JP2009017901A - 電気掃除機の吸口体及びこれを用いた電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機の吸口体及びこれを用いた電気掃除機 Download PDF

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Abstract

【課題】
吸口体の回転清掃体に絡み付いた塵埃を取り除く時に、簡単な構成で、回転清掃体を簡単かつ確実に吸口体から取り付け・取り外しができる吸口体とそれを備えた電気掃除機を提供することにある。
【解決手段】
回転清掃体を着脱自在に保持する軸受押さえ部材と、下ケースに回動可能に設けられ回動することにより軸受押さえ部材を下ケースに保持させる係止部材とを備え、係止部材は軸受押さえ部材と係合する方向へ付勢される付勢手段を備えるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気掃除機に用いられる吸口体及びこれを用いた電気掃除機に関するものである。
従来の吸口体は、刷毛やブレードなどの清掃部材を設けた回転清掃体によって被掃除面からごみや塵埃を掻き出して吸引している。
回転清掃体の清掃部材は、糸くずなどの繊維状のものや、髪の毛等が絡み付き易く、一旦絡み付くと、この種のごみは清掃部材を固定する筒状基体に回転により徐々に蓄積されるようになる。
これを除去するために、はさみやカッターを用いて、絡み付いたごみを切断して取り除いていた。
この場合、回転清掃体を吸口体から取り外す構造として、例えば特許文献1(特開2000−83874号公報)のようなものが提案されている。特許文献1では、上下ケースの本体と上ケースの上部を覆うカバーとを備え、カバーの縁部にカバー側係止部が設けられ、スライドして被係止部を前記カバー側係止部に対して係合・離脱させるスライド係止部材が吸口本体ケースに設けられている。
また、特許文献2(特開2004−16605号公報)には、吸口体の下面側に軸受押さえ部材を吸口本体に着脱可能に保持させるためのロック部材を備えた吸口体が提案されている。
特開2000−83874号公報 特開2004−16605号公報
上記従来のスライド方式によるカバーの着脱では、スライド係止部材がケースと摺動す
る際に、ケースの隙間部から入り込んだ細かい砂や塵埃によって、係合・離脱させる時に
重たくなったり、硬くなったりして、動きが渋くなるという問題が生じていた。それによ
り、指が痛くなる等負担があった。
また、カバーの着脱時、スライド係止部材を移動させることになるが、係止部材の位置がどちらに移動させると係合・離脱するのか分かりにくい場合があり、カバーの着脱時にスライド係止部材を何度も操作したりすることがある。
さらに、カバーと係止部材との着脱操作は、離脱時にはスライド係止部材を摺動させ、カバーを外し、係合時は、カバーを吸口体に装着し、スライド係止部材を操作する必要があり、片手で吸口体を支え、もう片方の手だけで操作することは困難であり、なかなか面倒で億劫になりがちな作業であった。
また、係合操作が使用者に依存するため、確実に行われずにカバーが吸口体と完全に係合していない状態で使用してしまう可能性がある。
本発明の目的は、これらの問題を解決し、回転清掃体の取り付け・取り外しを簡単に行うことができる電気掃除機の吸口体及びこれを備えた電気掃除機を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の特徴とするところは、被掃除面に対面する開口部を有する下ケースと、該下ケースの上方に配置された上ケースと、前記上ケース及び前記下ケースで覆われた回転清掃体と、該回転清掃体を着脱自在に保持する軸受押さえ部材と、前記下ケースに回動可能に設けられ回動することにより前記軸受押さえ部材を前記下ケースに保持させる係止部材とを備えた吸口体において、前記係止部材は、前記軸受押さえ部材と係合する方向へ付勢される付勢手段を備えていることにある。
本発明によれば、係止部材が付勢手段により付勢されているので、軸受押さえ部材の着脱が簡単に行え、回転清掃体の取り付け・取り外しを簡単に行うことができる。
以下、本発明の一実施例を図1から図9の図面に従い詳細に説明する。
