JP2009018123A - スロットマシン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 BB1が入賞した場合は、BBゲーム終了後、第1のリプレイタイムRT1へ移行する一方、BB2又はBB3が入賞した場合には、BBゲーム終了後、第2のリプレイタイムRT2へ移行する。RT1及びRT2は何れも、最大1000ゲーム継続するリプレイタイムであって、RT1及びRT2中に特殊リプレイが入賞した場合には、RT1及びRT2を終了し、最大30ゲーム継続する第3のリプレイタイムRT3へ移行する。RT1乃至RT3中はリプレイ確率が1/1.2に上昇し、RT1及びRT2中の特殊リプレイの当選確率はそれぞれ、1/122、1/60に設定される。
【選択図】 図6
Description
尚、現風営法関連法規上、再遊技役の当選確率を変更可能な契機、即ちRTへの移行契機として、以下の5通りの契機が許容されている。
a)第1種特別役物又は役物連続作動装置の作動に係る条件装置が作動したとき。
b)第1種特別役物又は役物連続作動装置が作動することとなる図柄の組合せが表示されたとき。
c)第1種特別役物又は役物連続作動装置の作動が終了したとき。
d)第1種特別役物又は役物連続作動装置の作動に係る条件装置、第1種特別役物及び役物連続作動装置が作動していない場合において、特定の図柄の組合せが表示されたとき。
e)c)又はd)のいずれかに掲げるときの後に行われたあらかじめ定められた回数の遊技の結果が得られたとき。
しかしながら、高確率RTへ移行しないBB/RBや、継続ゲーム数の小さなBB/RBを引き当てた場合には、継続ゲーム数の大きな長期間高確率RTに移行することはなく、ボーナスゲーム後の遊技状態が、入賞したボーナス役の種別によって画一的に定められたものになってしまう問題があった。
第1及び第2のリプレイタイムは何れも、両リプレイタイム中に、第2の再遊技役が入賞しない限り、最大でNゲーム継続し、第2の再遊技役が入賞した場合には、両リプレイタイムを終了し、第3の役抽選テーブルを用いる第3のリプレイタイムへ移行する。該第3のリプレイタイムは、M(M<N)ゲーム継続する
ボーナスゲーム終了後のリプレイタイムの継続ゲーム数が、入賞したボーナス役の種別毎に定められた従来のスロットマシンにおいて、遊技者は、リプレイタイムが終了する前にボーナス役に当選することを願うのみであったが、本発明のスロットマシンによれば、これに加え、リプレイタイムの継続ゲーム数を左右する第2の再遊技役の入賞/非入賞により、遊技者が一喜一憂する新たな遊技性を付与することが出来る。
該具体的構成によって、前記第1乃至第3のリプレイタイム中には、徐々にメダルを増やしながらのゲームが可能となると共に、上述の如く、遊技者の運(引き)次第で変化するリプレイタイム期間が長くなれば長くなるほど、多くのメダルが獲得可能となる。
本実施例のスロットマシンは、キャビネット8の内部に、周面に複数種類の図柄が配された3本のリール1L,1C,1Rからなる表示装置1を備え、キャビネット8の中央部を構成するフロントパネル8Dには、表示装置1の前面側の領域に、表示窓80が設けられ、該表示窓80を通して、各リールの周面に配された図柄3つ分が視認可能となっている。
フロントパネル8Dの下側に隣接配置されたスイッチ類設置部8Eには、遊技に供するメダルを投入するためのメダル投入口2と、内部に貯留されたクレジットメダルから賭けメダルを投入するためのベットスイッチ3と、3本のリール1L,1C,1Rを回転始動させるためのスタートレバー5と、各リール1L,1C,1Rを個別に停止させるための3つのストップボタン6L,6C,6Rと、クレジットメダルの払出を行うための精算ボタン4と、投入したメダルが詰まった場合に操作するメダル返却ボタン20と、ドアキー8Hとが配備されている。
尚、本実施例のスロットマシンにおいて、1回の遊技に必要なベット枚数は、後述するボーナスゲーム中には2枚、該ボーナスゲーム中以外の遊技状態時には3枚に設定されている。又、後述するチャンスタイムボーナス中には、中央の水平ライン及び2本の斜めラインの合計3本の入賞ライン81,84,85が有効となり、該チャンスタイムボーナス中以外の遊技状態時には、中央の水平ラインを除く4本の入賞ライン82〜85が有効となる。
