JP2009010445A - ノイズフィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 導線の疲労破壊や導線の皮膜の損傷を抑制することができるノイズフィルタを提供すること。
【解決手段】 電源供給端子と電子部品とを接続する電源供給ラインを包囲するように設けられた樹脂製の被覆部材と、被覆部材を包囲するように設けられた筒状の磁性体コアと、被覆部材に設けられ、磁性体コアを固定する固定部と、を有することを特徴とするノイズフィルタ。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電源を供給する導線のノイズを除去するノイズフィルタに関する。
この種の技術としては、特許文献1に記載の技術が開示されている。
この公報では、ノイズフィルタとして、中空部を有する筒状コアに導線を挿通し、この導線を配線パターンに接続している。
特開2001−285005号公報
しかしながら、上記従来技術にあっては、導線が筒状コアに挿通されるのみであるため、振動により筒状コアと導線とが接触し、導線の疲労破壊や導線の皮膜の破損によるショートが発生する虞があるという問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、導線の疲労破壊や導線の皮膜の損傷を抑制することができるノイズフィルタを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、電源供給端子と電子部品とを接続する電源供給ラインを包囲するように設けられた樹脂製の被覆部材と、被覆部材を包囲するように設けられた筒状の磁性体コアと、被覆部材に設けられ、磁性体コアを固定する固定部と、を有するようにした。
磁性体コアは、固定部によって位置を固定されるため、磁性体コアが電源供給ラインに対してふらつくことを防止することが可能となる。そのため、磁性体コアが電源供給ラインに接触することを防止でき、電源供給ラインの疲労破壊や、被覆部材の損傷によるショートの発生を防止することができる。
以下、本発明のノイズフィルタを実現する最良の形態を、実施例1において説明する。
まず、実施例1におけるノイズフィルタを適用した電動パワーステアリング装置のインバータ1の構成を説明する。
図1はインバータ1の断面図、図2はインバータ1の下方視図である。図1は、図2にA-Aで示す位置で切断した図である。図2は、インバータ樹脂モールドバスバーハウジング5を取り外した状態の図である。
インバータ1のハウジング2には、円柱状のコンデンサ3が収容される。このハウジング2の上方側には、図示しない電源と接続するコネクタハウジング4が接続される。また、ハウジング2の下方側には、電子部品が搭載されるインバータ樹脂モールドバスバーハウジング5が接続される。このインバータ樹脂モールドバスバーハウジング5の内部には、各電子部品と電気的に接続するインバータ樹脂モールドバスバー13が配線されている。
コネクタハウジング4内には、電源に挿入されるコネクタ部バスバー6が設けられる。コネクタ部バスバー6は、ハウジング2内に挿入される電源供給ライン7と一体に形成され、この電源供給ライン7のインバータ樹脂モールドバスバーハウジング5側端部には、コネクタ部バスバーのインバータ側部8が形成される。このコネクタ部バスバーのインバータ側部8と、インバータ樹脂モールドバスバー13は電気的に接続され、電源からコネクタ部バスバー6、電源供給ライン7、コネクタ部バスバーのインバータ側部8、インバータ樹脂モールドバスバー13を介して、各電子部品に電気が供給される。
被覆部材9は、電源供給ライン7を包囲するように樹脂でモールド形成される。また、この被覆部材9を包囲するように筒状の磁性体コア10が設けられる。この磁性体コア10は、被覆部材9と一体にモールド形成された固定部11に支持される。
電源供給ライン7、被覆部材9、磁性体コア10は、コネクタハウジング4に組み付けられ、インバータ樹脂モールドバスバーハウジング5に形成されたコイルポケット5aに収装される。
