JP2009023438A - トノカバー装置 - Google Patents

トノカバー装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009023438A
JP2009023438A JP2007187117A JP2007187117A JP2009023438A JP 2009023438 A JP2009023438 A JP 2009023438A JP 2007187117 A JP2007187117 A JP 2007187117A JP 2007187117 A JP2007187117 A JP 2007187117A JP 2009023438 A JP2009023438 A JP 2009023438A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tonneau cover
holder
case
cover case
outer holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007187117A
Other languages
English (en)
Inventor
Shojiro Goto
正二郎 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hayashi Engineering Inc
Original Assignee
Hayashi Engineering Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hayashi Engineering Inc filed Critical Hayashi Engineering Inc
Priority to JP2007187117A priority Critical patent/JP2009023438A/ja
Publication of JP2009023438A publication Critical patent/JP2009023438A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Abstract

【課題】トノカバー装置の見かけ長さを変化させる構成を安価で提供する。
【解決手段】トノカバー装置は、巻き取り軸15の周囲を覆う筒状のトノカバーケース10と、その両側部に取り付けられたケースホルダー20を有している。ケースホルダー20は、トノカバーケース10の両端を塞ぐように取り付けられた内ホルダー30と、トノカバーケース10の両側部および内ホルダー30を覆い、かつ巻き取り軸15の軸線方向にスライド可能にトノカバーケース10の両側部に取り付けられた外ホルダー40とを有している。内ホルダー30には、トノカバーケース10に形成された孔に嵌め込まれた凸部31と、外ホルダー40の、巻き取り軸15の軸線方向に平行に延びる長孔41内に位置する突起34が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両後方のラゲージルームに設置されるトノカバー装置に関する。
車両後方のラゲージルームには、その内部を外から確認できないようにするために、必要に応じてラゲージルームの上方を覆うことが可能なトノカバー装置が備えられる。このトノカバー装置は、一般に、トノカバーの収容部を構成するトノカバーケースの両側部を受け支えることが可能な窪みなどの係合部をラゲージルームの横壁に設けて、それとトノカバー装置の両側部を係合させることによって支持固定されることが多い。
このようにして車両後方のラゲージルームに設置されたトノカバー装置には、その機能の1つとして、必要に応じて取り外しが可能であるということが求められる。この要求に応えるために、トノカバーケースの両側部に取り付けられるケースホルダーをトノカバーケースの長手方向にスライド可能にした構成が広く用いられている。
図8は、このような構成を有する従来例のトノカバー装置の一端部分の構成を示している。この例では、トノカバーケース100の端部は、概して板状の内ホルダー110によって塞がれている。内ホルダー110は、ネジ130とネジ131によってトノカバーケース100に固定されている。ネジ130は、内ホルダー110の角部付近に形成された開口(不図示)を通され、トノカバーケース100の内面の一部に形成された厚肉部102に固定されている。ネジ131は、トノカバーケース100に形成されたネジ留め用孔101を通され、内ホルダー110にねじ込まれている。
さらに、トノカバーケース100の側部にキャップ状の外ホルダー120が被さるように取り付けられて、トノカバーケース100の長手方向(図8(c)の左右方向)にスライド可能に保持されている。この際、外ホルダー120には、トノカバーケース100の長手方向に平行に延びる長孔が形成され、ネジ131の頭部がこの長孔内に位置している。それによって、ネジ131は、外ホルダー120がトノカバーケース100から脱落するのを防ぐと同時に、外ホルダー120のスライド移動をガイドする役割を担っている。
