JP2009000987A - 記録材裁断搬送装置及びこれを用いた記録材処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送部材の挟持域を通過した記録材が裁断部材の保護部材上に乗り上げることに起因する記録材排出不良を有効に防止する。
【解決手段】記録材1を挟持搬送する対構成の搬送部材2と、この搬送部材2の近傍に設けられ且つ前記搬送部材2にて搬送される記録材1の搬送方向に直交する幅方向側部を裁断する裁断部材3と、この裁断部材3のうち記録材搬送経路の下側に位置し且つ裁断部材3の裁断域よりも記録材搬送方向下流側部分を少なくとも覆うように保護する保護部材4と、前記搬送部材2の挟持域を通過した記録材1の搬送方向上流端に当接して当該記録材1の搬送方向上流端が保護部材4を乗り越える位置まで押し出される押出部材5とを備える。この記録材裁断搬送装置を用いた記録材処理装置をも対象とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、記録材裁断搬送装置及びこれを用いた記録材処理装置に関する。
従来、複写機、プリンタ等の記録材処理装置に用いられる記録材裁断搬送装置としては、例えば排出収容受けに記録材を排出する搬送部材としての対構成の排出ロールと、この排出ロールと同軸上に記録材搬送方向と直交する幅方向の記録材側部を裁断する裁断部材としての回転刃対とを備え、記録材の排出と同時に記録材側部を裁断するようにしたものが知られている(特許文献1参照)。
そして、このような記録材裁断搬送装置においては、排出収容受け側からユーザーが誤って回転刃に触れてしまうことのないように、排出ロールのニップ域よりも記録材搬送方向下流側部分に回転刃対を覆う保護部材としての保護カバーが配設されている。
特開2005−262408号公報(実施形態1、図3参照)
本発明の技術的課題は、搬送部材の挟持域を通過した記録材が裁断部材の保護部材上に乗り上げることに起因する記録材排出不良を有効に防止することが可能な記録材裁断搬送装置及びこれを用いた記録材処理装置を提供するものである。
請求項1に係る発明は、記録材を挟持搬送する対構成の搬送部材と、この搬送部材の近傍に設けられ且つ前記搬送部材にて搬送される記録材の搬送方向に直交する幅方向側部を裁断する裁断部材と、この裁断部材のうち記録材搬送経路の下側に位置し且つ裁断部材の裁断域よりも記録材搬送方向下流側部分を少なくとも覆うように保護する保護部材と、前記搬送部材の挟持域を通過した記録材の搬送方向上流端に当接して当該記録材の搬送方向上流端が保護部材を乗り越える位置まで押し出される押出部材とを備えていることを特徴とする記録材裁断搬送装置である。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る記録材裁断搬送装置において、裁断部材が、搬送部材と同軸上に設けられて回転し、搬送部材による記録材の挟持搬送動作と同時に記録材を裁断するものであることを特徴とする記録材裁断搬送装置である。
請求項3に係る発明は、請求項1に係る記録材裁断搬送装置において、押出部材が、記録材搬送方向と直交する幅方向のうち保護部材近傍の記録材の搬送方向上流端を押し出すものであることを特徴とする記録材裁断搬送装置である。
請求項4に係る発明は、請求項1に係る記録材裁断搬送装置において、押出部材が、記録材の押出動作を複数回繰り返すことを特徴とする記録材裁断搬送装置である。
請求項5に係る発明は、請求項1に係る記録材裁断搬送装置において、押出部材が、搬送部材の回転中心を揺動支点として進退移動することを特徴とする記録材裁断搬送装置である。
請求項6に係る発明は、請求項1に係る記録材裁断搬送装置において、前記搬送部材よりも記録材搬送方向上流側に接触離間自在に設けられ、接触時に記録材を挟持搬送する対構成の接離搬送部材を有し、前記押出部材が前記接離搬送部材の離間動作に追従して作動するものであることを特徴とする記録材裁断搬送装置である。
請求項7に係る発明は、記録材に所定の処理を施す処理部と、この処理部にて処理された記録材を裁断搬送する請求項1乃至6いずれかに係る記録材裁断搬送装置とを備えた記録材処理装置である。
請求項8に係る発明は、記録材搬送方向に直交する幅方向側部を裁断する第1の記録材裁断搬送装置と、この第1の記録材裁断搬送装置よる記録材搬送方向と直交する方向に記録材を搬送し且つ当該記録材搬送方向に直交する幅方向側部を裁断する第2の記録材裁断搬送装置と、前記第1の記録材裁断搬送装置にて裁断された記録材を第2の記録材裁断搬送装置に向けて搬送する方向変換搬送機構と、前記第2の記録材裁断搬送装置の下流側に設けられ、この第2の記録材裁断搬送装置にて裁断された記録材を収容する記録材収容受けとを備え、第2の記録材裁断搬送装置に請求項1ないし6いずれかに係る記録材裁断搬送装置を用いるようにしたことを特徴とする記録材処理装置である。
請求項1に係る発明によれば、搬送部材の挟持域を通過した記録材が裁断部材の保護部材上に乗り上げることに起因する記録材排出不良を有効に防止することができる。
請求項2に係る発明によれば、裁断部材の回転軸等を別途増設することなく、構成を簡略化することができる。
請求項3に係る発明によれば、裁断部材の保護部材上に乗り上げた記録材端部を効果的に押し出すことができる。