図2は本発明の一実施例に係る電気掃除機の全体外観図である。201は集塵部及び電動送風機を収容する掃除機本体、202は一端が掃除機本体201に接続され、他端がホース継手305に回動可能に接続されたホースである。203は一端がホース302の他端に回動可能に接続され、掃除機の運転の入切を行うスイッチ手段204を有する手元操作部、205は一端が手元操作部303の他端に接続された伸縮可能な延長管、206は延長管305の他端に接続され掃除面の塵埃を吸込む吸口体である。掃除機は掃除機本体201に収容された電動送風機で発生した吸引力により、延長管205,ホース202を介して吸口体206の下面から吸込んだ被清掃面の塵埃を集塵部内に搬送するようにしている。
図1に本発明の一実施例に係る吸口体の分解斜視図を示す。図1において、101は下面に開口部を有する下ケース、100は下ケースの上方に配置された上ケースである。下ケース101に上ケース100を被着させることにより、吸口本体150を構成している。104は上ケース100及び下ケース101で覆われた回転清掃体、105は回転清掃体104を駆動するための電動機、107は吸口体を持ち上げたときに自動的に回転停止するための安全スイッチ、108は電動機側プーリー、109は減速プーリーを構成する大プーリー、110は減速プーリーを構成する小プーリー、111は大プーリー109と小プーリー110を連結するシャフトである。本実施例ではシャフト111に設けた大プーリー109及び小プーリー110により、回転清掃体104の回転軸端部に伝達する伝達機構を構成している。
120は下ケース101の下面側に位置する軸受押さえ部材(図示せず)を開閉するための係止部材であり、上ケース100と下ケース101から張り出した支持部を回動軸とし、組み付けにより上下方向で支持し、係止部材120の抜け外れを規制し、係止部材120は、一端を上ケース100の回動軸バネ支持部(図示せず)、他端を係止部材120のバネ支持部(図示せず)に固定されたバネ130(付勢手段)によって軸受押さえ部材部材を閉じる方向へ付勢されている。
102は吸口本体内部と外部(掃除機本体)とを連通する空気通路が形成された自在継手のうち吸口本体に対して上下方向に回動可能な第1の接続管、103は自在継手のうち前記第1の接続管に対して左右方向に回動可能な第2の接続管である。
図1において、回転清掃体104の回転軸に沿う方向を吸口体の左右方向と呼び、この左右方向は通常吸口体の長手方向と一致する。また、吸口体の上下方向に関しては、吸口体を水平な床面上に置いた状態で、開口118が形成された側を下面側、反対側を上面側と呼ぶ。また、吸口の進行方向側を正面側、後退方向側を背面側として説明する。
図2に本発明の一実施例に係る電気掃除機の外観図を示す。201は後部に吸口本体が集塵するのに必要な吸気風を発生させる電動送風機(図示せず)を内蔵し、前部には塵埃を集塵する集塵室(図示せず)を内蔵した電気掃除機本体、202は電気掃除機本体201に接続され、柔軟に可動するように形成されたホース、203は前記ホース202に接続されて前記電気掃除機本体201や吸口体206を制御する手元スイッチ204を内蔵し、ホース202と延長管205と連通する流路(図示せず)を持つハンドルグリップである。また、ホース202とハンドルグリップ203及び延長管205には、吸口体206に電気を供給する給電線(図示せず)が内蔵されている。
図3に本発明の一実施例に係る吸口本体を下から見たときの平面(下面図)を示す。118は下ケース101に設けられた床面開口部で、被清掃面に面する。301はバンパー、300は固定刷毛、303は後方車輪である。107は吸口体を持ち上げたときに自動的に停止するための安全スイッチであり、107aは被清掃面に設置されているかを検出するための床面検出車輪である。
315は軸受ユニット部で、軸受を内蔵し、その外周に電動機105からの駆動力を伝達するプーリー316を配置し、プーリー316を挟んで両側に軸受部を配設し、吸口体内に軸支している。317はプーリー316と一体で回転し、電動機の回転力を伝達する主動軸継手部である。
回転清掃体104の一端側には、主動軸継手部317と係合する従動軸継手部318を有し、他端側に吸口体の軸支部に嵌脱自在に支持される軸受部319を有している。主動軸継手部317と従動軸継手部318には、最外周に凹凸の歯317aと318aを形成し、両者を噛み合わせることで係合している。305は軸受ユニット部315を覆うユニット押さえ部材である。
回転清掃体104の清掃部材307,308は、繊維等による刷毛の他、軟質のブレード状のものを用いて構成することができ、刷毛やブレードをそれぞれ単独で、或いは刷毛とブレードとを混在させて構成することができる。また、筒状基体306を形成する部材で一体に成形した突出部で清掃部材を構成してもよい。いずれにしても、清掃部材は筒状基体306の外周面から外方に突出するように構成される。
