JP2009013414A - イオンモノマーの重合方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】初期に、遷移金属錯体およびラジカル移動性アジド基を含む開始剤を含む系の存在下でフリーラジカル(共)重合性イオンモノマーの重合を開始することを含む、ラジカル重合性イオンモノマーを(共)重合するための制御重合方法。
【選択図】なし
Description
本出願は、米国特許出願60/238,809(2000年10月6日出願)による優先権を主張する非仮特許出願である。
本発明は、イオン置換基をもつモノマーを重合するための、および水溶性ブロックコポリマーを含めたブロックコポリマーを製造するための、制御重合方法に関する。より詳細には本発明は、追加官能基をもつ開始剤からのラジカル(共)重合性モノマーの制御重合に対するパラメーターおよび要件を開示することにより、制御またはリビングラジカル(共)重合法の有用性を拡大および改良することに関する。本発明は、イオン置換基を含むモノマーを特に水の存在下で直接(共)重合することによる、イオン置換基をもつポリマーの直接製造を提供する。
ポリマー化学の分野では、新規重合法および新規ポリマーを開発する試みが続けられている。ポリマー化学における比較的最近の進歩は、制御またはリビング重合法の開発である。制御またはリビング重合法は、ポリマー成長反応と比較して本質的に連鎖移動および停止反応が存在しないものである。これらの開発により、マクロ機能性を示すポリマーが製造され、特異的な化学反応性をもつ機能性ポリマーが開発された。これらの新規ポリマーは、材料エンジニアがその後の材料形成反応(たとえば共重合反応、連鎖延長反応および架橋反応、ならびに分散固体を含む基質との相互作用)における、またはその反応の構成成分における構築ブロックとしてのポリマーの加工またポリマーの使用に利用できる制御レベルを向上させる。
特色1.一次反応速度挙動、すなわちモノマー濃度([M])に対する重合速度(Rp)は、時間の直線関数である。これは、停止反応がないため活性成長反応種濃度([P*])が一定だからである。
図1は半対数プロットであり、活性成長反応種の濃度変化に対してきわめて敏感である。[P*]が一定であることは直線により明らかになる。上へ向いた弯曲は[P*]上昇を示し、これは低速開始の場合に起きる。他方、下へ向いた弯曲は[P*]低下を示し、これは停止反応または他の何らかの副反応、たとえば触媒系に対する毒作用により起きる可能性がある。
特色2.予め定めた重合度(Xn)、すなわち数平均分子量(Mn)は、モノマー転化率の直線関数である。
開始は、ほぼすべての鎖が同時に成長し始めるのに十分なほど速やかでなければならないこと、及び
鎖の総数を増加させる連鎖移動反応が起きないこと。
重要な点は、鎖の数が変化しないので分子量の増加は連鎖停止反応に対してきわめて敏感ではないという点である。きわめて高い分子量をもつポリマーに対して結合反応が重要な役割をもつ場合にのみ、停止反応の影響がプロット上にみられる。
i.開始速度が成長速度と競合する。この条件により、すべてのポリマー鎖の同時成長が可能となる;
ii.反応性の異なる種間での交換が成長反応より速い。この条件があれば確実にすべての活性鎖末端がモノマーとの反応に対して等しい感受性をもち、均一成長が得られる;
iii.連鎖移動または停止反応は無視できる程度でなければならない;
iv.脱成長反応速度が成長反応より実質的に遅い。これにより、重合が不可逆的であることが保証される;
v.系が均質であり、かつ混合が十分に速やかである。したがって、すべての活性中心が重合開始に導入される;
これが満たされれば、方程式1.4に示すようにポアソン分布が得られる:
本発明は、初期に、遷移金属錯体、およびラジカル移動性アジド基を含む開始剤を含有する系の存在下に、特に水性系で、ラジカル(共)重合性極性モノマーまたはイオンモノマーの重合を開始するための制御重合方法を提供する。さらに、初期に、遷移金属錯体、およびラジカル移動性原子または基を含む開始剤、ならびに過剰の錯形成していない配位子1種類以上を含有する系の存在下でラジカル(共)重合性イオンモノマーの重合を開始することを含む、ラジカル重合性イオンモノマーを(共)重合するための制御重合方法を提供する。錯形成していない配位子は、遷移金属錯体を安定化し、遷移金属の不均化を少なくする。この方法で重合しうるイオンモノマーには、アニオンおよびカチオンの両モノマーが含まれる。
遷移金属仲介による、イオン化性又はイオン置換基をもつモノマーの本質的ラジカル(共)重合を実施することにより、ラジカル(共)重合性モノマーの制御重合のための条件を含めたいっそうの進歩が達成された。本明細書には、ラジカル移動性原子または基の選択を制御することにより、ATRP重合に直接導入する(共)重合性モノマーの範囲をさらに拡大しうることを教示する。さらに、イオン官能基をもつモノマーを取り込むための条件が定められたので、部位特異的イオン官能基をもつポリマーを直接製造することが可能になった。