請求項4に係る発明によれば、裁断部材の保護部材上に乗り上げた記録材端部の押出動作を安定させることができる。
請求項5に係る発明によれば、新たに支持部材等を設けずに押出部材を適所に配設することが可能になり、省スペース化を図りながら構成の簡略化を実現することができる。
請求項6に係る発明によれば、押出部材の駆動源として、新たに駆動源を設ける必要なく、接離搬送部材を接離させる駆動源を利用することができる。
請求項7に係る発明によれば、搬送部材の挟持域を通過した記録材が裁断部材の保護部材上に乗り上げることに起因する記録材排出不良を有効に防止することが可能な記録材処理装置を構築することができる。
請求項8に係る発明によれば、周囲寸法が最適寸法に裁断された記録材を記録材収容受けに排出することが可能な記録材処理装置を構築することができる。
◎実施の形態モデルの概要
先ず、本発明が適用される実施の形態モデルの概要を説明する。
図1(a)(b)は本発明を具現化する実施の形態モデルに係る記録材裁断搬送装置の概要を示す。
同図において、記録材裁断搬送装置は、記録材1を挟持搬送する対構成の搬送部材2(例えば2a,2b)と、この搬送部材2の近傍に設けられ且つ前記搬送部材2にて搬送される記録材1の搬送方向に直交する幅方向側部を裁断する裁断部材3(例えば3a,3b)と、この裁断部材3のうち記録材搬送経路の下側に位置し且つ裁断部材3の裁断域よりも記録材搬送方向下流側部分を少なくとも覆うように保護する保護部材4と、前記搬送部材2の挟持域を通過した記録材1の搬送方向上流端に当接して当該記録材1の搬送方向上流端が保護部材4を乗り越える位置まで押し出される押出部材5とを備えている。
本態様によれば、押出部材5は、搬送部材2の挟持域(ニップ域)を抜けた後の記録材1に対して、当該記録材1の搬送方向上流端を押し出すようにしたので、記録材1が保護部材4に乗り上げることに起因する記録材排出不良は有効に防止される。
つまり、本態様を用いない場合には、記録材1が搬送部材2のニップ域を通過すると、記録材1に対して搬送力が作用しなくなり、記録材1が例えば排出受け側に送り出されずに裁断部材3を覆う保護部材4上に記録材1の搬送方向上流端が乗り上げてしまい、排出受け上では記録材順がずれるなどの記録材排出不良が生ずる懸念がある。
この種の記録材裁断装置は多くの場合記録材処理装置に組み込まれる。
この種の記録材処理装置としては、記録材に所定の処理を施す処理部と、この処理部にて処理された記録材を裁断搬送する記録材裁断搬送装置とを備えたものが挙げられる。
ここで、処理部としては、代表的には画像形成部(画像形成方式は電子写真方式、インクジェット方式、静電記録方式等適宜選定可能)が挙げられるが、これに限らず、記録材に対して各種処理(孔開け処理、折り曲げ処理、綴じ処理など)を施す態様も含む。
また、記録材処理装置として記録材の周囲寸法を裁断する態様としては、記録材搬送方向に直交する幅方向側部を裁断する第1の記録材裁断搬送装置と、この第1の記録材裁断搬送装置よる記録材搬送方向と直交する方向に記録材を搬送し且つ当該記録材搬送方向に直交する幅方向側部を裁断する第2の記録材裁断搬送装置と、前記第1の記録材裁断搬送装置にて裁断された記録材を第2の記録材裁断搬送装置に向けて搬送する方向変換搬送機構と、前記第2の記録材裁断搬送装置の下流側に設けられ、この第2の記録材裁断搬送装置にて裁断された記録材を収容する記録材収容受けとを備えたものが挙げられる。この態様においては、第2の記録材裁断搬送装置に上述した記録材裁断搬送装置(搬送部材2,裁断部材3,保護部材4,押出部材5を具備した態様)を用いるようにすればよい。
このような技術的手段において、本実施の形態モデルは、搬送部材2と共に裁断部材3を具備し、前記裁断部材3の少なくとも一部を保護部材4で覆うようにした態様を前提とする。
また、搬送部材2は記録材1を挟持搬送する対構成であればよく、その態様としてはロール状、ベルト状等適宜選定して差し支えないが、代表的にはロール状のものが用いられる。
ここで、裁断部材3による裁断精度を良好にするには、裁断時に記録材1を平面状に保つことが必要であり、例えば記録材1の面剛性を確保する上で記録材1を波形にするコルゲーションロール(corrugation roll)のような搬送部材2を用いることはできない。
更に、裁断部材3としては、記録材1の側部を裁断可能なものであれば適宜選定して差し支えなく、例えば裁断刃を上下に移動させて記録材1を裁断する直線移動式を適用することも可能であるが、主に記録材1の搬送方向に回転する対構成の回転刃を用いて記録材1側部を裁断する回転式が用いられる。
更にまた、裁断部材3は搬送部材2の近傍に設けられていればよく、例えば回転式であれば、搬送部材2と同軸上に設けられる態様のほか、搬送部材2と異なる軸に設けられる態様をも含む。この場合、裁断部材3は、対構成の回転刃3a,3bを用いて記録材1の一側部を裁断するようにしてもよいし、複数組の対構成の回転刃3a,3bを用いて記録材1の一側部を裁断するようにしたものでもよい。
また、保護部材4は、ユーザーが裁断部材3に誤って触れてしまうことを防止する機能部材であるが、搬送部材2の挟持域(ニップ域)通過後には搬送部材2による搬送力が記録材1に作用しなくなるため、記録材1の搬送方向上流側端が保護部材4上に乗り上げたまま、搬送されずに残ってしまう虞れがある。本実施の形態モデルはこのような不具合を解消するために案出されたものである。
