JP2009001643A - 粉塵の飛散防止剤およびそれを用いた粉塵の飛散防止方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】施工されたスレート板などを除去する際に有用な粉塵の飛散防止剤およびそれを用いた粉塵の飛散防止方法を提供することを課題とする。
【解決手段】スレート板の表面上に静置したときに該スレート板の裏面に達するまで略垂直方向に浸透し得る、常温で液状であり、沸点が190℃以上であり、かつ該スレート板の構成成分を溶解させない有機化合物からなることを特徴とする粉塵の飛散防止剤により、上記の課題を解決する。
【選択図】なし
【解決手段】スレート板の表面上に静置したときに該スレート板の裏面に達するまで略垂直方向に浸透し得る、常温で液状であり、沸点が190℃以上であり、かつ該スレート板の構成成分を溶解させない有機化合物からなることを特徴とする粉塵の飛散防止剤により、上記の課題を解決する。
【選択図】なし
Description
本発明は、粉塵の飛散防止剤およびそれを用いた粉塵の飛散防止方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、施工されたアスベストを含むスレート板などを除去する際に有用な粉塵の飛散防止剤およびそれを用いた粉塵の飛散防止方法に関する。
コンクリートや鉄骨などからなるビル、工場、施設あるいは木造家屋などの各種建造物の解体作業は、一般に油圧式または機械式のブレーカ、カッター、圧砕爪およびクランプなどの作業アタッチメントを有する解体用重機を用いて行われている。このような解体作業では粉塵などが発生し、解体現場の周辺環境が粉塵などの飛散で汚染されるという問題がある。
一方、アスベストを含むスレート板などは、断熱材料、防火材料、吸音材料として建造物に多量に使用されてきた。しかしながら、近年、アスベストの人体への有害性が社会問題となり、その使用が制限されている。そして、既に施工されたアスベストの除去が要求されている。このような要求に応じるために、種々のアスベスト除去方法または固化方法が提案されている。
建材としてのアスベストの使用(施工)方法は様々であり、それらを安全かつ簡便に処理するために様々な方法が提案されている。
例えば、構造物の表面に吹き付け施工されたアスベスト層を剥離除去するために、ポリビニルピロリドンの水溶液からなるアスベスト施工層の剥離用処理剤(特許第2632554号明細書(特許文献1)参照)やコアと少なくとも1つの層からなるシェルとで構成されたポリマー粒子を含有するポリマー粒子および有機溶剤を含有する水性エマルジョン型の粉塵の飛散防止用塗料組成物(特許第2815469号明細書(特許文献2)参照)が提案されている。
例えば、構造物の表面に吹き付け施工されたアスベスト層を剥離除去するために、ポリビニルピロリドンの水溶液からなるアスベスト施工層の剥離用処理剤(特許第2632554号明細書(特許文献1)参照)やコアと少なくとも1つの層からなるシェルとで構成されたポリマー粒子を含有するポリマー粒子および有機溶剤を含有する水性エマルジョン型の粉塵の飛散防止用塗料組成物(特許第2815469号明細書(特許文献2)参照)が提案されている。
また、スレート板を粉砕せずに処理する方法として、ホウ砂、ホウ酸、炭酸ナトリウムなどの混合物からなる融解剤の水溶液に浸漬し、スレート内部に水溶液を含浸させ、融解剤を満たした溶融炉内にスレート廃材を浸漬し加熱することにより、スレート廃材中のアスベストを溶融させてガラス化させるスレート廃材の処理方法が提案されている(特許第3830492号明細書(特許文献3)参照)。
さらに、無機質板の製造において、脂肪酸エステルならびに脂肪酸および脂肪酸塩の少なくとも1種を水溶性耐水化剤として用いることが記載されている(特公平5−30786号公報(特許文献4)参照)。
