JP2009015215A - プロジェクタ - Google Patents

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茂行 関
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Abstract

【課題】発熱した熱を効率よく放熱させることができ、かつ小型化を図ることができ、さらに、製造コストも抑えることができたプロジェクタ。
【解決手段】
外装筐体の内部に配される各種の装置に電力を供給する電源装置と、光源装置を駆動させるランプ駆動装置とを備え、電源装置およびランプ駆動装置は、光源装置を挟み込むように外装筐体に配設され、電源装置およびランプ駆動装置のそれぞれは、個々の電磁遮蔽用筐体71,81内に配され、電源装置およびランプ駆動装置のそれぞれの周囲に配された電磁遮蔽用筐体71,81の下面部72,82は、光源装置と対向する外装筐体の一側内面を覆うように、外装筐体への光源装置からの照射を遮る遮光部92を備えた一部材で構成されている下面部材91となっている。
【選択図】図6

Description

本発明は、プロジェクタに関する。
従来、光源装置と、光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調装置と、光変調装置にて形成された光学像を拡大投射する投射光学装置とを備えたプロジェクタが知られている。
この種のプロジェクタは、光変調装置、冷却ファン、光源装置等に電力を供給するための電源装置を備えて構成される。また、この種のプロジェクタは、光源装置を駆動させるためのランプ駆動装置を備えて構成される。このランプ駆動装置は、電源装置と隣接して一体化するように配設され、プロジェクタに内蔵されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、これら電源装置およびランプ駆動装置は、プロジェクタを使用することにより発熱する。そこで、この種のプロジェクタでは、これら電源装置およびランプ駆動装置に冷却風を送ることによって冷却することを必要としていた。
また、電源装置およびランプ駆動装置のそれぞれには、EMI(Electromagnetic Interference、電磁干渉)対策を目的として、周囲を囲う電磁シールド板を備える。
また、外装筐体の内部下側には、光源装置から射出される光束を遮光するための遮光板を設けることを必要とする。光源装置から射出される光束によって、外装筐体が劣化してしまうことを防止するためである。
特開2006−343565号公報
ところが、特許文献1に記載のプロジェクタでは、電源装置とランプ駆動装置とが、隣接して一体化して配設され、かつ排気口が光源装置側に配置されているので、発熱した熱が滞留し易いものになってしまっていた。
また、電源装置およびランプ駆動装置の共用の冷却ファンは、双方を冷却させるために大型化させる必要があり、プロジェクタ全体のサイズも大きくなってしまっていた。
また、特許文献1に記載のプロジェクタでは、電磁シールド板と遮光板とを並存させるので、装置全体として嵩張ってしまうことが指摘されていた。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、その目的は、発熱した熱を効率よく放熱させることができ、かつ小型化を図ることができ、さらに、製造コストも抑えることができたプロジェクタを提供することにある。
上述した課題を解決するための手段として、本発明に係るプロジェクタは、光源装置と、前記光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調装置と、前記光変調装置にて形成された光学像を拡大投射する投射光学装置と、これら前記光源装置、前記光変調装置、および前記投射光学装置を収納する外装筐体とを備えたプロジェクタであって、前記外装筐体の内部に配される各種の装置に電力を供給する電源装置と、前記光源装置を駆動させるランプ駆動装置とを備え、前記電源装置および前記ランプ駆動装置は、前記光源装置を挟み込むように外装筐体に配設され、前記電源装置および前記ランプ駆動装置のそれぞれは、個々の電磁遮蔽用筐体内に配され、前記電源装置および前記ランプ駆動装置のそれぞれの周囲に配された前記電磁遮蔽用筐体の一側面は、前記光源装置と対向する前記外装筐体の一側内面を覆うように一部材で構成されていることを特徴とする。
このプロジェクタによれば、電源装置およびランプ駆動装置は、光源装置を挟み込むように配設されているので、電源装置およびランプ駆動装置によって発熱した熱は、互いに熱干渉することなく、放熱され易いものにすることができる。したがって、発熱した熱を、滞留することなく、効率よく放熱させることができる。
