JP2009010445A - ノイズフィルタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 電源供給端子と電子部品とを接続する電源供給ラインを包囲するように設けられた樹脂製の被覆部材と、被覆部材を包囲するように設けられた筒状の磁性体コアと、被覆部材に設けられ、磁性体コアを固定する固定部と、を有することを特徴とするノイズフィルタ。
【選択図】 図1
Description
図1はインバータ1の断面図、図2はインバータ1の下方視図である。図1は、図2にA-Aで示す位置で切断した図である。図2は、インバータ樹脂モールドバスバーハウジング5を取り外した状態の図である。
電源供給ライン7は1対で構成され、夫々の電源供給ライン7は平板状に形成される。また、この1対の電源供給ライン7は、互いに平行に配置される。
被覆部材9に形成される固定部11は、電源供給ライン7の両側に、互いの固定部11が平行に形成される。また、固定部11は被覆部材9の軸方向に対して複数形成される。固定部11は、被覆部材9の全体的な側面形状に対して、コネクタ部バスバーのインバータ側部8側からコネクタ部バスバー側方向に径方向に突出するように形成される。この突出した部分は径方向に移動可能に形成される(図3、図6参照)。
上記のように磁性体コア10に包囲された電源供給ライン7は、円柱状の形状を有する電子部品であるコンデンサ3とならんで配置される(図2参照)。
従来のノイズフィルタは、電子部品に電源を供給する導線に、磁性体で形成された筒状のコアを挿入したものであった。そのため、振動によってコアと導線が接触して、導線に繰り返し荷重が作用することによる疲労破壊や、導線の皮膜の破損によるショートが発生する虞があった。
以下、実施例1の電源供給ライン7の特徴について列記する。
以下、実施例1の被覆部材9の特徴について列記する。
以下、固定部11の特徴について列記する。
固定部11を1対の電源供給ライン7の被覆部材9に対して径方向両側であって、かつ固定部11を互いに平行に設けた。よって、限られた外径寸法内で電源供給ライン7の断面積を確保しつつ、固定部11の設置を行うことができる。
以下、磁性体コア10の特徴について列記する。
コネクタ部バスバー6側の磁性体コア10を、装着時にコネクタ部バスバー6に隣接して装着した。よって、電源供給ライン7を短く形成することができる。
L=(μ・N2・S/l)[H]
μ:透磁率 μ=μs×μ0 μs:比透磁率 μ0:真空中の透磁率
N:コイルの巻き数 S:有効断面積 l:有効磁路長
そのため、磁性体コア10のインダクタンスを大きくすることができるとともに、各部品の小型化を図ることができる。
よって、磁性体コア10のコネクタ部バスバー6側の底面はコネクタハウジング4の面と接触し、磁性体コア10の実装位置を面で規定することが可能となる。そのため、磁性体コア10の組み付け性を向上することができる。
次に、複数の部材による構成の特徴について列記する。
磁性体コア10の外形を円柱状に形成し、この磁性体コア10に包囲された電源供給ライン7を、円柱状の電子部品であるコンデンサ3とならんで配置した。よって、インバータ1全体を効率的にレイアウトすることができる。
(1)コネクタ部バスバー6(電源供給端子)と電子部品とを接続する電源供給ライン7を包囲するように設けられた樹脂製の被覆部材9と、被覆部材9を包囲するように設けられた筒状の磁性体コア10と、被覆部材9に設けられ、磁性体コア10を固定する固定部11とを設けた。
よって、限られた外径寸法内で電源供給ライン7の断面積の大きく確保することができる。
よって、限られた外径寸法内で電源供給ライン7の断面積を確保しつつ、固定部の設置を行うことができる。
よって、電源供給ライン7の被覆と固定部11の形成を同時に行うことができる。
よって、貫通孔にスペーサを挿入して被覆部材をモールド形成することが可能となる。そのため、被覆部材のモールド形成時に、電源供給ライン7同士のショートを防止することができる。
よって、磁性体コア10の個数を必要に応じて増減した場合であっても、その個数に応じて磁性体コア10を固定することができる。
よって、磁性体コア10を被覆部材9に電子部品側の一方向から挿入するだけで、磁性体コア10の所定の位置に所定の個数を固定することが可能となる。そのため、磁性体コア10の取り付け作業を容易にすることができる。
よって、樹脂製の被覆部材が熱膨張した場合であっても、インバータ樹脂モールドバスバー13への当接を防止することが可能となる。そのため、電源供給ライン7の溶接部等に応力がかかることを防止できる。
よって、電源供給ライン7を短く形成することができる。
よって、電源供給ライン7の全長に渡って磁性体コア10を設けることができる。
よって、装置全体を効率的にレイアウトすることができる。
よって、電源供給ラインのクランプ作業が容易となる。
以上、本発明を実施するための最良の形態を、実施例1に基づいて説明してきたが、各発明の具体的な構成は各実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
4 コネクタハウジング
5 インバータ樹脂モールドバスバーハウジング