しかしながら、上記の公報には、施工されたスレート板などを除去する際の粉塵の飛散防止については一切記載されておらず、現状ではこのようなスレート板などをより安全かつ簡便に処理する方法が求められている。
本発明は、施工されたスレート板などを除去する際に有用な粉塵の飛散防止剤およびそれを用いた粉塵の飛散防止方法を提供することを課題とする。
本発明の発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、施工されたスレート板などへの有機化合物の浸透性と、そのスレート板などを除去する際の粉塵の飛散防止効果とに相関関係を見出し、本発明を完成するに到った。
かくして、本発明によれば、スレート板の表面上に静置したときに該スレート板の裏面に達するまで略垂直方向に浸透し得る、常温で液状であり、沸点が190℃以上であり、かつ該スレート板の構成成分を溶解させない有機化合物からなることを特徴とする粉塵の飛散防止剤が提供される。
また、本発明によれば、上記の粉塵の飛散防止剤を、スレート板の表面から裏面に達するまで含浸させた後に処理することを特徴とする粉塵の飛散防止方法が提供される。
また、本発明によれば、上記の粉塵の飛散防止剤を、スレート板の表面から裏面に達するまで含浸させた後に処理することを特徴とする粉塵の飛散防止方法が提供される。
本発明によれば、施工されたスレート板などを除去する際に有用な粉塵の飛散防止剤およびそれを用いた粉塵の飛散防止方法を提供することができ、アスベストを含むスレート板などを除去する際にはアスベストの飛散も防止できることから、産業上極めて有用である。
本発明の粉塵の飛散防止剤は、スレート板の表面上に静置したときに該スレート板の裏面に達するまで略垂直方向に浸透し得る、常温で液状であり、沸点が190℃以上であり、かつ該スレート板の構成成分を溶解させない有機化合物からなることを特徴とする。
上記の条件を満たす有機化合物からなる本発明の粉塵の飛散防止剤を、スレート板に含浸させることにより、スレート板を機械的に粉砕した場合に、粉塵の発生を防止もしくは抑制することができる。
上記の条件を満たす有機化合物からなる本発明の粉塵の飛散防止剤を、スレート板に含浸させることにより、スレート板を機械的に粉砕した場合に、粉塵の発生を防止もしくは抑制することができる。
本発明において用いられる有機化合物は、例えば、本明細書の試験例1に記載のように、厚さ5mmの平板のスレート板上にシリコン樹脂で直径70mmの囲いを形成し、その囲い内に有機化合物10mlを静置し、静置開始から17時間後にスレート板の裏面、すなわち有機化合物を静置した面の裏側に達するまで略垂直方向に浸透し得るものが好ましい。これらの有機化合物の中でも、作業性の観点から、短時間でスレート板に浸透し得るものが好ましい。
本発明において用いられる有機化合物は、沸点が190℃以上、好ましくは200℃以上である。沸点が190℃以上であれば、スレート板に含浸させた後で揮発し難く、その後の作業が容易になるので好ましい。一方、沸点が190℃未満で揮発し易いと、含浸後の作業が困難になるだけでなく、揮発性有機化合物(VOC)の発生により環境への悪影響が懸念されるので好ましくない。
本発明において用いられる有機化合物は、安全であること、工業的に容易に入手可能であること、比較的安価であることなどの点から、界面活性剤や有機溶剤などに用いられている、炭素数15〜20の高級脂肪酸低級アルキルエステル、ジエチレングリコールモノ低級アルキルエーテルおよびジ低級アルキルナフタレンなどが好ましい。
本発明において用いられる炭素数15〜20の高級脂肪酸低級アルキルエステルとしては、パルミチン酸メチル、ステアリン酸メチル、オレイン酸メチル、リノール酸メチル、リノレン酸メチル、パルミチン酸エチル、ステアリン酸エチル、オレイン酸エチル、リノール酸エチル、リノレン酸エチルおよびこれらの混合物が挙げられる。混合物としては、例えば、天然由来の大豆油脂肪酸メチルなどが挙げられる。これらの中でも、大豆油脂肪酸メチル、オレイン酸メチルおよびパームオレイン酸メチルが特に好ましい。
