JP2009004987A - 監視制御システム - Google Patents

監視制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP2009004987A
JP2009004987A JP2007162687A JP2007162687A JP2009004987A JP 2009004987 A JP2009004987 A JP 2009004987A JP 2007162687 A JP2007162687 A JP 2007162687A JP 2007162687 A JP2007162687 A JP 2007162687A JP 2009004987 A JP2009004987 A JP 2009004987A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
monitoring
data
control system
station
logical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007162687A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Oda
秀朗 小田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo FM Broadcasting Co Ltd
Original Assignee
Tokyo FM Broadcasting Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo FM Broadcasting Co Ltd filed Critical Tokyo FM Broadcasting Co Ltd
Priority to JP2007162687A priority Critical patent/JP2009004987A/ja
Publication of JP2009004987A publication Critical patent/JP2009004987A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】放送中継局のメンテナンス費用を抑えることのできる監視制御システムを提供する。
【解決手段】遠隔地に設置された放送電波の中継局12a〜12nを遠方監視し制御するため、中継局12a〜12nに配した温度センサ11a、カメラc1〜cn等によって局設備の監視データを抽出する。監視データは、所定の論理演算を行う論理デバイス2により処理され、監視結果は、中央監視端末30と論理デバイス2との間の通信経路である仮想専用網(VPN)20を介した中央監視端末30へ通知される。
【選択図】図1

Description

本発明は監視制御システムに関し、特に遠隔地に設置された放送電波の送信所・中継局を監視し制御する監視制御システムに関するものである。
現在、AM,FMラジオ放送やテレビ放送は、特定の国における国内放送としての全国ネット放送が主流であるが、自国のみならず他国を視野に入れた世界規模の放送ネットも構築されつつある。そのためには、数多くの放送用中継局を世界規模で設ける必要がある。また、地理的な制約を排除したり、あるいは電波の不感区域を解消するため、中継局を山間部や離島等の遠隔地に設置する必要も生じる。その一方で、ラジオ放送やテレビ放送が昼夜違わず行われる状況に合わせて、それぞれの中継局に監視員を配置することは現実的ではなく、経費等の観点から適切ではない。そのため、これらの中継局は、無人運用されるか、夜間時にのみ無人状態で運用されることが多い。
今後における地上デジタル放送の全国展開にともない、放送事業者にとって中継放送局・放送所の維持・管理コストが課題になることが予想されるが、これはテレビ放送に限らず、ラジオ放送においても同じである。中継放送所のネットワークの維持・管理を行うための監視システムとして、例えば、特許文献1は、中継放送所における画質や動作の監視業務が個々の放送事業者により独自に行われ、それらに要するコストや人件費が高騰している現状に鑑みて、専用の回線を介して、管理制御センターでC/N値とBER値を常時監視し、中継局を管理する監視装置を提案している。また、放送中継送信所を遠隔から監視制御するものとして、例えば、特許文献2には、インターネット通信網を利用した遠方監視制御システムが開示されている。
特開2006−246083号公報 特開2003−333026号公報
従来の中継局等の監視システムでは、各中継局に個別にサーバ端末を配置して中継放送の運用や管理を行っている。例えば、放送中継業務への不法侵入(不正アクセス)対策として、監視・制御系、インターネット系、データ管理系サーバを分離し、さらにファイヤーウォールで保護することも提案されているが、中核となっているサーバシステム自体の安全性が完全なものではなく、しかも制御がソフトウェアに依存する点において様々な事象に機動的な対応が困難であるという問題がある。このことは、メインサーバに障害が発生した場合、代替サーバがバックアップするシステム構成を構築しても解決されない問題である。
