JP2009008804A - 液晶表示素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】液晶層上に塗布により電極が形成された液晶表示素子において、表示特性が良く、長期信頼性に優れた液晶表示素子を提供すること。
【解決手段】塗布型電極層と液晶層の間にけん化度80mol%以上100mol%以下のポリビニールアルコールからなるブロック層を有する液晶表示素子。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示素子、特に液晶が高分子樹脂中に分散された液晶層を有する液晶表示素子に関する。
近年、液晶を高分子樹脂中に分散させた液晶層(以下、液晶シートと呼ぶ)を有する液晶表示素子の研究がなされている(例えば特許文献1、2)。この液晶シートは高分子樹脂中に液晶の液滴が分散された構成となっているため、柔軟で、屈曲や押圧にも表示した像が変化しないという特徴を有している。また、基板を介さないで複数の液晶シートを直接積層することが可能なため、多色化にも適している。なお、液晶シートの製造については、塗布による形成が可能であるから、低コストで液晶表示素子を提供することが可能である。
上記液晶シートにおいて、液晶材料として螺旋状に配向した棒状分子であるカイラルネマティック液晶材料を使用した場合、螺旋ピッチに一致した光を選択反射する性質を有するために例えば螺旋ピッチを赤・緑・青の波長に設定することでカラー表示が可能となる。カイラルネマティック液晶は選択反射を示すプレーナ配向と光を透過させるフォーカルコニック配向の2状態が無電源で双安定であるために、低消費電力の表示素子を提供することが可能である。
また、一対の電極付き基板間に上記カイラルネマティック液晶をポリマー中に粒子状に分散させた液晶分散体を挟持した素子も知られている。このような分散体にすることで外部圧力による液晶の配向変化が起こりにくくなり、また液体ではないため取扱いが容易などの長所がある。
米国特許第6585849号明細書 米国特許第6690447号明細書
しかしながら、特許文献1や特許文献2の従来技術を用いて、カイラルネマティック液晶を含む液滴を分散した液晶層を電極間に挟持した素子で、軽量化を図るため少なくとも片側電極には導電性粒子を塗布する塗布型電極を使用することがなされている。このような塗布型の電極形成に用いる塗布液は、主に導電性粒子・バインダー・有機溶剤から構成される。そのためこの塗布液を塗布する際に浸透性の高い有機溶剤が液晶層に到達し、液晶の配向を変化させ、その結果表示特性が低下するという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、液晶層上に塗布により電極が形成された液晶表示素子において、表示特性が良く、長期信頼性に優れた液晶表示素子を提供することを目的としている。
上記の目的は下記構成によって達成される。
1.
室温でコレステリック相を示す液晶組成物を含む液滴を高分子樹脂に分散した液晶層と、
前記液晶層を挟む一対の電極層と、を有し、
前記一対の電極層のうち、少なくとも一方の電極層は、
前記液晶層上に塗布により設けられる塗布型電極層である液晶表示素子において、
前記塗布型電極層と前記液晶層の間にけん化度80mol%以上100mol%以下のポリビニルアルコールからなるブロック層を有することを特徴とする液晶表示素子。
2.
前記ブロック層は、厚みが0.2μm以上1μm以下であることを特徴とする1記載の液晶表示素子。
3.
前記ポリビニルアルコールは、けん化度が90mol%以上100mol%以下であることを特徴とする1又は2に記載の液晶表示素子。
4.