また、このプロジェクタによれば、電源装置およびランプ駆動装置は、光源装置を挟み込むように配設されているので、内部のスペースを有効活用することができ、プロジェクタ全体としての小型化を図ることができる。
さらに、このプロジェクタによれば、電源装置およびランプ駆動装置のそれぞれは、個々の電磁遮蔽用筐体内に配され、これらの周囲に配された個々の電磁遮蔽用筐体の一側面が、光源装置と対向する外装筐体の一側内面を覆うように、一部材で構成されているので、これまで電磁遮蔽用筐体とは別個で並存させていた遮光板を、省略することができる。
これによって、たとえば、外装筐体への光源装置からの照射を遮ることができるので、射出される光によって外装筐体が劣化してしまうことを好適に防止することができ、かつ、電源装置およびランプ駆動装置から発生する電磁波を好適に遮蔽することができ、さらに部材点数を減らして装置全体として小型化を図ることができ、製造コストも抑えることができる。
また、本発明に係るプロジェクタは、一部材で構成された、前記電磁遮蔽用筐体の一側面が、接地されていることが好ましい。
このプロジェクタによれば、一部材で構成された、電磁遮蔽用筐体の一側面が接地されているので、この部材に溜まった電荷や磁気を放出することができる。これによって、電荷や磁気によるノイズを発生し難いものとして、内蔵電子部品に対して安全となる。
また、本発明に係るプロジェクタは、前記電源装置および前記ランプ駆動装置のそれぞれの周囲に配された個々の前記電磁遮蔽用筐体には、前記外装筐体の前記一側内面とは反対側の他側内面と対向する側において、互いを電気的に接続した状態で連結する連結部材が設けられていることが好ましい。
このプロジェクタによれば、電源装置およびランプ駆動装置のそれぞれの周囲に配された個々の電磁遮蔽用筐体には、外装筐体の一側内面とは反対側の他側内面と対向する側において、互いを電気的に接続した状態で連結する連結部材が設けられているので、電磁遮蔽用筐体同士を電気的にループさせる構造とすることができ、個々の電磁遮蔽効果を向上させ、電磁干渉を好ましく防止することができる。
以下、本発明に係るプロジェクタの実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、プロジェクタ1の外観を模式的に示す外観模式図である。図2は、プロジェクタ1の内部を示す内部斜視図である。図3は、光源装置41の射出方向基端側から視たプロジェクタ1の内部斜視図であり、排気ファンユニット5、冷却装置6、制御基板Hが取り外されて内部を示している。なお、以下においては、説明の便宜上、プロジェクタ1からの画像光の投射方向をZ軸とし、該Z軸に直交する2つの軸をそれぞれX軸(水平軸)およびY軸(鉛直軸)とする。以下の図も同様である。
プロジェクタ1は、光源装置から射出された光束を、画像情報に応じて光変調装置にて変調して光学像(画像光)を形成し、形成された光学像を投射光学装置にてスクリーンに拡大投射するものである。
プロジェクタ1は、図1〜図3に示すように、外装筐体2、画像投射装置G、排気ファンユニット5、冷却装置6、電源装置7、ランプ駆動装置(バラスト)7、および制御基板Hを備えて大略構成される。また、画像投射装置Gは、投射光学装置3、光学ユニット4を備えて構成される。なお、制御基板Hは、光学ユニット4、排気ファンユニット5、冷却装置6、電源装置7、ランプ駆動装置(バラスト)8と電気的に接続され、これらを制御する。
外装筐体2は、図1に示すように、略直方体形状の筐体で構成される。外装筐体2は、プロジェクタ1における天面(+Y軸方向側の面)部分、前面(+Z軸方向側の面)部分、側面(X軸方向に交差する各面)部分、および背面(−Z軸方向側の面)部分を形成するアッパーケース21と、プロジェクタ1における底面(−Y軸方向側の面)部分を形成するロアーケース22とを備える。
外装筐体2の前面部分には、投射光学装置3からスクリーンに画像光を投射可能にした前面開口部211が設けられている。また、外装筐体2の天面部分には、投射位置調整装置31の操作ダイアル32を露出する第1操作用開口部212Aが設けられているとともに、画像調整部33を露出する第2操作用開口部212Bが設けられている。さらに、外装筐体2の−Z軸方向側の側面部分には、プロジェクタ1内部に外気を吸入するために開口した吸気口213が設けられている。
投射光学装置3は、具体的な図示を省略するが、複数のレンズと、この複数のレンズを収納する筒状の鏡筒とで構成され、光学ユニット4により形成されたカラー画像を拡大投射する。投射光学装置3は、前記複数のレンズを投射方向(+Z軸方向)と直交する平面内で移動させて投射される光学像の位置を調整する投射位置調整装置31を備える。また、鏡筒は、筒状軸を中心として回転することで前記複数のレンズの相対位置を変更可能に構成され、筒状軸を中心として回転させスクリーン上に拡大投射される画像を調整する画像調整部33を備える。