すなわち、単一のサーバからなるシステムよりも複数のサーバ(マルチサーバ)で構成されたシステムの方が信頼性が向上し、可用性に優れたものとなるが、各サーバのシステムダウンを検知する場合、例えば、制御用のサーバによって他のサーバを監視するようにした場合には、制御用のサーバが必要となる分、システムの構築コストが増大する。また、複数のサーバが互いに通信し合うことでシステムダウンの検出を行うようにした場合、サーバを追加したり削除する際に、別のサーバの設定変更が必要となるといった問題もある。
また、上記の監視システム以外にも、監視対象である各中継局側にアナログ監視機能を有する子機を配し、センタ側には、各子機を通して各中継局の中継設備の監視制御情報を収集・蓄積するためのサーバ等を備えた親機で構成された監視制御装置もあり、親機と子機間は、専用のアナログ電話回線、インターネット回線を含むデジタル中継網、パケット網等を介して接続されている。このような装置でも、中継局の監視情報を通常のインターネット回線やパケット通信回線等を使用してやり取りしているため、情報の秘匿性に欠け、それが不正アクセスにつながるという問題がある。
そこで、本発明は、専用線や専用端末を設けずに、遠隔地に設置された放送中継局の監視および制御を行う監視制御システムを提供することを目的としている。
本発明に係る監視制御システムは、上記目的を達成するために、請求項1に記載の監視制御システムは、遠隔地に設置された放送電波の送信所・中継局を監視手段により遠方監視し制御する監視制御システムであって、前記送信所・中継局の局設備より所定の監視データを抽出する手段と、前記送信所・中継局に配されるとともに、書き込まれた所定データに従って前記監視データに対して所定の論理演算を施す論理デバイスと、前記監視手段と前記論理デバイスとの間に仮想専用網を介した通信経路を確立する手段と、前記通信経路を介して前記論理演算の結果を前記監視手段へ通知する通知手段とを備えることを特徴とする。
例えば、前記通知手段は、ウエブページ機能およびアラーム・メール機能により所定のタイミングで前記論理演算の結果を前記監視手段およびあらかじめ指定された1あるいはそれ以上の通信端末へメール配信することを特徴とする。例えば、前記タイミングは、前記論理演算の結果があらかじめ設定した障害検知レベルと異なる値となったときであることを特徴とする。
例えば、前記通知手段は、前記監視手段からの要求に応じて前記論理演算の結果を前記監視手段へ送信することを特徴とする。また、例えば、さらに、前記監視手段から論理デバイスに対して前記局設備を制御する所定データを送信する手段を備えることを特徴とする。
例えば、前記論理デバイスへの前記所定データの書込みには、前記通信経路を介した論理プログラムの書込みと、前記論理デバイスへの直接の論理プログラムの書込みとが含まれることを特徴とする。また、例えば、前記監視データには少なくとも前記送信所・中継局内の温度、音、映像、および中継送信電波に関するデータが含まれることを特徴とする。
このように本発明に係る監視制御システムは、専用線やサーバ等の専用端末を使用しないで、仮想専用網や論理デバイスにより監視制御を行うので、中継局の装置構成が簡単になるだけでなく、メンテナンス費用を低く抑えることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態例に係る、AM,FMを含むアナログ放送やデジタル放送等の電波の送信拠点監視制御システム(以下、単に監視制御システムともいう)の全体構成を示すブロック図である。図1に示す監視制御システムは、AM,FMを含むアナログやデジタルのラジオ放送やテレビ放送の中継を行うため、例えば山間部や離島、外国等に設置された親局および複数の中継局(以下、これらを総称して中継局等という)12a〜12nと、放送事業者の営業拠点等に配された中央監視端末30とを仮想専用網(VPN(Virtual Private Network))で結び、これらの中継局等12a〜12nを1:nで接続して一元的に維持・管理している。
各中継局等12a〜12nは、基本的に同一の内部構成(局設備等を含む)を有するため、図1では中継局等12aの内部構成のみを示し、他の中継局等の構成を省略する。図1は、例えばA国に設置された、アナログやデジタルラジオ放送等の中継局等12aの局舎内に配された装置等の構成を示しており、中継局等12aは、他の中継局等(例えばB国に設置された中継局等12b)から送信された放送電波を受信アンテナ3で受信し、その受信信号を受信部4内の増幅器(不図示)で増幅する。増幅後の信号は中継送信部5に送られ、送信アンテナ6を介して、他国(C国)に設けた中継局等12cやユーザ受信機40、さらにはD国の中継局等12nに向けて送信される。なお、中継送信部5は、現用と予備の2つの中継送信機5a,5bを備えており、緊急事態あるいはメンテナンス等、必要に応じてこれらを切り替えることができるよう切替機9が配されている。
