JP2009020928A - 光ピックアップおよび光ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【目的】コイルとワイヤの接続形態を簡単なものとし、配線作業を容易に行うことができる光ピックアップを提供する。
【構成】レンズホルダ1の両側部11A,11Bを片持ち梁状に支持する複数のワイヤW1〜W4を備えた光ピックアップA1であって、トラッキング用のコイルとしての捲き線パターンを有し、対物レンズ2,3および立ち上げミラー72,73を避けつつレンズホルダ1の中央部10を横断して両側部11A,11Bへと張り出すようにレンズホルダ1に組み込まれたコイル基板6を備え、このコイル基板6には、トラッキング用およびフォーカシング用のコイル4A〜4Dに対する導線として複数のワイヤW1〜W4を電気的に接続するための複数のスルーホール61〜64が形成されている。
【選択図】図1
【構成】レンズホルダ1の両側部11A,11Bを片持ち梁状に支持する複数のワイヤW1〜W4を備えた光ピックアップA1であって、トラッキング用のコイルとしての捲き線パターンを有し、対物レンズ2,3および立ち上げミラー72,73を避けつつレンズホルダ1の中央部10を横断して両側部11A,11Bへと張り出すようにレンズホルダ1に組み込まれたコイル基板6を備え、このコイル基板6には、トラッキング用およびフォーカシング用のコイル4A〜4Dに対する導線として複数のワイヤW1〜W4を電気的に接続するための複数のスルーホール61〜64が形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、光ディスクに対して記録/再生を行うための光ピックアップおよびこれを備えた光ディスク装置に関する。
従来の光ピックアップとしては、特許文献1に開示されたものがある。この光ピックアップは、2つの対物レンズを中央部に搭載し、トラッキング用およびフォーカシング用のコイルが両側部に設けられたレンズホルダ(可動体)と、トラッキング用およびフォーカシング用のコイルと対をなすように複数の磁石が設けられているとともに対物レンズのそれぞれと対向するように複数の立ち上げミラーが設けられた固定ベースと、レンズホルダの両側部を片持ち梁状に支持する複数のワイヤとを備えて構成されている。ワイヤは、レンズホルダを上下左右に揺動可能に支持するのに加え、コイルに電力を供給する導線としての役割をもっている。トラッキング用およびフォーカシング用のコイルは、レンズホルダに一体的に組み込まれている。コイルとワイヤは、配線作業によって接続されており、左右のコイルどうしもハーネスなどを介して接続されている。
しかしながら、上記従来の光ピックアップでは、コイルとワイヤの接続やコイルどうしの接続が複雑になり、小型で精密な部品であることもあって配線作業が行いにくいという難点があった。
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものである。本発明は、コイルとワイヤの接続形態を簡単なものとし、配線作業を容易に行うことができる光ピックアップ、およびこれを備えた光ディスク装置を提供することをその課題としている。
上記課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面により提供される光ピックアップは、複数の対物レンズが中央部に搭載されているとともにトラッキング用およびフォーカシング用のコイルが両側部に設けられたレンズホルダと、上記トラッキング用およびフォーカシング用のコイルと対をなすように複数の磁石が設けられているとともに上記対物レンズのそれぞれと対向するように複数の立ち上げミラーが設けられた固定ベースと、上記レンズホルダの両側部を片持ち梁状に支持する複数のワイヤとを備えた光ピックアップであって、上記トラッキング用のコイルとしての捲き線パターンを有し、上記対物レンズおよび立ち上げミラーを避けつつ上記レンズホルダの中央部を横断して両側部へと張り出すようにレンズホルダに組み込まれたコイル基板を備え、このコイル基板には、上記トラッキング用およびフォーカシング用のコイルに対する導線として上記複数のワイヤを電気的に接続するための複数のスルーホールが形成されていることを特徴としている。
好ましくは、上記コイル基板は、上記対物レンズの光軸に対して平行な姿勢で上記レンズホルダに組み込まれているとともに、上記トラッキング用のコイルとしての捲き線パターンを少なくとも2箇所に有する。
好ましくは、上記フォーカシング用のコイルは、上記コイル基板によって仕切られた上記レンズホルダの両側部4箇所に設けられており、これらフォーカシング用のコイルの軸は、上記対物レンズの光軸と同一方向に向けられている。
