JP2009004291A - 燃料電池システムとその性能回復方法 - Google Patents

燃料電池システムとその性能回復方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009004291A
JP2009004291A JP2007166003A JP2007166003A JP2009004291A JP 2009004291 A JP2009004291 A JP 2009004291A JP 2007166003 A JP2007166003 A JP 2007166003A JP 2007166003 A JP2007166003 A JP 2007166003A JP 2009004291 A JP2009004291 A JP 2009004291A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel cell
performance
temperature
scavenging
power generation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007166003A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5154846B2 (ja
Inventor
Kaoru Yamazaki
薫 山崎
Minoru Uoshima
稔 魚嶋
Nobutaka Nakajima
伸高 中島
Shinjiro Morita
晋二郎 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2007166003A priority Critical patent/JP5154846B2/ja
Publication of JP2009004291A publication Critical patent/JP2009004291A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5154846B2 publication Critical patent/JP5154846B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

【課題】燃料電池の性能を回復する。
【解決手段】アノードガスとカソードガスを供給し発電をする燃料電池を有する燃料電池システムにおいて、発電停止中の燃料電池の温度を検出する温度検出手段と、温度検出手段により検出された温度が所定温度以下か否かを判定する温度判定手段と、温度判定手段の判定結果に基づいて燃料電池の性能を回復させる性能回復制御手段と、燃料電池が安定状態に達したか否かを判定する安定状態判定手段と、安定状態判定手段により安定状態に達したと判定された後の燃料電池の性能を検出する燃料電池性能検出手段と、燃料電池性能検出手段により検出された燃料電池の性能に基づいて性能回復制御手段による性能回復が必要であるか否かを判定する性能回復制御実施可否判定手段と、を有する。
【選択図】図2

