JP2008546816A - エキセンディン4ポリペプチドフラグメントおよびその使用 - Google Patents
エキセンディン4ポリペプチドフラグメントおよびその使用 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008546816A JP2008546816A JP2008518600A JP2008518600A JP2008546816A JP 2008546816 A JP2008546816 A JP 2008546816A JP 2008518600 A JP2008518600 A JP 2008518600A JP 2008518600 A JP2008518600 A JP 2008518600A JP 2008546816 A JP2008546816 A JP 2008546816A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seq
- exendin
- polypeptide
- sequence
- polypeptide fragment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- C07K14/435—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
- C07K14/575—Hormones
- C07K14/57563—Vasoactive intestinal peptide [VIP]; Related peptides
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P3/00—Drugs for disorders of the metabolism
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P3/00—Drugs for disorders of the metabolism
- A61P3/08—Drugs for disorders of the metabolism for glucose homeostasis
- A61P3/10—Drugs for disorders of the metabolism for glucose homeostasis for hyperglycaemia, e.g. antidiabetics
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K38/00—Medicinal preparations containing peptides
Abstract
【解決課題】本発明は、低血糖活性を有し、II型真性糖尿病の治療に使用することができるエキセンディン4ポリペプチドフラグメントに関する。
【解決手段】本明細書中に記載のポリペプチド配列は、HGEGTX1TSDLSKQX2EEEAVX3LFIEWLKNGX4PX5(式中、X1は、PheまたはTyrを示し、X2は、Met、Ile、またはLeuを示し、X3は、Lysを示し、X4は、Glyを示すか欠失し、X5は、Argを示すか欠失する)である。さらに、エキセンディン4ポリペプチドフラグメントの調製方法に関する。
【選択図】1
【解決手段】本明細書中に記載のポリペプチド配列は、HGEGTX1TSDLSKQX2EEEAVX3LFIEWLKNGX4PX5(式中、X1は、PheまたはTyrを示し、X2は、Met、Ile、またはLeuを示し、X3は、Lysを示し、X4は、Glyを示すか欠失し、X5は、Argを示すか欠失する)である。さらに、エキセンディン4ポリペプチドフラグメントの調製方法に関する。
【選択図】1
Description
本発明は、低血糖活性を有し、II型真性糖尿病の治療に使用することができる短縮エキセンディン4ポリペプチドフラグメントに関する。
現代の食生活および生活様式のために、世界中の多くの国々で糖尿病患者が年々増加している。今日では、それぞれ、中国で5000万人、インドで6000万人、米国で1800万人、および日本で600万人の患者が存在する。
糖尿病には以下の2つの型が存在する:インスリン依存性糖尿病(I型糖尿病)および非インスリン依存性糖尿病(II型糖尿病)。II型糖尿病の症例は、この疾患の90%超を占める。II型糖尿病患者は、種々の症状(食後の不十分なインスリン分泌、インスリン分泌時間の遅延、高血糖値、その他多くの症状など)を示す。肥満II型糖尿病患者の末梢インスリン受容体のインスリン感受性が減少し、それにより、血糖値が上昇し、それに伴って血中インスリンレベルおよびヘモグロビン(HbA1c)レベルが8%を超えて上昇する(非糖尿病範囲は4〜6%)。結果として、心疾患および腎不全などの糖尿病合併症が起こる。したがって、II型糖尿病の有効な治療の手掛かりは、血糖値を減少させることである。
現在、糖尿病治療に使用される薬物は、大きく分けて以下の6つのカテゴリーに分類される:インスリン分泌促進薬(スルホニル尿素およびメグリチニドなど)、インスリン非分泌促進薬(インスリン、α−グルコシダーゼインヒビター、ビグアニド、およびチアゾリンジオンなど)。しかし、非特許文献1による6年間の何千ものII型糖尿病患者についての追跡研究報告の1つに示すように、上記の6つの薬物クラスはII型糖尿病患者に有効ではない。これらの薬物は全て膵臓のβ細胞の絶え間ない悪化を防止することができず、HbA1cレベルを減少させて、心疾患および腎不全などの糖尿病性合併症を防止することができなかった。したがって、II型糖尿病療法のための新規の薬物を開発する必要がある。