好ましくは、上記コイル基板には、上記フォーカシング用のコイルを接続するための複数の端子が形成されており、上記複数のスルーホールのいずれかは、上記トラッキング用のコイルとしての捲き線パターンに通じるように形成されているとともに、その余のスルーホールは、上記複数の端子のいずれかに通じるように形成されている。
好ましくは、上記コイル基板には、上記レンズホルダ全体の重量バランスをとるためのウェイトが設けられている。
本発明の第2の側面により提供される光ディスク装置は、光ディスクを保持して回転駆動する駆動手段と、上記駆動手段によって回転する光ディスクに対し、記録用または再生用の光ビームを照射し、この照射された光ビームの上記光ディスクからの反射光による反射光ビームを検出する光ピックアップとを有する光ディスク装置であって、上記光ピックアップは、複数の対物レンズが中央部に搭載されているとともにトラッキング用およびフォーカシング用のコイルが両側部に設けられたレンズホルダと、上記トラッキング用およびフォーカシング用のコイルと対をなすように複数の磁石が設けられているとともに上記対物レンズのそれぞれと対向するように複数の立ち上げミラーが設けられた固定ベースと、上記レンズホルダの両側部を片持ち梁状に支持する複数のワイヤと、上記トラッキング用のコイルとしての捲き線パターンを有し、上記対物レンズおよび立ち上げミラーを避けつつ上記レンズホルダの中央部を横断して両側部へと張り出すようにレンズホルダに組み込まれたコイル基板とを備え、このコイル基板には、上記トラッキング用およびフォーカシング用のコイルに対する導線として上記複数のワイヤを電気的に接続するための複数のスルーホールが形成されていることを特徴としている。
このような構成によれば、ワイヤをスルーホールに通して基板と接続し、この基板を介してワイヤとコイルが接続されるので、コイルとワイヤの接続形態を簡単なものとし、配線作業を容易に行うことができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
図1〜5は、本発明に係る光ピックアップの一実施形態を示している。本実施形態の光ピックアップA1は、光学的な特性が異なる複数の光ディスク(たとえばブルーレイディスク、DVD、CD)に対応して2種類のレンズを搭載したものであり、光ディスクの記録や再生を行う光ディスク装置に備えられる。光ディスク装置は、その他に光ディスクを回転駆動させる駆動手段を備え、光ピックアップA1は、駆動手段によって回転する光ディスクに対し、記録用または再生用の光ビームを照射し、この照射された光ビームの光ディスクからの反射光による反射光ビームを検出するように設けられている。
図1に示すように、光ピックアップA1は、レンズホルダ1、2つの対物レンズ2,3、フォーカシング用のコイル4A〜4D(図3および図4参照)、トラッキング用のコイル5A,5B(図3および図5参照)としての捲き線パターンを有するコイル基板6、磁石70や立ち上げミラー72,73が設けられた固定ベース7、レンズホルダ1を片持ち梁状に支持するとともに、コイルに対する導線としての機能をもつワイヤW1〜W4、および支持部材8を備えて構成されている。対物レンズ2,3、フォーカシング用のコイル4A〜4D、およびコイル基板6は、レンズホルダ1に一体的に組み込まれている。なお、各図においては、光ピックアップA1に対して光ディスクが配置される側を上側とし、上下方向をフォーカス方向、ワイヤW1〜W4と交差する方向をトラッキング方向あるいは横方向とし、ワイヤW1〜W4に沿う方向を縦方向とする。
レンズホルダ1は、対物レンズ2,3を搭載した中央部10と、この中央部10の両側でフォーカシング用のコイル4A〜4Dが組み込まれた両側部11A,11Bと、コイル基板6を差し込み固定するための差し込み口12とを有する。中央部10は、両側部11A,11Bより上側に形成されており、中央部10の下側に立ち上げミラー72,73やコイル基板6の配置スペースが設けられている。中央部10には、光軸を上下方向に向けて互いに縦方向に並ぶように2つの対物レンズ2,3が搭載されている。両側部11A,11Bには、対物レンズ2,3の光軸と同一方向に軸を向けた姿勢でフォーカシング用のコイル4A〜4Dが固定されている。図2に示すように、フォーカシング用のコイル4A〜4Dの中心部には、固定ベース7に固定された磁石70が差し入れられる。図3に示すように、差し込み口12には、レンズホルダ1の外方からコイル基板6が差し込まれる。このコイル基板6は、上下方向および横方向に平行な姿勢を保ちながら、中央部10の下側を横断して対物レンズ2,3および立ち上げミラー72,73の光路を避けつつ、両側部11A,11Bの差し込み口12から両端部を張り出した状態で固定される。
