JP2009021052A - 燃料電池 - Google Patents

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徹 尾崎
Fumiharu Iwasaki
文晴 岩崎
Kazutaka Yuzurihara
一貴 譲原
Takashi Sarada
孝史 皿田
Tsuneaki Tamachi
恒昭 玉地
Takamasa Yanase
考応 柳瀬
Noboru Ishizone
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Abstract

【課題】マニホールドを小型化しても各セルに対して水素を均等に供給することができる燃料電池を提供する。
【解決手段】導入孔22から供給された水素は、第1バッファ部である第1の空間15で拡散された後、連通孔23から第2バッファ部である第1の空間15に送られ、第1の空間15で放射状に拡散されて流量が均一にされ、同一の円周S上に形成された微小開口24に送られて各セルに対して水素が均等に供給される。
【選択図】図2

Description

本発明は、マニホールドから電池スタックの各セルにアノード流体を供給する燃料電池に関する。
近年のエネルギー問題の高まりから、より高いエネルギー密度で、排出物がクリーンな電源が要求されている。燃料電池は、既存電池の数倍のエネルギー密度を有する発電機であり、エネルギー効率が高く、また、排出ガスに含まれる窒素酸化物や硫黄酸化物がない、もしくは、少ないといった特徴がある。従って、次世代の電源デバイスとしての要求に合った極めて有効なデバイスである。
燃料電池の電池セルは、電解質膜として固体高分子電解質膜の両面側にアノード側触媒体(アノード)とカソード側触媒体(カソード)を備えている。そして、アノード流体通路とカソード流体通路が背中合わせ状態で形成されたセパレータと電池セルとを交互に配することでセルが形成され、セルを複数積層させることで電池スタックが構成されている。このようなスタック構造の燃料電池では、セルのそれぞれに燃料を均一に分配して燃料の供給を電池スタックで均一に行うため、マニホールドを備え、マニホールドからの燃料を各セルに供給している。
電池スタックの各セルへの燃料の供給が不均一になると、各セルの出力にばらつきが生じ、発電効率が低下して電池スタック全体の出力が低出力のセルの出力に影響されてしまう。このため、マニホールドには、電池スタックの各セルへの燃料の供給に対して高次元での均一分配性能が要求されている。
このような状況から、電池スタックの各セルに対して燃料を均一に供給する技術が種々提案されている(例えば下記特許文献1参照)。特許文献1では、電池スタックに隣接する拡散用の空間(第2空間)と燃料としての水素リッチガスが供給される第1空間とで燃料を供給するためのマニホールドを構成している。第1空間に供給された水素リッチガスは貫通孔から第2空間に送られ、第2空間で拡散されて各セルに供給されている。
水素リッチガスは第2空間で拡散されるため、貫通孔から近いセルに対しての供給量と通孔から遠いセルに対しての供給量とのばらつきが低減され、電池スタック全体のセルに対して均等に水素リッチガスが供給されるようになっている。
しかし、従来の技術では、第2空間で水素リッチガスを拡散させる必要があるため、第1空間と第2空間を合わせた全容積に対し、第2空間の容積の割合を大きくする必要があった。このため、貫通孔からセルまでの距離をある程度確保しないと、貫通孔と各セルとの位置関係により供給量にばらつきが生じてしまい、水素リッチガスを各セルに対して均等に供給するためにはマニホールドの大型化は避けられないものであった。
特開平9−161828号公報
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、マニホールドを小型化しても各セルに対してアノード流体を均等に供給することができる燃料電池を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に係る本発明の燃料電池は、電解質膜を介してアノード及びカソードが接合された電池セルと、アノード流体通路が備えられたセパレータと前記電池セルとを有するセルが複数積層された電池スタックと、前記セルの前記アノード流体通路が臨む位置にアノード流体を供給するためのマニホールドとを備える燃料電池において、前記マニホールドは、前記アノード流体が導入される導入孔を備えた天板と、前記アノード流体通路に臨む微小開口を複数個備え、前記天板の内面との間で前記アノード流体の流通空間が上面に形成される底板とからなり、前記微小開口は、前記導入孔の投影部を中心にした同一円周上に備えられ、前記導入孔から供給された前記アノード流体を前記底板の上面の前記投影部に接触させて流速を低下させ、流速が低下した前記アノード流体を周方向に拡散させて前記微小開口に分散させることを特徴とする。
