JP2009009006A - 現像装置、画像形成装置、および、プロセスカートリッジ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】現像ローラ2に当接してトナーを供給する共に現像ローラ2からトナーを回収する供給回収ローラ4と、供給回収ローラ4の上方に設けられた現像剤収容部6と、現像剤収容部5内のトナーを攪拌するアジテータ5と備え、回収トナーが供給回収ローラ4の回転よる現像剤の流れにより現像剤収容部6へ移動するよう、回収トナーの貯留空間9が供給回収ローラ4より一定距離内になるよう筐体8を形成する現像装置において、貯留空間9の出口部がアジテータ5近傍になるように貯留空間9を延伸する貯留空間延伸部材としての庇状部材10を設けた。
【選択図】図3
Description
また、請求項2の発明は、請求項1の現像装置において、上記貯留空間延伸部材は上記現像剤供給回収部材の中心を通る水平線に対し上方向に45度以下の範囲内に配置されることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の現像装置において、上記貯留空間延伸部材は上記筐体と一体的に形成されることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1、2または3の何れかの現像装置において、上記現像剤供給回収部材の最下部における上記回収現像剤の貯留空間の間隙をx、上記貯留空間延伸部材により延伸された貯留空間の間隙をyとすると、y=x±0.5xを満たすことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1、2、3または4の何れかの現像装置において、上記貯留空間延伸部材を、上記現像剤供給回収部材の回転中心と上記現像剤撹拌部材の最外周の回転軌跡とを結ぶ線よりも上記筺体側に配置することを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項5の現像装置において、上記現像剤撹拌部材が上記現像剤供給回収部材に接触することを防止する攪拌部材接触防止手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項5または6の現像装置において、上記現像剤撹拌部材の回転方向が、上記現像剤供給回収部材の回転方向に対し逆方向であることを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、潜像担持体と現像手段とを一体的に形成し、画像形成装置本体に脱着可能なプロセスカ−トリッジにおいて、上記現像手段として請求項1、2、3、4、5、6または7の何れかの現像装置を採用することを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、潜像担持体と、該潜像担持体上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、該潜像担持体上の静電潜像を現像する現像手段とを備えた画像形成装置において、上記現像手段として請求項1、2、3、4、5、6または7の何れかの現像装置を採用することを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項9の画像形成装置において、上記現像剤は体積平均粒径が3〜8[μm]、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が1.00〜1.40の範囲のトナーであることを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項9または10の画像形成装置において、上記現像剤は形状係数SF−1が100〜180の範囲、形状係数SF−2が100〜180の範囲のトナーであることを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項9、10または11の何れかの画像形成装置において、上記現像剤は、少なくとも、窒素原子を含む官能基を有するポリエステルプレポリマーと、ポリエステルと、着色剤と、離型剤とを有機溶媒中に分散させたトナー材料液を、水系媒体中で架橋及び/又は伸長反応させて得られるトナーであることを特徴とするものである。