図4は、画像投射装置Gを模式的に示す模式図であり、特に光学ユニット4の光学系について詳細に示している。
光学ユニット4は、図4に示すように、平面視略L字形状を有し、制御基板Hによる制御の下、光源装置から射出された光束を光学的に処理して画像情報に対応したカラー画像を形成するユニットであり、光源装置41と、均一照明光学装置42と、色分離光学装置43と、リレー光学装置44と、光学装置45と、光学部品用筐体46とを備える。
光源装置41は、制御基板Hによる制御の下、均一照明光学装置42に向けて光束を射出する。この光源装置41は、光源としての光源ランプ411およびリフレクタ412を有する光源装置本体41Aと、平行化レンズ413と、これら各部材411〜413を内部に収納して一体化するハウジング部材414とを備えて構成される。この光源ランプ411は、+X軸方向に沿う方向に、光束を射出する。
均一照明光学装置42は、光源装置41から射出された光束を、光学装置45を構成する光変調装置としての液晶パネル451の画像形成領域に略均一に照明するための光学系である。この均一照明光学装置42は、第1レンズアレイ421と、第2レンズアレイ422と、偏光変換素子423と、重畳レンズ424とを備える。また、フィールドレンズ425は、第2レンズアレイ422から射出された各部分光束をその中心軸(主光線)に対して平行な光束に変換する。
色分離光学装置43は、2枚のダイクロイックミラー431,432と、反射ミラー433とを備え、ダイクロイックミラー431,432により均一照明光学装置42から射出された複数の部分光束を、赤、緑、青の3色の色光に分離する機能を有している。ダイクロイックミラー431では、赤色光が分離され、赤色光は反射ミラー433で反射されて液晶パネル451Rへ導かれる。ダイクロイックミラー432では緑色光と青色光が分離され、緑色光は液晶パネル451Gへ導かれる。
リレー光学装置44は、入射側レンズ441、リレーレンズ443、および反射ミラー442,444を備え、色分離光学装置43で分離された青色光を光学装置45の液晶パネル451Bまで導く機能を有している。
光学装置45は、光源装置41から射出され入射する光束を画像情報に応じて変調して画像光(カラー画像)を形成するものである。この光学装置45は、光変調装置としての3枚の液晶パネル451(赤色光用の液晶パネルを451R、緑色光用の液晶パネルを451G、青色光用の液晶パネルを451Bとする)と、各液晶パネル451の光束入射側および光束射出側にそれぞれ配置される入射側偏光板452および射出側偏光板453と、色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム454とを備える。
排気ファンユニット5は、外装筐体2(プロジェクタ1)内部に滞留する温められた空気を吸気し、外装筐体2の側面(−X軸方向側の側面)に設けられた排気口(不図示)を介して外装筐体2(プロジェクタ1)外部に排気するものである。
排気ファンユニット5は、+X軸方向に回転軸を有する軸流ファン51と、該軸流ファンに導く排気ダクト52とを備える。排気ファンユニット5は、光源装置41に対して、光源装置41の光源ランプ411から射出される光束の射出方向(+X軸方向)とは、逆方向(−X軸方向)側に配設され、軸流ファン51は、+X軸に略直交するYZ平面で回転する。
排気ダクト52は、光源ランプ411に対して、光束の射出方向(+X軸方向)とは逆方向(−X軸方向)側に、光源装置41の光が外部に漏れてしまわないように、光源ランプ411を囲うような壁状で構成され設置されている。
冷却装置6は、外気を、吸気口213を介して外装筐体2(プロジェクタ1)内部に冷却風として導入し、冷却風としての外気をプロジェクタ1内部の冷却対象に吹き当てて冷却するものである。冷却装置6は、光変調装置としての液晶パネル451を含む画像投射装置Gに対して、つまり投射光学装置3に対して投射光学装置3の投射方向(+Z軸方向)とは反対側の位置であって、ランプ駆動装置8の長手方向の延長上に存するように配設されている。
電源装置7およびランプ駆動装置8は、上述した光源装置41を挟み込むように外装筐体2の内部に設置されている。
図5は、電源装置7およびランプ駆動装置8のみが配された外装筐体2を示す斜視図である。
電源装置7は、プロジェクタ1を構成する各構成部材(例えば、ランプ駆動装置8、制御基板H等)に電力を供給するものであって、回路基板(不図示)と、この回路基板を支持する支持筐体70とを備える。
