JP2009004727A - 半導体絶縁膜用cmp研磨剤及び基板の研磨方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】酸化セリウム粒子、アセタール樹脂、分散剤及び水を含有してなる半導体絶縁膜用CMP研磨剤であって、酸化セリウム粒子のD50体積%の粒子径が50〜300nm、D99体積%の粒子径が200〜1000nmである。また、アセタール樹脂の最大粒子径が、1μm以下である。
【選択図】なし
Description
本発明で用いる酸化セリウム粒子は、その製造方法を限定するものではないが、例えば、炭酸塩、硝酸塩、硫酸塩、しゅう酸塩のセリウム化合物を焼成することによって得られる。焼成温度は400℃以上、900℃以下が好ましく、酸化セリウムの粒径を小さくするために700℃以上、900℃以下がより好ましい。
半導体絶縁膜用CMP研磨剤中の酸化セリウム粒子のD50体積%及びD99体積%は、レーザー回折法、例えば、レーザー回折式粒度分布計(屈折率:1.93、吸収0)を用いて測定することができる。レーザー回折式粒度分布計としては、例えば、例えば、マルバーン インストルメンツ社製、マスターサイザーや堀場製作所社製、LAシリーズを使用することができる。
本発明で用いられるアセタール樹脂は、オキシメチレン基(−CH2O−)を構成単位とするポリアセタールホモポリマー、オキシメチレン基以外に他のコモノマー単位を有するポリアセタールコポリマーが含まれる。コポリマーにおいて、コモノマー単位には、オキシC2−6アルキレン単位(例えば、オキシエチレン基(−CH2CH2O−)、オキシプロピレン基、オキシテトラメチレン基などのオキシC2−4アルキレン単位)が含まれる。コモノマー単位の含有量は、アセタール樹脂全体に対して、例えば、好ましくは95〜5モル%、より好ましくは90〜10モル%程度の範囲から選択できる。
アセタール樹脂を酸化セリウム粒子と同じ系で一緒に粉砕した場合、アセタール樹脂の最大粒径を凡そ確認する方法は、湿式粉砕によって粉砕されたアセタール樹脂を含む酸化セリウム分散水溶液にポリアクリル酸アンモニウム塩などの凝集剤を混合し、30〜180日静置後、上澄みを取り除き沈降層を静置する。沈降層の表面に見える黒色状物は、アセタール樹脂の析出物とアセタール樹脂とポリアクリル酸アンモニウム塩などの凝集物であるので、黒色状物を採取し、メンブレンフィルタを用い吸引ろ過を行い、フィルタ上の残渣を確認することでアセタール樹脂の最大粒径を確認することができる。例えば、採取した黒色状物を0.5μmのメンブレンフィルタで吸引ろ過し、フィルタ上を光学顕微鏡で観察したところ析出物がなければ、黒色状物の最大粒径が0.5μm以下であることが確認できる。
本発明で用いる分散剤としては、ナトリウムイオン、カリウムイオン等のアルカリ金属およびハロゲン、イオウの含有率が10ppm以下であることが好ましく、例えば、アクリル酸系ポリマー、ポリビニルアルコール等の水溶性有機高分子類、ラウリル硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム等の水溶性陰イオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリエチレングリコールモノステアレート等の水溶性非イオン性界面活性剤並びにモノエタノールアミン、ジエタノールアミン等の水溶性アミン類等が挙げられる。なお、アクリル酸系ポリマーには、例えばアクリル酸重合体及びそのアンモニウム塩、メタクリル酸重合体及びそのアンモニウム塩並びにアクリル酸アンモニウム塩とアクリル酸アルキル(メチル、エチル又はプロピル)との共重合体などが挙げられる。これらのうち、ポリアクリル酸アンモニウム塩又はアクリル酸アンモニウム塩とアクリル酸メチルとの共重合体が好ましい。後者を用いる場合、アクリル酸アンモニウム塩とアクリル酸メチルとのモル比は、アクリル酸アンモニウム塩/アクリル酸メチルが、10/90〜90/10であることが好ましい。前記アクリル酸アンモニウム塩とアクリル酸メチルとのモル比において、アクリル酸アンモニウム塩が10未満の場合や90を超えると分散性が維持できなくなる傾向にある。