一方の対物レンズ2は、たとえば第1光ディスクの記録や再生に用いられるものであり、立ち上げミラー72によって上向きに導かれたレーザ光を透過して第1光ディスクに集光させる。他方の対物レンズ3は、立ち上げミラー73によって上向きに導かれたレーザ光を透過して第2光ディスクに集光させるものであり、この対物レンズ3は、第1光ディスクとは光学特性が異なる第2光ディスクの記録や再生に用いられる。このような第1および第2光ディスクの種類としては、CD、DVD、HD−DVD、ブルーレイディスクがある。たとえば、一方の対物レンズ2をCDやDVDに対応したもの、他方の対物レンズ3をブルーレイディスクに対応したものとすることができる。
フォーカシング用のコイル4A〜4Dは、コイル基板6に電気的に接続されており、磁石70との電磁作用によって上下方向に力を受ける。すなわち、フォーカシング用のコイル4A〜4Dに流れる電流の大きさや方向を制御することにより、レンズホルダ1がフォーカシング方向に揺動させられる。なお、本実施形態のコイル4A〜4Dは、全て同一方向に力を受けるように駆動制御される。
図4および図5に示すように、コイル基板6の両端部には、ワイヤW1〜W4の先端部を電気的に接続するためのスルーホール61〜64が形成されているとともに、フォーカシング用のコイル4A〜4Dを電気的に接続するための端子65A,65A’,65B,65B’,65C,65C’,65D,65D’が形成されている。トラッキング用のコイル5A,5Bは、磁石70と対向するコイル基板6の両端部近傍となる2箇所に形成されており、コイル5A,5Bの軸は、縦方向に向けられている。コイル基板6の両端部上側にあるスルーホール61,62は、それぞれ配線パターンを介して上側の端子65A,65D’に通じる一方、両端部下側のスルーホール63,64は、配線パターン66を介してトラッキング用のコイル5A,5Bに通じている。コイル基板6の両端部で両面上側にある端子65A,65B’,65C,65D’は、片面側にある端子65B’,65Cどうしが配線パターン67を介して繋げられている一方、それ以外は互いに直接通じないように形成されている。また、コイル基板6の両端部下側の端子65A’,65B,65C’,65Dは、コイル基板6を貫通して互いに通じるようにスルーホールとして形成されている。フォーカシング用のコイル4A〜4Dは、それぞれ引き出し線をはんだ付けするなどして端子65A,65A’,65B,65B’,65C,65C’,65D,65D’に接続されている。
つまり、フォーカシング用のコイル4A〜4Dは、上側のワイヤW1,W2に直列接続されており、トラッキング用のコイル5A,5Bは、下側のワイヤW3,W4に直列接続されている。たとえば図4に示すように、ワイヤW1を通じて入ってきた電流は、スルーホール61および端子65Aを経てコイル4Aを流れ、その後、端子65A’から端子65Bへと流れ込む。次に、端子65Bに入ってきた電流は、コイル4Bを流れた後、端子65B’から配線パターン67を通じて端子65Cへと流れ込む。次に、端子65Cに入ってきた電流は、コイル4Cを流れた後、端子65C’および端子65Dを経てコイル4Dを流れる。次に、コイル4Dを流れた電流は、端子65D’およびスルーホール62を経てワイヤW2から出ていく。また、たとえば図5に示すように、ワイヤW3を通じて入ってきた電流は、スルーホール63および配線パターン66を経て2つのコイル5A,5Bを流れ、その後、スルーホール64を経てワイヤW4から出ていく。このようなトラッキング用のコイル5A,5Bも、磁石70との電磁作用によって横方向に力を受ける。すなわち、トラッキング用のコイル5A,5Bに流れる電流の大きさや方向を制御することにより、レンズホルダ1がトラッキング方向に揺動させられる。なお、ワイヤW1〜W4の基端部は、図1に示す支持部材8に固定されており、電気的には図示しない駆動回路に接続されている。
このようなレンズホルダ1の組み付けは、次のようにして行われる。
まず、図3に示すように、レンズホルダ1の両側部11A,11Bにフォーカシング用のコイル4A〜4Dを組み込み、さらにコイル基板6を差し込み口12に挿入して固定する。
その後、図4に示すように、フォーカシング用のコイル4A〜4Dの引き出し線をはんだ付けなどによって端子65A,65A’,65B,65B’,65C,65C’,65D,65D’に接続する。
