JP2009012910A - 用紙仕分け装置 - Google Patents

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Masato Nakada
真人 中田
Takeshi Hirabayashi
健 平林
Toshihisa Hioki
寿久 日置
Yoshikazu Shimizu
慶和 清水
Natsumi Kubota
奈津美 窪田
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Abstract

【課題】 画像形成装置から排出され搬送される用紙の位置をずらすようにシフトさせることにより、用紙の仕分けを行う用紙仕分け装置において、そのシフト動作を無駄なく効率的に行う。
【解決手段】 用紙搬送方向の上流側から下流側に互いに隔たって2以上の箇所に配置され、用紙の搬送方向と交差する方向へ所定の用紙を1箇所につき1回の所定シフト量を付与するように、かつ複数箇所の各シフトローラの合計で全体として最終的に必要なシフト量を所定の用紙に付与する複数のシフト手段と、前記用紙の最終的に必要なシフト量である所要シフト量に基づき、前記複数のシフト手段のそれぞれについて各別シフト量を設定する各別シフト量設定手段とを備え、その設定された各別シフト量に基づき、前記複数のシフト手段に対して駆動指令を出力する又は出力しないようにする。これにより、消費電力を低減し、また無駄のない効率的なシフト動作を行える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、コピー機、プリンタ等で代表される画像形成装置から、例えば排出トレイに排出される用紙を仕分ける用紙仕分け装置に関する。
従来、画像形成装置から排出トレイに排出される用紙に関して、例えば数枚がセットのコピーを複数部作るような場合、複数枚の用紙セット毎に左右にずらして排出することにより、所定の部数に仕分け、後の取り扱いを容易にすることが行われている。
特許文献1には、用紙搬送方向上流側に配置された第1シフトユニットと、下流側に配置された第2シフトユニットとを駆動手段により交互に駆動制御して、第1シフトユニットに奇数枚目の用紙をシフトさせ、第2シフトユニットにより偶数枚目の用紙をシフトさせるように制御する用紙仕分け技術が開示されている。
特開2006−193224号公報
このような特許文献1のように、用紙搬送方向において複数箇所にシフトユニットを備える場合、シフト量によって効率的にシフトを実行し、消費電力を節約したり、シフト効率を上げたりする最適な技術は提案されていない。
この発明の課題は、複数のシフト手段の組合せにより、効率的で無駄のない、また省電力を図ることができる用紙仕分け装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明は、画像形成装置から排出され搬送される用紙の位置をずらすようにシフトさせることにより用紙の仕分けを行う用紙仕分け装置であって、
画像形成装置から排出され搬送される用紙を下流側へ搬送する搬送手段と、
用紙搬送方向の上流側から下流側に互いに隔たって2以上の箇所に配置され、用紙の搬送方向と交差する方向へ所定の用紙を1箇所につき1回の所定シフト量を付与するように、かつ複数箇所の各シフト量の合計で全体として最終的に必要なシフト量を所定の用紙に付与する複数のシフト手段と、
前記用紙の最終的に必要なシフト量である所要シフト量に基づき、前記複数のシフト手段のそれぞれについて各別シフト量を設定する各別シフト量設定手段と、
その設定された各別シフト量に基づき、前記複数のシフト手段に対して駆動指令を出力する又は出力しないシフト制御手段とを含むことを特徴とする。
このようにすれば、必要とされるシフト量に応じて、複数のシフト手段を制御し、効率的なシフトを実行することができる。
