JP2009024442A - 採光扉 - Google Patents

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博文 田中
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Abstract

【課題】 装飾具取り付けのための桟やホルダーが不要であるため構造が簡単で、通常の加工精度で十分に加工でき製造作業性に優れ、長期間使用しても装飾部分の配置ずれや変色やガタツキが生じることなく、カット硝子風の優れた意匠効果が可能となり、さらに、半透明材料からなり濡れて透明化し易い和紙そのものも装飾体として用いることを可能とし、扉の採光部分の一部分にのみ配置し、配置部分と非配置部分との対比で意匠デザインを現出可能とし、和紙を用いた和風意匠の扉を安価に提供する。
【解決手段】 縦框及び横框で囲われた枠体内部に透光性部材を設けてなる採光扉であって、透光性部材が平板状を有する表裏2枚の透光板の面を当接し組み合わせてなる複層体からなり、複層体の当接面の所定箇所の一部に面状装飾体が挟持されその挟持非挟持位置によって、面状装飾体の配置部分と非配置部分とが設けられるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建築物に使用される開き戸、引き戸等に用いられる採光タイプの扉で、特に扉表面に意匠を付与させ外観を向上させた扉に関する。
従来、建築物に使用される採光タイプの開き戸、引き戸等においては、扉意匠を向上させるために、さまざまな工夫がなされている。例えば、扉の採光部分に用いられる透明又は半透明の硝子板、樹脂板等の透光板に着色されたものを用いたり、硝子板、樹脂板等の透光板に抽象模様や幾何学模様の線状のラインをカッティングし、抽象模様や幾何学模様を付与したり、また、硝子板や樹脂板等の透光板の表面に抽象模様や幾何学模様を印刷手段によって施し、意匠性を向上させた採光扉が用いられてきた。
しかしながら、上記、カッティング手段による意匠の付与は、加工技術的に高度な技術を要し、コスト的にも高価なものとなり、曲線模様をきめ細かく自在に施すことは芸術作品の域に達し、とても工業デザインを施した量産型製品とはなり得ないものであった。
また、上記、透光板の単なる着色のみでは得られる意匠に限界があり、また、上記、印刷手段による意匠の付与においては、硝子板や樹脂板表面に施された印刷が長期の使用期間中に禿げたり、印刷表面に傷がついたり、また、変色したり、汚れたりして、せっかくの意匠が長持ちしないという欠点があった。
そこで、硝子板や樹脂板等の透光板のみに依存せず、自在な意匠を現出せしめるために、硝子板等の透光板の間に別異の装飾具を挟み込むようにして取り付けることによって透光板のみに依存せず、意匠を構成できるようにしたドアや扉の記載がある。(例えば特許文献1参照)。
特開2001−32643号公報(第1−3頁、第1−5図)。
ところで、上記特開2001−32643号公報に記載のドアにおいては、ドアの開口部の採光部分に、固定桟及び可動桟を取り付け、2枚の板硝子を合わせ硝子とし、その間に装飾具を挟み込んで前記取り付け桟によってドア本体に取り付け固定する構成とされている。また、ペア硝子においては、間に装飾具を保持するためのホルダーを用意し、このホルダーによって装飾具を保持する構成とされている。
このような構成のドアにおいては、前記固定桟、可動桟又はホルダーを用いて取り付けるので構造が複雑で製造コスト的にも不利であり、高価なものについていた。さらに、固定桟や可動桟又はホルダーの製作に高い精度が要求され桟やホルダーそのものに寸法誤差があると取り付け不能になったり、ガタツキが生じる恐れがあった。また、長期間使用中に木製ドアの場合、室内の湿気の吸放出によって木質部の含水率が変動し、それにつれて桟が変形することもあった。また、桟を木製以外の湿気で変形しない材料で製造された場合においても、桟周辺の材質が木製であると、やはり硝子板取り付け箇所において変形が生じる恐れがあった。そのことによるガタツキも大きな問題であった。
また、合わせ硝子の間に装飾具として和紙を挿入する場合、採光部全面に和紙を配置する必要がある。すなわち、ドアを施工後長期間使用中に、ドアの開閉操作時の衝撃によって、和紙の配置位置が微妙に変化し意匠性に影響を与えるので、和紙を全面配置しないと、前記和紙配置位置の微妙な変化を防止できなかった。しかし、この場合は和紙そのものは装飾具とならず、和紙はあくまでも、採光板(透光板)の一種として配置され、和紙の一部に透光性のない素材で作製された絵柄等をデザインとして配置する必要があり、和紙そのものが装飾具にはなり得なかった。
