JP2009015189A - 定着方法と装置及び静電荷像現像用トナー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】定着部材は、定着ローラ1と中空円筒より成る加圧ローラ3とを有し、ローラの長さをLとした場合、該加圧ローラ3の加圧軸4には各端面からの距離Sが、1/5L乃至2/5Lの範囲にある円筒内面を押圧する2個の環状押圧部材が設けられており、また、前記トナーは、少なくとも多価アルコール成分と多価カルボン酸成分を重縮合させて得られるポリエステル樹脂と荷電制御剤を含有し、該ポリエステル樹脂は前記多価カルボン酸成分としてフマル酸を含有し、該荷電制御剤はジルコニウムと芳香族オキシカルボン酸又はその塩からなるジルコニウム化合物であり、トナー中の芳香族オキシカルボン酸量が20〜100ppmの範囲にあるトナー像の定着方法。
【選択図】図3
Description
(2)「前記多価カルボン酸成分におけるフマル酸の含有量が50〜90モル%であることを特徴とする前記第(1)項に記載の定着方法」、
(3)「前記ポリエステル樹脂が無機スズ(II)化合物を触媒として含有するものであることを特徴とする前記第(1)項または第(2)項に記載の定着方法」、
(4)「前記環状押圧部材が断熱性かつ導電性の材料よりなることを特徴とする前記第(1)項乃至第(3)項のいずれかに記載の定着方法」、
(5)「前記荷電制御剤は、X線回折におけるブラッグ角2θが3〜46°の範囲において、半値幅が0.8度以下の結晶性ピークを有さないものであることを特徴とする前記(1)項乃至第(4)項のいずれかに記載の定着方法」、
(6)「前記荷電制御剤における芳香族オキシカルボン酸又はその塩が3,5−ジ−ターシャリーブチルサリチル酸である前記第(1)項乃至第(5)項のいずれかに記載の定着方法」、
(7)「前記トナーのトナー粒子は、重量平均粒径が3.0〜8.0μmで、重量平均粒径(D4)と個数平均粒径(D1)との比(D4/D1)が1.20〜1.40の範囲にある前記第(1)項乃至第(6)項のいずれかに記載の定着方法」、
(8)「前記トナーのトナー粒子は、重量平均粒径が3.0〜5.5μmで、重量平均粒径(D4)と個数平均粒径(D1)との比(D4/D1)が1.20〜1.35の範囲にある前記第(7)項に記載の定着方法」により達成される。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図3は、本発明の定着装置のローラ部分を示す斜視図である。定着ローラ(1)はアルミニューム又は鉄などの金属製芯金(1−1)の表面にフッソ樹脂などの耐熱性樹脂をコーティングしたもので、内部にヒーター(2)が設けられ定着ローラ(1)の表面温度は150℃乃至190℃の範囲に制御されている。加圧ローラ(3)は、同じく金属製の芯金(3−1)の上にシリコン系などの耐熱性ゴム層(3−2)を一体的に成型したもので、その内部には加圧軸(4)が設けられている。加圧軸(4)には、スラスト方向が固定されている2個の軸受(5)が取付けられており、加圧軸(4)の両端に加えられる加圧力は、加圧軸(4)から押圧部材としての両軸受(5)により加圧ローラ(3)を介して定着ローラ(1)に伝えられる。また、加圧ローラ(3)の両端部には、すべり軸受(6)を介して位置決めスリーブ(7)が挿入されている。
このような劣化した定着ローラにおいても十分な低温定着性と耐オフセット性を得るためには、トナーが少なくとも多価アルコール成分と多価カルボン酸成分を重縮合させて得られるポリエステル樹脂と荷電制御剤を含有し、該ポリエステル樹脂は上記多価カルボン酸成分としてフマル酸を含有し、荷電制御剤はジルコニウムと芳香族オキシカルボン酸又はその塩からなるジルコニウム化合物であり、トナー中の芳香族オキシカルボン酸量が20〜100ppmの範囲にあることにより達成できることが本発明において判明した。これは、つぎのような複合的理由によるものと推測される。
