JP2008096865A - 地図データ生成方法及び地図表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】道路名称の冗長性ある表示を抑制した地図を生成する「地図データ生成方法及び地図表示装置」を提供する。
【解決手段】単一の路線を形成する進行方向が逆方向の道路301と道路302について各々独立した道路として定義されている場合、これら二つの道路301、302については、道路毎の道路名称"I-20-BL W"311と"I-20-BL E"(b)は表示せずに、これら二つの道路301と道路302の間に、当該二つの道路301と302の道路名称として、道路301と道路302の道路名称の共通部分"I-20-BL"313を表示する(a)。
【選択図】図3

Description

本発明は、道路名称の表示を含む地図を生成する技術に関するものである。
従来より、道路名称の表示を含む地図を生成する技術としては、道路網を表す地図データに基づいて、道路網と、道路網を構成する各道路の道路名称とを表した道路地図を生成する技術が知られている(たとえば、特許文献1)。
特許第3494718号公報
道路網を表す地図データにおいて、一つの路線を形成する上り方向の道路と下り方向の道路が、それぞれ独立した道路として表現されることがある。そして、このような場合に、各道路に対して道路名称を表すと、一つの路線に対して上り方向の道路についての道路名称と下り方向の道路についての道路名称との二つの道路名称が重複して、道路地図中に表されてしまうことになる。
そして、このような道路名称の冗長性ある表示のために道路地図が煩雑となって、その視認性が劣化したり、道路地図中に配置スペースを確保できなくなって道路名称を道路地図中に表すことができない道路が発生してしまうことがある。
そこで、本発明は、道路名称の冗長性ある表示を抑制した地図を生成することを課題とする。
前記課題達成のために、本発明は、道路網を形成する各道路と当該各道路の道路名称を定義する道路網データに基づいて、道路名称の表示を含む道路地図を規定する地図データを生成する地図データ生成方法として、前記道路網データが定義する道路のうち、同じ路線を形成する他の道路が当該道路網データによって定義されていない道路の各々について、当該道路の前記道路網データが定義する道路名称を、前記道路地図に表示を含める道路名称である表示対象道路名称として選定すると共に、前記道路地図上の当該道路近傍の位置を当該選定した表示対象道路名称の配置位置とし、選定した表示対象道路名称と当該表示対象道路名称の前記配置位置とを規定するデータを前記地図データに含める第1のステップと、前記道路網データが定義する各道路のうち、同じ路線を形成する他の道路が当該道路網データによって定義されている道路の組であって、形成する路線が同じ道路の組の各々について、当該組内の道路について共通に用いる単一の道路名称を、当該組内の道路の前記道路網データが定義する道路名称に基づいて、前記表示対象道路名称として生成すると共に、前記道路地図上の当該組内の道路近傍の位置を当該生成した表示対象道路名称の配置位置とし、生成した表示対象道路名称と当該表示対象道路名称の前記配置位置とを規定するデータを前記地図データに含める第2のステップとを有する地図データ生成方法を提供する。
このような地図データ生成方法によれば、一つの路線を形成する上り方向の道路と下り方向の道路が、それぞれ独立した道路として道路網データによって定義されている場合でも、これら一つの路線を形成する二つの道路に対して、単一の道路名称が表されるように地図データを生成することができる。よって、道路地図における道路名称の冗長性ある表示を抑制することができるようになる。
ここで、このような地図データ生成方法は、請前記第2のステップにおいて、前記道路地図上の前記表示対象道路名称を生成した組内の道路の間の位置を、当該生成した表示対象道路名称の配置位置とするようにしてもよい。
このように道路名称を配置することにより、一つの路線を形成する上り方向の道路と下り方向の二つ道路に対する一つの道路名称を、当該二つの道路双方の近傍に配置することができると共に、道路地図上のスペースの有効利用を図ることができる。