図示していないが、内ホルダー110と外ホルダー120の間には、バネ部材が配置されており、それによって、外ホルダー120は、トノカバー装置の長手方向中央から離れる方向に付勢されている。それによって、外ホルダー120へ外力が加えられていない状況では、外ホルダー120はトノカバー装置の長手方向中央から最遠位置となり、トノカバー装置の見かけの長さは最長となる。一方、外ホルダー120に、トノカバー装置の長手方向中央に向かう方向に力を加えてバネ部材を縮ませ、外ホルダー120をスライド移動させることで、トノカバー装置の見かけの全長を短くすることができる。
このようなトノカバー装置は、見かけの長さがほぼ最長の状態で、ラゲージルームの両横壁の係合部に係合して保持されている。その状態から、外ホルダー120をトノカバー装置の長手方向中央に向かってスライドさせて、ラゲージルームの両横壁間の距離よりも、厳密にはトノカバー装置を支えていた両係合部間の距離よりも、トノカバー装置の長さを短くすることによって、トノカバー装置を係合部から取り外すことができる。
また、再び取り付ける際は、取り外し時と同様に外ホルダー120をスライドさせて、トノカバー装置の全長を短くする。そして、その状態を維持したまま、トノカバー装置の両端がラゲージルーム横壁の係合部に相対する位置まで移動させる。その位置で、外ホルダー120を元の状態にし、つまりトノカバー装置の全長を元の長さに戻すことで、トノカバー装置をラゲージルームの横壁の係合部に固定することができる。
特開平8−258626号公報 特許第3315046号明細書
しかしながら、従来技術では、ケースホルダーのスライド移動範囲を規制したり、ケースホルダーを付勢するバネ部材を保持したりするために、ネジ、およびネジを固定するための、トノカバーケースの厚肉部などが必要である。これらのためにかかる材料費や加工費が、トノカバー装置に対してコスト面で多大な影響を及ぼしている。
そこで、本発明の目的は、トノカバー装置の見かけ長さを変化させる構成を、より安価で提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明の第1の実施態様のトノカバー装置は、車両後方のラゲージルームを覆うトノカバーを巻き取るための巻き取り軸と、巻き取り軸の周囲を覆う筒状のトノカバーケースと、トノカバーケースの両側部に取り付けられたケースホルダーと、を有するトノカバー装置において、ケースホルダーは、トノカバーケースの両端を塞ぐように取り付けられた内ホルダーと、トノカバーケースの両側部および内ホルダーを覆い、かつ巻き取り軸の軸線方向にスライド可能にトノカバーケースの両側部に取り付けられた外ホルダーと、を有し、外ホルダーには、巻き取り軸の軸線方向に平行に延びる長孔が形成されおり、内ホルダーには、トノカバーケースに形成された孔に嵌め込まれた凸部と、外ホルダーの長孔内に位置する突起と、が形成されている、ことを特徴とする。
本発明の第2の実施態様のトノカバー装置は、内ホルダーに、第1の実施態様における突起がなく、代わりに、内ホルダーに、トノカバーケースに形成された孔を通ってトノカバーケースから突出し、突出した部分が外ホルダーの長孔内に位置している凸部が形成されている。
本発明の第3の実施態様のトノカバー装置では、長孔はトノカバーケースに形成され、長孔内に位置する突起は外ホルダーの内面に形成されている。
いずれの場合も、内ホルダーは、それに形成された凸部をトノカバーケースに形成された孔に嵌めこむことによってトノカバーケースに固定可能であり、外ホルダーは、それに形成された長孔を、内ホルダーに形成された突起(第1の実施態様)または凸部(第2の実施態様)に嵌めることによって、あるいは、外ホルダーの内面に形成された突起をトノカバーケースに形成された長孔内に嵌めることによって(第3の実施態様)、スライド移動可能で、かつ脱落しないように取り付け可能である。
本発明において、長孔は、その、巻き取り軸の軸線方向に平行な方向の長さによって、外ホルダーのスライド移動範囲を規制するものであるのが好ましい。それによって、外ホルダーのスライド移動範囲を適切に設定し、外ホルダーが抜け落ちたり、押し込み過ぎて動かなくなったりするのを防止することができる。
本発明によれば、ケースホルダーによって、トノカバー装置の見かけ長さを変化させることができ、それを、自動車のラゲージルームへのトノカバー装置の取り付けに利用することができる。そして、このケースホルダーの取り付けのために、従来技術におけるようなネジが必要なく、また、トノカバーケースには、容易に形成可能な孔を形成すればよく、従来技術におけるような肉厚部を設ける必要もない。これらの理由で、本発明によれば、材料費および加工費を軽減して、製造コストを抑えることができる。また、ネジを用いないことによって、見栄えも改善される。
以下、本発明の好ましい実施形態を図を用いながら説明する。
