JP2009020439A - 画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像表示装置10は、特定の波長の可視光を反射する複数の表示素子22と、黒色の着色部26と、表示素子22を弾性変形する形状変形部30とを備えている。各々の表示素子22は、規則的な間隔で配列されたコロイド粒子23aと、充填材23bとを有している。変形駆動部32は、表示素子22を第1変位に設定すると、表示素子22が可視光領域に反射波長のピーク値を示さないから、可視光は、表示素子22を透過して着色部26で反射されて着色部26の黒色を表示する。また、変形駆動部32は、表示素子22を第2変位に設定すると、可視光領域の光のうち特定の反射波長を反射して、該反射波長の色を表示する。
【選択図】図5
Description
複数配列され特定の波長の可視光を反射することで画像を表示する画像表示装置において、
上記各々の表示素子は、規則的な間隔で配列されたコロイド粒子と、該コロイド粒子の間に介在し弾性変形可能である充填材とを有し、上記間隔を変更することで特定の波長の可視光を反射するように構成した表示素子と、
上記各々の表示素子に対応して設けられかつ該対応する表示素子を変形させる変形駆動部を有する形状変形部と、
上記表示素子を透過した光が当たる位置に配置された所定の色を施した着色部と、
を備え、
上記変形駆動部は、上記表示素子が可視光を透過させかつ上記着色部の所定の色を表示する第1変位に設定可能であるとともに、上記第1変位と異なりかつ上記表示素子の変位に応じて可視光領域の反射波長を変更する第2変位に設定可能であるように構成したこと、を特徴とする。
λpeak=2d(111)(neff2−sin2θ)0.5 −(1)
λpeak:反射波長
θ :入射角
d(111) :間隔
neff:有効屈折率
すなわち、間隔dの相違により入射される可視光に含まれる波長を選択的に反射させることができる。ここで、有効屈折率neffは、コロイド粒子の屈折率と充填材の屈折率、およびその割合によって、式(2)により定められる。
neff =(1−φ)ns+φ・nsphere −(2)
nsphere:コロイド粒子の屈折率
ns:充填材の屈折率
φ:体積当たりに占めるコロイド粒子の占有率
また、充填材は、外力によりコロイド粒子の間隔を変更することができる弾性体であることが好ましく、例えば、アクリルエラストマー、シリコンエラストマー、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ハイドロキシエチルメタクリレート(HEMA)などを用いることができる。
(1) 画像表示装置10の概略構成
図1は本発明の第1実施例にかかる画像表示装置10を示す平面図、図2は図1の2−2線に沿った断面図である。図2において、画像表示装置10は、支持基板11と、支持基板11に所定間隙を隔てて平行に配置された表示パネル12と、支持基板11と表示パネル12の間に配置され、多数の表示素子22から形成された表示機構20と、表示機構20の表示素子22を変形するための応力を加えるための形状変形部30と、形状変形部30に駆動信号を出力する制御装置40(図1)と、表示機構20の側面を囲むように配置された枠体50とを備えている。この画像表示装置10の構成において、制御装置40が形状変形部30に駆動信号を出力して、表示機構20の各々の表示素子22の形状を変えて表示素子22の反射波長を設定することにより、多様な表示を行なうことができる。以下、画像表示装置10の各部の構成について説明する。
支持基板11は、表示機構20を支持するための部材であり、プリント基板などから形成されている。表示パネル12は、可視光を透過可能であるガラス板や透明樹脂から形成された透明基板12aと、透明基板12aの外面に形成されたマスキング12bとを備えている。図1に示すように、マスキング12bには、2次元に配置された正方形の窓12cが形成されている。窓12cは、1個当たり5mm×5mmであり、8×8に配列されている。
加圧板25は、表示素子22の下面に密着しかつ一体化して配置された透明の樹脂板であり、形状変形部30(図2)からの応力を受けて、表示素子22を均一な力で圧縮するものである。また、加圧板25の下面は、黒色が施された着色部26が加圧板25に一体形成されている。
制御装置40は、変形駆動部32の各々の駆動素子32bに対応した格子状の配線に信号を送ることにより、各々の表示素子22を独立に制御する。
なお、形状変形部30において、表示素子22を変形させるためには、第1駆動部材33のみでも可能であり、必ずしも形状保持部材31および第2駆動部材34を設けなくともよい。しかしながら、形状保持部材31および第2駆動部材34を設けることにより、第1および第2駆動部材33,34へ電力を供給することなしに、表示素子22の変形状態を自在に保持できるため、これらを設けることが好ましい。