304は軸受押さえ部材であり、120は軸受押さえ部材304を吸口本体の下ケース101に着脱(開閉)可能に保持させる係止部材であり、吸口本体150の背面側に設置している。軸受押さえ部材304は回転清掃体104を着脱自在に保持している。
図4は本発明の一実施例に係る係止部材120の装着状態を示す斜視図であり、図4(a)吸口体206を後方から見た斜視図、図4(b)は吸口体206を上方から見た斜視図である。
係止部材120は、上ケース100と下ケース101から張り出した支持部100aと101aを回動軸とし、軸中心から一端側を開閉時の操作部120a、反対側を係止部120bとし、組み付けにより上下方向で支持し、係止部材120の抜け外れを規制している。また、係止部材120は、一端を上ケース100の回動軸バネ支持部100b、他端を係止部材120のバネ支持部120dに固定されたバネ130によって、操作部120aが吸口体中央側に回転するように付勢されている。この係止部材120の回動により、軸受押さえ部材304と吸口体206との開閉(着脱)が可能となる。
軸受押さえ部材304の内側側面には、係止部材120の係止部120bが出没できるスリット上の穴304aを有し、先端には下ケース101と結合するための凹部(図示せず)を設けている。
図5は本発明の一実施例に係る係止部材の部分拡大平面図であり、図5(a)は係止部材120を外側に向かって回動させた状態を示す図、図5(b)は係止部材120を閉じた状態を示す図である。図5(a)において、係止部材120の操作部120aを吸口体中央側から外側に回動した時に軸受押さえ部材304と係合している係止部120bが外れ、吸口体206から軸受押さえ部材304が離脱する図5(b)において、係止部材120の操作部120aを外側から吸口体中央側に回動し、係止部120bが軸受押さえ部材304と係合し、軸受押さえ部材304が下ケース101に装着され、操作部120aが吸口本体150の外表面と同一か内側に収まるようにしている。
次に本実施例の動作を説明する。掃除機使用者がハンドルグリップ203に設置されたスイッチ操作部204を操作すると、操作されたスイッチに従った動作モードで電気掃除機本体201内の電動送風機が運転する。電動送風機によって発生した吸引力は、ホース202,延長管205を通って吸口体206に到達する。それと同時に、ホース202および延長管205に設けられた電源線から供給された電源が、回路基板106を介して電動機105を駆動する。
電動機105とプーリー,ベルトで連結している回転清掃体104が回転することにより、回転清掃体104の清掃部材である刷毛やブレードによって被掃除面からごみや塵埃を掻き出して吸い込んでいる。
回転清掃体104の清掃部材307は、糸くずなどの繊維状のものや、髪の毛等が絡み付き易く、一旦絡み付くとこの種の塵埃は回転により徐々に蓄積され、清掃部材を固定する筒状基体に締め付けられようになる。
図6から図9に従い、前記回転清掃体104の清掃部材307に絡んだ糸くずなどの繊維状のものや、髪の毛等を取り除く回転清掃体104のお手入れ方法について説明する。
図6は本発明の一実施例に係る吸口体の部分下面斜視図であり、図7は本発明の一実施例に係る吸口体の部分下面斜視図であり、図8は本発明の一実施例に係る吸口体の部分下面斜視図であり、図9は本発明の一実施例に係る吸口体の下面斜視図である。
まず、使用者がスイッチ操作部204により、電源を遮断し、延長管から吸口体206を外す。次に図6に示すように、吸口体の下面側を上面側に向ける。係止部材120の操作部120aに操作者の指を添え、吸口体中央側から外側に回動し、軸受押さえ部材304と係止部120bの係合を解除する。そして、図7に示すように下ケース101から軸受押さえ部材304を開け、図8のように軸受押さえ部材304を外す。次に、図9のように、回転清掃体104の軸受部319側の清掃部材を摘み、上方に引き上げると、軸受部309が吸口体の軸支部から嵌脱され、次いで回転清掃体104を斜め上方に引き上げることにより、従動軸継手部318が主動軸継手部317との係合から解除され、回転清掃体104が吸口体206から離脱できる。離脱した回転清掃体104に、はさみやカッターを用い、絡み付いた塵埃の除去作業を行う。この時、回転清掃体104は水洗いも可能である。