前記液晶層は、厚みが1μm以上10μm以下であることを特徴とする1乃至3の何れか1項に記載の液晶表示素子。
本発明によれば、液晶層と塗布により設けられた電極層との間にけん化度80mol%以上100mol%以下のポリビニールアルコールからなるブロック層を設けたので、電極層の塗布時に有機溶剤が液晶層に侵入することがなく、よって、表示特性が良く、長期信頼性に優れた液晶表示素子を提供することができる。
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。具体的なサイズや材料等を挙げて説明しているがこれらはあくまでも一例であり、本発明がこれに限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る液晶表示素子1の斜視図である。
透明なPES(ポリエーテルスルホン)基板10の上にITO(酸化インジウムスズ)により透光性の第1の電極層11が形成されている。基板10としてはPES以外に、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアリレート等の柔軟な透明樹脂フィルムまたはガラス等が使用可能である。第1の電極層11はITO以外に、酸化スズなどでもよい。第1の電極層11のシート抵抗は300Ω以下のものが望ましい。
第1の電極層11の上に液晶層13を塗布している。液晶層13は、PVAのバインダ14の中に、液晶液滴15が分散されている。用いられる液晶は、550nmに選択反射波長を有するコレステリック液晶であり、例えばメルク社製ネマティック液晶BL006に、メルク社製カイラル材CB15およびR1011をそれぞれ14質量%および5.4質量%添加して調製した。
この液晶層13の上には、本発明に係るブロック層16が塗布されている。
本発明に係るブロック層16としては、けん化度が80mol%以上100mol%以下のポリビニールアルコールである。
けん化とは、ポリビニールアルコール作成時にポリ酢酸ビニル樹脂の酢酸基を水酸基に変える反応であり、酢酸基がどのくらい水酸基に変わっているかを示す度合いをけん化度(mol%)という。
けん化度を制御する方法は、反応に使用する材料比、反応条件等を変えることにより制御することができる。
けん化度の測定方法は、従来より公知の化学分析法や核磁気共鳴分析法などで測定することができる。
けん化度が80mol%未満の時には、有機溶剤の浸透性が高くなり、後で説明する塗布型電極形成用の有機溶剤を含んだ塗布液を塗布したときに、有機溶剤が液晶層に到達し、液晶の配向を変化させて表示特性が低下するという問題が生じる。けん化度は、90〜100mol%のものがより好ましい。
ブロック層16に用いるポリビニルアルコールには、ポリ酢酸ビニルを加水分解して得られる通常のポリビニルアルコールの他に、末端をカチオン変性したポリビニルアルコールやアニオン性基を有するアニオン変性ポリビニルアルコール等の変性ポリビニルアルコールやポリビニルアルコール誘導体等も含まれる。
酢酸ビニルを加水分解して得られるポリビニルアルコールは平均重合度が1000以上のものが好ましく用いられ、特に、平均重合度が1500〜5000のものが好ましく用いられる。
ブロック層16は塗布型電極中に含有される溶媒を液晶層に到達しにくくするための層である。
このブロック層16の上には、黒色吸収層17を設けるのが好ましい。黒色吸収層17としては、カーボンブラック等の黒顔料を樹脂に分散したものを用いることができる。この黒色吸収層17を設けることで、黒表示が可能となる。
この黒色吸収層17の上には、本発明に係る塗布型電極層としての第2の電極層18を設けている。
第2の電極層18は、本実施例ではカーボンブラックを混入した銀ペーストを用いている。第2の電極層18としては、他の材料として光透過性のITO、酸化スズなどを用いることもできる。第2の電極層18のシート抵抗も第1の電極層11と同じく300Ω以下が望ましい。
第1の電極層11と第2の電極層18には、液晶表示素子1を駆動するための電源19がつながっている。
ブロック層16の厚みは、0.2μm以上1μm以下であることが好ましい。0.2μm未満の場合は、第1の電極層11と第2の電極層18とに電圧を印加したときに、部分的な短絡が発生する場合がある。また、1μmを越えると、第1の電極層11と第2の電極層18とに印加する電圧が高くなり、駆動回路のコストが高くなり好ましくない。
