数が第2所定値以上のときは、ステップS11〜S13で、第1シャッター弁31を閉とし、第2シャッター弁32を開(閉でもよい)とし、第3シャッター弁33を開とする。これにより、前述したように、排気通路3を上流から流れてきた排気ガスは、尿素水噴射ノズル13、ミキシングプレート15、第1バイパス通路21、SCR触媒16、及びアンモニア酸化触媒17を通過せずに、第2バイパス通路22を通って、排気通路3に合流する。
このように、本実施形態に係るエンジン1の排気浄化装置10は、尿素水噴射ノズル13から噴射された尿素水と排気ガスとのミキシングを促進するためのミキシングプレート15が、尿素水噴射ノズル13とSCR触媒16との間の排気通路3に配設された構成の尿素SCRシステムでなる。そして、ミキシングプレート15をバイパスする第1バイパス通路21を設けて、エンジン負荷が第1所定値以上のとき又はエンジン回転数が第1所定値以上のときは(運転領域がBの場合:ステップS2でNO)、第1バイパス通路21を開くようにしたから(ステップS8〜S10)、尿素水噴射ノズル13で供給された尿素水及び排気ガスは、ミキシングプレート15を通過せずにSCR触媒16に到達することとなる。
ここで、エンジン負荷が第1所定値以上のとき又はエンジン回転数が第1所定値以上のときは(ステップS2でNO)、時間当たりの排気ガスの排出量が多く、排気通路3内での排気ガスの圧力及び流速が高くなるから、排気ガスの乱流度が増し、尿素水と排気ガスとのミキシング性が向上している。したがって、尿素水及び排気ガスは、ミキシングプレート15を通過しなくても、尿素水が排気ガス中で十分に分散された状態でSCR触媒16に到達し、その結果、アンモニアスリップの問題や、NOx浄化性能低下の問題が回避されることとなる。
一方、エンジン負荷が第1所定値以上のとき又はエンジン回転数が第1所定値以上のときは(ステップS2でNO)、排気ガスがミキシングプレート15をバイパスすることによって、該ミキシングプレート15が排気通路3に配設されることによる排気抵抗の増加に伴う出力性能低下の問題も同時に回避されることとなる。特に、エンジン負荷が第1所定値以上のときは高トルクが要求されているときであるから、出力性能低下の問題が回避される利益は大きい。
また、ミキシングプレート15の直上流と直下流との差圧(第2差圧)が所定値以上のときは(ステップS3でYES)、エンジン負荷が第1所定値以上でなくても又はエンジン回転数が第1所定値以上でなくても(運転領域がAの場合:ステップS2でYES)、第1バイパス通路21を開くようにしたから(ステップS8〜S10)、尿素水噴射ノズル13で供給された尿素水及び排気ガスは、ミキシングプレート15を通過せずにSCR触媒16に到達することとなる。
ここで、ミキシングプレート15の直上流と直下流との間の第2差圧が所定値以上のとき(ステップS3でYES)というのは、尿素から派生したシアヌル酸と思われる化合物の結晶がミキシングプレート15に付着し堆積することにより、該ミキシングプレート15に形成された開口15cがさらに狭くなって、ミキシングプレート15による排気抵抗の増加がより増長され、それに伴い出力性能の低下もより増長されているときであるから、そのような場合に、排気ガスがミキシングプレート15をバイパスすることによって、増長された前記不具合が回避される利益は大きい。
また、本実施形態に係るエンジン1の排気浄化装置10においては、前記第1バイパス通路21に加えて、SCR触媒16をバイパスする第2バイパス通路22を設けて、エンジン負荷が第1所定値未満のとき又はエンジン回転数が第1所定値未満のときは(運転領域がAの場合:ステップS2でYES)、第1バイパス通路21も第2バイパス通路22も共に閉じるようにしたから(ステップS4〜S6)、尿素水及び排気ガスは、ミキシングプレート15を通過してSCR触媒16に到達し、さらに該SCR触媒16を通過することとなる。この場合、尿素水の十分な分散がミキシングプレート15によって確保されて、排気ガス中のNOxが良好に窒素と水とに還元され、排出されることとなる。
また、エンジン負荷が第1所定値以上で第2所定値未満のとき又はエンジン回転数が第1所定値以上で第2所定値未満のときは(運転領域がBの場合:ステップS7でYES)、第1バイパス通路21を開き、第2バイパス通路22を閉じるようにしたから(ステップS8〜S10)、尿素水及び排気ガスは、ミキシングプレート15をバイパスしてSCR触媒16に到達し、さらに該SCR触媒16を通過することとなる。この場合は、エンジン負荷が第1所定値未満のとき又はエンジン回転数が第1所定値未満のときに比べて、排気通路3内での排気ガスの圧力及び流速が高くなって排気ガスの乱流度が増すことにより、尿素水の十分な分散が確保されて、排気ガス中のNOxが良好に窒素と水とに還元され、排出されることとなる。
