JP2009002489A - トロイダル型無段変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力軸と動力伝達部材との間に軸受を設けた場合でも、動力伝達部材の外側に設けられた被潤滑部における潤滑油不足を抑制することの可能なトロイダル型無段変速機を提供する。
【解決手段】入力軸に取り付けられた2個の入力ディスクおよび2個の出力ディスクと、入力ディスクおよび出力ディスクに接触するパワーローラと、出力ディスクと動力伝達可能に連結された動力伝達部材と、動力伝達部材を軸線を中心として回転可能に支持する中間壁とを有するトロイダル型無段変速機において、入力軸と動力伝達部材との間に設けた第1軸受13と、入力軸を回転可能に支持する他の第2軸受と、入力軸3に設けた第1潤滑油路31と、第1軸受13に設けた第2潤滑油路37と、動力伝達部材11に設けた第3潤滑油路39と、動力伝達部材11の外側に設けた被潤滑部22,24,15とを備えている。
【選択図】図1

Description

この発明は、入力ディスクと出力ディスクとの間にパワーローラを介在させた無段変速部を2組有するトロイダル型無段変速機に関するものである。
従来、車両、運搬機械、産業機械などにおいて、動力源から出力されたトルクの伝達経路に設けられる変速機として、トロイダル型無段変速機が知られている。このトロイダル型無段変速機のうち、入力ディスクと出力ディスクとの間にパワーローラを介在させた無段変速部を2組有するダブルキャビティ形式のトロイダル型無段変速機の一例が、特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載されたトロイダル型無段変速機においては、入力軸が2個の軸受けにより回転可能に支持されている。また、入力軸の外周に、ボールスプラインを介在させて2個の入力側ディスクが取り付けられている。また、前記入力軸における入力側ディスク同士の間にはスリーブが取り付けられている。このスリーブは入力軸に対して相対回転可能に構成されており、そのスリーブの外周には出力歯車が形成されている。
一方、トロイダル型無段変速機はハウジング内に設けられており、このハウジングには仕切壁が固定されている。この仕切壁と前記スリーブとの間に玉軸受が介在されて、スリーブが回転可能に支持されている。この玉軸受は、入力軸の軸線に沿った方向で異なる位置に2個配置されている。このようにして、スリーブがハウジングに対して、入力軸の軸線に沿った方向および軸線を中心とする半径方向に位置決めされている。また、スリーブの外周には、このスリーブと一体回転可能な出力側ディスクが2個取り付けられている。そして、1個の入力側ディスクと1個の出力側ディスクとの間に、パワーローラが配置されて1組の無段変速部が形成されている。また、入力軸の軸線に沿った方向で、出力側ディスクのほぼ半分が、スリーブの外周から外れた位置にあり、出力側ディスクにおけるスリーブから外れた部分と、入力軸との間にニードル軸受けが介在されている。このようにして、ニードル軸受けにより、入力軸と出力側ディスクとが相対回転可能な状態に維持され、かつ、軸線を中心とする半径方向に、入力軸と出力側ディスクとが位置決めされている。
特開平11−166605号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているトロイダル型無段変速機においては、出力ディスクと入力軸との間に、入力軸を半径方向に位置決めするためのニードル軸受が設けられている。そのため、出力ディスクがパワーローラからの荷重によって変形した場合に、その出力ディスクの変形により生じる荷重がニードル軸受に加わり、ニードル軸受の耐久性が低下したり、ニードル軸受が入力軸および出力ディスクに接触する部分における摩擦抵抗が高まり、トロイダル型無段変速機の動力伝達効率が低下する虞があった。そこで、スリーブと入力軸との間に軸受を設けることも考えられている。
一方、このようなトロイダル型無段変速機において、入力軸の外側に配置されている被潤滑部(歯車同士の噛み合い部分、軸受など)に潤滑油を供給する場合に、入力軸の内部に潤滑油路を設け、その潤滑油路から排出された潤滑油を被潤滑部に供給する構成が知られている。しかしながら、前記のように、スリーブと入力軸との間に軸受を設ける構成を採用すると、入力軸の外周面に開口された潤滑油路の外側に軸受が位置することとなり、潤滑油の流れが軸受により阻害されて潤滑油不足を招く虞があった。