IP監視制御部1は、中継局等12aの監視制御を司る部分であり、後述する各センサや各種の機器から送られてくる信号に基づく基本監視機能に加えて、ウエブページ機能、アラーム・メール機能等を有しており、中央監視端末30から送信されるデータや制御信号を各機器に送出するとともに、中継局等12aの監視データを収集し、それを中央監視端末30へ送信する。そのため、IP監視制御部1は、集線化装置であるハブ(HUB)15、VPNルータ21、デジタル回線や光回線対応のスプリッタ/ONU(光回線終端装置)23を介してVPN20に接続されている。スプリッタ/ONU23とハブ15間には、通常の回線の故障時に備えてバックアップ回線25が設けられている。
ハブ15には、複数のIPカメラc1〜cnを収容するカメラ制御部16が接続されており、これらのIPカメラc1〜cnによって撮られた、中継局等12aに設置された機器や局舎内外の各部の様子(映像)は、IP監視制御部1へ送信される。一方、中央監視端末30はブラウザ機能を有しており、これによりIP監視制御部1のホームページの状態を表示できる。そのため監視員は、ハブ15を介して中央監視端末30へ送られたIP監視制御部1のホームページの内容を見ることができる。さらに、局舎内の温度、外部からの局舎内への侵入者(不審者)の有無、ラジオやテレビ放送のライン入力(IPモニター)音、局舎内外で発生した被害(災害)の検知音は、それぞれ温度センサ11a、侵入センサ11b、IPモニターマイクロホン11d、災害検知マイクロホン11eで検知される。なお、局舎内の照明は、中央監視端末30からの遠隔操作等により照明器具11cの点灯/消灯によって調整される。
これらの温度センサ11a、侵入センサ11b、IPモニターマイクロホン11d、災害検知マイクロホン11e、照明器具11cは、IP監視制御部1とインタフェースするためのI/O(Input/Output)ユニット10に接続(収容)されている。また、送信アンテナ6の近傍には、モニタアンテナ7が設置されており、このモニタアンテナ7が常時、送信アンテナ6から空間へ送信される電波を拾って、その電波信号を無音検知器8へ送る。無音検知器8は、モニタアンテナ7からの入力信号が途絶えた場合(例えば所定期間、連続して無音状態が発生した場合)、中継送信部5や送信アンテナ6等に異常が発生したとして、IP監視制御部1に対して、それらの動作異常を示す警告信号を送信する。IP監視制御部1はさらに、局舎内の各種機器の電源のオン/オフ制御や、それらの機器の動作状態、計測データ等を収集するデータロギング機能、日常の保守記録、故障履歴、設備の改修履歴等を含む定期的な運用報告データの収集機能等を有する。
VPN20は、通信網を提供する通信事業者の閉域IPネットワーク網を通信経路として用いているため、上述した従来の監視装置のように複数のプロバイダのネットワークを経由する必要があるインターネットを用いた場合とは異なり、いわゆるエンド・トゥ・エンドの通信が可能となる。その結果、機密性や通信品質に優れた通信接続(IP接続)を行うことができる。そのためVPN20は、例えば、MPLS(Multi Protocol Label Switching)と呼ばれるスイッチング技術を使用して、パケットに固定長のラベル(ヘッダ)を付与し、そのラベルをもとにパケットを転送するというカプセル化による通信を行うトンネリング機能や、トンネリングされたパケットの盗聴や改ざん等を防止するために、パケットを暗号化して伝送する機能を有する。
上述したラベルには、パケットの宛先の他、VPNの識別子が記述されているため、他のVPNと混在することはなく、VPN20は、データの不正アクセスや盗聴に対して強固なセキュリティを有する。また、パケットのルーティング処理も簡素に実行できるため、上述した各情報やデータの高速パケット転送が可能となる。さらには、光回線を使用している場合、それに対応したONU23の認証機能により、通信の秘匿性を向上できる。
本発明の実施の形態例に係る送信拠点監視制御システムを構成するIP監視制御部1は、従来より一般的に用いられているサーバ装置に代えて、多数の論理ブロックからなる論理デバイスPLD(Programmable Logic Device)2を備えている。この論理デバイス2は、所定の制御等を行うためにユーザが自由に論理動作をプログラムできるものであり、通常、その構造や書き込み可能な回路規模によって以下のように分類される。すなわち、設計の自由度が高く、ゲートの使用効率が高いFPGA(Field Programmable Gate Array)と、PLDに相当する論理ブロックを複数組み合わせた構造とすることで回路規模を大きくできるCPLD(Complex Programmable Logic Device)に大別される。
このようなプログラム可能論理デバイス(PLD)からなる論理デバイス2は、さらに、制御プログラム等を格納するための専用のメモリ(例えば、EEPROM)や、論理動作を規定する回路データや定数データ等を格納するためのメモリで構成される格納部14が設けられている。また、中央制御部(CPU)13は、論理デバイス2と格納部14間のデータ制御等を含む、IP監視制御部1全体の制御を行う。なお、中央制御部13を論理デバイス2に内蔵させた構成としてもよい。
図2は、論理デバイス2へのデータ書込み処理手順を示すフローチャートである。ここでのデータの書込みは、例えば、中央監視端末30よりVPN20を経由して行う。なお、データの書込みは、このような遠隔からの書込み(リモートアップデート)に限定されず、中継局等内での作業により論理デバイス2に直接書き込む場合も含まれる。また、データの書込みに先立ち、論理デバイス2が搭載されたIP監視制御部1が既に起動されており、この起動によって論理デバイス2のセットアップ、初期化等が行われているものとする。