また、前記課題達成のために、本発明は、道路網を形成する各道路と当該各道路の道路名称を定義する道路網データに基づいて道路地図を表示する地図表示装置を、前記道路網データに基づいて前記道路網を形成する各道路を前記道路地図上に描画する道路描画部と、前記道路網データに基づいて前記道路地図上に道路名称を描画する道路名称描画部とより構成したものである。ただし、前記道路名称描画部は、前記道路網データが定義する道路のうち、同じ路線を形成する他の道路が当該道路網データによって定義されていない道路の各々について、当該道路近傍の位置に、当該道路の前記道路網データが定義する道路名称を描画する第1道路名称描画手段と、前記道路網データが定義する各道路のうち、同じ路線を形成する他の道路が当該道路網データによって定義されている道路の組であって、形成する路線が同じ道路の組の各々について、当該組内の道路について共通に用いる単一の道路名称を、当該組内の道路の道路名称に基づいて表示道路名称として生成し、前記道路地図上の当該組内の道路近傍の位置に当該生成した表示道路名称を描画する第2道路名称描画手段とより構成されるものである。
このような地図表示装置によれば、一つの路線を形成する上り方向の道路と下り方向の道路が、それぞれ独立した道路として道路網データによって定義されている場合でも、これら一つの路線を形成する二つの道路に対して、単一の道路名称を道路地図上に表示することができる。よって、道路地図における道路名称の冗長性ある表示を抑制することができるようになる。
なお、このような地図表示装置は、前記道路名称描画部の前記第2道路名称描画手段において、前記道路地図上の前記表示道路名称を生成した組内の道路の間の位置に、当該生成した表示道路名称を描画するようにしてもよい。
このように道路名称を配置することにより、一つの路線を形成する上り方向の道路と下り方向の二つ道路に対する一つの道路名称を、当該二つの道路双方の近傍に配置して表示することができると共に、道路地図上のスペースの有効利用を図ることができる。
以上のように、本発明によれば、道路名称の冗長性ある表示を抑制した地図を生成することができる。
以下、本発明の実施形態を説明する。
図1に、本実施形態に係る表示地図データ生成システムの構成を、米国国内の地図を取り扱う場合を例にとり示す。
図示するように表示地図データ生成システムは、地図データ記憶部1と、表示地図データ作成部2と、表示地図データベース3とを備えている。
ここで、地図データ記憶部1には、地図データが記憶されており、地図データは、対象地域の地形を定義する地形データと、対象地域の道路網を定義する道路網データとを含む。そして、道路網データは、道路網を構成する道路毎に設けられた道路レコードを有し、各道路レコードは、その道路の各種属性を表す道路属性データと、その道路の形状と配置を表す道路座標データを含む。また、各道路属性データには、その道路の種別を表す道路種別と、2条線有無と、その道路の道路名称が記述される。ここで、一つの路線を形成する上り方向の道路と下り方向の道路を、それぞれ独立した道路として各々に対して設けた道路レコードの道路属性データの2条線有無には2条線が登録され、他の道路レコードの道路属性データには非2条線が登録される。
次に、表示地図データベース3には、n個の地図縮尺範囲に各々対応して設けられた第1縮尺用表示地図データから第n縮尺用表示地図データまでのn個の表示地図データが登録される。ここで、これらn個の表示地図データは、地図の表示を行う各種地図表示装置において、所望の地図縮尺の地図を表す地図画像を描画、表示するために用いられるものである。すなわち、第i縮尺用表示地図データは、i番目の地図縮尺範囲内の地図縮尺の地図を表示する場合に、地図表示装置が当該地図を表すものとして描画、表示する地図画像を規定するものであり、地形描画データと、道路描画データと、道路名称描画データを含む。ここで、地形描画データは、地図画像中に地形を表現するために描画する図形の形状と形態と配置を規定するものであり、道路描画データは、地図画像中に道路を表現するために描画する図形の形状と形態と配置を規定するものであり、道路名称描画データは、地図画像中に道路名称を表現するために描画する文字列の内容や形態や配置を規定するものである。
そして、表示地図データ作成部2は、地図データ記憶部1に記憶された地図データから、第1縮尺用表示地図データから第n縮尺用表示地図データまでのn個の表示地図データを作成して表示地図データベース3に格納するものである。
