JP2009021050A - 燃料電池 - Google Patents

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徹 尾崎
Fumiharu Iwasaki
文晴 岩崎
Kazutaka Yuzurihara
一貴 譲原
Takashi Sarada
孝史 皿田
Tsuneaki Tamachi
恒昭 玉地
Takamasa Yanase
考応 柳瀬
Noboru Ishizone
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Abstract

【課題】マニホールドを小型化しても各セルに対して水素を均等に供給することができる燃料電池を提供する。
【解決手段】導入孔22から供給された水素は、第1バッファ部である第1の空間15で拡散された後、更に、第2バッファ部である第1凹部28及び第2凹部30で拡散され、ブロック体群25の流路26にそれぞれ均一に分散され、流路26を流れる水素の量が均一にされて第2凹部29の微小開口24に十分な供給圧力で送られ、各セルに対して水素が均等に供給される。
【選択図】図2

Description

本発明は、マニホールドから電池スタックの各セルにアノード流体を供給する燃料電池に関する。
近年のエネルギー問題の高まりから、より高いエネルギー密度で、排出物がクリーンな電源が要求されている。燃料電池は、既存電池の数倍のエネルギー密度を有する発電機であり、エネルギー効率が高く、また、排出ガスに含まれる窒素酸化物や硫黄酸化物がない、もしくは、少ないといった特徴がある。従って、次世代の電源デバイスとしての要求に合った極めて有効なデバイスである。
燃料電池の電池セルは、電解質膜として固体高分子電解質膜の両面側にアノード側触媒体(アノード)とカソード側触媒体(カソード)を備えている。そして、アノード流体通路とカソード流体通路が背中合わせ状態で形成されたセパレータと電池セルとを交互に配することでセルが形成され、セルを複数積層させることで電池スタックが構成されている。このようなスタック構造の燃料電池では、セルのそれぞれに燃料を均一に分配して燃料の供給を電池スタックで均一に行うため、マニホールドを備え、マニホールドからの燃料を各セルに供給している。
電池スタックの各セルへの燃料の供給が不均一になると、各セルの出力にばらつきが生じ、発電効率が低下して電池スタック全体の出力が低出力のセルの出力に影響されてしまう。このため、マニホールドには、電池スタックの各セルへの燃料の供給に対して高次元での均一分配性能が要求されている。
このような状況から、電池スタックの各セルに対して燃料を均一に供給する技術が種々提案されている(例えば下記特許文献1参照)。特許文献1では、電池スタックに隣接する拡散用の第2空間と燃料としての水素リッチガスが供給される第1空間とで燃料を供給するためのマニホールドを構成している。第1空間に供給された水素リッチガスは貫通孔から第2空間に送られ、第2空間で拡散されて各セルに供給されている。
水素リッチガスは第2空間で拡散されるため、貫通孔から近いセルに対しての供給量と通孔から遠いセルに対しての供給量とのばらつきが低減され、電池スタック全体のセルに対して均等に水素リッチガスが供給されるようになっている。
しかし、従来の技術では、第2空間で水素リッチガスを拡散させる必要があるため、第1空間と第2空間を合わせた全容積に対し、第2空間の容積の割合を大きくする必要があった。このため、貫通孔からセルまでの距離をある程度確保しないと、貫通孔と各セルとの位置関係により供給量にばらつきが生じてしまい、水素リッチガスを各セルに対して均等に供給するためにはマニホールドの大型化は避けられないものであった。
特開平9−161828号公報
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、マニホールドを小型化しても各セルに対してアノード流体を均等に供給することができる燃料電池を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に係る本発明の燃料電池は、電解質膜を介してアノード及びカソードが接合された電池セルと、アノード流体通路が備えられたセパレータと前記電池セルとを有するセルが複数積層された電池スタックと、前記セルの前記アノード流体通路が臨む位置にアノード流体を供給するためのマニホールドとを備える燃料電池おいて、前記マニホールドは、前記アノード流体が導入される導入孔を備えた天板と、前記アノード流体通路に臨む微小開口が前記セルの積層方向に沿って直列に複