本実施の形態例では、最初に図2のステップS11において、中央監視端末30がVPN20を介して中継局等の選択情報を送信する。それに対して各中継局等のVPNルータ21は、その選択情報に付されたヘッダを照合して、それが自局宛ての情報か否かを判断する(ステップS12)。それが自局宛ての情報であれば、VPNルータ21を介してその情報を受信した中央制御部13が通信制御部として機能する。その結果、中央監視端末30とIP監視制御部1の論理デバイス2間で通信が確立する(ステップS13)。
通信の確立後、ステップS15において、中央監視端末30より必要なデータ送信を開始することで、IP監視制御部1の中央制御部13は、送信されてきた情報(書込みデータ)を論理デバイス2の格納部14に格納する(ステップS16)。この情報は、いわゆるコンフィグレーションデータであり、論理デバイス2の論理動作プログラムに対応した回路データ、定数データ等の書込みデータの他、その書込みデータの更新履歴データ、例えばソフトウエア・バージョン、ハードウエア・バージョン等からなる。これにより論理デバイス2では、書込みデータを構成する回路データや定数データ等に従った論理プログラミングが行われる。
ステップS17で中央制御部13は、例えばデータ終了コマンド等をもとに、すべてのデータの書込みが行われたか否かを判定する。ここで全データの書込みが終っていなければ、上記のステップS15,S16のデータ送信およびデータ書込み処理を繰り返す。一方、全データの書込みが終了した場合には、ステップS19において、上記の通信経路を閉じて通信を終了する。
次に、本発明の実施の形態例に係る送信拠点監視制御システムの動作を説明する。図3は、送信拠点監視制御システムのIP監視制御部1における処理手順を示すフローチャートである。IP監視制御部1の論理デバイス2は、図3のステップS21において、例えば、I/Oユニット10に接続された温度センサ11a、侵入センサ11b、IPモニターマイクロホン11d、災害検知マイクロホン11eからの検知データ、および無音検知器8からの警報信号を受信する。ステップS23では、それらの受信データ等が格納部14の所定領域に格納される。
ステップS25では、論理デバイス2が、格納部14に格納された検知データ等に対して、上述した手順で論理デバイス2に書き込まれた論理動作プログラムに対応した論理演算を実行する。この論理演算に基づいて、例えば検知データ等のレベル判定、過去の検知データとの対比等が行われる。そして、ステップS27で、上記の判定結果や対比結果をもとに、あらかじめ設定した障害検出レベルに基づく障害・異常の有無の判定、すなわち機器の動作や局舎内外に異常があるかどうかが判定される。
検知データに異常があれば、ステップS28で中央監視端末30に対する通知データが作成される。この通知データには、異常発生個所についての情報とともに、所定期間におけるデータの履歴、データロギング、定期的な運用報告データ等が含まれる。そして、これらの演算結果は、格納部14の所定領域に格納されると同時に中央監視端末30に電子メール(障害メール)で通知される。そのため、IP監視制御部1は、ステップS29で所定のアドレス情報を発生させて、IPネットワーク網であるVPN20を介して中央監視端末30に対してメール発信のための呼出し処理を行い、続くステップS33で中央監視端末30への通知(情報送信)、例えば、IP監視制御部1のウエブページ上のアラーム表示やアラーム出力が行われる。
一方、ステップS27で、検知データに異常がないと判定された場合には、ステップS31において、異常がない旨のメッセージ情報が作成される。そして、そのメッセージは、ステップS29で生起させた所定のアドレス情報に従って中央監視端末30にメールを発信した後、ステップS33で、VPN20を介して中央監視端末30へ異常がない旨の通知(ウエブページ上の異常なし表示)がされる。なお、IP監視制御部1からのVPN20を介した中央監視端末30に対するメール発信は、中央監視端末30のみならず、あらかじめ登録・契約された複数の携帯電話番号への呼出しを行って、同一内容のメール送信(同報)を行うようにしてもよい。こうすることで、異常発生時に関係者のすべてが、局舎等での異常事態の発生を知ることができ、それに対して即座に適切な対処が可能となる。
図4は、中央監視端末30からIP監視制御部1に対して各種の監視データを要求したり、中継局等内の機器に対して遠隔から所定の制御を行う場合の処理手順を示すフローチャートである。図4のステップS41において、中央監視端末30よりVPN20を経由して中継局等の選択情報を送信する。ステップS43で各中継局等のVPNルータ21は、その選択情報に付されたヘッダをもとに、その情報が自局宛ての情報か否かを判断する。そして、それが自局宛ての情報であれば、IP監視制御部1の中央制御部13が通信制御部として機能し、中央監視端末30とIP監視制御部1の論理デバイス2との間でVPN20を介した通信が確立する(ステップS45)。
