JP2009009399A - プラント運転データ管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 データベース等に蓄積されたプラント運転データを、迅速かつ正確な状況把握を行えるように収集すると共に、表示・解析を支援するプラント運転データ管理システムを実現する。
【解決手段】連続するプラント運転データを所定の範囲で区切り、この区切り内の工程の状態遷移を定義した状態遷移図を生成する工程アナライザと、
定義された前記状態遷移図を取得し、定義内容に従って各工程のプラント運転データを自動収集して前記工程アナライザに返すデータ収集サーバと、
を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、データベース等に保持されている連続するプラント運転データの所望の範囲を収集して解析を容易にするプラント運転データ管理システムに関するものである。
プロセス制御システムから現在の運転状況を示すトレンドデータを収集し、参照トレンドデータと重ね合わせて表示するプラント情報管理システムが、特許文献1に開示されている。
現在の製造業では、プラントを安全かつ安定に操業するのはもちろん、競争の激化によりさまざまな角度からのプラント運転の高効率化が求められている。そのために、
(1)より短期間でのラインの構築・変更が必要、
(2)より高度化・複雑化したラインをフル稼働させるためにムダの排除が必要、
(3)品質のよい製品を製造して歩留まりをよくすることが必要、
とされている。
特に品質のよい製品を製造するために、完成品検査に代表される結果管理が行われているが、これでは品質不良の流出を防ぐことはできても品質不良の発生を防ぐことはできない。
そのため、プロセスの挙動や装置の状態を迅速かつ正確に把握することは、プラントの運転員にとって重要な作業の1つとなっている。だがこうした作業の多くは、運転員の経験に基づく判断に委ねられており、プラント全体の状況を客観的に把握できない場面が多かった。
プラント全体の状況を客観的に把握するためには、特に4Mと称される設備(Machine)、材料(Material)、人の操作(Man Power)、手順(Method)を管理することによる、工程管理が重要であり、このような管理を容易にする(見える化)データの収集が必要とされる。
プラントの状況を把握するために、運転員が行う主な作業は以下のとおりである。
(1)運転員は、生産計画や生産実績を確認する。
(2)運転員は、過去の経験をもとにヒストリカルデータベースより特定の計器のトレンドを検索して傾向を判断する。
(3)運転員は、イベント履歴ウィンドウより、過去に行った操作を確認する。
(4)運転員は、上記の情報を時系列で並べることで、区切りを見つける。例えば、原料を投入してから製品が出てくるまでを一区切りとする、等。
(5)運転員は、区切り単位で、過去の経験をもとにプラントの状況を頭の中で思い描く。
例えば、いつものように製品ができているか、あとどのくらいで計画を達成できるか、等。
図23は、従来のプラント運転データ検索のイメージ図である。プラント運転データの収集は、運転員が手動でデータサーバにアクセスし、各種のデータベースより対象データベースを選択して検索している。
図24は、検索されたプラント運転データの表示画面例である。取得したプラント運転データは、図24(A)に示すグラフ表示されたトレンドデータ、または(B)に示す時系列でリストアップされたイベント履歴データが中心である。
図25は、データから知恵に至るナレッジ化を階層的に表示したイメージ図である。一般的な人間が、世の中のさまざまなデータから頭の中で事象を判断する材料に至るまでのプロセス(ナレッジの伝播)は、最下層データを検索・加工した情報を理解して知識とし、この知識を体得または内面化することで知恵とし、これを表出して知識にフィードバックする。
さまざまなデータを、人間の知識として理解できるように表示(見える化)するまでのプロセス(領域A)を効率化することで、データから人間の知恵へのよりスムーズなナレッジの伝播可能となる。
特開2007−52629号公報
従来のデータベース検索手法では、プラント運転の状況を確認する作業の中で、以下のような問題があった。