この発明は、上記の技術的課題に着目してなされたものであり、入力軸と動力伝達部材との間に軸受を設けた場合でも、動力伝達部材の外側に設けられた被潤滑部における潤滑油不足を抑制することの可能なトロイダル型無段変速機を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、動力が入力され、かつ、軸線を中心として回転可能な入力軸と、この入力軸の外周側に配置され、かつ、前記軸線に沿った方向で異なる位置に配置された2個の入力ディスクと、前記入力軸の外周側に配置され、かつ、前記軸線に沿った方向で2個の入力ディスク同士の間に配置された2個の出力ディスクと、1個の入力ディスクおよび1個の出力ディスクに接触するように配置された2個のパワーローラと、前記入力軸の外周側に配置され、かつ、前記2個の出力ディスクと動力伝達可能に連結された動力伝達部材と、前記軸線に沿った方向で前記2個の出力ディスクの間に配置され、かつ、前記軸線を中心とする半径方向で前記動力伝達部材の外周側に配置され、かつ、前記動力伝達部材を前記軸線を中心として回転可能に支持する中間壁とを有するトロイダル型無段変速機において、前記軸線に沿った方向で前記2個の出力ディスク同士の間に配置され、かつ、前記軸線を中心とする半径方向で前記入力軸と前記動力伝達部材との間に配置され、かつ、前記入力軸と前記動力伝達部材とを相対回転可能な状態に維持する第1軸受と、前記入力軸を回転可能に支持し、かつ、前記軸線に沿った方向で前記第1軸受とは異なる位置に配置された第2軸受と、前記入力軸に設けられ、かつ、前記軸線を中心とする半径方向で前記第1軸受よりも内側に配置され、かつ、潤滑油を供給する第1潤滑油路と、前記第1軸受に前記軸線を中心として半径方向に沿って形成され、かつ、前記第1潤滑油路を経由して前記第1軸受の内側に供給された潤滑油を、前記第1軸受と前記動力伝達部材との間に導く第2潤滑油路と、前記動力伝達部材を前記軸線を中心として半径方向に貫通して形成され、かつ、前記第1軸受と前記動力伝達部材との間に導かれた潤滑油を、前記動力伝達部材の外周側に導く第3潤滑油路と、前記軸線を中心とする半径方向で前記動力伝達部材の外側に設けられ、かつ、前記第3潤滑油路を経由して供給される潤滑油により潤滑される被潤滑部とを備えていることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、第1軸受および第2軸受により入力軸が回転可能に支持される。そして、入力ディスクと出力ディスクとの間でパワーローラを経由させて動力伝達がおこなわれる。また、入力軸に設けられた第1潤滑油路を潤滑油が流れ、この第1潤滑油路を経由して第1軸受の内側に供給された潤滑油が、第2潤滑油を通って軸受と動力伝達部材との間に導かれる。第1軸受と前記動力伝達部材との間に導かれた潤滑油は、第3潤滑油路により動力伝達部材の外側に導かれて、被潤滑部に供給される。したがって、第2軸受けにより潤滑油の流れが阻害されることを抑制できる。
この発明は、車両、工作機械などに用いることができる。この発明において、入力軸には動力源の動力が伝達される。動力源は、被駆動部材に伝達する動力を発生する装置であり、動力源としては、エンジン、電動機、油圧モータ、フライホイールなどが挙げられる。軸線は、ほぼ水平方向、または垂直方向のいずれに沿って配置されていてもよい。被駆動部材とは、車両における車輪、工作機械における刃物などが挙げられる。この発明において、動力伝達部材は、出力ディスクの動力を被駆動部材に伝達する機構もしくは要素であり、動力伝達部材には、歯車、スプロケット、プーリなどが含まれる。この発明において、軸受は回転要素を回転可能に支持し、かつ、回転要素を主として半径方向に位置決めする機構である。この発明において、潤滑油路は、潤滑油が通過する経路であり、孔、溝、通路、凹部などが含まれる。
この発明における被潤滑部とは、発熱・摩耗・焼き付きなどが生じる可能性のある部位であり、潤滑油により潤滑・冷却される。被潤滑部としては、歯車同士の噛み合い部分、軸受の転動体の転動部分、ベルトとプーリとの接触部分、スプロケットとチェーンとの接触部分などが挙げられる。この発明における中間壁は、動力伝達部材を支持する支持機構であり、軸受および動力伝達部材を介して入力軸を支持している。この中間壁は、板形状の他に、フレーム形状、枠組み形状、トラス構造、ブロック形状などが挙げられる。この発明における入力軸は、動力源の動力を入力ディスクに伝達する機構であり、例えば、回転軸、歯車、コネクティングドラムなど、形状や構造は問われない。この発明において、第1軸受および第2軸受としては、玉軸受、ニードル軸受けなどを用いることが可能である。
図2には、トロイダル型無段変速機1の具体例を模式的に示してある。このトロイダル型無段変速機1は、例えば、車両の駆動力源(図示せず)から車輪(図示せず)に至る動力伝達経路に配置される。ここで、駆動力源は、車輪に伝達される動力を出力する装置であり、動力の発生原理が異なる複数種類の駆動力源、または単数の駆動力源のいずれでもよい。用いることの可能な駆動力源としては、内燃機関(エンジン)、電動機、モータ・ジェネレータ、油圧モータ、フライホイールシステムなどが挙げられる。トロイダル型無段変速機1は、ケーシング2の内部に配置されており、軸線A1を中心として回転可能な入力軸3を有している。前記軸線A1は水平に配置されており、前記駆動力源の動力が駆動軸4を経由して入力軸3に伝達されるように構成されている。また、駆動軸4および入力軸3は同軸上に配置されている。前記入力軸の外周には、2個の入力ディスク5および2個の出力ディスク6が取り付けられている。入力ディスク5にはトロイダル面7が形成され、出力ディスク6にはトロイダル面8が形成されている。
さらに、図2に示す例では、軸線A1に沿った方向で所定間隔をおいて2個の入力ディスク5が配置されている。さらに、軸線A1に沿った方向で、2個の入力ディスク5同士の間に、2個の出力ディスク6が配置されている。そして、トロイダル面7とトロイダル面8とが向き合うように設けられている。前記入力ディスク5は環状に構成されており、入力ディスク5の軸孔9に入力軸3が挿入されるとともに、入力ディスク5と入力軸3とが一体回転するように連結、例えばスプライン結合により連結されている。つまり、前記入力軸3と入力ディスク5とが、軸線A1に沿った方向に相対移動可能に構成されているとともに、軸線A1を中心とする半径方向(以下、「半径方向」と略記する)で相対的に位置決めされている。そして、入力軸3、より具体的には軸線A1沿った方向における入力軸3の一端部と、ケーシング2との間に軸受10が設けられており、この軸受10により、入力軸3が回転可能に支持されている。この軸受10は、ラジアル荷重を受ける機能を備えている。
また、前記軸線A1に沿った方向で、前記入力ディスク5同士の間にスリーブ(円筒部材)11が配置されており、そのスリーブ11の軸孔12に入力軸3が配置されている。さらに、図1に示すように、スリーブ11と入力軸3との間には軸受、具体的にはニードル軸受13が設けられており、スリーブ11と入力軸3とが軸線A1を中心として相対回転可能に構成されている。このように、入力軸3は、軸線A1に沿った方向において、前記軸受10およびニードル軸受13により2箇所(2点)で支持されている。つまり、入力軸3に作用するラジアル方向の荷重が2点で支持されている。そして、2個の出力ディスク6がスリーブ11と一体回転するように連結、例えばスプライン結合されている。また、2個の出力ディスク6は、スリーブ11に対して軸線A1に沿った方向に相対移動可能である。さらに、このスリーブ11の外周に連続して外向きフランジ14が形成されており、その外向きフランジ14の外周に歯車15が形成されている。さらに、この歯車15に噛合された他の歯車16が設けられている。
一方、ケーシング2には中間壁17が固定、具体的にはボルトの締め付けなどにより固定されている。この中間壁17は、前記軸線A1に沿った方向で前記出力ディスク6同士の間に配置されている。この中間壁17は、板形状の壁片18,19を2枚重ね合わせてその間に空間20を形成したものである。また、壁片18の軸孔21は軸受22が配置され、壁片19の軸孔23内には軸受24が配置されている。この軸受22,24によりスリーブ11が回転可能に支持されている。具体的に説明すると、軸線A1に沿った方向で異なる位置に2個の軸受22,24が設けられており、2個の出力ディスク6同士の間に2個の軸受22,24が配置されている。また、軸線A1に沿った方向で、2個の軸受22,24の間に外向きフランジ14が配置されている。2個の軸受22,24は、例えばラジアル軸受により構成されており、軸受22,24の内輪が共にスリーブ11の外周に嵌合(圧入)固定され、軸受22の外輪が軸孔21に挿入され、かつ、軸受24の外輪が軸孔23内に挿入されている。つまり、軸受22,24は、スリーブ11に対して、軸線A1に沿った方向には移動不可能に構成されている一方、軸受22,24は、中間壁17に対して、軸線A1に沿った方向には移動可能に構成されている。また、前記歯車15の外径は2個の軸受22,24の外径よりも大きく構成されている。このように構成された外向きフランジ14および歯車15は、前記空間20内に配置されている。なお、他方の歯車16は、軸受25を介してケーシング2により回転可能に支持されており、その歯車16は、出力軸26が一体回転するように連結されている。この出力軸26は、終減速機(図示せず)を介して車輪(図示せず)に動力伝達可能に連結されている。