和紙を全面配置しないで、一部にのみ和紙を配置し、和紙の配置部分と非配置部分を明確にするとともに、ドア開閉時の衝撃によっても和紙の配置部分が変化することがなく、和紙そのものの配置部分と非配置部分とによって意匠性を付与することは、技術的に極めて困難であった。例えば、接着手段で和紙そのものを固定することも考えられるが、従来の接着技術ではせっかくの和紙が濡れ色になり、透明化してしまって、硝子板と区別不能となり、和紙の配置部分と非配置部分との対比で、和紙そのものをデザイン意匠とすることはできなかった。また、和紙が変色することも多々あった。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、装飾具を取り付けるための取り付け桟やホルダーが不要であるため、構造が簡単であり、通常の加工精度で十分に加工でき、製造作業性に優れ、長期間使用中においても装飾部分の配置ずれや変色が生じることがなく、さらに、装飾具によるガタツキが生じることもなく、カット硝子風の優れた意匠効果を表現することが可能となり、さらに、半透明材料からなり、接着剤等により濡れて透明化し易い和紙そのものも装飾体として用いることを可能とし、半透明材料からなり濡れて透明化し易い和紙そのものもデザイン意匠として扉の採光部分の一部分にのみ配置し、配置部分と非配置部分との対比によって意匠デザインを表現可能とし、和紙を用いた和風意匠の採光扉を安価に提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明の採光扉は、左右の縦框及び上下の横框で囲われた枠体の内部に透光性部材を設けてなる採光扉であって、前記透光性部材が平板状を有する表裏2枚の透光板の面どうしを当接するように組み合わせてなる複層体からなり、前記複層体の当接面の所定箇所の一部に面状装飾体が挟持され、該面状装飾体の挟持非挟持位置によって、面状装飾体の配置部分と非配置部分とが設けられていることを特徴としている。
このような構成を有する本発明によれば、装飾体を取り付けるための取り付け桟やホルダーが不要であるため、構造が簡単であり、通常の加工精度で十分に加工でき、製造作業性に優れ、安価に提供することができる。
請求項2に記載の本発明の採光扉は、請求項1に記載の採光扉において、前記複層体の当接面に挟持される前記面状装飾体の配置部分が、前記複層体の框内周端縁位置から所定の離間寸法だけ離間して設けられ、複層体の框内周端縁位置と面状装飾体の配置部分の端部との間に非配置部分が設けられていることを特徴としている。
このような構成を有する本発明によれば、前記非配置部分が、面取りデザインに見え、
カットガラス風の意匠効果が発揮できる。
請求項3に記載の本発明の採光扉は、請求項1又は請求項2に記載の採光扉において、前記複層体を構成する2枚の透光板間に前記面状装飾体が接着手段によって固着されていることを特徴としている。
このような構成を有する本発明によれば、面状装飾体を接着手段によって固着するので施工後長期間使用中においても、ドアの開閉操作時の衝撃によって、面状装飾体の配置ずれが生じることがない。しかも、面状装飾体のガタツキ等が生じる恐れもない。
請求項4に記載の本発明の採光扉は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の採光扉において、前記透光板が透明又は半透明の硝子又は合成樹脂成型体からなり、前記面状装飾体が半透明の和紙片であり、前記接着手段が溶剤系のアクリル樹脂からなる接着剤であることを特徴としている。
このような構成を有する本発明によれば、前記透光板が透明又は半透明の硝子又は合成樹脂成型体からなるので、製造作業性やコスト的にも優れたものとなる。また、前記面状装飾体が半透明の和紙片からなるので、和紙を用いた和風意匠の扉が可能となる。さらに、前記接着手段が溶剤系のアクリル樹脂からなる接着剤であるので、半透明材料からなり濡れて透明化し易い和紙そのものも装飾体として用いることが可能で、和紙を用いた和風意匠の扉が可能となる。すなわち、溶剤系アクリル樹脂からなる接着剤を用いると接着剤が和紙片に浸透しにくく、半透明材料からなり濡れて透明化し易い和紙であっても、透明化せず、和紙そのものもデザイン意匠として、扉の採光部分の一部分にのみ配置し、配置部分と非配置部分との対比で和風の意匠デザインを表現することが可能となる。