次に、ワイヤW1〜W4の先端部をコイル基板6のスルーホール61〜64に挿入し、これらをはんだ付けなどによって接続する。最終的には、ワイヤW1〜W4の基端部を支持部材8に固定する。これにより、固定ベース7上では、レンズホルダ1がワイヤW1〜W4を介してフォーカシング方向およびトラッキング方向に揺動可能に支持された状態となり、フォーカシング用のコイル4A〜4Dやトラッキング用のコイル5A,5Bの駆動制御が可能となる。
したがって、本実施形態の光ピックアップA1によれば、ワイヤW1〜W4をコイル基板6のスルーホール61〜64に接続するだけでトラッキング用のコイル5A,5Bの配線が実質的に完了し、しかも、レンズホルダ1の両側部11A,11Bに配置されたフォーカシング用のコイル4A〜4Dどうしを特に接続する必要もないので、従来のように全てのコイルをワイヤに対して接続する形態よりも簡単な接続形態となり、配線作業を容易かつ迅速に行うことができる。
また、レンズホルダ1は、重心に近い箇所となるコイル基板6の両端部をワイヤW1〜W4によって片持ち梁状に支持されるので、フォーカシング動作やトラッキング動作に際して共振などが生じることなく、高精度な動作を実現することができる。
図6〜9は、本発明に係る光ピックアップの他の実施形態を示している。なお、他の実施形態による光ピックアップで先述した実施形態によるものと同様の構成要素については、同一符号を付してその説明を省略する。
図6および図7に示す光ピックアップA2は、6本のワイヤW1,W1’,W2,W2’,W3,W4が設けられている点と、フォーカシング用のコイル4A〜4Dとコイル基板6との接続形態が先述した実施形態によるものと異なる。コイル基板6には、トラッキング用のコイルやスルーホール、端子などが形成されているが、スルーホールや端子が設けられた両端部は同様の構成であるため、主に図7を参照して左側の端部について説明する。
図7に示すように、コイル基板6の左側端部には、片側のワイヤW1,W1’,W3の先端部を電気的に接続するためのスルーホール61,61’,63が形成されているとともに、フォーカシング用のコイル4A,4Bを電気的に接続するための端子65A,65A’,65B,65B’が形成されている。端部上側にある2つのスルーホール61,61’は、それぞれ配線パターンを介して端子65A,65B’に通じる一方、端部下側のスルーホール63は、配線パターン66を介してトラッキング用のコイル(図示略)に通じている。2つの端子65A’,65Bは、コイル基板6を貫通して互いに通じるようにスルーホールとして形成されている。一方のコイル4Aの引き出し線は、はんだ付けなどによって端子65A,65A’に接続されており、他方のコイル4Bの引き出し線も、はんだ付けなどによって端子65B,65B’に接続されている。反対側の接続形態も同様である。
つまり、片側に配置されたフォーカシング用のコイル4A,4Bは、片側2本のワイヤW1,W1’に直列接続されており、他側に配置されたコイル4C,4Dも同様の接続形態とされるため、左右両側でコイルの電磁作用が異なるように駆動制御が可能となっている。トラッキング用のコイルは、先述した実施形態と同様に下側のワイヤW3,W4に直列接続されている。たとえば図7に示すように、ワイヤW1を通じて入ってきた電流は、スルーホール61および端子65Aを経てコイル4Aを流れ、その後、端子65A’から端子65Bへと流れ込む。次に、端子65Bに入ってきた電流は、コイル4Bを流れた後、端子65B’からスルーホール61’を経てワイヤW1’から出ていく。すなわち、フォーカシング用のコイル4A〜4Dにつき、左右両側で異なる方向や大きさの力が生じるように電流の大きさや方向を制御することにより、レンズホルダ1が傾くように揺動させられる。これは、フォーカシング動作やトラッキング動作とともにチルト動作が可能であることを意味する。
このような構成によれば、先述した実施形態と同様の効果が得られるほか、フォーカシング動作やトラッキング動作とともに高精度なチルト動作を実現することができる。
図8に示すように、他の実施形態によるものとしては、トラッキング用の1つのコイル5が捲き線パターンによって形成されたコイル基板6であってもよい。このような構成でも、トラッキング用のコイル5の一部が磁石に対向する位置にあれば、電磁作用によってトラッキング動作を行うことができる。
図9に示すように、他の実施形態によるものとしては、レンズホルダ全体の重量バランスをとるためのウェイト68を設けたコイル基板6を用いてもよい。このウェイト68については、コイル5A,5Bと同一の金属材料で同一の製造プロセスによって形成することにより、低コストで製作することができる。このような構成によれば、レンズホルダの重心位置が上寄りとなる中央部にあっても下方側にウェイト68が配置されることで上下の重量バランスをとることができ、たとえばワイヤのねじれ共振によって生じるレンズの傾きをより効果的に防ぐことができる。