一方、前記入力ディスク5および出力ディスク6の間には、パワーローラ27が配置されている。このパワーローラ27は円板形状に構成されており、中心線を基準として回転可能に、かつ、前記軸線A1と平行な平面に沿って直線状に往復移動可能となるように、支持機構であるトラニオン(図示せず)により支持されている。このトラニオンは、前記平面における回転中心線を中心として回転(傾転)可能である。このようにして、1個の入力ディスク5および1個の出力ディスク6およびパワーローラ27を1組とする無段変速部(バリエータ)28が、2組形成されている。つぎに、入力ディスク5および出力ディスク6に対するパワーローラ27の接触圧力を制御する機構について説明する。前記入力軸3の外周において、前記軸受10と1個の入力ディスク5との間には、ストッパ29が取り付けられている。このストッパ29は、入力ディスク5に伝達される軸線A1に沿った方向の荷重を受ける機構であり、ストッパ29は入力軸3に対して、軸線A1に沿った方向には移動不可能に固定されている。
さらに、前記駆動軸4の端部には加圧機構30が設けられている。この加圧機構30は、前記2個の入力ディスク5および2個の出力ディスク6に対して軸線A1に沿った方向の荷重を与える機構であり、加圧機構30としては、油圧により荷重を発生させるアクチュエータ、空気圧により荷重を発生させるアクチュエータ、カム機構により荷重を発生させるアクチュエータなどを用いることができる。この実施例では、加圧機構30から、図2で左側に示された入力ディスク5に対して軸線A1に沿った方向の荷重が加えられるように構成されている。この入力ディスク5に加えられた荷重は、図2の左側に示すパワーローラ27を経由して、図2で左側に示された出力ディスク6に伝達される。この出力ディスク6に伝達された荷重は、軸受22を経由して、前記外向きフランジ14に伝達される。この外向きフランジ14に伝達された荷重は、軸受24を経由して、図2で右側に示された出力ディスク6に伝達される。この出力ディスク6に伝達された荷重は、図2で右側に示されたパワーローラ27を介して、図2で右側に示された入力ディスク5に伝達される。この入力ディスク5に伝達された荷重は、前記ストッパ29および入力軸3を経由して軸受10に伝達され、その軸受10に伝達された荷重がケーシング2で受け止められる。
つぎに、前記軸受22,24および歯車15,16同士の噛み合い部分などに潤滑油を供給する機構について説明する。前記入力軸3の中心には軸線A1に沿った方向に油路31が形成されている。一方、前記入力軸3の外周には環状の保持溝32が設けられている。具体的には、軸線A1に沿った方向で、スリーブ11の配置領域内に保持溝32が配置されている。そして、軸線A1に沿った方向で、歯車15の配置領域と保持溝32の配置領域とが、一部で重なっている。そして、油路31と保持溝32とが油路33により接続されている。また保持溝32に、前記ニードル軸受13が配置されている。ニードル軸受13は、環状の保持器34と、この保持器34により保持された多数の転動体であるニードル(コロ)35とを有している。この保持器34は金属材料にプレス加工、曲げ加工を施して成形したもの、あるいは樹脂を成形加工したものである。この保持器34は、円周方向に2分割された構成片同士を結合して組み立てられている。そして、この保持器34を半径方向に貫通する保持孔36が、円周方向に多数形成されており、各保持孔36にニードル35が転動可能に配置されている。なお、保持器34の厚さ(半径方向の厚さ)は、円柱形状のニードル35の外径未満に構成されている。ニードル35の回転軸線(図示せず)は軸線A1と平行である。さらに保持器34には、円周方向で隣り合う位置に配置された保持孔36同士を連続する切欠部37が形成されている。この切欠部37は保持器34を半径方向に貫通している。