ここで、保護部材4としては、裁断部材3のうち記録材搬送経路の下側に位置し且つ裁断部材3の裁断域よりも記録材搬送方向下流側部分を少なくとも覆うように保護するものであればよく、記録材1の搬送方向上流側部分が保護部材4上に乗り上げる事態が生ずる態様であることを要する。例えば裁断部材3が上下に対構成の態様であれば、下側に配設される裁断部材3bの裁断域よりも記録材搬送方向下流側部分を覆うようにしたものが挙げられる。
また、押出部材5は記録材1の搬送方向上流端に当接して押し出すものであればよい。
これは、例えばパドルやロール等の補助搬送部材にて記録材1面に接触して搬送力を付与する場合には、記録材1表面の画像に損傷を与えるなどの虞れがあるばかりか、搬送部材2直後にこのような補助搬送部材を設ける設置スペースを確保し難いことによる。
更に、押出部材5の駆動系としては、専用の駆動源を用いるようにしてもよいし、記録材裁断搬送装置を構成する他の機能部材の駆動源を利用するようにしてもよい。
更にまた、押出部材5は、搬送部材2の挟持域にて搬送された後の記録材1の搬送方向上流側端を押し出すものであれば、搬送直後の動いている記録材1に対してその搬送方向上流側端を押し出すようにしてもよいし、保護部材4に乗り上げて静止した記録材1の搬送方向上流側端を押し出すようにしたものでもよい。
また、裁断部材3としては、構成の簡略化という観点からすれば、搬送部材2と同軸上に設けられて回転し、搬送部材2による記録材1の挟持搬送動作と同時に記録材1を裁断するものであることが好ましい。
更に、押出部材5は、記録材搬送方向と直交する幅方向のうち保護部材4近傍の記録材1の搬送方向上流端を押し出すものであることが好ましい。
この場合、例えば保護部材4に乗り上げて静止した記録材1を記録材搬送方向と直交する幅方向から見ると、保護部材4からの距離が遠くなるほど、言い換えれば、記録材幅方向中心付近になるほど、湾曲して撓む一方、保護部材4の近傍ほど撓み量が少ない。したがって、保護部材4近傍の記録材1の搬送方向上流端を押し出すようにすることによって、記録材1端部を効果的に押し出すことが可能である。
また、押出部材5の好ましい動作態様としては、記録材1の押出動作を複数回繰り返すことが挙げられる。
このような態様によれば、一回の動作で記録材1を押し出すことができなくても、複数回目の押出動作で記録材1を押し出すことができるので、記録材1を確実に押し出すことが可能である。
尚、動作回数については、記録材1の押出能力や記録材搬送方向上流側から搬送される次の記録材1の搬送速度等に応じて適宜選定して差し支えない。
更に、押出部材5の駆動伝達機構としては、省スペース化及び構成の簡略化という観点からすれば、搬送部材2の回転中心を揺動支点として進退移動するものが挙げられる。
更にまた、押出部材5の好ましい駆動伝達機構としては、搬送部材2よりも記録材搬送方向上流側に接触離間自在に設けられ、接触時に記録材1を挟持搬送する対構成の接離搬送部材(図示せず)を有し、前記押出部材5が前記接離搬送部材の離間動作に追従して作動するものが挙げられる。
この場合、接離搬送部材は、ロール状、ベルト状等適宜選定して差し支えないが、代表的にはロール状のものが用いられる。
このような態様によれば、押出部材5の駆動源として、新たに駆動源を設ける必要なく、接離搬送部材を接離させる駆動源を利用することができる点で好ましい。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明をより詳細に説明する。
◎実施の形態1
図2は本発明が適用された記録材処理装置の実施の形態1を示す。
同図において、本実施の形態の記録材処理装置10は、画像を作成する作像装置(プリンタ装置)11を備え、作像装置11の上部に記録材S上の画像に対して高光沢処理を施し且つ記録材Sを裁断搬送する後処理装置12と、原稿を読み取るための画像読取装置13とを配設したものである。
更に、作像装置11は、作像筐体20の下部に用紙などの記録材Sを供給する第一記録材収容器30及び第二記録材収容器31を配設し、その上方には第一記録材収容器30及び第二記録材収容器31からの記録材Sにカラー画像が形成可能な作像エンジン40と、作像エンジン40を通過した記録材S上の未定着トナー像を定着する第一の定着装置60とを設けたものである。また、作像エンジン40の対向部には第一記録材収容器30及び第二記録材収容器31からの記録材Sの搬送路となる記録材搬送路70が形成されている。
本実施の形態で用いられる作像エンジン40は、電子写真方式を採用したものであって、イエロ(Y色)、マゼンタ(M色)、シアン(C色)及びブラック(K色)の4色の作像ユニット41(41a〜41d)を中間転写ベルト50に対して並列配置させた構成となっている。そのため、夫々の作像ユニット41(41a〜41d)にて形成された各色のトナー像を中間転写ベルト50上に順次一次転写させて多重化し、この多重化されたトナー像を二次転写装置(二次転写ロール53)にて第一記録材収容器30及び第二記録材収容器31から搬送された記録材S上に一括転写させ、第一の定着装置60に導くようにしたものである。尚、4色の作像ユニット41の配色はこの順番に限らず、他の順番であっても差し支えない。