通信の確立後、ステップS47において、中央監視端末30から要求内容に応じた制御データ等がIP監視制御部1の中央制御部13に送信される。例えば、中央監視端末30側にいる中継局等の管理者がその局舎の様子を、画像を通して視認したい場合、ステップS51で中央制御部13に対して画像要求情報を送信する。この情報を受けた中央制御部13は、その要求内容を解析して、ステップS53で、カメラ制御部16に対してIPカメラc1〜cnの選択情報を送信する。その結果、ステップS55において、カメラ制御部16からは、選択されたIPカメラで捕らえた映像が画像データとして中央監視端末30へ送信される。そして、中央監視端末30では、ステップS57でその画像データが不図示のモニター受信機に表示される。これにより、中央監視端末30側にいる管理者は、局舎から遠く離れた場所、さらには異なる国にいても、所望の中継局等の内外の様子を、送られてきた画像を通して確認することができる。
中央監視端末30側の管理者が、中継局等に配置した各センサでの検知内容を知りたい場合には、ステップS61で、中央監視端末30より中央制御部13に対して、検知データ要求情報を送信する。この情報を受けた中央制御部13は要求内容を解析して、上述した温度センサ11a、侵入センサ11b、IPモニターマイクロホン11d、災害検知マイクロホン11eからの検知データ、および無音検知器8からの警報信号等を受信する(ステップS63)。そして、ステップS65で、IP監視制御部1の中央制御部13は、VPN20を介して中央監視端末30に向けて検知結果等を送信する。中央監視端末30は、送られてきた検知結果を不図示のモニター受信機に表示する(ステップS67)。
ここで、IP監視制御部1の中央制御部13は、中央監視端末30から検知データの送信要求があるたびに論理デバイス2にアクセスして、論理デバイス2において過去の検知データと現在の検知データとの対比等の論理演算を実行させる。そして、その論理演算結果を検知データとともに中央監視端末30へ送信するように制御する。
一方、中継局等内の設備に対して所定の操作等を遠隔から行う場合には、ステップS71において、中央監視端末30より中央制御部13に対して、その操作等に応じた制御情報を送信する。中央制御部13は、この制御情報を受けて、例えば、照明器具11cのオン/オフ制御、局舎のドアの開閉、切替機9への切替信号の送出による中継送信機5a,5bの切替え、現用の中継送信機への出力調整信号の送出等を行う。そして、ステップS75で中央監視端末30は、中央制御部13からの確認信号(acknowledge signal)の有無を判断し、その信号を受信した場合、所定の操作等が完了したとして処理を終える。なお、IP監視制御部1に対する各種監視データの要求や中継局等内の機器の遠隔操作等は、中央監視端末30からのみならず、あらかじめ契約・委託した監視業者等がVPNを介して当該監視制御システムにアクセスして監視等ができるようにしてもよい。その際、監視業者等に所定のパスワード等の入力を要求してもよい。
以上説明したように、アナログやデジタルラジオ放送等の中継局等のIP監視制御部に配された論理デバイス(FPGA)は、ソフトウェアと同様の論理演算を、オペレーティング・システム(OS)を介さずに、ハードウェア論理素子を組み合わせた並列処理やパイプライン処理によって実行するため、遠隔地にある中継局等における監視情報等を高速に処理して通信回線を介して送信(メール送信)することができる。また、通信回線としてVPNを使用することで、監視のための専用回線を用意する必要がなくなるためシステムの低コスト化ができ、しかも機密を保持した状態で所定のデータ送信を行うことが可能となる。さらには、論理デバイスの採用により中継局等側でのファームウェア変更に円滑に対処できるだけでなく、継続的な機能拡張と相俟って、個々の中継局で異なった機能を搭載させることが可能となるため、地域や国の状況等に応じた柔軟なシステム構成ができる。
本発明の実施の形態例に係るアナログやデジタルラジオ放送等の電波の送信拠点監視制御システムの全体構成を示すブロック図である。 送信拠点に配した論理デバイスへのデータ書込み処理手順を示すフローチャートである。 送信拠点監視制御システムのIP監視制御部1における処理手順を示すフローチャートである。 中央監視端末からIP監視制御部に対して各種の監視データ要求、中継局内の機器に対する制御処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
2 論理デバイス
5 中継送信部
5a,5b 中継送信機
6 送信アンテナ
8 無音検知器
10 I/Oユニット
11a 温度センサ
11b 侵入センサ
11d IPモニターマイクロホン
11e 災害検知マイクロホン
11c 照明器具
12a〜12n 中継局等
13 中央制御部(CPU)
14 格納部
15 ハブ(HUB)
21 VPNルータ
20 VPN
23 スプリッタ/ONU
25 バックアップ回線
30 中央監視端末
c1〜cn IPカメラ

Claims (7)

  1. 遠隔地に設置された放送電波の送信所・中継局を監視手段により遠方監視し制御する監視制御システムであって、
    前記送信所・中継局の局設備より所定の監視データを抽出する手段と、