請求項5に記載の本発明の採光扉は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の採光扉において、縦框及び横框からなる前記枠体の内周端縁に沿って凹条溝が形成され、該凹条溝内に弾性部材が設けられ、該弾性部材を介して、凹条溝内に前記複層体の端縁が嵌挿されていることを特徴としている。
このような構成を有する本発明によれば、枠体の加工精度をあまり高くしなくても製作作業性に優れ、施工後長期間使用しても採光部のガタツキがなく品質の安定したものとなる。
請求項1に記載の発明によれば、装飾体を取り付けるための取り付け桟やホルダーが不要であるため、構造が簡単であり、通常の加工精度で十分に加工でき、製造作業性に優れ、安価に提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、前記非配置部分が、面取りデザインに見え、カットガラス風の意匠効果が発揮できる。
請求項3に記載の発明によれば、面状装飾体を接着手段によって固着するので施工後長期間使用中においても、ドアの開閉操作時の衝撃によって、面状装飾体の配置ずれが生じることがない。しかも、面状装飾体のガタツキ等が生じる恐れもない。
請求項4に記載の発明によれば、前記透光板が透明又は半透明の硝子又は合成樹脂成型体からなるので、製造作業性やコスト的にも優れたものとなる。また、前記面状装飾体が半透明の和紙片からなるので、和紙を用いた和風意匠の扉が可能となる。さらに、前記接着手段が溶剤系のアクリル樹脂からなる接着剤であるので、半透明材料からなり濡れて透明化し易い和紙そのものも装飾体として用いることが可能で、和紙を用いた和風意匠の扉が可能となる。すなわち、溶剤系アクリル樹脂からなる接着剤を用いると接着剤が和紙片に浸透しにくく、半透明材料からなり濡れて透明化し易い和紙であっても、透明化せず、和紙そのものもデザイン意匠として、扉の採光部分の一部分にのみ配置し、配置部分と非配置部分との対比で和風の意匠デザインを表現することが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、枠体の加工精度をあまり高くしなくても製作作業性に優れ、施工後長期間使用しても採光部のガタツキがなく品質の安定したものとなる。
本発明の詳細を図面に従って説明する。図1は本発明の採光扉の正面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は図1の要部拡大正面図、図4は図2の要部拡大断面図を示す。図中に示す符号1は採光扉、2は枠体、3は框を示し、3aは縦框、3bは横框を示す。4は面状装飾体、5は配置部分、6は非配置部分、7は複層体、7aは複層体の端縁、7bは複層体の框内周端縁位置、Lは離間寸法、8は透光板、Qは透光性部材、Eは框の内周端縁、Uは枠体内周部に沿って設けられた凹条溝を示す。Dは凹条溝に設けられた弾性部材を示す。Pは和紙を示し、P1は和紙の模様片、P2は和紙の模様片の隙間を示す。また、Sは接着手段を示し、Mは複層体の当接面を示す。
図1において本発明の採光扉1の正面図、図2において、図1のA−A線断面図を示す。本発明の採光扉1は左右2本の縦框3a、上下2本の横框3bの計4本の框3を方形に組み合わせて上下左右の框3で囲われた枠体2が形成されている。図示しないが、前記横框3bの左右両端縁には木ダボが2〜3本程度横框端縁から突出して設けられている。また、木ダボの突出部に当接する縦框3aの箇所にはダボ孔が設けられている。このようにして木ダボの突出部をダボ孔に嵌入し縦框3aと横框3bを接続する。この時、接着剤を併用するとよい。
このようにして、前記4本の框3は方形に組み合わされて枠体2が形成される。本例では縦框3aを上下方向に通して組み合わせる方式を示す。いわゆる框組による枠体2である。しかし、本例で示す框組に限定されるものではなく、図示しないが、芯材を組み合わせて作製された芯組材の表裏面に化粧板を張り付けて作製される、いわゆるフラッシュ構造の扉であっても、もちろんよいものとする。使用される材料は従来からのものでよい。
前記枠体2の開口内部に透光性部材Qが設けられている。該透光性部材Qは、平板状を有する2枚の透光板8の面どうしを当接するようにして組み合わせ複層体7が形成されている。該複層体7の当接面Mが複層体7の厚み方向の略中間部に位置している。さらに、前記複層体7の当接面Mの箇所の全面でなく一部の面に部分的に面状装飾体4が、面状装飾体4の表裏から2枚の透光板8で挟持するようにして設けられている。このようにして、面状装飾体4の挟持位置(面状装飾体4が存在する箇所)を配置部分5、面状装飾体4の非挟持位置(面状装飾体4が存在しない箇所)を非配置部分6とする。