次いで条件付き不均化定数Kdispを導入する。これは下記に述べられた他の条件付き平衡定数と類似する:Schwarzenbach, G., Die Komplexometrische Titration,第2版,編者F.Enke,シュツットガルト, 1956; Ringborn, A., J. Chem. Educ., 35, 282-88(1958);Flaschka, H. A., EDTA Titrations, Pergamon, ニューヨーク, 1959, 4章;Ringborn, A., Complexation in Analytical Chemistry, Interscience, ニューヨーク, ロンドン, 1963;Ringborn, A., Harju L., Anal. Chim. Acta, 59, 33-47; 49-58(1972); Ringborn, A., Still E., Anal. Chim. Acta, 59, 143-6(1972);およびSmith, R. M., Martell, A. E., Critical Stability Constants, Vol.2: Amines, Plenum, ニューヨーク, 1975。これはすべての銅種の全平衡濃度、すなわちその系内に存在する遊離イオンおよび銅錯体の濃度の和により得られる。したがって下記のように表わすことができる:
以上に概説した方法を2より多い副反応(すなわち2種類を超える配位子が存在する)に拡張できる;それぞれの種(CuIまたはCuII)についてのα−係数が(すべての副反応のα−係数の和)−(これらの反応の数)+1である点に注意しさえすればよい。
具体例1.
0.1Mピリジン(bipy型配位子のモデル)の存在下で銅種についての不均化平衡定数がどれだけ低下するかの測定を考慮できる。CuIのピリジン錯体の全安定度定数は、βI 1=6.92×104、βI 2=3.89×107、βI 3=1.51×108、およびβI 4=3.31×108であり、CuII−錯体の全安定度定数は、βII 1=3.63×102、βII 2=2.82×104、βII 3=5.01×105、およびβII 4=3.16×106である[Smith, R. M., Martell, A. E., Critical Stability Constants, Vol.2: Amines, Plenum, ニューヨーク, 1975]。
2種類の配位子を含有する錯体の形成を考慮しさえすれば、0.1Mエチレンジアミン(en)(線状アミンベースの配位子のモデル)の存在下で銅種についての不均化平衡定数がどれだけ変化するかも測定できる。CuIのen錯体の全安定度定数はβI 2=1.58×1011であり、CuII錯体の全安定度定数はβII 2=1.10×1020である[同様にSmith R. M., Martell, A. E., Critical Stability Constants, Vol.2: Amines, Plenum, ニューヨーク, 1975からのデータ]。CuIおよびCuIIのα−係数はそれぞれαI=1.58×109およびαII=1.10×1018である。CuIよりCuIIの方と安定な錯体を形成する配位子、すなわち添加したenがこの濃度であれば、不均化定数はわずかファクター(αI)2/αII=2.27だけ低下する。言い換えると、enをモデルとするタイプの配位子の添加は不均化反応に有意の影響を及ぼさない。
CuIと錯形成しないイオンモノマーを含む系に本発明を適用する例として、カチオンモノマーTMAEMTを含有する2つの混合物を調製した。酸化を最小限に抑え、有意量の不均化が起きてCuII錯体が急速に生成するかどうか明瞭に示されるように、両実験ともきわめて慎重な脱泡を行った(最高10回の凍結−吸引−融解サイクル)。第1反応媒質はメタノールと水の混合物を溶媒として含有し、第2反応媒質は同量のピリジンと水を含有していた。CuCl/bpy(1:20)を両混合物に添加すると、前者の場合はきわめて急速な不均化がみられ(緑色溶液が生成し、Cuの沈殿が生じた)。一方、第2のピリジン含有溶液の場合、錯体は褐色溶液を形成し、1週間以上安定であることが認められた。これは不均化の低下を明瞭に示し、ATRPに用いる触媒が本発明により安定化されることを強く示す。
アジド中間体の合成
実施例1.
2−アジドエタノール
アジド含有開始剤を製造するための最初の方法は、ATRPにより製造したポリマー上の末端基にある臭素の変換に適することが示されている化学的方法で“標準”開始剤中の臭素原子を直接置換するものであった。この直接法では、完全転化がGCにより確認されたが、開始剤抽出後の単離収率が低かった。2−アジドエタノールは水溶性であると思われる。
実施例1a.