    前記送信所・中継局に配されるとともに、書き込まれた所定データに従って前記監視データに対して所定の論理演算を施す論理デバイスと、
    前記監視手段と前記論理デバイスとの間に仮想専用網を介した通信経路を確立する手段と、
    前記通信経路を介して前記論理演算の結果を前記監視手段へ通知する通知手段とを備えることを特徴とする監視制御システム。
  2. 前記通知手段は、ウエブページ機能およびアラーム・メール機能により所定のタイミングで前記論理演算の結果を前記監視手段およびあらかじめ指定された1あるいはそれ以上の通信端末へメール配信することを特徴とする請求項1に記載の監視制御システム。
  3. 前記タイミングは、前記論理演算の結果があらかじめ設定した障害検知レベルと異なる値となったときであることを特徴とする請求項2に記載の監視制御システム。
  4. 前記通知手段は、前記監視手段からの要求に応じて前記論理演算の結果を前記監視手段へ送信することを特徴とする請求項1に記載の監視制御システム。
  5. さらに、前記監視手段から論理デバイスに対して前記局設備を制御する所定データを送信する手段を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の監視制御システム。
  6. 前記論理デバイスへの前記所定データの書込みには、前記通信経路を介した論理プログラムの書込みと、前記論理デバイスへの直接の論理プログラムの書込みとが含まれることを特徴とする請求項1に記載の監視制御システム。
  7. 前記監視データには少なくとも前記送信所・中継局内の温度、音、映像、および中継送信電波に関するデータが含まれることを特徴とする請求項1に記載の監視制御システム。
JP2007162687A 2007-06-20 2007-06-20 監視制御システム Pending JP2009004987A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007162687A JP2009004987A (ja) 2007-06-20 2007-06-20 監視制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007162687A JP2009004987A (ja) 2007-06-20 2007-06-20 監視制御システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009004987A true JP2009004987A (ja) 2009-01-08

Family

ID=40320912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007162687A Pending JP2009004987A (ja) 2007-06-20 2007-06-20 監視制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009004987A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101283313B1 (ko) 2011-04-12 2013-07-09 한국방송공사 디지털티브이 간이중계소 통합관제 시스템 및 그 방법, 이에 채용되는 중계기 탑재모듈 및 스마트폰
JP2013192532A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Earth Conscious Kk 灌水監視装置及び灌水監視システム

Citations (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05327582A (ja) * 1992-05-19 1993-12-10 Fujitsu Ltd 携帯電話機のプログラムメモリ書き替え方式
JP2001333461A (ja) * 2000-05-23 2001-11-30 Hitachi Building Systems Co Ltd 端末用プログラムの遠隔書換え方法
JP2003018678A (ja) * 2001-06-28 2003-01-17 Energy Support Corp 監視端末装置及び監視システム
JP2003023500A (ja) * 2001-07-06 2003-01-24 Mitsubishi Electric Corp 遠隔監視装置
JP2003304235A (ja) * 2002-04-10 2003-10-24 Sony Corp 無線通信装置、およびプログラム・ダウンロード方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP2003333026A (ja) * 2002-05-14 2003-11-21 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 電波鍵を用いた遠方監視制御システム
JP2004317346A (ja) * 2003-04-17 2004-11-11 Akashi Corp 地震計管理システム