図3は、コネクタハウジング4に電源供給ライン7、被覆部材9を一体成形の斜視図である。また図4は、電源供給ライン7と被覆部材9の下方視図である。また図5は、コネクタハウジング4に電源供給ライン7、被覆部材9を取り付けた状態の断面図である。
電源供給ライン7は1対で構成され、夫々の電源供給ライン7は平板状に形成される。また、この1対の電源供給ライン7は、互いに平行に配置される。
コネクタ部バスバーのインバータ側部8は、電源供給ライン7のインバータ樹脂モールドバスバーハウジング5側端部に形成され、電源供給ライン7に対して幅方向に狭く形成されている。すなわち、コネクタ部バスバーのインバータ側部8も1対で構成されている。この1対のコネクタ部バスバーのインバータ側部8は、被覆部材9の径方向に互いのずれた形状に形成される。
被覆部材9は、図1のようにハウジング2に組み付けた際に、被覆部材9のインバータ樹脂モールドバスバーハウジング5側の端部は、インバータ樹脂モールドバスバーハウジング5に対して離間するように形成される。例えば、被覆部材9と対向するインバータ樹脂モールドバスバーハウジング5の面が図5に点線Aで示す位置にあるとすると、この点線Aの位置に対して離間した位置Bに、被覆部材9のインバータ樹脂モールドバスバーハウジング5側の端部が位置するように形成する。
図6は、電源供給ライン7と被覆部材9の拡大断面図である。被覆部材9には、1対の電源供給ライン7の間に対応する位置に、被覆部材9を径方向に貫通する長十字型の貫通孔12が形成される(図3、図6参照)。
図7、および図8は固定部11に磁性体コア10が固定された状態を示す図であり、図7は磁性体コア10を1つ取り付けた状態を示す図である。
被覆部材9に形成される固定部11は、電源供給ライン7の両側に、互いの固定部11が平行に形成される。また、固定部11は被覆部材9の軸方向に対して複数形成される。固定部11は、被覆部材9の全体的な側面形状に対して、コネクタ部バスバーのインバータ側部8側からコネクタ部バスバー側方向に径方向に突出するように形成される。この突出した部分は径方向に移動可能に形成される(図3、図6参照)。
磁性体コア10は、中空の円柱状に形成される。磁性体コア10は、コネクタ部バスバーのインバータ側部8側から装着される。磁性体コア10の内周面が固定部11の部分に位置するときには固定部11は径方向側に移動して、磁性体コア10の軸方向の移動を可能にする。磁性体コア10の内周面が固定部11を通過すると、図7に示すように固定部11は径方向に開き、磁性体コア10の底面に接触して、磁性体コア10のコネクタ部バスバーのインバータ側部8側(電子部品側)への移動を規制する。
本実施例では、図8に示すように電源供給ライン7上に3つの磁性体コア10設けられる。また、コネクタ部バスバー6側の磁性体コア10は、装着時にコネクタ部バスバー6に隣接して装着され、固定部11によって位置が固定される。また、コネクタ部バスバー6側から2つ目の磁性体コア10も、固定部11によって位置が固定される。一方、コネクタ部バスバーのインバータ側部8側の磁性体コア10は、インバータ樹脂モールドバスバーハウジング5のコイルポケット5aの底面によって位置が固定される。つまり、磁性体コア10はインバータ樹脂モールドバスバーハウジング5とコネクタハウジング4によって挟みこむように設けられる。
なお、電源供給ライン7に磁性体コア10を1つ取り付ける場合には、磁性体コア10を最もコネクタ部バスバー6側に装着する。
上記のように磁性体コア10に包囲された電源供給ライン7は、円柱状の形状を有する電子部品であるコンデンサ3とならんで配置される(図2参照)。
次に本発明のノイズフィルタの作用について述べる。
従来のノイズフィルタは、電子部品に電源を供給する導線に、磁性体で形成された筒状のコアを挿入したものであった。そのため、振動によってコアと導線が接触して、導線に繰り返し荷重が作用することによる疲労破壊や、導線の皮膜の破損によるショートが発生する虞があった。