ナトリウムアジドを用いる2−アジドエタノール合成
1H−NMRおよびFT−IRにより特性解明する;
1H−NMR:δ:3.81(t,2H);3.41(t,2H);2.75(s,1H);
FT−IR:cm-1:3550−3100(b);2110(s)。
トリメチルシリルアジドを用いる2−アジドエタノール合成
相間移動触媒を用いる2−アジドエタノール合成
2−アジド−1−メチルエタノールの合成
2−アジドエチル2−ブロモプロピオネート(アゾ開始剤1)の合成
エチル2−ブロモ−2−メチルプロピオネートおよびナトリウムアジドから水中で相間移動触媒としてテトラヘキシルアンモニウムブロミドを用いるエチル2−アジド2−メチルプロピオネートの合成
有機ハロゲン化物と金属アジドを相間移動触媒、たとえばアンモニウム塩[2−4,6]またはPEG誘導体の存在下でSN−反応させることによる有機アジドの合成は、広く利用される方法である(この反応には比較的大量の相間移動触媒を用いた。ハロゲン化アルキルが加水分解しやすい可能性のある場合にはこれが推奨される)。1.9602g(10.06mmol)のエチル2−ブロモ−2−メチルプロピオネート、0.9769g(15.03mmol)のナトリウムアジド、および0.8057g(1.85mmol)のテトラヘキシルアンモニウムブロミドを10mlの水と混合した。得られた混合物を室温で20時間撹拌した(反応の進行をGCで追跡し、20時間後、反応物中にエチル2−ブロモ−2−メチルプロピオネートの残留はみられなかった)。次いでエチル2−アジド−2−メチルプロピオネート生成物をエーテル(3×20ml)で抽出し、エーテル溶液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、エーテルを真空下で蒸発させた。収率は定量的である。
エチル2−ブロモ−2−メチルプロピオネートおよびナトリウムアジドから水中で相間移動触媒として硫酸水素テトラブチルアンモニウムを用いるエチル2−アジド−2−メチルプロピオネートの合成
より低価格で有機溶媒中での溶解度がより低い相間移動触媒である硫酸水素テトラブチルアンモニウムを用いて、エチル2−アジド−2−メチルプロピオネートを合成した。3.9094g(20.04mmol)のエチル2−ブロモ−2−メチルプロピオネート、1.6265g(25.02mmol)のナトリウムアジド、および1.6986g(5.00mmol)の硫酸水素テトラブチルアンモニウムを15mlの水と混合した。エチル2−ブロモ−2−メチルプロピオネートの転化率をGCで追跡した。39時間後、反応が完了した。この混合物に10mlの水を添加し、得られたエチル2−アジド−2−メチルプロピオネートをエーテル(3×20ml)で抽出した。エーテル溶液を合わせて硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を回転蒸発器により除去した。エチル2−アジド−2−メチルプロピオネートの収量は2.815g(17.8mmol、すなわち88.8%)であった。このエステルをIRおよび1H−NMR分光法により特性解明した。NMRスペクトルは下記の信号を含む(δ,ppm):1.66(t,3H)、1.74(s,6H)および4.12(q,2H)(比較として、エチル2−ブロモ−2−メチルプロピオネートのスペクトルは1.31(t,3H)、1.92(s,6H)および4.23(q,2H)の信号を含む)。
単官能性開始剤の合成:モノメチル化PEG(Me1PEG)(分子量550)とブロモイソ酪酸(BiBA)のエステル(これは両親媒性ブロックコポリマーまたは水溶性ブロックコポリマーの製造のための水溶性高分子開始剤とみなすことができる)
PEGと2−ブロモ−および2−クロロプロパン酸のエステルを、対応する酸塩化物から出発して4−ジメチルアミノピリジン(4−DMAP)およびトリエチルアミンの存在下に塩化メチレン中で製造することが文献に記載されている[Jankova,K., Chen,X. Kops,J., Batsberg,W., Macromolecules, 31, 538-41(1998)]。しかしこの反応は、すべての化学物質を慎重に乾燥させることを必要とする。ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)を触媒量の塩基(たとえば4−DMAP)の存在下に塩化メチレン中で縮合剤として用いると、カルボン酸とアルコールのエステル化反応を室温で比較的短い反応時間実施して容易に高収率を達成できるという報告が文献に多数ある[Neises,B., Steglich,W., Angew. Chem. Int. Ed. Engl., 17, 522-4(1978);Hassner,A., Alexanian,V., Tetrahedron Lett., 46, 4475-8(1978)]。この反応を用いてMe1PEGとBiBAのエステル化を実施すると、高収率でエステルが得られた。
