JP2009015042A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009015042A
JP2009015042A JP2007177144A JP2007177144A JP2009015042A JP 2009015042 A JP2009015042 A JP 2009015042A JP 2007177144 A JP2007177144 A JP 2007177144A JP 2007177144 A JP2007177144 A JP 2007177144A JP 2009015042 A JP2009015042 A JP 2009015042A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
fixing belt
inner peripheral
peripheral surface
fixing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007177144A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Horie
貴之 堀江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2007177144A priority Critical patent/JP2009015042A/ja
Publication of JP2009015042A publication Critical patent/JP2009015042A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】定着ベルトの内周面が該内周面側に位置する部材に接触して摩擦抵抗が増加することを簡単な構成で解決した定着装置。
【解決手段】加熱手段により加熱されると共に回転する定着ローラと、前記定着ローラによって駆動されて回転する無端状の定着ベルトと、前記定着ベルトを内周面側から加圧して前記定着ベルトを前記定着ローラに圧接させる加圧手段と、前記定着ベルトの内周面側に位置する内周部材と、を備え、前記定着ローラと前記定着ベルトとの間に形成されたニップ部で記録材上のトナー像を定着する定着装置において、前記内周部材の外周面より突出して前記定着ベルトの内周面に当接する複数の突出部材を前記内周部材に設けたこと。
【選択図】図3

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの諸機能を備えた複合機等の電子写真方式の画像形成装置に用いられる定着装置に関し、特に定着ローラと無端状の定着ベルトとの間に形成されたニップ部で記録材上のトナー像を加熱・加圧して定着する定着装置、及び該定着装置を備えた画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの諸機能を備えた複合機等の電子写真方式の画像形成装置においては、原稿に対応した潜像を感光体ドラムに形成し、この潜像にトナーを付与することによって顕像化し、この顕像化されたトナー像を記録材上に転写し、この後、記録材上のトナー像を定着して排紙している。
また、カラー画像を形成する場合には、原稿色に対応したY,M,C,Kの潜像を4個の感光体ドラムに形成し、顕像化された4色のトナー像を無端状の中間転写ベルトに一次転写した後、記録材上に二次転写して、記録材上に転写されたトナー像を定着して排紙している。
このようにトナー像を定着する定着装置として、ハロゲンランプ等の加熱手段を内蔵した定着ローラと、定着ローラを加圧する加圧ローラとによって形成されたニップ部で、トナー像が転写された記録材を挟持・搬送しながら、加熱・加圧する熱ローラ定着方式の定着装置があり、このような定着装置は構成が簡便であるため、広く利用されている。
ところで、このような定着装置において、高速化を図るためにはトナーと記録材に充分な熱量を供給する必要があり、このためにはニップ幅を広くする必要がある。ニップ幅を広くするためには、加圧ローラが定着ローラを加圧する荷重や、加圧ローラ内のシリコーンゴム等から形成された弾性層の厚みや、二つのローラの径等を増大させることが考えられる。
しかし、加圧ローラの荷重や弾性層の厚みを増大させると、軸方向のニップ幅が不均一になることがあり、定着ムラや記録材のしわが発生する虞がある。また、ローラの径を増大させると、定着装置が大型化するばかりでなく、ウォーミングアップタイムが長くなるという問題がある。
この問題を解決するために、シリコーンゴムから形成された弾性層を有し中央にハロゲンランプ等の加熱手段を内蔵して回転する定着ローラ(定着ロール)と、定着ローラによって駆動されて回転する無端状の定着ベルトと(エンドレスベルト)、定着ベルトの内側から定着ベルトを介して定着ローラを押圧する加圧パッドと、定着ベルトと加圧パッドの間に配置された低摩擦の摺動シート(低摩擦シート)と、定着ベルトの内周面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給部材(潤滑剤塗布部材)と、を備え、定着ローラと定着ベルトとにより形成されたニップ部で、トナー像が転写された記録材を挟持・搬送しながら加熱・加圧する、所謂FBNF(Free Belt Nip Fuser)方式の定着装置が多数の特許公報に開示されている(例えば、特許文献1参照)。
この定着装置によれば、加圧パッドにより定着ローラに押圧された定着ベルトが弾性変形し、定着ローラと定着ベルトとの間に幅広のニップ部が形成される。従って、高速化に対応でき、定着装置が大型化することもない。更に、定着ベルトの熱容量が小さいので、ウォーミングアップタイムが短縮し、省エネになる。
