JP2003140124A - 光学表示素子の製造方法及び光学表示素子 - Google Patents

光学表示素子の製造方法及び光学表示素子

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JP2003140124A
JP2003140124A JP2001336855A JP2001336855A JP2003140124A JP 2003140124 A JP2003140124 A JP 2003140124A JP 2001336855 A JP2001336855 A JP 2001336855A JP 2001336855 A JP2001336855 A JP 2001336855A JP 2003140124 A JP2003140124 A JP 2003140124A
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electrode
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plastic substrate
display
optical display
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Masaaki Araki
雅昭 荒木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学表示素子を複数製造する場合でも、各光
学表示素子での電極パターン同士間の本来の配置関係か
らの位置ずれを小さくできる光学表示素子及びその製法
を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明は光学表示素子10の製法であっ
て、一の表示素子10に対応する大きさのプラスチック
基板2a,2bを用意し、各基板2a,2b上に電極3
a,3bを形成し、基板2aの電極3a上に印加電圧の
切替えに応じて異なる表示色を呈し得る粘性材料を含む
粘性溶液12を塗布・乾燥して表示層4を形成し、層4
を挟むよう基板2a,2b同士を積層する。この場合、
表示素子10を複数製造する場合でも各基板同士毎に電
極同士の位置合せが行われるため、各表示素子10毎に
電極同士間の位置合せを独立して行うことができ、電極
同士間の配置関係と本来の配置関係との位置ずれを小さ
くできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複写機、フ
ァクシミリ装置、プリンタ等のOA機器やパーソナルコ
ンピュータ、ワードプロセッサ等に用いられる光学表示
素子の製造方法及び光学表示素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光学表示素子は、光を用いて文字や情報
等の表示を可能とする素子であり、例えば液晶表示素
子、エレクトロクロミック表示素子、電気泳動表示素子
等も光学表示素子に含まれる。光学表示素子は、種々の
用途、例えば複写機、ファクシミリ装置、プリンタ、パ
ーソナルコンピュータ、ワードプロセッサなどの各種表
示機器に幅広く用いられている。光学表示素子は、一般
に一対の電極付き基板間に表示層を有し、表示層への印
加電圧を適宜切替えて異なる表示色を呈することで文字
や図形等の様々な情報表示を可能とする。
【0003】こうした光学表示素子では、基板として軽
量性、曲げ易さ等の観点からガラス基板に代えてプラス
チック基板が多く用いられ、表示層としては生産効率の
観点から粘性材料等が用いられ、粘性材料としてはメモ
リー性及び偏光素子を不要とする等の点から、例えば高
分子材料中にコレステリック液晶を分散させたもの、ポ
リ置換アニリン等のエレクトロクロミック材料、顔料等
の着色された荷電粒子を、その荷電粒子と異なる色を呈
する高分子材料中に分散させたもの等が用いられる。
【0004】これらのうち高分子材料中にコレステリッ
ク液晶を分散させた表示層を用いる高分子分散型液晶表
示素子は安定なメモリー性を有すると共にTFT素子な
どを用いたアクティブな回路を使用しなくても単純なマ
トリクス駆動だけで高精細表示が可能であるため注目さ
れている。
【0005】このような高分子分散型液晶表示素子の製
造方法の一例として例えば特開平7−181453号公
報が開示されている。同公報には、複数の電極パターン
が長手方向に沿って設けられた帯状プラスチックフィル
ム上に液晶と光硬化性樹脂とを含む混合溶液を間欠的に
塗布しながら、複数の電極パターンが長手方向に沿って
設けられた別の帯状プラスチックフィルムを端から順次
連続的に貼り合わせる方法が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の公報に記載の光学表示素子の製造方法は連続的
生産が可能な点で優れているものの、以下に示すような
課題を有していた。
【0007】即ち2枚の帯状プラスチックフィルム同士
を貼り合せる時に、対向する電極パターン同士の位置合
せをうまく行うことが困難な場合があった。即ち帯状プ
ラスチックフィルム同士を端から貼り合せる時に、最初
に位置合わせされる電極パターン同士が本来予定してい
る配置関係からずれると、その電極パターン同士の位置
ずれがその後に位置合せされる電極パターン同士まで伝
わり、それが次々と連鎖的に起こる。しかも電極パター
ンは各プラスチックフィルム上に正確に同じピッチで形
成されるとは限らず、誤差によりピッチにバラツキが生
じる場合がある。従って、後続ほど対向する電極パター
ン同士間の位置ずれが大きくなり、製品として使用不可
能となる場合があるので、製品の歩留まりが悪くなる。
【0008】また、電極パターンは一般に表示層を設け
る表示用電極部と、外部電源と接続される引出電極部と
を有するものであるが、上記のように電極パターン同士
の配置関係が本来予定している配置関係からずれると、
実際に表示に寄与する領域(以下、「表示領域」とい
う)は対向する表示用電極部同士が重なり合った領域と
なるので、表示領域が表示用電極部よりも小さくなる。
【0009】そこで、本発明は、プラスチック基板を用
いた光学表示素子を複数製造する場合でも、各光学表示
素子における電極パターン同士間の本来の配置関係から
の位置ずれを小さくできる光学表示素子の製造方法及び
光学表示素子を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決するため鋭意検討した結果、一の光学表示素子に
対応する大きさを有し一面に電極パターンが形成された
一対のプラスチック基板を用意し、電極間に表示層を挟