1995年に、エキセンディン4についての特許文献1が付与された。エキセンディン4は、アメリカ南西部に生息するアメリカドクトカゲ(Helode Suspectum)の唾液から単離された。この39アミノ酸ポリペプチドは、グルカゴン様ペプチド1(GLP−1)とアミノ酸配列レベルが40%同一である。
エキセンディン4(GLP−1のアナログ)はGLP−1受容体に結合すると報告されている。エキセンディン4は、プロインスリン合成およびインスリン分泌を刺激し、それにより、血糖値が低下する。エキセンディン4は、血糖が正常レベルに回復するまで作用し続ける。エキセンディン4は、低血糖による意識障害およびショックを回避するので、安全且つ有効である。エキセンディン4は、HbA1cレベルを減少させ、β細胞量を増加させ、II型糖尿病患者中のインスリン受容体の感受性を増強し、グルカゴンなどの分泌を阻害する。Byettaと呼ばれる市販のエキセンディン4は、2005年4月にFDAによって市販が承認された(非特許文献2;非特許文献3;非特許文献4;非特許文献5;非特許文献6;非特許文献7;非特許文献8;非特許文献9;非特許文献10;非特許文献11;非特許文献12;非特許文献13を参照のこと)。
多くの研究者によって、より有効且つ調製に都合がよく、より多くのエキセンディン4の代替物が得られるより多くの変異型(variant)を得る目的でエキセンディン4ポリペプチドを修飾する努力がなされている。短縮エキセンディン4ポリペプチドは、特許文献2として公表されており、これは、C末端にArgまたはTyrを有する30個のアミノ酸残基から構成される。米国のLilly Companyは、糖尿病を長期にわたって安全に治療することができる一連のGLP−1アナログを開発した(特許文献3を参照のこと)。しかし、上記のこれらの例は、GLP−1受容体の結合能力、島細胞腫瘍のインスリン分泌量、およびサイクリックAMP(cAMP)の産生量によってin vitroでのみ評価されていると言う点で非常に制限される(非特許文献14;非特許文献15;非特許文献16;特許文献4を参照のこと)。
米国特許第5,424,286号
CN 1227567A
WO 02047716A
WO 03011892A
UK Prospective Diabetes Study(UKPDS)
Diabetes(1997)46 433−439
ibid(1995)44 1249−1258
Ibid(2002)51 2796−2803
Ibid(1994)53 2397−2403
Diabetes Care(2002)25 330−336
Ibid(2000)23 64−69
ibid(2004)2 2623−2635
JAMA(2002)287 373−379
N.Engl.J.Med.(2002)346 393−436
Lanced(1998)352 837−853
Diabetes Endocrinology(2005)146(4)2069−2070
J.Clin.Endocrinology Metab(2004)89 3469−3473
J.Biol.Chem(1997)272 21201−21206
Regulatory Peptides(2003)114 153−158
Trend in Pharmacological Sci.(2003)24 377−383
既存のテクノロジーの不利点を克服するために、本発明者らは、そのC末端にProを有する新規のC末端短縮エキセンディン4ポリペプチドフラグメントを追求した。この構造を有するポリペプチドは、ペプチド鎖の約1/4が短縮されて産生を促進するが、糖尿病治療のための新規の代替物を提供することに注目すべきである。さらに、短縮エキセンディン4は有効にカルボキシペプチダーゼ耐性を示し、その低血糖活性を長期間維持することができる。
1つの態様では、本開示は、式(I):
HGEGTX1TSDLSKQX2EEEAVX3LFIEWLKNGX4PX5(I)
(式中、
X1は、PheまたはTyrを示し、
X2は、Met、Ile、またはLeuを示し、
X3は、Lysを示し、
X4は、Glyを示すか欠失し、
X5は、Argを示すか欠失する)によって示される配列を有する、エキセンディン4ポリペプチドフラグメントおよびその薬学的に許容可能な塩またはエステルを提供する。
HGEGTX1TSDLSKQX2EEEAVX3LFIEWLKNGX4PX5(I)
(式中、
X1は、PheまたはTyrを示し、
X2は、Met、Ile、またはLeuを示し、
X3は、Lysを示し、
X4は、Glyを示すか欠失し、
X5は、Argを示すか欠失する)によって示される配列を有する、エキセンディン4ポリペプチドフラグメントおよびその薬学的に許容可能な塩またはエステルを提供する。
式(I)のエキセンディン4ポリペプチドフラグメントの6番目のアミノ酸残基(X1)は、Tyrであることが好ましい。薬物動態学研究に関して、分子内のPheは、125I標識を容易にするTyrに置換される。
式(I)のエキセンディン4ポリペプチドフラグメントの14番目のアミノ酸残基(X2)は、Met、Ile、またはLeuに代わり、Metが好ましい。
式(I)のエキセンディン4ポリペプチドフラグメントの30番目のアミノ酸残基(X4)は、欠失していることが好ましい。
好ましくは、ポリペプチドフラグメントは、以下である:X1がTyrであり、X2がMetであり、X3がLysであり、X4が欠失しており、X5がArgであるか欠失している。