また、液晶層13の厚みは、1μm以上10μm以下が好ましい。1μm未満では、表示特性としてのコントラスト比が悪くなる傾向があり、10μmを越えるとプレーナ状態への閾値電圧が高く、駆動電圧の高い回路が必要となり、コストアップを招き好ましくない。
以上のような構成で液晶表示素子1を形成した。
なお、第2の電極層18の上に保護層を設けてもよい。保護層は、第2の電極層18を水分や機械的な衝撃から保護するためのもので、黒表示の品位の観点から光吸収性の部材を形成することが望ましい。また、第2の電極層18に光吸収性の電極や保護層を用いる場合は液晶表示素子の黒品位に影響を与えるので、反射率は15%以下であることが望ましい。
本実施形態では、第2の電極層を塗布型電極層として説明したが、別の実施形態として、液晶層13をシート状に形成した後の工程で、第1の電極層及び第2の電極層を塗布型電極層として形成する液晶表示素子において、各電極層と液晶層との間にブロック層を形成するようにしても良い。また、第2の電極層上に黒色吸収層を設け、その上に液晶層を設けた後に、ブロック層を設けて、更に塗布型電極層として第1の電極層を設け、透明基板をその第1の電極層の上に設けるようにした液晶表示素子でも良い。
次に、本発明に係る構成要素の詳細について説明する。
(液晶層)
本発明に係る液晶層は、バインダおよび前記バインダに分散した液晶からなる。
(バインダ)
本発明に係る液晶表示素子では、具体的には下記に示すバインダが好ましく用いられる。
本発明において好適なバインダは透明又は半透明で、一般に無色であり、天然ポリマー合成樹脂やポリマー及びコポリマー、その他フィルムを形成する媒体、例えば、ゼラチン、アラビアゴム、ポリ(ビニルアルコール)、ヒドロキシエチルセルロース、セルロースアセテート、セルロースアセテートブチレート、カゼイン、デンプン、セルロースエステル類、がある。
これらバインダは2種以上を併用して用いてもよく、バインダの塗布量は1m2あたり100g以下が好ましく、特に20g以下にするのが適当である。
本発明に係るバインダは、特に対向電極を用いる場合、分散型液晶含有層の膜強度を確保する為に重要であり、バインダと共に膜厚を一定化するため、樹脂柱構造物やスペーサー粒子を用いることも可能であるが、工程の簡略化からそれらは特に使用しないことが好ましい。
本発明に係る実施形態に好ましく用いられるポリビニルアルコールには、ポリ酢酸ビニルを加水分解して得られる通常のポリビニルアルコールの他に、末端をカチオン変性したポリビニルアルコールやアニオン性基を有するアニオン変性ポリビニルアルコール等の変性ポリビニルアルコールやポリビニルアルコール誘導体等も含まれる。
酢酸ビニルを加水分解して得られるポリビニルアルコールは平均重合度が1000以上のものが好ましく用いられ、特に、平均重合度が1500〜5000のものが好ましく用いられる。けん化度は80〜100mol%のものが好ましく、90〜100mol%のものが特に好ましい。
けん化とは、ポリ酢酸ビニル樹脂の酢酸基を水酸基に変える反応であり、酢酸基がどのくらい水酸基に変わっているかを示す度合いをけん化度という。
カチオン変性ポリビニルアルコールとしては、例えば、特開昭61−10483号公報に記載されているような、第1〜3級アミノ基や第4級アンモニウム基をポリビニルアルコールの主鎖または側鎖中に有するポリビニルアルコールが挙げられ、これらはカチオン性基を有するエチレン性不飽和単量体と酢酸ビニルとの共重合体をけん化することにより得ることができる。カチオン性基を有するエチレン性不飽和単量体としては、例えば、トリメチル−(2−アクリルアミド−2,2−ジメチルエチル)アンモニウムクロライド、トリメチル−(3−アクリルアミド−3,3−ジメチルプロピル)アンモニウムクロライド、N−ビニルイミダゾール、N−ビニル−2−メチルイミダゾール、N−(3−ジメチルアミノプロピル)メタクリルアミド、ヒドロキシルエチルトリメチルアンモニウムクロライド、N,N,N−トリメチル−(3−メタクリルアミドプロピル)アンモニウムクロライド、N−(1,1−ジメチル−3−ジメチルアミノプロピル)アクリルアミド等が挙げられる。カチオン変性ポリビニルアルコールにおけるカチオン変性基含有単量体の比率は、酢酸ビニルに対して0.1〜10モル%、好ましくは0.2〜5モル%である。