JP2009011172A - Combine harvester - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、コンバインに係るものである。 The present invention relates to a combine.
従来、エンジンの外側にラジエーターを設け、ラジエーターの外側には枠体を設け、該枠体には、防塵ネットを左右方向に抜き差しするようにして着脱自在にした構成は、公知である(特許文献1)。
また、従来、作動油クーラーの外側に枠体を設け、該枠体に防塵ネットを左右方向に抜き差しするようにして着脱自在にした構成は、公知である(特許文献2)。
Conventionally, a configuration in which a frame is provided outside the hydraulic oil cooler and a dust-proof net is inserted into and removed from the frame in the left-right direction is known (Patent Document 2).
前記公知例は、何れも、防塵ネットを枠体に、単に、抜き差しするようにして装着しているから、枠体の側方に着脱する防塵ネットより大きい空間を必要とし、そのため、カバーやボンネットといった防塵ネットを包囲する包囲部材を大きく開放しなければならないという課題がある。
また、単に、枠体に防塵ネットを挿入して装着するので、装着作業を容易にするため、枠体と防塵ネットの間には相当大きな隙間が有り、この隙間から防塵ネットを迂回して塵埃が進入して、防塵効果が低いという課題がある。
本願は、防塵ネットの取付構成を工夫し、着脱を容易にすると共に、防塵効果を向上させたものである。
In each of the known examples, since the dustproof net is simply attached to the frame body so as to be inserted and removed, a space larger than the dustproof net attached to the side of the frame body is required. There is a problem that the surrounding member surrounding the dust-proof net has to be greatly opened.
In addition, since the dustproof net is simply inserted into the frame and mounted, there is a considerable gap between the frame and the dustproof net to facilitate the mounting work. There is a problem that the dustproof effect is low.
In the present application, the dustproof net mounting structure is devised to facilitate attachment and detachment and to improve the dustproof effect.
本発明は、走行装置2の前方に刈取部4を、走行装置2の上方に脱穀装置3および穀粒袋詰め用ホッパー5を、夫々設け、前記穀粒袋詰め用ホッパー5の前側に操縦部7を設け、該操縦部7の座席10の下方にはエンジン15を設け、該エンジン15の外側にはラジエーター16を設け、該ラジエーター16の外側には枠体20を設け、該枠体20の外面側には、ネット枠体46に網体47を張って構成した防塵ネット45を設け、該防塵ネット45は、前記ネット枠体46の上部に設けた係合部48を前記枠体20の固定側係合部49に着脱自在に係合させて取付ける構成としたことを特徴とするコンバインとしたものであり、エンジン15を始動すると、ファン68が回転し、防塵ネット45から外気を吸引し、吸引した外気はオイルクーラー21およびラジエーター16を通過してエンジン15の冷却用の冷却水を冷却すると共に、エンジン15の外周を冷却しながら吹き抜ける。
防塵ネット45は、防塵ネット45の上部の係合部48を枠体20の固定側係合部49に係合させているだけで装着されているから、作業者の手が入る分だけのスペースがあれば、防塵ネット45をわずかに上動させるだけで、防塵ネット45は枠体20から外れ、取り出して、防塵ネット45のメンテナンスを行える。
本発明は、前記防塵ネット45のネット枠体46と枠体20とに夫々板状の平面部57を形成し、ネット枠体46と枠体20のそれぞれの平面部57が互いに隙間なく当接する構成としたことを特徴とするコンバインとしたものであり、防塵ネット45のネット枠体46と枠体20との夫々の平面部57が隙間なく当接するので、防塵ネット45が枠体20に密着し、ゴミや藁屑の進入を防止して、防塵効果を向上させる。
本発明は、前記防塵ネット45の外側には回動自在にエンジン側部カバー55を設け、該エンジン側部カバー55は、閉じたとき、防塵ネット45のネット枠体46を枠体20に押し付ける構成としたことを特徴とするコンバインとしたものであり、エンジン側部カバー55を閉じると、防塵ネット45がエンジン側部カバー55により押し付けられて枠体20に一層密着し、ゴミや藁屑の進入を防止して、防塵効果を向上させる。