(1)運転員は、自らの経験をもとに膨大なタグの中から検索対象を特定しなければならない(図25での、「情報→知識」へのプロセスにおける困難)。
(2)運転員は、手動で操作履歴やヒストリカルデータなどを検索し、情報を取得しなければならない(図25での「データ→情報」へのプロセスにおける困難)。
(3)取得した情報は、各タグの時系列で並んだトレンドグラフや履歴のリストの状態であり、場合によってはプラントの状況を判断するために、KPI(Key Performance Indicator)等の統計演算を行ったり、関連タグとの相関をとったりする等の加工が必要である(図25での「情報→知識」へのプロセスにおける困難)。
(4)過去の工程運転結果を比較する場合は、同様にヒストリカルデータベースを時系列に遡って比較対象を手動で検索しなければならない(図25での「情報→知識」へのプロセスにおける困難)。
(5)現状では、工程管理に必要な4Mは、主に人の手で管理されている状況である。コンピュータは、データベースとして情報を蓄積するのみであり、データから人間の知恵へ向かうスムーズな伝播に対する支援ができる仕組みが提供されていない。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、データベース等に蓄積されたプラント運転データを、迅速かつ正確な状況把握を行えるように収集すると共に、表示・解析を支援するプラント運転データ管理システムの実現を目的としている。
このような課題を達成するために、本発明は次の通りの構成になっている。
(1)連続するプラント運転データを所定の範囲で区切り、この区切り内の工程の状態遷移を定義した状態遷移図を生成する工程アナライザと、
定義された前記状態遷移図を取得し、定義内容に従って各工程のプラント運転データを自動収集して前記工程アナライザに返すデータ収集サーバと、
を備えることを特徴とするプラント運転データ管理システム。
(2)前記工程アナライザは、収集されるプラント運転データを解析可能に表示するデータ表示部を備える特徴とする(1)に記載に記載のプラント運転データ管理システム。
(3)前記データ収集サーバは、前記区切りの終了タイミングで、前記区切りの開始から終了までのプラント運転データを自動収集することを特徴とする(1)または(2)に記載のプラント運転データ管理システム。
(4)前記データ収集サーバは、前記区切りの開始から終了までの間に異常イベントが発報されたタイミングで、プラント運転データを自動収集することを特徴とする(1)乃至(3)のいずれかに記載のプラント運転データ管理システム。
(5)前記工程アナライザは、過去の運転履歴を前記区切り単位で蓄積することを特徴とする(1)乃至(4)のいずれかに記載のプラント運転データ管理システム。
(6)前記工程アナライザは、収集するプラント運転データに対して統計ロジックを定義することを特徴とする(1)乃至(5)のいずれかに記載のプラント運転データ管理システム。
(7)前記統計ロジックは、KPI演算であることを特徴とする(6)に記載のプラント運転データ管理システム。
(8)前記工程アナライザは、前記データ収集サーバを介してプラント機器の制御装置に対して変更指令を発信することを特徴とする(1)乃至(7)のいずれかに記載のプラント運転データ管理システム。
(9)前記区切りは、ロットであることを特徴とするプラント運転データ管理システム。
(10)前記データ表示部は、終了したロットの一覧を表示することを特徴とする(9)に記載のプラント運転データ管理システム。
(11)前記データ表示部は、全てのロットの全大工程を表示することを特徴とする(9)または(10)に記載のプラント運転データ管理システム。
(12)前記データ表示部は、1つの工程の詳細を表示することを特徴とする(9)乃至(11)のいずれかに記載のプラント運転データ管理システム。
(13)前記データ表示部は、蓄積された過去のロットデータに基づき、ロット毎の比較データを表示することを特徴とする(9)乃至(12)のいずれかに記載のプラント運転データ管理システム。
(14)前記データ表示部は、設備、材料、操作、手順の少なくともいずれかに関係するプラント運転データを表示することを特徴とする(2)乃至(13)のいずれかに記載のプラント運転データ管理システム。
本発明によれば、次のような効果を期待することができる。