んでプラスチック基板同士を積層することで、上記課題
を解決し得ることを見出した。ここで、対向する電極同
士の位置ずれを小さくし、表示領域を所望の大きさにす
るためには、表示用電極部同士間の位置ずれを考慮して
そのずれの分だけ表示用電極部を予め大きくすることが
考えられる。しかし、これでは、表示領域は所望の大き
さとなるものの、製造される光学表示素子が大型化し、
しかも表示用電極部同士間の位置ずれを考慮する分だけ
表示層の形成に用いる粘性材料を余分に使用することに
なる。
【0011】そこで、本発明は、一の光学表示素子に対
応する大きさを有し一面に第1電極が形成された可撓性
を有する第1プラスチック基板、及び一の光学表示素子
に対応する大きさを有し一面に第2電極が形成された可
撓性を有する第2プラスチック基板を用意する基板用意
工程と、第1プラスチック基板上の第1電極上に、印加
電圧の切替えに応じて異なる表示色を呈することが可能
な粘性材料を含有する粘性溶液を塗布する塗布工程と、
粘性溶液を乾燥させて表示層を形成する層形成工程と、
第1及び第2電極によって表示層を挟むように第1及び
第2プラスチック基板同士を積層する積層工程と、を含
むことを特徴とする。
【0012】この発明によれば、第1プラスチック基板
の第1電極上に粘性溶液を塗布するので、その後、第1
プラスチック基板と第2プラスチック基板とを積層する
ことが可能となる。また、複数の光学素子を製造する場
合に、各第1及び第2プラスチック基板同士ごとに第1
及び第2電極同士の位置合せを独立して行うことが可能
となる。従って、光学表示素子を複数製造する場合で
も、製造される光学表示素子のそれぞれにおいて、積層
時における第1及び第2電極同士間の配置関係と本来の
配置関係との位置ずれを小さくすることが可能となる。
【0013】上記発明において、第1電極が第1表示用
電極部及び第1引出電極部で構成され、第2電極が第2
表示用電極部及び第2引出電極部で構成されており、塗
布工程において、第1電極の第1表示用電極部に粘性溶
液を塗布し、積層工程において、第1引出電極部及び第
2引出電極部をそれぞれ露出させるように第2電極の第
2表示用電極部を表示層に接触させて第1及び第2プラ
スチック基板同士を積層することが好ましい。
【0014】この発明によれば、第1引出電極部及び第
2引出電極部が露出されているので、第1電極の全体に
粘性溶液を塗布する場合に比べて、第1引出電極部に対
する粘性溶液の拭取り作業並びに第1、第2引出電極部
を露出させるための作業が不要になり工程が簡素化され
る。また、粘性材料の使用量が必要最少限で済み、コス
トを低減することが可能となる。更に、第1、第2引出
電極部が露出されているので、引出電極部と外部電源と
を電気的に接続させる作業が容易になる。
【0015】また、上記積層工程において、第2プラス
チック基板の一端を、第1プラスチック基板の表示層の
外側から接触させ、第1及び第2プラスチック基板をそ
の一端から他端にかけて順次加圧することが好ましい。
【0016】第2プラスチック基板を第1プラスチック
基板に積層するときに第2電極が表示層から接触し始め
ると、第2プラスチック基板が表示層の表面で滑り、第
1電極及び第2電極同士間で積層位置ずれが生じ、表示
層の一部が表示領域外に露出される一方で、必要な表示
領域の大きさを取ることができない傾向があるが、この
発明によれば、第2プラスチック基板の一端を、第1プ
ラスチック基板の表示層の外側から接触させることで、
第1表示用電極部と第2表示用電極部とが予めずれた状
態になるので、第2プラスチック基板が表示層に接触し
て滑っても、第1表示用電極部と第2表示用電極部とを
うまく重ね合せることが可能となる。また、第2プラス
チック基板をその一端から他端にかけて順次加圧するの
で、表示層と第2プラスチック基板との間への気泡の噛
み込みが防止され、ひいては気泡による光学表示素子の
うねりが防止される。
【0017】上記製法において、第1及び第2プラスチ
ック基板を構成する材料の熱膨張係数が互いに同じであ
り、積層工程において、第1及び第2プラスチック基板
を同じ温度で加熱することが好ましい。
【0018】この場合、同じ温度で加熱することにより
第1及び第2プラスチック基板が熱膨張しても、第1又
は第2プラスチック基板の端部がカールして電極が断裂
することがない。
【0019】上記製法において、粘性材料がコレステリ
ック液晶とコレステリック液晶を分散させる光硬化性樹
脂とを含有する場合、粘性材料に光を照射して粘性材料
を硬化させる硬化工程を更に含むことが好ましい。
【0020】この場合、粘性材料中には光硬化性樹脂が
含有されているので、粘性材料に照射する光により粘性
材料が比較的短時間で硬化する。
【0021】上記製法において、粘性材料がエレクトロ
クロミック材料である場合、積層工程の前に、第2プラ
スチック基板の第2電極上に予め固体電解質層を設ける
工程を含むことが好ましい。この場合、第1プラスチッ
ク基板と第2プラスチック基板との間にギャップを設け
てそのギャップに電解液を充填する場合に比べて生産性
が向上する。
【0022】また、上記製法は、塗布工程において、粘
性材料が、着色された荷電粒子及びその荷電粒子と異な
る色を呈する液相分散媒を封入したカプセルと、カプセ
ルを分散させるバインダ材とを含有するものでもよい。
【0023】また、本発明の光学表示素子は、上記製法
により製造されるものである。これにより、光学表示素
子が複数製造される場合にあっても、各光学表示素子に
おいて、対向する第1及び第2電極同士間の配置関係と
本来の配置関係との位置ずれが小さくなる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光学素子の製造方
法の実施形態について説明する。なお、全図中、同一又
は同等の構成要素については同一の符号を付す。
【0025】図1は本発明の製造方法の一実施形態によ
り製造される光学表示素子としての液晶光学素子を示す
断面図、図2は、図1の液晶光学素子を示す分解斜視図
である。図1に示すように、液晶光学素子10は、可撓
性及び透光性をもったプラスチック基板(第1プラスチ
ック基板)2aと、このプラスチック基板2aに対向配
置される可撓性及び透光性をもったプラスチック基板
(第2プラスチック基板)2bとを備えている。プラス
チック基板2a,2bの各内面側には電極パターン(第
1電極)3a、電極パターン(第2電極)3bが設けら
れ、これら電極パターン3a,3b同士は互いに対向し
ている。電極パターン3a,3bは透明又は半透明とな
っている。
【0026】電極パターン3aは、例えば図2に示すよ