In the present invention, a
The dust-
In the present invention, plate-like
In the present invention, an
請求項1の発明では、防塵ネット45側の係合部48を枠体20側の固定側係合部49に係合させて取付けているので、防塵ネット45の着脱を容易にでき、また、着脱に要するスペースを小さくできる。これにより、防塵ネット45の目合いに塵埃が詰まっても、この防塵ネット45を容易に取り外して掃除することができ、コンバインの作業効率を向上させることができる。
請求項2の発明では、前記効果に加えて、防塵ネット45を枠体20に密着させて、防塵効果を向上させることができる。
請求項3の発明では、前記効果に加えて、一層、防塵効果を向上させ、合理的な構成にできる。
In the first aspect of the invention, since the
In the invention of
In the invention of
本発明の実施例を図により説明すると、1は機体フレーム、2は該機体フレーム1の下方位置に設けた走行装置、3は機体フレーム1の上方位置に設けた脱穀装置、4は脱穀装置3の前側に設けた刈取部、5は穀粒袋詰め用ホッパー、7は操縦部である。
しかして、操縦部7の運転座席10の下方には、エンジン15を設ける。エンジン15の外側(右側)にはラジエーター16を設ける。ラジエーター16は前記機体フレーム1に固定した縦フレーム17に固定状態に取付ける。ラジエーター16の外側には枠体20を設ける。枠体20はラジエーター16と略同じ大きさの四角枠に形成する。枠体20は左右に所定幅有して形成する。
枠体20内にはオイルクーラー21を設ける(図2)。オイルクーラー21の下部には下側取付枠22を取付ける。下側取付枠22には支持部材23の上部を固定状態に取付ける。支持部材23は棒形状に形成する。支持部材23の下部は前後方向の横軸24に固定する。横軸24の前後両側には取付部材25の上部を固定する。取付部材25の下部は枠体20に取付軸26により回動自在に取付ける。
An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
Therefore, an
An
オイルクーラー21の上側取付枠30は前記枠体20の上部に蝶ナットやノブボルトと言った固定用部材31により固定する。そのため、固定用部材31を外すと、オイルクーラー21と支持部材23と横軸24は取付軸26中心に横軸回動し、オイルクーラー21およびラジエーター16のメンテナンスを行う。
32はオイルクーラー21の回動を規制する回動規制ストッパ(ピン)であり(図6,図7、図8,図9)、前記取付部材25に設けた凹部33内に位置させ、取付部材25の係合部34に係合させて回動を規制する。
The
即ち、凹部33の両側に係合部34を設け、オイルクーラー21を回動させると、係合部34が回動規制ストッパ32に当接し、オイルクーラー21の回動を規制する。
しかして、枠体20の外面側には、防塵ネット45を設ける(図2)。防塵ネット45は、ネット枠体46に網体47を張って構成する。ネット枠体46の上部には、係合部(取付部)48を設け、係合部48を前記枠体20の固定側係合部49に着脱自在に係合させて取付ける。
実施例では、係合部48は下向きに開口した鈎型形状に形成し、固定側係合部49に上方から係合させて着脱自在に取付けている。
That is, when the
Accordingly, a
In the embodiment, the
したがって、特別な工具を用いることなく、簡単に防塵ネット45を着脱でき、メンテナンスを容易にすることができる。
この場合、内側枠体20とネット枠体46とは、係合部48および固定側係合部49とにより係合係止させるように構成し、所謂嵌合溝とレールといった嵌め合いの取付構成を廃止する。
そのため、ネット枠体46(防塵ネット45)は、係合部48を固定側係合部49から外せれば、枠体20から外すことができる。また、後述するエンジン側部カバー55を完全に開かなくても、防塵ネット45の着脱は可能になる。
Therefore, the
In this case, the
Therefore, the net frame body 46 (dust-proof net 45) can be removed from the
また、内側枠体20とネット枠体46とは、「面接触」により当接するように構成する。例えば、図10のように、枠体20とネット枠体46とは夫々板状の平面部57を形成し、それぞれの平面部57が隙間なく当接するように構成する。
そのため、エンジン側部カバー55を閉じると、防塵ネット45はネット枠体46が枠体20に密着し、ゴミや藁屑の進入を防止する。
また、図11のように、枠体20とネット枠体46の夫々の平面部57の何れか一方に弾性部材により形成した当接部材58を設け、枠体20とネット枠体46とを当接部材58を介し隙間なく密着するように構成しても良い。
Further, the
For this reason, when the
In addition, as shown in FIG. 11, a