Description

この発明は、燃料電池システムとその性能回復方法に関するものである。
水素ガス(アノードガス)と空気(カソードガス)を供給し発電をする燃料電池を有する燃料電池システムでは、燃料電池の発電停止中に燃料電池温度が氷点下以下になる場合には燃料電池内部で生成水が凍結している虞があり、発電性能が低下する虞があるので、このような低温起動時には燃料電池の自己発熱による暖機が完了するまで燃料電池への空気供給量を標準流量よりも増大させる等の制御を行うことにより、燃料電池内部の生成水を解氷し、燃料電池の発電性能を確保することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−116257号公報
しかしながら、近年の研究により、燃料電池の発電停止中に、燃料電池温度が氷点下以下にならず、燃料電池内部で生成水が凍結していない場合であっても、氷点下以上であり且つある所定温度(例えば10゜C)以下の温度を発電停止中に一度でも経験した後に燃料電池システムを起動した場合に、燃料電池が安定状態に達しているにもかかわらず燃料電池の出力が、前記所定温度以下を経験しないで起動したときの安定後の燃料電池出力と比較して低くなる現象が確認されている。
そこで、この発明は、発電停止中に燃料電池温度が氷点下以下までは下がらないまでも所定温度以下を経験した場合の燃料電池の性能回復が可能な燃料電池システムとその性能回復方法を提供するものである。
この発明に係る燃料電池システムとその性能回復方法では、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
請求項1に係る発明は、アノードガスとカソードガスを供給し発電をする燃料電池(例えば、後述する実施例における燃料電池1)を有する燃料電池システムの性能回復方法であって、発電停止中の前記燃料電池の温度を検出する工程と、検出した燃料電池温度が氷点下より高い温度に設定された所定温度以下を経験したか否かを判定する工程と、前記燃料電池温度が所定温度以下を経験した場合に前記燃料電池の性能を回復させる性能回復制御を行う工程と、を有することを特徴とする燃料電池システムの性能回復方法である。
このように構成することにより、燃料電池が発電停止中に燃料電池温度が所定温度以下を経験した場合に性能回復制御を行って、燃料電池内部に結露等により発生した水分を除去することが可能となる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記燃料電池が安定状態に達したか否かを判定する工程と、前記安定状態に達した後の前記燃料電池の性能を検出する工程と、検出した前記燃料電池の性能に応じて前記性能回復制御が必要であるか否かを判定する工程と、をさらに有し、前記性能回復制御が必要であると判定した場合に該性能回復制御を行うことを特徴とする。
このように構成することにより、安定状態に達した後の燃料電池の性能に基づいて必要があると判断された場合に性能回復制御を行うので、発電停止中に燃料電池温度が所定温度以下になっても燃料電池内部に水が発生しなかった場合や、発電性能が十分に確保されている場合には、性能回復制御の実行を回避することができる。
請求項3に係る発明は、アノードガスとカソードガスを供給し発電をする燃料電池(例えば、後述する実施例における燃料電池1)を有する燃料電池システムにおいて、発電停止中の前記燃料電池の温度を検出する温度検出手段(例えば、後述する実施例における温度センサ39、外気温センサ51)と、前記温度検出手段により検出された温度が氷点下より高い温度に設定された所定温度以下か否かを判定する温度判定手段(例えば、後述する実施例におけるステップS104)と、前記温度判定手段の判定結果に基づいて前記燃料電池の性能を回復させる性能回復制御手段(例えば、後述する実施例におけるステップS107)と、をさらに有することを特徴とする。
このように構成することにより、燃料電池が発電停止中に燃料電池温度が所定温度以下を経験した場合に性能回復制御を行って、燃料電池内部に結露等により発生した水分を除去することが可能となる。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の発明において、前記燃料電池が安定状態に達したか否かを判定する安定状態判定手段(例えば、後述する実施例におけるステップS105)と、前記安定状態判定手段により安定状態に達したと判定された後の前記燃料電池の性能を検出する燃料電池性能検出手段(例えば、後述する実施例における電圧計47、電流計49)と、前記燃料電池性能検出手段により検出された燃料電池の性能に基づいて前記性能回復制御手段による性能回復が必要であるか否かを判定する性能回復制御実施可否判定手段(例えば、後述する実施例におけるステップS106)と、をさらに有することを特徴とする。
このように構成することにより、安定状態に達した後の燃料電池の性能に基づいて必要があると判断された場合に性能回復制御を行うので、発電停止中に燃料電池温度が所定温度以下になっても燃料電池内部に水が発生しなかった場合や、発電性能が十分に確保されている場合には、性能回復制御の実行を回避することができる。
請求項5に係る発明は、請求項3または請求項4に記載の発明において、前記燃料電池のアノードガス流路(例えば、後述する実施例におけるアノードガス流路3)とカソードガス流路(例えば、後述する実施例におけるカソードガス流路5)の少なくとも一方を掃気ガスで掃気を行う掃気手段を有し、前記性能回復制御手段は前記掃気手段であることを特徴とする。
このように構成することにより、掃気手段による掃気を行うことで燃料電池内部の水分を迅速に排出することが可能となり、性能回復だけでなく、次回の起動が氷点下起動になってしまうような場合にも燃料電池内部での水の凍結を防ぐことが可能となる。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の発明において、前記掃気手段によりアノードガス流路とカソードガス流路のいずれか一方を掃気する時間は、前記温度検出手段により検出された発電停止中の燃料電池温度に基づいて設定されることを特徴とする。