特開2005−250282号公報
特許文献1の課題は下記の通りである。即ち、定着ベルトの回転に際して定着ベルトの内周面がその内部に配置された部材と接触することにより、定着ベルトの内周面に供給された潤滑剤がこの内部の部材に付着してデッドオイルとなるために、ニップ部の通過後に定着ベルトから回収される潤滑剤が徐々に減少するいう現象が発生する。これにより、潤滑剤の供給が不充分になり、定着ベルトは円滑な回転ができなくなって、記録材に皺や画像ずれが発生する。
特許文献1においてはこの問題を解決するため、摺動シートは定着ベルトの内部に配置された部材の全部または一部を長手方向に亘る周囲を覆うように配設され、潤滑剤供給部材は摺動シートを跨ぐようにブリッジ状に形成されている。言い換えれば、摺動シートを定着ベルトの周方向に長く延長し、潤滑剤供給部材以外の内部の部材を被覆する構成にしている。
これによって、定着ベルトは潤滑剤供給部材に接触しても、摺動シートによって内部の部材には接触することがないので、上記の問題が解決されるというものである。
しかし、摺動シートがいくら低摩擦のシートであっても、定着ベルトとの間に摩擦抵抗は必ず生ずる。特に、特許文献1の如く、定着ベルトの内周面が回転方向の略全域(潤滑剤供給部材と接触する部分以外)といった広い面積で摺動シートと摺接すると、全体としての摩擦抵抗は非常に大きくなり、定着ベルトは円滑な回転が困難になる。従って、上述の課題に対して引用文献1の構成では充分に対処し得ない。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、定着ベルトの内周面が該内周面側に位置する部材に接触して摩擦抵抗が増加することを簡単な構成で解決した定着装置及び該定着装置を備えた画像形成装置を提案することを発明の目的とする。
前記目的は、下記に記載した発明により達成される。
1.加熱手段により加熱されると共に回転する定着ローラと、
前記定着ローラによって駆動されて回転する無端状の定着ベルトと、
前記定着ベルトを内周面側から加圧して前記定着ベルトを前記定着ローラに圧接させる加圧手段と、
前記定着ベルトの内周面側に位置する内周部材と、
を備え、
前記定着ローラと前記定着ベルトとの間に形成されたニップ部で記録材上のトナー像を定着する定着装置において、
前記内周部材の外周面より突出して前記定着ベルトの内周面に当接する複数の突出部材を前記内周部材に設けたことを特徴とする定着装置。
2.前記突出部材は、先端部が半球状に形成されて前記定着ベルトの内周面に当接すると共に、前記内周部材に固定され、前記内周部材の周方向及び長手方向に複数個配置されていることを特徴とする1に記載の定着装置。
3.前記突出部材は、円盤状に形成されて側面が前記定着ベルトの内周面に当接すると共に、前記定着ベルトの回転に伴って回転可能であり、前記内周部材の周方向及び長手方向に複数個配置されていることを特徴とする1に記載の定着装置。
4.前記定着ベルトの内周面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段を備えたことを特徴とする1〜3の何れか1項に記載の定着装置。
5.前記突出部材は少なくとも前記ニップ部に対する前記定着ベルトの回転方向上流側に配置されていることを特徴とする1〜4の何れか1項に記載の定着装置。
6.1〜5の何れか1項に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
本発明の定着装置及び画像形成装置によれば、定着ベルトの内周面が内周面側に位置する内周部材と摺接することなく内周部材より突出した突出部材と摺接して案内されるので、摩擦抵抗が少なく、定着ベルトは円滑に回転する。また、定着ベルトに供給された潤滑剤が突出部材に付着するだけなので、潤滑剤が容易に枯渇しない。
以下に本発明の画像形成装置に関する実施の形態を図を参照して説明する。
先ず、画像形成装置の一例を図1の構成図に基づいて説明する。
本画像形成装置は画像形成装置本体GHと画像読取装置YSとから構成される。
画像形成装置本体GHは、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成部10Y,10M,10C,10K、ベルト状の中間転写体6、給紙搬送手段及び定着装置9等からなる。
画像形成装置本体GHの上部には、自動原稿送り装置201と原稿画像走査露光装置202から成る画像読取装置YSが設置されている。自動原稿送り装置201の原稿台上に載置された原稿dは搬送手段により搬送され、原稿画像走査露光装置202の光学系により原稿の片面又は両面の画像が走査露光され、ラインイメージセンサCCDに読み込まれる。
ラインイメージセンサCCDにより光電変換されて形成された信号は、画像処理部において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等が行われた後、露光手段3Y,3M,3C,3Kに送られる。
イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成部10Yは、感光体ドラム1Yの周囲に帯電手段2Y、露光手段3Y、現像手段4Y及びクリーニング手段8Yを配置している。マゼンタ(M)色の画像を形成する画像形成部10Mは、感光体ドラム1Mの周囲に帯電手段2M、露光手段3M、現像手段4M及びクリーニング手段8Mを配置している。シアン(C)色の画像を形成する画像形成部10Cは、感光体ドラム1Cの周囲に帯電手段2C、露光手段3C、現像手段4C及びクリーニング手段8Cを配置している。黒(K)色の画像を形成する画像形成部10Kは、感光体ドラム1Kの周囲に帯電手段2K、露光手段3K、現像手段4K及びクリーニング手段8Kを配置している。そして、帯電手段2Yと露光手段3Y、帯電手段2Mと露光手段3M、帯電手段2Cと露光装置3C、及び帯電手段2Kと露光装置3Kは、潜像形成手段を構成する。
