JP2009009925A - 乾燥炉 - Google Patents

乾燥炉 Download PDF

Info

Publication number
JP2009009925A
JP2009009925A JP2007341239A JP2007341239A JP2009009925A JP 2009009925 A JP2009009925 A JP 2009009925A JP 2007341239 A JP2007341239 A JP 2007341239A JP 2007341239 A JP2007341239 A JP 2007341239A JP 2009009925 A JP2009009925 A JP 2009009925A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
drying furnace
electrode
base material
electrode substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007341239A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Nishikawa
昌司 西川
Yasuhiro Sakashita
康広 坂下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2007341239A priority Critical patent/JP2009009925A/ja
Publication of JP2009009925A publication Critical patent/JP2009009925A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

【課題】電極塗工箔製造に用いられる乾燥炉であって、乾燥炉を停止させることなく、乾燥炉内に配設されエアノズルやヒータ等を回避して自動的に電極基材を導通させてセッティングすることのできる技術を提案する。
【解決手段】乾燥炉11に、電極基材10の搬送経路Rの両側部において前記搬送経路Rに並走する二本の線材21・21と、前記線材21・21を電極基材10の搬送方向に走行させる駆動手段33と、前記二本の線材21・21に架設され前記電極基材10の先端辺が固定された誘導体25とを備え、エアノズル15よりエアを吹き出した状態で線材21・21を走行させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電極塗工箔製造に用いる乾燥炉に関し、詳細には、片面又は両面に塗布により形成された電極合剤塗料層を有する帯状の電極基材を略水平方向で走行させながら乾燥を行う乾燥炉に関する。
二次電池の電極材料として、電極基材である金属箔の両面に電極活物質層が形成された電極塗工箔が用いられる。この電極塗工箔の製造において、ロール状に巻かれた帯状の電極基材(金属箔)が連続的に繰り出されて搬送されるうちに、塗工ダイにて電極活物質を含む電極合剤塗料が前記電極基材の片面又は両面に塗布され、乾燥炉に導入される。前記乾燥炉では、両面又は片面に電極合剤塗料層を有する電極基材が略水平方向に搬送されるうちに、前記電極合剤塗料層が乾燥して、電極基材の両面又は片面に電極活物質層が形成された電極塗工箔となる。この電極塗工箔は、乾燥炉より搬出されて再びロール状に巻き取られ、適宜な大きさにカットされて使用される。
一般に、電極塗工箔製造に用いる乾燥炉では、該乾燥炉内に20mを超す長さを有する電極基材の搬送経路が設けられる。乾燥炉に導入される電極基材に塗布された電極合剤塗料は未乾燥であるため、前記乾燥炉における電極基材の搬送に、該電極基材を前記搬送経路に沿って浮上した状態で走行させるエアフローティング方式が採用されたものがある。
以下に従来技術に係る乾燥炉について、図8及び図9を用いて説明する。図8は従来の乾燥炉の外観を示す図、図9は同じく従来の乾燥炉内部の構成を示す図である。
エアフローティング方式が採用された乾燥炉では、例えば、図9に示すように、前記電極基材10を支持するエアを吹き出すエアノズル15・15・・・が、前記電極基材10の搬送経路の上方と下方とに交互に設けられ、前記電極基材10は前記エアノズル15から数ミリ程度離れた状態に浮上して乾燥炉11内を走行する。前記エアノズル15より吹き出されるエアや、同じく搬送経路に沿って設けられたヒータ16・16・・・等により、電極基材10に塗布された電極合剤塗料が強制乾燥される。
上述のような構成の乾燥炉11に電極基材10を最初に導通させる際には、例えば、図8及び図9に示すように、乾燥炉11を停止させたうえで所定の温度まで冷却し、筐体12の扉12aを開放してエアノズル15・15・・・やヒータ16・16・・・の間を縫うように電極基材10を通し、所定の温度まで昇温して乾燥炉11を動作させる。
前記エアノズル15・15・・・は電極基材10の搬送経路の上下に交互に設けられるため、乾燥炉11内を搬送される電極基材10は、側面視において波打って走行することとなる。また、搬送経路の上下方向高さはわずかであり、また、電極基材10は破れやすいので、電極基材10を搬送経路に最初に導通させる際には繊細な作業が必要となる。このことから、エアフローティング方式が採用された乾燥炉11において電極基材10を最初に導通させる作業を機械的に行うことは困難であり、作業者の手作業により行われている。
乾燥炉11へ電極基材10を作業者の手作業で導通させる作業は、新たな電極基材10をセッティングするときだけでなく、操業中に電極基材10が途中で破断した際にも行われる。電極基材10が途中で破断した場合には、乾燥炉11は高温であるため適当な温度となるまで待って電極基材10を通し、再度昇温させねばならない。これに加え、20mを超す長さの電極基材10をセットする作業は、非常に手間のかかる作業である。従って、乾燥炉11へ電極基材10を作業者の手作業で導通させる作業は、膨大な時間のロスとなり、生産性の低下に繋がっていた。
