JP2009003399A - 樹脂製装飾テンプル、及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】芯金を有する樹脂製テンプルに精密且つ立体的な装飾を安価に簡単に施す事。
【解決手段】
所定形状に形成された眼鏡用樹脂製テンプル(10)にテンプル芯金(20)を挿入又は/及び固定した後、噴射加工法により前記芯金を現出させ且つ前面から見てテンプル後方の背景が視認出来る様に前記樹脂製テンプル(10)に少なくとも一つ以上の貫通孔(30,31,32)を設けるように形成した。
【選択図】図1
【解決手段】
所定形状に形成された眼鏡用樹脂製テンプル(10)にテンプル芯金(20)を挿入又は/及び固定した後、噴射加工法により前記芯金を現出させ且つ前面から見てテンプル後方の背景が視認出来る様に前記樹脂製テンプル(10)に少なくとも一つ以上の貫通孔(30,31,32)を設けるように形成した。
【選択図】図1
Description
本発明は、樹脂製の装飾テンプル及びその製造方法に関する。
従来より、眼鏡のテンプルは大別すると金属製のテンプルと金属製の芯金により補強された樹脂製のテンプルが用いられてきた。しかしその中でも樹脂製のテンプルに於いては材質が弱い事もあり立体的な装飾が施される事は少なかった。その中でも、例えば本発明に比較的近い技術として、樹脂テンプル部分に貫通孔を設けた技術として、登録実用新案第3077450号や、実開平04−55019号が過去に提案されている。
しかしながら、上記登録実用新案第3077450号に於いては、芯金の無い場所、例えば、モダンの先端等に貫通孔を設け立体的な装飾を施してあるが、装飾場所が限定されてしまい自由に装飾模様が付けられなかった。
又、上記実開平04−55019号に於いては、芯金を太くして中を加工しなければならず、加工も大変で非常に高価に付いた。又、細い芯金が殆どであるので、その場合は使用できない事になってしまい限られた物にしか使用できなかった。
上記課題を解決する為に、先ず、中心に芯金を有する眼鏡用樹脂製テンプルであって、前記芯金を現出させ且つ前面から見てテンプル後部の背景を視認出来る様な貫通孔を少なくとも一つ以上設けた樹脂製装飾テンプルの提供を図った。
その装飾樹脂テンプルを作る方法として、樹脂テンプルに芯金を固着した状態の場合からの製造方法として、所定形状に形成された眼鏡用樹脂製テンプルにテンプル芯金を挿入又は/及び固定した後、噴射加工法により前記芯金を現出させ且つ前面から見てテンプル後部の背景が視認出来る様に前記樹脂製テンプルに少なくとも一つ以上の貫通孔を設けた方法を採った。
次に、樹脂テンプルに芯金を脱着可能な状態にしてある場合の製造方法としては、所定形状に形成された眼鏡用樹脂テンプルに芯金素型等で芯穴を設け、該芯穴を部分的に含む様に貫通孔を前記樹脂テンプルに少なくとも一つ以上設け、しかる後テンプル芯金を前記芯穴に挿入し、前記芯金を前記貫通孔に現出させ且つ前面から見てテンプル後部の背景を視認出来る様にした方法を採った。
本発明により、芯金を有する樹脂製テンプルに、芯金を装飾模様として利用して、立体的な装飾模様を簡単にしかも精密に設ける事が出来る事となった。デザインの幅広い応用が可能になった。しかも費用も安価に出来上がる。
以下、図により実施の形態を実施例により説明する。
図1は本発明の実施例1の樹脂製装飾テンプル10の正面図である。やや幅広の又は幅広部分を有する樹脂製テンプル10のほぼ中心には芯金20が補強と樹脂の塑性変形を維持させる為に設けられている。そしてその芯金を部分的21,22,23に現出又は露出させ、図2の様に、テンプル10の後方の背景Hが見える様に少なくとも一つ以上の貫通孔30,31,32が穿設されている。ここでこの樹脂製テンプル10は透明、半透明、又は不透明のいずれであっても良い。特に不透明の場合は宙に芯金が浮いているように見えて面白い装飾効果が得られる。今迄に無い立体的な変化に富む装飾テンプルが出来上がった。
現在の所、樹脂製テンプルに芯金を挿入する方法は、シート材又は射出成形によるテンプル形成のいずれに於いても、大別すると二つの方法により行われている。第一の方法は、樹脂製テンプルに芯金を挿入して固着して置く方法と、第二の方法は、樹脂製テンプルに芯金素型等で芯穴を設け研磨等の終了後に出荷用の芯金を取り外し可能に取り付ける方法がある。先ず、以下、第一の場合の実施方法を実施例2として説明し、第二の場合の実施方法を実施例3として説明する。
図3〜7は本発明の請求項3に関連する実施例2の説明図であり、先ず、所定形状に形成された眼鏡用樹脂製テンプル10aに芯金20aが図4の様に挿入され固着された状態、又は図5の様に樹脂シート材11、11aが張り合わされた中に固着された状態に用意される。そして、それから、そのままで、図6の様に噴射加工法(Blasting)を用いた装置Fにより模様を切り抜いて、テンプル芯金21a,22a,23aを現出させ、貫通孔30a,31a,32aを設ける。
ここで噴射加工法(Blasting)とは、サンドブラスト、ショットブラスト、粒子と流体を共に噴射する液体ホーニング、液体ジェット加工、アブレシブジェット加工法等の中から、芯金に傷をつけない方法で加工される事が好ましい。
ぞして、図7の様に、芯金20aが21a,22a,23aのように現出し、素通しの模様が立体的に形成される。ここで、芯金21aに彫刻等の装飾を用いても良い。