3.3480g(20.05mmol)のBiBAを30mlの塩化メチレンに溶解した。この溶液に、撹拌しながら、11.07g(20.13mmol)のMe1PEG(分子量約550g/mol)を添加し、次いで4.1342g(20.04mmol)の固体DCCを添加した。DCC添加のほとんど直後にジシクロヘキシルカルボジイミドの沈殿が生じた。フラスコを氷水浴に入れ、0.113g(0.92mmol)の4−DMAPを添加し、混合物を冷却浴内で約5分間撹拌した。フラスコを室温に高め、5時間撹拌した。沈殿したジシクロヘキシルカルボジイミドを濾過し、フィルター上で合計約130mlの塩化メチレンにより十分に洗浄した(乾燥後、その重量は4.1913g、すなわち18.68mmolであった。これはDCCの転化率93.22%に相当する)。次いで、溶液と洗液を合わせたものから回転蒸発器により溶媒を除去した。少量の固体沈殿を含有するわずかに黄色味を帯びた油が得られた。次いで、このエステルを凍結および室温に高める操作を、結晶がそれ以上分離しなくなるまで数回行った。次いでそれを濾過すると12.8362g(91.6%)の収量が得られた。このエステルをIR(1720cm-1に強い吸収、3600〜3200cm-1に吸収なし、または有意でない吸収)および1H−NMR(δ:1.93,3.38,3.65および4.32ppm−相対強度約6:3:54:2の信号;2.17ppmにアセトンの比較的強い信号もみられた)分光法により特性解明した(比較として、最初のMe1PEGの1H−NMRスペクトルは3.39および3.65ppmに相対強度3:63の2つの信号を含む)。
ポリエチレングリコールベースのアジド高分子開始剤Me1PEG−OOC−C(N3)Me2の合成:分子量=661g/mol(アゾ開始剤2)[参照:Pfaender,H.R., Weiner,V., Synthesis, 1345(1996)]
試薬/条件;3.4998gのMe1PEG−OOC−C(Br)Me2:分子量=699(5mmol);0.6501gのNaN3(10mmol);0.1602gのBu4NBr(0.5mmol);温度:85℃。混合物を27時間撹拌し(25時間後に反応完了;1H−NMRに基づく)、冷却し、20mlのエーテルで抽出した。溶液を濾過し、塩類を再び20mlのエーテルで抽出した。溶液を合わせたものから溶媒を蒸発させた。収量:2.924g(88.5%)。イソブチラート部分からの2つのメチル基の一重線が1.47ppmにあり、これは出発臭素化合物については1.93ppmにある。IRスペクトルには約2100cm-1に信号がみられる。IRスペクトルに基づけば、この化合物はある量のMe1PEGを含むと示唆できる(あるいはそれは少量の水分を含む可能性もある)。
1−アジド−1−フェニル酢酸メチル(アゾ開始剤3)の合成
開始剤1は水溶液中でのDMAEMAのATRPに有効であることが示されている。したがって類似の構造2をもつ開始剤である1−アジド−1−フェニル酢酸メチルを合成し、それをこのモノマーの制御重合に使用できるか調べるのは妥当であった。開始剤2を下記のスキームに従って合成した:
アジド末端基をもつテレケリックポリマー、および十分に確定したブロック−およびグラディエント/ランダムコポリマーの製造の例として、アジド官能基付き開始剤;2−アジドエチル2−ブロモイソプロピオネート;α−メチルベンジルアジド;およびエチルアジドイソブチラートを、まずスチレン、MIMAおよびアクリル酸n−ブチルの制御重合に用いた。スチレン重合に用いた開始剤はα−メチルベンジルアジドであり;メタクリル酸n−ブチルの重合にはエチルアジドイソブチラートを開始剤として用いた。開始剤エチルアジドイソブチラートは前記のように相間移動触媒を用いて製造された。重合は成功し、次いでこれらのアゾ開始剤を用いてより高官能性のモノマーを重合させた。
2−アジド−1−メチルエチル−2−ブロモプロピオネートを用いるスチレンの重合
反応条件:St/CuIBr/POAZBP−1/PMDETA=200/1/2/1。温度:90℃。重合は制御様式で進行し、転化率が時間と共に直線的に増大し、分子量が転化率と共に増加し、狭い分子量分布が維持された。260分後の収率=75.39%;Mn=5219;PDI(多分散度)=1.21。
反応比:St/CuIBr/POAZBP−1/PMDETA=400/1/2/1の場合、20時間後の収率=94.34%;Mn=26,693;PDI=1.15。
α−メチルベンジルアジドを用いるスチレンの重合
はるかに低い目的分子量を目標として、α−メチルベンジルアジド(α−MBA)を用いるスチレンの重合を実施した。この実験および下記の実験の意図は、それらの末端基をMALDIにより分析できるポリマーを得ることであった。1つの実験は塩化銅(I)ベースの触媒系を用い、他の1つはヘキサフルオロリン酸銅(I)を用いて行われた。
開始剤としてのCuCl/dNBpyの存在下でのスチレン(Sty)とα−MBAの塊状ATRP(nvt−sty6)。スチレン−5ml;CuCl−0.0546g;dNbpy−0.4455g;α−MBA−80μl;目標DP=80。温度:90℃。
2−アジド−1−メチルエチル2−ブロモプロピオネート(POAZBr)を開始剤として用いるMIMAの重合。供給材料:MIMA:CuBr:POAZBr:BiPy=100:1:2:1。反応時間:1時間;反応温度=60℃。収率:78.3;Mn=44,070;PDI=1.29。
実施例14.