数個並設され、前記天板の内面との間で前記アノード流体の流通空間が上面に形成される底板とからなり、前記導入孔は、前記底板への投影部が前記微小開口の並設列を挟んで両側に位置するように2個設けられ、前記導入孔の投影部と前記微小開口との間の前記底板の上面には、前記導入孔から供給された前記アノード流体を前記微小開口に分散させるための流路を形成するブロック体群がそれぞれ備えられ、前記2つの導入孔から供給された前記アノード流体を前記底板の上面の前記投影部にそれぞれ接触させて流速を低下させ、流速が低下した前記アノード流体を前記ブロック体群の前記流路にそれぞれ流通させて前記ブロック体群に挟まれた前記微小開口に分散させることを特徴とする。
請求項1に係る本発明では、2つの導入孔から供給されたアノード流体を底板の上面の投影部に接触させて流速を低下させ、流速が低下したアノード流体をブロック体群の流路にそれぞれ流通させて両側のブロック体群から微小開口に分散させるので、限られた流通空間で複数の微小開口に対してアノード流体を分散させて十分な供給圧力で微小開口に供給することができ、マニホールドを小型化してもセルのそれぞれに対してアノード流体を均等に供給することができる。
そして、請求項2に係る本発明の燃料電池は、請求項1に記載の燃料電池において、前記ブロック体群で形成される流路は複数形成され、前記投影部から遠い前記流路の幅を前記投影部から近い前記流路の幅よりも広くしたことを特徴とする。
請求項2に係る本発明では、アノード流体が送られる投影部から遠い流路の幅を広くしたので、遠い流路の流通抵抗が低くなって流通しやすくなり、投影部からの距離に拘わらずアノード流体を複数の流路から微小開口に均等に送ることができる。
また、請求項3に係る本発明の燃料電池は、請求項1もしくは請求項2に記載の燃料電池において、前記ブロック体群で形成される流路は複数形成され、前記投影部から遠い前記流路の長さを前記投影部から近い前記流路の長さよりも短くしたことを特徴とする。
請求項3に係る本発明では、アノード流体が送られる投影部から遠い流路の長さを短くしたので、遠い流路の流通圧力損失が小さくなって流通しやすくなり、投影部からの距離に拘わらずアノード流体を複数の流路から微小開口に均等に送ることができる。
また、請求項4に係る本発明の燃料電池は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の燃料電池において、前記導入孔は、前記底板への投影部が前記微小開口の並び方向で互いに逆方向に配されるように設けられていることを特徴とする。
請求項4に係る本発明では、微小開口の並び方向で互いに逆方向に配された導入孔からアノード流体が供給されるので、微小開口の並び方向に対するアノード流体の供給分布を抑制することができる。
また、請求項5に係る本発明の燃料電池は、請求項4に記載の燃料電池において、前記投影部に近い前記微小開口が前記投影部に遠い前記微小開口に対し、前記投影部との間に挟まれる前記ブロック体群から離れるように、前記微小開口が並設されていることを特徴とする。
請求項5に係る本発明では、ブロック体群の間で微小開口が傾斜した状態で並設されているので、アノード流体の供給分布を更に抑制することができる。
また、請求項6に係る本発明の燃料電池は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の燃料電池において、前記ブロック体群から前記導入孔までの距離は、前記導入孔を挟んで前記ブロック体群から前記流通空間の端部までの距離の半分以上であることを特徴とする。
請求項6に係る本発明では、限られた流通空間の中でブロック体群から導入孔までの距離を十分に確保することができるので、アノード流体を十分に拡散させることができる。
上記目的を達成するための請求項7に係る本発明の燃料電池は、電解質膜を介してアノード及びカソードが接合された電池セルと、アノード流体通路が備えられたセパレータと前記電池セルとを有するセルが複数積層された電池スタックと、前記セルの前記アノード流体通路が臨む位置にアノード流体を供給するためのマニホールドとを備える燃料電池おいて、前記マニホールドは、前記アノード流体が導入される導入孔を備えた天板と、前記アノード流体通路に臨む微小開口が前記セルの積層方向に沿って直列に複数個備えられ、前記天板の内面との間で前記アノード流体の流通空間が上面に形成される底板と、前記流通空間を前記天板側の第1の空間及び前記底板側の第2の空間に仕切ると共に、前記導入孔の投影部と異なる位置に第2導入孔を備えた仕切板とからなり、前記第2導入孔は、前記底板への第2投影部が前記微小開口の並設列を挟んで両側に位置するように2個設けられ、前記第2導入孔の第2投影部と前記微小開口との間の前記底板の上面には、前記第2導入孔から供給された前記アノード流体を前記微小開口に分散させるための流路を形成するブロック体群がそれぞれ備えられ、前記導入孔から供給された前記アノード流体の流速を前記第1の空間で低下させ、流速が低下した前記アノード流体を2つの前記第2導入孔から前記底板の上面の前記第2投影部に接触させて流速を低下させ、流速が低下した前記アノード流体を前記ブロック体群の前記流路にそれぞれ流通させて前記ブロック体群に挟まれた前記微小開口に分散させることを特徴とする。