さらに、荷電制御剤が芳香族オキシカルボン酸又はその塩からなるジルコニウム化合物であることにより、芳香族オキシカルボン酸が溶融混練時のエネルギー熱量により、未反応の酸やアルコール成分と水素結合を発生させることができるので、未反応の低分子量成分の低減化が可能となる。特に未反応のアルコール成分は、粘性が高いので、微量ホットオフセットの発生や定着ローラ固着の要因となるが、本発明のトナーはこれらを改善することができるので、広幅の定着装置においても均一な熱量を発生することができる。荷電制御剤の中心金属としてはジルコニウムであることにより、この効果が顕著に得られる。ジルコニウムは電荷密度が高いので芳香族オキシカルボン酸のイオン性が高まり、未反応の酸やアルコール成分との水素結合を発生させることができるからである。中心金属の電荷密度が低いとアルコール成分との水素結合を発生させることができないので、樹脂としての反応性を高めなければならず、例えば仕込み量を減らして攪拌効率を上げたり、反応時間を長くするなど生産性を落とさざるを得なかったり、又は反応末期にエステル化触媒を添加する工程を追加しなければならない。
重量平均粒径(D4)が3μm未満では、定着紙の凹凸に入り込んで、定着加圧が達せず、熱量が伝導されないため、低温定着性が得られなかったり、また、転写効率の低下、ブレードクリーニング性の低下といった現象が発生しやすい。重量平均粒径(D4)が8μmを超えると、定着時の熱量が瞬時に伝導されなかったり、文字やラインの飛び散りを抑えることが難しい。
(D4/D1)が1.00に近いほど粒径分布がシャープであることを示すが、1.40を超えると分布が広いことで、均一帯電性が得られず画像のかぶりが発生しやすい。1.20未満では粒径分布がシャープではあるが、特にリサイクルシステムを有する装置においてはリサイクルトナーが混入した場合に選択現像性が発生してしまい、リサイクルトナーがいつまでも現像されず、現像機内で滞留し、キャリアスペントの要因となりやすい。
ポリエステルの樹脂の触媒として使用する無機錫(II)化合物としては、Sn−O結合を有する化合物、Sn−X(Xはハロゲン原子を示す)結合を有する化合物等が好ましく、Sn−O結合を有する化合物がより好ましい。
ここで用いる疎水化処理剤の代表例としては以下のものが挙げられる。ジメチルジクロルシラン、トリメチルクロルシラン、メチルトリクロルシラン、アリルジメチルジクロルシラン、アリルフェニルジクロルシラン、ベンジルジメチルクロルシラン、ブロムメチルジメチルクロルシラン、α−クロルエチルトリクロルシラン、p−クロルエチルトリクロルシラン、クロルメチルジメチルクロルシラン、クロルメチルトリクロルシラン、p−クロルフェニルトリクロルシラン、3−クロルプロピルトリクロルシラン、3−クロルプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルメトキシシラン、ビニル−トリス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、ジビニルジクロルシラン、ジメチルビニルクロルシラン、オクチル−トリクロルシラン、デシル−トリクロルシラン、ノニル−トリクロルシラン、(4−t−プロピルフェニル)−トリクロルシラン、(4−t−ブチルフェニル)−トリクロルシラン、ジベンチル−ジクロルシラン、ジヘキシル−ジクロルシラン、ジオクチル−ジクロルシラン、ジノニル−ジクロルシラン、ジデシル−ジクロルシラン、ジドデシル−ジクロルシラン、ジヘキサデシル−ジクロルシラン、(4−t−ブチルフェニル)−オクチル−ジクロルシラン、ジオクチル−ジクロルシラン、ジデセニル−ジクロルシラン、ジノネニル−ジクロルシラン、ジ−2−エチルヘキシル−ジクロルシラン、ジ−3,3−ジメチルベンチル−ジクロルシラン、トリヘキシル−クロルシラン、トリオクチル−クロルシラン、トリデシル−クロルシラン、ジオクチル−メチル−クロルシラン、オクチル−ジメチル−クロルシラン、(4−t−プロピルフェニル)−ジエチル−クロルシラン、オクチルトリメトキシシラン、ヘキサメチルジシラザン、ヘキサエチルジシラザン、ジエチルテトラメチルジシラザン、ヘキサフェニルジシラザン、ヘキサトリルジシラザン等。この他チタネート系カップリング剤、アルミニューム系カップリング剤も使用可能である。この他クリーニング性の向上等を目的とした外添剤として、脂肪属金属塩やポリフッ化ビニリデンの微粒子等の滑剤等も併用可能である。
少なくとも結着剤樹脂、主帯電制御剤および顔料、副製品を含む現像剤成分を機械的に混合する混合工程は、回転させる羽による通常の混合機などを用いて通常の条件で行えばよく、特に制限はない。