作業後は、上記の逆で、回転清掃体104を吸口体206に組み込むには、回転清掃体104の従動軸継手部318の歯を吸口体内部の主動軸継手部317の歯に挿入し、両者を噛み合わせることで係合させ、回転清掃体104の反対側の軸受部309を吸口体の軸支部に上方から押し込む。次に、軸受押さえ部材304の爪304aを下ケース101に引っ掛け、軸受押さえ部材304を取り付け、外側にはみ出している係止部材120の操作部120aを吸口体中央側に回動し、軸受押さえ部材304と係止部120bとを係合させればよい。
以上の構成により、回動係止部材120は上ケースと下ケースから張り出した支持部を回動軸としているので、係止部材120の摺動部は回動軸周りと小さい面積となる。したがって、ケースの隙間部から入り込んだ細かい砂や塵埃が摺動部に堆積しても、軸中心から離れた操作部を動作することにより容易に回動することができる。つまり、梃子の原理のように、指の力で係止部材120の操作が容易に行える。少々の塵埃の堆積では係合・離脱させる時に動きが渋くなることはないので塵埃の詰りに有利である。
また、係止部材120の操作部120aを吸口体中央側から外側に回動した時に軸受押さえ部材304が開く構造なので、操作部120aが吸口体から外側に突出(はみ出し)している時は開いており、操作部120aが吸口体内に収まっている時は閉じていると判断できる。さらに、バネ130により係止部材120は操作部120aが吸口体中央側へ回転する方向へ付勢されているので、操作感からも開閉操作の方向が明確である。したがって、軸受押さえ部材の開閉状態が明確になり、誤って開状態で吸口を動作させることがない。
また、係止部材120を吸口本体の背面側に設置したことにより、デザインの変更もなく、吸口体の大型化を回避することが可能である。操作部120aは吸口体ケースの外表面と同一か内側に収まるように構成しているので、家具の隙間などに挿入した際に、係止部材が接触して傷を付けたり、邪魔になることがない。
また、係止部材120がバネ130より係止部材120の操作部120aが吸口体中央側に回転するように付勢されていることで、接触等により操作部120aに係合が解除される方向へ何らかの力が加わっても、使用者が意図せずに軸受押さえ部材304との係合が解除されることがなく、より確実な係合を提供できる。
さらに、回転清掃体104の取り外し操作には、コインなどの道具が不要なので、塵埃の清掃作業も容易に行うことができる。
また、係止部材が軸受押さえ部材の係合を解除した位置で係止することで、吸口体から軸受押さえ部材の着脱が容易に行え、さらに、軸受押さえ部材と係止部材が連動することにより、係止部材を操作することなく簡単に軸受押さえ部材の吸口体への装着ができる。
さらに、前記付勢手段にバネを用いることにより、組立が簡単であり、作業性の向上を図れる。
図10に本発明の一実施例に係る下ケース101の前方下部の部分拡大斜視図を示す。304は軸受押さえ部材であり、軸受押さえ部材304の先端側部分に凹部304aを形成し、下ケース101に軸支され、回転可能に保持されている。
実施例1と同様に、回転清掃体104の清掃作業を行う際に、係止部材120を吸口体中央側から外側に回動し、軸受押さえ部材402との係合を解除する。次に、吸口体下ケース101から軸受押さえ部材304を開けるが、軸受押さえ部材304の一部が吸口体に支持されて、外れないようにしているので、紛失や散逸を妨げることができる。
図11に本発明の一実施例に係る下ケース101の係止部材120側の部分拡大斜視図を示す。係止部材120には、操作部120a,軸受押さえ部材304を開閉するための係止部120bと開閉動作時にクリック感を出すと同時に、係止部材120が軸受押さえ部材304との係合を解除した状態で係止するための案内部120cが形成されている。下ケース101には前記案内部120cが回動した時に接触可能になるようにリブ101bを設けている。
図11(a)は、軸受押さえ部材304と吸口体206が係合している状態であり、係止部材120の操作部120aは吸口体に収められている。この時、バネ130より受ける力で回動方向の動きを規制している。軸受押さえ部材304を開けようと、操作部120aを吸口体中央側から図11(b)のように、外側に回動すると案内部120cがリブ502に接触し抵抗となり、さらに回動を続けるとリブ101bを乗り越え、クリックを感じ、軸受押さえ部材304と係合している係止部120bが外れ、下ケース101から軸受押さえ部材304が離脱できる状態になったことが実感できる。さらに、このリブ502と案内部120cとの接触抵抗により、操作部120aがバネからの付勢によって吸口体中央側に回転することを避け、開状態に留めることが出来、前記軸受押さえ部材304を片手で容易に吸口体206から取り外すことが可能である。