各入賞役の入賞には、後述する内部抽選での当選を必要条件としており、該内部抽選の結果、上記12種類の入賞役の内、何れの入賞役にも当選しなかった場合には、図4乃至図6に示す各入賞図柄が、有効な入賞ライン上に成立することはない。
例えば、図4に示す小役FR1が内部当選したゲームで、左リール1Lの回転角度位置を1のときに左ストップボタン6Lが操作されたと仮定した場合、左リール1Lは即止め位置(=2)から4駒滑った回転角度位置5にて停止し、この結果、小役FR1を構成する図柄番号7の「ベル」が上段に引き込まれる。
一方、CB役が入賞した場合には、チャレンジタイムボーナス(以下、CBという)ゲームへ移行する。CBゲームでは、毎ゲーム、図4に示す全ての小役が重複当選すると共に、左ストップボタン6L操作時に左リール1Lが即止め位置で停止する。この結果、頻発する小役入賞によって、大量のメダルが獲得できる。尚、CBゲームは、該CBゲーム中のメダル獲得枚数が121枚を超えたゲームで終了する。
図2に示す如く、通常リプレイRP1を構成する「通常リプレイ図柄」は、全てのリール1L,1C,1Rで、間に5つの図柄を隔てた5駒間隔以内に配置されているため、CBゲーム中以外の遊技状態時に通常リプレイRP1が内部当選した場合には、引込制御により、各ストップボタン6L,6C,6Rの操作タイミングに関わらず、入賞が成立することになる。
同様に、特殊リプレイRP2を構成する「特殊リプレイ図柄」は、右リール1Rに、間に最大4つの図柄を隔てた5駒間隔以内に配置されているため、CBゲーム中以外の遊技状態時に特殊リプレイRP2が内部当選した場合には、引込制御により、各ストップボタン6L,6C,6Rの操作タイミングに関わらず、入賞が成立することになる。
又、上記重複当選時や、上記4種類のボーナス役BB1〜BB3,CBの内、何れかのボーナス役が持ち越されている状態で6種類の小役FR1〜FR6及び2種類RP1〜RP2の内、何れかの役に内部当選した場合、引き込みの優先順位は、高いほうから再遊技役、ボーナス役、小役の順に設定している。
先ず、図1に示すメダル投入口から1ゲームに必要な枚数分のメダル投入があった場合、又はベットスイッチ3の操作により1ゲームに必要な枚数分のメダルがクレジットメダルから引き落とされた場合、或いは前のゲームで再遊技役が入賞した場合、スタートレバー5の操作を受け付けるゲーム開始可能状態へ移行する。
該ゲーム開始可能状態にて、スタートレバー5が操作されると、CBゲーム中以外の場合は、極めて短い周期で更新される乱数(変動範囲:0〜65535)を取得し、該乱数に基づいて内部抽選を行う一方、CBゲーム中には、図4に示す全6種類の小役全てを内部当選状態に設定し、リール1L,1C,1Rを回転始動する。そして、全リール1L,1C,1Rの回転速度が一定速度に達した時点で、3つのストップボタン6L,6C,6Rの操作を受け付けるリール停止可能状態へ移行する。尚、CBゲーム中に内部抽選を行ってもよい。
そして、全リール停止後、何れかの有効な入賞ライン上に、図3乃至図5に示す何れかの役が入賞した場合には、入賞した役に応じたメダル払出処理及び遊技状態変更処理を実行して、1ゲームを終了する。
図1に示す本実施例のスロットマシンのキャビネット8の内部には、所謂機械割を設定するための設定変更スイッチと、リセットボタンと、電源スイッチとが配備されており、設定変更スイッチの操作により1,2,5及び6の4段階の設定値の変更が可能となっており、該設定変更操作の後に設定される遊技状態を通常遊技状態という。
そして、ボーナス内部当選状態において、図3に示す3種類のビッグボーナス役BB1〜BB3の何れかが入賞した場合には、次ゲームからBBゲーム状態へ移行し、該BBゲーム中のメダル獲得枚数が351枚を超えるゲームまで該BBゲーム状態を継続する。同様に、ボーナス内部当選状態において、図3に示すチャンスタイムボーナス役CBが入賞した場合には、次ゲームからCBゲーム状態へ移行し、CBゲーム中のメダル獲得枚数が129枚を超えるゲームまで該CBゲーム状態を継続する。