また、本発明は、前記各別シフト量設定手段は、前記最終的に必要な所要シフト量に応じて、前記複数のシフト手段のうち少なくとも1のシフト手段についてその各別シフト量をゼロに設定し、
前記シフト制御手段は、前記複数のシフト手段のうち各別シフト量がゼロに設定されたシフト手段には、ゼロのシフト量を駆動指令する又は駆動指令を出力しないものであり、
その結果、複数のシフト手段のうち1以上がシフト動作しないことを特徴とする。
このようにすれば、必要なシフト量に応じてあるシフト手段を休止させることにより、例えば第1、第2のシフト手段がある場合、第2のシフト手段を作動させないことにより、これらを2つ動かすときより消費電力を低減させることができる。
また、本発明は、前記各別シフト量設定手段は、前記最終的に必要な所要シフト量に応じて、複数のシフト手段の各々について予め定められている各別シフト量を記憶する記憶手段であり、
前記シフト制御手段はその各別シフト量設定手段に記憶されている各別シフト量を読み出して複数のシフト手段を制御する結果、
前記各別シフト量がゼロとして記憶されているシフト手段に対しては、ゼロのシフト量を駆動指令する又は駆動指令を出力しないことを特徴とする。
このように、最終的に必要な所要シフト量に応じて、予め複数のシフト手段の各々について各別シフト量を記憶しておき、その各別シフト量がゼロとなるシフト手段については、そのシフト動作が休止されることとなるため、前述のように、消費電力の低減につながる。
また、本発明は、前記各別シフト量設定手段は、前記最終的に必要な所要シフト量に応じて、複数のシフト手段の各々について定められる各別シフト量を最適な値に変更する処理を実行可能であり、
前記シフト制御手段はその各別シフト量設定手段により設定された各別シフト量を読み出して複数のシフト手段を制御することを特徴とする。
このようにすれば、複数のシフト手段の各別シフト量をそれぞれ可変にすることで、シフト精度を向上させることができる。
また、本発明は、前記各別シフト量設定手段は、前記最終的に必要な所要シフト量に応じて、複数のシフト手段の各々について最適な各別シフト量を演算してその結果を記憶し、
前記シフト制御手段はその各別シフト量設定手段により設定された各別シフト量を読み出して複数のシフト手段を制御することを特徴とする。
このように、複数のシフト手段の各々について最適な各別シフト量を演算して、その値に応じてシフトを実行することにより、シフト精度が向上するとともに、効率的なシフト動作を行わせることができる。
そして、以上のような複数のシフト手段を設けて各シフト手段の各別シフト量を制御することにより、シフト手段の一つずつのシフト量を少なくし、生産性ないし用紙の搬送速度を高めることができる。
以上のような用紙仕分け装置は、画像形成装置から排出された用紙に対して、所定の後処理を施す用紙後処理装置に好適に組み込むことができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に示すいくつかの実施例を参照しつつ説明する。
図1は、画像形成装置CPの排出側に設置された用紙後処理装置FSの概略を示すものである。画像形成装置CPから排出される用紙は、順次搬送ローラ1,2で搬送され、その搬送経路の途中には分岐爪20が位置し、この分岐爪20の切替えにより、搬送される用紙はストレートの搬送路A、排出部21への搬送路B、あるいは所定の後処理、例えばステープル処理のユニット部分に誘導される搬送路Cに分岐されるようになっている。図中の符号3,4等は搬送ローラである。
ストレートの搬送路Aに導かれた用紙は、最終的に排出(排紙)ローラ5により排紙トレイ6上に積載される。そのストレート搬送路Aには、第1のシフト手段SF1と第2のシフト手段SF2とが、用紙搬送方向に所定距離隔てて設けられている。第1及び第2のシフト手段SF1及びSF2はいずれも同様の構成であるため、第1のシフト手段SF1についてその概略を図2Aに基づいて説明する。