うにストライプ状となっており、表示用電極部5aと引
出電極部5bとに分けられている。電極パターン3bも
ストライプ状となっており、表示用電極部7aと引出電
極部7bとに分けられている。引出電極部5b、引出電
極部7bは、プラスチック基板2a,2bを積層した状
態では露出している。引出電極部5b,7bは、外部電
源に電気的に接続するためのものである。なお、プラス
チック基板2aの電極パターン3aと、プラスチック基
板2bの電極パターン3bとは互いに異なっている。す
なわち電極パターン3bのストライプの配列方向は、電
極パターン3aのストライプの配列方向と直交してい
る。
【0027】表示用電極部5aと表示用電極部7bとの
間には表示層4が設けられている。表示層4は、図3に
示すようにコレステリック液晶8と、コレステリック液
晶8を分散させる硬化性樹脂の硬化物9とに分散させた
ものであり、コレステリック液晶8は所定温度範囲で液
晶状態すなわち流動性を示すようになっている。
【0028】ここで、液晶表示素子10の表示原理を簡
単に説明する。まず図3(a)に示すように、コレステ
リック液晶8は、電圧無印加時には通常各液晶ドメイン
ごとのヘリカル軸が不規則な方向を向いているので、プ
ラスチック基板2bを通して入射される光を散乱して乳
白色を呈する。一方、表示層4に電圧を印加すると、図
3(b)に示すように各液晶ドメインのヘリカル構造が
ほどけて、ヘリカル軸がプラスチック基板2aに垂直な
方向に揃うので、光が表示層4を透過し、背景色を表示
する。従って、表示層4は、印加電圧に応じて異なる表
示色を呈することになる。なお、光入射側プラスチック
基板2bと反対のプラスチック基板2aにはその内側又
は外側に光吸収体層11を設けることが好ましい。これ
により電圧印加時に背景色が黒色となり、電圧無印加時
に乳白色となるので、コントラストが向上する。
【0029】次に、前述した液晶表示素子10の製造方
法について図4を参照して説明する。
【0030】まず、一の液晶表示素子10に対応する大
きさを有する一対の矩形状のプラスチック基板2a及び
プラスチック基板2bを用意する(基板用意工程)。こ
こで、一の液晶表示素子10に対応する大きさとは、液
晶表示素子10の個々の製造用に切断された大きさをい
い、帯状のプラスチックフィルムを予め複数に切断する
ことにより得ることができる。
【0031】プラスチック基板2bを構成する材料とし
ては、可撓性及び透光性を有する材料、例えば一軸又は
二軸延伸ポリエチレンテレフタレートなどの結晶性ポリ
マー、ポリスチレン、ポリエーテルスルホン等の非結晶
性ポリマー、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオ
レフィン、ポリカーボネート、ナイロンなどのポリアミ
ドが用いられる。プラスチック基板2aは、プラスチッ
ク基板2bを構成する材料と同様の材料で構成されても
よく、異なる材料で構成されてもよいが、透光性を有し
ない材料、例えばポリカーボネート樹脂(ユーピロン)
等で構成されてもよい。
【0032】プラスチック基板2a,2bの厚さは、通
常は300μm以下とし、好ましくは20〜200μm
である。
【0033】次に、これらのプラスチック基板2a,2
bの一面上にそれぞれ、透明又は半透明の電極膜を形成
する。これら透明又は半透明の電極膜を構成する材料は
導電性を有していれば特に制限されないが、通常はNE
SA膜、酸化インジウムと酸化インジウムと酸化錫との
混合物からなるITO(indium tin oxide)膜などが
用いられる。これら電極膜をプラスチック基板2a,2
b上に形成する方法としては、例えば公知の蒸着、スパ
ッタリング等の方法が用いられる。
【0034】その後、各プラスチック基板2a,2bに
おいて、電極膜を、必要とする表示内容に応じてエッチ
ングする。こうして、図4(a)に示すように所望の電
極パターン3a,3bが得られる。この場合、各プラス
チック基板2a,2bごとに独立して電極膜のエッチン
グを行うことが可能である。このため、例えばプラスチ
ック基板2aにおいて電極膜のエッチングに使用するエ
ッチング液が他のプラスチック基板2aの電極膜のパタ
ーン形成に悪影響を与えることがない。すなわち、長尺
状のプラスチックフィルムに複数の電極パターンを形成
する場合にエッチング液を使用すると、エッチング液が
隣りの電極膜へ流れ込むことがあるが、本実施形態の場
合には複数のプラスチック基板2aの電極膜に電極パタ
ーンを形成する場合でも、それに用いるエッチング液が
他のプラスチック基板2aの電極膜をオーバーエッチす
ることが全くなく、その結果、各プラスチック基板2a
において高精細な電極パターン3aを得ることが可能と
なる。
【0035】上記電極パターン3a,3bとしては、例
えばドットマトリクス表示用のストライプ状電極パター
ンやセグメント表示用の電極パターンなどが用いられる
が、電極パターン3aと電極パターン3bは互いに異な
るようにする。例えば、プラスチック基板2aとプラス
チック基板2bとを積層するときに、プラスチック基板
2aのストライプ状電極パターンの長手方向とプラスチ
ック基板2bのストライプ状電極パターンの長手方向が
直交するようにしてもよく、あるいは一方のプラスチッ
ク基板2aにストライプ状電極パターン、他方のプラス
チック基板2bにセグメント用表示電極パターンを設け
ても良い。また、電極パターン3aが、格子状の電極パ
ターンの多数の隙間にそれぞれ画素電極を配置し、各画
素電極にトランジスタからなるスイッチング素子を接続
したものであり、且つ電極パターン3bが平板状のもの
であってもよい。
【0036】ここで、前述したように電極パターン3a
は、表示用電極部5aと引出電極部5bとで構成され、
電極パターン3bは、表示用電極部7aと引出電極部7
bとで構成される(図2参照)。
【0037】次に、図4(b)に示すように、一方のプ
ラスチック基板2aの電極パターン3aの表示用電極部
5a上に粘性溶液12を塗布することが好ましい(塗布
工程)。ここで、電極パターン3aのうち表示用電極部
5aにのみ塗布するのは次の理由による。即ち電極パタ
ーン3a全体に粘性溶液12を塗布すると、引出電極部
5bと外部電源とを電気的に接続させるべく粘性溶液1
2の一部を拭き取る必要があるが、表示用電極部5aに
のみ粘性溶液12を塗布することで、粘性溶液12の使
用量を必要最少限に止めることができ、ひいてはコスト
の低減を図ることができる。しかも粘性溶液12を有機
溶媒等を用いて拭き取る作業が不要になり、工程を簡素
化することができる。ここで、粘性溶液12はコレステ