(1)見える化に必要なデータ収集の定義は、状態遷移図を書くのみでよく、時系列データに目的付け(ロット等の区切り)を行うことができる。
(2)終了イベントにて、区切りの開始〜終了までのヒストリカルデータ(見える化情報)をオンラインで自動収集し、これを解析可能に表示することができる。
(3)見える化情報の自動収集と共に、状態遷移図の定義に演算ロジックを記述することにより、データ収集を実行すると同時にKPI演算等の統計演算を実行することができる。
(4)過去の見える化情報をロット等の区切り単位で蓄積することにより、ロット等の区切り単位で過去の見える化情報との比較分析をすることができる。
(5)情報収集は汎用的なOPCサーバを経由して行うため、プラント機器を制御している既存の制御装置のロジックを変更する等の改造は不要である。
(6)既存の制御装置に対して変更指示を出すことができる。即ち、OPCサーバに対して書き込み指令を行うことで、見える化情報の表示にとどまらず、工程の監視及び制御を行うことができる。
データ表示部による見える化情報の表示により、次のような効果を期待することができる。
(1)終了ロットの一覧表示で確認することができるため、過去の運転ロットを認識することが容易である。終了ロット一覧表示では、異常や正常のような分類が自動で行われることにより、それ以降の解析を容易にする。
(2)終了ロットの一覧表示からドラッグするという容易かつ直感的な操作により、プラント運転データ及び4M要素を表示することが可能である。終了ロットの工程管理及び表示・解析を行うことにより、品質不良の発生をそれ以降防ぐことができる。
(3)ベスト工程と解析対象工程とを比較して表示することで、ユーザは容易に比較解析を行うことができる。階層になっている工程の表示をマウス操作で容易にドラッグすることにより解析が可能である。また、大工程でベスト工程との相違を発見した場合、注目している大工程に含まれる小工程を容易に表示可能なため、解析が容易になる。
(4)工程の表示において、表示対象に応じた表示を行うため、ユーザは直感的にすべての要因を認識することができ、解析が行いやすくなる。ポンプ等の機器は、プロセスデータや手動操作タイミングに加えて機器状態、機器開始、機器停止の情報も同時に行うため、必要な情報を即時に見ることができる。
(5)工程管理の対象を終了ロットだけではなく、稼動中のロットにすることで、稼動中に工程管理を行うことが可能になる。それにより、品質不良の発生を未然に防ぐことが可能になる。
以下、本発明を図面により詳細に説明する。図1は、本発明を適用したプラント運転データ管理システムの基本構成を示す機能ブロック図である。本発明では、プラントのさまざまな運転データが検索、加工されて情報となり、人間が理解(見える化)することで知識となり、最終的には知恵となる「ナレッジの伝播」の支援を行うために、データ収集からナレッジ化を行うまでの仕組みを提供する。
本発明のプラント運転データ管理システムは、工程アナライザ100及びデータ収集サーバ200よりなる。データ収集サーバ200は、制御装置300を介してプラント機器400よりリアルタイムのプラント運転データを収集すると共に、データサーバ500の各種データベース501にアクセスし、プラント運転の実績データを収集する。
工程アナライザ100は、状態遷移図生成部101、収集データ保持部102、データ表示部103を備える。データ収集サーバ200は、データ自動収集部201及びデータ収集ロジック生成部202を備える。
本発明によれば、状態遷移図生成部101が備えるビルダにより状態遷移図を定義するだけで、工程の見える化を実現するデータ収集を実行することができる。状態遷移図生成部101は、連続するプラント運転データを所定の範囲で区切り、この区切り内の工程の状態遷移を定義した状態遷移図を生成し、データ収集サーバ200に渡す。
データ収集サーバ200は、定義された状態遷移図を工程アナライザ100より取得し、定義内容に従って各工程のプラント運転データを自動収集するためのロジックを収集ロジック生成部202で構築してデータ自動収集部201に渡す。
データ自動収集部201は、収集ロジックに従い制御装置300及びデータサーバ500にアクセスして各工程のプラント運転データを収集し、工程アナライザ100に返す。収集されたプラント運転データは、収集データ保持部102に保存され、編集されてデータ表示部103に解析可能に表示される。