また、本発明の半導体絶縁膜用CMP研磨剤は、N,N−ジエチルエタノールアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、アミノエチルエタノールアミン等の水溶性アミン;ラウリル硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム等の陰イオン性界面活性剤;ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の水溶性有機高分子類等の添加剤を使用形態に応じ適宜添加することができる。
0.02〜0.25ミリリットル供給されることが好ましい。
(1−1)酸化セリウム粒子の調製
炭酸セリウム水和物4kgを白金容器に入れ、800℃で、2時間空気中で焼成することにより約2kgの黄白色の粉末を得た。この粉末をX線回折法で相同定を行ったところ酸化セリウムであることを確認した。
上記(1−1)で得られた酸化セリウム粒子とアセタール樹脂の混合物1kg、重量平均分子量10000のポリアクリル酸アンモニウム塩水溶液(40重量%)23g及び脱イオン水8977gを混合し、攪拌しながら超音波分散を10分間施した。得られたスラリーを3ミクロンフィルターでろ過した後に0.5ミクロンフィルターでろ過し、固形分濃度が1重量%になるように、脱イオン水で希釈して半導体絶縁膜用CMP研磨剤を得た。半導体絶縁膜用CMP研磨剤のpHは8.3であった。半導体絶縁膜用CMP研磨剤をレーザー回折式粒度分布計(HOROBA社製、LA−920)を用い、測定したところ、酸化セリウム粒子(二次粒子)のD50体積%の粒子径は150nm、D99体積%の粒子径は350nmであった。
(1−3−1)
ホルダーに貼り付けられた基板取り付け用吸着パッドに、TEOS−プラズマCVD法でSiO2絶縁膜を形成したSiウエハを吸着させて固定した。このホルダーを、Siウエハを保持したまま絶縁膜を下にして、多孔質ウレタン樹脂製の研磨パッドを貼り付けた直径600mmの定盤上に絶縁膜面を下にしてホルダーを載せ、さらに加工荷重を30kPaに設定した。定盤上に上記(1−2)で作製した半導体絶縁膜用CMP研磨剤(固形分:1重量%)を100ml/minの速度で滴下しながら、定盤及びウエハをそれぞれ75min−1及び76min−1の条件で1分間回転させSiO2絶縁膜を研磨した。
上記(1−2)で作製した半導体絶縁膜用CMP研磨剤に添加剤としてCMPスラリー(日立化成工業株式会社製、商品名:HS−7303GP)100g及び超純水700gを混合し、固形分濃度1重量%の半導体絶縁膜用CMP研磨剤を得た。それを用いてSEMATECH社製、商品名パタンウエハS754を上記(1−3−1)と同様の方法で70秒研磨した。
(2−1)酸化セリウム粒子の調製
焼成温度800℃を850℃に変えること以外は実施例1の(1−1)と同様に操作して、焼成粉末粒子径が30〜100μmの酸化セリウムを得た。
酸化セリウム粒子とアセタール樹脂の混合物として上記(2−1)で得られた酸化セリウム粒子とアセタール樹脂の混合物を用いること以外は実施例1の(1−2)と同様に操作を行い、pH8.3、固形分濃度1重量%の半導体絶縁膜用CMP研磨剤を得た。上記(1−2)と同様にして酸化セリウムの多結晶一次粒子(二次粒子とする)の粒子径を測定したところ、D50体積%の粒子径は160nm、D99体積%の粒子径は350nmであった。
(2−3−1)
半導体絶縁膜用CMP研磨剤として上記(2−2)で作製した半導体絶縁膜用CMP研磨剤を用いること以外は実施例1の(1−3−1)と同様に操作してSiO2絶縁膜を研磨し、研磨前後のSiO2絶縁膜の膜厚差を測定して研磨速度を算出したところ、600nm/minであった。