また、コアと導線の接触を防止するためには、振動によりコアと導線の相対運動を生じないようにすれば良いが、コアと導線を固定する部材が必要となり部品点数が増加する。
そこで実施例1では、導線に相当する電源供給ライン7を包囲するように樹脂製の被覆部材9を設け、この被覆部材9に固定部11を形成した。また、被覆部材9を包囲するように磁性体コア10を設け、この磁性体コア10を固定部11によって固定するようにした。
よって、磁性体コア10は、固定部11によって位置を固定されるため、磁性体コア10が電源供給ライン7に対してふらつくことを防止することが可能となる。そのため、磁性体コア10が電源供給ライン7に接触することを防止でき、電源供給ライン7の疲労破壊や、被覆部材9の損傷によるショートの発生を防止することができる。
また、電源供給ライン7の被覆部材9と、電源供給ライン7と磁性体コア10の相対運動を抑制する固定部11を一体に形成することができるため、部品点数の増加を抑制することができる。
[電源供給ライン]
以下、実施例1の電源供給ライン7の特徴について列記する。
電源供給ライン7は、多数の部品が収装されたハウジング2内部を貫通するため、電源供給ライン7が収装される断面積は限られている。一方、電源供給ライン7は、電気抵抗の低下のために断面積を確保する必要がある。
そこで、電源供給ライン7を1対設け、夫々の電源供給ライン7を平板に形成するとともに、互いの電源供給ライン7を平行に配置した。よって、限られた外径寸法内で電源供給ライン7の断面積の大きく確保することができる。
また、電源供給ライン7のインバータ樹脂モールドバスバーハウジング5側のコネクタ部バスバーのインバータ側部8は、互いにずれた形状に形成した。
よって、一方のコネクタ部バスバーのインバータ側部8の側面に対向する位置に、他方のコネクタ部バスバーのインバータ側部8が位置しないため、コネクタ部バスバーのインバータ側部8とインバータ樹脂モールドバスバー13との溶接時に、クランプ作業が容易になる。
ところで、コネクタ部バスバーのインバータ側部8とインバータ樹脂モールドバスバー13との溶接時にクランプ作業を容易にするためには、コネクタ部バスバーのインバータ側部8を電源供給ライン7の幅に対して突出して形成し、一方のコネクタ部バスバーのインバータ側部8と他方のコネクタ部バスバーのインバータ側部8との突出方向を反対に形成するようにしても良い。
しかしながら、コネクタ部バスバーのインバータ側部8から磁性体コア10を挿入するため、コネクタ部バスバーのインバータ側部8を電源供給ライン7の幅に対して突出して形成すると、磁性体コア10の挿入性が悪化してしまう。または、磁性体コア10を大型化する必要があった。
そこで、コネクタ部バスバーのインバータ側部8を、電源供給ライン7のインバータ樹脂モールドバスバーハウジング5側端部に形成し、電源供給ライン7に対して幅方向に狭く形成した。
そのため、コネクタ部バスバーのインバータ側部8とインバータ樹脂モールドバスバー13との溶接時にクランプ作業を容易にするとともに、磁性体コア10の挿入性を向上させることができる。または、磁性体コア10の小型化を図ることができる。
[被覆部材]
以下、実施例1の被覆部材9の特徴について列記する。
被覆部材9を、電源供給ライン7を包囲した状態でモールド形成し、固定部11を被覆部材9と一体にモールド形成した。よって、電源供給ライン7の被覆と固定部11の形成を同時に行うことができる。
また、被覆部材9の1対の電源供給ライン7の間に対応する位置に、被覆部材9を径方向に貫通する貫通孔12を形成した。
よって、貫通孔12にスペーサを挿入して被覆部材9をモールド形成することが可能となる。そのため、被覆部材9のモールド形成時に、電源供給ライン7同士のショートを防止することができる。
また、被覆部材9のインバータ樹脂モールドバスバーハウジング5側端部を、インバータ樹脂モールドバスバーハウジング5と離間した状態で組み付けた。