Me1PEGと2−クロロプロピオン酸(2−CPA)のエステル(nvt−peg4)の合成
この合成には、DCCおよび4−ジメチルアモニウムピリジン(4−DMAP)の存在下での2−CPAとMe1PEG(分子量550g/mol)の反応を用いた。この開始剤は、アクリラートおよびスチレンから誘導されたイオンモノマー、たとえば4−スチレンスルホン酸ナトリウムおよび4−ビニル安息香酸ナトリウムの水性重合に用いられる。これは、加水分解に対して対応する臭素誘導体より安定であると予想されるからである。
Me1PEGと2−ブロモプロピオン酸(2−BPA)のエステル(nvt−peg5)の合成
3.0632g(20mmol)の2−BPAおよび11.08g(20.1mmol)のMe1PEG(分子量約550g/mol)を、30mlの塩化メチレンに添加し、溶解させた。混合物を氷水浴に浸漬した。次いで撹拌しながら4.131g(20mmol)の融解DCCを添加し、この試薬のビーカーを約5mlの塩化メチレンですすぎ、これも反応混合物に添加した。DCC添加のほとんど直後にジシクロヘキシルカルボジイミドの沈殿が生じた。次いで0.11g(0.92mmol)の4−DMAPを添加した後、混合物を冷却浴内で約5分間撹拌した。次いで混合物を室温で5時間撹拌した。沈殿したジシクロヘキシルカルボジイミドを濾過し、フィルター上で合計約80mlの塩化メチレンにより十分に洗浄した(乾燥後、その重量は4.422g、すなわち19.7mmolであった。これはDCCの転化率98.5%に相当する)。次いで、溶液と洗液を合わせたものから回転蒸発器により溶媒を除去した。少量の固体沈殿を含有するわずかに黄色味を帯びた油が得られた。次いで、このエステルを凍結および室温に高める操作を、結晶がもはや分離しなくなるまで数回行った。次いでそれを濾過した;収量:12.425g(18.14mmol,90.7%)。このエステルをIR(1726cm-1に強い吸収、3600〜3200cm-1にごく弱い吸収)および1H−NMR分光法(δ:1.87(d),3.36(s),3.67,4.32(t)および4.41(q)ppm−相対強度約3:3:58:2:1の信号;5.30ppmに塩化メチレンの信号もみられた)。
DMAEMAのATRPに用いるポリ(HEMA)ベース高分子開始剤(nvt−hema35)の製造
HEMAの重合を水−メタノール混合物中で実施した。このモノマーとポリマーの両方がメタノールに可溶性であるが、ポリマーは水に溶解しないからである。分子量をNMRにより分析できるポリマーを製造するために、PEGベースの高分子開始剤を用いた。触媒はCuBr/bpyであった。反応は30℃および室温ですらきわめて速いことが分かったので、重合の速度を低下させて制御を改善するために種々の量のCu(II)を添加した。銅の全量を一定に維持した。
試薬:
CuCl−0.2246g
CuCl2−0.2494g(銅全量の45%)
Bpy−1.2878g
HEMA−50ml(53.65g)
MeOH−35ml、水−15ml
MePEGBiB(分子量699g/mol)−2.25ml
DP(目標)−100
T=35℃。
水溶液中でのHEMAおよびDMAEMAのブロックコポリマーの製造
ポリ(HEMA)高分子開始剤から出発し、HEMAの重合の場合と同じ条件を第2モノマーDMAEMAの重合に適用した。反応はHEMAの重合より低速であったが、低いPDIのブロックコポリマーが製造された。
ポリ(HEMA)の分子量=4.420kg/mol−0.176g
1.4mlのメタノール、0.6mlの水
この溶液をF−P−T(凍結−吸引−融解)4回により脱泡し、次いで凍結混合物に触媒を添加した:
CuCl−0.0027g
CuCl2−0.0016g(銅全量の30%)
Bpy−0.0124g
温度=35℃。
PEGベース高分子開始剤を用いるDMAEMAのホモ重合試験[PEG−b−DMAEMAの形成]
分子量分布を制御するために、MePEGベース高分子開始剤を用い、水とDMFの混合物中で種々の濃度のCu(II)を添加してDMAEMAを重合する幾つかの試みを行った。転化率はすべてGCにより、DMFの信号を内標準として用いて容易に測定できる。分子量はGPCにより、DMF中の50mM LiBrを溶離剤として用いて測定された(pMMAに対して)。
この実験はアゾ開始剤2(前記参照)を用いて実施された。3.5mlのDMAEMA(3.266g;20.77mmol)、0.0204gのCuCl(0.206mmol)および0.0646gのBipy(0.416mmol)を混合し、10分後、水3.5ml中の開始剤(0.1359g;0.206mmol)溶液を添加した。20℃では反応速度が小さすぎたので、この温度で2時間後、温度を60℃に高めた。1時間で約11%の転化率が達成され、得られたポリマーの分子量は990g/mol(理論値:約1700g/mol)およびPDIは1.04であった。重合速度は臭素ベース開始剤(構造式1)の場合より小さかった。これは、この開始剤を荷電モノマーの重合に利用できることを示唆した。
ジメチルアミノメタクリラートの重合
7mlのDMAEMA(6.531g;41.5mmol)、0.0206gのCuCl(0.208mmol)および0.0658gのBiPy(0.421mmol)を混合し、10分間撹拌した。透明な褐色の溶液が得られた。この溶液に、水7ml中における0.1355g(0.205mmol)のアゾ開始剤2の溶液を添加した。実験の温度を55℃に維持した。重合の進行を表7に示す。
実施例20.