アニオン変性ポリビニルアルコールとしては、例えば、特開平1−206088号公報に記載されているようなアニオン性基を有するポリビニルアルコール、特開昭61−237681号公報および同63−307979号公報に記載されているようなビニルアルコールと水溶性基を有するビニル化合物との共重合体及び特開平7−285265号公報に記載されているような水溶性基を有する変性ポリビニルアルコールが挙げられる。また、ノニオン変性ポリビニルアルコールとしては、例えば、特開平7−9758号公報に記載されているようなポリアルキレンオキサイド基をビニルアルコールの一部に付加したポリビニルアルコール誘導体、特開平8−25795号公報に記載された疎水性基を有するビニル化合物とビニルアルコールとのブロック共重合体等が挙げられる。ポリビニルアルコールは重合度や変性の種類などが違う2種類以上を併用することもできる。
(液晶)
本発明に係る液晶(以下、液晶組成物ともいう)としては、コレステリック相を示す液晶組成物を含むことが好ましい。
カイラルネマチック液晶はコレステリック相を示す液晶の代表的なもので、ネマチック液晶に所定量のカイラル材を添加することによって得られる。このカイラルネマチック液晶は、一般的に、棒状の液晶分子がねじれた配列をなし、コレステリック相を示している。この液晶に光が入射すると、ヘリカル軸に対して平行な方向から光が入射した場合、λ=npで示される波長の光を選択反射する(プレーナ状態)。ここで、λは波長、nは液晶分子の平均屈折率、pは液晶分子が360°ねじれている距離である。一方、ヘリカル軸に対して垂直な方向から光が入射した場合、光は反射することなく透過する(フォーカルコニック状態)。この選択反射及び透過を利用して表示が行われる。
メモリー性を有する反射型液晶表示体の動作モードとしては、テクニカルペーパーSID国際シンポジューム要約(SID International Symposium Digest of Technical Paper)第29巻、897頁に開示されている。この動作モードは、カイラルネマチック液晶の配向状態をプレーナ状態(光の選択反射状態)及びフォーカルコニック状態(光の透過状態)のいずれかに切り換えて表示を行う方式である。プレーナ状態及びフォーカルコニック状態は、それぞれ安定な状態であるため、一旦液晶をいずれかの状態にセットすれば、外力が加わらない限り、半永久的にその状態を維持する。即ち、画像を一旦表示すれば電源を切っても表示された画像がそのまま維持されるメモリ性を備えた反射型液晶表示素子として有用である。
コレステリック相を示す液晶組成物の具体的化合物としては、一般的な液晶性化合物を用いることができるが、誘電率異方性(Δε)は5以上20以下であることが好ましい。
誘電率異方性が5未満の場合はプレーナ状態にする閾値電圧が高くなる。そのため駆動電圧が高くなり、消費電力が大きく、また、駆動回路の費用が高くつくため好ましくない。また、誘電率異方性(Δε)が20を越える場合は、液晶組成物としての高温安定性が悪くなり、コントラスト比がわるくなって、表示特性が劣るため好ましくない。更に、不純物を取り込みやすくなり、コントラスト比の低下を招き好ましくない。
また、ねじれ配列構造を構成するためにネマティック液晶材料に添加するカイラル材は一般的なものが使用可能である。
以下に使用可能なネマティック液晶材料(A1〜F4)を示す。
Figure 2009008804
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Figure 2009008804
Figure 2009008804
Figure 2009008804
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以下に、本発明で使用されるカイラル材料(G1〜G7)を示す。ただし、使用可能なカイラル材料は以下の化合物だけに限ったものではない。
Figure 2009008804
本発明に用いられる液晶組成物は、マイクロカプセルに内包させた状態で用いることができる。
本発明に用いることができるマイクロカプセルの製法としては、コアセルベーション法、界面重合法、in−situ法等の公知の方法を用いることができる。これらの中でコアセルベーション法による製法は油相である液晶組成物への化学的影響が少なく好ましく用いることができる。