そして、図8〜10は本発明の請求項4に関連する実施例3の説明図であり、この場合芯金素型40等により後で挿入する芯金とほぼ同じ形状大きさの芯穴28を形成しておく。これは従来より行われている方法である。そして、図9の様に、噴射加工法又はレーザー加工法、切削加工法等を用い前記芯穴28を一部含む様にして貫通孔30b、31b、32bを設ける。
そして、図10のように芯金20cを挿入し、固定するか又はテンプル後端部を折り曲げて耳掛け部分を作る事により芯金は抜けなくなる。そうしてフロント枠と組み付けて完成する事になる。勿論この他に研磨工程等もあるが本発明と関係が無いので省略する。
又、図11のように、貫通孔30c、31cがテンプル上下端部から中心に向かい湾入する様になっていても良く、その場合の製造方法等も上述した方法と同じ方法で可能である。
本発明により、眼鏡の樹脂製フレームのデザインの枠が大いに広がり、通常枠、サングラス枠、共に大いなる広がりが期待出来る。
10、樹脂製テンプル
20、芯金
21,22,23、現出芯金
28、芯穴
30,31,32、貫通孔
40、芯金素型
F,噴射加工装置
H,背景
20、芯金
21,22,23、現出芯金
28、芯穴
30,31,32、貫通孔
40、芯金素型
F,噴射加工装置
H,背景
Claims (4)
- 中心に芯金を有する眼鏡用樹脂製テンプルであって、前記芯金を現出させ且つ前面から見てテンプル後方の背景を視認出来る様な貫通孔を少なくとも一つ以上設けた事を特徴とする樹脂製装飾テンプル。
- 前記貫通孔が噴射加工法により設けられた事を特徴とする請求項1記載の樹脂製装飾テンプル。
- 所定形状に形成された眼鏡用樹脂製テンプルにテンプル芯金を挿入又は/及び固定した後、噴射加工法により前記芯金を現出させ且つ前面から見てテンプル後方の背景が視認出来る様に前記樹脂製テンプルに少なくとも一つ以上の貫通孔を設けた事を特徴とする樹脂製装飾テンプルの製造方法。
- 所定形状に形成された眼鏡用樹脂テンプルに芯金素型等で芯穴を設け、該芯穴を部分的に含む様に貫通孔を前記樹脂テンプルに少なくとも一つ以上設け、しかる後テンプル芯金を前記芯穴に挿入し、前記芯金を前記貫通孔に現出させ且つ前面から見てテンプル後方の背景を視認出来る様にした事を特徴とする樹脂製装飾テンプルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007191414A JP2009003399A (ja) | 2007-06-25 | 2007-06-25 | 樹脂製装飾テンプル、及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007191414A JP2009003399A (ja) | 2007-06-25 | 2007-06-25 | 樹脂製装飾テンプル、及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009003399A true JP2009003399A (ja) | 2009-01-08 |
Family
ID=40319794
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007191414A Pending JP2009003399A (ja) | 2007-06-25 | 2007-06-25 | 樹脂製装飾テンプル、及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009003399A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102017114687A1 (de) * | 2017-05-18 | 2018-11-22 | Aurelien Mierswa | Verfahren zum Herstellen von Brillenbügel mit einer Seele, die Rohlinge der Brillenbügel hergestellt in einem additiven Herstellungsprozess, wie zum Beispiel Selektives Laser Sintern (SLS-"Drucken") und dargestellt hergestellte Brillenbügel |
-
2007
- 2007-06-25 JP JP2007191414A patent/JP2009003399A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102017114687A1 (de) * | 2017-05-18 | 2018-11-22 | Aurelien Mierswa | Verfahren zum Herstellen von Brillenbügel mit einer Seele, die Rohlinge der Brillenbügel hergestellt in einem additiven Herstellungsprozess, wie zum Beispiel Selektives Laser Sintern (SLS-"Drucken") und dargestellt hergestellte Brillenbügel |
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