半導体絶縁膜用CMP研磨剤として上記(2−2)で作製した半導体絶縁膜用CMP研磨剤を用いること以外は実施例1の(1−3−2)と同様に操作した。100μm/100μmのアクティブ領域とトレンチ部の残膜厚をナノメトリクス社製の干渉式膜厚装置ナノスペック/AFT5100を用いて測定し、ディッシング量を評価したところ13nmであった。また、500μm/500μmのアクティブ領域とトレンチ部の残膜厚を同様に測定し、ディッシング量を評価したところ18nmであり、良好な結果が得られた。
(3−1)酸化セリウム粒子の調製
実施例1の(1−1)と同様に操作して、焼成粉末粒子径が30〜100μmの酸化セリウムを得た。
酸化セリウム粒子とアセタール樹脂の混合物として上記(3−1)で得られた酸化セリウム粒子とアセタール樹脂の混合物を用いること以外は、実施例1の(1−2)と同様に操作を行い、pH8.2、固形分濃度1重量%の半導体絶縁膜用CMP研磨剤を得た。上記(1−2)と同様にして酸化セリウム粒子(二次粒子)の粒子径を測定したところ、D50体積%の粒子径は155nm、D99体積%の粒子径は350nmであった。
(3−3−1)
半導体絶縁膜用CMP研磨剤として上記(3−2)で作製した半導体絶縁膜用CMP研磨剤を用いること、半導体絶縁膜用CMP研磨剤の滴下速度を200ml/minとすること以外は、実施例1の(1−3−1)と同様に操作してSiO2絶縁膜を研磨し、研磨前後のSiO2絶縁膜の膜厚差を測定して研磨速度を算出したところ、640nm/minであった。
上記(3−2)で作製した半導体絶縁膜用CMP研磨剤に添加剤としてCMPスラリー(日立化成工業株式会社製、商品名:HS−7303GP)150g及び超純水650gを混合し、固形分濃度1重量%の半導体絶縁膜用CMP研磨剤を得た。それを用いてSEMATECH社製、商品名:パタンウエハS754を実施例1の(1−3−1)と同様の方法で70秒研磨した。100μm/100μmのアクティブ領域とトレンチ部の残膜厚をナノメトリクス社製の干渉式膜厚装置ナノスペック/AFT5100を用いて測定し、ディッシング量を評価したところ10nmであった。また、500μm/500μmのアクティブ領域とトレンチ部の残膜厚を同様に測定し、ディッシング量を評価したところ19nmであり、良好な結果が得られた。
(4−1)酸化セリウム粒子の調製
実施例1の(1−1)と同様に操作して、焼成粉末粒子径が30〜100μmの酸化セリウムを得た。
酸化セリウム粒子とアセタール樹脂の混合物として上記(4−1)で得られた酸化セリウム粒子とアセタール樹脂の混合物を用いること以外は、実施例1の(1−2)と同様に操作を行い、pH8.4、固形分濃度1重量%の半導体絶縁膜用CMP研磨剤を得た。上記(1−2)と同様にして酸化セリウム粒子(二次粒子)の粒子径を測定したところ、D50体積%の粒子径は155nm、D99体積%の粒子径は350nmであった。
(4−3−1)
半導体絶縁膜用CMP研磨剤として上記(4−2)で作製した半導体絶縁膜用CMP研磨剤を用いること以外は、実施例1の(1−3−1)と同様に操作してSiO2絶縁膜を研磨し、研磨前後のSiO2絶縁膜の膜厚差を測定して研磨速度を算出したところ、590nm/minであった。
半導体絶縁膜用CMP研磨剤として上記(4−2)で作製した半導体絶縁膜用CMP研磨剤を用いること以外は実施例1の(1−3−2)と同様に操作した。100μm/100μmのアクティブ領域とトレンチ部の残膜厚をナノメトリクス社製の干渉式膜厚装置ナノスペック/AFT5100を用いて測定し、ディッシング量を評価したところ15nmであった。また、500μm/500μmのアクティブ領域とトレンチ部の残膜厚を同様に測定し、ディッシング量を評価したところ20nmであり、良好な結果が得られた。
(5−1)酸化セリウム粒子の調製
