JP2009002848A - ナビゲーション装置及び経路案内方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】今回設定された誘導経路(b1)の過去の誘導経路(a1)で経由した二地点間の区間N7-S1うちの、過去の誘導経路(a1)と重ならない部分503を第2の表示色で描画し、他部分501、502を第1の表示色で描画する。また、過去の誘導経路(a1)のうちの、今回設定された誘導経路(b1)の第2の表示色で描画した部分で代替された部分503を参考ルート図形3031として第3の表示色で描画する(b3)。
【選択図】図5
Description
そこで、本発明は、ユーザに不安感を与えないように、目的地までの経路を案内することを課題とする。
図1に、本実施形態に係るナビゲーションシステムの構成を示す。
ナビゲーションシステムは、自動車に搭載されるシステムであり、図示するように、ナビゲーション装置1と、操作部2と、表示装置3と、車両状態センサ4と、GPS受信機5と、交通情報受信機6を備えて構成される。ここで、車両状態センサ4は、角加速度センサや地磁気センサなどである方位センサや、車速パルスセンサなどである車速センサなどの各種車両状態を検出する各種センサである。また、交通情報受信機6は、VICS受信機などの、渋滞、事故、規制などの交通情報を受信する受信機である。
図示するように、地図データは、地図データのバージョン等を記述した管理データ、路線データ、地図を表す基本地図データとを含んで構成される。
そして、路線データは、各道路毎に設けられた路線レコードを有し、各路線レコードには、道路の識別子である路線番号や、各道路の高速道路、国道、県道などの路線種別や、各道路の路線名称が記述される。
そして、基本地図データは、道路ネットワークを表す道路ユニットと、地図に含まれる道路以外の描画オブジェクト(地名や地形図形等)を表す描画ユニットとを有する。
ここで、道路網データでは、交差点を表すノードと、ノード間を連結するリンクの集合として道路網を定義している。
そして、道路ユニットは、ノード毎に設けられたノードデータと、リンク毎に設けられたリンクデータとを有する。
また、各ノードデータには、対応するノードの識別子となるノード番号、対応するノードの属する路線の路線番号を示す所属路線番号、対応するノードの各種属性を表すノード属性、対応するノードが主要な交差点に対応するノードであるかどうかを表す主要ノード有無、対応するノードの位置を表すノード座標、ノード接続情報とを含み、ノード接続情報には、対応するノードに接続するリンクのリンク番号を表す接続リンク番号と、対応するノードに一本のリンクを介して接続する他のノードのノード番号を表す接続ノード番号が登録される。
すなわち、現在状態算出部12は、車両状態センサ4やGPS受信機5の出力から推定される現在位置に対して、記憶装置11から読み出した地図データが示す前回決定した現在位置の周辺の地図とのマップマッチング処理などを施して、現在位置として最も確からしい座標と、現在の進行方向として最も確からしい方向とを、それぞれ現在位置、現在進行方位として決定し、メモリ15に設定する。
図示するように、誘導履歴データには、誘導履歴データの保存日時と、経路データが表す出発地の座標と、誘導経路上の各ノードのノード番号#xxxnnnと、目的地の座標とが登録されている。ここで、誘導経路上の各ノードのノード番号は、誘導経路上の順序に従って、より出発地に近い順に登録される。
以下、このようなルート図形303を描画するために行う案内画像生成部17の誘導経路描画処理について説明する。
図4に、この誘導経路描画処理の手順を示す。
図示するように、この処理では、メモリ15に設定されている誘導経路の経路データを参照し、誘導経路の出発地と、誘導経路上の各ノードと、誘導経路の目的地とを、経由ポイントとして抽出する(ステップ402)。ただし、誘導履歴データに出発地と目的地と共に主要ノードのノード番号のみを登録している場合には、経由ポイントとして抽出する誘導経路上のノードは、誘導経路上の主要ノードのみとする。
なお、ステップ410、414において、対象誘導履歴データにおいて、第1ポイントが第2ポイントよりも目的地側のノードまたは目的地として登録されている場合には、対象誘導履歴データが示す第2ポイントから第1ポイントに向かう経路を逆に辿る経路を、対象誘導履歴の第1ポイントと第2ポイント間の経路とする。
また、対象誘導履歴データが示す経路上の第3種区間を第3表示色で参考ルート図形3031として描画する(ステップ418)。
そして、処理を終了する。