図7に示す如く、各ビッグボーナス役BB1〜BB3及びチャンスタイムボーナス役CBの当選確率はそれぞれ、1/992.97〜1/840.21、1/1057.03〜1/840.21、1/1092.27〜1/885.62、1/936.23に設定されている。
又、第2及び第3のビッグボーナス役BB2,BB3の合算当選確率、各ビッグボーナス役BB1〜BB3の合算当選確率、各ビッグボーナス役BB1〜BB3及びチャンスタイムボーナス役CBの合算当選確率はそれぞれ、1/537.18〜1/431.16、1/348.60〜1/284.94、1/254.02〜1/218.45に設定されている。
図10に示す如く、通常リプレイRP1及び特殊リプレイRP2の当選確率はそれぞれ、1/1.22〜1/1.24、1/120.03に設定されている。又、特殊リプレイRP2は、単独当選する場合と、各ビッグボーナス役BB1〜BB3又はチャンスタイムボーナス役CBと重複当選する場合とがあり、重複当選確率は1.83%に設定されている。更に、通常リプレイRP1及び特殊リプレイRP2の合算当選確率は、1/1.20〜1.21に設定されている。
図11に示す如く、通常リプレイRP1及び特殊リプレイRP2の当選確率はそれぞれ、1/1.23〜1/1.24、1/60.01に設定されている。又、特殊リプレイRP2は、単独当選する場合と、各ビッグボーナス役BB1〜BB3又はチャンスタイムボーナス役CBと重複当選する場合とがあり、重複当選確率は0.92%に設定されている。更に、通常リプレイRP1及び特殊リプレイRP2の合算当選確率は、1/1.20〜1.21に設定されている。
この結果、特殊リプレイRP2が入賞(ボーナス役との重複当選時を除く)することなく、第1及び第2のリプレイタイムRT1,RT2が継続する平均ゲーム回数はそれぞれ、特殊リプレイRP2が単独当選する確率の逆数、即ち122.27ゲーム、60.57ゲームとなる。
図12に示す如く、通常リプレイRP1及び特殊リプレイRP2の当選確率はそれぞれ、1/1.20〜1/1.22、1/6553.60に設定されると共に、特殊リプレイRP2は、3種類のビッグボーナス役BB1〜BB3及びチャンスタイムボーナス役CBの内、何れかのボーナス役と重複当選する様に設定されている。又、通常リプレイRP1及び特殊リプレイRP2の合算当選確率は、第1及び第2のリプレイタイムRT1,RT2と同等の1/1.20〜1.22に設定されている。
図6に示す如く、第1及び第2のリプレイタイムRT1,RT2は、何れかのボーナス役に内部当選した場合、及び特殊リプレイRP2が入賞した場合には終了する。ここで、何れかのボーナス役に内部当選する確率は、両リプレイタイムRT1,RT2とも同一である一方、特殊リプレイRP2の当選確率は、第1のリプレイタイムRT1に比べて第2のリプレイタイムRT2の方が高く設定されているので、両リプレイタイムRT1,RT2が継続するゲーム回数の期待値は、上述の如く、第2のリプレイタイムRT2よりも第1のリプレイタイムRT1の方が大きくなる。
又、両リプレイタイムRT1,RT2が1000ゲーム継続する確率、即ち1000ゲームに亘って4種類のボーナス役BB1〜BB3,CB及び特殊リプレイRP2の何れにも内部当選しない確率は、極めて低いものの、その可能性は0ではなく、仮に1000ゲーム継続した場合には、通常遊技状態へ移行することになるが、1000ゲーム消化によって、平均で654〜729枚のメダルを獲得できる。
第3のリプレイタイムRT3は、何れかのボーナス役に内部当選しない限り30ゲーム継続し、該リプレイタイム中の通常リプレイRP1及び特殊リプレイRP2の合算当選確率は、第1及び第2のリプレイタイムRT1,RT2と同等の1/1.20〜1.22に設定されているため、第1及び第2のリプレイタイムRT1,RT2と同様に、徐々にメダルを増やしながらのゲームが可能である。