本発明において用いられるジエチレングリコールモノ低級アルキルエーテルとしては、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノイソプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテルおよびジエチレングリコールモノイソブチルエーテルなどが挙げられ。これらの中でも、ジエチレングリコールモノメチルエーテルおよびジエチレングリコールモノブチルエーテルが特に好ましい。
本発明において用いられるジ低級アルキルナフタレンとしては、ジイソプロピルナフタレンの各種異性体を含む混合体(CAS No.38640-62-9)が挙げられる。
本発明の粉塵の飛散防止方法は、本発明の粉塵の飛散防止剤を、スレート板の表面から裏面に達するまで含浸させた後に処理することを特徴とする。
すなわち、本発明の粉塵の飛散防止方法は、施工されたスレート板を除去する前処理として実施すればよく、その後、粉砕などの公知の方法によりスレート板を除去すればよい。
すなわち、本発明の粉塵の飛散防止方法は、施工されたスレート板を除去する前処理として実施すればよく、その後、粉砕などの公知の方法によりスレート板を除去すればよい。
本発明の粉塵の飛散防止剤は、常温で液状であり、沸点が190℃以上であり、かつ該アスベストを溶解させない有機化合物からなり、これを施工されたスレート板に含浸させる。含浸方法としては塗布法、吹き付け法など公知の方法が挙げられ、処理対象となるスレート板の施工状態などにより適宜選択すればよい。
本発明を試験例により具体的に説明するが、これらの試験例により本発明が限定されるものではない。
試験例では次の化合物を用いた。
(F−1)大豆油脂肪酸メチル(炭素数=17〜19)
カネダ株式会社製、製品名:ベジソルMM
(F−2)オレイン酸メチル(炭素数=19)
ライオン株式会社製、製品名:パステルM181
(F−3)パームオレイン酸メチル(炭素数=19)
ライオン株式会社製、製品名:パステルM182
(F−4)トール油脂肪酸ジメチルアミド(炭素数=18、20)
日本乳化剤株式会社製、製品名:アマイドM1
(F−5)ミリスチン酸メチル(炭素数=15)
ライオン株式会社製、製品名:パステルM14
(F−6)ラウリン酸メチル(炭素数=13)
ライオン株式会社製、製品名:パステルM12
(F−1)大豆油脂肪酸メチル(炭素数=17〜19)
カネダ株式会社製、製品名:ベジソルMM
(F−2)オレイン酸メチル(炭素数=19)
ライオン株式会社製、製品名:パステルM181
(F−3)パームオレイン酸メチル(炭素数=19)
ライオン株式会社製、製品名:パステルM182
(F−4)トール油脂肪酸ジメチルアミド(炭素数=18、20)
日本乳化剤株式会社製、製品名:アマイドM1
(F−5)ミリスチン酸メチル(炭素数=15)
ライオン株式会社製、製品名:パステルM14
(F−6)ラウリン酸メチル(炭素数=13)
ライオン株式会社製、製品名:パステルM12
(S−1)ジエチレングリコールモノブチルエーテル
(S−2)ジエチレングリコールモノメチルエーテル
(S−3)ジイソプロピルナフタレン
(Ruetgers Kureha Solvents社、商品名:KMC−113、CAS No.38640-62-9)
(S−4)プロピレンカーボネート
(S−5)ジエチレングリコール
(S−6)プロピレングリコール
(S−2)ジエチレングリコールモノメチルエーテル
(S−3)ジイソプロピルナフタレン
(Ruetgers Kureha Solvents社、商品名:KMC−113、CAS No.38640-62-9)
(S−4)プロピレンカーボネート
(S−5)ジエチレングリコール
(S−6)プロピレングリコール
試験例1