よって、樹脂製の被覆部材9が熱膨張した場合であっても、インバータ樹脂モールドバスバーハウジング5への当接を防止することが可能となる。そのため、コネクタ部バスバーのインバータ側部8とインバータ樹脂モールドバスバー13との溶接部等に応力がかかることを防止でき、コネクタ部バスバーのインバータ側部8とインバータ樹脂モールドバスバー13の不良接触の発生などを防止することができる。
[固定部]
以下、固定部11の特徴について列記する。
固定部11を1対の電源供給ライン7の被覆部材9に対して径方向両側であって、かつ固定部11を互いに平行に設けた。よって、限られた外径寸法内で電源供給ライン7の断面積を確保しつつ、固定部11の設置を行うことができる。
また、被覆部材9の軸方向に、固定部11を複数個設けた。よって、磁性体コア10の個数を必要に応じて増減した場合であっても、その個数に応じて磁性体コア10を固定することができる。
また固定部11は、磁性体コア10が電源供給ライン7のコネクタ部バスバーのインバータ側部8側(電子部品側)からコネクタ部バスバー6側への移動を許容するとともに、その逆の移動を規制するように形成した。
よって、磁性体コア10を被覆部材9にコネクタ部バスバーのインバータ側部8側の一方向から挿入するだけで、磁性体コア10の所定の位置に所定の個数を固定することが可能となる。そのため、磁性体コア10の取り付け作業を容易にすることができる。
[磁性体コア]
以下、磁性体コア10の特徴について列記する。
コネクタ部バスバー6側の磁性体コア10を、装着時にコネクタ部バスバー6に隣接して装着した。よって、電源供給ライン7を短く形成することができる。
また、磁性体コア10を、コネクタハウジング4(コネクタ部バスバー6)とインバータ樹脂モールドバスバーハウジング5とによって、挟み込むように設けた。よって、電源供給ライン7の全長に渡って磁性体コア10を設けることができる。
また、磁性体コア10を、コネクタハウジング4とインバータ樹脂モールドバスバーハウジング5との間に密着して設けたため、磁性体コア10の有効磁路長を短くすることが可能となる。磁性体コア10のインダクタンスLは下記の式から求められる。
L=(μ・N2・S/l)[H]
μ:透磁率 μ=μs×μ0 μs:比透磁率 μ0:真空中の透磁率
N:コイルの巻き数 S:有効断面積 l:有効磁路長
そのため、磁性体コア10のインダクタンスを大きくすることができるとともに、各部品の小型化を図ることができる。
また、電源供給ライン7に磁性体コア10を1つ取り付ける場合には、磁性体コア10を最もコネクタ部バスバー6側に装着するようにした。
よって、磁性体コア10のコネクタ部バスバー6側の底面はコネクタハウジング4の面と接触し、磁性体コア10の実装位置を面で規定することが可能となる。そのため、磁性体コア10の組み付け性を向上することができる。
[複数の部材構成]
次に、複数の部材による構成の特徴について列記する。
磁性体コア10の外形を円柱状に形成し、この磁性体コア10に包囲された電源供給ライン7を、円柱状の電子部品であるコンデンサ3とならんで配置した。よって、インバータ1全体を効率的にレイアウトすることができる。
また、インバータ樹脂モールドバスバーハウジング5にコイルポケット5aを形成し、コネクタハウジング4に組み付けられた電源供給ライン7、被覆部材9、磁性体コア1をコイルポケット5aに収容した。
よって、電源供給ライン7、被覆部材9、磁性体コア1の組み付け時の位置決めが容易となる。
次に、実施例1の効果について述べる
(1)コネクタ部バスバー6(電源供給端子)と電子部品とを接続する電源供給ライン7を包囲するように設けられた樹脂製の被覆部材9と、被覆部材9を包囲するように設けられた筒状の磁性体コア10と、被覆部材9に設けられ、磁性体コア10を固定する固定部11とを設けた。