アゾ開始剤2を用いる4−ビニル安息香酸ナトリウムの重合(これも水溶性ブロックコポリマーの製造である)
4−ビニル安息香酸(VBA)ナトリウム塩の水性ATRPは周囲温度ですら反応速度が大きいと報告されている。NaVBAを水中で重合する実験を行った。触媒は、0.0100gのBiPy(0.064mmol)を水0.25ml中の0.0047gのCuBr(0.033mmol)に添加することにより形成された。次いで0.5068g(3.42mmol)のVBAを1.7M水酸化ナトリウム水溶液2.5ml(全4.28mmolのNaOH)に溶解して添加し、最後に、0.0933g(0.133mmol)のブロモイソ酪酸Me1PEGエステル(分子量約699g/mol)開始剤を1mlの0.2M NaOHに溶解した溶液0.25ml(したがって用いた開始剤の量は0.0334mmol)を添加した。混合物を20〜22℃で撹拌した。反応混合物は粘稠になり、10時間後、重合が完了した(NMRによる)。時間に伴う転化率を下記に示す。
水中でアゾ開始剤2により開始する4−ビニル安息香酸ナトリウム(NaVBA)の重合
目標DP=100;4−VBA−0.5017g(3.4mmol);NaOHの1.7M溶液;CuPF6.4MeCN−0.0132g(0.035mmol);BiPy−0.0108g(0.067mmol);アゾ開始剤2(Me1PEGベース)−22μl;60℃。
実施例22.
水中での4−ビニル安息香酸ナトリウム(NaVBA)の重合
目標DP=100;4−VBA−0.5027g(3.4mmol);NaOHの1.7M溶液;CuPF6.4MeCN−0.0121g(0.034mmol);BiPy−0.0110g(0.068mmol);アジド開始剤−5μl;30℃。
実施例23.
水中での4−ビニル安息香酸ナトリウム(NaVBA)の重合
目標DP=100;4−VBA−0.5027g(3.4mmol);NaOHの1.7M溶液;CuPF6.4MeCN−0.0123g(0.034mmol);BiPy−0.0113g(0.069mmol);アジド開始剤−5.2μl;50℃。
水中での4−ビニル安息香酸ナトリウム(NaVBA)の重合
目標DP=100;4−VBA−0.5017g(3.4mmol);NaOHの1.7M溶液;CuPF6.4MeCN−0.0124g(0.036mmol);BiPy−0.0108g(0.067mmol);アジド開始剤−6.5μl;50℃。
水中でアゾ開始剤3により開始する4−ビニル安息香酸ナトリウム(NaVBA)の重合
目標DP=100;4−VBA−0.5008g(3.4mmol);NaOHの1.7M溶液;CuPF6.4MeCN−0.0132g(0.035mmol);BiPy−0.0108g(0.067mmol);アゾ開始剤3−6.5μl;60℃。
これらの実験の結論として、水中で各種アジドにより開始した重合では、中性モノマーDMAEMAの場合よりはるかに良好な荷電モノマーNaVBAの制御重合が得られる。
水中でアジド2により開始する4−ビニル安息香酸ナトリウム(NaVBA)の重合
目標DP=100;4−VBA−0.5031g(3.5mmol);NaOHの1.7M溶液;CuPF6.4MeCN−0.0123g(0.032mmol);BiPy−0.0109g(0.067mmol);アジド2(Me1PEGベース)−23μl;40℃。
カチオン基をもつモノマーの制御重合
実施例27.