請求項7に係る本発明では、導入孔から供給されたアノード流体の流速を第1の空間で低下させ、流速が低下したアノード流体を2つの第2導入孔から底板の上面の第2投影部に接触させて流速を更に低下させ、充分に流速が低下したアノード流体をブロック体群の流路にそれぞれ流通させて微小開口に分散させるので、限られた流通空間で複数の微小開口に対してアノード流体を分散させて十分な供給圧力で微小開口に供給することができ、マニホールドを小型化しても、電池セル及びセパレータからなるセルのそれぞれに対してアノード流体を均等に供給することができる。
そして、請求項8に係る本発明の燃料電池は、請求項7に記載の燃料電池において、前記導入孔の流路面積に対して前記第2導入孔の流路面積が大きくされていることを特徴とする。
請求項8に係る本発明では、アノード流体は流路面積が大きい第2導入孔を通過する際に減速が促進される。
また、請求項9に係る本発明の燃料電池は、請求項7もしくは請求項8に記載の燃料電池において、前記ブロック体群で形成される流路は複数形成され、前記第2投影部から遠い前記流路の幅を前記第2投影部から近い前記流路の幅よりも広くしたことを特徴とする。
請求項9に係る本発明では、アノード流体が送られる第2投影部から遠い流路の幅を広くしたので、遠い流路の流通抵抗が低くなって流通しやすくなり、第2投影部からの距離に拘わらずアノード流体を複数の流路から微小開口に均等に送ることができる。
また、請求項10に係る本発明の燃料電池は、請求項7〜請求項9のいずれか一項に記載の燃料電池において、前記ブロック体群で形成される流路は複数形成され、前記第2投影部から遠い前記流路の長さを前記第2投影部から近い前記流路の長さよりも短くしたことを特徴とする。
請求項10に係る本発明では、アノード流体が送られる第2投影部から遠い流路の長さを短くしたので、遠い流路の流通圧力損失が小さくなって流通しやすくなり、第2投影部からの距離に拘わらずアノード流体を複数の流路から微小開口に均等に送ることができる。
また、請求項11に係る本発明の燃料電池は、請求項7〜請求項10のいずれか一項に記載の燃料電池において、前記第2導入孔は、前記底板への前記第2投影部が前記微小開口の並び方向で互いに逆方向に配されるように設けられていることを特徴とする。
請求項11に係る本発明では、微小開口の並び方向で互いに逆方向に配された第2導入孔からアノード流体が供給されるので、微小開口の並び方向に対するアノード流体の供給分布を抑制することができる。
また、請求項12に係る本発明の燃料電池は、請求項11に記載の燃料電池において、前記第2投影部に近い前記微小開口が前記第2投影部に遠い前記微小開口に対し、前記第2投影部との間に挟まれるブロック体群から離れるように、前記微小開口が並設されていることを特徴とする。
請求項12に係る本発明では、ブロック体群の間で微小開口が傾斜した状態で並設されているので、アノード流体の供給分布を更に抑制することができる。
また、請求項13に係る本発明の燃料電池は、請求項7〜請求項12のいずれか一項に記載の燃料電池において、前記ブロック体群から前記第2導入孔までの距離は、前記第2導入孔を挟んで前記ブロック体群から前記流通空間の端部までの距離の半分以上であることを特徴とする。
請求項13に係る本発明では、限られた流通空間の中でブロック体群から第2導入孔までの距離を十分に確保することができるので、アノード流体を十分に拡散させることができる。
本発明の燃料電池は、マニホールドを小型化しても各セルに対してアノード流体を均等に供給することができる。
図1〜図6に基づいて本発明の第1実施形態例を説明する。
図1には本発明の第1実施形態例に係る燃料電池の外観、図2には外部マニホールドの分解斜視、図3には天板の外観を示してあり、図3(a)は天板の平面視、図3(b)は図3(a)中のIII−III線矢視の状態である。また、図4には仕切板の外観、図5には底板の内側面の外観、図6には底板を流れる燃料の状況を表す底板の内側面の外観を示してある。