よって、磁性体コア10は、固定部11によって位置を固定されるため、磁性体コア10が電源供給ライン7に対してふらつくことを防止することが可能となる。そのため、磁性体コア10が電源供給ライン7に接触することを防止でき、電源供給ライン7の疲労破壊や、被覆部材9の損傷によるショートの発生を防止することができる。
(2)電源供給ライン7は1対設けられ、夫々の電源供給ライン7は平板上に形成され、互いに平行に配置するようにした。
よって、限られた外径寸法内で電源供給ライン7の断面積の大きく確保することができる。
(3)固定部11は、1対の電源供給ライン7の径方向両側であって、かつ互いに平行に設けるようにした。
よって、限られた外径寸法内で電源供給ライン7の断面積を確保しつつ、固定部の設置を行うことができる。
(4)被覆部材9は電源供給ライン7を包囲した状態でモールド形成され、固定部11は、モールド形成により形成するようにした。
よって、電源供給ライン7の被覆と固定部11の形成を同時に行うことができる。
(5)被覆部材9は1対の電源供給ライン7の間であって径方向に貫通する貫通孔を有するようにした
よって、貫通孔にスペーサを挿入して被覆部材をモールド形成することが可能となる。そのため、被覆部材のモールド形成時に、電源供給ライン7同士のショートを防止することができる。
(6)固定部11は被覆部材9の軸方向に複数個設けるようにした。
よって、磁性体コア10の個数を必要に応じて増減した場合であっても、その個数に応じて磁性体コア10を固定することができる。
(7)固定部11は磁性体コア10が電源供給ライン7の電子部品側からコネクタ部バスバー6側へ移動を許容し、その逆の移動を規制するように形成した。
よって、磁性体コア10を被覆部材9に電子部品側の一方向から挿入するだけで、磁性体コア10の所定の位置に所定の個数を固定することが可能となる。そのため、磁性体コア10の取り付け作業を容易にすることができる。
(8)電子部品はインバータ樹脂モールドバスバー13に搭載され、インバータ樹脂モールドバスバー13側の被覆部材端部は、このインバータ樹脂モールドバスバー13と離間した状態で組み付けるようにした。
よって、樹脂製の被覆部材が熱膨張した場合であっても、インバータ樹脂モールドバスバー13への当接を防止することが可能となる。そのため、電源供給ライン7の溶接部等に応力がかかることを防止できる。
(9)磁性体コア10はコネクタ部バスバー6と隣接するように設けた。
よって、電源供給ライン7を短く形成することができる。
(10)電子部品はインバータ樹脂モールドバスバー13に搭載され、磁性体コア10はインバータ樹脂モールドバスバー13とコネクタ部バスバー6とで挟み込むように設けた。
よって、電源供給ライン7の全長に渡って磁性体コア10を設けることができる。
(11)磁性体コア10の外周は略円柱状に形成され、磁性体コア10に包囲された電源供給ライン7は電子部品のうち略円柱状を有する電子部品とならんで配置しりようにした。
よって、装置全体を効率的にレイアウトすることができる。
(12)電源供給ライン7は1対設けられ、電子部品はインバータ樹脂モールドバスバー13に搭載され、電源供給ライン7のインバータ樹脂モールドバスバー13側接続部は径方向に互いにずれるようにした。
よって、電源供給ラインのクランプ作業が容易となる。
[他の実施例]
以上、本発明を実施するための最良の形態を、実施例1に基づいて説明してきたが、各発明の具体的な構成は各実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
実施例1では、電動パワーステアリング装置のインバータ内にノイズフィルタを設けた例を示したが、電動パワーステアリング装置のインバータに限らず、電源から電子部品に電源供給する電源供給ラインを有する他の装置にも適用することができる。
更に、上記実施例から把握しうる請求項以外の技術的思想について、以下にその効果と共に記載する。