特許文献1では、両面に電極合剤塗料が塗布された電極基材(電極集電体)を略水平方向に搬送させながら乾燥を行う技術が開示されている。この技術では、周回移動するローラチェーンに電極基材の縁部を狭持・解放するクリップを設け、ローラチェーンの周回移動に伴って電極基材を搬送する構成のものである。しかし、この技術では、エアフローティング方式が採用された乾燥炉で波打つように電極基材を導通させることは困難である。
特開2002−367603号公報
上記に鑑み、本発明では、電極塗工箔製造に用いられ、片面又は両面に塗布により形成された電極合剤塗料層を有する帯状の電極基材を略水平方向で走行させながら乾燥を行う乾燥炉であって、乾燥炉を停止させることなく、つまり、乾燥炉の加熱を停止したり降温させたり扉を開いたりすることなく、乾燥炉内に配設されるエアノズルやヒータ等を回避して、自動的に電極基材を通してセッティングすることのできる技術を提案する。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、電極塗工箔製造に用いられ、電極塗料が塗布された電極基材を、エアノズルから吐出されるエアにより浮上させた状態で搬送しながら乾燥を行う乾燥炉であって、前記電極基材の搬送経路の両側部において前記搬送経路に並走する二本の線材と、前記線材を電極基材の搬送方向に走行させる駆動手段と、前記二本の線材間に架設され、前記電極基材の先端辺が固定された誘導体とを、備えるものである。
請求項2においては、前記線材の走行経路は、単数又は複数のガイドローラにより形成されるものである。
請求項3においては、前記乾燥炉に、前記線材を介して電極基材側とその反対側に隣接して配置され、周面間で前記線材を挟持する一組のローラを備え、前記一組のローラのうち、前記線材を介して電極基材側に配置されるローラを、該線材の走行方向下流側へ転倒可能に構成するとともに、前記誘導体に前記ローラに当接可能な当接部材を設けたものである。
請求項4においては、前記誘導体は板状部材にて構成され、該誘導体の両側部には前記二本の線材を挟持可能な固定部が設けられており、該固定部により前記線材を挟持することで、前記誘導体が前記線材に対して着脱可能に架設されているものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
本発明によれば、乾燥炉を停止させることなく、該乾燥炉内に電極基材を自動的に通してセッティングすることができる。従って、電極基材を乾燥炉にセッティングするに際し、降温及び昇温のための時間を要せず、また、一つ一つ波打つように箔を通す煩雑な作業も不要となり、生産性の向上に寄与することができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の実施例に係る電極基材導通装置の構成を示す側面図、図2は電極基材導通装置の構成を示す斜視図、図3はサイドローラの構成を示す側面図である。図4は別実施例に係る誘導板を示す斜視図、図5は同じく誘導板の固定部を示す拡大斜視図、図6は同じく固定部を示す拡大正面図、図7は同じく固定部の線材への取付状態を示す拡大正面図である。図8は従来の乾燥炉の外観を示す図、図9は同じく従来の乾燥炉内部の構成を示す図である。
本発明の実施例に係る乾燥炉は、電極基材である金属箔の両面に電極活物質層が形成された電極塗工箔の製造に用いるものであって、片面又は両面に塗布による電極合剤塗料層が形成された帯状の電極基材(金属箔)を略水平方向に搬送しながら、前記電極合剤塗料を乾燥させるものである。
前記乾燥炉11には、エアフローティング方式の電極基材10の搬送手段が備えられる。この搬送手段は、図1に示すように、電極基材10を浮上させるためのエアを下方へ吹き出すエアノズル15と、エアを上方へ吹き出すエアノズル15とが、上下交互に振り分け配置されたものである。そして、このエアノズル15・15・・・の吹出口から吹き出されるエアにより、各エアノズル15の吹出口から数mm程度離れた位置を電極基材10が通過する搬送経路Rが形成される。なお、前記電極基材10は、乾燥炉11よりも電極基材10の搬送方向下流側に設けられたテンションローラにて牽引され、前記乾燥炉11内の搬送経路Rを前記エアノズル15に対して非接触状態で搬送される。
上記のように乾燥炉11には、電極基材10の搬送経路Rを介して上下に設けられるエアノズル15・15・・・や、前記電極基材10に塗布された電極合剤塗料を乾燥させるためのヒータ16・・・が設けられ、電極基材10の搬送経路Rはエアノズル15やヒータ16の間を縫って側面視において波打つ形状のものとなる。
上記構成の乾燥炉11内に、電極基材導通装置20が設けられる。前記電極基材導通装置20は、前記乾燥炉11内の搬送経路Rに電極基材10を導通させてセッティングするための装置である。
前記電極基材導通装置20には、前記電極基材10の搬送経路Rの、搬送方向に対する直交方向の両側部において前記搬送経路Rに並走する二本の線材21・21と、前記線材21・21を電極基材10の搬送方向に走行させる駆動手段33と、前記二本の線材21・21間に架設され前記電極基材10の先端辺が固定された誘導体25とが、備えられる。
前記線材21・21は、前記搬送経路Rに並走し、且つ、前記搬送経路Rを搬送される電極基材10の幅方向両端よりも側方を通るように配設される。従って、前記二本の線材21・21は、電極基材10の幅よりも広い距離で離間され、略平行に乾燥炉11内に配置される。また、前記線材21・21は、側面視において前記搬送経路Rとほぼ重複することとなる。なお、前記線材21として、ワイヤやピアノ線等を用いることができる。
前記二本の線材21・21は、搬送経路Rの下流側に設けられた二つの駆動プーリ32・32(又は駆動ローラ)にそれぞれ巻回される。前記駆動プーリ32・32は略同径であって同軸上に設けられ、これら一組の駆動プーリ32・32を同期して回転駆動する電動モータ等の駆動手段33が設けられる。この駆動プーリ32・32が駆動手段33にて回転駆動されることにより、前記二本の線材21・21は同調して電極基材10の搬送方向に走行駆動されることとなる。