以上の混合工程が終了したら、次いで混合物を混練機に仕込んで溶融混練する。溶融混練機としては、一軸、二軸の連続混練機や、ロールミルによるバッチ式混練機を用いることができる。
以上により得られた溶融混練物は冷却した後粉砕されるが、粉砕は、例えば、ハンマーミルやロートプレックス等を用いて粗粉砕し、更にジェット気流を用いた微粉砕機や機械式の微粉砕機などを使用することができる。粉砕は、平均粒径が3〜15μmになるように行うのが望ましい。さらに、粉砕物は風力式分級機等により、2.5〜20μmに粒度調整される。次いで、外添剤の母体トナーへ外添が行われるが、母体トナーと外添剤をミキサー類を用い混合・攪拌することにより外添剤が解砕されながらトナー表面に被覆される。この時、無機微粒子や樹脂微粒子等の外添剤が均一にかつ強固に母体トナーに付着させることが耐久性の点で重要である。
コールターカウンター法によるトナー粒子の粒度分布の測定装置としては、コールターカウンターTA−IIやコールターマルチサイザーII(いずれもコールター社製)があげられる。以下に測定方法について述べる。
まず、電解水溶液100〜150ml中に分散剤として界面活性剤(好ましくはアルキルベンゼンスルフォン酸塩)を0.1〜5ml加える。ここで、電解液とは1級塩化ナトリウムを用いて約1%NaCl水溶液を調製したもので、例えばISOTON−II(コールター社製)が使用できる。ここで、更に測定試料を2〜20mg加える。試料を懸濁した電解液は、超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行ない、前記測定装置により、アパーチャーとして100μmアパーチャーを用いて、トナー粒子又はトナーの重量、個数を測定して、重量分布と個数分布を算出する。得られた分布から、トナーの重量平均粒径(D4)、個数平均粒径(D1)を求めることができる。
チャンネルとしては、2.00〜2.52μm未満;2.52〜3.17μm未満;3.17〜4.00μm未満;4.00〜5.04μm未満;5.04〜6.35μm未満;6.35〜8.00μm未満;8.00〜10.08μm未満;10.08〜12.70μm未満;12.70〜16.00μm未満;16.00〜20.20μm未満;20.20〜25.40μm未満;25.40〜32.00μm未満;32.00〜40.30μm未満の13チャンネルを使用し、粒径2.00μm以上乃至40.30μm未満の粒子を対象とする。
ここで言う製品となる粒子以外の粉末(副製品)とは溶融混練する工程後、粉砕工程で得られる所望の粒径の製品となる成分以外の微粒子や粗粒子や引き続いて行われる分級工程で発生する所望の粒径の製品となる成分以外の微粒子や粗粒子を意味する。このような副製品を混合工程や溶融混練する工程で原料と好ましくは副製品1に対しその他原材料99から副製品50に対し、その他原材料50の重量比率で混合するのが好ましい。
少なくとも結着剤樹脂、主帯電制御剤および顔料、副製品を含む現像剤成分を機械的に混合する混合工程は、回転させる羽による通常の混合機などを用いて通常の条件で行えばよく、特に制限はない。
以上の混合工程が終了したら、次いで混合物を混練機に仕込んで溶融混練する。溶融混練機としては、一軸、二軸の連続混練機や、ロールミルによるバッチ式混練機を用いることができる。
以上により得られた溶融混練物は冷却した後粉砕されるが、粉砕は、例えば、ハンマーミルやロートプレックス等を用いて粗粉砕し、更にジェット気流を用いた微粉砕機や機械式の微粉砕機などを使用することができる。粉砕は、平均粒径が3〜15μmになるように行うのが望ましい。さらに、粉砕物は風力式分級機等により、2.5〜20μmに粒度調整される。次いで、外添剤の母体トナーへ外添が行われるが、母体トナーと外添剤をミキサー類を用い混合・攪拌することにより外添剤が解砕されながらトナー表面に被覆される。この時、無機微粒子や樹脂微粒子等の外添剤が均一にかつ強固に母体トナーに付着させることが耐久性の点で重要である。
実施例1〜5に使用の樹脂合成例
ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンを3.0モル(1050g)、フマル酸2.7モル(313g)、無水1,2,4ベンゼントリカルボン酸58g(0.3モル)及びオクチル酸錫(エステル化触媒)2.4gを窒素雰囲気下、常圧下、210℃で5時間反応させた後、減圧下210℃で7時間反応させて[樹脂A]を得た。得られた樹脂の軟化点は105℃であった。
ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンを1.1モル(385g)、ポリオキシエチレン(2.0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン1.9モル(619g)、フマル酸1.5モル(175g)、イソフタル酸1.0モル(167g)、無水トリメリト酸96g(0.5モル)及びシュウ酸錫(エステル化触媒)2.5gを窒素雰囲気下、常圧下、210℃で5時間反応させた後、減圧下210℃で8時間反応させて[樹脂B]を得た。得られた樹脂の軟化点は108℃であった。
ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンを2.5モル(875g)、ポリオキシエチレン(2.0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン0.5モル(163g)、フマル酸2.4モル(280g)、無水トリメリト酸115g(0.6モル)及びオクチル酸錫(エステル化触媒)2.5gを窒素雰囲気下、常圧下、210℃で5時間反応させた後、減圧下210℃で8時間反応させて[樹脂C]を得た。得られた樹脂の軟化点は115℃であった。
ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンを2.5モル(875g)、ポリオキシエチレン(2.0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン0.5モル(163g)、フマル酸1.2モル(140g)、コハク酸0.9モル(107g)、無水トリメリト酸173g(0.9モル)及びジオクタン酸錫(エステル化触媒)1.1gを窒素雰囲気下、常圧下、210℃で5時間反応させた後、減圧下210℃で8時間反応させて[樹脂D]を得た。得られた樹脂の軟化点は102℃であった。
ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンを1.5モル(525g)、ポリオキシエチレン(2.0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン1.5モル(525g)、フマル酸2.9モル(336g)、無水トリメリト酸20g(0.1モル)及びジブチル錫オキサイド(エステル化触媒)1.5gを窒素雰囲気下、常圧下、210℃で8時間反応させた後、減圧下210℃で8時間反応させて[樹脂E]を得た。得られた樹脂の軟化点は112℃であった。
液(I):5−メトキシサリチル酸30部を40℃の水500ccに溶解して溶解液(I)を作成した。
液(II):液(I)へ30℃の水に溶解した25%苛性ソーダを20cc/秒にて攪拌しながらPH5.5〜6.5になるまで滴下し、液(II)を得た。
液(III):別の容器にてオキシ塩化ジルコニウム25部を50℃の水50部に溶解し、液(III)とした。前述の液(II)に10cc/秒にて液(III)を攪拌しながら全量添加後、追加で50℃の水を添加し総量を1000ccとした。攪拌しながら90℃まで昇温した後で、25%苛性ソーダ水を10分ごとに10ccずつ5回に分けて添加しながら、PH7.5〜8.5に調整後、2時間攪拌して反応した。反応液を30℃/分の速度にて30℃まで冷却後、得られた白色沈殿物を80〜85℃の加温水で水洗、濾過後、乾燥を1サイクル繰り返し、サリチル酸量が5300ppmの[荷電制御剤(I)]を得た。[荷電制御剤(I)]はX線回折におけるブラッグ角2θが3〜46°の範囲において、半値幅が0.8度以下の結晶性ピークを有さなかった。