図1〜4に、本発明の一実施形態のケースホルダー20を備えたトノカバー装置1を示す。図1は、トノカバー装置1の一端部分を示す斜視図、図2は、図1のA−A断面図、図3は、外ホルダー40を外した状態の斜視図、図4は、さらに内ホルダー30を外した状態の斜視図である。
トノカバー装置1は、トノカバー(不図示)を巻き取って保持するための巻き取り軸15(図2)を収容するトノカバーケース10を有している。トノカバーケース10は、長尺な筒状の形状を有しており、その長手方向(巻き取り軸15の軸線方向)に全長にわたって延びるスリット11が形成されており、スリット11がトノカバーの出入り口となっている。トノカバーは、使用されない時には、巻き取り軸15に巻かれてトノカバーケース10内に収納される。
トノカバーケース10は、アルミニウムなどの比較的軟らかい金属を材料とし、その可塑性を利用して押し出し成形によって筒状に形成することができる。その際に、トノカバーケース10の長手方向に一様にスリット11を形成することできる。トノカバーケース10の肉厚は1〜5mm程度であるのが適している。
トノカバーケース10の両側部には、ケースホルダー20が取り付けられている。ケースホルダー20は、概して板状の内ホルダー30(図2,4)とキャップ状の外ホルダー40とを有している。内ホルダー30と外ホルダー40とは、ポリアミド、ポリプロピレンやポリエステルといった樹脂から形成することができる。なお、図1〜4には、一端側のトノカバーケース10のみを示しているが、他端側も同様の構成とすることができる。
内ホルダー30は、トノカバーケース10の端部を塞ぐように取り付けられている(図2,3)。外ホルダー40は、さらに、トノカバーケース10の側部と内ホルダー30とを覆うように取り付けられ(図1,2)、トノカバーケース10の長手方向に平行にスライド可能である。外ホルダー40は、外ホルダー40の開口側を若干広げてトノカバーケース10の側部にはめ込むことによって、このように取り付けることができる。内ホルダーと外ホルダー40との間には、バネ部材50(図2)が介在し、これにより外ホルダー40は、トノカバーケース10の中心から離れる方向(図1〜4の左方向)に付勢されている。
外ホルダー40には、トノカバーケース10の長手方向に長い長孔41が形成されている。一方、内ホルダー30には、トノカバーケース10の長手方向に対して垂直に突出した突起34が形成されており、長孔41内に突起34が収められることによって、外ホルダー40は、長孔41に沿ってスライド移動するように案内される。また、外ホルダー40のスライド移動範囲が長孔41の、トノカバーケース10の長手方向の各端部の位置によって規制され、適切な範囲に制御される。それによって、トノカバーケース10から外ホルダー40が脱落するのが防がれ、また、外ホルダー40が押し込まれ過ぎて内ホルダー30やトノカバーケース10と干渉して動かなくなるといった不都合も回避できる。外ホルダー40のスライド可能距離は長孔41の長さによって決まり、長孔41の長さは1〜3cm程度であるのが好ましい。本実施形態では、突起34および長孔41は、トノカバー装置の一側面にそれぞれ2つ配置されている。
内ホルダー30の厚みは1〜5mm程度であるのが好ましい。図4に示すように、内ホルダー30の外周面は、内ホルダー30の厚み方向に内側部35と外側部36とに分かれ、内側部35と外側部36との間には段差が生じている。内側部35はトノカバーケース10内に嵌め込まれ、一方、外側部36はトノカバーケース10の外側に位置する。前述の突起34は外側部36に形成されている。
内側部35は、トノカバーケース10の内面13にぴったり接する大きさになっている。内側部35には、トノカバーケース10の長手方向に対して垂直に突出した凸部31が形成され、トノカバーケース10には、凸部31に対応する位置に孔12が形成されている。本実施形態では、凸部31および孔12は、トノカバー装置1の、互いに対面する2つの側面に1つずつ設けられている。内ホルダー30は、凸部31を孔12内に嵌め込むことによって、トノカバーケース10から外れないように固定されている。内ホルダー30は、トノカバーケース10の端の開口を若干広げ、内ホルダー30を収め、その後にトノカバーケース10の端の開口を狭めて元に戻すことによって、このようにトノカバーケース10へ取り付けることができる。孔12の位置は、トノカバーケース10の端からトノカバーケース10の中央へ3〜10mm程度離れた位置であるのが好ましい。
内ホルダー30の内側部35と外側部36との間の段差、および内側部35に形成された凸部31の高さは、トノカバーケース10の肉厚と一致しているのが好ましい。それによって、トノカバーケース10と内ホルダー30との組立体の周面14に、突起34を除いては凹凸が生じないようにできる。その結果、外ホルダー40が周面14の凹凸に引っ掛かるのを抑制できるので、外ホルダー40を、周面14上をスムースにスライドさせることができる。また、外ホルダー40を取り付けるのも容易になる。