また、前記面状装飾体4の配置部分5は、前記複層体7の、框内周端縁Eの位置7bから所定の離間寸法Lだけ離間した位置において設けられている。このようにして、複層体7の、框内周端縁Eの位置7bと面状装飾体4の配置部分5の端部との間に非配置部分6が設けられている。この、複層体7の、框内周端縁Eの位置7bと面状装飾体4の配置部分5との離間寸法Lは、扉そのものの大きさにもよるが、約10〜30mm程度が意匠効果上、好適である。
このようにして、本発明の採光扉1を正面から見たところ、上下左右の4本の框からなる框組の枠体2の框内周端縁Eから約10〜30mm程度の部分に非配置部分6が設けられることになる。採光扉1を正面から見て、この部分において面取りデザインの如く目視され、カットガラス風デザインを表現できるといった意匠効果が現出可能となる。
透光性部材Qの裏面から光が投射された際、前記配置部分5と非配置部分6とにおいて、光の透過量に微妙な差異が生じ、例えば面状装飾体4として和紙、又は和紙の中でも意匠性の高い、漉き模様紙を用いると、前記光の透過量に微妙な差異が生じ、この微妙な差異が漉き模様紙の模様を際だたせ、極めて意匠性の高い採光扉1が実現する。
前記框3を組み合わせる前段階において、框3の内周端縁Eに沿って凹条溝Uが形成されている。さらに、前記凹条溝Uの内部に弾性体Dが設けられている。前記凹条溝Uの加工寸法は、前記透光板8の厚み寸法及び面状装飾体4の厚み寸法によって最適な加工寸法を決めればよい。
前記凹条溝U内部に設けられている弾性体Dは硝子板等からなる透光板8を合わせた複層体7からなる透光性部材Qを前記框組みからなる枠体2に嵌め込んで採光扉1を作製する際に、前記硝子板からなる複層体7の端縁7aが前記凹条溝U内に嵌め込まれた状態で使用されても、扉の開閉動作につれて透光性部材Qが発生させるガタツキ音を解消する機能を有するものである。すなわち、弾性部材Dの圧縮復元力によって透光性部材Qのガタツキが抑制可能となるものである。さらに、透光性部材Qの端部、すなわち複層体7の端縁7aが弾性部材Dによって覆われるようにして透光性部材Qが框に取り付けられるので、透光性部材Qの耐衝撃性能が向上し、長期間の使用にも耐え、耐久性能が向上する。
弾性部材Dの材質としては、ウレタンゴム、アクリルゴム等の合成ゴム、天然ゴムの他、ウレタン樹脂、ポリエチレン樹脂等の樹脂発泡体からなる弾性体Dを好適なものとして例示できる。
本発明の採光扉1の高さ、幅、厚み寸法は従来からある採光扉と同様でよい。また、使用される透光性部材Qに用いる透光板8としては、透明又は半透明の硝子板、合成樹脂成型体からなる板状体等を好適なものとして例示できる。合成樹脂成型体としてはアクリル樹脂板、ABS樹脂板、硬質塩ビ樹脂板等を好適なものとして例示できる。
また、前記面状装飾体4としては、和紙、色上質紙、ファンシーペーパー等の紙の他に、着色透明又は着色不透明の合成樹脂フィルム等を好適なものとして例示できる。これらの材料をさまざまな形状に切り抜いて作製された装飾体等も好適なものとして例示できる。
上記面状装飾体4のさまざまな材料の中で、和紙Pに着目し、和紙Pの中でも意匠性が高い漉き模様紙が最も好適な材料である。該漉き模様紙は、和紙Pを漉く工程の中でさまざまな模様を付与して作製される意匠性に優れた和紙である。
図3及び図4において、図1及び図2の要部拡大図を示す。図3に示す正面視拡大図において、本例では和紙Pとして、上記漉き模様紙を用いた例を示している。和紙Pやその他の面状装飾体4の中で、特に漉き模様紙の場合は、図示するように、和紙Pの模様片P1の箇所が配置部分5とされ、そうでない部分、すなわち、和紙Pの模様片P1とP1との間の隙間P2が非配置部分6とされる。さらに、前記和紙Pの模様片P1においても、厚みが厚い箇所と厚みが薄い箇所とが微妙に混ざり合い、重なり合っており、このようにして、透光性部材Qの裏面から光が投射された際、前記配置部分5と非配置部分6とにおいて、光の透過量に微妙な差異が生じ、前記光の透過量の微妙な差異が漉き模様紙の模様を際だたせ、極めて意匠性の高い採光扉1が実現する。
また、前記複層体7を構成する2枚の透光板8間に前記面状装飾体4が接着手段Sによって固着されている。このようにして面状装飾体4を固着すると、施工後長期間扉を開け閉めして扉に繰り返し衝撃が加わっても、面状装飾体4の取り付け位置がずれて意匠性が損なわれる恐れがない。