電源装置7は、図2、図3、および図5に示すように、回路基板を支持する支持筐体70を囲うように、その周囲には、略直方体形状の第1電磁遮蔽用筐体71が配されている。この電源装置7は、光学ユニット4のL字の内側部分に長手方向が+X軸方向に沿うように、ロアーケース22に設置されている。第1電磁遮蔽用筐体71は、EMI対策のために設けられるものであって、回路基板を支持する支持筐体70との間には絶縁板(不図示)が介装されている。
ランプ駆動装置(バラスト)8は、光源ランプ411を駆動させる回路であって、回路基板(不図示)と、この回路基板を支持する支持筐体80とを備える。
ランプ駆動装置8は、図2、図3、および図5に示すように、回路基板を支持する支持筐体80を囲うように、その周囲には、略直方体形状の第2電磁遮蔽用筐体81が配されている。このランプ駆動装置8は、光学ユニット4のL字の外側部分に長手方向が+X軸方向に沿うように、ロアーケース22に設置されている。第2電磁遮蔽用筐体81は、EMI対策のために設けられるものであって、回路基板を支持する支持筐体80との間には絶縁板(不図示)が介装されている。
図5に示すように、電源装置7の周囲に配された第1電磁遮蔽用筐体71と、ランプ駆動装置8の周囲に配された第2電磁遮蔽用筐体81とは、それぞれの一側面同士が、光源装置41と対向する外装筐体2(ロアーケース22)の少なくとも一側内面2Aを覆うように連なった一部材(下面部材91)で構成されている。
この第1電磁遮蔽用筐体71および第2電磁遮蔽用筐体81は、電磁遮蔽機構90の一部を構成するものであって、電磁遮蔽機構90については以下の通りである。
図6は、電磁遮蔽機構90を構成する電磁遮蔽用筐体71,81を示す分解斜視図である。図7は、電磁遮蔽機構90を構成する電磁遮蔽用筐体71,81の一部が配された外装筐体2を示す斜視図である。なお、後に詳述するが、図6および図7においては、内部形状を見易くするために電磁遮蔽機構90の一部を構成する上側接続板95(図2参照)が省略されて示されている。
電磁遮蔽機構90は、図6に示すように、下面部材91と、この下面部材91に取り付けられて第1電磁遮蔽用筐体71および第2電磁遮蔽用筐体81をなす、第1筐体部75とおよび第2筐体部85と、この第1筐体部75とおよび第2筐体部85の上側(+Y軸方向側)を電気的に接続する連結部材としての上側接続板95(図2参照、図6および図7においては不図示)とを備えて構成される。
なお、これらの下面部材91、第1筐体部75、第2筐体部85、および上側接続板95は、互いに通電可能な金属で構成されている。
具体的には、下面部材91は、図6および図7に示すように、第1電磁遮蔽用筐体71の一側面としての第1下面部72と、第2電磁遮蔽用筐体81の一側面としての第2下面部82と、遮光板として機能する遮光部92とを備え、これらが一体化されて構成される。また、これら第1下面部72、第2下面部82、遮光部92は、外装筐体2の一側内面2Aの凹凸形状に合わせた形状で形成され一側内面2Aを覆うように、ロアーケース22に好適に設置されている。なお、この下面部材91には、第1筐体部75および第2筐体部85を連結させる連結部73,83が設けられている。また、下面部材91は、連結部73,83および固定部93を、図示しない適宜のねじ部材を介してロアーケース22に固定させることにより設置され、この適宜のねじ部材を介して、電気的にも外部に接地された状態となっている。
第1下面部72は、第1電磁遮蔽用筐体71の下側を構成する。第2下面部82は、第2電磁遮蔽用筐体81の下側を構成する。遮光部92は、光源装置41から射出される光が、光源装置41と対向する一側内面としてのロアーケース22の内面に沿って設けられるものであって、光源装置41から射出される光が、そのロアーケース22の内面に当たってしまうことを好適に遮っている。
第1筐体部75は、電源装置7を内部に収納するように空間が設けられて構成されており、下側(−Y軸方向側)が開口された形状を有する。この第1筐体部75の下側は、第1下面部72と連結して、電源装置7を収納する筐体構造をなす。
第2筐体部85も、ランプ駆動装置8を内部に収納するように空間が設けられて構成されており、下側(−Y軸方向側)が開口された形状を有する。この第2筐体部85の下側は、第2下面部82と連結して、ランプ駆動装置8を収納する筐体構造をなす。
また、この第1筐体部75および第2筐体部85には、上述した下面部材91を連結させる下側連結部76,86が設けられている、この下側連結部76,86と、下面部材91の連結部73,83が適宜のねじ部材によって連結されて、ロアーケース22に固定されることによりこの第1筐体部75および第2筐体部85を一体化している。