2−トリメチルアンモニオエチルメタクリラートメタンスルホナート(アンモニウム1)
3.14g(20mmol)のDMAEMAを30mlのアセトニトリルに溶解し、1.7ml(2.203g,20mmol)のメタンスルホン酸メチルを添加した。混合物を撹拌しながら90℃(還流)に24時間加熱した。反応期間の終了時に混合物は粘稠になり、メタクリラートがある程度重合した可能性が示される。混合物を400mlのエーテルに注入し、沈殿を濾過し、エーテルで洗浄し、次いで真空乾燥させた。得られた塩はきわめて吸湿性である。これは少量のポリマーを含有するので、この合成を重合阻害剤の存在下で再実施し、それを反応後に分離する;収量3.50g(65%)。
2−トリメチルアンモニオエチルメタクリラートトリフラート、2−TMAEMT(nvt−amm1)の合成
2−トリメチルアンモニオエチルメタクリラート塩類は、2−DMAEMAおよび強いメチル化剤から合成できる。本発明の実験の目的(ATRP)には、メチル化剤としてヨウ化メチルは適さない。これはヨウ素アニオンを導入するからである。純粋な(すなわち重合阻害剤を含有しないモノマー)2−DMAEMAとメタンスルホン酸メチルをアセトニトリル中で反応させるのは不十分であることを上記に示した。
2−メタクロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムトリフラート、2−MAOETMAT(nvt−amm1−2)の合成
これは前記と同様な合成であるが、反応を室温で(60または70℃でなく)、わずか2時間(10または24時間でなく)実施した。この場合もなお塩の収率はきわめて良好で、塩類は著しく白色の結晶質固体(灰色味を帯びた塩でなく)として得られた。
水中、20℃で、塩素含有開始剤nvt−peg4を用いる2−MAOETMATの重合(nvt−ammpol8)[イオンブロックをもつ水溶性ブロックコポリマーの直接製造]
このモノマーの重合は35および50℃ではきわめて速やかであることが示されているが、この実験はより低い温度、すなわち20℃で重合を実施し、さらに”より低速な”加水分解安定性の塩素含有高分子開始剤を用いた。
実施例31.
ヨウ化2−メタクロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム、2−MAOETMAI(nvt−amm2)の合成
250mlの丸底フラスコ内で、10ml(9.33g,0.059mol)の2−DMAEMAを20mlのアセトンに溶解した。次いでフラスコをゴム膜で密封し、氷水浴に浸漬した。撹拌しながら、4ml(9.12g,0.064mol)のMeIを10分間で少量ずつ添加した。アンモニウム塩が沈殿して混合物の撹拌が困難となった。このため、10mlのアセトンを添加した。次いで混合物を室温でさらに2時間撹拌した。直射光線を避けるためにフラスコをアルミニウム箔で覆った(2−DMAEMAおよびおそらく対応するアンモニウム塩は露光するときわめて重合しやすい)。白色固体を濾過し、フィルター上でアセトンにより洗浄し、真空乾燥した。収量16.644g(0.0556mol;94.3%)。
水中、20℃で、塩素含有開始剤nvt−peg4を用いる2−MAOETMAIの重合(nvt−ammpol9)
この反応は前記ときわめて類似するが、銅に配位する可能性のある対イオンの使用により不都合な影響を受けるか調べるために、モノマーのヨウ素塩を用いた。目標DP=100;2−MAOETMAI−0.5983g(2mmol);CuCl−0.0020g(0.02mmol);bpy−0.0060g(0.04mmol);Me1PEG−CP−13.5;反応温度20℃。
MeIによるポリ(DMAEMA)のメチル化試験
DMAEMAを一般的なラジカル重合により重合させ(15mlのDMAEMA、10mlの水、5mlのDMF、および0.0799gのVA−044、70℃)、試料をメチル化した。0.88gのポリ(DMAEMA)を20mlのアセトンに溶解した。混合物は透明ではなかったが、4mlのメタノール添加後、透明な溶液が得られた。直射光線によるヨウ素化合物の光化学的分解を避けるために、フラスコをアルミニウム箔で包んだ。これに1mlのヨードメタンを添加し、反応混合物を室温で5時間撹拌し、沈殿した高分子アンモニウム塩を濾過し、フィルター上でアセトンにより洗浄した。次いでポリマーを乾燥させた。収量1.275g。試料を重水に溶解し、ジュウテリウム化3−トリメチルシリルプロピオン酸ナトリウム塩を内標準として添加し、NMRスペクトルを得た。比較すると、水中のポリ(DMAEMA)の1H NMRスペクトルは下記の信号を含む:δ:0.85−1.25 ppm(3H,CCH3),1.8−2.2 ppm(2H,主鎖からのCH2),2.35 ppm(6H,N(CH3)2),2.75 ppm(2H,NCH2),および4.18 ppm(OCH2)。図5に示すように、メチル化は完全である−ポリ(DMAEMA)の残留はみられない。2.20 ppmのピークは若干の残留アセトンであり、4.63のピークは水に帰属する。
実施例34.