また界面重合法は、ポリアミン、多価フェノール等と多塩基酸ハライド、ポリイソシアネート等を水相と油相界面で重合してマイクロカプセル壁を形成することができる。
また、in−situ重合方法としては、尿素−メラミン等に用いられるアミド樹脂、フェノール樹脂の単独またはその共重合体をホルムアルデヒド、グルタルアルデヒドで架橋してマイクロカプセルを形成させることができる。
マイクロカプセル壁には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニルデン、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリアセタール、アクリル樹脂、メチルセルロース、エチルセルロース、フェノール樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ジエン樹脂、ポリスチレン系熱可塑性エラストマー、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレンスルフィド、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルケトン、ポリアリレート、アラミド、ポリイミド、ポリ−p−フェニレン、ポリ−p−キシレン、ポリ−p−フェニレンビニレン、ポリヒダントイン、ポリパラバン酸、ポリベンゾイミダゾール、ポリベンゾチアゾール、ポリベンゾオキサジアゾール、ポリキノキサリン等を共存させることにより、マイクロカプセル壁強度を向上させることができる。
本発明に係るマイクロカプセルは、溶液系で調製した後、乾燥して分級することもできる。分級の方法としては、スプレードライヤ、ロータリー乾燥機、バンド乾燥機等が挙げられる。
(電極)
本発明に係る液晶表示素子においては、少なくとも一方が透光性である一対の電極が用いられる。
一対の電極のうち、少なくとも一方が塗布型電極であることが好ましい。塗布型電極としては、導電性微粒子・バインダー・溶媒が含まれており、塗布後溶媒を乾燥させることで電極となる。導電性微粒子は銀粒子等が用いられる。またバインダーは一般的な樹脂が用いられ、溶媒はその樹脂を溶解するものが用いられる。
電極の作製方法は、印刷法、スピンコート法、バーコート法等の既存の方法を用いることができる。
また、本発明に係る透光性の電極としては、透明で電気を通じるものであれば特に制限はない。例えば、Indium Tin Oxide(ITO:インジウム錫酸化物)、Indium Zinc Oxide(IZO:インジウム亜鉛酸化物)、酸化スズ(FTO)、酸化インジウム、酸化亜鉛、BSO(Bismuth Silicon Oxide)等が挙げられる。電極をこのように形成するには、例えば、基板上にITO膜をスパッタリング法等でマスク蒸着するか、ITO膜を全面形成した後、フォトリソグラフィ法でパターニングすればよい。表面抵抗値としては、300Ω/□以下が好ましい。透明電極の厚みは特に制限はないが、0.1〜20μmであるのが一般的である。
電極パターンの形成は、リソグラフィ法、レーザーエッチング法、静電誘導方式のインクジェット法、ディッピング法、スピナー法、スプレー法、ロールコーター法、フレキソ印刷法、スクリーン印刷法、バーコート法等の公知の方法を用いて形成することができる。
以下、図2を用いて本発明の実施形態に係る液晶表示素子1の製造プロセスを説明する。
図2(a)は、基板10の上にストライプ状の第1の電極層11を形成したところを示す。基板10としては、全面にITO膜が形成されたガラス基板を用い、フォトリソグラフィ法によりITO膜にストライプ状の電極パターンを形成し第1の電極層11とする。
図2(b)は、上記の電極上部に液晶シート13を形成したところを示す。液晶シート13は次のように形成した。
コレステリック液晶と多価イソシアネートと酢酸エチルをPVA水溶液中で攪拌し乳化後多価イソシアネートを重合しこの重合体を壁材としてコレステリック液晶をマイクロカプセル化する。その後、マイクロカプセルを含んだ塗液を電極上にバーコート塗布し乾燥させる。
図2(c)は、上記の液晶シート13の上部にブロック層であるPVA膜16をバーコート塗布形成したところを示す。
図2(d)は、上記PVA膜16の上部に黒吸収層17及び第2の電極層18を形成したところを示す。第2の電極層18は材料としては上述した銀ペーストを用い、静電誘導方式のインクジェット法を用いてストライプ状に形成した。