さらに、内ホルダー30の外側部36に形成された突起34の高さも、外ホルダー40の肉厚と同じにし、突起34の先端面と外ホルダー40の周面とを同一平面上に位置させるのが好ましい。それによって、突起34が外に突き出ないようにして外部部材に引っ掛かるなどするのを抑制しながら、突起34と長孔41の端部との当接面の面積を最大限に確保して、外ホルダー40が突起34上に乗り上げるのを抑制することができる。このため、突起34の高さは、2〜5mm程度とするのが好ましい。
内ホルダー30の、トノカバーケース10の中央側に面する面には巻き取り軸15を支持するための軸受け部33が形成されている。巻き取り装置15は、その両側部が軸受け部33によって支持されることによって、トノカバーケース10内に支持されている。内ホルダー30の、トノカバーケース10の長手方向外側に面する面には、内ホルダー30と外ホルダー40との間に介在するバネ部材50を支持するためのバネ受け部32が形成されている。
本実施形態のトノカバー装置1では、外ホルダー40がバネ部材50によって付勢されているため、外力が加わっていない状態では、外ホルダー40は、トノカバー装置1の中心から最も離れた位置にあり、トノカバーケース10の全長は最長となる。トノカバー装置1は、この状態で、両側部が、ラゲージルームの左右壁に設けられた窪みなどの係合部(不図示)に係合されて固定される。この際、図1,3,4では、構成を分かりやすくするために、突起34および長孔41が上面に位置している状態を示しているが、取り付け時には、図2に示すように、突起34および長孔41が下面に位置するようにするのが好ましい。それによって、突起34および長孔41を見えなくして、見栄えを良好にすることができる。また、ラゲージルームの係合部としての窪みなどによって隠れるのであれば、突起34および長孔41が側面に位置するようにしてもよい。
ラゲージルームに固定された状態から、両側部の外ホルダー40をトノカバー装置1の中心側に押すことによって、トノカバー装置1を短くし、ラゲージルームの係合部から外して、トノカバー装置1を取り外すことができる。取り付ける時には、外ホルダー40を中心側に押してトノカバー装置1を短くした状態で、トノカバー装置1を、その両端がラゲージルームの係合部に対向するように位置させる。その後、外ホルダー40を解放することによって、ラゲージルームの係合部に係合させて、トノカバー装置1を固定することができる。
以上説明した本実施形態の構成によれば、ケースホルダー20の取り付けのために、従来技術におけるようなネジは必要ない。また、トノカバーケース10には、容易に形成可能な孔12を形成すればよく、従来技術におけるような肉厚部を設ける必要もない。これらの理由で、本実施形態によれば、材料費および加工費を軽減して、製造コストを抑えることができる。
なお、以上説明した本実施形態は、本発明を例示するものであり、本発明の範囲内で種々の変形が可能である。例えば、図1〜3には、突起34および長孔41を、トノカバー装置1の一側面に2つずつ設けた構成を示しているが、突起34および長孔41を1つのみとしてもよい。突起34および長孔41を2つ設けた構成には、外ホルダー40のスライド移動を、突起34と長孔41の係合によって安定させることができるという利点がある。一方、突起34および長孔41を1つにすれば、外ホルダー40を取り付けやすくなり、取り付けの作業性が向上するという利点が得られる。この場合、外ホルダー40とトノカバーケース10の形成精度を高めたり、スライド可能に互いに嵌め合わされる他の構成を設けたりすることによって、スライド移動の安定性が保障されるようにしてもよい。
また、図5に、変形例の1つを示す。同図において、図1〜4と同様の部分には同一の符号を付しており、詳細な説明を省略する。図5(a),(b)は、トノカバー装置の一端部の斜視図であり、(a)は、外ホルダー40を外した状態、(b)は、さらに内ホルダー30を外した状態を示しており、図5(c)は断面図である。
図5に示す変形例では、前述の実施形態における突起34を無くしている。代わりに、内ホルダー30の固定のための凸部31のうち、取り付け状態で下方(図5(c)の下方)に位置する凸部31’の高さを、トノカバーケース10の孔15を通ってトノカバーケース10の周面から突出するように大きくしている。そして、外ホルダー40の長孔41内に、この凸部31’が位置するようにしている。
この変形例では、凸部31’が、内ホルダー30を固定する働きに加えて、前述の実施形態における突起34の役割も果たしている。すなわち、凸部31’は、外ホルダー40の長孔41と協働して、外ホルダー40のスライド移動をガイドし、スライド移動範囲を規制する役割も果たしている。
図6は、さらに他の幾つかの変形例を示している。同図において、図1〜4と同様の部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図6(a)に示す例では、内ホルダー30の凸部31の先端面に、トノカバー装置の中心側に向かうにつれて凸部31の高さが低くなる斜面が形成されている。これによって、トノカバーケース10への内ホルダー30の取り付けを容易にすることができる。