前記二本の線材21・21間には、誘導体25が架設される。前記誘導体25は、線材21の或点に固定された固定部材23・23と、前記固定部材23・23に固設された当接部材24・24と、二つの当接部材24・24間に架設された先導部材22とで構成される。前記先導部材22と線材21・21とが平面視において略直交するように、線材21上の固定部材23の位置が定められる。
前記先導部材22は、板状又は棒状部材であって、該先導部材22に電極基材10の先端辺が固定される。従って、電極基材10の先端辺は、二本の線材21・21間において前記線材21・21に沿って走行する。なお、前記先導部材22への電極基材10の固定手段として、接着剤や、クリップ等の狭持部材など、適当な手段を採用することができる。
前記電極基材10の搬送経路Rに並走する前記線材21・21の走行経路は、単数又は複数のガイドローラ31・31・・・、並びに単数又は複数のサイドローラ34・34・・・等で形成される。
前記ガイドローラ31・31・・・は、上下方向に波打つ電極基材10の搬送経路Rに沿って線材21・21を走行させるために設けられるものである。前述の通り、電極基材10の搬送経路Rは、ヒータ16・16・・・との接触を回避しつつ、上下に振り分け配置されたエアノズル15・15・・・の吹き出し口から数mm程度離れた位置を通って略水平方向に電極基材10を搬送するものである。このような搬送経路Rに線材21・21を並走させることで、該線材21・21に沿って走行する誘導体25に固定された電極基材10の先端辺は、エアノズル15やヒータ16に当接しないのである。
前記ガイドローラ31・31・・・は、上述のように線材21を走行させるために必要な適宜位置に適宜数が設けられる。本実施例において、前記ガイドローラ31・31・・・は、エアノズル15・15・・・の側部に取り付けられる。これにより、別途ガイドローラ31・31・・・の支持部材を設ける必要が無く、また、コンパクトに構成することができる。
前記サイドローラ34・34・・・は、前記線材21・21の略水平方向への振れを防止するために設けられるものである。
前記サイドローラ34には、前記線材21を介して電極基材10側とその反対側に隣接して配置され、周面間で前記線材21を挟持する一組のローラ34a・34bが備えられる。
前記一組のローラ34a・34bのうち、前記線材21を介して電極基材10側に配置されるローラ34bは、線材21の走行方向下流側へ転倒可能に構成される。
図3にも示すように、前記サイドローラ34を構成する一組のローラ34a・34bのうち、二本の線材21・21の間に配置されるローラ34b・34bは、略水平方向を軸方向とする支承軸35に揺動可能に支承され、線材21・21の走行方向下流側へ回転して倒すことができる。そして、前記ローラ34bには、回転軸方向が略垂直方向である状態を定常状態とするように、付勢部材が設けられる。前記付勢部材として、錘やバネ等を採用することができる。
上記構成の電極基材導通装置20は、乾燥炉11に備えられたエアノズル15からエアが吹き出されている状態で運転される。
電極基材導通装置20を運転させると、駆動手段33により駆動プーリ32・32が回転駆動されて、線材21・21が乾燥炉11内を走行する。線材21・21が乾燥炉11内を走行すると、該線材21・21の走行に伴って誘導体25に固定された電極基材10の先端辺が移動する。前記線材21は、電極基材10の搬送経路Rを並走するため、電極基材10の先端辺は電極基材10の搬送経路Rを移動する。これにより、電極基材10の先端辺は、エアノズル15及びヒータ16と当接することなく、乾燥炉11内に導通される。
前記電極基材10の先端辺が電極基材10の搬送経路Rを移動すると、前記電極基材10の他の部分は、エアノズル15・15・・・から吹き出されるエアにより、エアノズル15・15・・・の吹出口から数mm程度離れた位置を通過し、電極基材10の搬送経路Rに沿って搬送されることとなる。
なお、前記誘導体25がサイドローラ34の側方を通過する際には、前記当接部材24が電極基材10側に位置するローラ34bに当接することにて、該ローラ34bが線材21の走行方向下流側へ押し倒される。誘導体25が通過したのちは、前記ローラ34bは自動的に復帰して、サイドローラ34として機能する。
上述の電極基材導通装置20によれば、乾燥炉11を停止させることなく、電極基材10を搬送経路に導通させてセッティングすることができる。つまり、電極基材10が破断したような場合でも、乾燥炉の降温・昇温を行う必要が無く、速やかに、製造ラインを再開させることができる。また、電極基材10を乾燥炉11にセッティングするに際して、作業者による煩雑な手作業の必要がなく、また、高速に電極基材10を乾燥炉11にセッティングすることができる。
次に、本発明の別実施例について、図4〜図7を用いて説明する。なお本実施例において説明する乾燥炉11において、上述の実施例と共通する部分については、同符号を付してその説明を省略する。
図4は本実施例に係る誘導板26を示す斜視図である。該誘導板26は、本願発明における誘導体の一実施形態であり、前述の実施例おける誘導体25に相当するものである。
前記誘導板26は板状部材にて構成されており、例えば厚さ0.5〜数mm程度の金属板にて構成されている。
該誘導板26は前後幅(搬送方向の幅)Lが30〜80mm程度であり、該誘導板26が前記ガイドローラ31・31・・・の上下を通過する際に支障とならず、スムーズに通過できる程度の厚さ・幅等に形成される。
本実施例においては、前記当接部材として、該誘導板26の前端(搬送方向側端)における左右それぞれの一部が前方に突出され、上方に湾曲されることで当接部26c・26cが形成される。前記実施例と同様、該当接部26cが電極基材10側に位置するローラ34bに当接することにて、該ローラ34bが線材21・21の走行方向下流側へ押し倒されるのである。誘導板26が通過したのちは、前記ローラ34bは自動的に復帰して、サイドローラ34として機能する。