このシフト手段SF1は、搬送ローラを兼ねるシフトローラユニット(以下、単にシフトローラともいう)11を備え、このシフトローラユニット11が、用紙搬送方向と直交する方向において左右にシフトするようになっている。シフトローラユニット11は、駆動ローラ11aと、この駆動ローラ11aにスプリング等の弾性力によって押圧された従動ローラ11bとを備え、これらが図示しないユニットフレームに回転可能に支持され、この駆動ローラ11aと従動ローラ11bが押圧状態を保ったまま、各ローラ軸の軸方向(左右)に所定量シフトすることとなる。そのシフト機構としてクランク機構が用いられている。
一例を挙げれば、軸22を中心として回転体10が回転可能に支持され、その軸22から偏心した位置にクランクピン23が配置され、このクランクピン23が図2Bに示すように、連結部材24に形成された長孔(係合溝)25に係合し、その長孔25の長手方向に移動可能とされている。この連結部材24に、シフトローラユニット11を構成する駆動ローラ11a、従動ローラ11bのいずれかのローラ軸(例えば駆動ローラ11aのローラ軸26)が回転可能に連結されている(またはそのローラ軸26の軸受部から延びる延長部等が固定される)。そして、回転体10は図2Aに示すように、シフトモータMS1の駆動に基づき、タイミングベルト27等を介して左右両方向に回転するようになっている。従って、図2Bにおける回転体10のホームポジションH0を原点とした回転角度(例えば+θ、−θ)によりシフトローラ11の左方向へのシフト量Sl及び右方向へのシフト量Srが決定・付与されるようになっている。
このシフトローラ11によるシフト動作中において、そのシフトローラ11自身は、搬送モータM1により駆動されるため、用紙は下流に搬送されつつ右又は左に所定量シフトされることとなる。第2のシフト手段SF2についても第1のシフト手段SF1と同様の構成であるため説明は省略するが、例えば第1のシフト手段SF1で、例えば10mm、第2のシフト手段SF2でさらに10mmシフトを行うと、計20mmのシフトが行われることとなる。そして、排紙トレイ6に積載される際に、図2Eに示すように、何枚かの用紙群P1〜P4に示すように、所定の枚数毎に左右に位置がずれるため、トレイ6からこれらの用紙を取り上げる際に、用紙が部数毎に仕分けられていて、後の処理が容易となる。この左右への位置ずれ量は、左右の交互のシフト量Sl+Srの合計量となる。
図1に戻って、シフトの処理の流れの概要を説明すれば、画像形成装置CPから送られてくる用紙の先端が入口センサ12で検知され、その検知後の搬送モータMTのパルスをカウントし、用紙先端がシフト手段SF1に到達したら、搬送方向に直交する方向にシフトさせる。また、入口センサ12で用紙後端を検知後、搬送モータM1のパルスをカウントし、用紙後端が第1のシフト手段SF1を通過し、用紙先端が第2のシフト手段SF2に到達していれば、第2のシフト手段SF2でシフト動作を行う状態となる。そして、第1のシフト手段SF1と第2のシフト手段SF2の各別シフト量の合計によって、最終的に用紙に必要とされるシフト量が付与される。そのような合計シフト量が、右側のシフトと左側のシフトに交互に行われることによって、図2Eに示したような仕分けが行われることとなる。
図2Aに示すように、シフトモータMS1は制御部30に接続され、またシフトローラ11を用紙搬送のために駆動するモータM1も制御部30に接続され、これらのモータMS1及びM1が制御部30により制御される。また、所定のシフト量を付与する回転体10の回転角度は、エンコーダE1により検出され、この信号が制御部30にフィードバックされる。このような制御系は第2のシフト手段SF2についても同様である。