リック液晶を硬化性樹脂中に分散させた粘性材料と、こ
の粘性材料を溶解する溶媒とで構成される。
【0038】コレステリック液晶としては、ネマチック
液晶にカイラルドーパントを添加することでヘリカル構
造を示すものが用いられる。ネマチック液晶としては、
例えばシアノビフェニル系、トラン系、ピリジン系など
の正の誘電異方性を示すものが用いられ、より具体的に
はチッソ社製MN1000X、メルク社製ZLI−15
65等が用いられる。ネマチック液晶に添加するカイラ
ルドーパントとしては、例えばメルク社製S811、S
1011、CB15、CE2等が用いられる。
【0039】硬化性樹脂は、光硬化性樹脂又は熱硬化性
樹脂のいずれでもよいが、光硬化性樹脂が好ましい。光
硬化性樹脂を用いる場合、光を照射させることで比較的
短時間に硬化した材料を得ることができ、生産効率が向
上する。光硬化性樹脂としては、光硬化性のオリゴマ
ー、例えばエポキシアクリレートが用いられる。
【0040】溶媒としては、上述した硬化性樹脂及びコ
レステリック液晶を含有する粘性材料を溶解可能なもの
であれば特に制限されず、例えば芳香族系溶媒、脂肪族
系溶媒、アルコール系溶媒等の一般溶媒を用いることが
できる。
【0041】更に、粘性溶液12は固体スペーサを含有
し、必要に応じて接着剤、減粘剤、非晶質カイラル化合
物、色素等を含有してもよい。
【0042】固体スペーサとしては、直径1〜10μ
m、長さが1〜100μmの円柱状のもの、あるいは直
径1〜10μmの球状のものが用いられ、固体スペーサ
を構成する材料としては、シリカあるいは耐溶剤性樹脂
(例えば積水化学工業株式会社製シクロハーパが好適に
用いられる。
【0043】固定スペーサの混入量は、硬化性樹脂10
0重量部に対し0.0001〜1重量部であることが好
ましい。混入量が0.0001重量部未満であると、固
体スペーサの補強材としての機能が発現しない傾向があ
り、1重量部を超えると、液晶表示素子10のコントラ
スト比の低下、コレステリック液晶の配向性、配向保持
性の低下をきたす傾向がある。
【0044】粘性溶液12の20℃における粘度は、通
常は10〜100cpであり、好ましくは20〜40c
pである。粘性溶液12の粘度が10cp未満では、転
移温度が低くなる傾向があり、100cpを超えると光
学異方性が大きくなる傾向がある。
【0045】粘性溶液12の塗布膜厚は、溶媒が蒸発し
たときの表示層4の厚さが、用いる固体スペーサの直径
と同程度あるいはそれ以上になるようにする。
【0046】ここで、粘性溶液12をプラスチック基板
2a上に塗布する方法について説明する。
【0047】この方法は、例えば図5に示すように、ま
ずシリンジ24を用いて回転するロール14上に粘性溶
液12を塗布し、この粘性溶液12をブレード26を用
いてロール14上に均一に広げる。そして、粘性溶液1
2を回転するロール16上に固定されたフレキソ印刷樹
脂版18に転写する。続いてプラスチック基板2aを載
置したテーブル20をロール16に接するように移動さ
せる。こうしてフレキソ印刷樹脂板18上の粘性溶液1
2がプラスチック基板2a上に転写される。なお、粘性
溶液12をプラスチック基板2a上に塗布する方法は、
上記方法に限定されず、例えばスクリーン印刷のように
印刷版を使用したものやディスペンサのように塗布領域
を移動させるものであってもよい。
【0048】なお、粘性溶液12をプラスチック基板2
aの電極パターン3a上に塗布するに先立ち、粘性材料
及び固体スペーサ等を含む粘性溶液12に超音波を与え
ることが好ましい。これにより、溶媒に対して粘性材料
および固体スペーサ等をより均一に溶解、分散させるこ
とができる。
【0049】次に、プラスチック基板2aの電極パター
ン3a上に塗布された粘性溶液12を加熱してそれに含
まれる溶媒を蒸発させる。こうして溶媒をほぼ完全に蒸
発させると、粘性溶液12が乾燥し、硬化性樹脂とコレ
ステリック液晶とが相分離し、これにより、図4(c)
に示すように表示層4が形成される(層形成工程)。こ
のとき、相分離した光硬化性樹脂により、固体スペーサ
がプラスチック基板2a上に接着される。
【0050】粘性溶液12の加熱の方法としては、例え
ばホットプレートの上にプラスチック基板2aを載置
し、プラスチック基板2aを介して粘性溶液12を加熱
したり、温風を粘性溶液12に吹き付けたり、粘性溶液
12に赤外線やマイクロ波を照射したり、プラスチック
基板2aの粘性溶液12を塗布した面と反対の面側から
加熱ステンレスロール等の加熱金属ロールを押し当てて
加熱したりする方法が挙げられる。
【0051】次に、一対のプラスチック基板2a,2b
同士を、電極パターン3aの表示用電極部5a及び電極
パターン3bの表示用電極部7aによって表示層4を挟
むようにして積層する(積層工程)。
【0052】ここで、図4(d)に示すように、プラス
チック基板2bの端部の引出電極部7bを、プラスチッ
ク基板2aの表示層4の外側の引出電極部5bに接触さ
せ、プラスチック基板2bをその一端から他端にかけて
順次加圧しながら積層することが好ましい。
【0053】プラスチック基板2aとプラスチック基板
2bとを積層するときに電極パターン3bが表示層4か
ら接触し始めると、プラスチック基板2bが表示層4の
表面で滑り、対向する表示用電極部5a及び表示用電極
部7a同士間で積層位置ずれが生じ、表示層4が表示領
域外に露出される一方、必要な表示領域の大きさを取る
ことができない傾向にあるが、上記のようにプラスチッ
ク基板2bの一端を、プラスチック基板2aの表示層4
の外側に接触させると表示用電極部5aと表示用電極部
7aとが予めずれた状態となる。このため、プラスチッ
ク基板2bが表示層4に接触して滑っても、表示用電極
部5aと表示用電極部7aとをうまく重なり合わせるこ
とが可能となる。また、プラスチック基板2bをその一
端から他端にかけて順次加圧するので、表示層4とプラ
スチック基板2a,2bとの間への気泡の噛み込みが防
止され、ひいては気泡による液晶表示素子10のうねり
が防止される。
【0054】このとき、更に表示層4を加熱することが
好ましい。こうすることにより、表示層4中のコレステ
リック液晶が流動性をもつようになり、表示層4中の微
小な気泡が追い出されることになる。
【0055】また、一対のプラスチック基板2a,2b
を構成する材料の熱膨張係数が互いに同じである場合、
一対のプラスチック基板2a,2bを同じ温度で加熱す
ることが好ましい。この場合、同じ温度で加熱すること
によりプラスチック基板2a,2bが熱膨張しても、プ
ラスチック基板2a,2bの端部がカールして電極パタ
ーン3a又は3bが断裂するようなことがない。