前記軸受押さえ部材304を係合する場合は図11(b)の状態から前記軸受押さえ部材304を前記下ケース101へ装着し、前記係止部材120の操作部120aを吸口体中央側に回転すると、前記案内部120cがリブ101bに接触し抵抗となるが、回動を続けるとリブ101bを乗り越える。この時に、操作の抵抗感から開放されるクリック感が指に伝わり、操作が開始したことが実感でき、リブ101bと案内部120cとの接触抵抗から開放されることより、バネからの付勢により前記係止部材120は図11(a)の状態となり、前記軸受押さえ部材304と前記係止部材120は確実かつ簡単に係合する。
また、軸受押さえ部材304を前記下ケース101へ装着するときに前記係止部材120が図11(a)の状態であっても、前記軸受押さえ部材304を前記下ケース101へと押し込むと、前記軸受押さえ部材304の斜面304bと前記係止部材120の係止部120bが接触し、前記係止部材120が摺動することで、操作部120aが吸口体中央側から外側へ回動し、前記軸受押さえ部材304を前記下ケース101へと押し込むことが可能である。
また、前記軸受押さえ部材304が前記下ケース101に完全に装着されると、前記係止部材120はバネ130からの付勢により、操作部120aが吸口体中央側へ回動するので、前記係止部材120を操作することなく前記軸受押さえ部材304は前記吸口体206と簡単に係合することが可能である。
このように、係止部材120の回動時に、クリック感を持たせたことにより、軸受押さえ部材304と吸口体206が係合・離脱する状態を指の感触と音で認識できるので、簡単操作で確実な作業が提供できる。
さらに、バネ130を用いて前記係止部材120に付勢することにより、前記係止部材120と前記軸受押さえ部材304の係合をより確実にすると共に、係合動作をより簡単に、片手で操作することが可能であるため、なかなか面倒で億劫になりがちな塵埃の清掃作業も容易に行うことができる。
図12に本発明の一実施例に係る主動軸継手部317と係合する従動軸継手部318の斜視図を示し、図13に各々の断面図を示す。315は軸受ユニット部で、電動機105からの駆動力を伝達するプーリー316を配置し、プーリー316を挟んで両側に軸受323と322を内蔵した軸受部320と319を配設している。317はプーリー316と軸321を介して一体で回転し、電動機の回転力を伝達する主動軸継手部である。主動軸継手部317の外周には、回転力を回転清掃体104に伝達するための係合歯317aを形成している。
回転清掃体104の一端側には、主動軸継手部317と係合する従動軸継手部318を有し、最外周に係合歯318aを形成し、両者を噛み合わせることで係合している。主動軸継手部317の内周には回転清掃体104の円筒筒体が挿入され、外周部には段差を設けて係合歯318aを形成している。
係合歯318aを回転清掃体104の外周より外側に設けることにより、係合歯317a,318aの軸方向長さが短くても、係合歯318aの歯の噛み合わせ高さを確保することができ、軸方向の清掃部材の長さを有効に使うことができる。
回転清掃体104の主動軸継手部317と従動軸継手部318の係合部において、両継手部は軸方向および周方向の間隙を介して対向することになるが、継手部の最外周部で係合しているので、同じ間隙が中心部付近にある場合よりも、軸芯のずれを小さくすることができる。
図14に主動軸継手部317の係合歯317aと従動軸継手部318の係合歯318aの噛み合わせ状態を示す。係合歯317aと係合歯318aの噛み合う壁面の延長線の交点330を主動軸継手部317の中心軸よりも外周側に移動したことにより、主動軸継手部317の係合歯317a壁面が係合歯318a壁面を押す力は、接線方向の力F1と軸方向の力F2に分解する。軸方向の力F2により、従動軸継手部318の係合歯318aには外側へ押出される力が働く。このように全ての噛み合わせ箇所でこの力が働くので、お互いが打ち消し合って、主動軸継手部317と従動軸継手部318の回転が同軸となったところで安定する。
これにより、回転清掃体104の回転時の振れによる騒音の発生が抑えられる。
さらに、係合部が外周部で噛み合うため、目視確認し易いので、着脱が容易にできるとともに係合部に付着した塵埃も見つけやすく、清掃もし易くなる。