液(I)にて5−メトキシサリチル酸30部を3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸50部に変更した以外は[荷電制御剤(I)]と同一の方法で得られた白色沈殿物を80〜85℃の加温水で水洗、濾過後、もう1サイクル水洗、濾過後、乾燥し、サリチル酸量が2500ppmの[荷電制御剤(II)]を得た。[荷電制御剤(II)]はX線回折におけるブラッグ角2θが3〜46°の範囲において、半値幅が0.8度以下の結晶性ピークを有さなかった。[荷電制御剤(II)]のX線回折を図9に示す。また倍率10000倍のSEM像を図10に示す。SEM像では明確な結晶形を有さないことがわかる。
3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸30部と25%苛性ソーダ水30部を水500部に溶解し攪拌しながら50℃に加温し、オキシ塩化ジルコニウム25部を水100部に溶解した溶液を攪拌しながら滴下した。同温度で2時間攪拌後室温3〜5℃/分の速度で30℃まで冷却し、25%苛性ソーダ水8部を加えPH7.5〜8.0に調整した。析出した結晶をろ過、水洗後、もう1サイクル水洗、濾過後乾燥し、サリチル酸量が13500ppmの[荷電制御剤(III)]を得た。[荷電制御剤(III)]はX線回折におけるブラッグ角2θが3〜46°の範囲において、半値幅が0.8度以下の結晶性ピークは2θが27.32°、31.68°、45.40°に3本有していた。[荷電制御剤(III)]のX線回折を図11に示す。また倍率10000倍のSEM像を図12に示す。SEM像では平板な結晶形を有していることがわかる。
<トナー母体処方>
樹脂A 81部
荷電制御剤(II) 1部
WEP−3(直鎖エステルワックス:日本油脂) 7部
カーボンブラック(C44 三菱化学) 10部
<トナー母体処方>
樹脂B 84部
荷電制御剤(I) 2部
WEP−1(直鎖エステルワックス:日本油脂) 7部
カーボンブラック(C44 三菱化学) 8部
<トナー母体処方>
樹脂C 85.2部
荷電制御剤(III) 0.8部
ビスコール660P(ポリプロピレンワックス:三洋化成) 3部
カーボンブラック(C44 三菱化学) 11部
<トナー母体処方>
樹脂D 80部
荷電制御剤(II) 3部
カルナウバワックス(東亜化成) 6部
カーボンブラック(C44 三菱化学) 11部
<トナー母体処方>
樹脂E 83部
荷電制御剤(II) 2部
ビスコール660P(ポリプロピレンワックス:三洋化成) 5部
カーボンブラック(C44 三菱化学) 10部
[実施例1]:コロイダルシリカ[H-2000:ワッカー(株)製] 3.0部
[実施例2]:コロイダルシリカ[H-1303VP:ワッカー(株)製] 4.8部
[実施例3]:コロイダルシリカ[H-30:クラリアント(株)製] 1.2部
[実施例4]:コロイダルシリカ[H-30:クラリアント(株)製] 0.7部
[実施例5]:コロイダルシリカ[H-1303VP:ワッカー(株)製] 3.8部
[実施例6]:コロイダルシリカ[H-1303VP:ワッカー(株)製] 2.5部
[実施例7]:コロイダルシリカ[R-972:アエロジル(株)製] 1.5部
リコー製Imagio neo400Wに本発明の図3に記載の定着装置を表1のS、Lの条件に設定して装備して、得られたトナーを投入し、以下の画像評価方法に従い評価を行なった。結果を表1に示す。
画像濃度・・・直径3cm黒べた円の濃度をマクベス濃度計より10点測定した。
A:かぶりなし。
B:わずかにかぶり発生するが実用上問題なし。
C:悪い。かぶりひどい。
上述と同複写装置にてヒーター温度を振ってコピーを行い定着画像を得る。
定着後の画像(トナー付着量:0.85±0.05mg/cm2)にメンデイングテープ(3M社製)を貼り、一定の圧力(2Kg)を掛けた後、ゆっくり引き剥がす。その前後の画像濃度をマクベス濃度計により測定し、次式にて定着率を算出する。定着ローラの温度を段階的に下げて、下記式で示す定着率が80%以下となるときの温度を定着温度とする。(画像濃度=テープ付着前)なお、定着評価を実施する場所としては定着ローラの両端と中央の3ヶ所とした。
(株)マック・サイエンス製X線回折装置 MXP18を用い、CuKα線を用い次の条件により測定を行う。
管電圧:50kV
管電流:30mA
スキャン方法:2θ/θスキャン
スキャン速度:2deg./min
サンプリング間隔:0.02deg.
発散スリット:0.50deg.
散乱スリット:0.50deg.