なお、現像手段4Y,4M,4C,4Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒(K)の小粒径のトナーとキャリアからなる2成分現像剤を内包する。
中間転写体6は、複数のローラにより巻回され、回動可能に支持されている。
定着装置100は、加熱された定着ローラ101と定着ベルト102との間に形成されたニップ部で記録紙(記録材)P上のトナー像を加熱・加圧して定着する。
かくして、画像形成部10Y,10M,10C,10Kより形成された各色の画像は、回動する中間転写体6上に転写手段7Y,7M,7C,7Kにより逐次転写されて(1次転写)、カラー画像合成されたトナー像が形成される。給紙カセット20内に収容された記録紙Pは、給紙手段21により給紙され、給紙ローラ22A,22B,22C,22D,レジストローラ23等を経て、転写手段7Aに搬送され、記録紙P上にカラー画像が転写される(2次転写)。カラー画像が転写された記録紙Pは定着装置100において加熱・加圧され、記録紙P上のカラートナー像が定着される。その後、排紙ローラ24に挟持されて機外の排紙トレイ25上に載置される。
一方、転写手段7Aにより記録紙Pにカラー画像を転写した後、記録紙Pを曲率分離した中間転写体6は、クリーニング手段8Aにより残留トナーが除去される。
なお、以上はカラー画像を形成する画像形成装置であったが、モノクロ画像を形成する画像形成装置であってもよいし、中間転写体を用いても用いなくてもよい。
次に、本発明に係わる定着装置100の主要構成について、図2に示す断面図に基づいて説明する。
定着ローラ101は、中央に加熱手段としてのハロゲンランプHを内蔵し、アルミニュウムや鉄等から形成された円筒状芯金101Aと、円筒状芯金101Aを被覆し耐熱性の高いシリコーンゴムから成る弾性層101Bと、更に弾性層101Bを被覆しPFA(パーフルオロアルコキシ)若しくはPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素樹脂から成る離型層101Cとにより構成されている。
定着ベルト102は、ポリイミドにより形成された基体と、基体の外表面を被覆しPFA若しくはPTFEから成る離型層とにより構成されていて、無端状に形成されている。
押圧パッド103は、シリコーンゴムから形成され、ステンレスから形成されたベース板金104、及び耐熱樹脂から形成されたベース部材105と共に、耐熱樹脂から形成された保持部材としてのホルダー108に保持されている。また、ベース部材105の裏面には圧縮バネ106が配置されており、圧縮バネ106の付勢力によって加圧された押圧パッド103は定着ベルト102の内周面を定着ローラ101の方向に向けて押圧する。
ここで、押圧パッド103、ベース板金104、ベース部材105及び圧縮バネ106を含めて加圧手段と称す。
また、定着された記録紙Pの分離性を向上させるための分離部材107は耐熱樹脂若しくはアルミニュウム等の金属から形成され、耐熱樹脂から形成されたホルダー108、内周部材であるホルダー109及び金属製のフレーム110によって保持されている。
更に、ホルダー108,109はフレーム110によって保持されている。
摺動シート111は、テフロン(登録商標)コーティングのガラス繊維シートやPTFEシートから形成された低摩擦のシートであり、定着ベルト102の内周面と押圧パッド103との間、及び定着ベルト102の内周面と分離部材107との間に配置され、一端がホルダー108,109に狭着されている。
オイルパッド112(潤滑剤供給手段)はスポンジ等から形成されてシリコーンオイル等からなる潤滑剤を含有し、ホルダー109に支持され、定着ベルト102の内周面に圧着し潤滑剤を供給する。
以上の如く構成された定着装置100において、ハロゲンランプHにより加熱され、不図示の駆動手段によって駆動された定着ローラ101が時計方向に回転する。また、押圧パッド103が圧縮バネ106によりベース板金104及びベース部材105を介して押圧され、押圧パッド103は摺動シート111を介して定着ベルト102を定着ローラ101に押圧する。更に、分離部材107が摺動シート111を介して定着ベルト102を定着ローラ101を押圧する。
この状態で、定着ベルト102は、定着ローラ101の回転に従って反時計方向に回転し、押圧パッド103により定着ローラ101に押圧されて弾性変形するので、定着ベルト102と定着ローラ101との間に幅広のニップ部Nが形成される。そして、搬送された記録紙P上の未定着トナーはニップ部Nで加熱・加圧されて定着される。
また、定着ベルト102の内周面は回転時にニップ部で摺動シート111に摺接するが、摺動シート111は摩擦係数が小さいので、両者の間の摺動抵抗は小さい。更に、オイルパッド112から潤滑剤としてのシリコーンオイルが定着ベルト102の内周面に供給されるので、更に摺動抵抗は小さくなる。
ここで、従来のFBNF方式の定着装置においては、回転する定着ベルトが内周面側に位置するホルダーに広い面積で摺接し、定着ベルトに付着していた潤滑剤がホルダーに付着するので、潤滑剤が次第に枯渇して、定着ベルトは円滑な回転ができなくなり、記録材に皺や画像ずれが発生し易い。
そこで、このような問題の発生を防止するために、本定着装置100においては定着ベルト102の内周面側に位置する内周部材としてのホルダー109に複数の突出部材119を設けている。