図1に示すような平板のスレート板(寸法100mm×100mm×t5mm、株式会社エーアンドエーマテリアル製)上にシリコン樹脂で直径70mmの囲いを形成し、その囲い内に各化合物10mlを静置した。静置開始から17時間後にスレート板の裏面、すなわち各化合物を静置した面の裏側を観察し、スレート板の裏面における各化合物の浸透状態を確認した。
また、上記の化合物の代わりに水を用いた場合についても同様にして浸透状態を確認した。得られた結果を表1に示す。
図1に示すような平板のスレート板(寸法100mm×100mm×t5mm、株式会社エーアンドエーマテリアル製)上にシリコン樹脂で直径70mmの囲いを形成し、その囲い内に各化合物10mlを静置した。静置開始から17時間後にスレート板の裏面、すなわち各化合物を静置した面の裏側を観察し、スレート板の裏面における各化合物の浸透状態を確認した。
また、上記の化合物の代わりに水を用いた場合についても同様にして浸透状態を確認した。得られた結果を表1に示す。
表1の結果から、平板のスレート板では、炭素数が15以上の高級脂肪酸低級アルキルエステル、ジエチレングリコールモノ低級アルキルエーテルおよびジイソプロピルナフタレンが高い浸透性を有することがわかる。
試験例2
図2に示すような波型のスレート板(寸法300mm×260mm×t6mm、ピッチ135mm、有限会社山本スレート製)上にシリコン樹脂で寸法50mm×50mmの囲いを形成し、その囲い内に各化合物50mlを静置した。その後経時的にスレート板の裏面、すなわち化合物を静置した裏側を観察し、スレート板の裏面への各化合物の浸透日数を確認した。
また、上記の化合物の代わりに水を用いた場合についても同様にして浸透状態を確認した。得られた結果を表2に示す。
図2に示すような波型のスレート板(寸法300mm×260mm×t6mm、ピッチ135mm、有限会社山本スレート製)上にシリコン樹脂で寸法50mm×50mmの囲いを形成し、その囲い内に各化合物50mlを静置した。その後経時的にスレート板の裏面、すなわち化合物を静置した裏側を観察し、スレート板の裏面への各化合物の浸透日数を確認した。
また、上記の化合物の代わりに水を用いた場合についても同様にして浸透状態を確認した。得られた結果を表2に示す。
表2の結果から、波型のスレート板では、炭素数が19の高級脂肪酸低級アルキルエステルおよびジエチレングリコールモノ低級アルキルエーテルがさらに高い浸透性を有することがわかる。
試験例3
試験例2で用いた波型のスレート板を、溝部が長軸方向になるように棒状(寸法300mm×5mm×t6mm)に切断して試験片を得た。得られた試験片の寸法300mm×5mmのいずれか一方の面に筆で各化合物を塗布した。化合物としては、試験例1および2において比較的良好な結果が得られたF−1およびS−2を使用した。
次いで、試験片を割った時に発生する粉塵量(個/分)を、デジタル粉塵計(柴田科学株式会社製、型番:LD−3K2「ダストメイト」、測定範囲:0.001〜10.00mg/m3)を用いて測定した。各化合物について粉塵量を5回測定し、それらの平均値を求めた。
また、試験片がない状態のブランク、上記の化合物を塗布していない(未処理)試験片についても同様にして粉塵量を測定した。得られた結果を表3に示す。
試験例2で用いた波型のスレート板を、溝部が長軸方向になるように棒状(寸法300mm×5mm×t6mm)に切断して試験片を得た。得られた試験片の寸法300mm×5mmのいずれか一方の面に筆で各化合物を塗布した。化合物としては、試験例1および2において比較的良好な結果が得られたF−1およびS−2を使用した。
次いで、試験片を割った時に発生する粉塵量(個/分)を、デジタル粉塵計(柴田科学株式会社製、型番:LD−3K2「ダストメイト」、測定範囲:0.001〜10.00mg/m3)を用いて測定した。各化合物について粉塵量を5回測定し、それらの平均値を求めた。
また、試験片がない状態のブランク、上記の化合物を塗布していない(未処理)試験片についても同様にして粉塵量を測定した。得られた結果を表3に示す。