図に示すように、本実施形態例の燃料電池1は、アノード流体としての燃料(水素)が送られるマニホールドとしての外部マニホールド2を備え、外部マニホールド2から電池スタック3に水素が供給される。外部マニホールド2には、例えば、水素吸蔵合金等から得られた水素を供給する図示しない燃料供給部が接続され、電池スタック3の発電部には、図示しない制御回路が接続されている。
電池スタック3の電池セル4は、電解質膜として固体高分子電解質膜の両面側にアノード側触媒体(アノード)とカソード側触媒体(カソード)を備えた膜・電極接合体となっている。そして、アノード流体通路とカソード流体通路7が背中合わせ状態で形成されたセパレータ5と電池セル4とが交互に積層されてセル11が形成され、セル11を複数積層することで電池スタック3が構成されている。このようなスタック構造の燃料電池1では、各セル11に積層されるセパレータ5のアノード流体通路に水素を均一に分配して水素の供給を電池スタック3で均一に行うため、外部マニホールド2を備えている。
尚、セパレータ5は、アノード流体通路とカソード流体通路7が背中合わせ状態で形成された形状に限定されるものではなく、アノード流体をアノードに供給できると共に、カソード流体をカソードに供給できる形状であればよい。
図2〜図5に基づいて外部マニホールド2を説明する。
図2に示すように、外部マニホールド2は、天板12及び底板13を有し、天板12の内面と底板13との上面との間に水素の流通空間が形成される。天板12と底板13との間には仕切板14が設けられ、仕切板14により水素の流通空間が天板12側の第1の空間15及び底板13側の第2の空間16に仕切られている。
図2、図3に示すように、天板12の内面には流通空間を形成するための凹部21が形成され、天板12には水素が導入される導入孔22が設けられている。導入孔22には図示しない燃料供給部が接続される。
図2、図4に示すように、仕切板14には第2導入孔としての連通孔19、20が設けられている。連通孔19、20の位置は、積層方向における導入孔22の投影部22aと異なる位置に形成され、互いに対向した状態で仕切板14の端部(図4中上下端部)に位置している。連通孔19、20の位置は、後述する微小開口24の並設列を挟んで両側に位置するように配置されている。
図2、図5に示すように、底板13の上面には仕切板14の連通孔19、20を通して水素が供給され、供給された水素は、積層方向における連通孔19、20の投影部19a、20a(第2投影部)の底板13の上面に接触して第2の空間16に供給される。底板13の上面にはセル11(図1参照)のアノード流体通路に臨む微小開口24が一列に複数(図示例では図5中左右方向に12個)形成されている。微小開口24は、例えば、一つのセル11(図1参照)に対して1個もしくは複数個形成されている。
投影部19aと微小開口24との間の底板13の上面、及び、投影部20aと微小開口24との間の底板13の上面には、ブロック体群25がそれぞれ形成され、連通孔19、20から供給された水素を微小開口24に分散させるための流路26がブロック体群25によってそれぞれ形成されている。
底板13と仕切板14で形成される第2の空間16は、投影部19aと図5中上側のブロック体群25で囲まれる第1凹部28と、それぞれのブロック体群25の間で囲まれる微小開口24が存在する第2凹部29と、投影部20aと図5中下側のブロック体群25で囲まれる第3凹部30とに区画されている。
連通孔19の位置、即ち、図5に示した投影部19aの位置は、ブロック体群25から投影部19aまでの距離L1が、投影部19aを挟んでブロック体群25から第2の空間の端部である第1凹部30の端部までの距離L2と同じ距離に近い距離に設定されている。つまり、ブロック体群25から投影部19aまでの距離L1は、第1凹部28の端部までの距離L2の半分以上に設定される。連通孔20の位置も微小開口24の並び方向の中心線を中心に線対称の位置に備えられ、即ち、微小開口24の並び方向の中心線に対して中心線を二分する位置で直交する方向の等距離Xの位置に配され、距離L1、L2の関係が保たれている。
ブロック体群25から投影部19a(20a)までの距離L1が、第1凹部28(第3凹部30)の端部までの距離L2の半分以上に設定されることにより、連通孔19(20)から供給された水素がそれぞれのブロック体群25の各流路26に案内される距離を十分に確保することができ、限られた空間である第1凹部28(第3凹部30)の中で水素の分散を的確に行うことができる。
