JP2009015956A - ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドライバICの発熱による破壊を防ぐ。
【解決手段】CPU3は、振幅検出部21によって検出される正弦波信号S2の振幅が所定振幅に一致するまで、フォーカスドライブ回路63とトラッキングドライブ回路64のゲイン量を所定量ずつ順次に増加させる処理を繰返す。ゲイン調整による繰返し増加処理においてゲイン量の増加量が所定閾値に一致したとき、ドライバIC6の動作を停止させる。
【選択図】図1

Description

本発明はディスク装置に関し、特に、ドライバIC(Integrated Circuit)の発熱による破壊を防止するディスク装置に関する。
従来、ディスク装置における駆動機構の制御に関し、その制御を安定的に行なうための技術が、たとえば特許文献1、特許文献2および特許文献3に示される。特許文献1の光ディスク装置は、ドライバICの発熱を抑制する制御を効率的に行ない、ドライバICの許容能力内でできる限り速く、かつ安定した性能を得ることができる光ディスク装置を開示する。
特許文献2においては、アクチュエータの保護回路に関し、アクチュエータの駆動信号が所定の定数Kを超えて、しかも持続して信号が流れた場合にのみ、駆動信号の供給を停止するようにしている。
特許文献3には、サーボ回路に関し、特に、ピックアップの相対的な機械的振動のレベルに応じて、レベルの高低に従いサーボループのゲインを調整して、ピックアップの発熱を少なくし、制御能力の向上を図っている。
特開2001−14781号公報 特開平5−28519号公報 特開昭62−1175号公報
ディスク装置のドライバICの温度特性に従えば、ドライバICのドライブ信号に関して閾値以上の電圧をかけるようにすると、ドライバICが発熱によって破壊されるとの課題を有することが知られている。しかしながら、特許文献1は、任意に設定した温度以上の場合には、ドライバICの発熱を抑制するように制御しているが、任意に設定するための温度の決定が困難であり、また、ドライバIC内に温度モニタ回路を特別に設ける必要があり、小型化が阻害される。
特許文献2は、過渡的な外乱に対して閾値を設けてアクチュエータを保護しているが、外乱のみに着目するだけであり、ゲインの変動に対応する対策は取られていない。
特許文献3については、ゲイン調整によって制御しピックアップの発熱を少なくするようにしているが、発熱抑制のための閾値が設けられていないために、いかにして発熱を抑制するかの具体的対策に欠ける。
それゆえにこの発明の目的は、ドライバICが発熱によって破壊されないようなディスク装置を提供することである。
この発明のある局面に従うと、ディスク装置は、与えられる制御信号を予め固有に有する所定ゲインを用いたゲイン量に基づき増幅処理することにより、光ディスク上からデータを再生するための光ピックアップに対する駆動信号を出力する駆動回路を含むドライバICと、光ディスク上から光ピックアップにより再生された信号に基づき、制御信号を生成し出力する信号処理部と、信号処理部が制御信号を出力する際に、当該制御信号に第1振幅を有する第1信号を重畳させる第1信号出力部と、駆動回路が出力する制御信号から第1信号に対応する第2信号を抽出し、当該第2信号の振幅を検出する第2信号検出部と、制御部とを備え、制御部は、第2信号検出部によって検出される第2信号の振幅が所定振幅に一致するまで、ゲイン量を所定量ずつ順次に増加させる処理を繰返すゲイン調整手段を含み、ゲイン調整手段による繰返し増加処理において前記ゲイン量の増加量が所定閾値に一致したとき、ドライバICの動作を停止させ、第1信号は正弦波信号を指し、駆動信号は、フォーカスドライブ信号およびトラッキングドライブ信号を指し、ドライバICは前記ディスク回転または光ピックアップのためのモータを駆動する回路を含む。
この発明のある局面に従うと、ディスク装置は、与えられる制御信号を予め固有に有する所定ゲインを用いたゲイン量に基づき増幅処理することにより、光ディスク上からデータを再生するための光ピックアップに対する駆動信号を出力する駆動回路を含むドライバICと、光ディスク上から光ピックアップにより再生された信号に基づき、制御信号を生成し出力する信号処理部と、信号処理部が制御信号を出力する際に、当該制御信号に第1振幅を有する第1信号を重畳させる第1信号出力部と、駆動回路が出力する制御信号から第1信号に対応する第2信号を抽出し、当該第2信号の振幅を検出する第2信号検出部と、制御部とを備え、制御部は、第2信号検出部によって検出される第2信号の振幅が所定振幅に一致するまで、ゲイン量を所定量ずつ順次に増加させる処理を繰返すゲイン調整手段を含み、ゲイン調整手段による繰返し増加処理においてゲイン量の増加量が所定閾値に一致したとき、ドライバICの動作を停止させる。