【0056】更に、表示層4を構成する硬化性樹脂が光
硬化性樹脂である場合には、プラスチック基板2a又は
プラスチック基板2bを通して粘性材料に紫外線等を照
射して粘性材料を硬化させる(硬化工程)。
【0057】次いで、図4(e)に示すようにプラスチ
ック基板2a,2b同士を封止剤22を用いて封止し、
こうして液晶表示素子10の製造が完了する。
【0058】更に、必要に応じて、外部電源に接続する
ための導線を、接着剤等を用いてプラスチック基板2a
の引出電極部5a及びプラスチック基板2bの引出電極
部7bのそれぞれに接着する。このとき、電極パターン
3a,3bの各引出電極部5b,7bは露出しており、
各引出電極部5b、7b同士には表示層4を拭き取るた
めの有機溶媒等が残っていないため、接着剤と引出電極
部5b、7bとの間の接着力が強くなり、引出電極部5
b,7bと外部電源との接続信頼性が向上する。
【0059】なお、例えば光入射側プラスチック基板2
bと反対のプラスチック基板2aにはその内側又は外側
に光吸収体層11を設けることが好ましい(図3参
照)。これにより電圧印加時に背景色が黒色となり、電
圧無印加時に乳白色となり、コントラストが向上する。
光吸収体層11を構成する材料としては酸化クロム(C
23)が用いられる。
【0060】次に、本発明の光学表示素子の製造方法の
第2実施形態について説明する。
【0061】本実施形態の製造方法は、コレステリック
液晶をカプセル内に封入する点で第1実施形態と相違す
る。コレステリック液晶をカプセルに封入すると、カプ
セルを封入しない場合に比べて、偏光板が不要となり、
入射光の利用効率が高くなるという利点がある。
【0062】カプセルの材質は、例えばゼラチン、シェ
ラック、アラビアゴム、ポリビニルアルコール、ポリエ
チレン等である。またカプセル化は例えば以下のように
行うことができる。すなわち光重合開始剤を含む親水性
ポリマーの溶液に、数〜数μmの微粒子状コレステリッ
ク液晶を分散させてこれらを乳化混合し、その後一定時
間紫外線を照射させることによりコレステリック液晶が
カプセルによって封入される。なお、カプセルは数ミク
ロンのオーダーの大きさを有する。
【0063】このカプセルを第1実施形態で用いる光硬
化性樹脂と同様の光硬化性樹脂中に分散させ、更にこれ
らを所定の溶媒に溶解して粘性溶液12を調整する。そ
の後の工程は第1実施形態と同様にして行われる。
【0064】次に、本発明の光学表示素子の製造方法の
第3実施形態について説明する。
【0065】本実施形態の製造方法は、第1プラスチッ
ク基板2a上に粘性溶液12を塗布するに際し、粘性材
料として、エレクトロクロミック材料を用いる点で相違
する。エレクトロクロミック材料は、電圧の印加により
可逆的な着色、消色を示す性質を有する材料であれば特
に限定されず、エレクトロクロミック材料としては、置
換アニリンを重合して得られるポリ置換アニリン等が好
適に用いられる。
【0066】粘性溶液12は、エレクトロクロミック材
料を溶媒に溶解したものであり、溶媒は、エレクトロク
ロミック材料を溶解できるものであれば特に制限はな
く、例えば1-メチル−2−ピロリドンやテトラヒドロ
フラン等を用いることができる。これらの溶媒は単独で
用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。
【0067】そして、粘性溶液12を加熱して溶媒を除
去することによって第1プラスチック基板2a上に表示
層4としてのエレクトロクロミック膜を形成させる。こ
のときの乾燥温度は通常は30〜180℃である。乾燥
時間は通常は10分〜5時間であり、好ましくは1〜3
時間である。エレクトロクロミック膜の厚さは通常は
0.01〜5μmであり、好ましくは0.03〜1μm
である。
【0068】また、本実施形態では、プラスチック基板
2aとプラスチック基板2bとを積層する前に、プラス
チック基板2bの電極パターン3b上に固体電解質層を
予め形成しておく。この場合、後述するようにプラスチ
ック基板2aとプラスチック基板2bとの間にギャップ
を設けてそのギャップに電解液を充填する場合に比べて
生産効率がよい。ここで、固体電解質としては、RbA
42、Na−β−Al23、Li−β−Al23が用
いられる。
【0069】従って、プラスチック基板2aとプラスチ
ック基板2bとを積層すると、図7に示すように、プラ
スチック基板2a、固体電解質層13、表示層4及びプ
ラスチック基板2bが積層されたエレクトロクロミック
表示素子(光学表示素子)40が得られる。このとき、
プラスチック基板2a及びプラスチック基板2bの積層
は、第1実施形態と同様に行うことができる。
【0070】エレクトロクロミック表示素子40におい
ては、プラスチック基板2a側をプラスチック基板2b
側より低電位にしてプラスチック基板2a,2b間に電
圧が印加されると、ポリ置換アニリンが還元して着色す
る。逆にプラスチック基板2a側をプラスチック基板2
b側より高電位にしてプラスチック基板2a,2b間に
電圧を印加すると、ポリ置換アニリンが酸化して元の透
明に戻り、背景色を表示する。従って、表示層4は、印
加電圧に応じて異なる表示色を呈することになる。な
お、光入射側プラスチック基板と反対のプラスチック基
板にはその内側又は外側に光吸収体層(図示せず)を設
けることが好ましい。これによりプラスチック基板2a
側を高電位にして電圧を印加する時に背景色が黒色とな
り、プラスチック基板2a側を低電位にして電圧を印加
する時に乳白色となるので、コントラストが向上する。
【0071】なお、本実施形態では、プラスチック基板
2bに固体電解質層13を予め形成した後、プラスチッ
ク基板2aとプラスチック基板2bとを積層している
が、プラスチック基板2bに固体電解質層13を形成せ
ず、プラスチック基板2bと表示層4との間に所定のギ
ャップを設けてプラスチック基板2aとプラスチック基
板2bとを積層し、その後、ギャップに電解液を充填す
るようにしてもよい。
【0072】この場合、ギャップは、例えばプラスチッ
ク基板2aとプラスチック基板2bとの間にスペーサを
介在させることにより設けることができる。また、電解
液の溶媒としては、例えばプロピレンカーボネート等の
有機溶媒が用いられ、電解液の溶質としては、例えば四
フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4)、四フッ化ホウ酸
ナトリウム(NaBF4)、四フッ化ホウ酸カリウム
(KBF4)、四フッ化ホウ酸テトラブチルアンモニウ
ム((Bu)4NBF4)、過塩素酸リチウム(LiCl