本実施の形態における作像ユニット41(41a〜41d)は、各色成分トナー像を形成保持する像保持体としての感光体ドラム42と、この感光体ドラム42を帯電する帯電器43と、帯電された感光体ドラム42に潜像を形成するレーザ走査装置などの露光器44と、感光体ドラム42上の静電潜像を顕像化する現像器45と、感光体ドラム42上のトナー像を中間転写ベルト50上に一次転写する例えば一次転写ロール46と、感光体ドラム42上に残留した残留トナーを清掃する清掃器47と、この清掃器47による清掃後の感光体ドラム42上を除電する除電ロール48とを備えている。
尚、本実施の形態では、露光器44は4色の作像ユニット41全体を共通のものにて露光するようになっている。
また、符号49は現像器45にトナーを補給するトナー補給器である。
更に、中間転写ベルト50は複数の張架ロール51,52に張架され、例えば張架ロール51を駆動ロール、張架ロール52を従動ロールとして循環搬送されるものであり、二次転写ロール53が張架ロール52を対向ロールとして対向配置されている。更に、この中間転写ベルト50の張架ロール51と対向する位置には中間転写ベルト50上の残留トナーを除去する清掃器54が配設されている。
本実施の形態において、第一の定着装置60は、加熱源を内蔵した加熱ロール61と、この加熱ロール61に対向配置される加圧ロール62とを備えている。
更に、本実施の形態における記録材搬送系は、例えば記録材Sとして例えば写真画像専用のコート紙が収容される第一記録材収容器30及び記録材Sとして例えばA3サイズの普通紙が収容される第二記録材収容器31を有し、この第一記録材収容器30及び第二記録材収容器31の近傍には記録材Sを所定のタイミングで送り出すピックアップロール32と、記録材Sを捌くナジャロール33及びリタードロール34とを備え、最上部の1枚の記録材Sのみが送出可能になっている。
また、記録材搬送路70は、第一記録材収容器30、第二記録材収容器31から略垂直上方に延び記録材Sを搬送する搬送ロール71,72と、二次転写位置への記録材Sの搬送タイミングを調整する位置合わせロール73と、第一の定着装置60の下流側には切替ゲート74とを備えている。
更に、記録材搬送路70は、切替ゲート74によって排出ロール75を介して第一排出受け76に記録材Sを導く主搬送路77と、排出ロール78を介して後処理装置12に記録材Sを導く接続搬送路79とに分岐するようになっている。
更に、本実施の形態においては、写真画像のような余白のない高画質画像を得る後処理装置12が配設されている。
すなわち、後処理装置12は、図2及至図4に示すように、後処理装置筐体15内に配設され且つ記録材Sに画像を再定着させる第二の定着装置100と、第二の定着装置100から送られた記録材Sを同方向(X方向)に搬送すると共に記録材搬送方向に直交する方向の記録材Sの両側部を裁断するX方向裁断搬送機構200と、X方向裁断搬送機構200による裁断方向と直交する方向(Y方向)に記録材Sを搬送すると共に記録材搬送方向に直交する方向の記録材Sの両側部を裁断するY方向裁断搬送機構300とを備えている。
本実施の形態において、写真画像を得る場合は、第一の定着装置60にて定着を終えた記録材Sに対して、更に、第二の定着装置100により再定着を行うことにより、表面を平滑に仕上げ、高光沢の画像を得ることができるようになっている。尚、本実施の形態では第二の定着装置100は後処理装置12に具備されているが、これに限られるものではなく、作像装置11側に具備されるものでもよいし、別途個別に設けられたものでもよい。
そして、後処理装置筐体15には再定着及び裁断を終えた記録材Sが送出される第二排出受け16が配設されている(図4参照)。
本実施の形態において、第二の定着装置100は、加熱源を内蔵した加熱ロール110を備え、この加熱ロール110と張架ロール121,122とに無端状の定着ベルト120を架け渡すと共に、この張架された定着ベルト120の内側には記録材Sを冷却する冷却部材としてのヒートシンク130を配設し、定着ベルト120を介して加熱ロール110に対向して加圧ロール140を設けたものである。
また、加熱ロール110は、例えば加熱源としてのハロゲンヒータ111が内蔵される金属製の円筒状のコア112の表面に例えばPFAチューブ等からなる離型層を備えたものである。
一方、加圧ロール140は、例えば金属製の円筒状のコア141と、このコア141の表面に形成された例えばシリコーンゴム等からなる弾性層142と、この弾性層142の表面に形成された例えばPFAチューブ等からなる離型層とで構成されている。
更に、定着ベルト120は、例えば熱硬化型ポリイミド製の無端状フィルム基材の表面にフッ素ゴムやシリコーンゴム等による平滑性の高い被覆層が形成された部材で構成されている。
また、この第二の定着装置100の下流側には、ヒートシンク130直後の張架ロール121の下流側に記録材Sを剥離させるための剥離案内部材150、151が配設されると共に、更に、この剥離粉内部材150,151の下流側に記録材Sを送出する送出ロール160が設けられている。