実施例1の(1−1)と同様に操作して、焼成粉末粒子径が30〜100μmの酸化セリウムを得た。上記により得られた酸化セリウム粉末2kgを、高圧ホモジナイザーを用いて、粉砕圧力を100MPa、粉砕に要した循環時間520分の条件で湿式粉砕を行った。得られた酸化セリウム粒子の粒子径をレーザー回折式粒度分布計(マルバーン インストルメンツ社製、マスターサイザー)を用い、屈折率:1.93、吸収0の条件で測定した結果、D50体積%の粒子径が160nm、D99体積%の粒子径が450nmであった。
酸化セリウム粒子として上記(5−1)で得られた酸化セリウム粒子を用いること以外は実施例1の(1−2)と同様に操作を行い、pH8.3、固形分濃度1重量%の半導体絶縁膜用CMP研磨剤を得た。上記(1−2)と同様にして酸化セリウム粒子(二次粒子)の粒子径を測定したところ、D50体積%の粒子径は155nm、D99体積%の粒子径は350nmであった。
(5−3−1)
半導体絶縁膜用CMP研磨剤として上記(5−2)で作製した半導体絶縁膜用CMP研磨剤を用いること以外は実施例1の(1−3−1)と同様に操作してSiO2絶縁膜を研磨し、研磨前後のSiO2絶縁膜の膜厚差を測定して研磨速度を算出したところ、600nm/minであった。
半導体絶縁膜用CMP研磨剤として上記(5−2)で作製した半導体絶縁膜用CMP研磨剤を用いること以外は実施例1の(1−3−2)と同様に操作した。100μm/100μmのアクティブ領域とトレンチ部の残膜厚をナノメトリクス社製の干渉式膜厚装置ナノスペック/AFT5100を用いて測定し、ディッシング量を評価したところ27nmであった。また、500μm/500μmのアクティブ領域とトレンチ部の残膜厚を同様に測定し、ディッシング量を評価したところ59nmであった。
(6−1)酸化セリウム粒子の調製
実施例1の(1−1)と同様に操作して、焼成粉末粒子径が30〜100μmの酸化セリウムを得た。上記により得られた酸化セリウム粉末2kgにアクリル樹脂(三菱レーヨン株式会社製、商標名:アクリライトL)を0.02gを混合した後、高圧ホモジナイザーを用いて、粉砕圧力を100MPa、粉砕に要した循環時間520分の条件で湿式粉砕を行った。得られた酸化セリウム粒子の粒子径をレーザー回折式粒度分布計(マルバーン インストルメンツ社製、マスターサイザー)を用い、屈折率:1.93、吸収0の条件で測定した結果、D50体積%の粒子径が150nm、D99体積%の粒子径が450nmであった。
酸化セリウム粒子として上記(6−1)で得られた酸化セリウム粒子を用いること以外は実施例1の(1−2)と同様に操作を行い、pH8.3、固形分濃度1重量%の半導体絶縁膜用CMP研磨剤を得た。上記(1−2)と同様にして酸化セリウム粒子(二次粒子)の粒子径を測定したところ、D50体積%の粒子径は150nm、D99体積%の粒子径は350nmであった。
(6−3−1)
半導体絶縁膜用CMP研磨剤として上記(6−2)で作製した半導体絶縁膜用CMP研磨剤を用いること以外は、実施例1の(1−3−1)と同様に操作してSiO2絶縁膜を研磨し、研磨前後のSiO2絶縁膜の膜厚差を測定して研磨速度を算出したところ、600nm/minであった。
半導体絶縁膜用CMP研磨剤として上記(6−2)で作製した半導体絶縁膜用CMP研磨剤を用いること以外は実施例1の(1−3−2)と同様に操作した。100μm/100μmのアクティブ領域とトレンチ部の残膜厚をナノメトリクス社製の干渉式膜厚装置ナノスペック/AFT5100を用いて測定し、ディッシング量を評価したところ31nmであった。また、500μm/500μmのアクティブ領域とトレンチ部の残膜厚を同様に測定し、ディッシング量を評価したところ53nmであった。
(7−1)酸化セリウム粒子の調製
実施例1の(1−1)と同様に操作して、焼成粉末粒子径が30〜100μmの酸化セリウムを得た。