図2は、データ表示部103の実施形態を示す機能ブロック図である。データ表示部103は、収集データ保持部102より表示対象のプラント運転データを入力するデータ編集手段103aを備える。この実施形態では、バッチ処理におけるロット単位でのプラント運転データを編集対象としている。
編集されたプラント運転データは、終了ロット一覧表示手段103b、全ロット表示手段103c、工程表示手段103d、比較表示手段103e、4M要素表示手段103fに渡され各種の表示形態により、解析可能に表示する。具体的な表示形態は、図9〜図22により後述する。
図3は、本発明を適用したプラント運転データ管理システムの状態遷移図生成部、データ表示部、データ収集ロジック生成部のユーザインタフェイス画面例である。101aは状態遷移図の画面、103bは工程表示画面、202aは収集ロジックの画面である。
図4は、状態遷移図における工程定義の詳細を説明するイメージ図である。一つの反応器MT(ミキシングタンク)に注目し、原料投入から製品の出来上がりまでを1つの区切り(1ロットと呼ぶ)とした場合を例示している。1ロットは、次の(1)〜(3)工程よりなる。この例では、製品の種別に応じて3ロットの各工程の詳細を定義する。
(1)仕込工程:原料を反応器に投入するまでの過程
(2)反応工程:投入された原料をタンク内で反応させて製品を作るまでの過程
(3)移送工程:出来上がった製品を取り出して容器に移しかえるまでの過程
図5は、状態遷移と工程の概念を説明するイメージ図である。図5(A)は図4で説明したMTの状態遷移図である。状態遷移図とは、ある事物が、さまざまなイベントによって状態が移り変わる様子を表現した図のことである。一般的に、状態を丸印、状態の移り変わりを矢印で表現する。
この例では、仕込み工程SW=1→反応工程SW=2→移送工程SW=3の工程遷移で1ロットの製造を終了し、移送工程SW=3→仕込み工程SW=1の工程遷移で次のロットの仕込み工程SW=1に戻る状態遷移を示している。
図5(B)は、図5(A)のMTの状態遷移図の工程を、工程アナライザ100が備えるビルダで定義した記述例である。
図6は、MTの状態遷移図における工程定義の詳細を説明するイメージ図であり、仕込工程SW=1に着目して例示している。まず、工程の開始条件と工程の終了条件を定義し、更にその工程の詳細を定義する。
この例では、データ収集対象のタグの定義及び統計演算としてKPI演算を定義している。工程内にKPI演算を定義すると、工程の見える化のデータ収集と共に、KPIのトレンドデータも収集される。タグの定義では、制御システムが備えるプラントファインダのタグ一覧リストより必要なタグを選択して、マウスでドロップすることで定義が完了する。
図7は、連続する時系列トレンドに対する区切り付けを説明するイメージ図である。本発明の特徴は、プラント運転データに目的付けを行う点にある。状態遷移図を定義することで、連続するプロセスをロットの始めから終り(異常終了した条件も含む)で区切りを入れる。
これにより、時系列のみだったグラフやイベント履歴に、どのような条件でなんのために動いているのかという、目的情報が付与される。即ち、プラント運転データを、時系列表示から目的別表示に変身させることができる。
図8は、工程アナライザに、制御装置に対する変更指令機能を定義した場合の、状態遷移図生成部、データ表示部、データ収集ロジック生成部のユーザインタフェイス画面例である。データ収集サーバは、データ収集・監視サーバ200´デ示している。データ収集ロジック生成手段は、データ収集・監視ロジック生成手段202´で示している。収集ロジック画面は、収集ロジック・監視画面202a´で示している。
情報の提供元となっているOPCサーバ(図示せず)には、データの読み込み機能とは別に書き込み機能も備えていることから、工程の見える化を行った後は、過去の工程と比較することで、現在の工程の状態監視を行い、場合によっては制御装置300が持つロジックに対して変更指示を発信することが可能である。
この仕組みを使った場合、制御装置300内に工程を監視するロジックが組み込まれていないプロセスに対して、制御装置のロジックを変更することなく工程監視ロジックを組み込むことが可能である。即ち、工程の見える化から工程監視へ機能を拡張することができる。