図7は画像表示装置10の動作を説明する説明図である。画像表示装置10は、制御装置40が形状変形部30に信号を送って各々の表示素子22の形状を維持・変更することにより表示を変える。すなわち、制御装置40(図1)が形状変形部30の駆動素子32bに0Vレベルの信号(第1変位に相当する信号)を出力している場合には、表示素子22は駆動素子32bにより変形されない(図7(A)の状態)。この状態における表示素子22は、可視光を通す透明体であり、ブラッグの法則を満たす条件であるピーク値が可視光領域に表われない間隔となっているから、可視光は、加圧板25を透過し、さらに着色部26で吸収されて、着色部26の黒色をそのまま表示する。
次に、表示機構20の製造方法について説明する。表示機構20は、周知の方法を用いることができ、例えば、以下の工程により製造することができる。まず、充填材を形成するための溶媒を調製する。溶媒は、第1樹脂材料と第2樹脂材料とを混合し、15重量%水溶液になるように調製することにより得られる。第1樹脂材料:第2樹脂材料との混合比は、1:9である。第1樹脂材料は、ラジカル重合により第2樹脂材料の紫外線硬化を促進するために添加する。続いて、溶媒に、溶質である粒径80nmのSiO2粒子を、最終的なコロイド分散液に対して6重量%添加する。次に、溶液を超音波撹拌し、紫外線硬化の開始剤(商品名:チバスペシャルティーケミカルズ株式会社製;Darocur1173)を樹脂に対して2重量%添加する。これにより、コロイド分散液が得られる。
(5)−1 画像表示装置10の表示素子22は、コロイド粒子を用いているから、原理的に可視光を100%の効率で反射することができ、よって、明るい画像表示を得ることができる。
(5)−2 形状変形部30は、表示素子22を圧縮するときの変位を任意に設定することにより、反射波長を変えることで、表示素子22に任意の色を表示させることができる。
(5)−3 表示素子22は、可視光を透過させる状態に変位して透過した可視光を着色部26で反射することにより、従来の技術で表示することができなかった黒色を表示させることができる。
(5)−4 画像表示装置10は、隣接する3個の表示素子22を1組にして、三原色の反射波長を作成することで、白色を表示することができる。
(5)−5 表示パネル12には、表示素子22に対応したマスキング12bが施されており、このマスキング12bが表示素子22の面方向へ拡張した部分を隠すから、隠された部分における表示素子22の色の混ざりや滲みを低減し、鮮明な表示を得ることができる。
(5)−6 加圧板25は、形状変形部30からの押圧力を表示素子22に均一に伝達して、表示素子22の間隔を全体にわたって均一にするように押圧するから、部分的な反射波長の変化を低減し、鮮明な画像を得ることができる。
(5)−7 形状変形部30の形状保持部材31は、外力を受けて塑性変形するから、外力を除いても表示素子22の間隔を維持する。よって、形状保持部材31を一度、塑性変形すれば、表示素子の表示色を維持することができ、表示色を維持するための外力を加え続ける必要がなく、省エネルギーを図ることができる。
10B…画像表示装置
11…支持基板
12…表示パネル
12a…透明基板
12b…マスキング
12c…窓
20…表示機構
22…表示素子
22B…表示素子
23a…コロイド粒子
23b…充填材
25…加圧板
25B…加圧板
26…着色部
26B…着色部
30…形状変形部
30B…形状変形部
31…形状保持部材
31B…形状保持部材
32…変形駆動部
32B…変形駆動部
32a…押圧部
32b…駆動素子
32Ba…押圧部
33…第1駆動部材
33a…電極
33b…誘電エラストマー
34…第2駆動部材
34a…電極
34b…誘電エラストマー
40…制御装置
50…枠体
Claims (3)
- 複数配列され特定の波長の可視光を反射することで画像を表示する画像表示装置において、
上記各々の表示素子(22)は、規則的な間隔で配列されたコロイド粒子(23a)と、該コロイド粒子(23a)の間に介在し弾性変形可能である充填材(23b)とを有し、上記間隔を変更することで特定の波長の可視光を反射するように構成した表示素子(22)と、
上記各々の表示素子(22)に対応して設けられかつ該対応する表示素子(22)を変形させる変形駆動部(32)を有する形状変形部(30)と、
上記表示素子(22)を透過した光が当たる位置に配置された所定の色を施した着色部(26)と、
を備え、
上記変形駆動部(32)は、上記表示素子(22)が可視光を透過させかつ上記着色部(26)の所定の色を表示する第1変位に設定可能であるとともに、上記第1変位と異なりかつ上記表示素子(22)の変位に応じて可視光領域の反射波長を変更する第2変位に設定可能であるように構成したこと、を特徴とする画像表示装置。 - 請求項1に記載の画像表示装置において、
上記着色部(26)の所定の色は、黒色である画像表示装置。 - 請求項1または請求項2に記載の画像表示装置において、
上記表示素子(22)と上記駆動素子(32b)との間に介在し、該表示素子(22)の間隔を均一に押圧する加圧板(25)を備え、上記着色部(26)は、上記加圧板(25)と一体に設けられている画像表示装置。
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