一方、X方向裁断搬送機構200は、図3、図4及び図5(a),(b)に示すように、搬送される記録材Sの先端又は後端位置を検知する位置検知器210と、記録材Sを挟持搬送する対構成の搬送ロール220と、この搬送ロール220の下流側にて記録材Sを搬送すると共に記録材搬送方向と直交する方向の記録材Sの両側部を裁断する記録材裁断搬送装置としての裁断搬送部230と、この裁断搬送部230を通過した記録材Sを搬送し且つ所定位置で停止させる停止搬送ロール250とを備えている。
ここで、搬送ロール220は、駆動ロール221とこの駆動ロール221に接触配置される従動ロール222とを備えたものである。また、停止搬送ロール250は、駆動ロール251と、この駆動ロール251に対して接離自在な従動ロール252とを備えた接離搬送ロールであり、X方向に記録材Sを搬送するときには両ロール251,252を接触配置して記録材Sを挟持搬送可能にすると共に、Y方向に記録材Sを搬送するときには両ロール251,252を離間配置するようになっている。
尚、図4は図3に示す後処理装置12をA方向から見た図、図5(a)(b)は図4中A方向、B方向から見た矢視図である。
また、Y方向裁断搬送機構300は、X方向裁断搬送機構200にてX方向に搬送された後に停止した記録材SをY方向に向かって挟持搬送する対構成の搬送ロール320と、この搬送ロール320の下流側にて記録材Sを搬送すると共に記録材搬送方向と直交する方向の記録材Sの両側部を裁断する記録材裁断搬送装置としての裁断搬送部330とを備えている。
ここで、搬送ロール320は、例えば下側に位置する駆動ロール321と、この駆動ロール321の上側にて接離自在な従動ロール322とを備えた接離搬送ロールであり、X方向裁断搬送機構200による記録材Sの搬送動作が行われている間には両ロール321、322を離間配置する一方、Y方向に記録材Sを搬送するときには両ロール321、322を接触配置して記録材Sを挟持搬送可能にするものである。
次に、Y方向裁断搬送機構300の裁断搬送部330の詳細について説明する。尚、ここではY方向裁断搬送機構300の裁断搬送部330について説明するが、X方向裁断搬送機構200の裁断搬送部230についても基本的な構成は略同様である。
すなわち、Y方向裁断搬送機構300の裁断搬送部330は、図6ないし図8に示すように、対向する回転軸340に設けられた搬送部材としての対構成の搬送ロール350と、この回転軸340上で且つ搬送ロール350の軸方向外側に設けられた裁断部材としての対構成の回転刃360とを備えている。
ここで、搬送ロール350としては、例えば対構成の下側に配置される駆動ロール351と、この駆動ロール351の上側に接触配置されて記録材Sを挟持搬送する従動ロール352とを備えている。
また、回転刃360は、例えば対構成の下側に配置される下側回転刃361と、対構成の上側に配置される上側回転刃362とを裁断域Rにて一部重合配置させたものである。
本例では、下側回転刃361は、図7及び図8(a)(b)に示すように、回転軸340の軸方向外側に鋭利な刃を有する外刃構造になっており、回転軸340に嵌合装着された保持ブッシュ363を介して回転軸340に直交する面に沿って配置されている。
これに対し、上側回転刃362は、回転軸340の軸方向内側に鋭利な刃を有する内刃構造になっており、下側回転刃361の外刃面に対して所定角度θだけ傾斜配置されている。ここで、上側回転刃362の取付構造は、回転軸340の上側回転刃362よりも軸方向内側にストッパ365を固定する一方、付勢ばね366にて上側回転刃362をストッパ365側に押圧付勢し、更に、ストッパ365の一部に突起367を設け、この突起367にて上側回転刃362を所定角度θにて傾斜配置した状態で保持するようにしたものである。
この上側回転刃362の傾斜角度θは回転刃360による裁断性能を良好に保つパラメータであり、適宜選定される。
また、本実施の形態では、裁断搬送部330には、図6及び図10に示すように、保護部材としての保護カバー370が設けられている。
この保護カバー370は、ユーザーが第二排出受け16への排出開口(図示せず)側から回転刃360に誤って触れてしまうことを防止するために設けられたものであり、下側回転刃361の裁断域Rよりも記録材Sの搬送方向下流側部分を覆う被覆部371を有し、例えば後処理装置筐体15の一部に固定されている。
この種の保護カバー370は、第二排出受け16への排出開口(図示せず)に面した回転刃360部分を少なくとも覆うようにすればよく、本実施の形態では、下側回転刃361に対応する部分を覆うようになっているが、排出開口との関係で、上側回転刃362にもユーザーが誤って触れる虞れがあるような場合には上側回転刃362の周囲にも図示外の保護カバーを設けるようにすればよい。
尚、X方向裁断搬送機構200の裁断搬送部230には直接ユーザーが回転刃360に触れる懸念は少ないので、上述した保護カバー370は設けられていない。
更に、本実施の形態では、裁断搬送部330には、図9及び図10に示すように搬送ロール350の挟持域(ニップ域)を通過した記録材Sを第二排出受け16側に押し出す押出機構400が設けられている。
この押出機構400は、搬送ロール320の上側ロール(本例では従動ロール)322と上側回転刃362との間に進退移動可能な押出アーム410を回転軸340の軸方向両側に夫々有している。この押出アーム410は板状のアーム本体411に回転軸340が摺動自在に遊嵌するスリット412を形成したものであり、この押出アーム410の一端がリンク機構415に連結されている。