なお、本実施例では誘導板26自体が前記当接部の役割を果たし、該ローラ34bを押し倒すこともできるため、前記当接部26c・26cを形成しない構成とすることも可能である。
一方、誘導板26の両端部には、前記二本の線材21・21に固定するための固定部40・40が設けられている。該固定部40・40は、前記線材21・21をそれぞれ挟持可能に構成されており、前記誘導板26は、後述するように前記固定部40・40により前記線材21・21に対して着脱可能に取り付けられている。
また、該誘導板26への電極基材10の固定手段としては、上述の実施例と同様に、接着剤や、クリップ等の狭持部材など、適当な手段が用いられる。図4では、電極基材10の先端部10aを、テープ27で前記誘導板26に接着した場合について示している。
前記固定部40の構成について、図5を用いて説明する。図5は一方の前記固定部40を示す拡大斜視図である。該固定部40は、前記誘導板26の搬送方向における両端部に設けられる上側クランパ26a・26a及び下側クランパ26bと、前記当接部26cと、搬送方向へ所定の間隔を設けた状態で誘導板26に固設される一対の支持具41・41と、該支持具41・41の間に架け渡される回動軸42と、該回動軸42の略中央部で回動可能に軸支されるレバー43と、からなる。
前記上側クランパ26a・26a及び下側クランパ26bは、前記誘導板26の両側部の一部を変形して形成される。詳しくは、誘導板26の端部を搬送方向へ略三等分する位置に切りこみが形成され、切り分けられた誘導板26のそれぞれの先端が略U字状に湾曲されるのである。即ち、該誘導板26端部において三分割されたうちの中央部分が、下側に湾曲した下側クランパ26bとして形成され、同様に誘導板26端部において三分割されたうちの両側部分が、上側に湾曲した上側クランパ26a・26aとして形成されるのである。
前記支持具41・41は、ボルト等の固定部材若しくは溶接等によって誘導板26に固設される。誘導板26に固設された支持具41・41にはそれぞれ前記線材21と平行に孔が開口され、それぞれの孔には前記回動軸42の両端が挿入され、支持具41・41の間に該回動軸42が架け渡されている。
前記レバー43は、前記回動軸42の略中央部で回動可能に軸支される棒状部材である。図6に示すように、該レバー43における搬送方向と直交する方向の回動軸42より内側には、正面視においてクランク状に取手部43aが形成される。また、該レバー43における搬送方向と直交する方向の回動軸42より外側には、当接部43bが突出して形成される。前記回動軸42から取手部43aの端部までの寸法は、回動軸42から当接部43bの端部までの寸法よりも大きく形成されている。
前記固定部40の線材21への取付方法について、図6及び図7を用いて説明する。図6は固定部40を示す拡大正面図、図7は同じく固定部40の線材21への取付状態を示す拡大正面図である。前記固定部40を線材21に取付ける場合は、作業者が前記レバー43の取手部43aを握り、該レバー43の取手部43aを上方(図7中の矢印Aの方向、すなわち誘導板26から離れる方向)に回動する。これによって前記当接部43bが下側クランパ26bに当接しながら、該下側クランパ26bを下方(図7中矢印Bの方向、すなわち側面視において上側クランパ26aから離れる方向)に押し下げ、上側クランパ26a・26aと下側クランパ26bとを開く。この場合、下側クランパ26bは、その基端部が弾性変形により屈曲しながら押し下げられる。
このようにして開いた上側クランパ26aと下側クランパ26bとの間に、作業者が線材21を挿入するのである。
作業者が手を離すとレバー43は弾性変形していた下側クランパ26bの弾性力によって図6に示す元の位置に戻り、上側クランパ26aと下側クランパ26bがそれぞれ上下から線材21を交互に挟み込むことで、固定部40が線材21に固定されるのである。
つまり、この固定部40の線材21に対する固定は、上側クランパ26a・26aの湾曲した凹陥面が線材21の上側面に当接するとともに、下側クランパ26bの湾曲した凹陥面が線材21の下側面に当接して、該上側クランパ26a・26aと下側クランパ26bとで線材21を挟持することにより行われる。
固定部40を線材21から取り外す場合は、同様にレバー43を回動させて上側クランパ26a・26aと下側クランパ26bとを開き、上側クランパ26aと下側クランパ26bとの間から線材21を取り除くのである。
本実施例によれば上記のように構成することにより、誘導板26を二本の線材21・21に対して容易に着脱可能に取り付けることができ、作業を簡略化することができるのである。また、誘導板26は厚さ0.5〜数mm程度の金属板で形成されるため、前記エアノズル15・15・・・の間や、ガイドローラ31・31・・・の上下等を、支障なく通過させることができるのである。
なお、本実施例では誘導板26の固定部40として、誘導板26の両端に上側クランパ26a・26a及び下側クランパ26bを形成する構成としたが、該固定部は誘導板26を線材に固定可能な構成であれば、ワイヤやピン等を用いたような他の固定方法でも良く、本実施例の構成に限定されるものではない。
また、本実施例では誘導板26を金属板にて形成したが、これに限るものではなく、レバー43により押し下げられる下側クランパ26bが弾性変形により屈曲する部材であればよい。
本発明の実施例に係る電極基材導通装置の構成を示す側面図。 電極基材導通装置の構成を示す斜視図。 サイドローラの構成を示す側面図。 別実施例に係る誘導板を示す斜視図。 同じく誘導板の固定部を示す拡大斜視図。 同じく固定部を示す拡大正面図。 同じく固定部の線材への取付状態を示す拡大正面図。 従来の乾燥炉の外観を示す図。 同じく従来の乾燥炉内部の構成を示す図。
符号の説明
10 電極基材
20 電極基材導通装置
21 線材
22 先導部材
23 固定部材
24 当接部材
25 誘導体
26 誘導板
40 固定部