データ収集サーバ200は、工程アナライザ100から取得する状態遷移図に基づいて生成されるデータ収集ロジックに従い、見える化情報をオンライで自動収集する。通常はロット等の区切り終了イベントにて、区切りの開始〜区切りの終了までのヒストリカルデータ(見える化情報)を自動収集する。
区切りの開始から終了までの間に異常イベントが発報された場合には、そのタイミングで、プラント運転データを自動収集する。
工程アナライザ100は、過去の運転履歴を収集データ保持部102蓄積することで、過去の見える化情報と区切り単位での比較ができる。更に、収集するプラント運転データに対してKPI演算等の統計ロジックを定義することで、データ収集サーバ200のデータ収集時に演算させて取得することができる。
以下、図9乃至図22により、データ表示部103による見える化されたプラント運転データの各種の表示形態について説明する。図9は、終了ロット一覧表示手段103bによる終了ロットの工程表示・解析画面である。
この画面構成は、ロット表示部(a)及び工程表示部(b)の2画面から構成されており、下記のように動作する。
(1)ロット表示部(a)では、解析対象ロットのロット名および終了したロットをツリー形式ですべて表示する。
(2)工程表示部(b)では、終了ロットの工程および工程に関する情報をグラフにより表示し、ロット内容表示部(c)及び終了ロット結果表示部(d)で構成されている。
データ表示部103は、次の機能を備える。
(1)終了ロット一覧表示
(2)全ロット表示
(3)工程表示
(4)比較表示
(5)4M要素表示
以下、各機能の構成と動作を図9〜図22により説明する。
(1)終了ロット一覧表示:図9参照
終了ロット結果の内容は、ロット表示部(a)にツリー状に表示される。ユーザは表示・解析したいツリーノードを選択し、工程表示部(b)へドラッグして内容を表示させる。
大工程の内容を表示解析したい場合には、そのノードツリーを選択し、(b)へドラッグして表示させる。小工程を表示・解析したい場合には、そのノードツリーを選択して、(b)へドラッグして表示させる。
大工程表示解析中に小工程の内容を表示解析したい場合には、(d)の領域に表示されている小工程の欄をマウス操作にて表示内容を変更させる。(e)の領域では、単一の終了ロットだけではなく、異なる複数の終了ロットの表示も行う。
領域(f)及び(g)は、複数の終了ロットの並列表示例である。(f)をロット1の終了ロット結果とすると、(g)はロット2の終了ロット結果である。複数ロットの並列表示により、ロット間の比較解析が容易となる。
(2)全ロット表示:図10参照
全ロット表示では、すべてのロットの全大工程を表示する。この表示例は、運転が終了した全てのロットの大工程のタイムチャートであり、各ロットの工程開始から終了までの期間と、次工程へのタイミングを表示する。この画面は、図9の領域(a)でロット名称のノードを選択しドラッグしたときに表示される。
(3)工程表示:図11、図12、図13参照
図11の大工程表示では、解析対象ロットの全大工程を表示する。この表示例は、ロット開始から終了までの大工程を表している。ここでは、ロット開始から各大工程開始までの経過時間、大工程開始から終了までの期間、次工程へのタイミングを表示する。この画面は、図9の領域(a)でロット完了のノードを選択しドラッグしたときに表示される。
図12は、ひとつ工程の表示例である。図中の(a)から(f)の説明を下記に示す。
(a)工程名や工程の開始時刻、終了時刻、期間、工程への移行条件表示
(b)工程移行タイミングから実際に工程が開始するまでの経過時刻表示
(c)実際の工程開始から終了期間
(d)(c)の期間を文字列にて表示
(e)工程開始タイミング
(f)工程終了タイミング
図13は、4Mから成る小工程の表示例である。この画面は、図9の領域(a)でノードを選択しドラッグしたときに表示される。ここでは、小工程のノードを選択しドラッグしたときの表示である。また、この画面は、1階層上の大工程表示のダブルクリックでも表示させることができる。
(4)比較表示:図13参照
図13では、ベスト工程と解析対象工程を同時に表示することで、二つのロットの工程を比較して解析することができる。
(5)4M要素表示:図14〜図22参照