本例において、リンク機構415は、後処理装置筐体15にリンク支軸416を回転自在に支持し、このリンク支軸416の前記押出アーム410に対応した部位には夫々リンクアーム417を突出形成すると共に、前記押出アーム410の一端に前記リンクアーム417の自由端を回転可能にピン419接合する一方、リンク支軸416の軸方向略中央には接離自在な接離搬送ロール320側に向かって揺動アーム418を突出形成し、揺動アーム418の自由端にて接離搬送ロール320の上側従動ロール322の回転軸323を上下方向に移動可能に支持するようになっている。
更に、リンク支軸416には図示外の正逆回転可能な駆動モータからの駆動力が図示外の駆動伝達機構を介して伝達されるようになっている。
本例では、揺動アーム418は接離搬送ロール320の接触状態(ニップ)を解除するためのものであり、接離搬送ロール320が接触配置されている状態では図10(a)に示すように略水平位置に配置されており、図示外の駆動モータからの駆動力にてリンク支軸416を図10(b)に示すように所定方向に回転させると、反時計回り方向に揺動して上側従動ロール322を下側駆動ロール321から離間配置するようになっている。
また、接離搬送ロール320が接触配置されている状態では、押出アーム410は、図10(a)に示すように、リンクアーム417を介して初期待機位置(記録材Sの搬送動作に支障のない位置)に持ち上げ配置されており、接離搬送ロール320が離間配置された状態では、揺動アーム418は図10(b)に示すように揺動し、これに伴って、リンクアーム417が斜め下方に向かって揺動し、押出アーム410は回転軸340を支軸として搬送ロール350のニップ域よりも下流側の記録材搬送経路に沿って第二排出受け16側に進出移動するようになっている。
このとき、押出アーム410の押出動作は少なくとも1回行われればよいが、リンク支軸416の正逆回転動作を繰り返し制御することにより、押出アーム410の押出動作を複数回行わせるようにしてもよい。
尚、X方向裁断搬送機構200には裁断搬送部230の下流側に停止搬送ロール250が設けられているため、裁断搬送部230には上述した押出機構は設けられていない。
また、本実施の形態では、図3、図5(a)(b)に示すように、X方向裁断搬送機構200及びY方向裁断搬送機構300には裁断搬送部230、330で裁断された記録材Sの裁断屑Tを図示外の裁断屑回収容器に回収するための裁断屑処理機構500が設けられている。
先ず、X方向裁断搬送機構200の裁断屑処理機構500について説明する。
この裁断屑処理機構500は、図3及び図5(a)に示すように、裁断搬送部230の回転刃360の裁断域の下流側に裁断屑分離部材510を設け、この裁断屑分離部材510にて裁断後の記録材Sと前記回転刃360で裁断された裁断屑Tとを分離し、前記裁断屑Tを記録材Sの搬送方向と同じ方向の斜め下方に向かって案内し、裁断屑搬送ベルト520にて図示外の裁断屑回収容器まで搬送するようにしたものである。
一方、Y方向裁断搬送機構300の裁断屑処理機構500について説明すると、裁断屑処理機構500は、図5(b)及び図11(a)(b)に示すように、裁断搬送部330の回転刃360の裁断域の下流側に裁断屑分離部材530を有している。この裁断屑分離部材530は、X方向裁断搬送機構200のものと同様に、裁断後の記録材Sと前記回転刃360で裁断した裁断屑Tとを分離する機能を有するものであるが、X方向裁断搬送機構200のものと異なり、下側回転刃361の半円弧部分に沿う円弧状案内部材531を設けると共に、この円弧状案内部材531の一部には下側回転刃361の保持ブッシュ363の回転に追従回転する補助ロール532を配設し、前記円弧状案内部材531及び補助ロール532にて裁断屑Tを記録材搬送方向に対して約180度方向変換させた状態(図10(b)中Y1方向)で斜め下方に向かって案内し、前記裁断屑搬送ベルト520の搬送方向と交差する方向から裁断屑搬送ベルト520上に裁断屑Tを落下させ、図示外の裁断屑回収容器まで搬送するようにしたものである。
次に、本実施の形態に係る記録材処理装置10の処理プロセスについて説明する。
今、図示外の入力処理装置から印刷情報が記録材処理装置10に入力されると、作像動作が開始される。
すなわち、周知の電子写真プロセスにより各作像ユニット41a〜41dの感光体ドラム42の表面にはトナー像が形成され、しかる後、これらの各色トナー像は一次転写ロール46により感光体ドラム42と略同速度で移動する中間転写ベルト50上に順次転写される(図2参照)。
一方、第一記録材収容器30及び第二記録材収容器31から記録材Sを1枚送り出し、記録材搬送路70の搬送ロール71,72により位置合わせロール73まで搬送すると、この位置合わせロール73にて一旦停止した後、記録材Sへの画像書き込みタイミングに合わせて二次転写ロール53部位に搬送し、記録材Sに中間転写ベルト50上のトナー像を転写する。
この後、記録材Sが第一の定着装置60に搬送されると、第一の定着装置60にて記録材S上の未定着トナー像が定着され、記録材S表面に画像が形成される。
そして、記録材Sのうち例えば普通紙に対する画像形成の場合、本例では、例えば第二記録材収容器31内の記録材Sを用いる場合であれば、第一の定着装置60から送出された記録材Sは、切替ゲート74から主搬送路77を経由し、排出ロール75を介して第一排出受け76に排出収容される。