請求項1に係る本発明では、導入孔から供給されたアノード流体を底板の上面の投影部に接触させて流速を低下させ、投影部を中心に同心円上に配された微小開口に流速が低下したアノード流体を分散させるので、限られた流通空間で複数の微小開口に対してアノード流体を分散させることができ、マニホールドを小型化してもセルのそれぞれに対してアノード流体を均等に供給することができる。
そして、請求項2に係る本発明の燃料電池は、請求項1に記載の燃料電池において、前記微小開口は、前記複数のセルの各セルにそれぞれ対応して同一円周上に備えられていることを特徴とする。
請求項2に係る本発明では、全てのセルに対して均一にアノード流体を分散させることができる。
また、請求項3に係る本発明の燃料電池は、請求項2に記載の燃料電池において、前記微小開口は、前記円周の前記複数のセルの並び方向に延びる中心線を挟んで交互に各セルに対応して中心線方向に等間隔に備えられていることを特徴とする。
請求項3に係る本発明では、全てのセルに対して確実にアノード流体を分散させることができる。
また、請求項4に係る本発明の燃料電池は、請求項1に記載の燃料電池において、前記微小開口は、前記複数のセルの各セルに複数個対応して同一円周上に備えられていることを特徴とする。
請求項4に係る本発明では、全てのセルに対して均一且つ確実にアノード流体を分散させることができる。
また、請求項5に係る本発明の燃料電池は、請求項4に記載の燃料電池において、前記微小開口は、前記円周の前記複数のセルの並び方向に対する中心線を中心に線対称に、且つ、前記円周の中心点を中心に点対称に備えられ、各セルに対応して中心線方向に等間隔に複数個づつ備えられていることを特徴とする。
請求項5に係る本発明では、全てのセルに対して均一、且つ、より確実にアノード流体を分散させることができる。
また、請求項6に係る本発明の燃料電池は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の燃料電池において、前記投影部を中心にした前記微小開口の外側における前記流通空間には流体阻止壁が備えられていることを特徴とする。
請求項6に係る本発明では、アノード流体は流体阻止壁により外側への流通が阻止されるので、供給圧力が十分に確保されてアノード流体をより確実に微小開口に供給することができる。
上記目的を達成するための請求項7に係る本発明の燃料電池は、電解質膜を介してアノード及びカソードが接合された電池セルと、アノード流体通路が備えられたセパレータと前記電池セルとを有するセルが複数積層された電池スタックと、前記セルの前記アノード流体通路が臨む位置にアノード流体を供給するためのマニホールドとを備える燃料電池おいて、前記マニホールドは、前記アノード流体が導入される導入孔を備えた天板と、前記アノード流体通路に臨む微小開口を複数個備え、前記天板の内面との間で前記アノード流体の流通空間が上面に形成される底板と、前記流通空間を前記天板側の第1の空間及び前記底板側の第2の空間に仕切ると共に、前記導入孔の投影部と異なる位置に第2導入孔を備えた仕切板とからなり、前記微小開口は、前記第2導入孔の第2投影部を中心にした同一円周上に備えられ、前記第2導入孔から供給された前記アノード流体を前記底板の上面の前記第2投影部に接触させて流速を低下させ、流速が低下した前記アノード流体を周方向に拡散させて前記微小開口に分散させることを特徴とする。
請求項7に係る本発明では、導入孔から供給されたアノード流体の流速を第1の空間で低下させ、流速が低下したアノード流体を第2導入孔から底板の上面の第2投影部に接触させて流速を更に低下させ、投影部を中心に同心円上に配された微小開口に充分に流速が低下したアノード流体を分散させるので、限られた流通空間で複数の微小開口に対してアノード流体を分散させることができ、マニホールドを小型化しても、電池セル及びセパレータからなるセルのそれぞれに対してアノード流体を均等に供給することができる。
そして、請求項8に係る本発明の燃料電池は、請求項7に記載の燃料電池において、前記導入孔の流路面積に対して前記第2導入孔の流路面積が大きくされていることを特徴とする。
請求項8に係る本発明では、アノード流体は流路面積が大きい第2導入孔を通過する際に減速が促進される。
また、請求項9に係る本発明の燃料電池は、請求項7もしくは請求項8に記載の燃料電池において、前記微小開口は、前記複数のセルの各セルにそれぞれ対応して同一円周上に備えられていることを特徴とする。
請求項9に係る本発明では、全てのセルに対して均一にアノード流体を分散させることができる。