4)又は過塩素酸テトラブチルアンモニウム((B
u)4NClO4)等が用いられる。
【0073】次に、本発明の光学表示素子の製造方法の
第4実施形態について説明する。
【0074】本実施形態の製造方法では、図8に示すよ
うに粘性材料として、着色された荷電粒子51及びその
荷電粒子51と異なる色を呈する液相分散媒53を封入
したマイクロカプセル52と、マイクロカプセル52を
分散させるバインダ材54とを含有するものを用いる点
で相違する。
【0075】荷電粒子51は正に荷電していてもよい
し、負に荷電していてもよい。荷電粒子51としては、
例えば白色顔料、黄色顔料、TiO2等が用いられる。
一方、液相分散媒53としては、荷電粒子51と異なる
色を呈し且つ絶縁性を有するものであればよく、例えば
アントラキノン系染料等の着色染料が用いられる。
【0076】マイクロカプセル52の材質は、例えばゼ
ラチン、シェラック、アラビアゴム、ポリビニルアルコ
ール、ポリエチレン等である。マイクロカプセル52
は、例えばコアセルベーション法や界面重合法等の公知
の方法を用いて得ることができる。またマイクロカプセ
ル52を分散させるバインダ材54は、透明で且つ水性
であればよく、バインダ材54としては、例えばシリコ
ーン樹脂等が用いられ、これらのうち電極パターン3a
と接着性が良いことから、シリコーン樹脂が好ましい。
【0077】上記マイクロカプセル52をバインダ材5
4中に分散させた粘性材料を溶解する溶媒としては、バ
インダ材54を溶解させることが可能なものが用いられ
る。
【0078】こうして得られた粘性溶液12をプラスチ
ック基板2aに塗布した後、プラスチック基板2bを積
層すると、プラスチック基板2a,2b間に表示層4を
備える電気泳動表示素子(光学表示素子)50が得られ
る。このとき、粘性溶液12の塗布及びプラスチック基
板2a、2bの積層は、第1実施形態と同様にして行う
ことができる。
【0079】電気泳動表示素子50においては、例えば
荷電粒子51が負の荷電粒子である場合、プラスチック
基板2a側をプラスチック基板2b側より高電位にして
表示層4に電圧を印加すると、マイクロカプセル52の
中で荷電粒子51がプラスチック基板2a側に移動す
る。このとき、プラスチック基板2a側から電気泳動表
示素子50を観察すると、荷電粒子51の色が視認でき
る。一方、プラスチック基板2a側をプラスチック基板
2b側より低電位にして表示層4に電圧を印加すると、
マイクロカプセル52の中で荷電粒子51がプラスチッ
ク基板2b側に移動する。このとき、プラスチック基板
2a側から電気泳動表示素子50を観察すると、液相分
散媒の色が視認できる。従って電気泳動表示素子50
は、表示層4に印加する電圧によって荷電粒子51の色
を呈したり、これと異なる液相分散媒53の色を呈す
る。すなわち表示層4は、印加電圧に応じて異なる表示
色を呈することになる。
【0080】なお、本発明は、前述した第1〜第4実施
形態に限定されるものではない。例えば第1〜第4実施
形態では、プラスチック基板2a上の電極パターン3a
の表示用電極部5aにのみ粘性溶液12を塗布している
が、電極パターン3aの全体に粘性溶液12を塗布して
もよい。この場合でも、製造される光学表示素子のそれ
ぞれにおいて、電極パターン3a,3b同士間の本来の
配置関係からの位置ずれを小さくすることができる。
【0081】また第1〜第4実施形態では、電極パター
ン3a,3b上に粘性溶液12を直接塗布しているが、
電極パターン3a,3bの焼付き防止の観点から、粘性
溶液12を塗布するに先立って、電極パターン3a,3
b上に絶縁性膜を形成することが好ましい。絶縁性膜
は、絶縁体からなるものであれば特に限定されず、例え
ば絶縁性膜としては、ポリビニルアルコール、シアノエ
チル化プルラン等が用いられる。
【0082】次に、本発明の内容を、実施例を用いてよ
り具体的に説明する。
【0083】
【実施例】(実施例1)ITOでストライプ状にパター
ニングしたポリエーテルスルホン(PES)基板(住友
ベークライト製、長さ225mm、幅164mm、厚さ
100μm)2aを用意した。一方、ネマチック液晶、
カイラルドーパント及び光硬化性樹脂としてのDA−7
B(商品名)に、更に直径2μmの球状シリカスペーサ
(触媒化学工業(株)製真シ球SWを加え、これらを溶
媒に添加して混合した。こうして粘性溶液12を作製し
た。続いて粘性溶液12を試薬瓶に入れ、出力0.30
kWの超音波洗浄機中に10分間浸し、シリカスペーサ
等をMIBK(メチルイソブチルケトン)溶媒中に均一
に分散させた。
【0084】次に、こうして得られた粘性溶液12を、
図5の機能性薄膜印刷装置(日本写真印刷社製オングス
トローマシステムSDR型)を用いてPES基板2aの
ITO電極3a上の表示用電極部5aに塗布した。具体
的には、まず粘性溶液12を粘性溶液供給用シリンジ2
4に投入し、このシリンジ24を通して粘性溶液12を
アニロックスロール14に微量に供給し、この粘性溶液
12をドクターブレード26によってアニロックスロー
ル14の小さなセルに均一に拡げた。次いでこの粘性溶
液12を、印刷ロール16に取り付けたフレキソ印刷樹
脂版18に転写した。そして、印刷ロール16を回転さ
せると同時にPES基板2aを載せたテーブル20を前
進させることにより、PES基板2aのITO電極上に
粘性溶液12を転写した。
【0085】次いで、80℃に加熱したホットプレート
上で、上記PES基板2aを約15分間加熱することに
より、粘性溶液12中のMIBK溶媒を蒸発させ、PE
S基板2aのITO電極3a上に厚さ5μmの表示層4
を形成した。
【0086】その後、ITOでストライプ状にパターニ
ングした別のPES基板(住友ベークライト製、長さ2
12mm、幅177mm、厚さ100μm)2bを用意
した。そして、このPES基板2bのITO電極3bの
表示用電極部7aが上記のPES基板2aの表示層4に
接するように且つPES基板2a,2bの各引出電極部
5b、7bが露出するように上記PES基板2a,2b
同士を積層した。
【0087】詳細に述べると、PES基板2a,2b同
士の積層は、図6のフィルムラミネータを用いて行っ
た。そして、ヒータ28を内蔵した平坦ステージ30
に、PES基板2aを、表示層4を形成した面の反対側
の面から固定した。もう一方の表示層4を形成していな
いPES基板2bは、ヒータ32を内蔵した貼付けヘッ
ド34にITO電極3bと反対側の面から吸着固定し
た。ここで、PES基板2bは、PES基板2aと積層
するときに、ITO電極3a,3bのストライプの配列
方向が互いに直交するように固定した。
【0088】そして、PES基板2bの端部を、もう一