一方、記録材Sのうち写真用のコート紙に対する画像形成の場合、本例では、例えば第一記録材収容器30内の記録材Sを用いる場合であれば、第一の定着装置60から送出された記録材Sは、後処理装置12の第二の定着装置100によって画像が再定着されるようになっている。
すなわち、第一の定着装置60から送出された記録材Sは、切替ゲート74から接続搬送路79を通り、排出ロール78を介して後処理装置12へと送出されると、更に、第二の定着装置100にて加熱定着された後に定着ベルト120の平滑な搬送面上でヒートシンク130により冷却されることによって、表面の平滑な高画質画像が形成される。
そして、再定着後の記録材Sは、剥離案内部材150、151によって定着ベルト120から剥離されると共に、送出ロール160によってX方向裁断搬送機構200に送出される。
次に、記録材Sは、X方向裁断搬送機構200に搬送され、記録材搬送方向(X方向)と直交する方向の記録材Sの側部(余白部)が裁断される(図4参照)。
すなわち、X方向裁断搬送機構200では、位置検知器210によって記録材Sの搬送位置を検知すると共に、搬送ロール220によって記録材Sを搬送し、裁断搬送部230にて、記録材Sの搬送と同時に記録材搬送方向と直交する方向の記録材Sの側部(余白部)が裁断される。
尚、裁断された裁断屑Tは裁断屑処理機構500にて図示外の裁断屑回収容器に回収される。
この後、記録材Sは停止搬送ロール250に向けて搬送され、前記位置検知器210にて記録材Sの通過を検知してから所定時間経過すると、停止搬送ロール250が記録材Sをニップ搬送して所定の位置まで到達した状態で停止する。
このとき、Y方向裁断搬送機構300の搬送ロール320は、X方向裁断搬送機構200による記録材Sの搬送動作を妨げないように離間配置されている。
すなわち、図10(b)に示すように、Y方向裁断搬送機構300ではリンク支軸416が反時計回り方向に回転し、揺動アーム418が接離搬送ロール320の上側従動ロール322の回転軸を持ち上げることにより、対構成の接離搬送ロール320を離間配置した状態にある。
次に、記録材Sは、Y方向裁断搬送機構300に搬送され、記録材搬送方向(Y方向)と直交する方向の記録材Sの側部(余白部)が裁断されると共に、第二排出受け16に排出される。
つまり、停止搬送ロール250が停止した後、停止搬送ロール250のニップ状態が解除されて停止搬送ロール250が離間配置されると共に、図10(a)に示すように、Y方向裁断搬送機構300の搬送ロール320が接触配置され、記録材Sが搬送ロール320にてニップ搬送される。
そして、搬送ロール320が回転することにより、記録材Sは裁断搬送部330に送られる。
この状態において、記録材Sは、裁断搬送部330の搬送ロール350にニップ搬送されると同時に、回転刃360によって記録材搬送方向と直交する方向の記録材Sの側部が裁断される。尚、裁断された裁断屑Tは、上述したように、裁断屑処理機構500にて記録材搬送方向と逆方向(Y1方向)に進み、裁断屑搬送ベルト520を介して図示外の裁断屑回収容器に回収される(図11(b)参照)。
一方、裁断後の記録材Sは裁断搬送部330の搬送ロール350により第二排出受け16上に送り出される。
特に、この裁断搬送部330では、搬送ロール350のニップ域nを通過した後の記録材Sには搬送力が作用しなくなるため、図12(a)に示すように、第二排出受け16まで送り出されずに、記録材Sの搬送方向上流側(記録材後端)が保護カバー370上に乗り上げてしまうことがある。
本実施の形態においては、このような記録材Sを送り出すために、記録材Sが搬送ロール350のニップ域を通過すると、図10(b)及び図12(a)(b)に示すように、リンク支軸416が図中反時計回り方向に回転すると共に、揺動アーム418の揺動によって接離搬送ロール320が離間配置される。この結果、リンクアーム417の揺動に伴って押出アーム410を第二排出受け16側に進出移動させ、回転軸340を支軸として搬送ロール350の下流側の記録材搬送経路上に押出アーム410を移動させ、記録材Sの搬送方向上流端を第二排出受け16側に押し出す。
また、本実施の形態では、リンク支軸416は図示外の駆動モータからの駆動力にてある程度の速度をもって回転するため、このリンク支軸416の回転に伴ってリンクアーム417を介して押出アーム410はある程度の速度をもって記録材搬送方向に移動することになり、押出アーム410によって記録材Sの搬送方向上流端が効果的に叩かれて第二排出受け16側に有効に押し出される。
また、この押出アーム410の動作回数は1回でもよいが、記録材Sが搬送ロール350のニップ域を通過した後に、複数回(例えば5回程度)作動するようにした場合には、仮に一回目の押出アーム410の作動で押出アーム410が記録材Sの搬送方向上流端を叩けなかったとしても複数回目で確実に記録材Sを叩くことが可能であり、第二排出受け16への記録材Sの排出動作が安定する。
更に、押出アーム410は、搬送ロール350のニップ域通過直後の動いている記録材Sに対して記録材搬送方向上流端を叩くように設定してもよいし、保護カバー370上で静止した記録材Sに対して記録材搬送方向上流端を叩くように設定してもよく、本実施の形態では、両者を対象として適宜設定可能である。