6 コネクタ部バスバー
7 電源供給ライン
8 コネクタ部バスバーのインバータ側部8
9 被覆部材
10 磁性体コア
11 固定部
12 貫通孔
13 インバータ樹脂モールドバスバー
Claims (12)
- 電源供給端子と電子部品とを接続する電源供給ラインを包囲するように設けられた樹脂製の被覆部材と、
前記被覆部材を包囲するように設けられた筒状の磁性体コアと、
前記被覆部材に設けられ、前記磁性体コアを固定する固定部と、
を有することを特徴とするノイズフィルタ。 - 請求項1に記載のノイズフィルタにおいて、
前記電源供給ラインは1対設けられ、夫々の電源供給ラインは平板上に形成され、互いに平行に配置されることを特徴とするノイズフィルタ。 - 請求項2に記載のノイズフィルタにおいて、
前記固定部は、前記1対の電源供給ラインの径方向両側であって、かつ互いに平行に設けられることを特徴とするノイズフィルタ。 - 請求項2に記載のノイズフィルタにおいて、
前記被覆部材は前記電源供給ラインを包囲した状態でモールド形成され、
前記固定部は、前記モールド形成により形成されることを特徴とするノイズフィルタ。 - 請求項4に記載のノイズフィルタにおいて、
前記被覆部材は前記1対の電源供給ラインの間であって径方向に貫通する貫通孔を有することを特徴とするノイズフィルタ。 - 請求項1に記載のノイズフィルタにおいて、
前記固定部は前記被覆部の軸方向に複数個設けられることを特徴とするノイズフィルタ。 - 請求項6に記載のノイズフィルタにおいて、
前記固定部は前記磁性体コアが前記電源供給ラインの前記電子部品側から前記電源供給端子側へ移動を許容し、その逆の移動を規制するように形成されていることを特徴とするノイズフィルタ。 - 請求項1に記載のノイズフィルタにおいて、
前記電子部品はインバータ樹脂モールドバスバーに搭載され、
前記インバータ樹脂モールドバスバー側の被覆部材端部は、このインバータ樹脂モールドバスバーと離間した状態で組み付けられることを特徴とするノイズフィルタ。 - 請求項1に記載のノイズフィルタにおいて、
前記磁性体コアは前記電源供給端子と隣接するように設けられることを特徴とするノイズフィルタ。 - 請求項1に記載のノイズフィルタにおいて、
前記電子部品はインバータ樹脂モールドバスバーに搭載され、
前記磁性体コアは前記インバータ樹脂モールドバスバーと前記電源供給端子とで挟み込むように設けられたことを特徴とするノイズフィルタ。 - 請求項1に記載のノイズフィルタにおいて、
前記磁性体コアの外周は略円柱状に形成され、
前記磁性体コアに包囲された電源供給ラインは前記電子部品のうち略円柱状を有する電子部品とならんで配置されることを特徴とするノイズフィルタ。 - 請求項1に記載のノイズフィルタにおいて、
前記電源供給ラインは1対設けられ、
前記電子部品はインバータ樹脂モールドバスバーに搭載され、
前記電源供給ラインの前記インバータ樹脂モールドバスバー側接続部は径方向に互いにずれた形状を有することを特徴とするノイズフィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007167119A JP2009010445A (ja) | 2007-06-26 | 2007-06-26 | ノイズフィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007167119A JP2009010445A (ja) | 2007-06-26 | 2007-06-26 | ノイズフィルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009010445A true JP2009010445A (ja) | 2009-01-15 |
Family
ID=40325130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007167119A Pending JP2009010445A (ja) | 2007-06-26 | 2007-06-26 | ノイズフィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009010445A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017118491A (ja) * | 2015-12-10 | 2017-06-29 | ティーイー コネクティビティ ジャーマニー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツンクTE Connectivity Germany GmbH | 高電圧コネクタ配置用フィルタアセンブリおよび高電圧コネクタ配置 |
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-
2007
- 2007-06-26 JP JP2007167119A patent/JP2009010445A/ja active Pending
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