また、請求項10に係る本発明の燃料電池は、請求項9に記載の燃料電池において、前記微小開口は、前記円周の前記複数のセルの並び方向に延びる中心線を挟んで交互に各セルに対応して中心線方向に等間隔に備えられていることを特徴とする。
請求項10に係る本発明では、全てのセルに対して確実にアノード流体を分散させることができる。
また、請求項11に係る本発明の燃料電池は、請求項7もしくは請求項8に記載の燃料電池において、前記微小開口は、前記複数のセルの各セルに複数個対応して同一円周上に備えられていることを特徴とする。
請求項11に係る本発明では、全てのセルに対して均一且つ確実にアノード流体を分散させることができる。
また、請求項12に係る本発明の燃料電池は、請求項11に記載の燃料電池において、前記微小開口は、前記円周の前記複数のセルの並び方向に対する中心線を中心に線対称に、且つ、前記円周の中心点を中心に点対称に備えられ、各セルに対応して中心線方向に等間隔に複数個づつ備えられていることを特徴とする。
請求項12に係る本発明では、全てのセルに対して均一、且つ、より確実にアノード流体を分散させることができる。
また、請求項13に係る本発明の燃料電池は、請求項7〜請求項12のいずれか一項に記載の燃料電池において、前記投影部を中心にした前記微小開口の外側における前記流通空間には流体阻止壁が備えられていることを特徴とする。
請求項13に係る本発明では、アノード流体は流体阻止壁により外側への流通が阻止されるので、供給圧力が十分に確保されてアノード流体をより確実に微小開口に供給することができる。
本発明の燃料電池は、マニホールドを小型化しても各セルに対してアノード流体を均等に供給することができる。
図1〜図6に基づいて本発明の第1実施形態例を説明する。
図1には本発明の第1実施形態例に係る燃料電池の外観、図2には外部マニホールドの分解斜視、図3には天板の外観を示してあり、図3(a)は天板の平面視、図3(b)は図3(a)中のIII−III線矢視の状態である。また、図4には仕切板の外観、図5には底板の内側面の外観、図6には底板を流れる燃料の状況を表す底板の内側面の外観を示してある。
図に示すように、本実施形態例の燃料電池1は、アノード流体としての燃料(水素)が送られるマニホールドとしての外部マニホールド2を備え、外部マニホールド2から電池スタック3に水素が供給される。外部マニホールド2には、例えば、水素吸蔵合金等から得られた水素を供給する図示しない燃料供給部が接続され、電池スタック3の発電部には、図示しない制御回路が接続されている。
電池スタック3の電池セル4は、電解質膜として固体高分子電解質膜の両面側にアノード側触媒体(アノード)とカソード側触媒体(カソード)を備えた膜・電極接合体となっている。そして、アノード流体通路(図示省略)とカソード流体通路7が背中合わせ状態で形成されたセパレータ5と電池セル4とが交互に積層されてセル11が形成され、セル11を複数積層することで電池スタック3が構成されている。このようなスタック構造の燃料電池1では、各セル11に積層されるセパレータ5のアノード流体通路に水素を均一に分配して水素の供給を電池スタック3で均一に行うため、外部マニホールド2を備えている。
尚、セパレータ5は、アノード流体通路とカソード流体通路7が背中合わせ状態で形成された形状に限定されるものではなく、アノード流体をアノードに供給できると共に、カソード流体をカソードに供給できる形状であればよい。
図2〜図6に基づいて外部マニホールド2を説明する。
図2に示すように、外部マニホールド2は、天板12及び底板13を有し、天板12の内面と底板13との上面との間に水素の流通空間が形成される。天板12と底板13との間には仕切板14が設けられ、仕切板14により水素の流通空間が天板12側の第1の空間15及び底板13側の第2の空間16に仕切られている。
図3に示すように、天板12の内面には流通空間を形成するための凹部21が形成され、天板12には水素が導入される導入孔22が設けられている。導入孔22には図示しない燃料供給部が接続される。図2、図4に示すように、仕切板14の略中央部には第2導入孔としての連通孔23が設けられ、連通孔23の位置は、積層方向における導入孔22の投影部22aと異なる位置に形成され、連通孔23の流路面積は導入孔22の流路面積よりも大きく形成されている。
図2、図5に示すように、底板13の上面には仕切板14の連通孔23を通して水素が供給され、供給された水素は、積層方向における連通孔23の投影部23a(第2投影部)の底板13の上面に接触して第2の空間16に供給される。底板13の上面にはセル11(図1参照)のアノード流体通路に臨む微小開口24が複数(図示例では12個)形成されている。微小開口24は、投影部23aを中心とした同一の円周S上に形成され、例えば、一つのセル11(図1参照)に対してそれぞれ1個配されるように形成されている。つまり、図5中の上下方向に対して等間隔になるように、図中左右方向に右左交互に12個配されている。