ここで、表示地図データ作成部2は、第i縮尺用表示地図データの作成を次のように行う。
すなわち、表示地図データ作成部2は、まず、地図データの地形データに基づいて、対象地域の地形を、i番目の地図縮尺範囲内の地図縮尺の地図上でどのような図形でどのように表すかを算定し、算定した図形の形状と形態と配置を表す地形描画データを作成し、表示地図データベース3に第i縮尺用表示地図データの地形描画データとして格納する。そして次に、地図データの道路網データの各道路レコードの道路形状データに基づいて、対象地域の道路を、i番目の地図縮尺範囲内の地図縮尺の地図上でどのような図形でどのように表すかを算定し、算定した図形の形状と形態と配置を表す道路描画データを作成し、表示地図データベース3に第i縮尺用表示地図データの道路描画データとして格納する。
そして、表示地図データ作成部2は、第i縮尺用表示地図データの道路名称描画データを作成するために、各道路種別を、より基幹側となる道路の道路種別の順(たとえば、インターステート、国道(US Highway)、州道、その他の道路の順)に、順次、処理対象道路種別としながら、処理対象道路種別が道路属性データに登録されている道路レコードを対象とする、道路名称データ作成処理を行う動作を行う。すなわち、表示地図データ作成部2は、たとえば、まず、インターステートを処理対象種別とする道路名称データ作成処理を行い、インターステートを処理対象種別とする道路名称データ作成処理が終了したならば、次に、国道を処理対象種別とする道路名称データ作成処理を行うといったように、より基幹側となる道路の道路種別の順に各道路種別についての道路名称データ作成処理を行う。
図2に、この道路名称データ作成処理の手順を示す。
図示するように、この処理では、まず、しきい値Thよりも、i番目の地図縮尺範囲内の最小縮尺が大きいかどうかを調べる(ステップ202)。ここで、しきい値Thは、第i縮尺用表示地図データによって規定される地図画像上に道路名称を表示するスペースを余裕をもって充分に確保できる地図縮尺を表す値として設定する。
そして、しきい値Thよりも、i番目の地図縮尺が大きい場合には(ステップ202)、処理対象道路種別の道路種別が道路属性データに登録されている道路レコードの各々について、道路レコードの道路属性に登録されている道路名称を、i番目の地図縮尺範囲内の地図縮尺の地図上でどのように表すかを算定し、当該道路名称を表す文字列とその形態や配置を表す描画データを作成し、表示地図データベース3に第i縮尺用表示地図データの道路名称描画データとして格納する(ステップ226)。そして、この対象道路種別についての道路名称作成処理を終了する。
ここで、このステップ226では、道路名称を表す文字列の道路を表す図形と垂直な方向すなわち道路に沿った方向と垂直な方向の配置位置として、現在の処理対象道路種別がインターステートまたは国道である場合には、道路描画データが表す、当該道路名称が道路属性に登録されている道路レコードの道路を表す図形側部の位置を設定し、現在の処理対象道路種別が他の道路種別である場合には、当該道路を表す図形上の位置を設定する。また、道路名称を表す文字列の道路を表す図形に沿った方向すなわち道路に沿った方向の位置は、所定の基準に従って1または複数設定する。複数設定する場合には、たとえば、道路に沿って一定間隔で道路名称が配置されるように、配置位置を複数設定する。
ここで、このようにして定まる道路名称を表す文字列の配置位置を、便宜上以下では「標準配置位置」と呼ぶことにする。
一方、しきい値Thよりも、i番目の地図縮尺が大きくない場合には(ステップ202)、処理対象道路種別の道路種別が道路属性データに登録されている道路レコードのうちから、2条線有無に2条線が登録されている道路レコードを抽出してリストに登録する(ステップ204)。そして、処理対象道路種別の道路種別が道路属性データに登録されている道路レコードのうちの、リストに登録しなかった各道路レコードの各々について、道路レコードの道路属性に登録されている道路名称を、i番目の地図縮尺範囲内の地図縮尺の地図上でどのように表すかを算定し、当該道路名称を表す文字列とその形態や配置を表す描画データを作成し、表示地図データベース3の第i縮尺用表示地図データの道路名称描画データに格納する(ステップ206)。ここで、このステップ206では、各道路名称を表す文字列の配置位置としては、上述した標準配置位置を用いる。