方のPES基板2aの表示層4の外側から接し始め、ヒ
ータ36を内蔵した貼付けローラ38を移動させ、PE
S基板2a,2b同士をその一端から他端にかけて1k
g/cm2の圧力で順次加圧しながら積層していった。
【0089】このとき、平坦ステージ30に内蔵された
ヒータ28、貼付けヘッド34に内蔵されたヒータ32
及び貼付けローラ38に内蔵されたヒータ36を同じ温
度(60℃)に設定した。
【0090】その後、紫外線光源を用いて、PES基板
2a側から紫外線を照射し、表示層4を硬化させた。
【0091】次いで、PES基板2a,2b同士をスリ
ーボンド社製3034からなる封止剤を用いて封止し、
こうして液晶表示素子10を得た。
【0092】このようにして液晶表示素子10を30個
作製し、各液晶表示素子10において、対向する表示用
電極部5a,7a同士の配置関係と本来の配置関係との
位置ずれを測定した。位置ずれは、PES基板2aの長
さに対するずれ量に100を乗じた値(単位:%)とし
て求めた。その結果、位置ずれはいずれも0.3%未満
であり、位置ずれは十分に許容できる範囲であった。 (実施例2)ITO電極3a上に粘性溶液12を塗布す
る前に、シアノエチル化プルランからなる絶縁性膜をシ
クロヘキサンに溶解した溶液を、図5の機能性薄膜印刷
装置を用いてITO電極3a上に塗布し、シクロヘキサ
ンを150℃で15分間乾燥させた後、絶縁性膜を硬化
させて0.1〜0.3μmの絶縁性膜を得た以外は、実
施例1と同様にして液晶表示素子10を作製した。
【0093】このようにして液晶表示素子10を30個
作製し、実施例1と同様にして各液晶表示素子10にお
ける表示用電極部5a,7a同士間の本来の配置関係か
らの位置ずれを測定した。その結果、位置ずれはいずれ
も0.3%未満であり、位置ずれは十分に許容できる範
囲であった。 (実施例3)ITOでストライプ状にパターニングした
ポリエーテルスルホン(PES)基板(住友ベークライ
ト製、長さ225mm、幅164mm、厚さ100μ
m)2aを用意した。一方、ポリo−アミノベンゾニト
リルに、直径2μmの球状シリカスペーサ(触媒化学工
業(株)製)を加え、これらを溶媒に溶かして粘性溶液
12を作製し、粘性溶液12を試薬瓶に入れ、出力0.
30kWの超音波洗浄機中に10分間浸し、シリカスペ
ーサ−等を溶媒中に均一に分散させた。
【0094】次に、こうして得られた粘性溶液12を、
実施例1と同様にしてPES基板2aのITO電極上に
塗布した。
【0095】次いで、150℃に加熱したホットプレー
ト上で、上記PES基板2aを約2時間加熱することに
より、粘性溶液12中の溶媒を蒸発させ、PES基板2
aのITO電極3a上に厚さ0.2μmの表示層4を形
成した。
【0096】その後、ITOでストライプ状にパターニ
ングした別のPES基板(住友ベークライト製、長さ2
12mm、幅177mm、厚さ100μm)2bを用意
し、このPES基板2bのITO電極3bの表示用電極
部7a上に固体電解質層を形成した。そして、PES基
板2bをその固体電解質層が上記のPES基板2aの表
示層4に接するようにした以外は実施例1と同様にして
上記PES基板2a,2b同士を積層した。
【0097】その後、PES基板2a,2b同士をスリ
ーボンド社製3034からなる封止剤を用いて封止し、
こうしてエレクトロクロミック表示素子を得た。
【0098】このようにしてエレクトロクロミック表示
素子を30個作製し、各エレクトロクロミック表示素子
において、表示用電極部5a,7a同士の配置関係と本
来の配置関係との位置ずれを測定した。位置ずれは、実
施例1と同様にして求めた。その結果、位置ずれはいず
れも0.3%未満であり、位置ずれは十分に許容できる
範囲であった。 (実施例4)ITOでストライプ状にパターニングした
ポリエーテルスルホン(PES)基板(住友ベークライ
ト製、長さ225mm、幅164mm、厚さ100μ
m)2aを用意した。一方、白色顔料、硫化亜鉛12
g、チタン系カップリング剤0.5g、アントラキノン
系染料1gを混合し、アラビアゴムゼラチン系のコアセ
ルベーション法により白色顔料及びアントラキノン系染
料等を封入した多数のマイクロカプセルを作製した。こ
うして得られた多数のマイクロカプセルをシリコーン樹
脂のエマルジョン中に分散させ、更に直径2μmの球状
シリカスペーサ(触媒化学工業(株)製真シ球SW)を
加え、こうして粘性溶液12を調整した。シリコーン樹
脂に対するマイクロカプセルの重量比は2とした。
【0099】こうして得られた粘性溶液12を実施例1
と同様にしてPES基板2aのITO電極3a上に塗布
した。
【0100】次いで、加熱したホットプレート上で、上
記PES基板2aを加熱することにより、粘性溶液12
中の溶媒を蒸発させ、PES基板2aのITO電極3a
上に表示層4を形成した。
【0101】その後、ITOでストライプ状にパターニ
ングした別のPES基板(住友ベークライト製、長さ2
12mm、幅177mm、厚さ100μm)2bを用意
し、実施例1と同様にして上記PES基板2a,2b同
士を積層した。
【0102】次いで、PES基板2a,2b同士をスリ
ーボンド社製3034からなる封止剤を用いて封止し、
こうして電気泳動表示素子10を得た。
【0103】このようにして電気泳動表示素子10を3
0個作製し、各電気泳動表示素子10において、表示用
電極部5a,7a同士の本来の配置関係からの位置ずれ
を測定した。位置ずれは、実施例1と同様にして求め
た。その結果、位置ずれはいずれも0.3%未満であ
り、位置ずれは十分に許容できる範囲であった。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
学表示素子を複数製造する場合でも、第1及び第2プラ
スチック基板同士ごとに、対向する電極同士の位置合せ
を独立して行うことが可能となるため、製造される光学
表示素子のそれぞれにおいて、電極同士間の配置関係と
本来の配置関係との位置ずれを小さくすることができ
る。従って、製品の歩留まりを向上させることができる
と共に、表示領域が、表示用電極部よりも小さくなるこ
とが十分に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法により製造される光学表示素
子の一形態を示す断面図である。
【図2】図1の光学表示素子の分解斜視図である。
【図3】(a)は電圧無印加時の光学表示素子の概略断
面図、(b)は電圧印加時の光学表示素子の概略断面図
である。
【図4】本発明の光学表示素子の製造方法の一連の工程
を示す工程図である。