図15に本発明の一実施例に係る軸受ユニット315のプーリー部316の斜視図を示す。316aはプーリー316を挟んで両側に配設している軸受323と322を冷却するための放射状リブである。
図13に示すように、軸受323と322の高速回転によって発生する熱は、軸321を伝わって、軸受部319の端面が外部空気に触れることによって放熱し、冷却が行われている。本実施例では冷却効果を高めるために、プーリー部316に放射状のリブ316aを設け、軸受部319との間で、空気を拡散させ、外部空気へ熱を逃がしている。
したがって、外部空気との循環が効率良くなるので、軸受の温度上昇が起こらず、軸受の寿命劣化を防止できる。
本発明の各実施例は床移動型の掃除機だけでなく、アップライト式やスティック式の掃除機にも適用できる。モータ駆動方式の吸口だけでなく、エアー駆動方式にも適用できる。
本発明の一実施例に係る吸口体の分解斜視図である。 本発明の一実施例に係る電気掃除機の外観図である。 本発明の一実施例に係る吸口体の下面図である。 本発明の一実施例に係る係止部材の装着状態を示す斜視図である。 本発明の一実施例に係る係止部材の部分拡大平面図である。 本発明の一実施例に係る吸口体の部分下面斜視図である。 本発明の一実施例に係る吸口体の部分下面斜視図である。 本発明の一実施例に係る吸口体の部分下面斜視図である。 本発明の一実施例に係る吸口体の下面斜視図である。 本発明の一実施例に係る下ケース101の前方下部の部分拡大斜視図である。 本発明の一実施例に係る下ケースの部分拡大斜視図である。 本発明の一実施例に係る軸継手部の斜視図である。 本発明の一実施例に係る軸受部の断面図である。 本発明の一実施例に係る軸継手部の部分拡大図である。 本発明の一実施例に係るプーリー部の斜視図である。
符号の説明
100 上ケース
100b 回動軸バネ支持部
101 下ケース
104 回転清掃体
120 係止部材
120a 操作部
120b 係止部
120c 案内部
120d バネ支持部
130 バネ
206 吸口体
304 軸受押さえ部材

Claims (4)

  1. 被掃除面に対面する開口部を有する下ケースと、該下ケースの上方に配置された上ケースと、前記上ケース及び前記下ケースで覆われた回転清掃体と、該回転清掃体を着脱自在に保持する軸受押さえ部材と、前記下ケースに回動可能に設けられ回動することにより前記軸受押さえ部材を前記下ケースに保持させる係止部材とを備えた吸口体において、
    前記係止部材は、前記軸受押さえ部材と係合する方向へ付勢される付勢手段を備えていることを特徴とする電気掃除機の吸口体。
  2. 請求項1において、
    前記係止部材は、前記軸受押さえ部材を前記下ケースへ押し込むと吸口体の外側に向かって回動し、前記軸受押さえ部材が前記下ケースに装着されると、前記付勢手段の付勢力により前記軸受押さえ部材と係合する方向に回動することを特徴とする電気掃除機の吸口体。
  3. 請求項1又は2において、
    前記係止部材を、前記軸受押さえ部材の係合を解除した位置で係止する手段を備えたことを特徴とする電気掃除機の吸口体。
  4. 集塵部及び電動送風機を収容する掃除機本体と、該掃除機本体に接続されたホースと、該ホースに接続された手元操作部と、該手元操作部に接続された延長管と、該延長管に接続された吸口体とを有し、
    該吸口体は、
    被掃除面に対面する開口部を有する下ケースと、該下ケースの上方に配置された上ケースと、前記上ケース及び前記下ケースで覆われた回転清掃体と、該回転清掃体を着脱自在に保持する軸受押さえ部材と、前記下ケースに回動可能に設けられ回動することにより前記軸受押さえ部材を前記下ケースに保持させる係止部材とを備えた吸口体において、
    前記係止部材は、前記軸受押さえ部材と係合する方向へ付勢される付勢手段を備えていることを特徴とする電気掃除機。
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JPH0385127A (ja) * 1989-08-30 1991-04-10 Tokyo Electric Co Ltd 電気掃除機の吸込口体
JPH078422A (ja) * 1993-06-28 1995-01-13 Sharp Corp 電気掃除機の吸込口体

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