図6(b)に示す例では、凸部31が内ホルダー30の角に形成されている。これによって、内ホルダー30の取り付け状態の安定性を高めることができる。
図6(c)に示す例では、突起34の、トノカバーケース10の長手方向に直角な断面形状が、中間部分で狭くなったT字形になっている。図示していないが、外ホルダー40の長孔41の断面形状も、突起34に対応したT字形になっている。これによって、外ホルダー40の取り付け状態の安定性を高めることができる。
図6(d)に示す例では、凸部31の上面に溝31aを形成している。トノカバーケースの孔12には、溝31a内に収まる係止部12が形成されている。係止部12を溝31a内に嵌め込むことによって、内ホルダー30の取り付け状態の安定性を高めることができる。
図7は、さらに他の変形例を示しており、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B線に沿った断面図である。同図において、図1〜6と同様の部分には同一の符号を付しており、詳細な説明を省略する。
この変形例では、長孔41’がトノカバーケース10に形成されており、長孔41’内に位置し、長孔41’に沿って案内される突起34’が、外ホルダー40の内面に形成されている。この構成でも、長孔41’と突起34’との係合によって、外ホルダー40のスライド移動範囲を適切に制御することができる。
この変形例では、外ホルダー40に長孔を形成する必要がないため、トノカバー装置1の外部から、突起やバネ部材50などの内部構成が見えないようにすることができる。それによって、トノカバー装置1の見栄えを向上させることができる。さらに、図7に示す例では、外ホルダー40が、トノカバーケース10の中心から離れる方向にいっぱいに移動させられた状態でも、トノカバーケース10の長孔41’が外ホルダー40によって覆われるようになっている。このように、突起34’と長孔41’との位置を設定するのが好ましく、それによって、トノカバーケース10の長孔41’からもトノカバー装置1の内部が見えないようにして、見栄えを向上させることができる。
また、図7に示す例では、突起34’には、トノカバーケース10の中心側の角に、フィレット、すなわち、トノカバーケース10の中心側に向かうに連れて突起34’の高さが低くなるようになった斜面38が形成されている。このような斜面38を形成しておくことによって、外ホルダー40を取り付ける際、外ホルダー40を、内ホルダー30が取り付けられたトノカバーケース10の側部に嵌めて押し込んでいくだけで、容易に取り付けることができる。すなわち、このような取り付けの際、突起34’の斜面38が内ホルダー30および/またはトノカバーケース10と接触することによって、外ホルダー40を広がるようにスムースに変形させることが可能となる。
また、図示していないが、特にこの変形例では、突起34’が外ホルダー40の外部からは確認しにくいので、外ホルダー40を、トノカバーケース10に対して所定の向きにした状態で取り付けるのが容易となる構成とするのが好ましい。このような構成として、例えば、外ホルダー40を所定の向きでトノカバーケース10に嵌め込んだ時に、互いにぴったり合う嵌め合せ部を、外ホルダー40とトノカバーケース10の、嵌め合わされる側の端部にそれぞれ設けることができる。また、そのような嵌め合せ部によって、外ホルダー40を、トノカバーケース10に対して所定の向きになっていない場合には、外ホルダー40をトノカバーケース10に嵌め込めない構成としてもよい。このような構成とすることによって、外ホルダー40が、突起34’を長孔41’内に位置させることができない間違った向きの状態で嵌め込まれるのを防止し、とりつけの作業性を向上させることができる。
本発明の一実施形態のトノカバー装置の一端部分の斜視図。 図1のA−A断面図。 図1のトノカバー装置の外ホルダーを外した状態の一端部分の斜視図。 図1のトノカバー装置の外ホルダーおよび内ホルダーを外した状態の一端部分の斜視図。 本発明の変形例のトノカバー装置を示す図。 本発明のさらに他の各種変形例を示す図。 本発明のさらに他の変形例を示す図。 従来のトノカバー装置を示す図。
符号の説明
1 トノカバー装置
10,100 トノカバーケース
11 スリット
12 孔
13 内面
14 周面
15 巻き取り軸
20 ケースホルダー
30,110 内ホルダー
31 凸部
32 バネ受け部
33 軸受け部
34 突起
35 内側部
36 外側部
40,120 外ホルダー
41 長孔
50 バネ部材
102 厚肉部
130 ネジ
101 ネジ留め用孔
131 ネジ

Claims (4)

  1. 車両後方のラゲージルームを覆うトノカバーを巻き取るための巻き取り軸と、
    前記巻き取り軸の周囲を覆う筒状のトノカバーケースと、
    前記トノカバーケースの両側部に取り付けられたケースホルダーと、
    を有するトノカバー装置において、
    前記ケースホルダーは、