なお、本実施形態では液晶材料の選択反射波長を可視域にしているが、選択反射波長はこれに限定されるものではない。例えば、選択反射は波長を赤外域に取った場合、液晶層の散乱・透過による表示が可能になる。
次に、この液晶表示素子1の表示動作を説明する。本実施形態の液晶表示素子はコレステリック相を示す液晶の捩れを解くための第1の閾値電圧をVth1とすると、電圧Vth1を十分な時間印加した後に、電圧を第1の閾値電圧Vth1よりも小さい第2の閾値電圧Vth2以下に急に下げるとプレーナ状態になる。また、Vth2以上でVth1以下の電圧を十分な時間印加するとフォーカルコニック状態になる。この二つの状態は電圧印加を停止した後でも安定に維持される(メモリ性を有する)。また、Vth1〜Vth2間の電圧を印加することにより、プレーナ状態とフォーカルコニック状態とをミクロな状態で混在させることができ、中間調の表示、即ち、階調表示が可能である。
具体的には、液晶表示素子1の第1の電極層11および第2の電極層18間にパルス幅5ms、電圧180Vのパルス電圧を印加すると液晶液滴15の液晶相はプレーナ相を示し550nmの光を反射する。したがって、液晶表示素子1を基板10の側から観察すると、緑色を示す。次に、第1および第2の電極間にパルス幅5ms、電圧90Vのパルス電圧を印加すると、液晶液滴15の液晶相はフォーカルコニック相を示し、基板10側から入射した光は液晶シート13を透過し、黒吸収層16で吸収される。したがって、基板10側から観察すると液晶表示素子1は黒色を示す。
以下に、従来技術に係る液晶表示素子の信頼性の評価実験とその結果、ならびに上述の実施形態で用いた各材料(液晶・カイラル材)を評価した実験とその結果を示す。
以下の実験例では、液晶表示素子の第1の電極層および第2の電極層としては、ストライプ状などのパターンを形成した電極層ではなく、素子面を一様に被う全面電極層を用いた。
(実施例1)
メルク社製ネマチック液晶BL006に、メルク社製カイラル材CB15およびR1011をそれぞれ14質量%および5.4質量%添加して調製した液晶組成物Aを作成した。
組成物Aは反射波長550nmの光を選択反射するカイラルネマティック液晶であり、誘電率異方性は、12であった。
この液晶Aを10質量部と、多価イソシアネートとしてタケネートD−110N(三井武田ケミカル社製)を1質量部を酢酸エチル100質量部中に溶解して油相組成物を調整した。これを、1%ポリビニルアルコール(PVA−505クラレ株式会社製)水溶液中に投入し、ミキサーで攪拌・分散して約8μmのエマルジョンを作製した。これを60℃で3時間攪拌しながら加熱しマイクロカプセルを作成し、塗布液とした。
基板には、全面にITO膜が形成されたガラス基板を用い、ITO膜を第1の電極とした。液晶シートは前記の実施形態と同様にして形成した。その上に、ブロック層として結晶化度が高く、けん化度97−99mol%のエクセバールRS−2117の3%水溶液(クラレ株式会社製)を乾燥後0.3μmの厚さになるようにバーコートし、更に、第2の電極である銀ペースト(東洋紡製 DW−250H−5)をスクリーン印刷法により形成した。液晶層は5μmであった。
また、液晶表示素子の初期評価は、駆動電圧として、パルス幅5ms、電圧180V及びパルス幅5ms、電圧90Vのパルス電圧を用い、第1の電極と第2の電極の間に印加した。
信頼性の評価方法は、評価電圧として、パルス幅5ms、電圧180Vのパルス電圧と、パルス幅5ms、電圧90Vのパルス電圧とを交互に最長24時間印加して、液晶表示素子の表示状態を評価した。
また、表示特性の評価はコニカミノルタセンシング社製分光測色計CM3700dを使用し、プレーナ時(パルス幅5ms、電圧180V印加時)のY値とフォーカルコニック時(パルス幅5ms、電圧90V印加時)のY値を測定し、(プレーナ時のY値)/(フォーカルコニック時のY値)をY値比として表示特性(コントラスト比:CR比)を表す指標とした。
上記サンプルの初期表示特性はY値比が5.0であり、評価電圧を5時間印加してもその表示特性にはほとんど変化は見られなかった。
(比較例1)
実施例1と異なる点は、ブロック層としてポバールL−8(けん化度69.5−72.5mol%)を使用した点である。その他は、実施例1と同様に作成し、評価した。