一方、スリーブ11の内周には環状溝38が形成されている。前記軸線A1に沿った方向で環状溝38の配置位置は、保持溝32の配置領域内にある。より具体的には、前記軸線A1に沿った方向で環状溝38の配置位置は、前記切欠部37と同じ位置にある。さらに、スリーブ11を半径方向に貫通する油路39が形成されている。この油路39の一端は環状溝38に開口され、他端はスリーブ11の外周面に開口されている。具体的には、外向きフランジ14と、一方の軸受24の内輪との間に、油路39の開口部40が配置されている。軸線A1を中心とする半径方向で、この開口部40よりも外側に、軸受24が配置され、かつ、歯車15,16同士の噛み合い部分が配置されている。
上記のトロイダル型無段変速機1における動力の伝達原理、およびトロイダル型無段変速機1における変速比の制御について説明する。前記トロイダル面7,8にはトラクションオイル(潤滑油)が供給される。また、エンジンまたは電動機などの駆動力源のトルクが、駆動軸4を経由して入力軸5に伝達される。さらに、前記加圧機構30により、入力ディスク5および出力ディスク6に対して軸線A1に沿った方向の荷重が加えられ、入力ディスク5および出力ディスク6に対するパワーローラ8の接触圧力が高められる。すると、トラクションオイルが加圧されることによりガラス遷移化し、それに伴う大きい剪断力によって、入力ディスク5の動力がパワーローラ27を経由して出力ディスク6に伝達される。出力ディスク6のトルクは、歯車15,16を経由して出力軸26に伝達される。その出力軸26のトルクは車輪に伝達される。上記のようなトルクの伝達時において、軸受22,24によりスリーブ11が支持され、かつ、ニードル軸受13により、入力軸3のラジアル荷重が受け止められる。また、パワーローラ27を軸線A1と平行な平面に沿って直線状に動作させることにより、パワーローラ27とトロイダル面7,8との接触点でサイドスリップ力が生じて、パワーローラ27が傾転する。このようにして、パワーローラ27と入力ディスク5との接触点の半径と、出力ディスク6とパワーローラ27との接触点の半径とに応じて、各ディスク5,6の回転数(回転速度)が異なり、その回転数(回転速度)の比率が変速比となる。
一方、入力軸3の油路31には潤滑油が供給され、その油路31の潤滑油が油路3を経由して保持溝32に流れ込む。この保持溝32に供給された潤滑油は、保持器34の切欠部37を通過してニードル軸受13の外側に移動し、環状溝38に供給される。環状溝38に供給された潤滑油は、油路39を経由して空間20内に排出される。したがって、軸受22,24における発熱部分、例えば、転動体と内輪および外輪との接触部分を冷却および潤滑可能であり、軸受22,24の焼き付きを防止できる。また、この潤滑油は歯車15,16同士の噛み合い部分にも供給され、その部分を冷却および潤滑するため、歯車15,16の歯面の焼き付きを防止できる。なお、油路31における潤滑油の油圧は、油圧制御装置(図示せず)により制御されており、油路39から空間20に排出される潤滑油は、スリーブ11の遠心力により潤滑油の必要部分に供給される。また、前記入力軸3を軸線A1に沿った方向の2点で支持しており、入力軸3を支持する一方のニードル軸受13が、入力軸3とスリーブ11との間に配置されている。そして、ニードル軸受11の保持器34に形成された切欠部37を潤滑油が通過する構成であるため、潤滑油の流れが阻害されることを抑制でき、潤滑油の必要部分における潤滑油不足を解消できる。
つぎに、入力軸3とスリーブ11との間に配置されるニードル軸受13の他の具体例を、図4および図5に基づいて説明する。図4は、ニードル軸受13を外周側から見た平面図、図5は、ニードル軸受13の半径方向における断面図である。図4および図5の具体例では、ニードル軸受13に、軸線A1に沿った方向で切欠部37の両側に厚肉部(堰)41を形成した例である。すなわち、保持器34の一部を、半径方向で内側および外側に突出させて、その他の部位よりも厚くしてある。なお、厚肉部34の厚さ(半径方向の厚さ)は、ニードル35の外径未満に構成されている。したがって、ニードル35が入力軸3およびスリーブ11に確実に接触し、かつ、転動する。この図4および図5の具体例においては、切欠部37を潤滑油が通過する場合に、その潤滑油が厚肉部41でせき止められるため、保持器34の外周面から軸線A1に沿った方向に潤滑油が流れることを防止できる。したがって、潤滑油の必要部位における潤滑油不足を一層抑制できる。