上述した外部マニホールド2では、導入孔22から第1の空間15に水素が送られ、第1の空間15で平面方向に拡散される(第1バッファ部)。第1の空間15で拡散されて減速された水素は、流路面積が大きな連通孔23から底板13の上面(投影部23a)に当てられて第2の空間16に送られ、水平方向に放射状に拡散される(第2バッファ部)。
連通孔23からの水素は、底板13の上面に当たることにより水平方向に沿って拡散が容易になる。更に、連通孔23の流路面積が大きくされているので、第1バッファ部に供給された水素よりも第2バッファ部に流れた水素がより拡散しやすくなる。
底板13の上面で放射状に拡散されて減速された水素は、図6に矢印で示すように拡散されて微小開口24に均一に分配される。微小開口24に均一に分配された水素は、微小開口24から下向きに流れてセル11(図1参照)のアノード流体通路に供給される。
このため、外部マニホールド2を介して水素を電池スタック3に供給する燃料電池1では、導入孔22から供給された水素は、第1バッファ部で拡散された後、更に、第2バッファ部で放射状に拡散され、流量が均一にされて微小開口24に送られる。従って、大きな拡散空間を設ける等してマニホールドを大型化することなく、即ち、マニホールドを小型化しても各セル11に対して水素を均等に供給することができる。
尚、上述した実施形態例では、仕切板14を設けて天板12と底板13で形成される水素の流通空間を第1の空間15と第2の空間16に仕切るようにしたが、仕切板14を設けない構成とすることも可能である。この場合、導入孔22の位置は底板13の略中心に対応する位置(円周Sの略中心位置)とされ、導入孔22からの水素は、導入孔22の投影部に接触して流速が遅くされて放射状に拡散され、微小開口24に送られる。
この時、導入孔22の流通面積を広くすることも可能である。また、外部との接続機器との関係から導入孔22は小さい方が好ましいので、導入孔22の経路方向に入口から出口に向けて流路面積を漸増させる形状にすることも可能である。
図7に基づいて第2実施形態例を説明する。
図7には本発明の第2実施形態例に係る外部マニホールドの底板の内側面の外観を示してある。尚、底板13以外の部材は第1実施形態例と同一である。
図に示すように、底板13の上面にはセル11(図1参照)のアノード流体通路に臨む微小開口24が24個形成されている。微小開口24は、投影部23aを中心とした同一の円周S上に形成され、一つのセル11(図1参照)に対してそれぞれ2個配されるように形成されている。つまり、底板13の中心線P(図中上下方向)を挟んでそれぞれ微小開口24が12個形成され、12個の微小開口24は中心線Pを基準に線対称、且つ、投影部23aを中心に点対称に形成されている。このため、全てのセル11(図1参照)のアノード流体通路に対して均一且つ確実に水素を分散させることができる。
図8に基づいて第3実施形態例を説明する。
図8には本発明の第3実施形態例に係る外部マニホールドの底板の内側面の外観を示してある。尚、底板13以外の部材は第1実施形態例と同一である。
図に示すように、微小開口24の外側における底板13の上面には、微小開口24の並び方向に沿って延びる(円周Sと同心状に延びる)円弧状の流体阻止壁31が備えられている。投影部23aに接触して放射状に拡散された水素は、流体阻止壁31により外側への流通が阻止されるので、供給圧力が十分に確保されて水素をより確実に微小開口24に供給することができる。
尚、図7に示した底板13に対し、図8に示した流体阻止壁31を設けることも可能である。
上述した実施形態例では、アノード流体として水素を例に挙げて説明したが、メタノールをはじめその他の燃料の供給に適用することが可能である。
本発明は、マニホールドから電池スタックの各セルにアノード流体を供給する燃料電池の産業分野で利用することができる。
本発明の第1実施形態例に係る燃料電池の外観図である。 外部マニホールドの分解斜視図である。 天板の外観図である。 仕切板の外観図である。 底板の内側面の外観図である。 底板を流れる燃料の状況を表す底板の内側面の外観図である。 本発明の第2実施形態例に係る外部マニホールドの底板の内側面の外観図である。 本発明の第3実施形態例に係る外部マニホールドの底板の内側面の外観図である。
符号の説明
1 燃料電池
2 外部マニホールド
3 電池スタック
11 セル
12 天板
13 底板
14 仕切板
15 第1の空間
16 第2の空間
21 凹部
22 導入孔
23 連通孔
24 微小開口
31 流体阻止壁

Claims (13)