酸に対するDMDETSの銅錯体の安定性
メタノール中におけるCuCl2とDMDETSの錯体の、高酸性物質(たとえばTsOH)に対する安定性を調べるために、分光試験を実施した。下記の溶液を調製した:
(A)5mlのMeOH中0.0920gのDMDETS(0.101M);
(B)5mlのMeOH中0.0070gのCuCl2(0.010M)。
CuCl/DMDETSの存在下でのMMA重合試験
下記の試薬を用いた:
MMA−4ml
ブタノン−2ml
CuCl−0.0182g(0.187mmol)
DMDETS−30μl(0.18mmol)
EbiB−27μl(目標DP=200)
T=70℃。
水−メタノール中でのカチオンモノマー2−TMAEMTのATRP(nvt−ammpol10)
CuCl−0.0044g
CuCl2−0.0026g(全Cuの30%;すなわち3.11×10-5mol)
Bpy−0.0194g
TMAEMT−2g
メタノール−d4−1.5ml,D2O−1.5ml
MePEGBiB(分子量699g/mol)−40μl
DP(目標)−100
T=25℃。
水−ピリジン中でのカチオンモノマー2−TMAEMTのATRP(nvt−ammpol12)
CuBr−0.0087g
Bpy−0.0194g
TMAEMT−2g
ピリジン−1.5ml,H2O−1.5ml
MePEGBiB(分子量699g/mol)−40μl
DP(目標)−100
T=25℃。
Claims (33)
- 初期に、遷移金属錯体およびラジカル移動性アジド基を含む開始剤を含む系の存在下でフリーラジカル(共)重合性イオンモノマーの重合を開始することを含む、ラジカル重合性イオンモノマーを(共)重合するための制御重合方法。
- さらに、非イオンモノマーの重合を開始し、その際、非イオンモノマーに対するイオンモノマーのモル比が0.1モル%より大きい、請求項1に記載の方法。
- 開始剤が高分子開始剤である、請求項1に記載の方法。
- 高分子開始剤が水溶性である、請求項3に記載の方法。
- イオンモノマーがアニオン性である、請求項1に記載の方法。
- イオンモノマーがカチオン性である、請求項1に記載の方法。
- 系がさらに溶媒を含む、請求項1に記載の方法。
- 溶媒が水である、請求項7に記載の方法。
- 溶媒の少なくとも一部が遷移金属の少なくとも一部と錯体を形成する、請求項7に記載の方法。
- 開始剤が第2官能基を含む、請求項1に記載の方法。
- 第2官能基が第一級アジドである、請求項10に記載の方法。
- 第2官能基がイオン官能基である、請求項10に記載の方法。
- 初期に、遷移金属錯体およびラジカル移動性原子または基を含む開始剤ならびに過剰の錯形成していない配位子1種類以上を含む系の存在下でラジカル(共)重合性イオンモノマーの重合を開始することを含む、ラジカル重合性イオンモノマーを(共)重合するための制御重合方法。
- 過剰の配位子が、低い酸化状態の遷移金属錯体を安定化する、請求項13に記載の方法。
- 系が2種類以上の配位子を含む、請求項13に記載の方法。
- 少なくとも1種類の(共)重合性イオンモノマーがアニオン性である、請求項13に記載の方法。
- (共)重合性イオンモノマーがカチオン性である、請求項13に記載の方法。
- 溶媒の存在下で実施される、請求項13に記載の方法。
- 溶媒が水である、請求項18に記載の方法。
- 初期に、水溶性高分子開始剤および1種類以上の配位子を含む遷移金属錯体を含む系の存在下でラジカル(共)重合性モノマーを重合させることを含む、水溶性ブロックコポリマーを製造するための制御重合方法。
- 水溶性高分子開始剤が制御ラジカル重合法により製造される、請求項20に記載の方法。
- 水溶性高分子開始剤が、
ペンダントまたは末端ヒドロキシ基をもつ高分子と遊離カルボン酸を含む分子を、触媒量のジシクロヘキシルカルボジイミドおよび塩基を縮合剤として用いて反応させる
ことを含む方法により製造される、請求項20に記載の方法。 - 水が溶媒として存在する、請求項20に記載の方法。
- ラジカル(共)重合性モノマーがイオン官能基を含む、請求項20に記載の方法。
- ラジカル(共)重合性モノマーがイオン官能基を含む、請求項21に記載の方法。
- ラジカル(共)重合性モノマーが、イオン官能基に変換できる官能基を含む、請求項20に記載の方法。
- 請求項20に記載の方法により製造されたポリマー。
- 請求項20に記載の方法により製造されたHEMA−b−DMAEMAポリマー。
- 請求項20に記載の方法により製造されたPEO−b−DMAEMAポリマー。
- 請求項20に記載の方法により製造されたPEO−b−ビニルベンゾエートポリマー。
- 請求項20に記載の方法により製造されたPEO−b−MAOETMATポリマー。
- 請求項20に記載の方法により製造されたPEO−b−TMAEMTポリマー。
- 水溶性ポリマーブロックを含むブロックコポリマー。
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