発電停止中に燃料電池が経験する温度に応じて燃料電池内部で結露する水分量が異なるが、発電停止中に経験した温度に応じて掃気時間を変更することにより、掃気を行うためのエネルギー消費を低減することが可能となる。また、掃気による騒音の発生時間を短縮することが可能となる。
請求項7に係る発明は、請求項5または請求項6に記載の発明において、前記燃料電池の運転状態に基づいて掃気が可能であるか否かを判定する掃気可能判定手段(例えば、後述する実施例におけるステップS203)を有し、前記掃気可能判定手段により掃気が可能であると判定された際に前記掃気手段による掃気を行うことを特徴とする。
このように構成することにより、アイドリングストップ中や発電停止時など掃気が可能なときに限って掃気を行うことができる。
請求項8に係る発明は、請求項3または請求項4に記載の発明において、前記燃料電池の出力を上昇させる燃料電池出力上昇制御手段(例えば、後述する実施例におけるステップS303)を有し、前記性能回復制御手段は前記燃料電池出力上昇制御手段であることを特徴とする。
このように構成することにより、燃料電池の出力を上昇させることで燃料電池温度が上昇し、燃料電池内部の水分を蒸発させ易くなる。そして、燃料電池内部を流通するアノードガスやカソードガスの飽和水蒸気量が上昇するため、水分を燃料電池の外へ排出させ易くなる。したがって、燃料電池内部の水分を排出することが可能となり、性能回復だけでなく、次回の起動が氷点下起動になってしまうような場合にも燃料電池内部での水の凍結を防ぐことが可能となる。
また、通常の発電運転を行いながらでも性能回復制御を行うことが可能である。
請求項9に係る発明は、請求項8に記載の発明において、前記燃料電池出力上昇制御手段により上昇させられる燃料電池出力は、前記温度検出手段により検出された発電停止中の燃料電池温度に基づいて設定されることを特徴とする。
発電停止中に燃料電池が経験する温度に応じて燃料電池内部で結露する水分量が異なるが、発電停止中に経験した温度に応じて燃料電池出力の上昇程度を変更することにより、出力上昇のためのエネルギー消費を低減することが可能となる。
請求項1に係る発明によれば、発電停止中に燃料電池内部に結露等により発生した水分を除去することが可能となるので、燃料電池の所定の発電性能を確保することができる。
請求項2に係る発明によれば、発電停止中に燃料電池温度が所定温度以下になっても燃料電池内部に水分が発生しなかった場合や、発電性能が十分に確保されている場合には、性能回復制御の実行を回避することができるので、不要なエネルギー消費を抑えることができる。
請求項3に係る発明によれば、発電停止中に燃料電池内部に結露等により発生した水分を除去することが可能となるので、燃料電池の所定の発電性能を確保することができる。
請求項4に係る発明によれば、発電停止中に燃料電池温度が所定温度以下になっても燃料電池内部に水分が発生しなかった場合や、発電性能が十分に確保されている場合には、性能回復制御の実行を回避することができるので、不要なエネルギー消費を抑えることができる。
請求項5に係る発明によれば、燃料電池の性能回復を行うことができるだけでなく、次回の起動が氷点下起動になってしまうような場合にも燃料電池内部での生成水の凍結を防ぐことが可能となるので、低温起動性も向上する。
請求項6に係る発明によれば、掃気時間を変更することにより、掃気を行うためのエネルギー消費を低減することが可能となる。また、掃気による騒音の発生時間を短縮することが可能となる。
請求項7に係る発明によれば、アイドリングストップ中や発電停止時など掃気が可能なときに限って掃気を行うことができるので、掃気による燃料電池の運転への影響を低減することが可能となる。
請求項8に係る発明によれば、燃料電池の性能回復を行うことができるだけでなく、次回の起動が氷点下起動になってしまうような場合にも燃料電池内部での水の凍結を防ぐことが可能となるので、低温起動性も向上する。また、通常の発電運転を行いながらでも性能回復制御を行うことが可能となるので、早急に燃料電池の性能回復を行うことができる。
請求項9に係る発明によれば、燃料電池出力の上昇程度を変更することにより、出力上昇のためのエネルギー消費を低減することが可能となる。
以下、この発明に係る燃料電池システムとその性能回復方法の実施例を図1から図4の図面を参照して説明する。なお、この実施例における燃料電池システムは燃料電池車両に搭載された態様である。
初めに、燃料電池システムの概略構成を図1を参照して説明する。
燃料電池1は、反応ガスを化学反応させて電力を得るタイプのもので、例えば固体ポリマーイオン交換膜等からなる固体高分子電解質膜をアノードとカソードとで両側から挟み込んで膜電極構造体を形成し、この膜電極構造体の両側にアノードガス流路3とカソードガス流路5を備えてなるセルを複数積層して構成されており、アノードガス流路3にアノードガスとして水素ガスを供給し、カソードガス流路5にカソードガスとして酸素を含む空気を供給すると、アノードで触媒反応により発生した水素イオンが、固体高分子電解質膜を通過してカソードまで移動して、カソードで酸素と電気化学反応を起こして発電し、水が生成される。カソード側で生じた生成水の一部は固体高分子電解質膜を透過してアノード側に逆拡散するため、アノード側にも生成水が存在する。なお、図1では、単一のセルのアノードガス流路3とカソードガス流路5を代表して示している。
空気はスーパーチャージャーなどのコンプレッサ7により所定圧力に加圧され、空気供給流路9、流路切替弁11を通って燃料電池1のカソードガス流路5に供給される。燃料電池1に供給された空気は発電に供された後、燃料電池1からカソード側の生成水と共に空気排出流路13に排出され、圧力制御弁15を介して図示しない排気処理装置へ排出される。
一方、水素タンク21から供給される水素ガスは、水素ガス供給流路23、遮断弁25、エゼクタ27を通って燃料電池1のアノードガス流路3に供給される。そして、消費されなかった未反応の水素ガスは、燃料電池1からアノードオフガスとして排出され、アノードオフガス流路29を通ってエゼクタ27に吸引され、水素タンク21から供給される新鮮な水素ガスと合流し再び燃料電池1のアノードガス流路3に供給される。すなわち、燃料電池1から排出されるアノードオフガスは、アノードオフガス流路29、エゼクタ27、およびエゼクタ27よりも下流の水素ガス供給流路23を通って、燃料電池1を循環する。