そこで、図9及び図12に示す如く、通常遊技状態及び第3のリプレイタイムRT3中には、特殊リプレイRP2の当選確率を極めて低く設定すると共に、特殊リプレイRP2の当選時には、何れかのボーナス役が重複当選するように設定している。
従って、通常遊技状態及び第3のリプレイタイムRT3中に、特殊リプレイRP2が入賞することは殆んどなく、仮に入賞した場合には、該入賞によって何れかのボーナス役に内部当選したことを遊技者に報知することにより、遊技者が抱く不信感の低減を図っている。
2:メダル投入口
3:ベットスイッチ
5:スタートレバー
6L,6C,6R:ストップボタン
7:演出表示装置
8:キャビネット
Claims (3)
- 周面に複数種類の図柄が配された複数のリールと、
所定枚数のメダルがベットされたことを条件として有効となり、有効時の操作によって前記複数のリールを回転始動させるスタートレバーと、
各リールの回転を停止させるための複数のストップボタンと、
前記スタートレバー操作時に取得した乱数に基づき、複数種類の役に関する内部抽選を実行する内部抽選手段と、
前記内部抽選手段による抽選の結果、何れかの役に内部当選し、各ストップボタン操作時に、前記内部当選した役を構成する入賞図柄が入賞ラインから所定の範囲内にある場合に、該入賞図柄を入賞ライン上に引き込んで、対応するリールを停止させるリール停止制御手段と、
全リール停止後に、前記複数種類の役を構成する複数の入賞図柄の内、所定の入賞図柄が入賞ライン上に成立した場合には、該入賞図柄に応じた枚数分のメダルを払い出すメダル払出手段と、
所定の遊技条件が成立した場合に、前記内部抽選手段による内部抽選時に用いる役抽選テーブルを変更する役抽選テーブル変更手段と、を備え、
前記複数種類の役には、内部当選後入賞するまで内部当選状態が継続し、入賞によりボーナスゲームが開始される複数種類のボーナス役と、入賞したゲームでベットされたメダルと同じ枚数のメダルが、次のゲームでもベットされたものとしてスタートレバーの操作を有効化する再遊技役とを含み、
前記役抽選テーブル変更手段は、第1のボーナス役の入賞によるボーナスゲームの終了後、通常時の役抽選テーブルよりも前記再遊技役の当選確率が高く設定された第1の抽選テーブルへ変更すると共に、第2のボーナス役の入賞によるボーナスゲームの終了後には、前記再遊技役の当選確率が前記第1の役抽選テーブルと同等に設定された第2の役抽選テーブルに変更するスロットマシンにおいて、
前記再遊技役として、第1の再遊技役と、第2の再遊技役とを有し、
前記第1の役抽選テーブルにおける前記第2の再遊技役の当選確率は、前記第2の役抽選テーブルにおける前記第2の再遊技役の当選確率よりも低く設定されており、
前記役抽選テーブル変更手段は、前記第1又は第2の役抽選テーブルを用いたゲームがN回継続した場合、通常時の役抽選テーブルへ変更すると共に、前記第1又は第2の役抽選テーブルを用いたゲーム中に、前記第2の再遊技役が入賞した場合、前記再遊技役の当選確率が前記第1及び第2の役抽選テーブルと同等に設定された第3の役抽選テーブルに変更し、該第3の役抽選テーブルを用いたゲームがM(M<N)回継続した場合は、通常時の役抽選テーブルへ変更することを特徴とするスロットマシン。 - 前記第1乃至第3の役抽選テーブルにおける前記再遊技役の当選確率は何れも、1ゲーム当りのメダル純増枚数の期待値がプラスとなるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
- 前記通常時の役抽選テーブル及び第3の役抽選テーブルにおける前記第2の再遊技役の当選確率は、前記第1の役抽選テーブルにおける前記第2の再遊技役の当選確率よりも低く設定されると共に、前記通常時の役抽選テーブル及び第3の役抽選テーブルは、前記第2の再遊技役の内部当選時に、複数種類のボーナス役の何れかが重複当選するように設定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスロットマシン。
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