上記ブロック層を使用して作成したサンプルの初期表示特性はY値比が2.0と低く、評価電圧を5時間印加するとその表示特性は信頼性評価前に比べて半減した。
これは、銀ペーストに含まれる有機溶剤であるエチルアセテートが黒吸収層を通過して液晶層に浸透し、液晶の配向を変化させたためと考えられる。
(実施例2)
実施例1と異なる点はブロック層を乾燥後厚さ0.15μmになるようにバーコートした点である。その他は、実施例1と同様に作成し、評価した。
部分的なリークが発生したが、Y値比は初期5.0で、評価電圧を5時間印加しても、4.5であった。
(実施例3)
実験例1と異なる点は、ブロック層としてポバールPVA−224(けん化度87−89mol%)を使用した点である。
上記のサンプルの初期表示特性はY値比が4.0であり、評価電圧を5時間印加してもその表示特性にはほとんど変化は見られなかった。
(実施例4)
実施例1と異なる点はブロック層を乾燥後厚さ1.1μmになるようにバーコートした点と、プレーナ時の閾値電圧が330Vとかなり高い数値を示し、駆動電圧を180Vから340Vに変更した点である。その他は、実施例1と同様に作成し、評価した。
上記のサンプルの初期表示特性はY値比が4.0であり、評価電圧を5時間印加してもその表示特性にはほとんど変化は見られなかった。
(実施例5)
実施例1と異なる点は液晶組成物Bの誘電率異方性が3である点と、プレーナ時の閾値電圧が320Vと高く、駆動電圧を180Vから340Vに変更した点である。その他は、実施例1と同様に作成し、評価した。
メルク社製ネマチック液晶TL213に、メルク社製カイラル材CB15およびR1011をそれぞれ12質量%および6質量%添加して調製した液晶組成物Bを作成した。
組成物Bは反射波長550nmの光を選択反射するカイラルネマティック液晶であり、誘電率異方性は、3であった。
上記のサンプルの初期表示特性はY値比が4.0であり、評価電圧を5時間印加してもその表示特性にはほとんど変化は見られなかった。
(実施例6)
実施例1と異なる点は液晶組成物Cの誘電率異方性が22である点である。その他は、実施例1と同様に作成し、評価した。
メルク社製ネマチック液晶ZLI4469−000に、メルク社製カイラル材CB15を22質量%添加して調製した液晶組成物Cを作成した。
組成物Cは反射波長550nmの光を選択反射するカイラルネマティック液晶であり、誘電率異方性は、22であった。
上記液晶組成物Cを使用して作成したサンプルの初期表示特性はY値比が4.0と良好であった。評価電圧を5時間印加するとその表示特性は信頼性評価前に比べて低くなり3.0であった。これは、液晶組成物Cの誘電率異方性が大きいため、組成物自体がやや不安定であったためと考えられる。
(実施例7)
実施例1と異なる点はブロック層を乾燥後厚さ0.8μmになるようにバーコートした点である。その他は、実施例1と同様に作成し、評価した。
上記ブロック層を0.8μmになるようにバーコートして作成したサンプルの初期表示特性は、Y値比が4.0であり、評価電圧を5時間印加してもその表示特性にはほとんど変化は見られなかった。
(実施例8)
実施例1と異なる点は液晶組成物Dの誘電率異方性が8である点である。その他は、実施例1と同様に作成し、評価した。
メルク社製ネマチック液晶E63に、メルク社製カイラル材MLC6247及びCNL662L(アデカ株式会社製)をそれぞれ15質量%及び11質量%添加して調製した液晶組成物Dを作成した。
組成物Dは反射波長550nmの光を選択反射するカイラルネマティック液晶であり、誘電率異方性は、8であった。上記液晶組成物Dを使用して作成したサンプルの初期表示特性はY値比が4.0と良好であり、評価電圧を5時間印加してもその表示特性にはほとんど変化は見られな
かった。
(実施例9)
実施例1と異なる点は液晶層を乾燥後厚さ11μmになるようにバーコートした点と、プレーナ時の閾値電圧が310Vとかなり高い数値を示し、駆動電圧を180Vから320Vに変更した点である。その他は、実施例1と同様に作成し、評価した。
作成したサンプルの初期表示特性は、Y値比が4.0であり、評価電圧を5時間印加してもその表示特性にはほとんど変化は見られなかった。
(実施例10)
実施例1と異なる点は液晶層を乾燥後厚さ0.8μmになるようにバーコートした点である。その他は、実施例1と同様に作成し、評価した。