図2Cに画像形成装置CPと後処理装置FSの概略的な制御系を示す。画像形成装置CPと後処理装置FSとは互いの通信部31及び32によりシリアル通信が可能とされ、画像形成装置CPで設定された用紙の1組の枚数やシフト量その他の情報が後処理装置FSへ通信によって供給される。また、後処理装置FSには、前述の、入口センサ12や、第1及び第2のシフト手段SF1及びSF2における実際のシフト量を検出してこれをフィードバックするシフトエンコーダE1,E2の信号が入力される。また、搬送ローラ1等を駆動する搬送モータMT、各シフト手段SF1及びSF2のシフトローラを駆動するモータM1,M2並びにシフトローラを左右にシフトさせるシフトモータMS1及びMS2、並びに前述の分岐爪20等を切替えるソレノイドSL等が接続されている。
図1の制御部30を、より具体的に図2Dに示す。制御部30はI/Oポート32aを備え、これにバス33を介してCPU34、ROM35、RAM36、並びに搬送モータMTの駆動パルスをカウントするパルスカウンタ37が相互に接続されている。また、前述の入口センサ12、エンコーダE1,E2、各種モータMT,M1,M2,MS1,MS2、ソレノイドSL等もI/Oポート32aを介してCPU34等に接続されている。ROM35には、シフトモータMS1及びMS2の駆動を制御するシフト制御プログラム35aが設けられている。なお、第1及び第2のシフト手段SF1及びSF2における各別シフト量を予め設定して記憶するシフト量設定メモリ35bをROM35に設けておくこともできる。
次に、制御部30のROM35に格納されているシフト制御プログラム35aの一例を、図3に基づいて説明する。図3に示すフローチャートにおいて、ステップS1(以下、単にS1で表す)において、画像形成装置CPから用紙の搬送速度、シフト量等が後処理装置FSの通信部32で受信され、これが図2Dの制御部30に供給される。また入口センサ12(図1参照)により用紙の先端を検知する処理が実行される。そして、S2で、用紙先端が検知されたかどうかが判断され、用紙先端が検知されると、S3で、搬送モータMTのパルスカウントが開始される。また、S4では、用紙の後端が検知されたかどうかを見ており、用紙の後端が検知されると、S5で、搬送モータMTのパルスカウントを開始する。
用紙の先端が検知されたら、搬送モータMTのパルスがカウントされ、そのパルス数に基づき、S6で、用紙先端が第1のシフト手段SF1(以下、単にシフト手段1ともいう)に到達したかどうかが判断される。搬送モータMTのパルス数から用紙先端が第1のシフト手段1に到達したと判断されれば、S7で、第1のシフト手段1によるシフト動作が開始される。すなわち、図2A及び図2Bに示すように、回転体10が右又は左へ所定角度回転するようにシフトモータMS1が駆動し、その結果、シフトローラ11のローラ軸26が軸方向に所定のシフト量移動する。この際、シフトローラ11を回転駆動するモータM1は作動しているため、用紙は搬送方向と直交する方向にシフトされつつ下流へ搬送されることとなる。よって、用紙の移動軌跡に着目すれば、厳密に言うと用紙は搬送方向と直交する方向ではなく、所定角度交差する方向へ相対的に移動することとなる。
図3に戻って、S8では、第2のシフト手段SF2(以下、単にシフト手段2ともいう)の動作が必要かどうかが、図2Dの制御部30におけるCPU34によって判断される。これは、画像形成装置CPから供給される用紙のシフト量と搬送速度から第2のシフト手段2をシフト動作させる必要があるかどうかを演算により判断する。例えば、搬送速度が比較的速く、第1のシフト手段1のシフトローラ11による搬送しつつのシフト動作によっては所定のシフト位置までシフトできない場合は、第2のシフト手段2による追加シフトが必要となる。他方、搬送速度が比較的遅く、第1のシフト手段1による搬送しつつのシフト動作により、最終的に必要なシフト量まで付与できてしまう場合は、CPU34は、S8において、第2のシフト手段2の動作が必要ないものと判断する。その場合は、以下のステップ、すなわち第2のシフト手段2によるシフト動作をスキップし、S11で、所定枚数の用紙のまとまりが、図2Eに示すように、トレイ上に仕分けされた状態で排出されて処理は終わる。