図3に複数の突出部材119を設けたホルダー109の斜視図を示す。
突出部材119は先端部が半球状に形成されて定着ベルト102の内周面に当接すると共に、ホルダー109に固定され、ホルダー109の周方向及び長手方向に複数個配置されている。なお、突出部材119の数や間隔は定着ベルト102の内周面がホルダー109に接触しない範囲で決めればよく、定着ベルト102の撓みの程度や、定着ベルト102とホルダー109との間隔に影響される。
また、突出部材119の先端部は必ずしも半球状でなくてもよく、定着装置102の回転方向にのみ円弧であってホルダー109の長手方向には直線であってもよい。
更に、突出部材119をホルダー109と一体に樹脂成型してもよいし、各突出部材119をホルダー109に植設してもよい。
このように構成することにより、定着ベルト102の内周面は複数の突出部材119の半球状の頂部のみに部分的に摺接し、ホルダー109には摺接しないので、定着ベルト102は殆ど摩擦抵抗を受けることなく案内されて円滑に回転する。
以上の突出部材119はホルダー109に固定されているが、回転するようにしてもよい。これを図4に示す。
図4は複数の突出部材219を設けたホルダー209の斜視図である。
ホルダー209には定着ベルト102の回転方向に沿った複数の長溝209Aが設けられ、且つ長溝209Aはホルダー209の長手方向に複数個設けられている。そして、各長溝209Aには円盤状に形成された複数の突出部材219が定着ベルト102の回転方向に回転可能に配置されている。
このように構成することにより、定着ベルト102の内周面は複数の突出部材219における円盤状の幅の狭い側面にのみ部分的に摺接し、ホルダー209には摺接せず、且つ、定着ベルト102の回転に伴って突出部材219も回転するので、定着ベルト102は殆ど摩擦抵抗を受けることなく案内されて円滑に回転する。
なお、突出部材219の側面はホルダー209の長手方向に直線でなく、円弧を有していてもよい。
更に、突出部材119,219をホルダー109,209の周方向に平均して配置することが望ましいが、場合によっては摩擦抵抗が特に大きいニップ部Nの上流側にのみ配置してもよい。
その他に、突出部材119,219の各先端部が定着ベルト102の内周面に当接して該内周面を案内可能に円弧状に配設されているならば、図3及び図4に示す如くホルダー109,209の外周面を周方向に円弧の形に形成する必要はなく、どのような形に形成してもよい。
次に、従来の定着装置と突出部材を有する定着装置とで定着ベルトを連続回転させ、画像不良の発生状況を比較した実験について記す。
(1)実験条件
従来の定着装置:図5に示す構成
なお、図5は前述の突出部材119,129がなく、ホルダー309の外径がホルダー109より大きく形成されていて、定着ベルト302の内周面が案内面としてのホルダー309の外周面に摺接する。この点以外は図の定着装置と同様であるので、他の説明は省略する。なお、図5において、301は定着ローラ、303は押圧パッド、311は摺動シート、312はオイルパッドである。
突出部材を有する定着装置:図2に示す構成であって、突出部材は図4に示す回転するタイプ。なお、突出部材の外径寸法は5mmで、材質はPPS(ポリエチレンサファイド)。
また、双方の定着ローラ、定着ベルト、摺動シート及び潤滑剤は下記の仕様である。
定着ローラ:離型層PFAチューブ、外径35mm
定着ベルト:基材PI,離型層PFAチューブ、内径35mm
摺動シート:ガラスクロス、フッ素コート
潤滑剤:ジメチルシリコン
(2)実験方法
双方の定着装置を所定の時間駆動させたときの定着ローラの軸トルクと画像不良の発生状況を比較した。
(3)実験結果
表1に示す。
Figure 2009015042
なお、画像不良の発生状況において、評価は下記の通りである。
○:画像不良の発生なし
△:紙面上の一部に画像ずれが僅かに発生
×:紙面全体に画像ずれが発生
(4)考察
従来の突出部材なしの定着装置に較べて本発明に関する突出部材ありの定着装置の方が、定着ローラの軸トルクの増加が少なく、且つ、画像ずれの発生も遅かった。
画像形成装置の構成図である。 定着装置の断面図である。 突出部材が固定したホルダーの斜視図である。 突出部材が回転するホルダーの斜視図である。 従来の定着装置の斜視図である。
符号の説明
100 定着装置
101 定着ローラ
102 定着ベルト
103 押圧パッド
108,109 ホルダー
110 フレーム
111 摺動シート
112 オイルパッド

Claims (6)

  1. 加熱手段により加熱されると共に回転する定着ローラと、
    前記定着ローラによって駆動されて回転する無端状の定着ベルトと、
    前記定着ベルトを内周面側から加圧して前記定着ベルトを前記定着ローラに圧接させる加圧手段と、
    前記定着ベルトの内周面側に位置する内周部材と、
    を備え、
    前記定着ローラと前記定着ベルトとの間に形成されたニップ部で記録材上のトナー像を定着する定着装置において、
    前記内周部材の外周面より突出して前記定着ベルトの内周面に当接する複数の突出部材を前記内周部材に設けたことを特徴とする定着装置。
  2. 前記突出部材は、先端部が半球状に形成されて前記定着ベルトの内周面に当接すると共に、前記内周部材に固定され、前記内周部材の周方向及び長手方向に複数個配置されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記突出部材は、円盤状に形成されて側面が前記定着ベルトの内周面に当接すると共に、前記定着ベルトの回転に伴って回転可能であり、前記内周部材の周方向及び長手方向に複数個配置されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  4. 前記定着ベルトの内周面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の定着装置。