アノードオフガス流路29からは、排出弁31を備えたアノードオフガス排出流路33が分岐している。排出弁31は燃料電池1の発電時においては通常は閉じており、所定の条件が満たされたときに開いてアノードオフガスを前記排気処理装置へ排出する。そして、アノードオフガスは排気処理装置において圧力制御弁15から排出される空気によって希釈される。
また、空気供給流路9の流路切替弁11は、バイパス流路35を介して、エゼクタ27よりも下流の水素ガス供給流路23に接続されている。流路切替弁11は、コンプレッサ7から送られる空気を空気供給流路9を介して燃料電池1のカソードガス流路5に供給可能とする流路と、コンプレッサ7から圧送された空気をバイパス流路35および水素ガス供給流路23を介して燃料電池1のアノードガス流路3に供給可能とする流路のいずれか一方に切り替える。なお、燃料電池1の発電時において、流路切替弁11は空気を燃料電池1のカソードガス流路5へ供給可能とする流路に切り替える。
空気供給流路9には、コンプレッサ7出口の空気圧力を検出する圧力センサ37が設けられ、アノードオフガス流路29には燃料電池1から排出されるアノードオフガスの温度を検出する温度センサ((温度検出手段))39が設けられており、これらセンサ37,39は検出値に応じた出力信号を電子制御装置(以下、ECUと略す)70へ出力する。
温度センサ39により検出されたアノードオフガス温度は、燃料電池1の発電中において燃料電池1の温度として用いられる。また、燃料電池1の停止中において燃料電池1の温度として用いることも可能である。
また、燃料電池1は蓄電装置45を充電可能であり、燃料電池1と蓄電装置45は、インバータを備えたパワードライブユニット(以下、PDUと略す)41を介して走行用モータ43に接続されている。走行用モータ43は燃料電池1または蓄電装置45から電力の供給を受け駆動される。
燃料電池1は、出力電圧と出力電流を検出する電圧計47と電流計49を備え、これらは検出値に応じた出力信号をECU70へ出力する。
さらに、ECU70には、外気温センサ(温度検出手段)51から外気温に応じた出力信号が入力されるとともに、イグニッションスイッチ53のON/OFF信号が入力される。外気温センサ51で検出された外気温は、燃料電池1の発電停止中において燃料電池1の温度として用いることができる。
ECU70は、各種センサや計器類からの入力信号等に基づいて、コンプレッサ7、流路切替弁11、圧力制御弁15,遮断弁25、PDU41、走行用モータ43、蓄電装置45を制御する。
例えば、この燃料電池システムでは、定期的に排出弁31を開いてアノードオフガスを排出し、燃料電池1を循環する水素ガス中の不純物(水分や窒素等)の濃度が高くなるのを抑制する。また、低温起動時や後述する性能回復制御時に掃気ガスとしての空気を燃料電池1のアノードガス流路3に流す場合には、空気が空気供給流路9からバイパス流路35および水素ガス供給流路23に流れるように流路切替弁11を切り替えるとともに、排出弁31を開く。また、走行用モータ43の要求出力に応じてPDU41を制御するとともに、燃料電池1と蓄電装置45の電力分配を制御する。
とろこで、前述したように、燃料電池1の発電停止中に、燃料電池1の温度が氷点下以下にならず、燃料電池1の内部で生成水が凍結していない場合であっても、氷点下以上であり且つある所定温度(例えば10゜C)以下の温度を燃料電池1が発電停止中に一度でも経験すると、その後に燃料電池システムを起動した場合に、燃料電池1が安定状態に達しているにもかかわらず燃料電池1の出力が、前記所定温度以下を経験しないで起動したときの安定後の燃料電池1の出力と比較して低い場合がある。そして、この現象には、発電停止中に燃料電池1が経験した温度が低いほど出力低下の度合いが大きく、また、低出力側よりも高出力側の方が出力低下の度合いが大きいという傾向がある。
この出願の発明者はこの現象の原因を次のように推察するとともに、燃料電池1の性能回復に有効な対策を考えた。
燃料電池1の内部には発電停止前の発電の過程で生成された生成水が残っている場合があり、あるいは発電停止中に前記所定温度以下となったため燃料電池1が冷却され、燃料電池1内部の気体中の水分が凝縮して水となる場合がある。このようになると、これらの水が固体高分子電解質膜や、アノードおよびカソードの触媒層あるいは拡散層、あるいはこれら各層間の隙間に入り込み、フラッディング状態になっていることが予想される。特に、触媒層および拡散層は微細な細孔を有するので、この細孔に水が溜まると細孔から水がなかなか抜けない状況になることが予想される。このようにフラッディング状態になると、反応ガス(水素ガスおよび空気)の供給が阻害され、発電性能が低下することが予想される。
そこで、発明者は、このようになったときに燃料電池1の性能を回復させるためには、燃料電池1の内部に溜まっている水を積極的に且つ迅速に排出することが必要であると考えた。そして、その方法として、燃料電池1の内部に掃気ガスを流通させて燃料電池1内部を乾燥させる方法と、燃料電池1の出力を通常よりも増大させて自己発熱を促進し、燃料電池1内部の水を気化させて排出する方法を考えた。
以下、燃料電池システムの性能回復方法を具体的に説明する。
初めに、燃料電池システムの起動制御を図2のフローチャートに従って説明する。図2に示すフローチャートは、燃料電池システム起動制御ルーチンを示すものであり、この燃料電池システム起動制御ルーチンはECU70によって実行される。
まず、ステップS101において、発電停止中の燃料電池1の温度を連続的にあるいは一定時間毎に検出し、発電停止中に燃料電池1が経験した最低温度を記憶媒体に記憶する。最低温度は連続する発電停止期間の中で更新され、発電期間を挟んで次の発電停止期間に入ったときには、前回の発電停止期間中の最低温度はキャンセルされて、新たに最低温度を更新していく。なお、この実施例では外気温センサ51(または温度センサ39)により検出された温度を燃料電池1の温度と見なすが、燃料電池1に温度センサを設けて直接、燃料電池1の温度を検出してもよい。
次に、ステップS102に進み、イグニッションスイッチ53がONか否かを判定する。
ステップS102における判定結果が「NO」(OFF)である場合には、ステップS101に戻り、燃料電池温度の監視を続ける。