受光スリット:0.3mm
走査範囲:2゜〜46゜
X線回折測定はすべて同一条件で実施した。
試料10gをソックスレーで、THF200mlを用いて3時間抽出し、溶媒によって抽出された可溶成分をエバポレートし、真空乾燥機で1時間乾燥後、得られた固形分に蒸留水/アセトニトリル=50/50vol%水溶液2mlを添加し、超音波をかけた後、孔径0.45μmのメンブランフィルターで濾過し、通過液をLC−MSで測定した。
流速:0.2ml/分、
注入量:10マイクロリットル
イオン源 :EI 70eV
検出器 :ブリロッド付円筒四重極 オフアキシス2次電子倍増管
質量 範囲:M/Z 29〜700
カラム :DB−5
L=30m I.D=0.25mm Film=0.25μm
カラム温度:50℃(hold=1min)〜300℃、10℃/min昇温
気化室温度:350℃
カラム圧力:He 100(hold=1min)〜150kPa、2kPa/min昇圧
表2記載の定着装置の条件にてS、Lを設定し、実施例1のトナーを用いて評価した。
<トナー母体処方>
樹脂B 81.5部
荷電制御剤(II) 0.5部
WEP-3(直鎖エステルワックス:日本油脂) 8部
カーボンブラック(C44 三菱化学) 10部
<トナー母体処方>
樹脂C 81部
荷電制御剤(III) 1部
WEP-3(直鎖エステルワックス:日本油脂) 8部
カーボンブラック(C44 三菱化学) 10部
ついで、トナー粒子100部に対し以下の処方にてコロイダルシリカを加えサンプルミルにて混合後、350メッシュで篩い、比較例1のトナーを得た。平均粒径50μmのシリコーンコートキャリアをトナー濃度5%で混合し比較例3、4の現像剤3、4を得た。
[比較例3]:コロイダルシリカ[H-2000:ワッカー(株)製] 3.3部
[比較例4]:コロイダルシリカ[H-2000:ワッカー(株)製] 2.8部
<樹脂製造例;[樹脂L]の製造>
ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンを1.5モル(525g)、ポリオキシエチレン(2.0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン1.5モル(525g)、コハク酸1モル(118g)、マロン酸1.5モル(160g)、無水1,2,4ベンゼントリカルボン酸97g(0.5モル)及びオクチル酸錫(エステル化触媒)2.4gを窒素雰囲気下、常圧下、210℃で5時間反応させた後、減圧下210℃で7時間反応させて[樹脂L]を得た。得られた樹脂の軟化点は101℃であった。
<トナー母体処方>
樹脂L 80部
荷電制御剤(II) 3部
WEP-1(直鎖エステルワックス:日本油脂) 7部
カーボンブラック(C44 三菱化学) 10部
上記処方と同じになるように材料をへンシェルミキサ[三井三池化工機(株)製FM10B]を用いて予備混合した後、ニ軸混練機[(株)池貝製 PCM−30]で混練フィードを10kg/hrにて混練温度150℃にて混練した。ついで超音速ジェット粉砕機ラボジェット[日本ニューマチック工業(株)製]を用いて微粉砕した後、気流分級機[日本ニューマチック工業(株)製 MDS−I]で分級し表2記載の粒度分布を有するトナー粒子を得た。
ついで、トナー粒子100部に対しコロイダルシリカ[R−972:アエロジル(株)製] 2.5部を加えサンプルミルにて混合後、350メッシュで篩い、比較例5のトナーを得た。平均粒径50μmのシリコーンコートキャリアをトナー濃度5%で混合し比較例5の現像剤5を得た。
<荷電制御剤(IV)の製造>
3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸25.0gを2%NaOH水溶液200mlに溶解させて70℃に昇温させた。一方、硫酸亜鉛七水和物14.4g(0.05mol)を水200mlに溶解させ、この硫酸亜鉛の水溶液を前記3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸の水溶液に対し約30分間かけて滴下した。次いで70乃至80℃で2時間反応させた後、pHを7.0±0.5に調整し、反応を終了させ、析出した結晶をろ過、水洗、を3サイクル繰り返し乾燥し、サリチル酸量が9200ppmの[荷電制御剤(IV)]を得た。[荷電制御剤(IV)]はX線回折におけるブラッグ角2θが3〜46°の範囲において、半値幅が0.8度以下の結晶性ピークは2θが5.7°、8.7°及び15.4°に検出された。[荷電制御剤(IV)]のX線回折を図14に示す。
