JP2009007515A - 微細パターン転写材料用組成物および微細パターンの形成方法 - Google Patents
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Abstract
【効果】本発明の転写材料用組成物を用いれば、半導体製造プロセス、垂直磁気記録方式のパターンドメディア製造プロセス等において10μm以下の金型形状が正確に転写された、残膜の少ない微細パターンを形成することができる。また本発明の微細パターンの形成方法は、前記転写材料用組成物を用いて、10μm以下の金型形状を薄膜に正確に転写することができ、残膜の少ない微細パターンを形成することができる。
【選択図】なし
Description
微細パターンをレジストとして用いる半導体製造プロセス、垂直磁気記録方式のパターンドメディア製造プロセス等においては、パターンの凹凸の正確な形状は下層の微細加工に対して極めて重要である。また、残膜の除去工程における形状変形のリスク低減、工程時間の短縮によるスループットの向上のためには残膜の厚さの低減も同様に重要でそれらすべてにおいて優れた転写材料が求められている。
[1]ビニル基を有する化合物およびケイ素−水素結合を有するケイ素化合物を含有することを特徴とする、微細パターンを形成するための転写材料用組成物。
下記式(1a)で表されるケイ素化合物または、
下記式(1a)で表されるケイ素化合物と、下記式(1b)で表されるケイ素化合物および下記式(1c)で表されるケイ素化合物からなる群から選択される1種以上のケイ素化合物とを含む混合物を加水分解後、縮合させて得られるケイ素化合物
である[1]に記載の転写材料用組成物。
[3]前記式(1a)中、R1aが、ビニル基が結合したフェニル基を有する炭素数8〜14のアリール基またはビニル基が結合したナフチル基を有する炭素数12〜14のアリール基であり、前記式(1b)中、R1bが、炭素数1〜10のアルキル基または炭素数6〜10のアリール基であり、前記式(1c)中、R1cおよびR1dがそれぞれ独立に、ビニル基が結合したフェニル基を有する炭素数8〜14のアリール基、ビニル基が結合したナフチル基を有する炭素数12〜14のアリール基、炭素数1〜10のアルキル基また炭素数6〜10のアリール基である[2]に記載の転写材料用組成物。
[7]前記ビニル基を有する化合物および前記ケイ素−水素結合を有するケイ素化合物に加えて、さらに白金化合物を含有する[1]〜[6]のいずれかに記載の転写材料用組成物。
[9][1]〜[8]のいずれかに記載の転写材料用組成物を被加工材料表面に塗布して薄膜を形成させ、この薄膜に微細パターン形成用の金型で型押しをして、前記薄膜に微細パターンを形成することを特徴とする微細パターンの形成方法。
また、前記ビニル基を有する化合物として、下記式(1a)で表されるケイ素化合物または、下記式(1a)で表されるケイ素化合物と、下記式(1b)で表されるケイ素化合物および下記式(1c)で表されるケイ素化合物からなる群から選択される1種以上のケイ素化合物とを含む混合物を加水分解後、縮合させて得られるケイ素化合物を用いることができる。
これらの中で、式(1a)中、R1aが、ビニル基が結合したフェニル基を有する炭素数8〜14のアリール基またはビニル基が結合したナフチル基を有する炭素数12〜14のアリール基であり、前記式(1b)中、R1bが、炭素数1〜10のアルキル基または炭素数6〜10のアリール基であり、前記式(1c)中、R1cおよびR1dがそれぞれ独立に、ビニル基が結合したフェニル基を有する炭素数8〜14のアリール基、ビニル基が結合したナフチル基を有する炭素数12〜14のアリール基、炭素数1〜10のアルキル基また炭素数6〜10のアリール基であるものが好ましい。これらの化合物を用いれば、金型形状を正確に薄膜に転写することができ、残膜がより少ない微細パターンを形成することができる。
また、ケイ素−水素結合を有するケイ素化合物としては、上記式(9)で示されるハイドロジェンシルセスキオキサンが特に好ましい。市販されているものの例として、ハイドロジェンシルセスキオキサンの溶液である東レ・ダウコーニング社のFOxシリーズがあげられる。