好ましくは、第1信号は正弦波信号を指す。
好ましくは、駆動信号は、フォーカスドライブ信号およびトラッキングドライブ信号を指す。
好ましくは、ドライバICはディスク回転または光ピックアップのためのモータを駆動する回路を含む。
本発明によれば、制御部は、第2信号検出部によって検出される第2信号の振幅が所定振幅に一致するまで、ゲイン量を所定量ずつ順次に増加させる処理を繰返すゲイン調整手段を含み、ゲイン調整手段による繰返し増加処理においてゲイン量の増加量が所定閾値に一致したとき、ドライバICの動作を停止させる。したがって、ドライバICは温度が上がるとゲインが低下するという温度特性を有する場合において、低下したゲインを補うためにゲイン量を増加させるがその増加量が所定閾値に一致したときには、当該増加量に応じた温度上昇がありドライバICが発熱して破壊される惧れがあると検出できる。これにより、ドライバICの動作を強制的に停止させるから、温度上昇による破壊を確実に回避できる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照ながら詳細に説明する。
本実施の形態に係るドライバICの発熱と破壊の経緯について説明する。ドライバICからの電流信号である駆動信号(ドライブ信号)に従い光ディスク装置の各種モータの回転が制御される。モータは一般に整流子とブラシとからなり、この両者が回転により接触し合うとブラシが摩耗し、その粉塵がモータの機構に詰まり、モータが回転に支障を来たし1種のショート状態となる。それでもなお、ドライバICがモータに対し駆動信号を供給することになると、モータは過電流供給状態となる。このとき、サーボコントロール機能に従い所定の回転動作を得ようと動作制御されるために、ドライバICには、CPU(マイクロコンピュータ)から高電圧レベルの信号が供給され続ける。この結果、ドライバIC自体が発熱して、破壊されることになる。
本実施の形態に係る光ディスク装置では、ディスク再生中のSTILL状態において、上述のドライバICの破壊防止機能を実現するための制御が実行される。ここでSTILL状態とは、バッファに再生されたデータが満たされてから、信号処理系のデータの読出により所定量の空き容量がバッファにできるまでディスクからのデータ読出し動作が一時停止するポーズ(中断)期間を指示する状態である。
なお、STILL状態においては、光ピックアップは、あるトラックにONしてフォーカスONした状態(レーザ光のスポットをあるトラック上に照射し当該トラックにおいて焦点(スポット径)が結像した状態)にあり、データを再生(読出し)可能な状態にあるが、データ読出し動作のポーズ状態にある。
図1を参照して、本実施の形態に係る光ディスク装置100は、予め準備された情報記録媒体である光ディスク1にレーザ光を照射するLD(Laser Diode)を有した光ピックアップ(以下PU(Pick Up)と略す)10、光ディスク1を回転させるためのスピンドルモータ5、PU10を光ディスク1の半径方向に移動させるためのトラバースモータ7、ICドライバ6、コントローラ2、光ディスク装置100の各部を制御するためのCPU(Central Processing Unit)3、各種プログラムおよび各種データを記憶するメモリ4、RF(Radio Frequency)アンプ7、バッファ81を有する信号処理部8、AV(Audio Visual)デコーダ9および光ディスク装置100の各部に電源を供給する電源(Power)部11を備える。説明を簡単にするために、図1では電源部1はICドライバ6、コントローラ2およびCPU3にのみ接続されるような図示としているが、実際は各部に電源を供給する。ここでは再生系のみを示したが、記録系も有してよい。
ICドライバ6は、スピンドルモータ5を駆動するスピンドルドライブ回路61、トラバースモータ7を駆動するトラバースドライブ回路62、TD(トラッキングドライブ)信号を出力してPU10のトラッキングサーボを行なうアクチュエータ(図示せず)を駆動するトラッキングドライブ64、FD(フォーカスドライブ)信号を出力してPU10のフォーカスサーボを行なうアクチュエータ(図示せず)を駆動するフォーカスドライブ回路63を含む。