作成したサンプルの初期表示特性は、Y値比が3.5であり、評価電圧を5時間印加してもその表示特性にはほとんど変化は見られなかった。
(実施例11)
実施例1と異なる点はブロック層を乾燥後厚さ0.2μmになるようにバーコートした点である。その他は、実施例1と同様に作成し、評価した。
作成したサンプルの初期表示特性は、Y値比が5.0であり、評価電圧を5時間印加してもその表示特性にはほとんど変化は見られなかった。
上述の実施例1〜11及び比較例1を表1にまとめる。
評価としては、初期及び対久後のコントラスト比(CR比)としてY値比が3以上を維持しているものを良好な表示特性で許容できるものとして○、3未満を許容できない表示特性として×として評価した。
また、プレーナ状態への駆動電圧が300V以下を○、300Vを越え500V以下を△、500Vを越えるものは、電源コストが高くなり実用化が難しいことから×とした。
また、駆動電圧を印加したときに、第1電極と第2電極との間で、部分的にリークが発生したものを△、全面にリークが発生し、短絡状態になったものを×として評価した。
Figure 2009008804
表1の結果が示すように、塗布型電極層と液晶層の間にけん化度80mol%以上100mol%以下のポリビニールアルコールからなるブロック層を有することで、有機溶媒の浸透を防ぎ、液晶層の配向の変化を防止し、良好な表示特性を長期に維持できることが分かる。
また、比較的薄いブロック層で必要な防溶媒性が確保できるので、ブロック層を設けることによる駆動電圧の上昇も小さく抑えることができ、駆動電圧の低い液晶表示素子を提供することができる。したがって本発明によれば、液晶シート中の溶媒による表示特性の劣化が無く、閾値電圧が低くコントラスト比も良い液晶表示素子を提供することが可能である。
なお、ブロック層に用いる材料は価格も安く、膜の形成プロセスも一般的な低コストのものであるため、ブロック層を設けることによるコストの上昇は大きくない。また、液晶シートの製造についても塗布による形成が可能であることから、本発明によれば低価格の液晶表示素子を提供することが可能である。
また、液晶材料としてコレステリック液晶を用いた実施形態では駆動電圧を遮断しても表示を保持することができる、メモリ性の液晶表示素子を提供することが可能である。
本発明によれば、液晶層として液晶シートを用いているため、基板としてガラスなどの剛直な材料または樹脂などの柔軟な材料を使用して液晶表示装置を製作することが可能である。柔軟な基板を用いて製作した液晶表示装置は、観察者の姿勢に合わせて、たわませて観察することが可能である、液晶表示装置の移動時には丸めて小さくすることができる、等の利点を有している。また、剛直な基板を用いて製作した液晶表示素子は、製作時のハンドリングが容易である、表示面をフラットに保つのが容易、等の利点を有している。
本発明の実施の形態に係る液晶表示素子の斜視図である。 図1に示した液晶表示素子の製造プロセスを示す断面図である。
符号の説明
1 液晶表示素子
10 基板
11 第1の電極
13 液晶層
14 バインダ
15 液晶液滴
16 ブロック層
17 黒色吸収層
18 第2の電極
19 電源

Claims (4)

  1. 室温でコレステリック相を示す液晶組成物を含む液滴を高分子樹脂に分散した液晶層と、
    前記液晶層を挟む一対の電極層と、を有し、
    前記一対の電極層のうち、少なくとも一方の電極層は、
    前記液晶層上に塗布により設けられる塗布型電極層である液晶表示素子において、
    前記塗布型電極層と前記液晶層の間にけん化度80mol%以上100mol%以下のポリビニルアルコールからなるブロック層を有することを特徴とする液晶表示素子。
  2. 前記ブロック層は、厚みが0.2μm以上1μm以下であることを特徴とする請求項1記載の液晶表示素子。
  3. 前記ポリビニルアルコールは、けん化度が90mol%以上100mol%以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶表示素子。
  4. 前記液晶層は、厚みが1μm以上10μm以下であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の液晶表示素子。
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