<トナー母体処方>
樹脂L 82部
荷電制御剤(IV) 1部
WEP-1(直鎖エステルワックス:日本油脂) 7部
カーボンブラック(C44 三菱化学) 10部
上記処方と同じになるように材料をへンシェルミキサ[三井三池化工機(株)製FM10B]を用いて予備混合した後、ニ軸混練機[(株)池貝製 PCM−30]で混練フィードを10kg/hrにて混練温度150℃にて混練した。ついで超音速ジェット粉砕機ラボジェット[日本ニューマチック工業(株)製]を用いて微粉砕した後、気流分級機[日本ニューマチック工業(株)製 MDS−I]で分級し表2記載の粒度分布を有するトナー粒子を得た。
ついで、トナー粒子100部に対しコロイダルシリカ[R−972:アエロジル(株)製] 1.3部を加えサンプルミルにて混合後、350メッシュで篩い、比較例5のトナーを得た。平均粒径50μmのシリコーンコートキャリアをトナー濃度5%で混合し比較例6の現像剤6を得た。
1−1 ローラの芯金
2 ヒーター
3 加圧ローラ
3−1 ローラの芯金
3−2 耐熱性ゴム層
4 加圧軸
5 軸受
6 すべり軸受
7 位置決めスリーブ
7−1 凸部
7−2 タップ
31 加圧スプリング
32 加圧レバー
33 本体側板
33−1 切欠き溝
33−2 切欠き溝
34 スライドシュー
Claims (8)
- トナーによる画像が転写された記録媒体を、定着部材のニップ部を通過させることにより、前記トナー画像を前記記録媒体に定着させる定着方法において、該定着部材は、定着ローラとこれに当接して前記ニップ部を形成する加圧ローラとを有し、該定着ローラは内部にヒータを有する中空円筒より成り、該加圧ローラは外周に耐熱性ゴムを有し内部に加圧軸を有する中空円筒より成り、前記加圧軸には軸受けを介して前記加圧ローラの円筒内面を押圧する環状押圧部材が2個設けられており、ローラの長さをLとした場合、該2個の押圧部材の加圧ローラ各端面からの距離Sが、1/5L乃至2/5Lの範囲にあるものであり、また、前記トナーは、少なくとも多価アルコール成分と多価カルボン酸成分を重縮合させて得られるポリエステル樹脂と荷電制御剤を含有し、該ポリエステル樹脂は前記多価カルボン酸成分としてフマル酸を含有し、該荷電制御剤はジルコニウムと芳香族オキシカルボン酸又はその塩からなるジルコニウム化合物であり、トナー中の芳香族オキシカルボン酸量が20〜100ppmの範囲にあるものであることを特徴とするトナー像の定着方法。
- 前記多価カルボン酸成分におけるフマル酸の含有量が50〜90モル%であることを特徴とする請求項1に記載の定着方法。
- 前記ポリエステル樹脂が無機スズ(II)化合物を触媒として含有するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の定着方法。
- 前記環状押圧部材が断熱性かつ導電性の材料よりなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の定着方法。
- 前記荷電制御剤は、X線回折におけるブラッグ角2θが3〜46°の範囲において、半値幅が0.8度以下の結晶性ピークを有さないものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の定着方法。
- 前記荷電制御剤における芳香族オキシカルボン酸又はその塩が3,5−ジ−ターシャリーブチルサリチル酸である請求項1乃至5のいずれかに記載の定着方法。
- 前記トナーのトナー粒子は、重量平均粒径が3.0〜8.0μmで、重量平均粒径(D4)と個数平均粒径(D1)との比(D4/D1)が1.20〜1.40の範囲にある請求項1乃至6のいずれかに記載の定着方法。
- 前記トナーのトナー粒子は、重量平均粒径が3.0〜5.5μmで、重量平均粒径(D4)と個数平均粒径(D1)との比(D4/D1)が1.20〜1.35の範囲にある請求項7に記載の定着方法。
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