しかして、防塵ネット45の外側には、前記エンジン側部カバー55を設け、エンジン側部カバー55の構成は任意であるが、実施例のエンジン側部カバー55は、前記縦フレーム17に取付軸60により縦軸外側回動するように取付ける。
この場合、エンジン側部カバー55は、閉じたとき、防塵ネット45のネット枠体46を枠体20に押し付けるように構成すると(図3)、防塵ネット45と枠体20との間の隙間を無くして、防塵効果を向上させる。
また、エンジン側部カバー55には防塵スクリーン65を設けている。そのため、藁屑等は防塵スクリーン65により除去され、防塵ネット45による防塵効果が高くしつつ目詰まりを抑制し、簡単に防塵ネット45をメンテナンスすることにより、エンジン15への風の通りを良好にする。
Thus, the
In this case, when the
The engine side cover 55 is provided with a dustproof screen 65. Therefore, dust and the like are removed by the dust-proof screen 65, the dust-proof effect of the dust-
しかして、エンジン15のファン68の上方を包囲するシュラウド70の一部または全部は、エンジン15の上方に位置するように内側(左側)に延長する(図12)。
そのため、ファン68による風の流れを乱流から層流に整えて、エンジン側部カバー55から操縦部7への熱気の吹き出しを防ぎ、操縦部7が熱くならないようにして、作業環境を良好にする。
また、シュラウド70によりエンジン15への冷却風が安定して流れ、エンジン15のオーバーヒートを防止する。
Thus, a part or all of the
For this reason, the wind flow by the
Moreover, the cooling air to the
シュラウド70は、その一端は自由端とし、その他端をラジエーター16を取付けるラジエターフレーム71に着脱自在に片持ち状態に取付ける。
図13の前記シュラウド70は、前側部72をゴム板等の弾性部材により形成する(図13のシュラウド70および前側部72は理解を容易にするため斜線を付して表示している)。前側部72はエンジン15の前側の上下中間より下方まで包囲する。そのため、操縦部7への熱気の吹き出しを防ぐことができる。また、前側部72は弾性を有するので、外さなくても、エンジン15のオイル等の点検・補充、あるいは、ベルト73の交換、発電機74の点検等のメンテナンスの障害になるのを回避できる。
One end of the
The
しかして、エンジン15の下方には、導風カバー75を設ける(図15、図15の導風カバー75は理解を容易にするため斜線を付して表示している))。導風カバー75はファン68の風を案内して、エンジン15の下側部分の風の通りを良好にし、エンジン15の冷却効率を向上させる。また、エンジン15の冷却後の熱風は機体左側に誘導するので、操縦部7へ熱気が上がらず、作業環境を良好にする。
Therefore, an
(実施例の作用)
エンジン15を始動して、走行装置2により走行し、走行中に刈取部4で刈取った穀稈を脱穀装置3で脱穀する。
エンジン15を始動すると、ファン68が回転し、エンジン側部カバー55および防塵ネット45から外気を吸引し、吸引した外気はラジエーター16を通過してエンジン15の冷却用の冷却水を冷却すると共に、エンジン15の外周を冷却しながら吹き抜ける。
(Operation of Example)
The
When the
この場合、防塵ネット45は、ネット枠体46の上部の係合部48を設け、係合部48を枠体20の固定側係合部49に係合させているだけであるから、エンジン側部カバー55を完全に開かなくても、作業者の手が入る分だけ、開ければ手を差し入れて、次に、防塵ネット45を係合部48が固定側係合部49から外れるだけわずかに上動させると、防塵ネット45は枠体20から外れ、取り出して、防塵ネット45のメンテナンスを行うことができる。
即ち、係合部48は下向きに開口した鈎型形状に形成しているから、横方向の動きについては係合保持するが、上方移動させると係合が外れる。
In this case, the dustproof net 45 is provided with an engaging
That is, since the engaging
したがって、特別な工具を用いることなく、簡単に防塵ネット45を着脱でき、メンテナンスを容易にすることができる。
また、内側枠体20とネット枠体46とは、係合部48および固定側係合部49とにより係合係止させるように構成し、所謂嵌合溝とレールといった嵌め合いの取付構成を廃止しているから、取付構成を安価にできる。
しかして、防塵ネット45のネット枠体46と枠体20とは、夫々板状の平面部57を形成し、それぞれの平面部57が隙間なく当接するように構成しているから、エンジン側部カバー55を閉じると、防塵ネット45のネット枠体46が枠体20に密着し、ゴミや藁屑の進入を防止して、防塵効果を向上させる。
Therefore, the dustproof net 45 can be easily attached and detached without using a special tool, and maintenance can be facilitated.