JP2004326143A (ja) * 2003-04-21 2004-11-18 Nec Saitama Ltd Fpgaを具備するcpu装置とその初期化方法
JP2004341776A (ja) * 2003-05-15 2004-12-02 K Solution:Kk 遠隔データ収録および制御装置
JP2005038299A (ja) * 2003-07-17 2005-02-10 Nec Fielding Ltd 移動監視システム
JP2005078582A (ja) * 2003-09-03 2005-03-24 Mitsubishi Electric Corp 遠隔監視装置
JP2005100443A (ja) * 2004-11-01 2005-04-14 Omron Corp センサ管理装置、センサ管理装置の制御プログラム、このプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、センサ管理装置の制御方法
JP2006191297A (ja) * 2005-01-05 2006-07-20 Sogo Keibi Hosho Co Ltd 監視システム、監視方法
JP2006246083A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 N H K Itec:Kk 局監視装置及び局監視システム
JP2006250768A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Hitachi Ltd 電力量遠隔自動検針値利用管理方法および電力量遠隔自動検針値利用管理システム
JP2006343911A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Kowa Real Estate Co Ltd ビル管理システム及び方法

Patent Citations (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05327582A (ja) * 1992-05-19 1993-12-10 Fujitsu Ltd 携帯電話機のプログラムメモリ書き替え方式
JP2001333461A (ja) * 2000-05-23 2001-11-30 Hitachi Building Systems Co Ltd 端末用プログラムの遠隔書換え方法
JP2003018678A (ja) * 2001-06-28 2003-01-17 Energy Support Corp 監視端末装置及び監視システム
JP2003023500A (ja) * 2001-07-06 2003-01-24 Mitsubishi Electric Corp 遠隔監視装置
JP2003304235A (ja) * 2002-04-10 2003-10-24 Sony Corp 無線通信装置、およびプログラム・ダウンロード方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP2003333026A (ja) * 2002-05-14 2003-11-21 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 電波鍵を用いた遠方監視制御システム
JP2004317346A (ja) * 2003-04-17 2004-11-11 Akashi Corp 地震計管理システム
JP2004326143A (ja) * 2003-04-21 2004-11-18 Nec Saitama Ltd Fpgaを具備するcpu装置とその初期化方法
JP2004341776A (ja) * 2003-05-15 2004-12-02 K Solution:Kk 遠隔データ収録および制御装置
JP2005038299A (ja) * 2003-07-17 2005-02-10 Nec Fielding Ltd 移動監視システム
JP2005078582A (ja) * 2003-09-03 2005-03-24 Mitsubishi Electric Corp 遠隔監視装置
JP2005100443A (ja) * 2004-11-01 2005-04-14 Omron Corp センサ管理装置、センサ管理装置の制御プログラム、このプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、センサ管理装置の制御方法
JP2006191297A (ja) * 2005-01-05 2006-07-20 Sogo Keibi Hosho Co Ltd 監視システム、監視方法
JP2006246083A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 N H K Itec:Kk 局監視装置及び局監視システム
JP2006250768A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Hitachi Ltd 電力量遠隔自動検針値利用管理方法および電力量遠隔自動検針値利用管理システム