また、この第1筐体部75および第2筐体部85には、第1筐体部75および第2筐体部85を上側接続板95に連結させる上側連結部77,87が設けられている。上側接続板95は、金属製の板状部材で構成されており、上側連結部77と87が電気的に接続できるようにねじ部材を介して連結されている。上側接続板95は第1筐体部75とおよび第2筐体部85の上側(+Y軸方向側)を電気的に接続する連結部材の役目も果たしている。
上側接続板95は、図2に示すように、電源装置7の周囲に配された第1電磁遮蔽用筐体71、およびランプ駆動装置8の周囲に配された第2電磁遮蔽用筐体81の+Y軸方向同士を連結するように設けられている。
このようにして、電磁遮蔽機構90は、下面部材91、第1筐体部75、第2筐体部85、上側接続板95とは一体化された金属で構成され、電気的にも磁気的にも全体としてループする構造を有する。
なお、電磁遮蔽機構90は、その一部を構成する下面部材91が接地状態となっていることにより、全体としても接地された状態となっており、電気的にも磁気的にもグランド状態が維持されている。
以上のように構成されたプロジェクタ1は、次のような作用効果を奏することができる。
すなわち、このプロジェクタ1によれば、電源装置7およびランプ駆動装置8は、光源装置41を挟み込むように配設されているので、電源装置7およびランプ駆動装置8によって発熱した熱は、互いに熱干渉することなく、放熱され易いものにすることができる。したがって、発熱した熱を、滞留することなく、効率よく放熱させることができる。
また、このプロジェクタ1によれば、電源装置7およびランプ駆動装置8は、光源装置41を挟み込むように配設されているので、内部のスペースを有効活用することができ、プロジェクタ全体としての小型化を図ることができる。
さらに、このプロジェクタ1によれば、電源装置7およびランプ駆動装置8のそれぞれは、個々の電磁遮蔽用筐体71,81内に配され、これらの周囲に配された個々の電磁遮蔽用筐体71,81の一側面を構成する下面部72,82同士が、光源装置41と対向する外装筐体2の一側内面2Aを覆うように連なった一部材の下面部材91で構成され、さらに下面部材91は遮光部92を備えているので、これまで電磁遮蔽用筐体71,81とは別個で並存させていた遮光板を、省略することができる。つまり、電磁遮蔽機構90は、下面部材91、第1筐体部75、第2筐体部85による3部材と、上側接続板95とにより、構成することができる。
これによって、外装筐体2への光源装置41からの照射を遮ることができるので、射出される光によって外装筐体2が劣化してしまうことを好適に防止することができ、かつ、電源装置7およびランプ駆動装置8から発生する電磁波を好適に遮蔽することができ、さらに3部材と、部材点数を減らして装置全体として小型化を図ることができ、製造コストも抑えることができる。
このプロジェクタ1によれば、一部材で構成された、電磁遮蔽用筐体71,81の一側面同士となる下面部材91が接地され、さらに、この下面部材91には、第1筐体部75、第2筐体部85、および上側接続板95が電気的に接続した状態となっているので、電磁遮蔽機構90に溜まった電荷や磁気を外部に放出することができる。これによって、電荷や磁気によるノイズを発生し難いものとして、内蔵電子部品に対して安全となる。
また、電磁遮蔽機構90は、その一部を構成する下面部材91が接地状態となっていることにより、全体としても接地された状態となっているので、この電磁遮蔽機構90を構成する、第1筐体部75、第2筐体部85、上側接続板95を接地状態とするための配線処理を省略することができて、製造の煩雑さを解消するとともに製造コストも削減することができる。
また、このプロジェクタ1によれば、電源装置7およびランプ駆動装置8のそれぞれの周囲に配された個々の電磁遮蔽用筐体71,81には、外装筐体2の一側内面2Aとは反対側の他側内面と対向する側において、互いを電気的に接続した状態で連結する上側接続板95が設けられているので、電磁遮蔽用筐体71,81同士を電気的にループさせる構造とすることができ、個々の電磁遮蔽効果を向上させ、電磁干渉を好ましく防止することができる。
なお、本発明に係るプロジェクタは、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、適宜に選択変更して構成されるものであってもよい。
例えば、上述の実施形態においては、画像光の投射方向(+Z軸方向)となる前面側に電源装置7を配し、画像光の投射方向(+Z軸方向)とは逆方向(−Z軸方向)側となる背面側にランプ駆動装置8を配して構成された例について説明した。しかしながら、本発明に係るプロジェクタは、電源装置7とランプ駆動装置8とが光源装置41を挟み込むように配設されていればよく、画像光の投射方向(+Z軸方向)となる前面側にランプ駆動装置8を配し、画像光の投射方向(+Z軸方向)とは逆方向(−Z軸方向)側となる背面側に電源装置7を配して構成されるものであってもよい。