    前記トノカバーケースの両端を塞ぐように取り付けられた内ホルダーと、
    前記トノカバーケースの両側部および前記内ホルダーを覆い、かつ前記巻き取り軸の軸線方向にスライド可能に前記トノカバーケースの両側部に取り付けられた外ホルダーと、
    を有し、
    前記外ホルダーには、前記巻き取り軸の軸線方向に平行に延びる長孔が形成されており、
    前記内ホルダーには、
    前記トノカバーケースに形成された孔に嵌め込まれた凸部と、
    前記外ホルダーの前記長孔内に位置する突起と、
    が形成されている、
    ことを特徴とするトノカバー装置。
  2. 車両後方のラゲージルームを覆うトノカバーを巻き取るための巻き取り軸と、
    前記巻き取り軸の周囲を覆う筒状のトノカバーケースと、
    前記トノカバーケースの両側部に取り付けられたケースホルダーと、
    を有するトノカバー装置において、
    前記ケースホルダーは、
    前記トノカバーケースの両端を塞ぐように取り付けられた内ホルダーと、
    前記トノカバーケースの両側部および前記内ホルダーを覆い、かつ前記巻き取り軸の軸線方向にスライド可能に前記トノカバーケースの両側部に取り付けられた外ホルダーと、
    を有し、
    前記外ホルダーには、前記巻き取り軸の軸線方向に平行に延びる長孔が形成されており、
    前記内ホルダーには、前記トノカバーケースに形成された孔を通って前記トノカバーケースから突出し、突出した部分が前記外ホルダーの前記長孔内に位置している凸部が形成されている、
    ことを特徴とするトノカバー装置。
  3. 車両後方のラゲージルームを覆うトノカバーを巻き取るための巻き取り軸と、
    前記巻き取り軸の周囲を覆う筒状のトノカバーケースと、
    前記トノカバーケースの両側部に取り付けられたケースホルダーと、
    を有するトノカバー装置において、
    前記ケースホルダーは、
    前記トノカバーケースの両端を塞ぐように取り付けられた内ホルダーと、
    前記トノカバーケースの両側部および前記内ホルダーを覆い、かつ前記巻き取り軸の軸線方向にスライド可能に前記トノカバーケースの両側部に取り付けられた外ホルダーと、
    を有し、
    前記内ホルダーには、前記トノカバーケースに形成された孔に嵌め込まれた凸部が形成されており、
    前記トノカバーケースには、前記巻き取り軸の軸線方向に平行に延びる長孔が形成されており、
    前記外ホルダーの内面には、前記トノカバーケースの前記長孔内に位置する突起が形成されている、
    ことを特徴とするトノカバー装置。
  4. 前記長孔の、前記巻き取り軸の軸線方向に平行な方向の長さによって、前記外ホルダーのスライド移動範囲が規制されている、請求項1から3のいずれか1項に記載のトノカバー装置。
JP2007187117A 2007-07-18 2007-07-18 トノカバー装置 Pending JP2009023438A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007187117A JP2009023438A (ja) 2007-07-18 2007-07-18 トノカバー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007187117A JP2009023438A (ja) 2007-07-18 2007-07-18 トノカバー装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009023438A true JP2009023438A (ja) 2009-02-05

Family

ID=40395687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007187117A Pending JP2009023438A (ja) 2007-07-18 2007-07-18 トノカバー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009023438A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200471199Y1 (ko) * 2012-11-12 2014-02-10 한일이화주식회사 차량용 카고스크린
US8702150B2 (en) 2011-01-17 2014-04-22 Nhk Spring Co., Ltd. Tonneau cover apparatus
CN105109413A (zh) * 2015-09-09 2015-12-02 昆山誉球模塑有限公司 汽车遮物帘封盖调节机构
JP2016097915A (ja) * 2014-11-26 2016-05-30 林テレンプ株式会社 カバー装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5382024U (ja) * 1976-12-08 1978-07-07