ステップS102における判定結果が「YES」(ON)である場合には、ステップS103に進み、燃料電池1に対する起動制御を開始する。
次に、ステップS104に進み、ステップS101において記憶媒体に記憶された燃料電池1の最低温度が、一度でも氷点下以上であって所定温度以下の温度になったか否かを判定する。換言すると、燃料電池1は発電停止中に一度でも氷点下以上であって所定温度以下の温度を経験したか否かを判定する。
ここで、前記所定温度は、氷点下以上であって、燃料電池1内の水分が、固体高分子電解質膜や、アノードおよびカソードの触媒層あるいは拡散層、あるいはこれら各層間の隙間に溜まりフラッディング状態になると予想される温度とし、具体的には、例えば5〜25゜Cに設定することができ、好ましくは5〜15゜Cに設定することができる。
ステップS104における判定結果が「NO」(所定温度以下の経験なし)である場合には、性能回復処理を実行する必要がないので、本ルーチンの実行を一旦終了する。つまり、この場合には、ステップS103において燃料電池1の起動制御を開始した後は、通常の処理を経て発電運転に移行する。
ステップS104における判定結果が「YES」(所定温度以下の経験あり)である場合には、ステップS105に進み、燃料電池1の出力が安定状態になっているか否かを判定する。燃料電池1の安定状態とは、燃料電池1の出力電圧が所定の一定値以上で安定していることをいう。
ステップS105における判定結果が「NO」(安定状態でない)である場合には、燃料電池1が安定状態となるまで現在の運転状態を維持して待機する。
ステップS105における判定結果が「YES」(安定状態)である場合には、ステップS106に進み、出力安定後の燃料電池1の性能が基準性能以上か否かを判定する。燃料電池1の性能は、燃料電池1への供給水素量に対する燃料電池1の出力電力に基づいて評価し、出力電力は電圧計97と電流計49の検出結果に基づいて算出する。基準性能は、発電停止中に燃料電池1が前記所定温度以下を経験しないで燃料電池1の発電を開始したときに出る性能を予め実験的に求めておき、これを基準性能としてもよいし、あるいは、発電停止前の前回発電時における発電性能を基準性能としてもよい。
ステップS106における判定結果が「YES」(基準性能より大)である場合には、既に基準性能を満たしており、性能回復処理を実行する必要がないので、本ルーチンの実行を一旦終了する。
ステップS106における判定結果が「NO」(基準性能より小)である場合には、ステップS107に進み、性能回復制御を実行して、本ルーチンの実行を一旦終了する。
なお、この実施例において、ECU70がステップS104の処理を実行することにより温度判定手段が実現され、ステップS105の処理を実行することにより安定状態判定手段が実現され、ステップS106の処理を実行することにより性能回復制御実施可否判定手段が実現され、ステップS107の処理を実行することにより性能回復制御手段が実現される。
次に、燃料電池システムの性能回復制御を図3および図4のフローチャートに従って説明する。
性能回復処理には、燃料電池1のアノードガス流路3とカソードガス流路5の少なくとも一方のガス流路に掃気ガスを流して性能回復を図る方法(以下、掃気法と称す)と、燃料電池1の出力を通常よりも上昇させて運転し性能回復を図る方法(以下、出力上昇法と称す)があり、いずれの方法を採用しても性能回復が可能である。ただし、車両に搭載した燃料電池システムの場合には、掃気法と出力上昇法いずれも実行可能に構成しておき、燃料電池システムの運転状況に応じて実行可能な方法を採用するのが好ましい。
初めに、掃気法による性能回復制御を説明する。
図1の燃料電池システム構成図に基づいて掃気手段を説明する。この実施例では、コンプレッサ7により加圧した空気を掃気ガスとし、この掃気ガスを燃料電池1のカソードガス流路5あるいはアノードガス流路3に流通させて行う。
カソードガス流路5に掃気ガスを流すときには、流路切替弁11によりバイパス流路35を閉塞し、空気を空気供給流路9を介して燃料電池1のカソードガス流路5に供給可能にし、圧力制御弁15を開く。これにより、コンプレッサ7の加圧空気が燃料電池1のカソードガス流路5を通過して圧力制御弁15から排出される。このときにはアノードガス流路3に掃気ガスは流れない。
アノードガス流路3に掃気ガスを流すときには、遮断弁25を閉ざし、流路切替弁11によりバイパス流路35を開通させ、空気を流路切替弁11からバイパス流路35に流し、水素ガス供給流路23を介して燃料電池1のアノードガス流路3に供給可能にし、排出弁31を開く。これにより、コンプレッサ7の加圧空気が燃料電池1のアノードガス流路3を通過して排出弁31から排出される。このときにはカソードガス流路5に掃気ガスは流れない。
この掃気手段による掃気を行うことで燃料電池1内部の水分を迅速に排出することが可能となり、燃料電池1の性能を回復することができる。また、次回の起動が氷点下起動になってしまうような場合にも燃料電池1内部での水の凍結を防ぐことが可能となり、低温起動性も向上する。
なお、この性能回復のための掃気は、アノードガス流路3とカソードガス流路5の両方に対して行ってもよいし、いずれか一方の流路のみ行うことも可能である。いずれか一方のガス流路を掃気する場合には、発電時に生成水が多く生じるカソードガス流路5を行うのが好ましい。また、両ガス流路3,5を掃気する場合には、初めにカソードガス流路5の掃気を行い、その後でアノードガス流路3の掃気を行うのが好ましい。
また、掃気ガスの温度が高い方が燃料電池1の内部が乾き易く効果的であるので、図示しない加熱手段(例えば、電気ヒータや触媒ヒータなど)を流路切替弁11の上流に設け、掃気ガスを加熱してもよい。
掃気法による性能回復制御を図3に示すフローチャートに従って説明する。なお、図3に示す掃気法による性能回復制御ルーチンはECU70によって実行される。
まず、ステップS201において、発電停止中に燃料電池1が経験した最低温度を読み込む。
次に、ステップS202に進み、ステップS201で読み込んだ最低温度に基づいて掃気時間を算出する。ここで、発電停止中における最低温度が低いほど燃料電池1内で凝縮する水の量が多くなると予想されるので、最低温度が低いほど掃気時間を長く設定する。逆に最低温度が高いほど掃気時間を短く設定する。これにより、掃気を行うためのエネルギー消費を低減することが可能となり、また、掃気による騒音の発生時間を短縮することが可能となる。