また、上述の実施形態においては、液晶パネル451を3つ備えた、いわゆる三板式のプロジェクタを例に挙げて説明するものであった。しかしながら、本発明に係るプロジェクタは、これに限定されるものではなく、液晶パネルを1つ備える単板式のプロジェクタや、液晶パネルを2つ備えるプロジェクタや、液晶パネルを4つ以上備えるプロジェクタとして構成されるものであっても、何ら問題の無いものとされる。
また、上述の実施形態においては、光入射面と光射出面とが異なる透過型の液晶パネルを用いて構成されるものであったが、光入射面と光射出面とが同一となる反射型の液晶パネルを用いて構成してもよい。また、上述の実施形態では、光変調装置として液晶パネルを用いていたが、マイクロミラーを用いたデバイスなど、液晶パネル以外の光変調装置を用いてもよい。この場合は、光束入射側および光束射出側の偏光板452,453を省略することができる。
本発明に係るプロジェクタは、発熱した熱を効率よく放熱させることができ、かつ小型化を図ることができ、さらに、製造コストも抑えることができたプロジェクタとして利用することができる。
本発明に係るプロジェクタの外観を模式的に示す外観模式図。 プロジェクタの内部を示す内部斜視図。 光源装置の射出方向基端側から視たプロジェクタの内部斜視図である。 画像投射装置を模式的に示す模式図。 電源装置およびランプ駆動装置のみが配された外装筐体を示す斜視図。 電磁遮蔽用筐体を示す分解斜視図。 電磁遮蔽用筐体の一部が配された外装筐体を示す斜視図。
符号の説明
1…プロジェクタ、2…外装筐体、2A…外装筐体の一側内面、3…投射光学装置、4…光学ユニット、5…排気ファンユニット、6…冷却装置、7…電源装置、8…ランプ駆動装置、21…アッパーケース、22…ロアーケース、41…光源装置、70…支持筐体
71…第1電磁遮蔽用筐体、72…第1下面部、75…第1筐体部、80…支持筐体、81…第2電磁遮蔽用筐体、82…第2下面部、85…第2筐体部、73,83…連結部、76,86…下側連結部、77,87…上側連結部、90…電磁遮蔽機構、91…下面部材、92…遮光部、95…上側接続板、G…画像投射装置、H…制御基板。

Claims (3)

  1. 光源装置と、前記光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調装置と、前記光変調装置にて形成された光学像を拡大投射する投射光学装置と、これら前記光源装置、前記光変調装置、および前記投射光学装置を収納する外装筐体とを備えたプロジェクタであって、
    前記外装筐体の内部に配される各種の装置に電力を供給する電源装置と、前記光源装置を駆動させるランプ駆動装置とを備え、
    前記電源装置および前記ランプ駆動装置は、前記光源装置を挟み込むように外装筐体に配設され、
    前記電源装置および前記ランプ駆動装置のそれぞれは、個々の電磁遮蔽用筐体内に配され、
    前記電源装置および前記ランプ駆動装置のそれぞれの周囲に配された前記電磁遮蔽用筐体の一側面は、前記光源装置と対向する前記外装筐体の一側内面を覆うように一部材で構成されていることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
    一部材で構成された、前記電磁遮蔽用筐体の一側面は、接地されていることを特徴とするプロジェクタ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプロジェクタにおいて、
    前記電源装置および前記ランプ駆動装置のそれぞれの周囲に配された個々の前記電磁遮蔽用筐体には、前記外装筐体の前記一側内面とは反対側の他側内面と対向する側において、互いを電気的に接続した状態で連結する連結部材が設けられていることを特徴とするプロジェクタ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015026082A (ja) * 2014-09-16 2015-02-05 株式会社リコー 画像投影装置
JP2015062078A (ja) * 2014-12-15 2015-04-02 株式会社リコー 画像投影装置
JP2015158679A (ja) * 2015-03-25 2015-09-03 株式会社リコー 画像投影装置

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