この場合の接着に用いられる接着剤としては、面状装飾体4の材質に適合したものであればよいが、特に和紙P、その他の紙の場合、接着剤が水性接着剤であると、和紙Pやその他の紙に接着剤が吸収され、特に着色されていない紙の場合、せっかくの装飾体としての和紙Pやその他の紙が透明化してしまって、模様が極めて不鮮明なものとなってしまう恐れがある。そこで、水性接着剤でなく、溶剤系の接着剤が好ましい。しかし、ゴム系接着剤は紫外線が当たると黄変や劣化が生じるので適さない。
しかし、溶剤系アクリル系樹脂からなる接着剤の場合は紫外線による黄変や劣化の恐れが極めて少ないばかりでなく、溶剤系アクリル樹脂からなる接着剤を用いると、接着剤が和紙片に浸透しにくく、半透明材料からなり濡れて透明化し易い和紙Pであっても、透明化せず、和紙Pそのものもデザイン意匠として、採光扉1の採光部分の一部分にのみ配置し、配置部分5と非配置部分6との対比で和風の意匠デザインを表現することが可能となり、接着手段Sとしての好適な接着剤として例示できる。
また、水性接着剤ほどではないが、溶剤系接着剤であっても、接着剤塗布量が多すぎて和紙Pに浸透する量が多い場合、和紙Pやその他の紙に浸透し、和紙Pが、やや半透明化し、模様がやや不鮮明となる恐れがある。従って、溶剤系接着剤を用いる場合においても、接着剤の塗布量に制限を加えることが大切である。微量塗布可能なスプレーガンを用いて塗布量として約0.5〜1g/m程度の微量塗布であることが好ましい。
前記面状装飾体4の両面に前記接着剤を微量塗布し、表裏2枚の透光板8の間の所定位置に接着剤を微量塗布した前記面状装飾体4を挟持する。例えば和紙Pの漉き模様紙を複層体7の、框内周端縁Eの位置7bから、離間寸法Lとして約10〜30mm程度隙間をあけて配置し、2枚の透光板8の間に挟持する。このようにして、一定時間室温で養生し面状装飾体4を挟持した複層体7を作製する。その後、框組からなる枠体2の凹条溝U内に弾性部材Dを取り付け、続いて、前記複層体7の端縁7aを凹条溝Uの弾性部材Dに当接するようにして透光性部材Qを枠体2の内部に取り付ける。このようにして本発明の採光扉1が製造される。
本発明の採光扉の正面図。 図1のA−A線断面図。 図1の要部拡大正面図。 図2の要部拡大断面図。
符号の説明
1 採光扉
2 枠体
3 框
3a 縦框
3b 横框
4 面状装飾体
5 配置部分
6 非配置部分
7 複層体
7a 複層体の端縁
7b 複層体の框内周端縁位置
L 離間寸法
8 透光板
Q 透光性部材
E 框の内周端縁
U 凹条溝
D 弾性部材
P 和紙
P1 和紙の模様片
P2 和紙の模様片の隙間
S 接着手段
M 複層体の当接面

Claims (5)

  1. 左右の縦框及び上下の横框で囲われた枠体の内部に透光性部材を設けてなる採光扉であって、前記透光性部材が平板状を有する表裏2枚の透光板の面どうしを当接するように組み合わせてなる複層体からなり、前記複層体の当接面の所定箇所の一部に面状装飾体が挟持され、該面状装飾体の挟持非挟持位置によって、面状装飾体の配置部分と非配置部分とが設けられていることを特徴とする採光扉。
  2. 前記複層体の当接面に挟持される前記面状装飾体の配置部分が、前記複層体の框内周端縁位置から所定の離間寸法だけ離間して設けられ、複層体の框内周端縁位置と面状装飾体の配置部分の端部との間に非配置部分が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の採光扉。
  3. 前記複層体を構成する2枚の透光板間に前記面状装飾体が接着手段によって固着されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の採光扉。
  4. 前記透光板が透明又は半透明の硝子又は合成樹脂成型体からなり、前記面状装飾体が半透明の和紙片であり、前記接着手段が溶剤系のアクリル樹脂からなる接着剤であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の採光扉。
  5. 縦框及び横框からなる前記枠体の内周端縁に沿って凹条溝が形成され、該凹条溝内に弾性部材が設けられ、該弾性部材を介して、凹条溝内に前記複層体の端縁が嵌挿されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の採光扉。
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