  5. 前記突出部材は少なくとも前記ニップ部に対する前記定着ベルトの回転方向上流側に配置されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の定着装置。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP2007177144A 2007-07-05 2007-07-05 定着装置及び画像形成装置 Pending JP2009015042A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007177144A JP2009015042A (ja) 2007-07-05 2007-07-05 定着装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007177144A JP2009015042A (ja) 2007-07-05 2007-07-05 定着装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009015042A true JP2009015042A (ja) 2009-01-22

Family

ID=40355999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007177144A Pending JP2009015042A (ja) 2007-07-05 2007-07-05 定着装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009015042A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101900978A (zh) * 2009-05-25 2010-12-01 柯尼卡美能达商用科技株式会社 定影装置及图像形成设备

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101900978A (zh) * 2009-05-25 2010-12-01 柯尼卡美能达商用科技株式会社 定影装置及图像形成设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9164435B2 (en) Fixing device and image forming apparatus
EP2012192B1 (en) Fixing device and image forming apparatus
JP2008026603A (ja) 摺動部材、定着装置及び画像形成装置
JP2009134074A (ja) 定着装置
JP4169051B2 (ja) 画像形成装置
JP4752907B2 (ja) 定着ベルト、定着装置及び画像形成装置
JP4844346B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5092636B2 (ja) ベルト定着装置及び画像形成装置
JP5003240B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2012220503A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2007322773A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5028838B2 (ja) 画像定着装置および画像形成装置
JP5157192B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2008216850A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP4877344B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2014228762A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP4924227B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP4715854B2 (ja) 定着装置、及びそれを備えた画像形成装置
JP2010039255A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2009122233A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2009288399A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2009015042A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5315778B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2010128143A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2009069584A (ja) 定着装置及び画像形成装置