【図5】実施例1〜4において電極パターン上に粘性溶
液を塗布するための機能性薄膜印刷装置を概略的に示す
一部断面側面図である。
【図6】実施例1〜4においてプラスチック基板同士を
積層する様子を概略的に示す断面図である。
【図7】本発明の製造方法により製造される光学表示素
子の他の形態を示す概略断面図である。
【図8】本発明の製造方法により製造される光学表示素
子の更に他の形態を示す概略断面図である。
【符号の説明】
2a…プラスチック基板(第1プラスチック基板)、2
b…プラスチック基板(第2プラスチック基板)、3a
…電極パターン(第1電極)、3b…電極パターン(第
2電極)、4…表示層、5a…表示用電極部(第1表示
用電極部)、5b…引出電極部(第1引出電極部)、7
a…表示用電極部(第2表示用電極部)、7b…引出電
極部(第2引出電極部)、8…コレステリック液晶(粘
性材料)、10…液晶表示素子(光学表示素子)、12
…粘性溶液、13…固体電解質層、40…エレクトロク
ロミック表示素子(光学表示素子)、50…電気泳動表
示素子(光学表示素子)、51…荷電粒子、52…マイ
クロカプセル(カプセル)、53…液相分散媒、54…
バインダ材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/00 338 G09F 9/00 338 5C094 9/30 370 9/30 370Z 5G435 9/35 9/35 9/37 9/37 Z Fターム(参考) 2H088 EA02 FA09 FA21 GA03 GA10 HA01 MA20 2H089 HA04 JA06 KA04 NA22 TA01 TA02 2H090 JB03 KA11 LA01 2H092 NA25 PA01 QA15 4D075 BB24Z BB42Z BB46Z CA25 DA04 DB36 DB37 DB48 DB53 DB55 DC24 EA21 EA31 EB19 EB22 EB33 EB43 EC07 EC11 EC17 EC24 EC60 5C094 AA03 AA42 AA43 AA48 BA11 BA41 BA48 BA75 CA19 CA23 DA07 DA12 DA13 DB02 EA05 EB02 EB10 ED20 FA01 FA02 FB20 GB10 5G435 AA17 BB11 BB12 CC09 CC12 FF01 KK05 KK10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一の光学表示素子に対応する大きさを有
    し一面に第1電極が形成された可撓性を有する第1プラ
    スチック基板、及び一の光学表示素子に対応する大きさ
    を有し一面に第2電極が形成された可撓性を有する第2
    プラスチック基板を用意する基板用意工程と、 前記第1プラスチック基板上の前記第1電極上に、印加
    電圧の切替えに応じて異なる表示色を呈することが可能
    な粘性材料を含有する粘性溶液を塗布する塗布工程と、 前記粘性溶液を乾燥させて表示層を形成する層形成工程
    と、 前記第1及び第2電極によって前記表示層を挟むように
    前記第1及び第2プラスチック基板同士を積層する積層
    工程と、を含むことを特徴とする光学表示素子の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記第1電極が第1表示用電極部及び第
    1引出電極部で構成され、前記第2電極が第2表示用電
    極部及び第2引出電極部で構成されており、 前記塗布工程において、前記第1電極の前記第1表示用
    電極部に前記粘性溶液を塗布し、 前記積層工程において、前記第1引出電極部及び前記第
    2引出電極部をそれぞれ露出させるように前記第2電極
    の前記第2表示用電極部を前記表示層に接触させて前記
    第1及び第2プラスチック基板同士を積層することを特
    徴とする請求項1に記載の光学表示素子の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記積層工程において、前記第2プラス
    チック基板の一端を、前記第1プラスチック基板の前記
    表示層の外側から接触させ、前記第1及び第2プラスチ
    ック基板をその一端から他端にかけて順次加圧すること
    を特徴とする請求項2に記載の光学表示素子の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2プラスチック基板を構
    成する材料の熱膨張係数が互いに同じである場合、前記
    積層工程において、前記第1及び第2プラスチック基板
    を同じ温度で加熱することを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか一項に記載の光学表示素子の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記粘性材料がコレステリック液晶と前
    記コレステリック液晶を分散させる光硬化性樹脂とを含
    有する場合、前記光硬化性樹脂に光を照射して前記光硬
    化性樹脂を硬化させる硬化工程を更に含むことを特徴と
    する請求項1〜4のいずれか一項に記載の光学表示素子
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記粘性材料がエレクトロクロミック材
    料である場合、前記積層工程の前に、前記第2プラスチ
    ック基板の前記第2電極上に予め固体電解質層を設ける
    工程を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一
    項に記載の光学表示素子の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記塗布工程において、前記粘性材料
    が、着色された荷電粒子及びその荷電粒子と異なる色を
    呈する液相分散媒を封入したカプセルと、前記カプセル
    を分散させるバインダ材とを含有するものであることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光学表
    示素子の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一項に記載の光
    学表示素子の製造方法により製造されることを特徴とす
    る光学表示素子。
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