なお、本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではない。
ワイヤやコイルの数、コイル基板の構造などは、少なくともいずれかのコイルとスルーホールがコイル基板に形成されたものであれば、仕様に応じて適宜設計変更することができる。
A1,A2 光ピックアップ
W1,W2,W3,W4 ワイヤ
1 レンズホルダ
10 中央部
11A,11B 両側部
2,3 対物レンズ
4A〜4D フォーカシング用のコイル
5A,5B,5 トラッキング用のコイル
6 コイル基板
61,62,63,64 スルーホール
65A,65B,65C,65D 端子
68 ウェイト
7 固定ベース
70 磁石
72,73 立ち上げミラー
W1,W2,W3,W4 ワイヤ
1 レンズホルダ
10 中央部
11A,11B 両側部
2,3 対物レンズ
4A〜4D フォーカシング用のコイル
5A,5B,5 トラッキング用のコイル
6 コイル基板
61,62,63,64 スルーホール
65A,65B,65C,65D 端子
68 ウェイト
7 固定ベース
70 磁石
72,73 立ち上げミラー
Claims (6)
- 複数の対物レンズが中央部に搭載されているとともにトラッキング用およびフォーカシング用のコイルが両側部に設けられたレンズホルダと、上記トラッキング用およびフォーカシング用のコイルと対をなすように複数の磁石が設けられているとともに上記対物レンズのそれぞれと対向するように複数の立ち上げミラーが設けられた固定ベースと、上記レンズホルダの両側部を片持ち梁状に支持する複数のワイヤとを備えた光ピックアップであって、
上記トラッキング用のコイルとしての捲き線パターンを有し、上記対物レンズおよび立ち上げミラーを避けつつ上記レンズホルダの中央部を横断して両側部へと張り出すようにレンズホルダに組み込まれたコイル基板を備え、
このコイル基板には、上記トラッキング用およびフォーカシング用のコイルに対する導線として上記複数のワイヤを電気的に接続するための複数のスルーホールが形成されていることを特徴とする、光ピックアップ。 - 上記コイル基板は、上記対物レンズの光軸に対して平行な姿勢で上記レンズホルダに組み込まれているとともに、上記トラッキング用のコイルとしての捲き線パターンを少なくとも2箇所に有する、請求項1に記載の光ピックアップ。
- 上記フォーカシング用のコイルは、上記コイル基板によって仕切られた上記レンズホルダの両側部4箇所に設けられており、これらフォーカシング用のコイルの軸は、上記対物レンズの光軸と同一方向に向けられている、請求項2に記載の光ピックアップ。
- 上記コイル基板には、上記フォーカシング用のコイルを接続するための複数の端子が形成されており、上記複数のスルーホールのいずれかは、上記トラッキング用のコイルとしての捲き線パターンに通じるように形成されているとともに、その余のスルーホールは、上記複数の端子のいずれかに通じるように形成されている、請求項3に記載の光ピックアップ。
- 上記コイル基板には、上記レンズホルダ全体の重量バランスをとるためのウェイトが設けられている、請求項1ないし4のいずれかに記載の光ピックアップ。
- 光ディスクを保持して回転駆動する駆動手段と、
上記駆動手段によって回転する光ディスクに対し、記録用または再生用の光ビームを照射し、この照射された光ビームの上記光ディスクからの反射光による反射光ビームを検出する光ピックアップとを有する光ディスク装置であって、
上記光ピックアップは、
複数の対物レンズが中央部に搭載されているとともにトラッキング用およびフォーカシング用のコイルが両側部に設けられたレンズホルダと、
上記トラッキング用およびフォーカシング用のコイルと対をなすように複数の磁石が設けられているとともに上記対物レンズのそれぞれと対向するように複数の立ち上げミラーが設けられた固定ベースと、
上記レンズホルダの両側部を片持ち梁状に支持する複数のワイヤと、
上記トラッキング用のコイルとしての捲き線パターンを有し、上記対物レンズおよび立ち上げミラーを避けつつ上記レンズホルダの中央部を横断して両側部へと張り出すようにレンズホルダに組み込まれたコイル基板とを備え、
このコイル基板には、上記トラッキング用およびフォーカシング用のコイルに対する導線として上記複数のワイヤを電気的に接続するための複数のスルーホールが形成されていることを特徴とする、光ディスク装置。
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