Further, the
Therefore, the
また、枠体20とネット枠体46の夫々の平面部57の何れか一方に弾性部材により形成した当接部材58を設けると、一層、枠体20とネット枠体46との隙間が少なくなって密着し、防塵効果を向上させる。
しかして、防塵ネット45の外側にエンジン側部カバー55を設け、エンジン側部カバー55は回動自在に取付け、閉じたとき、防塵ネット45のネット枠体46を枠体20に押し付けるように構成すると、防塵ネット45と枠体20との間の隙間を無くして、一層、防塵効果を向上させる。
また、前記した各実施例は、理解を容易にするために、個別または混在させて図示、あるいは説明しているが、これらは夫々種々組合せ可能であり、これらの表現によって、構成・作用等が限定されるものではなく、また、相乗効果を奏する場合も勿論存在する。
Further, when the
Therefore, an engine side cover 55 is provided outside the dust-
In addition, each of the above-described embodiments is illustrated or described individually or mixedly for easy understanding, but these can be combined in various ways, and the expression, configuration, action, etc. It is not limited, and there are of course cases where a synergistic effect is obtained.
1…機体フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…刈取部4、5…穀粒袋詰め用ホッパー、7…操縦部、10…座席、15…エンジン、16…ラジエーター、17…縦フレーム、20…枠体、21…オイルクーラー、22…下側取付枠、23…支持部材、24…横軸、25…取付部材、26…取付軸、30…上側取付枠、31…固定用部材、32…回動規制ストッパ、33…凹部、34…係合部、45…防塵ネット、46…ネット枠体、47…網体、48…係合部、49…固定側係合部、55…エンジン側部カバー、57…平面部、58…当接部材、60…取付軸、65…防塵スクリーン、68…ファン、70…シュラウド、71…ラジエターフレーム、73…ベルト、74…発電機、75…導風カバー。
DESCRIPTION OF
Claims (3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007173219A JP2009011172A (en) | 2007-06-29 | 2007-06-29 | Combine harvester |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007173219A JP2009011172A (en) | 2007-06-29 | 2007-06-29 | Combine harvester |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009011172A true JP2009011172A (en) | 2009-01-22 |
Family
ID=40352852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007173219A Withdrawn JP2009011172A (en) | 2007-06-29 | 2007-06-29 | Combine harvester |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009011172A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015019596A (en) * | 2013-07-16 | 2015-02-02 | 株式会社クボタ | Harvester |
JP2016117392A (en) * | 2014-12-19 | 2016-06-30 | 株式会社クボタ | Harvesting machine |
-
2007
- 2007-06-29 JP JP2007173219A patent/JP2009011172A/en not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015019596A (en) * | 2013-07-16 | 2015-02-02 | 株式会社クボタ | Harvester |
JP2016117392A (en) * | 2014-12-19 | 2016-06-30 | 株式会社クボタ | Harvesting machine |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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