次に、ステップS203に進み、掃気運転が可能か否かを判定する。例えば、燃料電池1の発電停止中や、車両が信号待ち等したときに一時的に燃料電池1へのガス供給を停止するアイドリングストップ中や、蓄電装置45の電力だけで走行用モータ43を駆動し走行するEV走行中であれば、燃料電池1のガス流路に掃気ガスを流すことができるので掃気運転可能と判定する。一方、燃料電池1が発電運転をしている場合には掃気運転は不可能と判定する。これにより、掃気による燃料電池1の運転への影響を低減することが可能となる。
ステップS203における判定結果が「NO」(掃気運転不可)である場合には、掃気運転可能と判定されるまで待機する。
ステップS203における判定結果が「YES」(掃気運転可能)である場合には、ステップS204に進み、前述した掃気手段により掃気運転を実行する。
次に、ステップS205に進み、ステップS202において設定した掃気時間が経過したか否かを判定する。
ステップS205における判定結果が「NO」(掃気時間前)である場合には、ステップS203に戻り、掃気時間に達するまで掃気運転を継続する。この場合、例えば掃気運転をアイドルストップ中に実行していて、掃気時間が経過する前に車両が走行状態になって燃料電池1が発電運転に切り替わってしまったときには、次のアイドルストップとなったときに、残り時間の掃気運転を行う。
ステップS205における判定結果が「YES」(掃気時間経過)である場合には、ステップS206に進み、掃気運転を停止して、本ルーチンの実行を一旦終了する。
なお、この実施例においては、ECU70がステップS203の処理を実行することにより掃気可能判定手段が実現される。
次に、出力上昇法による性能回復制御を説明する。出力上昇法は、燃料電池1の出力を通常運転時の燃料電池出力よりも高くなるように制御し、出力上昇させることで自己発熱を促進して燃料電池温度を上昇させ、燃料電池1内部に残存している水分の蒸発を促進することで、燃料電池内部を流通するアノードガスやカソードガスの飽和水蒸気量を上昇させ、蒸発させた水分をガスとともに燃料電池1の外へ排出する。
したがって、出力上昇法によっても燃料電池1内部の水分を排出することが可能となり、燃料電池1の性能を回復することができる。また、次回の起動が氷点下起動になってしまうような場合にも燃料電池1内部での水の凍結を防ぐことが可能となるので、低温起動性も向上する。また、通常の発電運転を行いながらでも性能回復制御を行うことが可能となるので、早急に燃料電池1の性能回復を行うことができる。
出力上昇法による性能回復制御を図4に示すフローチャートに従って説明する。なお、図4に示す出力上昇法による性能回復制御ルーチンはECU70によって実行される。
まず、ステップS301において、発電停止中に燃料電池1が経験した最低温度を読み込む。
次に、ステップS302に進み、ステップS301で読み込んだ最低温度に基づいて燃料電池1の出力上昇値を算出する。ここで、この出力上昇値とは、通常運転時の燃料電池1の出力を基準にした出力増大量であり、発電停止中において最低温度が低いほど燃料電池1内で凝縮する水の量が多くなると予想されるので、最低温度が低いほど出力上昇値を大きく設定し、最低温度が高いほど出力上昇値を小さく設定する。これにより、出力上昇のためのエネルギー消費を低減することが可能となる。
次に、ステップS303に進み、ステップS302で算出した出力上昇値だけ上昇させた出力上昇運転を実行する。燃料電池1の出力上昇は、例えば、コンプレッサ7等の補機負荷を増大させたり、走行用モータ43の電源である蓄電装置45と燃料電池1の出力配分比を設定する際に蓄電装置45の出力配分を減少して燃料電池1の出力配分を増加させる、などの方法により実行する。
次に、ステップS304に進み、燃料電池1の性能を検出する。燃料電池1の性能は、燃料電池1への供給水素量に対する燃料電池1の出力電力に基づいて評価し、出力電力は電圧計97と電流計49の検出結果に基づいて算出する。
次に、ステップS305に進み、検出された燃料電池1の性能が、基準性能以上か否かを判定する。換言すると、燃料電池1の性能が回復したか否かを判定する。基準性能は、発電停止中に燃料電池1が前記所定温度以下を経験しないで燃料電池1の発電を開始したときに出る性能を予め実験的に求めておき、これを基準性能としてもよいし、あるいは、発電停止前の前回発電時における発電性能を基準性能としてもよい。
ステップS305における判定結果が「NO」(回復せず)である場合には、ステップS304に戻り、燃料電池1の出力上昇運転を継続する。
ステップS305における判定結果が「YES」(回復)である場合には、ステップS306に進み、燃料電池1の出力上昇運転を停止し、本ルーチンの実行を一旦終了する。
なお、この実施例においては、ECU70がステップS303の処理を実行することにより、燃料電池出力上昇制御手段が実現される。
以上説明するように、この実施例の燃料電池システムによれば、燃料電池1が発電停止中に燃料電池温度が所定温度以下を経験した場合には、掃気法あるいは出力上昇法による性能回復制御を行うので、燃料電池1内部に結露等により発生した水分を除去することが可能となり、燃料電池1の発電性能を基準値以上に確保することができる。
また、燃料電池1が安定状態に達した後の燃料電池1の性能に基づいて必要があると判断された場合に性能回復制御を行うので、発電停止中に燃料電池温度が所定温度以下になっても燃料電池内部に水が発生せず、発電性能が十分に確保されている場合には、性能回復制御の実行を回避することができる。したがって、不要なエネルギー消費を抑えることができる。
この発明に係る燃料電池システムの一実施例における概略構成図である。 前記実施例における燃料電池システムの起動制御を示すフローチャートである。 前記実施例の燃料電池システムにおいて掃気法による性能回復制御を示すフローチャートである。 前記実施例の燃料電池システムにおいて出力上昇法による第2の性能回復制御を示すフローチャートである。
符号の説明
1 燃料電池
3 アノードガス流路
5 カソードガス流路
39 温度センサ(温度検出手段)
47 (燃料電池性能検出手段)
49 (燃料電池性能検出手段)
51 外気温センサ(温度検出手段)