コントローラ2は、ICドライバ6から出力されるTD信号およびFD信号を入力し、そこに重畳されている正弦波信号S2を抽出しその振幅を検出する振幅検出部21、指示される大きさの振幅を有する正弦波を生成し生成した正弦波の信号S1を、コントローラ2から出力する制御信号FD1とTD1それぞれに印加(重畳)する正弦波生成部22、フォーカスドライブ回路63およびトラッキングドライブ回路64の有するゲインを信号S3を用いて制御するFD用ゲインCTL(FD用ゲインコントローラ)24およびTD用ゲインCTL(TD用ゲインコントローラ)23、およびDSP(Digital Signal Processor)25を含む。DSP25は、スピンドルドライブ回路61とトラバースドライブ回路62を制御する信号、ならびに制御信号FD1とTD1を生成して出力する。
なお、正弦波信号S1の振幅は、STILL状態のトラックONおよびフォーカスON状態を保持するようなレベルである。
CPU3はRFアンプ7から出力される再生信号であるRF信号を入力し、入力したRF信号に基づき、コントローラ2の各部を制御する信号を出力する。DSP25はCPU3から与えられる制御信号に基づきスピンドルドライブ回路61およびトラバースドライブ回路62に対して動作を制御する信号、ならびに制御信号FD1とTD1を生成してドライバIC6に出力する。ここではDSP25から出力されるこれらは制御信号は電圧信号で指示される。
RFアンプ7は、PU10からの再生信号(読出したデータを指示する信号)を入力して該再生信号よりRF信号を生成して増幅し出力する。信号処理部8は、RFアンプ7からのRF信号を入力して処理し、処理したデジタルのデータ信号を一時記憶領域であるバッファ81に順次蓄える。バッファ81に一定量のデータ信号が蓄えられると、それを順次導出(読出)してAVデコーダ9に出力する。AVデコーダ9は与えられるデータ信号を入力し、デコード処理し、アナログ信号である音声(Audio)信号および映像(Video)信号を生成して、端子を介してそれぞれ出力する。出力されたこれら信号は、図示されないテレビジョン受像機などの出力媒体に与えられ、ここにおいて画像表示・音声出力される。
光ディスク装置100においては、再生中においてドライバIC6の有するゲインによる調整対象の信号は、FD信号とTD信号の2種類である。ドライバIC6の回路61〜64のそれぞれは、一定のゲインを固有に有し、これら各回路から出力される信号は、各回路が有するゲインに従い増幅された後に出力される。スピンドルドライブ回路61およびトラバースドライブ回路62は、DSP25から与えられる制御信号を一定ゲインに従い増幅した後に駆動信号としてスピンドルモータ5とトラバースモータ6とにそれぞれ出力する。フォーカスドライブ回路63およびトラッキングドライブ回路64それぞれにDSP25から与えられる制御信号FD1とTD1は、フォーカスドライブ回路63およびトラッキングドライブ回路64それぞれにより、当該回路が固有に有するゲイン値と、コントローラ2のFD用ゲインCTL24およびTD用ゲインCTL23それぞれが有するゲイン値(信号S3が指示するゲイン値)に従い増幅された後に、FD信号とTD信号としてフォーカスドライブ回路63およびトラッキングドライブ回路64それぞれに出力される。
メモリ4には、正弦波信号S1とS2の所定振幅の大きさを指示する第1および第2所定レベルデータ41および42、フォーカスドライブ回路63およびトラッキングドライブ回路64が行なう信号増幅のためのゲインの大きさを可変にする(調整する)ための単位調整量を指示するデータ43、フォーカスドライブ回路63およびトラッキングドライブ回路64についての可変調整の結果による現在のゲインの大きさに対応する値を指示する現在の調整量のデータ44、および閾値データ45を含むデータが格納される。
閾値データ45はドライバIC6の温度特性に従う値である。つまり、ドライバIC6は、温度が上がると有するゲインは下がる為に、フォーカスドライブ回路63およびトラッキングドライブ回路64が信号に施す増幅のためのゲインの大きさを、データ41が指す第1レベルの振幅の正弦波信号S1を入力したときにデータ42が指す第2レベルの振幅の正弦波信号S2が検出されるまで、増加させるように調整した場合に、調整量がデータ45が指示する閾値以上を指すと検知したときには、ドライバIC6が発熱によって破壊される惧れがあると判定する。このように破壊状態を未然に検知するために参照されるべき閾値データ45の値は、予め実験により検出されてメモリ4に格納される。