一方、S8で、第2のシフト手段2によるシフト動作が必要であると判断された場合は、S9で、用紙の先端が第2のシフト手段2に到達し、かつ、用紙の後端が第1のシフト手段1を通過したかどうかが判断される。用紙の後端が第1のシフト手段1を離れ、用紙の先端が第2のシフト手段2に到達していると判断されれば、S10で、第2のシフト手段2によるシフト動作が開始される。これは、前述の第1のシフト手段1によるシフト動作と同様であり、そのシフトの方向は第1のシフト手段1によるシフト動作と同じ方向であり、結果として、第1のシフト手段1によるシフト量(例えば10mm)と、第2のシフト手段2によるシフト量(例えば10mm)とが加算されて、合計20mmのシフト量が付与される。その後、S11で、所定枚数の用紙のまとまりがトレイ6に仕分けされた状態で排出される。
なお、第1のシフト手段1及び第2のシフト手段2による実際のシフト量、具体的には、シフトモータMS1及びMS2によりそれぞれ回転駆動される回転体10の回転角度がエンコーダE1又はE2により検出され、この信号が制御部30にフィードバックされる。これにより、所定のシフト量が得られたときに、モータMS1又はMS2を停止させることとなる。
次に、シフト制御プログラムの別の例を、図4に基づいて説明する。図3と同様なステップについては、同様のステップ符号を示し、詳しい説明は割愛する。図4に示すフローチャートでは、S1〜S5で図3の場合と同様、用紙の先端検知が行われ、その後搬送モータMTのパルスがカウントされ、また、用紙の後端検知が行われ、後端検知後、搬送モータMTのパルスがカウントされる。
S6で、用紙の先端が第1のシフト手段1に到達したと判断されると、S7aで、第1のシフト手段1によるシフト動作が行われる。この場合は、指定されたシフト量が予めメモリに記憶されており、CPU34は、その指定されたシフト量が記憶された、例えばシフト量設定メモリ35b(図2D)から、第1のシフト手段1によるシフト量(各別シフト量)を読み出し、これに基づいてシフトモータM1へ駆動信号を出力する。これによって、S7aで指定された(予め設定記憶された)シフト量が用紙に対して付与される。
S9で、用紙が第1のシフト手段1を離れ、第2のシフト手段2に到達したと判断されれば、S10で、第2のシフト手段2によるシフト動作が開始される。この場合のシフト量も予め設定記憶された(指定された)シフト量をCPU34が読み出し、シフトモータMS2をそのシフト量に応じた量だけ駆動することにより、用紙をシフトさせる。このように、第1のシフト手段1と第2のシフト手段2による合計のシフト量が付与された用紙が、S11で、トレイ6に排出される。
さらに別の実施例を、図5に基づいて説明する。図5に示すフローチャートにおいても、図3に示すステップと同様な部分については、同様なステップ符号を記して詳しい説明は割愛する。このフローチャートでは、複数箇所のシフト手段として、第1のシフト手段1、第2のシフト手段2のみならず、第3、第4等、第nのシフト手段(複数nのシフト手段)を備えることを前提としている。その場合、図1において詳しい図示はしないが、第2のシフト手段SF2の下流側に、さらに第3等、第nのシフト手段を追加配置することとなる。その場合、ストレート搬送路Aに設けること以外に、その他の搬送路B又はCに、合計がn個となる複数のシフト手段又はその一部のシフト手段を所定間隔で配置することもできる。