図5に示すように、ブロック体群25は複数のブロック体27が並設され、ブロック体27の間が流路26とされている。投影部19a、20aに近いブロック体27の幅(図中左右方向)が、投影部19a、20aから遠いブロック体27の幅に対して広く形成されている。つまり、投影部19a、20aから遠い流路26の幅Hが投影部19a、20aに近い流路26の幅hに対して広く形成され、投影部19a、20aから遠い流路26の圧力損失が小さくされている。
尚、図示例では、微小開口24と流路26が1対1で対応している状態を示したが、必ずしも対応させて設ける必要はない。
これにより、投影部19a、20aからの距離に拘わらず、第1凹部28及び第3凹部30で拡散された水素が、流路26から第2凹部29の微小開口24に均一に分配されて均一な量で流れる。また、第1凹部28及び第3凹部30から第2凹部29に水素が流入するため、微小開口24への供給圧力を十分に確保することができる。十分な供給圧力で微小開口24に均一に分配された水素は、微小開口24から下向き(流路26を流通した方向に対して交差する方向)に流下して各セル11(図1参照)のアノード流体通路に供給される。
尚、上述した実施形態例では、仕切板14を設けて天板12と底板13で形成される水素の流通空間を第1の空間15と第2の空間16に仕切るようにしたが、仕切板14を設けずに水素の流通空間を第1凹部28、第3凹部30及び微小開口24が形成された第2凹部29に区画する構成とすることも可能である。
この場合、導入孔22の位置は第1凹部28、第3凹部30に対応する位置となり、導入孔22からの水素は、導入孔22の投影部に接触して流速が遅くされ、第1凹部28、第3凹部30からブロック体群25の流路26を流通して微小開口24に送られる。この時、導入孔22の流通面積を広くすることも可能である。また、外部との接続機器との関係から導入孔22は小さい方が好ましいので、導入孔22の経路方向に入口から出口に向けて流路面積を漸増させる形状にすることも可能である。
尚、仕切板を設けない構成は、以下に示した全てに実施形態例に適用することが可能である。
図6に基づいて水素の流通状況を説明する。
導入孔22から第1の空間15に水素が送られ、第1の空間15で平面方向に拡散される(第1バッファ部)。第1の空間15で拡散されて減速された水素は、流路面積が大きな連通孔19、20から底板13の上面(投影部19a、20a)に当てられて第2の空間16の第1凹部28、第3凹部30にそれぞれ送られ、第1凹部28、第3凹部30で水平方向(図6中矢印方向)に拡散される(第2バッファ部)。
連通孔19、20からの水素は、底板13の上面に当たることにより水平方向(図6中矢印方向)に沿って拡散が容易になる。更に、連通孔19、20の流路面積が大きくされているので、第1バッファ部に供給された水素よりも第2バッファ部に流れた水素がより拡散しやすくなる。
第1凹部28、第3凹部30で拡散されて減速された水素は、ブロック体群25の複数の流路26に分配されてそれぞれ流通する。複数の流路26は、前述したように(図5に示したように)、投影部19a、20aから遠い流路26の幅Hが投影部19a、20aに近い流路26の幅hに対して広く形成されているので、投影部19a、20aからの距離に拘わらず、それぞれの流路26に均一に分配される。それぞれの流路26に均一に分配された水素は第2凹部29に流入して十分な供給圧力をもって微小開口24に送られ、微小開口24から下向き(流路26を流通した方向に対して交差する方向)に流下してセル11のアノード流体通路に供給される。
このため、外部マニホールド2を介して水素を電池スタック3に供給する燃料電池1では、導入孔22から供給された水素は、第1バッファ部で拡散された後、更に、第2バッファ部で拡散され、それぞれのブロック体群25の流路26に均一に分散され、流路26を流れる水素の量が均一にされて十分な供給圧力をもって微小開口24に送られる。従って、大きな拡散空間を設ける等してマニホールドを大型化することなく、即ち、マニホールドを小型化しても各セル11に対して水素を十分な供給圧力で均等に供給することができる。
図7〜図9に基づいて第2実施形態例を説明する。
図7には本発明の第2実施形態例に係る燃料電池の外部マニホールドの分解斜視、図8には底板の内側面の外観、図9には底板を流れる燃料の状況を表す底板の内側面の外観を示してある。第2実施形態例の燃料電池は、外部マニホールドの底板に形成されたブロック体群の形状及び連通孔19、20の位置が第1実施形態例と異なるものである。このため、図1〜図6に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