動作においては、現在の調整量のデータ44が指示するゲイン値が閾値データ45が指すゲイン値を超えると検出されると、ドライバIC6は破壊状態の惧れありと検知されて、光ディスク装置100の動作を停止させる。停止は、ドライバIC6に対する電源部11からの電源供給停止をすることによって、各種モータを停止させて光ディスク1の回転を停止すること、またPU10の光照射を含む駆動を停止することを指す。
本実施の形態に係る光ディスク装置100は再生動作に関し、実際に光ディスク1から再生されるべき記録データの読出し動作をする前の動作モードとしてテストモードを有する。
ここでテストモードとテストモード終了後の動作について説明する。再生動作が指示されるとディスク1のリードインエリアから、再生動作を制御・管理するための所定データの読出しが行なわれるが、その読出し前に、光ディスク装置100はテストモードに移行する。
再生動作におけるテストモードにおいては、CPU3はコントローラ2よびドライバIC6、スピンドルモータ5およびトラバースモータ7を制御して、光ディスク1を所定速度に回転し、光ディスク1の所定エリアにPU10をトラックONおよびフォーカスONする。このとき、正弦波生成部22により生成されて出力される正弦波信号S1とドライバIC6から出力されるFD信号とTD信号から振幅検出部21により検出される正弦波信号S2とに基づき、CPU3はデータ41が指す第1レベルの振幅の正弦波信号S1が出力されるときにデータ42が指す第2レベルの振幅の正弦波信号S2が検出できるように、TD用ゲインCTL23およびFD用ゲインCTL24にそれらが有するゲインの値を初期設定する。このとき、メモリ4のデータ44にも初期設定されたゲインの値を格納する。その後、リードインエリアの再生動作に続いて図2の処理フローチャートに従うデータ読出し動作に係るドライバIC6の発熱による破壊検出の動作が行われる。
なお、ここでは、正弦波信号S2は、正弦波信号S1を印加したタイミングから、予め実験によって計測された期間経過後においてFD信号とTD信号において検出されると想定する。
また、ここでは、説明を簡単にするために、再生動作中においてはTD用ゲインCTL23およびFD用ゲインCTL24は共通したゲインの値(データ44が指示する現在の調整量の値)を有すると想定するが、TD用ゲインCTL23およびFD用ゲインCTL24のそれぞれは、個別のゲイン値を有するとしてよい。
データ読出し動作中において、まずCPU3はバッファ81の容量について新たなデータを格納可能な容量を検出し、検出結果に基づきSTILL状態であるか否かを判定(検知)する(ステップS3)。STILL状態でないと判定する間は(ステップS3でNO)、ステップS3の処理を繰返す。
STILL状態であると判定すると(ステップS3でYES)、CPU3は正弦波信号生成部22を制御し、データ41で示される第1レベルの大きさの振幅を有する正弦波信号を生成し、コントローラ2からフォーカスドライブ回路63とトラッキングドライブ回路64のそれぞれに出力する制御信号FD1とTD1に正弦波信号S1(外乱信号)を印加(重畳)するよう動作させる(ステップS5)。
続いて、ドライバIC6のフォーカスドライブ回路63とトラッキングドライブ回路64は、正弦波信号S1を重畳した制御信号FD1とTD1を、自己が有する一定ゲイン値と入力信号S3が指示するゲイン値とに従い増幅してFD信号およびTD信号として出力する。信号S3は、FD用ゲインCTL24およびTD用ゲインCTL23それぞれが有するゲイン値を指す。
このときフォーカスドライブ回路63とトラッキングドライブ回路64から出力されたFD信号とTD信号を、コントローラ2の振幅検出部21は入力し、そして、FD信号とTD信号から元の正弦波信号S1に対応する正弦波信号S2を抽出して正弦波信号S2の振幅の大きさを検出する(ステップS7)。検出された振幅の大きさを指すデータはCPU3に与えられる。
CPU3は与えられた検出振幅のデータと、データ42が指す第2レベルの所定振幅の大きさを指すデータとを比較し、比較結果に基づき、両者が一致するか否かを検知する(ステップS9)。一致していると検知すると(ステップS9でYES)、現在のTD用ゲインCTL23およびFD用ゲインCTL24の有するゲインの値を、メモリ4から現在の調整量(ゲイン)のデータ44を読出すことにより検出する(ステップS15)。