そして、エンジン負荷が第2所定値以上のとき又はエンジン回転数が第2所定値以上のときは(運転領域がCの場合:ステップS7でNO)、第1バイパス通路21も第2バイパス通路22も共に開くようにしたから(ステップS11〜S13)、排気ガスは、ミキシングプレート15もSCR触媒16も共にバイパスすることとなる。この場合は、ミキシングプレート15が排気通路3に配設されることによる排気抵抗の増加に伴う出力性能低下の問題に加えて、SCR触媒16が排気通路3に配設されることによる排気抵抗の増加に伴う出力性能低下の問題も同時に回避されることとなる。特に、エンジン負荷が第2所定値以上のときは高トルクが要求されているときであるから、出力性能低下の問題が2重(ミキシングプレート15による排気抵抗の増加とSCR触媒16による排気抵抗の増加との2つの問題)に回避される利益は大きい。しかも、エンジン負荷が第2所定値以上のときは燃料噴射量が多く、排気ガス温度が高いから、高温の排気ガスがSCR触媒16に流れ込むことによる該SCR触媒16の熱劣化の問題も回避される。なお、この場合は、排気ガスがSCR触媒16もバイパスするから、尿素水噴射ノズル13からの尿素水の供給は停止することとなる。
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。ただし、前述の実施形態と同じ又は類似する部分の説明は省略し、前述の実施形態と異なる特徴部分のみ説明する。また、前述の実施形態と同じ又は相当する構成要素には同じ符号を用いる。
この第2実施形態では、図6に示すように、第1バイパス通路21はミキシングプレート15のみバイパスし、第2バイパス通路22はSCR触媒16(及びアンモニア酸化触媒17)のみバイパスする。そして、第1バイパス通路21に第1シャッター弁101が備えられ、第2バイパス通路22に第2シャッター弁102が備えられている。
この場合、排気浄化装置10のコントロールユニット50が行う具体的制御動作は、およそ図7に示す通りである。
すなわち、ステップS51で、各種信号を読み込んだうえで、ステップS52で、運転領域がAであるか否かを判定する。その結果、運転領域がAである場合は、ステップS53で、第2差圧センサ42で検出される第2差圧が所定値以上か否かを判定する。その結果、NOのときは、ステップS54,S55で、第1シャッター弁101を閉とし、第2シャッター弁102を閉とする。つまり、第1バイパス通路21も第2バイパス通路22も共に閉じるようにする。これにより、排気通路3を上流から流れてきた排気ガスは、第1バイパス通路21も第2バイパス通路22も通らずに、ミキシングプレート15を通過した後、SCR触媒16に到達することとなる。
一方、ステップS52でNOのとき、ステップS56で、運転領域がBであるか否かを判定する。その結果、運転領域がBである場合は、ステップS57,S58で、第1シャッター弁101を開とし、第2シャッター弁102を閉とする。つまり、第1バイパス通路21を開き、第2バイパス通路22を閉じるようにする。これにより、排気通路3を上流から流れてきた排気ガスは、第1バイパス通路21を通ってミキシングプレート15をバイパスした後、第2バイパス通路22を通らずにSCR触媒16に到達する。
また、ステップS53でYESのとき、つまり、ミキシングプレート15に、シアヌル酸と思われる化合物の結晶が相当量付着していると判定されたときも、ステップS57,S58を実行する。
これらに対し、ステップS56でNOのとき、つまり運転領域がCである場合は、ステップS59,S60で、第1シャッター弁31を開とし、第2シャッター弁32を開とする。つまり、第1バイパス通路21も第2バイパス通路22も共に開くようにする。これにより、排気通路3を上流から流れてきた排気ガスは、第1バイパス通路21を通ってミキシングプレート15をバイパスした後、第2バイパス通路22を通ってSCR触媒16及びアンモニア酸化触媒17もバイパスする。なお、この場合は、排気ガスがSCR触媒16もバイパスするから、尿素水噴射ノズル13からの尿素水の供給は停止することとなる。
第1実施形態と第2実施形態とを比較すると、第1実施形態では、運転領域がCのとき、排気ガスが第2バイパス通路22を通過する場合に、たとえ尿素水噴射ノズル13から尿素水が供給されても、該ノズル13の下流にSCR触媒16及びアンモニア酸化触媒17があるので、アンモニアスリップの問題が回避されるという利点があり、第2実施形態では、第2バイパス通路22を短くできるという利点がある。