前記溶媒としては、メチルイソブチルケトンなどのケトン系溶媒、トルエンおよびキシレンなどの芳香族炭化水素溶媒、ジエチルエーテルなどのエーテル系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートなどのエステル系溶媒、ブタノールおよびヘキサノールなどのアルコール系溶媒、クロロホルム、トリクロロエチレンおよび四塩化炭素などのハロゲン化炭化水素溶媒等を挙げることができる。
本組成物の具体的な使用方法は、以下の微細パターンの形成方法の説明において述べる。
本発明の微細パターンの形成方法は、前記転写材料用組成物を被加工材料表面に塗布して薄膜を形成させ、この薄膜に微細パターン形成用の金型で型押しをして、前記薄膜に微細パターンを形成することを特徴とする。
被加工材料表面に塗布することができ、薄膜を形成させることができれば特に制限はないが、好適な薄膜が形成しやすい等の点から、通常1〜20%である。必要に応じて、前記ヒドロシリル化触媒を添加することもできる。
この被加工材料は、半導体製造プロセス、垂直磁気記録方式のパターンドメディア製造プロセス等においてナノインプリント法により微細パターンが作成されるガラス基板およびハードディスクメディア等である。
前記被加工材料表面に形成される薄膜の厚みは、目的に応じて適宜決定することができるが、半導体製造プロセス、垂直磁気記録方式のパターンドメディア製造プロセス等においてナノインプリント法により微細パターンを形成する薄膜の厚みは、通常10〜1000nmである。
Claims (9)
- ビニル基を有する化合物およびケイ素−水素結合を有するケイ素化合物を含有することを特徴とする、微細パターンを形成するための転写材料用組成物。
- 前記ビニル基を有する化合物が
下記式(1a)で表されるケイ素化合物または、
下記式(1a)で表されるケイ素化合物と、下記式(1b)で表されるケイ素化合物および下記式(1c)で表されるケイ素化合物からなる群から選択される1種以上のケイ素化合物とを含む混合物
を加水分解後、縮合させて得られるケイ素化合物
である請求項1に記載の転写材料用組成物。
- 前記式(1a)中、R1aが、ビニル基が結合したフェニル基を有する炭素数8〜14のアリール基またはビニル基が結合したナフチル基を有する炭素数12〜14のアリール基であり、前記式(1b)中、R1bが、炭素数1〜10のアルキル基または炭素数6〜10のアリール基であり、前記式(1c)中、R1cおよびR1dがそれぞれ独立に、ビニル基が結合したフェニル基を有する炭素数8〜14のアリール基、ビニル基が結合したナフチル基を有する炭素数12〜14のアリール基、炭素数1〜10のアルキル基また炭素数6〜10のアリール基である請求項2に記載の転写材料用組成物。
- 前記式(1a)中、R1aがスチリル基であり、前記式(1b)中、R1bがメチル基またはフェニル基であり、前記式(1c)中R1cおよびR1dがメチル基またはフェニル基である請求項2に記載の転写材料用組成物。
- 前記式(1a)中、R1aがスチリル基であり、前記式(1b)中、R1bがフェニル基であり、前記式(1c)中R1cおよびR1dがフェニル基である請求項2に記載の転写材料用組成物。
- 前記ケイ素−水素結合を有するケイ素化合物が、ハイドロジェンシルセスキオキサンである請求項1〜5のいずれかに記載の転写材料用組成物。
- 前記ビニル基を有する化合物および前記ケイ素−水素結合を有するケイ素化合物に加え
て、さらに白金化合物を含有する請求項1〜6のいずれかに記載の転写材料用組成物。 - 10μm以下の微細パターンを形成するための、請求項1〜7のいずれか1項に記載の転写材料用組成物。
- 請求項1〜8のいずれか1項に記載の転写材料用組成物を被加工材料表面に塗布して薄膜を形成させ、この薄膜に微細パターン形成用の金型で型押しをして、前記薄膜に微細パターンを形成することを特徴とする微細パターンの形成方法。
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