つぎに、入力軸3とスリーブ11との間に配置されるニードル軸受13の他の具体例を、図6および図7に基づいて説明する。図6は、ニードル軸受13を外周側から見た平面図、図7は、ニードル軸受13の半径方向における断面図である。図6および図7の具体例は、軸線A1に沿った方向で、切欠部37の両側に厚肉部41を形成した例である。より具体的には、A1軸線に沿った方向で、保持器34の両端部を、半径方向で内側および外側に突出させて、その他の部位よりも厚くしてある。この厚肉部41は、保持器34の全周に亘って設けられている。なお、厚肉部41の厚さは、ニードル35の外径未満に構成されている。この図6および図7の具体例においては、切欠部37を潤滑油が通過する場合に、その潤滑油が厚肉部41でせき止められるため、保持器34の外周面から軸線A1に沿った方向に潤滑油が流れることを防止できる。したがって、潤滑油の必要部位における潤滑油不足を一層抑制できる。
さらに、入力軸3とスリーブ11との間に配置されるニードル軸受13の他の具体例を、図8に基づいて説明する。図8は、ニードル軸受13を外周側から見た平面図である。図8の具体例では、保持器34には、軸線A1に沿った方向における異なる位置に、保持孔36が2列に配置されている。各保時孔36の平面形状は、ほぼ四角形に構成されている。各保持孔36にニードル35が転動可能に配置されている。また、軸線A1に沿った方向で保持孔36同士の間に切欠部42が設けられている。この切欠部42は保持器34を半径方向に貫通しており、保持器34の円周方向に沿って切欠部42が複数設けられている。この図8の具体例では、切欠部42は保持孔36に連続されていない。また、図8に示すニードル軸受13においては、保持孔36の四隅にアール部(湾曲部)43が形成されている。図8に示すニードル軸受13における、その他の構成部分は、図1および図3に示されたニードル軸受13と同様である。
図8に示すニードル軸受13を、図1および図2に示す入力軸3とスリーブ11との間に配置すると、2列のニードル35が共に、入力軸3およびスリーブ11に接触する。すなわち、軸線A1に沿った方向における異なる位置で、2列のニードル35が入力軸34およびスリーブ11に接触する。また、2列のニードル35を、単数の、言い換えれば一体成形された保持器34により保持している。さらに、図8に示すニードル軸受13においても、潤滑油が切欠部42を通過するため、その潤滑油の流れが阻害されることを抑制でき、潤滑油の必要部における潤滑油の不足を抑制できる。さらにまた、この図8に示すニードル軸受13においても、図1および図3に示されたニードル軸受13と同様の構成部分については、図1および図3に示されたニードル軸受13と同じ作用効果を得られる。さらに、保持孔36の四隅にアール部43が形成されているため、保持孔36の四隅に応力が集中することを緩和できる。つまり、保持孔36の周囲の強度を確保でき、保持器34の耐久性が向上する。
さらに、入力軸3とスリーブ11との間に配置されるニードル軸受13の他の具体例を、図9および図10に基づいて説明する。図9は、ニードル軸受13を外周側から見た平面図、図10は、図9に示すニードル軸受13の半径方向における断面図である。図9および図10に示すニードル軸受13も、軸線A1に沿った方向で異なる位置に、2列の保持孔36が設けられており、その2列の保持孔36にニードル35が保持されている。また、図9および図10のニードル軸受13においては、軸線A1に沿った方向で、保持孔36同士の間に切欠部37が配置されている。このように、図9および図10の具体例において、図8の具体例と同様の構成部分については、図8と同じ符号を付してある。さらに、図9および図10に示すニードル軸受13においては、軸線A1に沿った方向で、保持孔36と切欠部37との間に厚肉部44が形成されている。この厚肉部44は、軸線A1に沿った方向で2箇所に配置されており、保持器34の全周に亘って設けられている。
この図9および図10に示すニードル軸受13を、入力軸3とスリーブ11との間に配置すると、図8に示すニードル軸受13と同様の構成部分については、図8に示すニードル軸受13と同じ作用効果を得られる。また、図9および図10のニードル軸受13においても、潤滑油が切欠部42を通過する。したがって、その潤滑油の流れが阻害されることを抑制でき、潤滑油の必要部における潤滑油の不足を抑制できる。さらに、軸線A1に沿った方向で、切欠部42の両側に厚肉部44が形成されているため、切欠部42を潤滑油が通過する場合に、厚肉部44が「堰」として作用し、潤滑油が軸線A1に沿った方向に流れてニードル35側に進むことを抑制できる。したがって、潤滑油の必要部における潤滑油の不足を一層確実に抑制できる。