Claims (4)

  1. 電極塗工箔製造に用いられ、電極塗料が塗布された電極基材を、エアノズルから吐出されるエアにより浮上させた状態で搬送しながら乾燥を行う乾燥炉であって、
    前記電極基材の搬送経路の両側部において前記搬送経路に並走する二本の線材と、
    前記線材を電極基材の搬送方向に走行させる駆動手段と、
    前記二本の線材間に架設され、前記電極基材の先端辺が固定された誘導体とを、
    備えることを特徴とする乾燥炉。
  2. 前記線材の走行経路は、単数又は複数のガイドローラにより形成されることを特徴とする、請求項1に記載の乾燥炉。
  3. 前記乾燥炉に、前記線材を介して電極基材側とその反対側に隣接して配置され、周面間で前記線材を挟持する一組のローラを備え、
    前記一組のローラのうち、前記線材を介して電極基材側に配置されるローラを、該線材の走行方向下流側へ転倒可能に構成するとともに、前記誘導体に前記ローラに当接可能な当接部材を設けたことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の乾燥炉。
  4. 前記誘導体は板状部材にて構成され、
    該誘導体の両側部には前記二本の線材を挟持可能な固定部が設けられており、
    該固定部により前記線材を挟持することで、前記誘導体が前記線材に対して着脱可能に架設されていることを特徴とする、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の乾燥炉。
JP2007341239A 2007-05-28 2007-12-28 乾燥炉 Pending JP2009009925A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007341239A JP2009009925A (ja) 2007-05-28 2007-12-28 乾燥炉