続いて、CPU3は、読出したデータ44が示す値とメモリ4から読出したデータ45が指す閾値とについて(データ44が指す現在の調整量>データ45が示す閾値)の関係が成立するか否かを判定する(ステップS17)。この関係が成立しないと判定すると(ステップS17でNO)、TD用ゲインCTL23およびFD用ゲインCTL24の有する現在のゲインの値は、すなわちフォーカスドライブ回路63とトラッキングドライブ回路64が増幅のために用いる信号S3が指示するゲイン値はドライバIC6の発熱による故障を指すような所定の閾値には達していないと検知する。続いて、CPU3は、再生動作を終了すべきか否かを判定する(ステップS19)。再生動作の終了は、CPU3は、図示しない入力部などを介してユーザにより再生終了の指示を入力した、またはディスク1からのデータの読出が終了したことを信号処理部8からの入力信号に基づき検知したときに終了と判定する。再生動作終了と判定しない間は(ステップS19でNO)、再生を継続すると検知し、ステップS3の処理に戻る。以降、同様の処理が継続する。再生動作終了と判定すると(ステップS19でYES)、後述のステップS23の処理に移行する。
一方、CPU3は、(データ44が指す現在の調整量>データ45が示す閾値)の関係が成立すると判定すると(ステップS17でYES)、TD用ゲインCTL23およびFD用ゲインCTL24の有する現在のゲインの値は、すなわちフォーカスドライブ回路63とトラッキングドライブ回路64が増幅のために用いるゲイン値はドライバIC6の発熱による故障を指すような所定の閾値に達していると検知する。したがって、CPU3は、再生を停止すべきであるので、再生停止の旨を図示されない表示部などにメッセージとして出力する(ステップS21)。その後、CPU3は、メモリ4のデータ44が指す現在の調整量44をリセット値(たとえば0)に設定し(ステップS23)、停止動作を行なうように制御し(ステップS25)、一連の処理は終了する。
ここで説明を、先のステップS9の処理に戻す。ステップS9の判定において、正弦波信号S2の検出振幅のデータと、メモリ4から読出したデータ42が示す第2レベルのデータ(所定振幅の大きさデータ)との比較結果に基づき、両者が一致しないことを検知すると(ステップS9でNO)、現在のTD用ゲインCTL23およびFD用ゲインCTL24の有するゲインの値を、メモリ4から現在の調整量(ゲイン)のデータ44を読出すことにより検出する(ステップS10)。
続いて、CPU3は、読出したデータ44が示す値とメモリ4から読出したデータ45が指す閾値とについて(データ44が指す現在の調整量>データ45が示す閾値)の関係が成立するか否かを判定する(ステップS11)。この関係が成立すると判定すると、再生停止のために前述のステップS21以降の処理に移る。
一方、この関係が成立しないと判定すると(ステップS11でNO)、TD用ゲインCTL23およびFD用ゲインCTL24の有する現在のゲインの値は、すなわちフォーカスドライブ回路63とトラッキングドライブ回路64が増幅のために用いるゲイン値はドライバIC6の発熱による故障を指すような所定の閾値には未だ達していないと検知されて、ステップS12の処理に移行する。
ステップS12とS13では、CPU3は、正弦波信号S2についてデータ42が指す第2レベルの所定振幅が検出できるように、次のように動作する。つまり、TD用ゲインCTL23またはFD用ゲインCTL24が有するゲイン値を更新するように制御する。つまり、CPU3はメモリ4から読出したデータ43が示す単位調整量を用いて、TD用ゲインCTL23またはFD用ゲインCTL24が有するゲイン値を更新するとともに、メモリ4のデータ44が指示する現在調整量を同様に、この更新後のゲイン値を指すように更新(加算)する。その後ステップS5の処理に移行するが、以降の処理においては、正弦波生成部22がデータ41に基づき生成して信号FD1とTD1に重畳した正弦波信号S1の振幅は、フォーカスドライブ回路63およびトラッキングドライブ回路64において単位調整量に応じた量だけさらに増幅されるように処理されることになる。