次に、ステップ204で作成したリストに登録されている道路レコードを一つ選択し(ステップ208)、選択した道路レコードの道路属性に登録されている道路名称と同じ道路名称が道路属性に登録されている道路レコードをリスト中から探索する(ステップ210)。ここで、このステップ210では、"W ABC ROAD"と"E ABC ROAD"や、"I-20-BL W"と"I-20-BL E"のように、接頭辞や接尾辞のみが異なる道路名称は同一の道路名称であるとして上記探索を行う。
そして、次に、探索が成功したかどうかを調べ(ステップ212)、探索が失敗した場合、すなわち、該当する道路レコードがリスト中に存在しなかった場合には、選択した道路レコードの道路属性に登録されている道路名称を、i番目の地図縮尺範囲内の地図縮尺の地図上でどのように表すかを算定し、当該道路名称を表す文字列とその形態や配置を表す描画データを作成し、表示地図データベース3の第i縮尺用表示地図データの道路名称描画データに格納する(ステップ222)。ここで、このステップ222では、各道路名称を表す文字列の配置位置としては、上述した標準配置位置を設定する。そして、選択した道路レコードの登録をリストから削除し(ステップ224)、リストに登録されている道路レコードが残っているかどうかを調べ(ステップ220)、残っていればステップ206からの処理に戻り、残っていなければ、この対象道路種別についての道路名称作成処理を終了する。
一方、ステップ212において、探索が成功したと判定された場合には、ステップ208で選択した道路レコードの道路属性データに登録されている道路名称が、"I-20"や、"US-20"といったような道路番号を含む形式の道路名称であるかどうかを調べる(ステップ214)。
そして、道路番号を含む形式の道路名称でなければ(ステップ214)、ステップ208で選択した道路レコードの道路属性に登録されている道路名称を、i番目の地図縮尺範囲内の地図縮尺の地図上でどのように表すかを算定し、当該道路名称を表す文字列とその形態や配置を表す描画データを作成し、表示地図データベース3の第i縮尺用表示地図データの道路名称描画データに格納する(ステップ216)。ここで、このステップ216では、各道路名称を表す文字列の配置位置としては、上述した標準配置位置を用いる。また、ステップ216では、ステップ208で選択した道路レコードの道路の道路名称とステップ210で探索した道路レコードの道路の道路名称とが、接頭辞または接尾辞が異なるものである場合には、当該異なる接頭辞または接尾辞を、選択した道路レコードの道路の道路名称から除いた文字列を、道路名称を表す文字列として用いるようにする。
そして、次に、ステップ208で選択した道路レコードとステップ210で探索した道路レコードの登録をリストから削除する(ステップ218)。この結果、ステップ210で探索した道路レコードについての道路名称の描画データは作成されないことになる。そして、リストに登録されている道路レコードが残っているかどうかを調べ(ステップ220)、残っていればステップ206からの処理に戻り、残っていなければ、この対象道路種別についての道路名称作成処理を終了する。
一方、ステップ214において、ステップ208で選択した道路レコードの道路の道路名称が道路番号を含む形式の道路名称であると判定された場合には、選択した道路レコードの道路形状データとステップ210で探索した道路レコードの道路形状データとを参照し、選択した道路レコードの道路を表す図形と、探索した道路レコードの道路を表す図形との間の距離が、第i縮尺用表示地図データが表す地図画像上でDより大きくなるかどうかを調べる(ステップ228)。ここで、Dは、第i縮尺用表示地図データが表す地図画像上で道路名称の表示に用いる文字の大きさよりも大きい値とする。