なお、前記実施形態は、本発明の最良の実施形態ではあるが、特許請求の範囲を逸脱しない限り、さらに種々の修正や変更を施してよいことはいうまでもない。
以上、具体例を挙げて詳しく説明したように、本発明は、排気ガス中のNOxを低減する尿素SCRシステムにおいて、排気通路内での尿素水の十分な分散を図るためのミキシング手段を備えた場合に、排気通路内での尿素水の十分な分散を確保しながら、ミキシング手段が排気通路に配設されることによる排気抵抗の増加に伴う出力性能低下の問題を抑制することが可能な技術であるから、エンジンの排気浄化装置、特に、エンジンの排気ガスに含まれる窒素酸化物の低減を図るエンジンの排気浄化装置の技術分野において広範な産業上の利用可能性が期待される。
本発明の最良の実施形態に係るエンジンの排気浄化装置の全体構成図である。 前記排気浄化装置に備えられたミキシング手段としてのミキシングプレートの(a)は正面図、(b)は(a)のb−b矢視断面図である。 前記排気浄化装置の制御システム図である。 前記排気浄化装置のコントロールユニットが行う具体的制御動作の1例を示すフローチャートである。 前記制御動作で用いられる運転領域のマップである。 本発明の第2の実施形態に係るエンジンの排気浄化装置のミキシングプレート及び選択還元触媒としてのSCR触媒の周辺の構成図である。 前記第2実施形態においてコントロールユニットが行う具体的制御動作の1例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 エンジン
3 排気通路
10 エンジンの排気浄化装置
13 尿素水噴射ノズル(尿素還元剤供給手段)
15 ミキシングプレート(ミキシング手段)
16 SCR触媒(選択還元触媒)
21 第1バイパス通路(バイパス通路)
22 第2バイパス通路
31 第1シャッター弁(第2制御弁)
32 第2シャッター弁(制御弁)
33 第3シャッター弁(第2制御弁)
42 第2差圧センサ(差圧検出手段)
50 コントロールユニット(制御手段)
101 第1シャッター弁(制御弁)
102 第2シャッター弁(第2制御弁)

Claims (3)

  1. エンジンの排気通路に配設され、排気ガス中のNOxを選択還元する選択還元触媒と、
    この選択還元触媒の上流の排気通路に尿素還元剤を供給する尿素還元剤供給手段と、
    この尿素還元剤供給手段と前記選択還元触媒との間の排気通路に配設され、前記尿素還元剤供給手段で供給された尿素還元剤と排気ガスとのミキシングを促進するためのミキシング手段とを有するエンジンの排気浄化装置であって、
    前記尿素還元剤供給手段の下流と前記選択還元触媒の上流とを連通して前記ミキシング手段をバイパスするバイパス通路と、
    このバイパス通路の連通状態を制御可能な制御弁と、
    この制御弁の作動状態を制御する制御手段とが備えられ、
    前記制御手段は、エンジン負荷が所定値以上のとき又はエンジン回転数が所定値以上のとき、前記バイパス通路が開くように前記制御弁を制御することを特徴とするエンジンの排気浄化装置。
  2. 請求項1に記載のエンジンの排気浄化装置であって、
    前記ミキシング手段の直上流と直下流との差圧を検出する差圧検出手段が備えられ、
    前記制御手段は、前記差圧検出手段で検出された差圧が所定値以上のときは、エンジン負荷が所定値以上でなくても又はエンジン回転数が所定値以上でなくても、前記バイパス通路が開くように前記制御弁を制御することを特徴とするエンジンの排気浄化装置。
  3. 請求項1に記載のエンジンの排気浄化装置であって、
    前記選択還元触媒をバイパスする第2のバイパス通路と、
    この第2バイパス通路の連通状態を制御可能な第2の制御弁とが備えられ、
    前記制御手段は、この第2制御弁の作動状態も制御すると共に、
    前記制御手段は、エンジン負荷が所定値未満のとき又はエンジン回転数が所定値未満のとき、前記バイパス通路が閉じ、前記第2バイパス通路が閉じるように前記制御弁及び前記第2制御弁を制御し、エンジン負荷が所定値以上で該所定値より大きい第2の所定値未満のとき又はエンジン回転数が所定値以上で該所定値より大きい第2の所定値未満のとき、前記バイパス通路が開き、前記第2バイパス通路が閉じるように前記制御弁及び前記第2制御弁を制御し、エンジン負荷が第2所定値以上のとき又はエンジン回転数が第2所定値以上のとき、前記バイパス通路が開き、前記第2バイパス通路が開くように前記制御弁及び前記第2制御弁を制御することを特徴とするエンジンの排気浄化装置。
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