図5に戻って、S1等で用紙先端の検知、S4等で用紙後端の検知等が行われるなかで、S6において、用紙先端が第1のシフト手段1に到達すると、S7bで、第1のシフト手段1によるシフト動作が開始される。この場合のシフト量は、例えばn回同じ向きにシフトを行うとすれば、その1/nとすることができる。すなわち、最終的に必要な所要シフト量をシフト手段の設置数で除した値が1つのシフト手段の各別シフト量とされる。S7bでその1/nのシフト動作が行われた後、用紙が第1のシフト手段1から離れ、第2のシフト手段2に到達すると、S10aで、第2のシフト手段2によるシフト動作が行われる。この場合も、第1のシフト手段1と同様、全体として必要な所要シフト量をnで除したシフト量が付与される。そして、以下同様に繰り返され、S10bで、それら複数n段のシフト手段の最後のものに用紙先端が到達し、かつ、用紙後端がその1つ前のシフト手段n−1を通過したかどうかが判断され、そうであれば、S10cにより、最後のシフト手段nによりシフト動作が行われ、このシフト量も全体に必要なシフト量を等分したものとすることができる。そして、S10cの後、S11で、所定枚数まとめられた用紙がトレイ6に排出される。
図6に、シフト制御プログラムのさらに別の実施例を説明する。この例は、シフト手段がn個設けられていることを前提とし、第1のシフト手段1によるシフト動作が終了した後、第2のシフト手段2以降(第nのシフト手段)のシフト動作が必要かどうかをそれぞれ判断して、必要な場合にだけ後段のシフト手段によるシフトを実行するものである。より具体的には、S1〜S5の用紙の先端検知及び後端検知の後、S6で、用紙先端が第1のシフト手段1に到達すれば、S7で、その第1のシフト手段1によるシフト動作が行われ、S8で、第2のシフト手段2によるシフト動作が必要かどうかが判断される。これは、図3で説明したS8と同様である。そして、S8で、第2のシフト手段2によるシフト動作が必要ないと判断されれば、第1のシフト手段1によるシフトだけでS11に移行し、用紙がトレイ6に用紙が排出される。
S8で第2のシフト手段2のシフト動作が必要である(例えば、ある搬送速度における最大可能シフト量と、その用紙に求められている全体としての最終的なシフト量とを比較して、前者より後者が大きい場合は、第2のシフト手段2によるシフト動作が必要と判断する)、そして、S9で、用紙が第1のシフト手段1から第2のシフト手段2に移行したと判断されれば、S10で、第2のシフト手段2によるシフト動作が行われる。
このような処理を一般化して言えば、第n段階のシフト手段nによるシフト動作が必要かどうかがS10dで判断され、必要でない場合は、その1つ前のシフト手段n−1までに付与された用紙のシフト量でシフト完了として、S11のトレイ排出ステップとなる。一方、S10dでシフト手段nによるシフト動作が必要とされれば、S10bで、用紙がシフト手段n−1を通過して、シフト手段nに到達したかどうかが判断され、そうであれば、S10eで、シフト手段nによるシフト動作が実行されて、S11の排出工程となる。
さらに別の実施例を、図7に基づいて説明する。この実施例では、複数のシフト手段がn個あるものとされ、各シフト手段で指定されたシフト量だけ同方向に順次シフトして、全体の合計として最終的に必要な所要シフト量を確保するものである。S1〜S5の用紙先端及び後端の検知後、S6で、用紙先端が第1のシフト手段1に到達すると、S7aで、第1のシフト手段1によるシフト動作が開始される。これは、図4で説明したS7aと同様のステップである。つまり、第1のシフト手段1による各別シフト量として予め指定(設定記憶)されたシフト量をCPU34が、例えばシフト量設定メモリ35b等から読み出し、その分だけシフト手段1のシフトモータMS1を駆動する。
S9で、用紙が第1のシフト手段1から第2のシフト手段2に移行すると、次にS10で、シフト手段2によるシフト動作が開始される。これも、指定されたシフト量だけ用紙をシフトするものである。このようなステップが必要に応じて繰り返され、S10bで、用紙がシフト手段n−1を通過して最終段のシフト手段nに到達すれば、S10fにおいて、そのシフト手段nにより、同様に指定されたシフト量だけ用紙がシフトされ、S11で、トレイ6に用紙が排出される。