表3の結果から、大豆油脂肪酸メチル(F−1)およびジエチレングリコールモノメチルエーテル(S−2)を塗布することにより、未処理に比べて破砕時に発生する粉塵量が大幅に少なくなることがわかる。
試験例4
試験例1で用いた平板のスレート板を、寸法20mm×90mmに切断して試験片を得た。得られた試験片を各化合物に1日間浸漬処理した。化合物としては、試験例1および2において比較的良好な結果が得られたF−1およびS−2を使用した。
次いで、試験片を電子式万能試験機(型番:Caty500BL、株式会社米倉製作所製)を用いて、次のような条件で試験片に荷重をかけ、試験片に最初に亀裂が入る時の強度(kg)を測定した。
まず、試験片の位置が略対称になるように、支点間距離6.2mmで試験片の下部2点を支持した。次いで、支点間の中点(上部)にクロスヘッド速度1mm/分で鉛直方向に荷重をかけ、強度を測定した。
また、水に浸漬した試験片、上記の化合物に浸漬していない(未処理)試験片についても同様にして強度を測定した。得られた結果を表4に示す。
試験例1で用いた平板のスレート板を、寸法20mm×90mmに切断して試験片を得た。得られた試験片を各化合物に1日間浸漬処理した。化合物としては、試験例1および2において比較的良好な結果が得られたF−1およびS−2を使用した。
次いで、試験片を電子式万能試験機(型番:Caty500BL、株式会社米倉製作所製)を用いて、次のような条件で試験片に荷重をかけ、試験片に最初に亀裂が入る時の強度(kg)を測定した。
まず、試験片の位置が略対称になるように、支点間距離6.2mmで試験片の下部2点を支持した。次いで、支点間の中点(上部)にクロスヘッド速度1mm/分で鉛直方向に荷重をかけ、強度を測定した。
また、水に浸漬した試験片、上記の化合物に浸漬していない(未処理)試験片についても同様にして強度を測定した。得られた結果を表4に示す。
表4の結果から、大豆油脂肪酸メチル(F−1)およびジエレングリコールモノメチルエーテル(S−2)に浸漬することにより、未処理や水に浸漬させた場合に比べて最初に亀裂が入る時の強度が小さく、より小さい力でスレート板を粉砕できることがわかる。
Claims (4)
- スレート板の表面上に静置したときに該スレート板の裏面に達するまで略垂直方向に浸透し得る、常温で液状であり、沸点が190℃以上であり、かつ該スレート板の構成成分を溶解させない有機化合物からなることを特徴とする粉塵の飛散防止剤。
- 前記有機化合物が、炭素数15〜20の高級脂肪酸低級アルキルエステル、ジエチレングリコールモノ低級アルキルエーテルおよびジ低級アルキルナフタレンから選択される請求項1に記載の粉塵の飛散防止剤。
- 前記高級脂肪酸低級アルキルエステルが大豆油脂肪酸メチル、オレイン酸メチルおよびパームオレイン酸メチルであり、前記ジエチレングリコールモノ低級アルキルエーテルがジエチレングリコールモノメチルエーテルおよびジエチレングリコールモノブチルエーテルであり、前記ジ低級アルキルナフタレンがジイソプロピルナフタレンである請求項2に記載の粉塵の飛散防止剤。
- 請求項1〜3のいずれか1つに記載の粉塵の飛散防止剤を、スレート板の表面から裏面に達するまで含浸させた後に処理することを特徴とする粉塵の飛散防止方法。
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JP2007162765A JP2009001643A (ja) | 2007-06-20 | 2007-06-20 | 粉塵の飛散防止剤およびそれを用いた粉塵の飛散防止方法 |
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-
2007
- 2007-06-20 JP JP2007162765A patent/JP2009001643A/ja active Pending
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20121106 |