以上、案内画像生成部17の行う誘導経路描画処理について説明した。
以下、このような誘導経路描画処理の処理例を図5に示す。
いま、過去に、a1のように、地点s1を出発地、地点s2を目的地とし、ノードN1、N2、N3、N4、N5、N6、N7、N8を順次経由して、s1からs2に至る誘導経路が設定されたものとする。
この場合、このa1の誘導経路に沿った走行が行われると、記憶装置11には、a2に示すように、s1-N1-N2-N3-N4-N5-N6-N7-N8-s2と辿る経路を表す誘導履歴データが保存される。
そして、a2に示す経路を表す誘導履歴データが保存された後に、b1に示すように、地点s3を出発地、地点s1を目的地として、N11、N7、N6、N5、N12、N4、N3、N2、N1を順次経由して、s3からs1に至る誘導経路が設定された場合、経由ポイントとしてs3、N11、N7、N6、N5、N12、N4、N3、N2、N1、s1が抽出される(ステップ402)。
一方、b2に示すように、a2に示す誘導履歴データが示す経路の第1ポイントN7-第2ポイントs1間の区間のうち、b1に示す誘導経路と重ならない部分N5-N4が第3種区間に設定される(ステップ414)。
そして、b3に示すように、誘導経路を表すルート図形303の第1種区間とされた部分s3-N5の部分501と、N4-s1の部分502が第1の表示色で描画され、誘導経路を表すルート図形303の第2種区間とされたN5-N12-N4の部分503が第2の表示色で描画される(ステップ416)。
このように描画されたルート図形303によれば、ユーザが過去の誘導経路に従って走行した道路区間を逆方向に辿る経路を代替する経路に用いる道路区間である第2種区間に、誘導経路によって誘導する場合に、ユーザに対して、当該第2種区間を明示することにより、当該第2種区間において、過去の誘導経路を逆方向に辿る経路とは異なる経路を進むことを認知せしめ、ユーザが当該第2種区間の走行に対して不安を感じないようにすることができる。また、参考ルート図形3031によって、当該第2種区間で代替する、往路の誘導経路上の道路区間との関係を、ユーザが把握できるようになる。
そして、c3に示すように、誘導経路を表すルート図形303の第1種区間とされたs1-N4の部分511と、N5-N7の部分512が第1の表示色で描画され、誘導経路を表すルート図形303の第2種区間とされたN4-N12-N5の区間の部分513と、N7-s2の部分514が第2の表示色で描画される(ステップ416)。
このようなルート図形303の描画によれば、ユーザが過去の誘導経路に従って走行した道路区間を辿る経路を代替する経路に用いる道路区間である第2種区間に、誘導経路によって誘導する場合に、ユーザに対して、当該第2種区間を明示することにより、当該第2種区間において、過去の誘導経路を逆方向に辿る経路とは異なる経路を進むことを認知せしめ、ユーザが当該第2種区間の走行に対して不安を感じないようにすることができる。また、参考ルート図形3031から、ユーザが、当該第2種区間で代替する、過去の誘導経路上の道路区間との関係を把握できるようになる。
以上のように、本実施形態によれば、今回の誘導経路上の二地点を通る過去の誘導経路で当該二地点間の経路として用いていない道路区間を第2種区間として、今回の誘導経路によって誘導する場合に、ユーザに対して、当該第2種区間を明示することにより、前記二地点間の経路として、今回は当該第2種区間において過去と異なる経路を進むことを認知せしめ、ユーザが当該道路区間の走行に対して不安を感じないようにすることができる。た、参考ルート図形3031によって、ユーザに対して、当該第2種区間で代替する、過去の誘導経路上の道路区間との関係を、ユーザが把握できるようになる。
また、本実施形態は、ルート図形303や参考ルート図形3031で示す誘導履歴データが示す過去の誘導経路との関係を、誘導経路の、出発地と目的地が同じ過去の誘導経路との関係のみとするようにしてもよい。すなわち、この場合には、図4に示した誘導経路描画処理の、ステップ402において誘導経路の経路データを参照し、誘導経路の出発地と、誘導経路の目的地とを抽出し、ステップ404において、抽出した出発地が出発地として、抽出した目的地が目的地として登録された保存日時が最近の誘導履歴データを探索し、ステップ408において抽出した出発地を第1ポイント、抽出した目的地側を第2ポイントに設定し、探索した誘導履歴データを対象誘導履歴データに設定するようにすればよい。