本発明の一実施例である用紙仕分け装置が組み込まれた用紙後処理装置の要部を概略的に示す図。 シフト手段の一例を簡略に示す図。 そのシフトの機構の具体例を概念的に示す図。 画像形成装置と用紙後処理装置との連携関係を示すブロック図。 用紙仕分け装置の制御部の一例を示す図。 仕分けの一例を示す図。 シフト制御プログラムの実施例1を示すフローチャート。 シフト制御プログラムの実施例2を示すフローチャート。 シフト制御プログラムの実施例3を示すフローチャート。 シフト制御プログラムの実施例4を示すフローチャート。 シフト制御プログラムの実施例5を示すフローチャート。
符号の説明
CP 画像形成装置
FS 用紙後処理装置
SF1 第1のシフト手段
SF2 第2のシフト手段
1,2 搬送ローラ
6 排紙トレイ
10 回転体
12 入口センサ
24 接続部材
25 長孔
26 ローラ軸
30 制御部
34 CPU
35 ROM
36 RAM
37 パルスカウンタ
MT 搬送モータ
M1,M2 シフトローラ駆動用モータ
MS1 第1のシフト手段のシフトモータ
MS2 第2のシフト手段のシフトモータ

Claims (5)

  1. 画像形成装置から排出され搬送される用紙の位置をずらすようにシフトさせることにより用紙の仕分けを行う用紙仕分け装置であって、
    画像形成装置から排出され搬送される用紙を下流側へ搬送する搬送手段と、
    用紙搬送方向の上流側から下流側に互いに隔たって2以上の箇所に配置され、用紙の搬送方向と交差する方向へ所定の用紙を1箇所につき1回の所定シフト量を付与するように、かつ複数箇所の各シフト量の合計で全体として最終的に必要なシフト量を所定の用紙に付与する複数のシフト手段と、
    前記用紙の最終的に必要なシフト量である所要シフト量に基づき、前記複数のシフト手段のそれぞれについて各別シフト量を設定する各別シフト量設定手段と、
    その設定された各別シフト量に基づき、前記複数のシフト手段に対して駆動指令を出力する又は出力しないシフト制御手段と、
    を含むことを特徴とする用紙仕分け装置。
  2. 前記各別シフト量設定手段は、前記最終的に必要な所要シフト量に応じて、前記複数のシフト手段のうち少なくとも1のシフト手段についてその各別シフト量をゼロに設定し、
    前記シフト制御手段は、前記複数のシフト手段のうち各別シフト量がゼロに設定されたシフト手段には、ゼロのシフト量を駆動指令する又は駆動指令を出力しないものであり、
    その結果、複数のシフト手段のうち1以上がシフト動作しないことを特徴とする請求項1に記載の用紙仕分け装置。
  3. 前記各別シフト量設定手段は、前記最終的に必要な所要シフト量に応じて、複数のシフト手段の各々について予め定められている各別シフト量を記憶する記憶手段であり、
    前記シフト制御手段はその各別シフト量設定手段に記憶されている各別シフト量を読み出して複数のシフト手段を制御する結果、
    前記各別シフト量がゼロとして記憶されているシフト手段に対しては、ゼロのシフト量を駆動指令する又は駆動指令を出力しないこととなる請求項1に記載の用紙仕分け装置。
  4. 前記各別シフト量設定手段は、前記最終的に必要な所要シフト量に応じて、複数のシフト手段の各々について定められる各別シフト量を最適な値に変更する処理を実行可能であり、
    前記シフト制御手段はその各別シフト量設定手段により設定された各別シフト量を読み出して複数のシフト手段を制御するものである請求項2又は3に記載の用紙仕分け装置。
  5. 前記各別シフト量設定手段は、前記最終的に必要な所要シフト量に応じて、複数のシフト手段の各々について最適な各別シフト量を演算してその結果を記憶し、
    前記シフト制御手段はその各別シフト量設定手段により設定された各別シフト量を読み出して複数のシフト手段を制御するものである請求項1又は2に記載の用紙仕分け装置。
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