さらに、入力軸3とスリーブ11との間に配置されるニードル軸受13の他の具体例を、図11および図12に基づいて説明する。図11は、ニードル軸受13を外周側から見た平面図、図12は、図11に示すニードル軸受13の半径方向における断面図である。図11および図12に示すニードル軸受13も、軸線A1に沿った方向で異なる位置に、2列の保持孔36が設けられており、その2列の保持孔36にニードル35が保持されている。また、図11および図12のニードル軸受13においては、軸線A1に沿った方向で、保持孔36同士の間に切欠部37が配置されている。このように、図11および図12の具体例において、図8の具体例と同様の構成部分については、図8と同じ符号を付してある。また、図11および図12のニードル軸受13においては、軸線A1に沿った方向で、保持孔36同士の間に切欠部37が配置されている。さらに、図11および図12に示すニードル軸受13においては、軸線A1に沿った方向で、保持器34の両端に厚肉部45が形成されている。この厚肉部45は、軸線A1に沿った方向で2箇所に配置されており、保持器34の全周に亘って設けられている。
この図11および図12に示すニードル軸受13を、入力軸3とスリーブ11との間に配置すると、図8に示すニードル軸受13と同様の構成部分については、図8に示すニードル軸受13と同じ作用効果を得られる。また、図11および図12のニードル軸受13においても、潤滑油が切欠部42を通過する。したがって、その潤滑油の流れが阻害されることを抑制でき、潤滑油の必要部における潤滑油の不足を抑制できる。さらに、軸線A1に沿った方向で、保持器43の両側に厚肉部45が形成されているため、切欠部42を潤滑油が通過する場合に、その潤滑油が保持器34に沿って軸線A1に沿った方向に流れても、厚肉部45が「堰」として作用し、軸線A1に沿った方向で、厚肉部45同士の間よりも外側の空間に潤滑油が漏れることを抑制できる。したがって、潤滑油の必要部における潤滑油の不足を一層確実に抑制できる。
さらに、入力軸3とスリーブ11との間に配置されるニードル軸受13の他の具体例を、図13に基づいて説明する。図13は、ニードル軸受13を外周側から見た平面図である。図13において、図8と同じ構成部分については、図8と同じ符号を付してある。図13に示すニードル軸受13は、2列の保持孔36が、保持器34の円周方向で異なる位置に配置されている。このため、軸線A1に沿った方向で、異なる列に配置されたニードル35は、回転軸線が保持器34の円周方向で異なる位置(位相)に配置されている。言い換えれば、異なる列に配置されたニードル35は、円周方向に沿って千鳥状に配置されている。この図13に示すニードル軸受13においても、図8と同様の作用効果を得られる。さらに、図13の具体例においては、切欠部42から潤滑油が保持器34に沿って流れ出ると、ニードル35の端面に接触して堰き止められる。したがって、潤滑油の必要部における潤滑油の不足を抑制できる。
つぎに、保持器34に設けられる切欠部37,42の形状例を説明する。この実施例では、切欠部37は、内側から外側に亘り、幅がほぼ同じに構成されていてもよい。また、切欠部37,42のこの他の形状例を、図14に基づいて説明する。図14は、軸線A1と垂直な平面内における断面図である。ここで、切欠部37,42の壁面46はほぼ直線状であり、平行な2つの壁面46の延長線B1が、保持器34の中心C1から外れた位置で交差するように、2つの壁面46にテーパが施されている。具体的には、半径方向で内側から外側に向かうほど、切欠部37,42の幅が拡大する向きで、2つの壁面46にテーパが施されている。切欠部37,42を図14のように構成すると、保持器34が正逆いずれの方向に回転した場合でも、いずれか一方の壁面46が、保持器43の内側に存在する潤滑油を掻き上げる作用(くさび効果)が生じ、ポンプとして機能する。このため、切欠部37,42を通過して環状溝38に供給される潤滑油量が増加する。したがって、潤滑油の必要部における潤滑油の不足を一層確実に抑制できる。