酸化セリウム粒子とアセタール樹脂の混合物の代りに上記(7−1)で得られた酸化セリウム粒子とポリエステル樹脂の混合物を用いること以外は、実施例1の(1−2)と同様に操作を行い、pH8.3、固形分濃度1重量%の半導体絶縁膜用CMP研磨剤を得た。上記(1−2)と同様にして酸化セリウム粒子(二次粒子)の粒子径を測定したところ、D50体積%の粒子径は150nm、D99体積%の粒子径は350nmであった。
(7−3−1)
半導体絶縁膜用CMP研磨剤として上記(7−2)で作製した半導体絶縁膜用CMP研磨剤を用いること以外は実施例1の(1−3−1)と同様に操作してSiO2絶縁膜を研磨し、研磨前後のSiO2絶縁膜の膜厚差を測定して研磨速度を算出したところ、570nm/minであった。
半導体絶縁膜用CMP研磨剤として上記(7−2)で作製した半導体絶縁膜用CMP研磨剤を用いること以外は実施例1の(1−3−2)と同様に操作した。100μm/100μmのアクティブ領域とトレンチ部の残膜厚をナノメトリクス社製の干渉式膜厚装置ナノスペック/AFT5100を用いて測定し、ディッシング量を評価したところ27nmであった。また、500μm/500μmのアクティブ領域とトレンチ部の残膜厚を同様に測定し、ディッシング量を評価したところ44nmであった。
(8−1)酸化セリウム粒子の調製
実施例1の(1−1)と同様に操作して、焼成粉末粒子径が30〜100μmの酸化セリウムを得た。
酸化セリウム粒子とアセタール樹脂の混合物の代りに上記(8−1)で得られた酸化セリウム粒子とポリカーボネート樹脂の混合物を用いること以外は、実施例1の(1−2)と同様に操作を行い、pH8.3、固形分濃度1重量%の半導体絶縁膜用CMP研磨剤を得た。上記(1−2)と同様にして酸化セリウム粒子(二次粒子)の粒子径を測定したところ、D50体積%の粒子径は150nm、D99体積%の粒子径は350nmであった。
(8−3−1)
半導体絶縁膜用CMP研磨剤として上記(8−2)で作製した半導体絶縁膜用CMP研磨剤を用いること以外は実施例1の(1−3−1)と同様に操作してSiO2絶縁膜を研磨し、研磨前後のSiO2絶縁膜の膜厚差を測定して研磨速度を算出したところ、580nm/minであった。
半導体絶縁膜用CMP研磨剤として上記(8−2)で作製した半導体絶縁膜用CMP研磨剤を用いること以外は実施例1の(1−3−2)と同様に操作した。100μm/100μmのアクティブ領域とトレンチ部の残膜厚をナノメトリクス社製の干渉式膜厚装置ナノスペック/AFT5100を用いて測定し、ディッシング量を評価したところ33nmであった。また、500μm/500μmのアクティブ領域とトレンチ部の残膜厚を同様に測定し、ディッシング量を評価したところ49nmであった。
Claims (5)
- 酸化セリウム粒子、アセタール樹脂、分散剤及び水を含有してなる半導体絶縁膜用CMP研磨剤。
- 前記酸化セリウム粒子のD50体積%の粒子径が50〜300nm、D99体積%の粒子径が200〜1000nmであることを特徴とする請求項1記載の半導体絶縁膜用CMP研磨剤。
- 前記アセタール樹脂の最大粒径が、1μm以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体絶縁膜用CMP研磨剤。
- 前記アセタール樹脂の最大粒径が、500nm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の半導体絶縁膜用CMP研磨剤。
- 研磨する膜を形成した基板を研磨定盤の研磨布に押し当て加圧し、請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体絶縁膜用CMP研磨剤を膜と研磨布との間に供給しながら、基板と研磨定盤を相対的に動かして膜を研磨することを特徴とする基板の研磨方法。
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