このように、CPU3は、印加した所定振幅の正弦波信号S1に応じて検出される正弦波信号S2の振幅が所定振幅のレベルとなるようにTD用ゲインCTL23とFD用ゲインCTL24のゲインの調整を繰返すが、その繰返しの過程において、その調整結果を指すデータ44の現在の調整量が閾値を超えるか否かを検出する。閾値を超えたことを検出すると、ドライバIC6のフォーカスドライブ回路63およびトラッキングドライブ回路64は有するゲインが低下しておりドライバIC6は温度が上昇して発熱状態にあり破壊の惧れがあると検出される。このように、ドライバIC6の発熱状態となり破壊を招く惧れがあるが、この制御フローチャートに従えば、ステップS11とS17の処理において、ドライバIC6の有するゲインの低下を検出することによって温度上昇(発熱状態)による破壊の惧れがあることを検出できる。したがって、ドライバIC6の温度上昇(発熱状態)による破壊の惧れが検出されるときには、速やかに再生停止が行なわれるので、ドライバIC6の発熱による破壊を未然に防止することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本実施の形態に係る光ディスク装置の構成図である。 本実施の形態に係る制御フローチャートである。
符号の説明
1 光ディスク、2 コントローラ、3 CPU、5 スピンドルモータ、6 ドライバIC、10 光ピックアップ(PU)、21 振幅検出部、22 正弦波生成部、23 TD用ゲインCTL、24 FD用ゲインCTL、61 スピンドルドライブ回路、62 トラバースドライブ回路、63 フォーカスドライブ回路、64 トラッキングドライブ回路。

Claims (5)

  1. 与えられる制御信号を予め固有に有する所定ゲインを用いたゲイン量に基づき増幅処理することにより、光ディスク上からデータを再生するための光ピックアップに対する駆動信号を出力する駆動回路を含むドライバICと、
    前記光ディスク上から前記光ピックアップにより再生された信号に基づき、前記制御信号を生成し出力する信号処理部と、
    前記信号処理部が前記制御信号を出力する際に、当該制御信号に第1振幅を有する第1信号を重畳させる第1信号出力部と、
    前記駆動回路が出力する前記制御信号から前記第1信号に対応する第2信号を抽出し、当該第2信号の振幅を検出する第2信号検出部と、
    制御部とを備え、
    前記制御部は、前記第2信号検出部によって検出される前記第2信号の前記振幅が所定振幅に一致するまで、前記ゲイン量を所定量ずつ順次に増加させる処理を繰返すゲイン調整手段を含み、
    前記ゲイン調整手段による繰返し増加処理において前記ゲイン量の増加量が所定閾値に一致したとき、前記ドライバICの動作を停止させ、
    前記第1信号は正弦波信号を指し、
    前記駆動信号は、フォーカスドライブ信号およびトラッキングドライブ信号を指し、
    前記ドライバICは前記ディスク回転または前記光ピックアップのためのモータを駆動する回路を含む、ディスク装置。
  2. 与えられる制御信号を予め固有に有する所定ゲインを用いたゲイン量に基づき増幅処理することにより、光ディスク上からデータを再生するための光ピックアップに対する駆動信号を出力する駆動回路を含むドライバICと、
    前記光ディスク上から前記光ピックアップにより再生された信号に基づき、前記制御信号を生成し出力する信号処理部と、
    前記信号処理部が前記制御信号を出力する際に、当該制御信号に第1振幅を有する第1信号を重畳させる第1信号出力部と、
    前記駆動回路が出力する前記制御信号から前記第1信号に対応する第2信号を抽出し、当該第2信号の振幅を検出する第2信号検出部と、
    制御部とを備え、
    前記制御部は、前記第2信号検出部によって検出される前記第2信号の前記振幅が所定振幅に一致するまで、前記ゲイン量を所定量ずつ順次に増加させる処理を繰返すゲイン調整手段を含み、
    前記ゲイン調整手段による繰返し増加処理において前記ゲイン量の増加量が所定閾値に一致したとき、前記ドライバICの動作を停止させる、ディスク装置。
  3. 前記第1信号は正弦波信号を指す、請求項2に記載のディスク装置。
  4. 前記駆動信号は、フォーカスドライブ信号およびトラッキングドライブ信号を指す、請求項2または3に記載のディスク装置。
  5. 前記ドライバICは前記ディスク回転または前記光ピックアップのためのモータを駆動する回路を含む、請求項2から4のいずれか1項に記載のディスク装置。
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