そして、ステップ228でDより大きくならないと判定された場合には、上述したステップ216以降の処理を行い、ステップ228でDより大きくなると判定した場合には、ステップ208で選択した道路レコードの道路属性に登録されている道路名称を、i番目の地図縮尺範囲内の地図縮尺の地図上でどのように表すかを算定し、当該道路名称を表す文字列とその形態や配置を表す描画データを作成し、表示地図データベース3の第i縮尺用表示地図データの道路名称描画データに格納する(ステップ230)。ここで、このステップ230では、各道路名称を表す文字列の配置位置としては、道路に沿った方向については上述した標準配置位置と同じ位置を有し、道路に沿った方向と垂直な方向については、ステップ208で選択した道路レコードの道路を表す図形と、ステップ210で探索した道路レコードの道路を表す図形との間の位置を有する位置を設定する。なお、このステップ230においても、ステップ208で選択した道路レコードの道路の道路名称とステップ210で探索した道路レコードの道路の道路名称とが、接頭辞または接尾辞が異なるものである場合には、当該異なる接頭辞または接尾辞を、選択した道路レコードの道路の道路名称から除いた文字列を、道路名称を表す文字列として用いるようにする。
そして、次に、ステップ208で選択した道路レコードとステップ210で探索した道路レコードの登録をリストから削除する(ステップ218)。この結果、ステップ210で探索した道路レコードについての道路名称の描画データは作成されないことになる。そして、リストに登録されている道路レコードが残っているかどうかを調べ(ステップ220)、残っていればステップ206からの処理に戻り、残っていなければ、この対象道路種別についての道路名称作成処理を終了する。
以上、道路名称描画データ作成処理について説明した。
なお、以上の道路名称描画データ作成処理におけるステップ226、206、222、216、230において、上述のようにして求まる道路名称の配置位置のうち、当該配置位置に道路名称を表すと、当該道路名称が、既に第i縮尺用表示地図データの道路名称描画データに格納されている描画データによって地図上に表される道路名称に所定距離以内に近接して表されることになるものについては、当該配置位置を、道路名称が近接しないようになる位置まで、道路に沿ってずらすようにしてもよい。また、この場合には、配置位置を道路に沿って、ある程度ずらしても道路名称が近接しないことになる位置が存在しない配置位置、または、位置を道路に沿った方向にどのようにずらしても道路名称が近接しないことになる位置が存在しない配置位置については、当該配置位置への道路名称の配置は行わないようにしてよい。
また、以上の道路名称描画データ作成処理のステップ228とステップ230は、ステップ214で道路番号を含む形式の道路名称であると判定された道路名称を、道路に沿って一定間隔で複数配置する場合には、各配置毎に、当該配置に対応する道路に沿った方向の位置周辺における選択した道路レコードの道路を表す図形と探索した道路レコードの道路を表す図形との間の距離が地図画像上でDより大きくなるかどうかを調べ、Dより大きくなる配置については、配置位置として、道路に沿った方向と垂直な方向の位置として、選択した道路レコードの道路を表す図形と探索した道路レコードの道路を表す図形との間の位置を有する位置を設定し、Dより大きくならない配置については、道路に沿った方向と垂直な方向の配置位置として、道路側部の位置を設定する処理とするようにしてもよい。
また、以上の道路名称描画データ作成処理は、ステップ214を排して、ステップ212で探索が成功した場合には、選択した道路レコードの道路の道路名称が道路番号を含むものであるかどうかに関わらずに、無条件にステップ228に進むようにしても良い。または、ステップ214、228、230を排して、ステップ212で探索が成功した場合には、選択した道路レコードの道路の道路名称が道路番号を含むものであるかどうかに関わらずに、無条件にステップ216に進むようにしても良い。
ここで、図3aに以上のようにして生成される第i縮尺用表示地図データによって規定される地図画像の例を示す。
図示するように、この例において地図画像は、各道路レコードについて道路名称を表示した場合には、図3bに示すように、単一の路線を形成する独立して道路レコードが設けられた道路301と道路302について重複して二つ表示されることになる道路番号を含む形式の道路名称"I-20-BL W"311と"I-20-BL E"312が整理され、図3aのように道路301と道路302の間に、当該二つの道路301と302についての道路名称が"I-20-BL"313として接尾辞を除外した形態で表示されている。