各具体例で説明した構成と、この発明の構成との対応関係を説明すると、トロイダル型無段変速機1が、この発明のトロイダル型無段変速機に相当し、軸線A1が、この発明の軸線に相当し、入力軸3が、この発明の入力軸に相当し、入力ディスク5が、この発明の入力ディスクに相当し、出力ディスク6が、この発明の出力ディスクに相当し、パワーローラ27が、この発明のパワーローラに相当し、スリーブ11および外向きフランジ14および歯車15が、この発明における動力伝達部材に相当し、中間壁17が、この発明における中間壁に相当し、ニードル軸受13が、この発明の第1軸受に相当し、軸受10が、この発明における第2軸受に相当し、油路31が、この発明の第1潤滑油路に相当し、切欠部37,42が、この発明における第2潤滑油路に相当し、油路39が、この発明における第3潤滑油路に相当し、軸受22,24、および歯車15,16同士の噛み合い部分が、この発明における被潤滑部に相当する。なお、図2の具体例では、入力軸3と出力軸26とが、歯車伝動装置により動力伝達可能に接続されているが、入力軸3と出力軸26とを巻きかけ伝動装置、具体的には、ベルトおよびプーリ、またはスプロケットおよびチェーンにより動力伝達可能に接続することも可能である。この場合、ベルトとプーリとの接触部分、またはスプロケットとチェーンとの接触部分が、潤滑油により潤滑される。
この発明のトロイダル型無段変速機における要部を示す断面図である。 この発明のトロイダル型無段変速機の一例を示し、軸線に沿った方向における断面図である。 図1に示されたニードル軸受を外周側から見た平面図である。 図1に示されたニードル軸受の他の具体例を示す平面図である。 図4に示されたニードル軸受の断面図である。 図1に示されたニードル軸受の他の具体例を示す平面図である。 図6に示されたニードル軸受の断面図である。 図1に示されたニードル軸受の他の具体例を示す平面図である。 図1に示されたニードル軸受の他の具体例を示す平面図である。 図9に示されたニードル軸受の断面図である。 図1に示されたニードル軸受の他の具体例を示す平面図である。 図11に示されたニードル軸受の断面図である。 図1に示されたニードル軸受の他の具体例を示す平面図である。 図1ないし図13に示されたニードル軸受の保持器の構成例を示す断面図である。
符号の説明
1…トロイダル型無段変速機、 3…入力軸、 5…入力ディスク、 6…出力ディスク、 10,22,24…軸受、 11…スリーブ、 13…ニードル軸受、 14…外向きフランジ、 15,16…歯車、 17…中間壁、 27…パワーローラ、 31,39…油路、 37,42…切欠部、 A1…軸線。

Claims (1)

  1. 動力が入力され、かつ、軸線を中心として回転可能な入力軸と、
    この入力軸の外周側に配置され、かつ、前記軸線に沿った方向で異なる位置に配置された2個の入力ディスクと、
    前記入力軸の外周側に配置され、かつ、前記軸線に沿った方向で2個の入力ディスク同士の間に配置された2個の出力ディスクと、
    1個の入力ディスクおよび1個の出力ディスクに接触するように配置された2個のパワーローラと、前記入力軸の外周側に配置され、かつ、前記2個の出力ディスクと動力伝達可能に連結された動力伝達部材と、
    前記軸線に沿った方向で前記2個の出力ディスクの間に配置され、かつ、前記軸線を中心とする半径方向で前記動力伝達部材の外周側に配置され、かつ、前記動力伝達部材を前記軸線を中心として回転可能に支持する中間壁と
    を有するトロイダル型無段変速機において、
    前記軸線に沿った方向で前記2個の出力ディスク同士の間に配置され、かつ、前記軸線を中心とする半径方向で前記入力軸と前記動力伝達部材との間に配置され、かつ、前記入力軸と前記動力伝達部材とを相対回転可能な状態に維持する第1軸受と、
    前記入力軸を回転可能に支持し、かつ、前記軸線に沿った方向で前記第1軸受とは異なる位置に配置された第2軸受と、
    前記入力軸に設けられ、かつ、前記軸線を中心とする半径方向で前記第1軸受よりも内側に配置され、かつ、潤滑油を供給する第1潤滑油路と、
    前記第1軸受に前記軸線を中心として半径方向に沿って形成され、かつ、前記第1潤滑油路を経由して前記第1軸受の内側に供給された潤滑油を、前記第1軸受と前記動力伝達部材との間に導く第2潤滑油路と、
    前記動力伝達部材を前記軸線を中心として半径方向に貫通して形成され、かつ、前記第1軸受と前記動力伝達部材との間に導かれた潤滑油を、前記動力伝達部材の外周側に導く第3潤滑油路と、
    前記軸線を中心とする半径方向で前記動力伝達部材の外側に設けられ、かつ、前記第3潤滑油路を経由して供給される潤滑油により潤滑される被潤滑部と
    を備えていることを特徴とするトロイダル型無段変速機。
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