4M要素の表示方法は、図14〜図22に示すように複数の表示方法がある。
図14は、タイマの表示例である。これは、一定時間が経過後に運転を進める場合の表示に用いる。図中の(a)〜(f)の説明を下記に示す。
(a)タイマ名称、タイマ設定時間の表示
(b)工程移行タイミングからタイマ開始までの経過時刻の文字列表示
(c)タイマ開始タイミング
(d)タイマ開始タイミングからタイムアップまでの経過期間表示
(e)(d)の実際の期間の文字列表示
(f)タイマ終了タイミング
図15は、ポンプの起動と停止タイミングの表示例である。(a)にポンプ名を表示、(b)にポンプ起動タイミングを図示、(c)にポンプ停止を図示する。本画面は、図16及び図17と共に表示される。
図16は、ポンプの状態信号の表示例である。(a)にポンプ名と表示内容を表示、(b)と(c)はポンプの状態をグラフで表示する。本画面は、図15及び図17と共に表示される。
図17は、ポンプの命令信号の表示例である。(a)にポンプ名と表示内容を表示、
(b)に起動パルスのグラフ、(c)に停止パルスのグラフを表示する。本画面は、図15及び図16と共に表示される。
図18は、手動操作タイミングの表示例である。これは、手動操作が行われた場合の表示に用いる。図中の(a)〜(f)の説明を下記に示す。
(a)手動操作の名称、手動操作への移行条件、手動操作開始時刻、終了時刻、実際に経過した時刻の表示
(b)手動操作への移行タイミングから実際に手動操作を行うまでの経過期間の文字列表示
(c)実際の手動操作タイミング
(d)手動操作タイミングから操作完了までの経過期間
(e)(d)の実際の期間の文字列表示
(f)手動操作完了タイミング
図19は、様々な条件を元に、それ以降の運転を続ける場合の判断タイミングの表示例である。図中の(a)〜(c)の説明を下記に示す。
(a)判断名称の表示
(b)表示されている判断のタイミング
(c)マウスカーソルをタイミングがプロットされた地点におくと、その判断条件を表示する。
図20は、原料切り替えのタイミングの表示例である。図中の(a)〜(c)の説明を下記に示す。
(a)原料名称の表示
(b)表示されている原料の切り替えタイミング
(c)マウスカーソルを帯の上に置くことで表示される、原料の詳細(原産地やロット)表示
図21は、原料投入のタイミングと、原料投入順番の表示例である。図中の(a)〜
(c)の説明を下記に示す。
(a)タイトル表示
(b)原料投入タイミングと原料名がグラフ中に表示される
(c)グラフ中のタイミング表示部にマウスを置くと投入した原料名と投入量が表示される
図22は、各担当者を色別に帯で表現し、帯内に担当者名を表示する例である。図中の(a)〜(c)の説明を下記に示す。
(a)タイトル表示
(b)担当者A→担当者B変更タイミング
(c)担当者B→担当者C変更タイミング
本発明における収集対象のプラント運転データは、物理量で表されるプロセスデータの他、操作履歴情報、トラブル情報、保全情報、機器管理情報等、プラント運転に関わる情報全般を含むものである。
実施形態では、収集対象のプラント運転データは、バッチ処理におけるロット単位データを対象として説明したが、連続プロセスのデータを収集対象とすることができる。この場合のデータの区切りは、物理量の特定の条件(温度、圧力)成立を、区切りの開始及び終了条件とする。
実施形態では、工程管理の対象を終了ロットとして説明したが、稼動中のロットも対象とすることで、稼動中に工程管理を行うことが可能になる。それにより、品質不良の発生を未然に防ぐことが可能になる。
本発明を適用したプラント運転データ管理システムの基本構成を示す機能ブロック図である。 データ表示部の実施形態を示す機能ブロック図である。 本発明を適用したプラント運転データ管理システムの状態遷移図生成部、データ表示部、データ収集ロジック生成部のユーザインタフェイス画面例である。 状態遷移図における工程定義の詳細を説明するイメージ図である。 状態遷移と工程の概念を説明するイメージ図である。 状態遷移図における工程定義の詳細を説明するイメージ図である。 連続する時系列トレンドに対する区切り付けを説明するイメージ図である。 制御装置に対する変更指令機能を定義した場合の状態遷移図生成部、データ表示部、データ収集ロジック生成部のユーザインタフェイス画面例である。 工程表示・解析画面である。 全ロット表示画面である。 大工程表示画面である。 工程帯表示画である。 小工程表示画面である。 タイマ表示画面である。 起動、停止表示画面である。 状態表示画面である。 命令信号画面である。 手動操作画面である。 判断画面である。 原料画面である。 原料投入順番とタイミング画面である。 担当者画面である。 従来のプラント運転データ検索のイメージ図である。 検索されたプラント運転データの表示画面例である。 データから知恵に至るナレッジ化のイメージ図である。