Claims (9)

  1. アノードガスとカソードガスを供給し発電をする燃料電池を有する燃料電池システムの性能回復方法であって、
    発電停止中の前記燃料電池の温度を検出する工程と、
    検出した燃料電池温度が氷点下より高い温度に設定された所定温度以下を経験したか否かを判定する工程と、
    前記燃料電池温度が所定温度以下を経験した場合に前記燃料電池の性能を回復させる性能回復制御を行う工程と、
    を有することを特徴とする燃料電池システムの性能回復方法。
  2. 前記燃料電池が安定状態に達したか否かを判定する工程と、
    前記安定状態に達した後の前記燃料電池の性能を検出する工程と、
    検出した前記燃料電池の性能に応じて前記性能回復制御が必要であるか否かを判定する工程と、
    をさらに有し、前記性能回復制御が必要であると判定した場合に該性能回復制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システムの性能回復方法。
  3. アノードガスとカソードガスを供給し発電をする燃料電池を有する燃料電池システムにおいて、
    発電停止中の前記燃料電池の温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段により検出された温度が氷点下より高い温度に設定された所定温度以下か否かを判定する温度判定手段と、
    前記温度判定手段の判定結果に基づいて前記燃料電池の性能を回復させる性能回復制御手段と、
    をさらに有することを特徴とする燃料電池システム。
  4. 前記燃料電池が安定状態に達したか否かを判定する安定状態判定手段と、
    前記安定状態判定手段により安定状態に達したと判定された後の前記燃料電池の性能を検出する燃料電池性能検出手段と、
    前記燃料電池性能検出手段により検出された燃料電池の性能に基づいて前記性能回復制御手段による性能回復が必要であるか否かを判定する性能回復制御実施可否判定手段と、
    をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の燃料電池システム。
  5. 前記燃料電池のアノードガス流路とカソードガス流路の少なくとも一方を掃気ガスで掃気を行う掃気手段を有し、前記性能回復制御手段は前記掃気手段であることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の燃料電池システム。
  6. 前記掃気手段によりアノードガス流路とカソードガス流路のいずれか一方を掃気する時間は、前記温度検出手段により検出された発電停止中の燃料電池温度に基づいて設定されることを特徴とする請求項5に記載の燃料電池システム。
  7. 前記燃料電池の運転状態に基づいて掃気が可能であるか否かを判定する掃気可能判定手段を有し、
    前記掃気可能判定手段により掃気が可能であると判定された際に前記掃気手段による掃気を行うことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の燃料電池システム。
  8. 前記燃料電池の出力を上昇させる燃料電池出力上昇制御手段を有し、前記性能回復制御手段は前記燃料電池出力上昇制御手段であることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の燃料電池システム。
  9. 前記燃料電池出力上昇制御手段により上昇させられる燃料電池出力は、前記温度検出手段により検出された発電停止中の燃料電池温度に基づいて設定されることを特徴とする請求項8に記載の燃料電池システム。
JP2007166003A 2007-06-25 2007-06-25 燃料電池システムとその性能回復方法 Expired - Fee Related JP5154846B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007166003A JP5154846B2 (ja) 2007-06-25 2007-06-25 燃料電池システムとその性能回復方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007166003A JP5154846B2 (ja) 2007-06-25 2007-06-25 燃料電池システムとその性能回復方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009004291A true JP2009004291A (ja) 2009-01-08
JP5154846B2 JP5154846B2 (ja) 2013-02-27