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007140722 2007-05-28
JP2007341239A JP2009009925A (ja) 2007-05-28 2007-12-28 乾燥炉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009009925A true JP2009009925A (ja) 2009-01-15

Family

ID=40324787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007341239A Pending JP2009009925A (ja) 2007-05-28 2007-12-28 乾燥炉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009009925A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012209074A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Toray Eng Co Ltd 電極板の製造装置
CN114203974A (zh) * 2021-12-15 2022-03-18 安徽统凌科技新能源有限公司 锂电池极片烘烤放置工装

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012209074A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Toray Eng Co Ltd 電極板の製造装置
CN114203974A (zh) * 2021-12-15 2022-03-18 安徽统凌科技新能源有限公司 锂电池极片烘烤放置工装
CN114203974B (zh) * 2021-12-15 2023-08-15 广东友飞翔新能源有限公司 锂电池极片烘烤放置工装

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010519060A5 (ja)
JP2005235971A (ja) フラックス塗布機能を具備した太陽電池用タブリードのハンダ付け装置
CN108137373A (zh) 玻璃板的制造装置
JP6376084B2 (ja) 乾燥装置
JP2008066661A (ja) 基板搬送装置及び基板搬送方法
JP4778788B2 (ja) 微細パターンシート作成装置および微細パターンシート作成方法
CN115621171B (zh) 一种焊带载体组件、焊接设备以及焊接方法
JP2009009925A (ja) 乾燥炉
JP4623443B2 (ja) 浮上搬送装置における被搬送物制動装置
JP4882796B2 (ja) シート状物の延伸機
CN105541096B (zh) 基板加工装置
JP4804915B2 (ja) シート離型装置およびシート離型方法
JP4676776B2 (ja) プリント配線板の製造方法
TW201921476A (zh) 基板加工裝置
TW201925060A (zh) 基板搬送裝置及基板加工裝置
CN105541093B (zh) 基板加工装置
JP2000088459A (ja) 縦型乾燥炉の基材揺れ防止装置
WO2005120809A1 (ja) フィルム延伸機
JP4534400B2 (ja) フィルム材搬送ガイド治具及びそれを用いた搬送装置
JP3135619U (ja) 製版装置
JP3245321B2 (ja) 弾性を有するシート状長尺物の切断方法及びその切断装置
JP3573217B2 (ja) ガス炉のガラス板搬送方法及びその装置
TWI809839B (zh) 加熱乾燥裝置之饋送機構
JP2000000688A (ja) 帯状鋼板の長手方向の連続溶接方法および連続溶接設備
JP2008254115A (ja) 鋼帯先側サイドカット装置