また、本実施の形態において、押出アーム410は、上側搬送ロール352と上側回転刃362との間に配設されており、これにより、保護カバー370の近傍の記録材Sの搬送方向上流端を確実に叩くことが可能になっている。すなわち、保護カバー370上に乗り上げた記録材Sは記録材搬送方向と直交する方向から見ると撓んでおり、記録材Sの幅方向中心付近になるほど湾曲して撓む一方、保護カバー370の近傍ほど撓み量が少ないものである。したがって、保護カバー370の近傍の記録材Sの搬送方向上流端に押出アーム410を当接させることにより、記録材Sを確実に押し出すことが可能である。
尚、本実施の形態においては、押出アーム410の作動している間は、リンク支軸416が回転し、X方向裁断搬送機構200の停止搬送ロール250による記録材Sの引き込み経路上に配設されるY方向裁断搬送機構300の搬送ロール320の接離動作も同時に行われているため、停止搬送ロール250による次の記録材の搬送を行うことができない。そのため、本実施の形態では、押出アーム410の作動を完全に終えてから停止搬送ロール250に次の記録材Sが搬送される。
(a)は本発明を具現化する実施の形態モデルに係る記録材裁断搬送装置の概要を示す説明図、(b)は(a)中B方向から見た矢視図である。 本発明が適用された実施の形態1の記録材処理装置を示す説明図である。 実施の形態1で用いられる後処理装置を示す説明図である。 図3中A方向から見た後処理装置の説明図である。 (a)は図4中A方向から見た矢視図、(b)は図4中B方向から見た矢視図である。 実施の形態1で用いられるY方向裁断搬送機構の裁断搬送部を示す斜視図である。 図6中VII方向から見た裁断搬送部の矢視図である。 (a)は図7中A方向から見た矢視図、(b)は(a)中B方向から見た上下回転刃の位置関係を示す説明図である。 実施の形態1で用いられるY方向裁断搬送機構の裁断搬送部の押出機構の詳細を示す斜視図である。 (a),(b)は押出機構の動作過程を示す説明図である。 (a)は実施の形態1で用いられる裁断屑処理機構を示す説明図、(b)は、裁断後の裁断屑の処理動作過程を示す説明図である。 実施の形態1で用いられるY方向裁断搬送機構の裁断搬送部による記録材の排出動作過程を模式的に示す説明図である。
符号の説明
1…記録材,2(2a,2b)…搬送部材,3(3a,3b)…裁断部材,4…保護部材,5…押出部材

Claims (8)

  1. 記録材を挟持搬送する対構成の搬送部材と、
    この搬送部材の近傍に設けられ且つ前記搬送部材にて搬送される記録材の搬送方向に直交する幅方向側部を裁断する裁断部材と、
    この裁断部材のうち記録材搬送経路の下側に位置し且つ裁断部材の裁断域よりも記録材搬送方向下流側部分を少なくとも覆うように保護する保護部材と、
    前記搬送部材の挟持域を通過した記録材の搬送方向上流端に当接して当該記録材の搬送方向上流端が保護部材を乗り越える位置まで押し出される押出部材とを備えていることを特徴とする記録材裁断搬送装置。
  2. 請求項1記載の記録材裁断搬送装置において、
    裁断部材は、搬送部材と同軸上に設けられて回転し、搬送部材による記録材の挟持搬送動作と同時に記録材を裁断するものであることを特徴とする記録材裁断搬送装置。
  3. 請求項1記載の記録材裁断搬送装置において、
    押出部材は、記録材搬送方向と直交する幅方向のうち保護部材近傍の記録材の搬送方向上流端を押し出すものであることを特徴とする記録材裁断搬送装置。
  4. 請求項1記載の記録材裁断搬送装置において、
    押出部材は、記録材の押出動作を複数回繰り返すことを特徴とする記録材裁断搬送装置。
  5. 請求項1記載の記録材裁断搬送装置において、
    押出部材は、搬送部材の回転中心を揺動支点として進退移動することを特徴とする記録材裁断搬送装置。
  6. 請求項1記載の記録材裁断搬送装置において、
    前記搬送部材よりも記録材搬送方向上流側に接触離間自在に設けられ、接触時に記録材を挟持搬送する対構成の接離搬送部材を有し、
    前記押出部材は前記接離搬送部材の離間動作に追従して作動するものであることを特徴とする記録材裁断搬送装置。
  7. 記録材に所定の処理を施す処理部と、
    この処理部にて処理された記録材を裁断搬送する請求項1乃至6いずれかに記載の記録材裁断搬送装置とを備えた記録材処理装置。
  8. 記録材搬送方向に直交する幅方向側部を裁断する第1の記録材裁断搬送装置と、
    この第1の記録材裁断搬送装置よる記録材搬送方向と直交する方向に記録材を搬送し且つ当該記録材搬送方向に直交する幅方向側部を裁断する第2の記録材裁断搬送装置と、
    前記第1の記録材裁断搬送装置にて裁断された記録材を第2の記録材裁断搬送装置に向けて搬送する方向変換搬送機構と、
    前記第2の記録材裁断搬送装置の下流側に設けられ、この第2の記録材裁断搬送装置にて裁断された記録材を収容する記録材収容受けとを備え、
    第2の記録材裁断搬送装置に請求項1ないし6いずれかに記載の記録材裁断搬送装置を用いるようにしたことを特徴とする記録材処理装置。
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