Family

ID=40320437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007166003A Expired - Fee Related JP5154846B2 (ja) 2007-06-25 2007-06-25 燃料電池システムとその性能回復方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5154846B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012059449A (ja) * 2010-09-07 2012-03-22 Nissan Motor Co Ltd 燃料電池システム
JP2015084342A (ja) * 2015-02-02 2015-04-30 東芝燃料電池システム株式会社 燃料電池発電システムおよび燃料電池発電システムにおける電気ヒータへの電力投入方法
WO2018047259A1 (ja) * 2016-09-07 2018-03-15 日産自動車株式会社 燃料電池システム及びその制御方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014209789A1 (de) 2013-10-31 2015-04-30 Hyundai Motor Company Verfahren zum wiederherstellen der leistung einer brennstoffzelle unter verwendung einer elektrodenumkehrung

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004193102A (ja) * 2002-11-25 2004-07-08 Honda Motor Co Ltd 燃料電池運転方法と燃料電池運転装置
JP2005141943A (ja) * 2003-11-04 2005-06-02 Toyota Motor Corp 燃料電池システム
JP2006244865A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Honda Motor Co Ltd 燃料電池システム
JP2006344588A (ja) * 2005-05-13 2006-12-21 Canon Inc 電子機器、その制御方法及びプログラム
JP2007052937A (ja) * 2005-08-15 2007-03-01 Toyota Motor Corp 燃料電池システム及びその運転方法
JP2007053051A (ja) * 2005-08-19 2007-03-01 Nissan Motor Co Ltd 燃料電池車両の制御装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004193102A (ja) * 2002-11-25 2004-07-08 Honda Motor Co Ltd 燃料電池運転方法と燃料電池運転装置
JP2005141943A (ja) * 2003-11-04 2005-06-02 Toyota Motor Corp 燃料電池システム
JP2006244865A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Honda Motor Co Ltd 燃料電池システム
JP2006344588A (ja) * 2005-05-13 2006-12-21 Canon Inc 電子機器、その制御方法及びプログラム
JP2007052937A (ja) * 2005-08-15 2007-03-01 Toyota Motor Corp 燃料電池システム及びその運転方法
JP2007053051A (ja) * 2005-08-19 2007-03-01 Nissan Motor Co Ltd 燃料電池車両の制御装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012059449A (ja) * 2010-09-07 2012-03-22 Nissan Motor Co Ltd 燃料電池システム
JP2015084342A (ja) * 2015-02-02 2015-04-30 東芝燃料電池システム株式会社 燃料電池発電システムおよび燃料電池発電システムにおける電気ヒータへの電力投入方法
WO2018047259A1 (ja) * 2016-09-07 2018-03-15 日産自動車株式会社 燃料電池システム及びその制御方法
KR20190034664A (ko) * 2016-09-07 2019-04-02 닛산 지도우샤 가부시키가이샤 연료 전지 시스템 및 그 제어 방법
CN109690851A (zh) * 2016-09-07 2019-04-26 日产自动车株式会社 燃料电池系统及其控制方法
US10693161B2 (en) 2016-09-07 2020-06-23 Nissan Motor Co., Ltd. Fuel cell system and method for controlling same
KR102155165B1 (ko) * 2016-09-07 2020-09-11 닛산 지도우샤 가부시키가이샤 연료 전지 시스템 및 그 제어 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP5154846B2 (ja) 2013-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106299416B (zh) 燃料电池系统
CN107086318B (zh) 燃料电池系统及燃料电池的扫气方法
KR101889141B1 (ko) 연료 전지 시스템에 있어서의 잔류수 소기 처리 방법 및 연료 전지 시스템
JP5309602B2 (ja) 燃料電池システム及びその運転方法
JP6126974B2 (ja) 燃料電池システム
JP5231750B2 (ja) 燃料電池システム
JP6705504B2 (ja) 燃料電池システム及びその制御方法
JP2009117385A (ja) 燃料電池システム
JP2007109615A (ja) 燃料電池システム及びその停止方法
JP2010108834A (ja) 燃料電池システム及び燃料電池システムの暖機完了判断方法
JP2008103228A (ja) 燃料電池システム
JP4964476B2 (ja) 燃料電池システムと燃料電池の起動方法
JP5154846B2 (ja) 燃料電池システムとその性能回復方法
JP5002955B2 (ja) 燃料電池システムとその運転停止方法
JP2009123613A (ja) 燃料電池システムおよび燃料電池システムの制御方法
JP2007220355A (ja) 燃料電池システムと燃料電池の低温起動方法
JP2009070576A (ja) 燃料電池システム及び劣化検出装置
JP2007026843A (ja) 燃料電池自動車およびその制御方法
JP4814493B2 (ja) 燃料電池システム
JP4309322B2 (ja) 燃料電池の起動方法
JP2008130358A (ja) 燃料電池システム
JP2008021448A (ja) 燃料電池システムおよび燃料電池の制御方法
JP2007172843A (ja) 燃料電池システム及びその起動方法
JP2009076261A (ja) 燃料電池システム及びその起動方法
JP2015216084A (ja) 燃料電池システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120529

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120531

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120814

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121012

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121206

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151214

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5154846

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees