JP2009008711A - 液晶表示素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 可撓性基板からなる液晶表示素子において、外部回路との延出部の基端で発生する断線を簡単な構造可能で防止する。
【解決手段】可撓性を有するプラスチック基板12,13の間に液晶22を挟持した液晶表示素子において、プラスチック基板13は、プラスチック基板12の端部から延出し外部回路17と接続される延出部を有し、延出部のプラスチック基板12に対して反対側の面には、延出部のプラスチック基板側に位置する基端15に対応した部位を覆うように補強部材11が配されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プラスチックフィルムなどの可撓性基板を用いた液晶表示素子に関し、さらに詳しくは、この液晶表示素子が外部回路と接続する部分の構造に関する。
プラスチックフィルム基板からなる液晶表示素子は、軽量で薄いという性質を活かし携帯電話機の表示パネルとして実用化されたことがある。最近では、割れにくい、曲げられる、平面形状の自由度が高い、という特徴にも注目が集まるようになり様々な応用製品が提案されるようになった。
プラスチックフィルム基板からなる液晶表示素子の基本的な構成は、従来からあるガラス基板を用いた液晶表示素子とほぼ同じである。しかしながら、基板部材が撓みやすいため、透明電極として用いられているITO配線がしばしば断線していた。例えば、特許文献1には、外部回路基板の配線と液晶表示素子の電極とを接着するときにかかる圧力が原因となって発生していた断線を防ぐ方法が示されている。
図5、図6により、従来からある液晶表示素子の構造とともに特許文献1の特徴を説明する。図5は従来の液晶表示素子の斜視図であり、図6は図5に示す液晶表示素子の断面図である。なお、図面の説明において、同一または相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また縮尺は適宜変更している。
まず図5において従来からある液晶表示素子の構造を説明する。下側のプラスチック基板52は、上側のプラスチック基板51と積層しながら、さらに上側のプラスチック基板51から延出している。この延出した部分(以下、延出部と称する)の表面には接続用のITO配線54が形成されている。液晶表示素子の駆動IC55が実装されている回路基板56の下面には配線(図示せず)がある。回路基板56の配線と導電粒子(図示せず)を介して駆動IC55の出力端子とITO配線54が接続している。なお、53は延出部の基端を示している。偏光板は省略した。以上のように従来からの液晶表示素子は、積層部に概ね相当する表示領域と、一方の基板が延出した延出部とがある。
図6において図5の従来例の積層構造をさらに詳しく説明する。上側の偏光板64と下側の偏光板65はそれぞれ上側のプラスチック基板51と下側のプラスチック基板52に貼り付けられている。上側と下側のプラスチック基板51、52とシール61で形成された空間には液晶62が充填されている。異方性導電シール63により回路基板56と下側のプラスチック基板52が貼り付けられている。上下の偏光板64、65は液晶表示素子の表示領域を覆うように貼り付けられている。異方性導電シール63は、テープ状の接着剤に導電粒子を分散させたもので、テープの厚み方向のみ導通を可能とするものである。なおITO電極や配向膜、偏光板接着用の糊など薄い部材は省略した。
次に特許文献1の特徴について説明する。これまで120℃から150℃の加圧ヘッドで回路基板56側から接着領域に圧力をかけ、異方導電シール63を硬化させながら回路基板56とプラスチック基板52を接着していた。この際、導電粒子が硬質であったためITO配線電極54にクラックが生じ断線を引き起こしていた。特許文献1では導電粒子を軟質にし加圧時のクラック発生を抑圧し断線が防止できたことが記載されている。
特開2000−47244号公報
しかしながら本願発明者らの試作において断線は延出部の基端53でも多発した。これは回路基板56から液晶表示素子に向かって外力が加わると、基端の前後で曲げに対する強度が大きく変わるため、基端53が支点となって基端53近傍で集中的な変形が生じたからである。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で、延出部の基端付近で発生する断線を防止することができる液晶表示素子を提供することを目的とする。
本発明は、可撓性を有する第1及び第2基板の間に液晶を挟持した液晶表示素子において、第2基板は、第1基板の端部から延出し外部回路と接続される延出部を有し、延出部の第1基板に対して反対側の面には、延出部の第1基板側に位置する基端に対応した部位を覆うように補強部材が配されていることを特徴とするものである。
補強部材は偏光板であることが好ましい。
偏光板は、液晶による表示領域に対応するように配された偏光板が延出部まで延設されたものであることが好ましい。
偏光板は、延出部に接着されていてもよい。
本発明によれば、外部回路との延出部の裏面側に設けた補強部材が延出部の基端に対応した部位を覆っているので、外部回路の回路基板などから外力が加わっても基端が支点とならないため、基端近傍では大きな変形が生じなくなり断線が防止される。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において、同一または相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお縮尺は適宜変更している。
(第1実施形態)
図1と図2を用いて本発明の第1の実施形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る液晶表示素子を示す斜視図である。図2は、図1に示す液晶表示素子の断面図である。
図1において、上側の偏光板11、上側のプラスチック基板12、下側のプラスチック基板13、下側の偏光板14が積層し、さらに下側のプラスチック基板13が上側のプラスチック基板12から延出している様子が示されている。この延出した部分は、表面に接続用のITO配線16が形成され、液晶表示素子の駆動IC18が実装されている回路基板17(外部回路)が接着されており、これ以降は延出部と称する。回路基板17の下面には配線(図示せず)があり、回路基板17の配線と導電粒子(図示せず)を介して駆動IC18の出力端子とITO配線16が接続している。上側の偏光板11は上側のプラスチック基板12と同じサイズとなっており、同様に下側の偏光板14は下側のプラスチック基板13と同じサイズとなっている。なお、15は延出部の基端を示している。
上下の偏光板11,14は厚さがそれぞれ150μm程度である一方、上下のプラスチック基板12、13は厚さがそれぞれ100μm程度である。偏光板11、14はヨウ素で染色したPVA(ポリビニルアルコール)をTAC(トリアセチルセルロース)基板で
挟んだ多層構造体なので、概ね一層ポリーネートからなるプラスチック基板12、13よりも厚くなっている。ITO電極配線16は厚さが0.03μmである。なおITO層を薄くすることで基板変形時の断線を減らそうとしている。回路基板17はFPC(フレキシブル・プリンテッド・サーキット)であり厚さが概ね100μm程度である。
図2において積層構造をさらに詳しく説明する。上側の偏光板11と上側のプラスチック基板12は粘着剤(図示せず)で貼り付けられており、同様に下側の偏光板14と下側のプラスチック基板13も粘着剤で貼り付けられている。上側と下側のプラスチック基板12、13とシール21で形成された空間に充填された液晶22は、厚み方向に分子軸が90°捻れたTN液晶で、厚みが5μmである。回路基板17と下基側のプラスチック基板13とを貼り付けている異方性導電シール23は、テープ状の接着剤に直径5μmのプラスチック球の周りに金属をコーティングした導電粒子を分散させたものであり、テープの厚み方向のみ導通を可能とするものである。なお液晶22の層厚を一定に保つためのスペーサーや、ITO電極、配向膜など薄い部材は省略した。
上側と下側のプラスチック基板12、13とシール21で形成された空間に真空注入法で液晶22を充填し、注入孔をUV硬化型エポキシ接着剤で封止してから、上側の偏光板11を貼り、120°程度の加圧ヘッドで回路基板の上面から異方性導電シール23に圧力を加え、電気的接続と機械的接着を同時に行う。最後に下側の偏光板14を下側の基板13に貼り付ける。
このように、補強部材を偏光板とすることで、表示機能と補強機能が一枚の偏光板で実現できるので、新たな補強部材を追加せずに済み、簡単な構造可能で断線防止が図れる。
なお、最後に偏光板14を貼り付けたのは、回路基板17と下側のプラスチック基板13の接着時における温度と圧力により偏光板14が変質するのを避けたためである。常温加圧で接着できる異方性導電シールを使う場合は先に下側の偏光板14を貼ってもよい。この場合は延出部を偏光板で補強してから接着できるので断線に対してより好ましい。
(第2実施形態)
図3を用いて本発明の第2の実施形態を説明する。図3は本発明の第2の実施形態に係る液晶表示素子を示す断面図である。図2の第1の実施形態との違いは、延出部と平面的に重なる領域において下側の偏光板34の粘着剤面にポリイミドテープ35が貼ってあることである。このため下側の偏光板34の延出部は下側のプラスチック基板13に貼りついていない。
下側の偏光板34が延出部の裏面に接着しないようにしたのは、回路基板17の接着時に変形した延出部と下側の偏光板34の接着を嫌ったためである。接着時の熱と圧力により下側のプラスチック基板13の延出部が多少変形する。この変形した延出部を平板である偏光板34に貼り付けると、熱膨張などで変形により誘発された不均一な応力が発生する。下側のプラスチック基板13は薄いポリカーボネートからなるので、厚い下側の偏光板34に比べ応力の影響を受けやすく、液晶表示部への影響が懸念される。このように第2の実施形態は、第1の実施形態に比べ延出部が上方に曲げられるようになって断線への備えを一部失ってしまうが、延出部と偏光板を離すことで有害な応力から開放されるため長期的な信頼性が向上する。
(第3実施形態)
図4を用いて本発明の第3の実施形態を説明する。図4は、本発明の第3の実施形態に係る液晶表示素子を示す斜視図である。第3の実施形態は、表示領域を広く取るため、上側の偏光板41と上側のプラスチック基板42に切り欠きを設け、下側の基板43の露出
部を延出部としたものである。延出部にはITO配線46が形成され、駆動IC48を実装した回路基板47の下面の配線(図示せず)とITO配線46が導電粒子を介して接続している。下側の偏光板44は下側のプラスチック基板43と同じサイズで張り付いているので、延出部の基端45が補強されているため回路基板47から外力が加わっても基端45の近傍だけが集中的に変形することはない。
なお、実施形態1〜3では下側の基板13、43と下側の偏光板14、34、44を同じサイズとしているが、延出部を有する基板側の偏光板は表示領域と接続領域を覆えばよいので、必ずしも基板と同形である必要はない。
また、補強部材は、偏光板に限られるものではなく、FPCの裏面に貼り付けるプラスチック板やその他テープ等を用いてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る液晶表示素子を示す斜視図である。 図1に示す液晶表示素子の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る液晶表示素子を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る液晶表示素子を示す斜視図である。 従来例に係る液晶表示素子を示す斜視図である。 図5に示す液晶表示素子の断面図である。
符号の説明
11,41,64…上側の偏光板、12,42,51…上側のプラスチック基板(可撓性基板)、13,43,52…下側のプラスチック基板(可撓性基板)、14,34,44,65…下側の偏光板、15,45,53…延出部の基端、16,46,54…ITO配線、17,47,56…回路基板、18,48,55…駆動IC、21,61…シール、22,62…液晶、23,63…異方性導電シール、35…ポリイミドテープ。

Claims (4)

  1. 可撓性を有する第1及び第2基板の間に液晶を挟持した液晶表示素子において、
    前記第2基板は、前記第1基板の端部から延出し、外部回路と接続される延出部を有し、
    前記延出部の前記第1基板に対して反対側の面には、前記延出部の前記第1基板側に位置する基端に対応した部位を覆うように補強部材が配されていることを特徴とする液晶表示素子。
  2. 前記補強部材は偏光板であることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示素子。
  3. 前記偏光板は、前記液晶による表示領域に対応するように配された偏光板が前記延出部まで延設されたものであることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示素子。
  4. 前記偏光板は、前記延出部に接着されていることを特徴とする請求項2または3記載の液晶表示素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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