また、この整理により確保されたスペースを用いて、各道路レコードについて道路名称を表示した場合には図3bに示すようにインターステートの道路名称"I-20-BL W"311の表示のために配置スペースを確保できず表示できないことになるインターステートよりも下位の道路303の道路名称"FAIR"314も、図3aのように支障なく表示されることになる。
以上、本発明の実施形態について説明した。
なお、以上で示した第i縮尺用表示地図データの作成方法は、地図を表示する装置において、地図データに基づいて地図を表示する場合にも用いることができる。
以下、自動車に搭載されるナビゲーションシステムへの適用を例にとり、以上で示した第i縮尺用表示地図データの作成方法を適用した、地図データに基づいた地図の表示動作を説明する。
すなわち、この場合には、ナビゲーションシステムを、たとえば、図4に示すように、ナビゲーション装置11と、操作部12と、表示装置13と、車両状態センサ14と、GPS受信機15とを備えて構成する。ここで、車両状態センサ14は、角加速度センサや地磁気センサなどである方位センサや、車速パルスセンサなどである車速センサなどの車両状態を検出するセンサ群である。
そして、ナビゲーション装置11を、地図データ保持部101、現在状態算出部102、操作部12や表示装置13を用いたGUIをユーザに提供するGUI制御部103、ルート探索部104、メモリ105、制御部106、案内画像生成部107より構成し、地図データ保持部101には、図1において地図データ記憶部1に記憶していた地図データを記憶する。
そして、ナビゲーション装置11の現在状態算出部102において、車両状態センサ14やGPS受信機15の出力から推定される現在位置に対して、地図データ記憶部1から読み出した地図データの道路網データが示す、前回決定した現在位置の周辺の道路とのマップマッチング処理などを施して、現在位置を算定し、メモリ105に設定する処理を繰り返し行う。
また、制御部106は、ユーザの目的地設定要求に応じて、ユーザから操作部12、GUI制御部103を介して目的地の設定を受け付け、これをメモリ105にセットし、メモリ105にセットした目的地までの推奨ルートをルート探索部104に探索させる。ルート探索部104は、必要地理的範囲の道路網データを地図データ保持部101の地図データから読み出し、メモリ105に設定されている現在位置から目的地までの最小コストの経路を、距離最小などの所定のコストモデルに基づいて推奨ルートとして算出し、算出した推奨ルートの経路データを、メモリ105にセットする。
また、制御部106は、メモリ105にセットされた現在位置が目的地近傍となったならば、目的地到着と判定し、メモリ105にセットされている推奨ルートをクリアする処理も行う。
また、制御部106は、以下の案内画像生成処理を繰り返す。
すなわち、制御部106は、メモリ105に設定された現在位置や予め設定された地図表示縮尺に応じて、地図表示範囲を算定し、案内画像生成部107に、算定した地図表示範囲内の地図を表す地図画像の描画を指示する。案内画像生成部107は、制御部106から地図画像の描画の指示を受けると、地図データ保持部101に格納されている地図データより、現在設定されている地図表示縮尺が含まれる第i番目の地図縮尺範囲用の表示地図データである第i縮尺用表示地図データを上述のように作成し、作成した第i縮尺用表示地図データに従って、第i番目の地図縮尺範囲用の地図画像を描画する。また、案内画像生成部107は、地図表示範囲内にメモリ105にセットされた現在位置が含まれる場合には、地図画像上の現在位置に対応する位置に、現在位置を表す現在位置アイコンを描画する。また、案内画像生成部107は、推奨ルートの経路データがメモリ105にセットされている場合には、決定した地図表示範囲中の、推奨ルートの現在位置より目的地側の部分を表す推奨ルート図形を地図画像上に描画する。また、案内画像生成部107は、メモリ105にセットされた目的地が地図表示範囲に含まれる場合には、目的地の位置を示す目的地アイコンも地図画像上に描画する。
そして、案内画像生成部107は、以上の地図画像や現在位置アイコンや推奨ルート図形や目的地アイコンの各描画を行って生成した案内画像を、GUI制御部103を介して表示装置13に表示する。