符号の説明
100 工程アナライザ
101 状態遷移図生成部
102 収集データ保持部
103 データ表示部
200 データ収集サーバ
201 データ自動収集部
202 データ収集ロジック生成部
300 制御装置
400 プラント機器
500 データサーバ
501 各種データベース

Claims (14)

  1. 連続するプラント運転データを所定の範囲で区切り、この区切り内の工程の状態遷移を定義した状態遷移図を生成する工程アナライザと、
    定義された前記状態遷移図を取得し、定義内容に従って各工程のプラント運転データを自動収集して前記工程アナライザに返すデータ収集サーバと、
    を備えることを特徴とするプラント運転データ管理システム。
  2. 前記工程アナライザは、収集されるプラント運転データを解析可能に表示するデータ表示部を備える特徴とする請求項1に記載に記載のプラント運転データ管理システム。
  3. 前記データ収集サーバは、前記区切りの終了タイミングで、前記区切りの開始から終了までのプラント運転データを自動収集することを特徴とする請求項1または2に記載のプラント運転データ管理システム。
  4. 前記データ収集サーバは、前記区切りの開始から終了までの間に異常イベントが発報されたタイミングで、プラント運転データを自動収集することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のプラント運転データ管理システム。
  5. 前記工程アナライザは、過去の運転履歴を前記区切り単位で蓄積することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のプラント運転データ管理システム。
  6. 前記工程アナライザは、収集するプラント運転データに対して統計ロジックを定義することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のプラント運転データ管理システム。
  7. 前記統計ロジックは、KPI演算であることを特徴とする請求項6に記載のプラント運転データ管理システム。
  8. 前記工程アナライザは、前記データ収集サーバを介してプラント機器の制御装置に対して変更指令を発信することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のプラント運転データ管理システム。
  9. 前記区切りは、ロットであることを特徴とするプラント運転データ管理システム。
  10. 前記データ表示部は、終了したロットの一覧を表示することを特徴とする請求項9に記載のプラント運転データ管理システム。
  11. 前記データ表示部は、全てのロットの全大工程を表示することを特徴とする請求項9または10に記載のプラント運転データ管理システム。
  12. 前記データ表示部は、1つの工程の詳細を表示することを特徴とする請求項9乃至11のいずれかに記載のプラント運転データ管理システム。
  13. 前記データ表示部は、蓄積された過去のロットデータに基づき、ロット毎の比較データを表示することを特徴とする請求項9乃至12のいずれかに記載のプラント運転データ管理システム。
  14. 前記データ表示部は、設備、材料、操作、手順の少なくともいずれかに関係するプラント運転データを表示することを特徴とする請求項2乃至13のいずれかに記載のプラント運転データ管理システム。
JP2007170735A 2007-06-28 2007-06-28 プラント運転データ管理システム Active JP5115791B2 (ja)

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