また、以上の実施形態は、参考ルート図形3031は、図3bに示すように、これを描画しないようにしてもよい。また、図3bに示すように、ルート図形303の第2種区間の両端の位置に、過去の誘導経路と経路が異なる区間の始終点であることを表すマーク3032を描画するようにしてもよい。
Claims (7)
- 自動車に搭載されるナビゲーション装置であって、
現在位置を算定する現在位置算定手段と、
目的地に至る経路を誘導経路として設定する誘導経路設定手段と、
現在位置周辺の地図上に、現在位置と前記誘導経路とを描画した経路案内画像を表示する経路案内手段と、
過去に走行された誘導経路の経路を表す誘導履歴データを保持する誘導履歴保持手段とを有し、
前記経路案内手段は、前記誘導経路上の二地点を含む経路を表す誘導履歴データが存在する場合に、前記誘導経路の前記二地点間の経路として用いられる道路区間の、前記存在した誘導履歴データが示す経路において前記二地点間の経路として用いられる道路区間との共通の部分と共通でない部分とを検出し、検出した共通でない部分に相当する誘導経路上の区間を識別可能な形態で、前記誘導経路を前記地図上に描画することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1記載のナビゲーション装置であって、
前記経路案内手段は、前記誘導経路の出発地と目的地とを前記二地点とし、前記誘導経路の出発地を目的地とし、前記誘導経路の目的地を出発地とする経路を表す誘導履歴データが存在する場合に、前記誘導経路として用いられる道路区間の、前記存在した誘導履歴データが示す経路として用いられる道路区間との共通の部分と共通でない部分とを検出し、検出した共通でない部分に相当する誘導経路上の区間を識別可能な形態で、前記誘導経路を前記地図上に描画することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1記載のナビゲーション装置であって、
前記経路案内手段は、前記誘導経路の出発地と目的地とを前記二地点とし、前記誘導経路と出発地を出発地とし、前記誘導経路の目的地を目的地とする経路を表す誘導履歴データが存在する場合に、前記誘導経路として用いられる道路区間の、前記存在した誘導履歴データが示す経路として用いられる道路区間との共通の部分と共通でない部分とを検出し、検出した共通でない部分に相当する誘導経路上の区間を識別可能な形態で、前記誘導経路を前記地図上に描画することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1、2または3記載のナビゲーション装置であって、
前記経路案内手段は、前記誘導経路の前記検出した共通でない部分に相当する誘導経路上の区間を、前記誘導経路の前記検出した共通の部分に相当する誘導経路上の区間と、異なる形態で前記地図上に描画することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1、2、3または4記載のナビゲーション装置であって、
前記経路案内手段は、前記誘導経路の前記検出した共通でない部分と、前記誘導経路の前記検出した共通の部分との境界を示す図形を前記地図上に描画することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1、2、3、4または5記載のナビゲーション装置であって、
前記経路案内手段は、前記存在した誘導履歴データが示す経路の前記二地点間の経路として用いられる道路区間の、前記誘導経路の前記二地点間の経路として用いられる道路区間と共通でない部分を、前記地図上に描画することを特徴とするナビゲーション装置。 - 自動車に搭載されるナビゲーション装置において、目的地に至る経路を誘導経路として案内する経路案内方法であって、
現在位置を算定する現在位置算定ステップと、
目的地に至る経路を誘導経路として設定する誘導経路設定ステップと、
現在位置周辺の地図上に、現在位置と前記誘導経路とを描画した経路案内画像を表示する経路案内ステップと、
走行された誘導経路の経路を表す誘導履歴データを記憶する誘導履歴記憶ステップとを有し、
前記経路案内ステップにおいて、前記誘導経路上の二地点を含む経路を表す誘導履歴データが存在する場合に、前記誘導経路の前記二地点間の経路として用いられる道路区間の、前記存在した誘導履歴データが示す経路において前記二地点間の経路として用いられる道路区間との共通の部分と共通でない部分とを検出し、検出した共通でない部分に相当する誘導経路上の区間を識別可能な形態で、前記誘導経路を前記地図上に描画することを特徴とする経路案内方法。
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