600dpi以上の微少ドットを再現するために、トナーの重量平均粒径は3〜8[μm]が好ましい。この範囲では、微小な潜像ドットに対して、十分に小さい粒径のトナー粒子を有していることから、ドット再現性に優れる。重量平均粒径(D4)が3[μm]未満では、転写効率の低下、ブレードクリーニング性の低下といった現象が発生しやすい。重量平均粒径(D4)が8[μm]を超えると、文字やラインの飛び散りを抑えることが難しい。また、重量平均粒径(D4)と個数平均粒径(D1)との比(D4/D1)は1.00〜1.40の範囲にあることが好ましい。(D4/D1)が1.00に近いほど粒径分布がシャープであることを示す。このような小粒径で粒径分布の狭いトナーでは、トナーの帯電量分布が均一になり、地肌かぶりの少ない高品位な画像を得ることができ、また、静電転写方式では転写率を高くすることができる。
コールターカウンター法によるトナー粒子の粒度分布の測定装置としては、コールターカウンターTA−IIやコールターマルチサイザーII(いずれもコールター社製)があげられる。以下に測定方法について述べる。
SF−1={(MXLNG)2/AREA}×(100π/4) ・・・式(1)
SF−1の値が100の場合トナーの形状は真球となり、SF−1の値が大きくなるほど不定形になる。
また、形状係数SF−2は、トナーの形状の凹凸の割合を示すものであり、下記式(2)で表される。トナーを2次元平面に投影してできる図形の周長PERIの二乗を図形面積AREAで除して、100/4πを乗じた値である。
SF−2={(PERI)2/AREA}×(100/4π) ・・・式(2)
SF−2の値が100の場合トナー表面に凹凸が存在しなくなり、SF−2の値が大きくなるほどトナー表面の凹凸が顕著になる。
ポリエステルは、多価アルコール化合物と多価カルボン酸化合物との重縮合反応によって得られる。
また、重量平均分子量1万〜40万、好ましくは2万〜20万である。重量平均分子量が1万未満では、耐オフセット性が悪化するため好ましくない。また、40万を超えると低温定着性が悪化するため好ましくない。
(PIC)を反応させる際、及び(A)と(B)を反応させる際には、必要により溶剤を用いることもできる。使用可能な溶剤としては、芳香族溶剤(トルエン、キシレンなど);ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど);エステル類(酢酸エチルなど);アミド類(ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなど)およびエーテル類(テトラヒドロフランなど)などのイソシアネート(PIC)に対して不活性なものが挙げられる。
また、ポリエステルプレポリマー(A)とアミン類(B)との架橋及び/又は伸長反応には、必要により反応停止剤を用い、得られるウレア変性ポリエステルの分子量を調整することができる。反応停止剤としては、モノアミン(ジエチルアミン、ジブチルアミン、ブチルアミン、ラウリルアミンなど)、およびそれらをブロックしたもの(ケチミン化合物)などが挙げられる。
着色剤としては、公知の染料及び顔料が全て使用でき、例えば、カーボンブラック、ニグロシン染料、鉄黒、ナフトールイエローS、ハンザイエロー(10G、5G、G)、カドミュウムイエロー、黄色酸化鉄、黄土、黄鉛、チタン黄、ポリアゾイエロー、オイルイエロー、ハンザイエロー(GR、A、RN、R)、ピグメントイエローL、ベンジジンイエロー(G、GR)、パーマネントイエロー(NCG)、バルカンファストイエロー(5G、R)、タートラジンレーキ、キノリンイエローレーキ、アンスラザンイエローBGL、イソインドリノンイエロー、ベンガラ、鉛丹、鉛朱、カドミュウムレッド、カドミュウムマーキュリレッド、アンチモン朱、パーマネントレッド4R、パラレッド、ファイセーレッド、パラクロルオルトニトロアニリンレッド、リソールファストスカーレットG、ブ
リリアントファストスカーレット、ブリリアントカーンミンBS、パーマネントレッド(F2R、F4R、FRL、FRLL、F4RH)、ファストスカーレットVD、ベルカンファストルビンB、ブリリアントスカーレットG、リソールルビンGX、パーマネントレッドF5R、ブリリアントカーミン6B、ピグメントスカーレット3B、ボルドー5B、トルイジンマルーン、パーマネントボルドーF2K、ヘリオボルドーBL、ボルドー10B、ボンマルーンライト、ボンマルーンメジアム、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、ローダミンレーキY、アリザリンレーキ、チオインジゴレッドB、チオインジゴマルーン、オイルレッド、キナクリドンレッド、ピラゾロンレッド、ポリアゾレッド、クロームバーミリオン、ベンジジンオレンジ、ペリノンオレンジ、オイルオレンジ、コバルトブルー、セルリアンブルー、アルカリブルーレーキ、ピーコックブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー、ファストスカイブルー、インダンスレンブルー(RS、BC)、インジゴ、群青、紺青、アントラキノンブルー、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ、コバルト紫、マンガン紫、ジオキサンバイオレット、アントラキノンバイオレット、クロムグリーン、ジンクグリーン、酸化クロム、ピリジアン、エメラルドグリーン、ピグメントグリーンB、ナフトールグリーンB、グリーンゴールド、アシッドグリーンレーキ、マラカイトグリーンレーキ、フタロシアニングリーン、アントラキノングリーン、酸化チタン、亜鉛華、リトボン及びそれらの混合物が使用できる。着色剤の含有量はトナーに対して通常1〜15重量%、好ましくは3〜10重量%である。
荷電制御剤としては公知のものが使用でき、例えばニグロシン系染料、トリフェニルメタン系染料、クロム含有金属錯体染料、モリブデン酸キレート顔料、ローダミン系染料、アルコキシ系アミン、4級アンモニウム塩(フッ素変性4級アンモニウム塩を含む)、アルキルアミド、燐の単体または化合物、タングステンの単体または化合物、フッ素系活性剤、サリチル酸金属塩及び、サリチル酸誘導体の金属塩等である。具体的にはニグロシン系染料のボントロン03、4級アンモニウム塩のボントロンP−51、含金属アゾ染料のボントロンS−34、オキシナフトエ酸系金属錯体のE−82、サリチル酸系金属錯体のE−84、フェノール系縮合物のE−89(以上、オリエント化学工業社製)、4級アンモニウム塩モリブデン錯体のTP−302、TP−415(以上、保土谷化学工業社製)
、4級アンモニウム塩のコピーチャージPSY VP2038、トリフェニルメタン誘導体のコピーブルーPR、4級アンモニウム塩のコピーチャージ NEG VP2036、コピーチャージ NX VP434(以上、ヘキスト社製)、LRA−901、ホウ素錯体であるLR−147(日本カーリット社製)、銅フタロシアニン、ペリレン、キナクリドン、アゾ系顔料、その他スルホン酸基、カルボキシル基、4級アンモニウム塩等の官能基を有する高分子系の化合物が挙げられる。このうち、特にトナーを負極性に制御する物質が好ましく使用される。
離型剤としては、融点が50〜120℃の低融点のワックスが、バインダー樹脂との分散の中でより離型剤として効果的に定着ローラとトナー界面との間で働き、これにより定着ローラにオイルの如き離型剤を塗布することなく高温オフセットに対し効果を示す。このようなワックス成分としては、以下のものが挙げられる。ロウ類及びワックス類としては、カルナバワックス、綿ロウ、木ロウ、ライスワックス等の植物系ワックス、ミツロウ、ラノリン等の動物系ワックス、オゾケライト、セルシン等の鉱物系ワックス、及びおよびパラフィン、マイクロクリスタリン、ペトロラタム等の石油ワックス等が挙げられる。また、これら天然ワックスの外に、フィッシャー・トロプシュワックス、ポリエチレンワックス等の合成炭化水素ワックス、エステル、ケトン、エーテル等の合成ワックス等が挙
げられる。さらに、12−ヒドロキシステアリン酸アミド、ステアリン酸アミド、無水フタル酸イミド、塩素化炭化水素等の脂肪酸アミド及び、低分子量の結晶性高分子樹脂である、ポリ−n−ステアリルメタクリレート、ポリ−n−ラウリルメタクリレート等のポリアクリレートのホモ重合体あるいは共重合体(例えば、n−ステアリルアクリレート−エチルメタクリレートの共重合体等)等、側鎖に長いアルキル基を有する結晶性高分子等も用いることができる。
トナー粒子の流動性や現像性、帯電性を補助するための外添剤として、無機微粒子が好ましく用いられる。この無機微粒子の一次粒子径は、5×10−3〜2[μm]であることが好ましく、特に5×10−3〜0.5[μm]であることが好ましい。また、BET法による比表面積は、20〜500[m2/g]であることが好ましい。この無機微粒子の使用割合は、トナーの0.01〜5[wt%]であることが好ましく、特に0.01〜2.0[wt%]であることが好ましい。
1)着色剤、未変性ポリエステル、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー、離型剤を有機溶媒中に分散させトナー材料液を作る。
有機溶媒は、沸点が100℃未満の揮発性であることが、トナー母体粒子形成後の除去が容易である点から好ましい。具体的には、トルエン、キシレン、ベンゼン、四塩化炭素、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、トリクロロエチレン、クロロホルム、モノクロロベンゼン、ジクロロエチリデン、酢酸メチル、酢酸エチル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどを単独あるいは2種以上組合せて用いることができる。特に、トルエン、キシレン等の芳香族系溶媒および塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素が好ましい。有機溶媒の使用量は、ポリエステルプレポリマー100重量部に対し、通常0〜300重量部、好ましくは0〜100重量部、さらに好ましくは25〜70重量部である。
水系媒体は、水単独でも良いし、アルコール(メタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコールなど)、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、セルソルブ類(メチルセルソルブなど)、低級ケトン類(アセトン、メチルエチルケトンなど)などの有機溶媒を含むものであってもよい。トナー材料液100重量部に対する水系媒体の使用量は、通常50〜2000重量部、好ましくは100〜1000重量部である。50重量部未満ではトナー材料液の分散状態が悪く、所定の粒径のトナー粒子が得られない。20000重量部を超えると経済的でない。また、水系媒体中の分散を良好にするために、界面活性剤、樹脂微粒子等の分散剤を適宜加える。
ド、N−プロピル−N−(2−ヒドロキシエチル)パーフルオロオクタンスルホンアミド、パーフルオロアルキル(C6〜C10)スルホンアミドプロピルトリメチルアンモニウム塩、パーフルオロアルキル(C6〜C10)−N−エチルスルホニルグリシン塩、モノパーフルオロアルキル(C6〜C16)エチルリン酸エステルなどが挙げられる。
商品名としては、サーフロンS−111、S−112、S−113(旭硝子社製)、フロラードFC−93、FC−95、FC−98、FC−129(住友3M社製)、ユニダインDS−101、DS−102(ダイキン工業社製)、メガファックF−110、F−120、F−113、F−191、F−812、F−833(大日本インキ社製)、エクトップEF−102、103、104、105、112、123A、123B、306A、501、201、204、(トーケムプロダクツ社製)、フタージェントF−100、F150(ネオス社製)などが挙げられる。
メタクリル酸エステル、グリセリンモノアクリル酸エステル、グリセリンモノメタクリル酸エステル、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミドなど、ビニルアルコールまたはビニルアルコールとのエーテル類、例えばビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルプロピルエーテルなど、またはビニルアルコールとカルボキシル基を含有する化合物のエステル類、例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニルなど、アクリルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリルアミドあるいはこれらのメチロール化合物、アクリル酸クロライド、メタクリル酸クロライドなどの酸クロライド類、ビニルピリジン、ビニルピロリドン、ビニルイミダゾール、エチレンイミンなどの含窒素化合物、またはその複素環を有するものなどのホモポリマーまたは共重合体、
ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシプロピレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミド、ポリオキシプロピレンアルキルアミド、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルフェニルエステル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエステルなどのポリオキシエチレン系、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどのセルロース類などが使用できる。
この反応は、分子鎖の架橋及び/又は伸長を伴う。反応時間は、ポリエステルプレポリマー(A)の有するイソシアネート基構造とアミン類(B)との反応性により選択されるが、通常10分〜40時間、好ましくは2〜24時間である。反応温度は、通常、0〜150℃、好ましくは40〜98℃である。また、必要に応じて公知の触媒を使用することができる。具体的にはジブチルチンラウレート、ジオクチルチンラウレートなどが挙げられる。
有機溶媒を除去するためには、系全体を徐々に層流の攪拌状態で昇温し、一定の温度域で強い攪拌を与えた後、脱溶媒を行うことで紡錘形のトナー母体粒子が作製できる。また、分散安定剤としてリン酸カルシウム塩などの酸、アルカリに溶解可能な物を用いた場合は、塩酸等の酸により、リン酸カルシウム塩を溶解した後、水洗するなどの方法によって、トナー母体粒子からリン酸カルシウム塩を除去する。その他酵素による分解などの操作によっても除去できる。
また、庇状部材10を供給回収ローラ4の中心を通る水平線に対し上方向に45度以下の範囲内に配置することにより、45°より大きい範囲をトナーが供給回収ローラ4に付着できる領域(図中領域D)として確保し、現像ローラ2に対するトナーの供給能力を妨げないようにする。
また、庇状部材10を筐体8と同一部材で一体的に形成することによりコストダウンが図れる。
また、供給回収ローラ4の最下部における回収トナーの貯留空間9の間隙をx、庇状部材10により延伸した貯留空間9の間隙をyとすると、y=x±0.5xを満たすようにする。これは、貯留空間9上流部の断面積Aの隙間からある流速(v)で移動してきたトナーが、庇状部材10の下方(図中領域E)の断面積(A’)の大きな隙間に達した際、流速(v’)が低下してしまう。そこで、y=x±0.5xを満たすような範囲にし、断面積の変動を抑えることで、庇状部材10近傍で回収トナーの搬送力を著しく低下させることなく、アジテータ5の近傍まで移動させることができる。
また、庇状部材10を、供給回収ローラの回転中心とアジテータ5の最外周の回転軌跡とを結ぶ線(図5中線分l)よりも筺体8側に配置する。これにより、アジテータ5の回転により流れのあるトナー(図中矢印e)が供給回収ローラ4に供給されるのに必要な経路を確保することができる。
また、アジテータ5が供給回収ローラ4に接触することを防止する攪拌部材接触防止手段として、庇状部材10の長手方向一部を延伸して、アジテータ5と供給回収ローラ4との間に配置される延長部11を設ける。これは、アジテータ5が、現像剤収容部6のトナーの重みにより、撓んだり、回転時に振れが大きくでたりして、供給回収ローラ4に接触してしまい、供給回収ローラ4上のトナーを掻きとってしまう虞がある。このような不具合を防止するために、上記延長部11を設け、物理的にアジテータ5が供給回収ローラ4に接触することを防止する。
また、アジテータ5の回転方向を、供給回収ローラ4の回転方向に対し逆方向とする。供給回収ローラ4とアジテータ5が逆回転になるようにすることにより、出口部の上方の、回収トナーと上方のトナーとが合流する領域で、供給回収ローラ4の回転の接線方向と、アジテータ5の回転の接線方向(図中矢印f)とを同じにすることができる。これにより、より良好に、回収トナーと上方のトナーを混合すると共に、供給回収ローラ4から現像ローラ1への供給をおこなうことができる。
また、感光体1と現像装置23とを一体的に形成し、画像形成装置本体に脱着可能なプロセスカ−トリッジにすることにより、メンテナンス性の向上が図れる。
また、上記現像装置23で用いられるトナーは、体積平均粒径が3〜8[μm]、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が1.00〜1.40の範囲にあることを特徴とするものである。このような小粒径で粒径分布の狭いトナーを用いることで、トナー帯電量分布が均一で、地肌かぶりの少ない高品位の画像を得るとともに、高転写率を得ることができる。一方、このような小粒径のトナーは凝集度が高いので、本発明の課題が顕著に発生するため、上記現像装置23を用いることは有効である。
また、トナーの形状係数SF−1が100〜180の範囲にあり、形状係数SF−2が100〜180の範囲とする。このような形状のトナーを用いることで、流動性を良好にし、トナーの供給性を向上させ、また、トナー層の均一化を保ちムラのない高品位な画像を得ることができる。さらに、トナー間の吸着力、感光体1とトナー吸着力を弱め、高転写率を得ることができる。一方、このようなトナーは、本発明の課題が顕著に発生するため、上記現像装置23を用いることは有効である。
また、トナーは、少なくとも、窒素原子を含む官能基を有するポリエステルプレポリマーと、ポリエステルと、着色剤と、離型剤とを有機溶媒中に分散させたトナー材料液を、水系媒体中で架橋及び/又は伸長反応させて得られるものとする。これは、形状及び表面のモフォロジー制御可能なトナーの工法であり、小粒径で、粒径分布のシャープなトナーを容易に得ることができる。これにより、高品位の画像を得るとともに、高転写率を得ることができる。
2 現像ローラ
3 ドクタブレード
4 供給回収ローラ
5 アジテータ
5a 回転軸
5b 作用軸
6 現像剤収容部
8 筐体
9 貯留空間
10 庇状部材
11 延長部
20 作像ユニット
21 露光装置
22 帯電装置
23 現像装置
24 クリーニング装置
30 中間転写ベルト
Claims (12)
- 現像剤を担持して潜像担持体との対向部まで搬送する現像剤担持体と、回転しながら該現像剤担持体に当接して現像剤を供給するとともに該現像剤担持体から現像剤を回収する現像剤供給回収部材と、該現像剤供給回収部材の上方に設けられ現像剤を収容する現像剤収容部と、回転しながら該現像剤収容部内の現像剤を攪拌する現像剤攪拌部材と備え、該現像剤供給回収部材により該現像剤担持体から回収された回収現像剤が該現像剤供給回収部材の回転よる現像剤の流れにより該現像剤収容部へ移動するよう、該回収現像剤の貯留空間が上記現像剤供給回収部材より一定距離内になるよう装置筐体を形成する現像装置において、
上記回収現像剤の貯留空間の現像剤移動方向最下流端が、上記現像剤攪拌部材の近傍になるよう該貯留空間を延伸する貯留空間延伸部材を設けたことを特徴とする現像装置。 - 請求項1の現像装置において、上記貯留空間延伸部材は上記現像剤供給回収部材の中心を通る水平線に対し上方向に45度以下の範囲内に配置されることを特徴とする現像装置。
- 請求項1または2の現像装置において、上記貯留空間延伸部材は上記筐体と一体的に形成されることを特徴とする現像装置。
- 請求項1、2または3の何れかの現像装置において、上記現像剤供給回収部材の最下部における上記回収現像剤の貯留空間の間隙をx、上記貯留空間延伸部材により延伸された貯留空間の間隙をyとすると、y=x±0.5xを満たすことを特徴とする現像装置。
- 請求項1、2、3または4の何れかの現像装置において、上記貯留空間延伸部材を、上記現像剤供給回収部材の回転中心と上記現像剤撹拌部材の最外周の回転軌跡とを結ぶ線よりも上記筺体側に配置することを特徴とする現像装置。
- 請求項5の現像装置において、上記現像剤撹拌部材が上記現像剤供給回収部材に接触することを防止する攪拌部材接触防止手段を設けたことを特徴とする現像載置。
- 請求項5または6の現像装置において、上記現像剤撹拌部材の回転方向が、上記現像剤供給回収部材の回転方向に対し逆方向であることを特徴とする現像装置。
- 潜像担持体と現像手段とを一体的に形成し、画像形成装置本体に脱着可能なプロセスカ−トリッジにおいて、
上記現像手段として請求項1、2、3、4、5、6または7の何れかの現像装置を採用することを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 潜像担持体と、該潜像担持体上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、該潜像担持体上の静電潜像を現像する現像手段とを備えた画像形成装置において、
上記現像手段として請求項1、2、3、4、5、6または7の何れかの現像装置を採用することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項9の画像形成装置において、上記現像剤は、体積平均粒径が3〜8[μm]、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が1.00〜1.40の範囲のトナーであることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項9または10の画像形成装置において、上記現像剤は形状係数SF−1が100〜180の範囲、形状係数SF−2が100〜180の範囲のトナーであることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項9、10または11の何れかの画像形成装置において、上記現像剤は、少なくとも、窒素原子を含む官能基を有するポリエステルプレポリマーと、ポリエステルと、着色剤と、離型剤とを有機溶媒中に分散させたトナー材料液を、水系媒体中で架橋及び/又は伸長反応させて得られるトナーであることを特徴とする画像形成装置。
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