図に示すように、連通孔19、20は、投影部19a、20aが微小開口24の並び方向(図8中左右方向)で互いに逆方向になるように配置されている。つまり、図8中上側に位置する投影部19aが図中左寄りになるように連通孔19が配置され、図8中下側に位置する投影部20aが図中右寄りになるように連通孔20が配置されている。
また、連通孔19、20の投影部19a、20aと微小開口24との間の上面にブロック体群32がそれぞれ形成されている。ブロック体群32により、連通孔19、20から供給された水素を微小開口24に分散させるための流路33が形成されている。
第1実施形態例と同様に、底板13と仕切板14で形成される第2の空間16は、投影部19aと図8中上側のブロック体群32で囲まれる第1凹部28と、それぞれのブロック体群32の間で囲まれる微小開口24が存在する第2凹部29と、投影部20aと図8中下側のブロック体群32で囲まれる第3凹部30とに区画されている。
ブロック体群32は複数のブロック体34が並設され、ブロック体34の間が流路33とされている。複数のブロック体34の幅(図中左右方向)は均等に形成され、流路33の幅が均一に構成されている。
連通孔19、20は、投影部19a、20aが微小開口24の並び方向(図8中左右方向)で互いに逆方向になるように配置されているので、図9に矢印で示すように、微小開口24の並び方向に対して第2凹部29に送られる水素の供給分布がそれぞれのブロック体34で逆となり、第2凹部29での微小開口24への水素の供給量の分布を抑制することができる。
図10に基づいて第3実施形態例を説明する。
図10には本発明の第3実施形態例に係る燃料電池の外部マニホールドの底板の内側面の外観を示してある。尚、第2実施形態例と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
図10に示した第3実施形態例は、微小開口24の並びを傾斜させたものである。即ち、投影部19a、20aに近い微小開口24が投影部19a、20aに遠い微小開口24に対し、投影部19a、20aとの間に挟まれるブロック体群32から離れるように、微小開口24が並設されている。つまり、微小開口24は図中右上がりの傾斜状態で並設されている。
このため、第2凹部29での微小開口24の並び方向に対する水素の供給分布を更に抑制して微小開口に均一に水素を供給することができる。
図11、図12に基づいて第4実施形態例を説明する。
図11には本発明の第4実施形態例に係る燃料電池の外部マニホールドの底板の内側面の外観、図12には底板を流れる燃料の状況を表す底板の内側面の外観を示してある。尚、第2実施形態例と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
連通孔19、20の投影部19a、20aと微小開口24との間の上面にブロック体群37がそれぞれ形成されている。ブロック体群37により、連通孔19、20(図7参照)から供給された水素を微小開口24に分散させるための流路38が形成されている。
投影部19a、20aに近いブロック体39の幅(図中左右方向)が、投影部19a、20aから遠いブロック体39の幅に対して広く形成されている。つまり、投影部19a、20aから遠い流路38(図中上側の流路38は右側、図中下側の流路38は左側)の幅Hが投影部19a、20aに近い流路38(図中上側の流路38は左側、図中下側の流路38は右側)の幅hに対して広く形成され、投影部19a、20aから遠い流路38の圧力損失が小さくされている。ブロック体群37は底板13の中心点を中心に点対称の形状に構成されている。
このため、図12に示したように、投影部19a、20aからの距離に拘わらず、それぞれの流路38に対して水素が均一に分配される。それぞれの流路38に均一に分配された水素は第2凹部29に流入して十分な供給圧力をもって微小開口24に送られ、微小開口24から下向き(流路38を流通した方向に対して交差する方向)に流下してセル11(図1参照)のアノード流体通路に供給される。
図13に基づいて第5実施形態例を説明する。
図13には本発明の第5実施形態例に係る燃料電池の外部マニホールドの底板の内側面の外観を示してある。尚、第2実施形態例と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
連通孔19、20の投影部19a、20aと微小開口24との間の上面にブロック体群41がそれぞれ形成されている。ブロック体群41により、連通孔19、20(図7参照)から供給された水素を微小開口24に分散させるための流路42が形成されている。
投影部19a、20aに近いブロック体43の長さ(図中上下方向)が、投影部19a、20aから遠いブロック体43の長さ対して長く形成されている。つまり、投影部19a、20aから遠い流路42(図中上側の流路42は右側、図中下側の流路42は左側)の長さlが投影部19a、20aに近い流路42(図中上側の流路42は左側、図中下側の流路42は右側)の長さLに対して短く形成され、投影部19a、20aから遠い流路42の圧力損失が小さくされている。
また、投影部19a、20aに近いブロック体43の幅(図中左右方向)が、投影部19a、20aから遠いブロック体43の幅に対して広く形成されている。つまり、投影部19a、20aから遠い流路42(図中上側の流路42は右側、図中下側の流路42は左側)の幅Hが投影部19a、20aに近い流路42(図中上側の流路42は左側、図中下側の流路42は右側)の幅hに対して広く形成され、投影部19a、20aから遠い流路42の圧力損失が小さくされている。ブロック体43は底板13の中心点を中心に点対称の形状に構成されている。
尚、ブロック体群41の複数のブロック体43の幅を同一に構成して流路42の幅を等間隔にして流路42の長さだけを変えることも可能である。
流路42の幅及び長さを変えることにより、投影部19a、20aからの距離に拘わらず、流路42から微小開口24に流れる水素の量が均一に分配される。微小開口24に均一に分配された水素は、微小開口24から下向き(流路42を流通した方向に対して交差する方向)に流下して各セル11(図1参照)のアノード流体通路に供給される。
上述した実施形態例では、アノード流体として水素を例に挙げて説明したが、メタノールをはじめその他の燃料の供給に適用することが可能である。
本発明は、マニホールドから電池スタックの各セルにアノード流体を供給する燃料電池の産業分野で利用することができる。
本発明の第1実施形態例に係る燃料電池の外観図である。 外部マニホールドの分解斜視図である。 天板の外観図である。 仕切板の外観図である。 底板の内側面の外観図である。 底板を流れる燃料の状況を表す底板の内側面の外観図である。 本発明の第2実施形態例に係る燃料電池の外部マニホールドの分解斜視図である。 底板の内側面の外観図である。 底板を流れる燃料の状況を表す底板の内側面の外観図である。 本発明の第3実施形態例に係る燃料電池の外部マニホールドの底板の内側面の外観図である。 本発明の第4実施形態例に係る燃料電池の外部マニホールドの底板の内側面の外観図である。 底板を流れる燃料の状況を表す底板の内側面の外観図である。 本発明の第5実施形態例に係る燃料電池の外部マニホールドの底板の内側面の外観図である。
符号の説明
1 燃料電池
2 外部マニホールド
3 電池スタック
4 電池セル
5 セパレータ
11 セル
12 天板
13 底板
14 仕切板
15 第1の空間
16 第2の空間
19、20 連通孔
21 凹部
22 導入孔
24 微小開口
25、32、37、41 ブロック体群
26、33、38、42 流路
27、34、39、43 ブロック体
28 第1凹部
29 第2凹部
30 第3凹部

Claims (13)

  1. 電解質膜を介してアノード及びカソードが接合された電池セルと、アノード流体通路が備えられたセパレータと前記電池セルとを有するセルが複数積層された電池スタックと、前記セルの前記アノード流体通路が臨む位置にアノード流体を供給するためのマニホールドとを備える燃料電池おいて、
    前記マニホールドは、
    前記アノード流体が導入される導入孔を備えた天板と、
    前記アノード流体通路に臨む微小開口が前記セルの積層方向に沿って直列に複数個並設され、前記天板の内面との間で前記アノード流体の流通空間が上面に形成される底板とからなり、
    前記導入孔は、前記底板への投影部が前記微小開口の並設列を挟んで両側に位置するように2個設けられ、
    前記導入孔の投影部と前記微小開口との間の前記底板の上面には、前記導入孔から供給された前記アノード流体を前記微小開口に分散させるための流路を形成するブロック体群がそれぞれ備えられ、
    前記2つの導入孔から供給された前記アノード流体を前記底板の上面の前記投影部にそれぞれ接触させて流速を低下させ、流速が低下した前記アノード流体を前記ブロック体群の前記流路にそれぞれ流通させて前記ブロック体群に挟まれた前記微小開口に分散させる
    ことを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1に記載の燃料電池において、