  1. 電解質膜を介してアノード及びカソードが接合された電池セルと、アノード流体通路が備えられたセパレータと前記電池セルとを有するセルが複数積層された電池スタックと、前記セルの前記アノード流体通路が臨む位置にアノード流体を供給するためのマニホールドとを備える燃料電池において、
    前記マニホールドは、
    前記アノード流体が導入される導入孔を備えた天板と、
    前記アノード流体通路に臨む微小開口を複数個備え、前記天板の内面との間で前記アノード流体の流通空間が上面に形成される底板とからなり、
    前記微小開口は、前記導入孔の投影部を中心にした同一円周上に備えられ、
    前記導入孔から供給された前記アノード流体を前記底板の上面の前記投影部に接触させて流速を低下させ、流速が低下した前記アノード流体を周方向に拡散させて前記微小開口に分散させる
    ことを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1に記載の燃料電池において、
    前記微小開口は、前記複数のセルの各セルにそれぞれ対応して同一円周上に備えられている
    ことを特徴とする燃料電池。
  3. 請求項2に記載の燃料電池において、
    前記微小開口は、前記円周の前記複数のセルの並び方向に延びる中心線を挟んで交互に各セルに対応して中心線方向に等間隔に備えられている
    ことを特徴とする燃料電池。
  4. 請求項1に記載の燃料電池において、
    前記微小開口は、前記複数のセルの各セルに複数個対応して同一円周上に備えられている
    ことを特徴とする燃料電池。
  5. 請求項4に記載の燃料電池において、
    前記微小開口は、前記円周の前記複数のセルの並び方向に対する中心線を中心に線対称に、且つ、前記円周の中心点を中心に点対称に備えられ、各セルに対応して中心線方向に等間隔に複数個づつ備えられている
    ことを特徴とする燃料電池。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の燃料電池において、
    前記投影部を中心にした前記微小開口の外側における前記流通空間には流体阻止壁が備えられている
    ことを特徴とする燃料電池。
  7. 電解質膜を介してアノード及びカソードが接合された電池セルと、アノード流体通路が備えられたセパレータと前記電池セルとを有するセルが複数積層された電池スタックと、前記セルの前記アノード流体通路が臨む位置にアノード流体を供給するためのマニホールドとを備える燃料電池において、
    前記マニホールドは、
    前記アノード流体が導入される導入孔を備えた天板と、
    前記アノード流体通路に臨む微小開口を複数個備え、前記天板の内面との間で前記アノード流体の流通空間が上面に形成される底板と、
    前記流通空間を前記天板側の第1の空間及び前記底板側の第2の空間に仕切ると共に、前記導入孔の投影部と異なる位置に第2導入孔を備えた仕切板とからなり、
    前記微小開口は、前記第2導入孔の第2投影部を中心にした同一円周上に備えられ、
    前記第2導入孔から供給された前記アノード流体を前記底板の上面の前記第2投影部に接触させて流速を低下させ、流速が低下した前記アノード流体を周方向に拡散させて前記微小開口に分散させる
    ことを特徴とする燃料電池。
  8. 請求項7に記載の燃料電池において、
    前記導入孔の流路面積に対して前記第2導入孔の流路面積が大きくされている
    ことを特徴とする燃料電池。
  9. 請求項7もしくは請求項8に記載の燃料電池において、
    前記微小開口は、前記複数のセルの各セルにそれぞれ対応して同一円周上に備えられている
    ことを特徴とする燃料電池。
  10. 請求項9に記載の燃料電池において、
    前記微小開口は、前記円周の前記複数のセルの並び方向に延びる中心線を挟んで交互に各セルに対応して中心線方向に等間隔に備えられている
    ことを特徴とする燃料電池。
  11. 請求項7もしくは請求項8に記載の燃料電池において、
    前記微小開口は、前記複数のセルの各セルに複数個対応して同一円周上に備えられている
    ことを特徴とする燃料電池。
  12. 請求項11に記載の燃料電池において、
    前記微小開口は、前記円周の前記複数のセルの並び方向に対する中心線を中心に線対称に、且つ、前記円周の中心点を中心に点対称に備えられ、各セルに対応して中心線方向に等間隔に複数個づつ備えられている
    ことを特徴とする燃料電池。
  13. 請求項7〜請求項12のいずれか一項に記載の燃料電池において、
    前記投影部を中心にした前記微小開口の外側における前記流通空間には流体阻止壁が備えられている
    ことを特徴とする燃料電池。
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