ここで、図3cは、このようにして表示される案内画像の例を示すものであり、この案内画像は、図3aに示した地図画像上に、現在位置アイコン321や推奨ルート図形322が表されたものとなる。
本発明の実施形態に係る表示地図データ生成システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る道路名称データ作成処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る地図の生成例を示す図である。 本発明の実施形態に係るナビゲーションシステムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1…地図データ記憶部、2…表示地図データ作成部、3…表示地図データベース、11…ナビゲーション装置、12…操作部、13…表示装置、14…車両状態センサ、15…GPS受信機、101…地図データ保持部、102…現在状態算出部、103…GUI制御部、104…ルート探索部、105…メモリ、106…制御部、107…案内画像生成部。

Claims (4)

  1. 道路網を形成する各道路と当該各道路の道路名称を定義する道路網データに基づいて、道路名称の表示を含む道路地図を規定する地図データを生成する地図データ生成方法であって、
    前記道路網データが定義する道路のうち、同じ路線を形成する他の道路が当該道路網データによって定義されていない道路の各々について、当該道路の前記道路網データが定義する道路名称を、前記道路地図に表示を含める道路名称である表示対象道路名称として選定すると共に、前記道路地図上の当該道路近傍の位置を当該選定した表示対象道路名称の配置位置とし、選定した表示対象道路名称と当該表示対象道路名称の前記配置位置とを規定するデータを前記地図データに含める第1のステップと、
    前記道路網データが定義する各道路のうち、同じ路線を形成する他の道路が当該道路網データによって定義されている道路の組であって、形成する路線が同じ道路の組の各々について、当該組内の道路について共通に用いる単一の道路名称を、当該組内の道路の前記道路網データが定義する道路名称に基づいて、前記表示対象道路名称として生成すると共に、前記道路地図上の当該組内の道路近傍の位置を当該生成した表示対象道路名称の配置位置とし、生成した表示対象道路名称と当該表示対象道路名称の前記配置位置とを規定するデータを前記地図データに含める第2のステップとを有することを特徴とする地図データ生成方法。
  2. 請求項1記載の地図データ生成方法であって、
    前記第2のステップにおいて、前記道路地図上の前記表示対象道路名称を生成した組内の道路の間の位置を、当該生成した表示対象道路名称の配置位置とすることを特徴とする地図データ表示方法。
  3. 道路網を形成する各道路と当該各道路の道路名称を定義する道路網データに基づいて道路地図を表示する地図表示装置であって、
    前記道路網データに基づいて前記道路網を形成する各道路を前記道路地図上に描画する道路描画部と、
    前記道路網データに基づいて前記道路地図上に道路名称を描画する道路名称描画部とを有し、
    前記道路名称描画部は、
    前記道路網データが定義する道路のうち、同じ路線を形成する他の道路が当該道路網データによって定義されていない道路の各々について、当該道路近傍の位置に、当該道路の前記道路網データが定義する道路名称を描画する第1道路名称描画手段と、
    前記道路網データが定義する各道路のうち、同じ路線を形成する他の道路が当該道路網データによって定義されている道路の組であって、形成する路線が同じ道路の組の各々について、当該組内の道路について共通に用いる単一の道路名称を、当該組内の道路の道路名称に基づいて表示道路名称として生成し、前記道路地図上の当該組内の道路近傍の位置に当該生成した表示道路名称を描画する第2道路名称描画手段とを有することを特徴とする地図表示装置。
  4. 請求項3記載の地図表示装置であって、
    前記道路名称描画部の前記第2道路名称描画手段は、前記道路地図上の前記表示道路名称を生成した組内の道路の間の位置に、当該生成した表示道路名称を描画することを特徴とする地図表示装置。
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