JP2006343911A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Kowa Real Estate Co Ltd ビル管理システム及び方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101283313B1 (ko) 2011-04-12 2013-07-09 한국방송공사 디지털티브이 간이중계소 통합관제 시스템 및 그 방법, 이에 채용되는 중계기 탑재모듈 및 스마트폰
JP2013192532A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Earth Conscious Kk 灌水監視装置及び灌水監視システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210152517A1 (en) Communication protocols in integrated systems
AU2017201585B2 (en) Integrated security network with security alarm signaling system
US10529204B2 (en) Methods, systems, and products for security systems
US11277465B2 (en) Generating risk profile using data of home monitoring and security system
US10389736B2 (en) Communication protocols in integrated systems
US10062273B2 (en) Integrated security system with parallel processing architecture
US10127801B2 (en) Integrated security system with parallel processing architecture
US10091014B2 (en) Integrated security network with security alarm signaling system
US20210014312A1 (en) Security system with networked touchscreen
US11423756B2 (en) Communication protocols in integrated systems
US10693982B1 (en) Internet activity, Internet connectivity and nearby Wi-Fi and local network device presence monitoring sensor
US7734020B2 (en) Two-way voice and voice over IP receivers for alarm systems
EP3282432B1 (en) Smart device distributed security system
WO2011108784A1 (ko) 네트워크를 이용한 무인경비시스템, 무인경비서비스의 제공방법 및 무인경비시스템의 설정방법
NO336942B1 (no) Anordning av enheter for å danne et overvåkningssystem.
US11722896B2 (en) Communication protocols in integrated systems
US20200296009A1 (en) Communication protocols in integrated systems
GB2443021A (en) Monitoring System using Multi-Hop Mesh Networks
JP2009004987A (ja) 監視制御システム
KR100699332B1 (ko) 전력선통신을 이용한 무인 원격감시 보안시스템
RU2399956C2 (ru) Система охраны и наблюдения
JP2005184190A (ja) 監視装置およびそのプログラム
JP2003317178A (ja) 監視システム、および通信異常検出通報機能付きノード装置
US20230086344A1 (en) Communication protocols in integrated systems
CN116527704A (zh) 应急辅助决策系统

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20090529

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20090609

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090807

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20100412

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100809