実施例1のインバータの断面図である。 実施例1のインバータの下方視図である。 実施例1のコネクタハウジングに電源供給ライン、被覆部材を取り付けた状態の斜視図である。 実施例1の電源供給ラインと被覆部材の下方視図である。 実施例1のコネクタハウジングに電源供給ライン、被覆部材を取り付けた状態の断面図である。 実施例1の電源供給ラインと被覆部材の拡大断面図である。 実施例1の固定部に磁性体コアが固定された状態を示す図である。 実施例1の固定部に磁性体コアが固定された状態を示す図である。
符号の説明
3 コンデンサ
4 コネクタハウジング
5 インバータ樹脂モールドバスバーハウジング
6 コネクタ部バスバー
7 電源供給ライン
8 コネクタ部バスバーのインバータ側部8
9 被覆部材
10 磁性体コア
11 固定部
12 貫通孔
13 インバータ樹脂モールドバスバー

Claims (12)

  1. 電源供給端子と電子部品とを接続する電源供給ラインを包囲するように設けられた樹脂製の被覆部材と、
    前記被覆部材を包囲するように設けられた筒状の磁性体コアと、
    前記被覆部材に設けられ、前記磁性体コアを固定する固定部と、
    を有することを特徴とするノイズフィルタ。
  2. 請求項1に記載のノイズフィルタにおいて、
    前記電源供給ラインは1対設けられ、夫々の電源供給ラインは平板上に形成され、互いに平行に配置されることを特徴とするノイズフィルタ。
  3. 請求項2に記載のノイズフィルタにおいて、
    前記固定部は、前記1対の電源供給ラインの径方向両側であって、かつ互いに平行に設けられることを特徴とするノイズフィルタ。
  4. 請求項2に記載のノイズフィルタにおいて、
    前記被覆部材は前記電源供給ラインを包囲した状態でモールド形成され、
    前記固定部は、前記モールド形成により形成されることを特徴とするノイズフィルタ。
  5. 請求項4に記載のノイズフィルタにおいて、
    前記被覆部材は前記1対の電源供給ラインの間であって径方向に貫通する貫通孔を有することを特徴とするノイズフィルタ。
  6. 請求項1に記載のノイズフィルタにおいて、
    前記固定部は前記被覆部の軸方向に複数個設けられることを特徴とするノイズフィルタ。
  7. 請求項6に記載のノイズフィルタにおいて、
    前記固定部は前記磁性体コアが前記電源供給ラインの前記電子部品側から前記電源供給端子側へ移動を許容し、その逆の移動を規制するように形成されていることを特徴とするノイズフィルタ。
  8. 請求項1に記載のノイズフィルタにおいて、
    前記電子部品はインバータ樹脂モールドバスバーに搭載され、
    前記インバータ樹脂モールドバスバー側の被覆部材端部は、このインバータ樹脂モールドバスバーと離間した状態で組み付けられることを特徴とするノイズフィルタ。
  9. 請求項1に記載のノイズフィルタにおいて、
    前記磁性体コアは前記電源供給端子と隣接するように設けられることを特徴とするノイズフィルタ。
  10. 請求項1に記載のノイズフィルタにおいて、
    前記電子部品はインバータ樹脂モールドバスバーに搭載され、
    前記磁性体コアは前記インバータ樹脂モールドバスバーと前記電源供給端子とで挟み込むように設けられたことを特徴とするノイズフィルタ。
  11. 請求項1に記載のノイズフィルタにおいて、
    前記磁性体コアの外周は略円柱状に形成され、
    前記磁性体コアに包囲された電源供給ラインは前記電子部品のうち略円柱状を有する電子部品とならんで配置されることを特徴とするノイズフィルタ。
  12. 請求項1に記載のノイズフィルタにおいて、
    前記電源供給ラインは1対設けられ、
    前記電子部品はインバータ樹脂モールドバスバーに搭載され、
    前記電源供給ラインの前記インバータ樹脂モールドバスバー側接続部は径方向に互いにずれた形状を有することを特徴とするノイズフィルタ。
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