JP2004168168A (ja) * 2002-11-20 2004-06-17 Tachi S Co Ltd 載置物落下防止装置
JP2005265191A (ja) * 2005-04-11 2005-09-29 Piolax Inc エアダンパー
JP2007100812A (ja) * 2005-10-04 2007-04-19 Piolax Inc エアダンパ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5382024U (ja) * 1976-12-08 1978-07-07
JP2004168168A (ja) * 2002-11-20 2004-06-17 Tachi S Co Ltd 載置物落下防止装置
JP2005265191A (ja) * 2005-04-11 2005-09-29 Piolax Inc エアダンパー
JP2007100812A (ja) * 2005-10-04 2007-04-19 Piolax Inc エアダンパ

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8702150B2 (en) 2011-01-17 2014-04-22 Nhk Spring Co., Ltd. Tonneau cover apparatus
KR200471199Y1 (ko) * 2012-11-12 2014-02-10 한일이화주식회사 차량용 카고스크린
JP2016097915A (ja) * 2014-11-26 2016-05-30 林テレンプ株式会社 カバー装置
WO2016084515A1 (ja) * 2014-11-26 2016-06-02 林テレンプ株式会社 カバー装置
CN107074154A (zh) * 2014-11-26 2017-08-18 林天连布有限公司 罩装置
CN107074154B (zh) * 2014-11-26 2019-06-14 林天连布有限公司 罩装置
CN105109413A (zh) * 2015-09-09 2015-12-02 昆山誉球模塑有限公司 汽车遮物帘封盖调节机构
CN105109413B (zh) * 2015-09-09 2017-07-14 昆山誉球模塑有限公司 汽车遮物帘封盖调节机构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8572805B2 (en) Grommet
US20120112490A1 (en) Mirror unit, and sun visor body having mirror unit
JP2009126445A (ja) 車両用サンバイザ
JP2009023438A (ja) トノカバー装置
US9774937B2 (en) Speaker unit
US11794687B2 (en) Seat belt anchor device
US20060168896A1 (en) Cursor assembly for a window regulator, in particular for vehicles
JP2021155038A (ja) シートベルト用アンカー装置
JP2006284723A (ja) 画像形成装置
JP5922487B2 (ja) 部材の固定装置
US20090121463A1 (en) Air Bag Device
JP2008074362A (ja) 自動車用ボディパネルと取付部品との取付構造、及びロッカパネルとロッカプロテクタとの取付構造
JP2010254247A (ja) 車両用スピーカ装置
JP2009087422A (ja) 記録テープカートリッジ
JP6821130B2 (ja) 車載機器用カバー
KR101372802B1 (ko) 차량용 카고 스크린
JP5602036B2 (ja) ネジ止め部材用取付治具
JP2007022241A (ja) バンパ取付構造
JP2008022595A (ja) プロテクタ
KR101988357B1 (ko) 패스너와 브라켓의 조립 구조
JP6878961B2 (ja) 電装基板収納ケース
JP6937077B2 (ja) 車両構造
JP2014226944A (ja) シート巻取装置の取付部構造
JP4677308B2 (ja) 取着体および取着装置
JP5014948B2 (ja) 配線ボックス

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100602

A977 Report on retrieval

Effective date: 20120125

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20120131

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121127