    前記ブロック体群で形成される流路は複数形成され、前記投影部から遠い前記流路の幅を前記投影部から近い前記流路の幅よりも広くした
    ことを特徴とする燃料電池。
  3. 請求項1もしくは請求項2に記載の燃料電池において、
    前記ブロック体群で形成される流路は複数形成され、前記投影部から遠い前記流路の長さを前記投影部から近い前記流路の長さよりも短くした
    ことを特徴とする燃料電池。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の燃料電池において、
    前記導入孔は、前記底板への投影部が前記微小開口の並び方向で互いに逆方向に配されるように設けられている
    ことを特徴とする燃料電池。
  5. 請求項4に記載の燃料電池において、
    前記投影部に近い前記微小開口が前記投影部に遠い前記微小開口に対し、前記投影部との間に挟まれる前記ブロック体群から離れるように、前記微小開口が並設されている
    ことを特徴とする燃料電池。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の燃料電池において、
    前記ブロック体群から前記導入孔までの距離は、前記導入孔を挟んで前記ブロック体群から前記流通空間の端部までの距離の半分以上である
    ことを特徴とする燃料電池。
  7. 電解質膜を介してアノード及びカソードが接合された電池セルと、アノード流体通路が備えられたセパレータと前記電池セルとを有するセルが複数積層された電池スタックと、前記セルの前記アノード流体通路が臨む位置にアノード流体を供給するためのマニホールドとを備える燃料電池おいて、
    前記マニホールドは、
    前記アノード流体が導入される導入孔を備えた天板と、
    前記アノード流体通路に臨む微小開口が前記セルの積層方向に沿って直列に複数個備えられ、前記天板の内面との間で前記アノード流体の流通空間が上面に形成される底板と、
    前記流通空間を前記天板側の第1の空間及び前記底板側の第2の空間に仕切ると共に、前記導入孔の投影部と異なる位置に第2導入孔を備えた仕切板とからなり、
    前記第2導入孔は、前記底板への第2投影部が前記微小開口の並設列を挟んで両側に位置するように2個設けられ、
    前記第2導入孔の第2投影部と前記微小開口との間の前記底板の上面には、前記第2導入孔から供給された前記アノード流体を前記微小開口に分散させるための流路を形成するブロック体群がそれぞれ備えられ、
    前記導入孔から供給された前記アノード流体の流速を前記第1の空間で低下させ、流速が低下した前記アノード流体を2つの前記第2導入孔から前記底板の上面の前記第2投影部に接触させて流速を低下させ、流速が低下した前記アノード流体を前記ブロック体群の前記流路にそれぞれ流通させて前記ブロック体群に挟まれた前記微小開口に分散させる
    ことを特徴とする燃料電池。
  8. 請求項7に記載の燃料電池において、
    前記導入孔の流路面積に対して前記第2導入孔の流路面積が大きくされている
    ことを特徴とする燃料電池。
  9. 請求項7もしくは請求項8に記載の燃料電池において、
    前記ブロック体群で形成される流路は複数形成され、前記第2投影部から遠い前記流路の幅を前記第2投影部から近い前記流路の幅よりも広くした
    ことを特徴とする燃料電池。
  10. 請求項7〜請求項9のいずれか一項に記載の燃料電池において、
    前記ブロック体群で形成される流路は複数形成され、前記第2投影部から遠い前記流路の長さを前記第2投影部から近い前記流路の長さよりも短くした
    ことを特徴とする燃料電池。
  11. 請求項7〜請求項10のいずれか一項に記載の燃料電池において、
    前記第2導入孔は、前記底板への前記第2投影部が前記微小開口の並び方向で互いに逆方向に配されるように設けられている
    ことを特徴とする燃料電池。
  12. 請求項11に記載の燃料電池において、
    前記第2投影部に近い前記微小開口が前記第2投影部に遠い前記微小開口に対し、前記第2投影部との間に挟まれるブロック体群から離れるように、前記微小開口が並設されている
    ことを特徴とする燃料電池。
  13. 請求項7〜請求項12のいずれか一項に記載の燃料電池において、
    前記ブロック体群から前記第2導入孔までの距離は、前記第2導入孔を挟んで前記ブロック体群から前記流通空間の端部までの距離の半分以上である
    ことを特徴とする燃料電池。
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