本発明では、用語「本発明のエキセンディン4ポリペプチドフラグメント」は、その配列を式(I)に示す短縮エキセンディン4ポリペプチドをいう。本発明では、このポリペプチドを、簡潔に、「E4(f)」、「ポリペプチドフラグメント」、または「本発明のポリペプチド」と呼んだ。
式(I)によって示されるポリペプチドフラグメントは、N末端アミノ基、C末端カルボキシル基、アミノ酸側鎖基のいずれかが未修飾であるか、基本的に本発明のポリペプチドの活性(「薬学的に許容可能なエステル」の形成など)に影響を与えることなく修飾される。アミノ酸側鎖基の修飾には、リジンのε−アミノ基のアシル化、アルギニン、ヒスチジン、またはリジンのN−アルキルの脱アシル化が含まれるが、これら限定されない。N末端アミノ基の修飾には、N短鎖アルキル、N短鎖ジアルキル、およびN−アシルの脱アミノ化および修飾が含まれるが、これらに限定されない。C末端カルボキシル基の修飾には、アミド、短鎖アルキルアミド、ジアルキルアミド、および短鎖アルキルエステルが含まれるが、これらに限定されない。好ましくは、末端基は、当業者に公知の保護基(アセチル、トリフルオロアセチル、N−(9−フルオレニル)メトキシカルボニル(Fmoc)、tert−ブトキシカルボニル(Boc)、アリルオキシカルボニル(Alloc)、C1〜6アルキル、C2〜8アルケニル、C7〜9アラルキルなど)によって保護される。好ましくは、本発明の式(I)によって示されるポリペプチドフラグメントは、N末端アミノ基、C末端カルボキシル基、およびアミノ酸側鎖基が修飾されていない(すなわち、N末端基が依然としてN末端のHisのα−アミド(−NH2)であり、C末端基が依然としてC末端のProのカルボキシル(−COOH)である)。ProのC末端カルボキシル基がアミド化される(すなわち、−CONH2)ことも好ましい。
本発明では、ポリペプチド、アミノ酸、および化学基の表示は、当該分野で十分に認識されている。アミノ酸の略語を表1に示す。本発明では、他で特に示さない限り、一般に、アミノ酸はL−アミノ酸をいう。
用語「薬学的に許容可能な塩」は、ポリペプチドと組み合わせた酸性または塩基性小化合物の塩をいう。形成された塩は、一般に、ポリペプチドの溶解性を増強し、基本的に、ポリペプチドの活性に影響を及ぼさない。例えば、酸には、一般に、本発明のポリペプチドと塩を形成することができる塩酸、リン酸、硫酸、酢酸、コハク酸、マレイン酸、クエン酸などが含まれる。塩基には、一般に、本発明のポリペプチドと塩を形成することができるアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、炭酸塩などの水酸化物が含まれる。
本発明のポリペプチドの低血糖値に及ぼす影響を、当該分野の日常的方法(細胞生物学、動物実験など)を使用して立証する。本発明の実施形態では、in vitro実験の制約を克服するために、好ましくは、糖尿病動物モデル(db/dbII糖尿病マウス、Goto−Kokizaki(GK)II型ラット、糖尿病KKマウス、アロキサン誘導性糖尿病マウス)を使用して、低血糖値の影響をアッセイする。これらの動物実験は、本発明で式(I)によって示されるエキセンディン4ポリペプチドフラグメントがin vivoで低血糖活性を維持する連続的効果を有し、糖尿病治療のために使用されることを示す。
したがって、別の態様では、本発明は、糖尿病の治療、特に、II型糖尿病の治療のために使用することができる式(I)によって示されるエキセンディン4ポリペプチドフラグメントの薬学的組成物を提供する。薬学的組成物は、1種または数種の本発明のエキセンディン4ポリペプチドフラグメント、好ましくはたった1つのエキセンディン4ポリペプチドフラグメントを含む。この薬学的組成物は、1種または数種の薬学的に許容可能な希釈剤、賦形剤、またはキャリアを含む。好ましくは、この薬学的組成物を、錠剤、薄膜、丸薬、カプセル(徐放性形態および遅延放出形態が含まれる)、粉末、顆粒、チンキ剤、シロップ、乳濁液、滅菌注射液または懸濁液、エアゾールまたは液体スプレー、ドロップ、注射、自動注射デバイス、および座剤などの薬学的単位投薬形態として供給した。1つの実施形態では、上記の有効成分の錠剤またはカプセルとしての経口投与を、薬学的に許容可能なキャリアおよび非毒性不活性(inertia)キャリア(エタノール、グリセロール、水のみ、または組み合わせなど)と組み合わせることができる。WO2004035754A号およびWO2004036186A号は、それぞれ、エキセンディン4ポリペプチドフラグメントの制御放出投薬形態に適用可能な投薬形態を公表しており、好ましくは、この投薬形態は、本発明の式(I)によって示される活性ポリペプチドに推奨される(WO2004035754A号およびWO2004036186A号の両開示は、その全体が本明細書中で参考として援用される)。
本発明はまた、好ましくは、II型糖尿病療法のために使用される、糖尿病療法のための薬物調製物に対する上記化合物または薬学的組成物の適用を提供する。本発明の薬学的組成物を、当業者に周知の薬物投与経路(経口送達、直腸投与、舌下投与、肺薬物送達、経皮薬物送達、イオン導入法、膣投与、および鼻腔内送達など)によって投与する。好ましくは、本発明の薬学的組成物を、非経口注射(皮下投与、筋肉内投与、および静脈内投与など)によって投与する。本発明の薬物は、インスリンを調整し、最終的に、正常な血糖値を持続的に維持することができる。投薬量は、投薬形態、予想される効果の持続時間、および治療目的によって変化し得る。臨床投薬量を、実情(例えば、患者の病状および体重など)に従って医師が都合良く決定することができる。正常な成人について、投薬量は、0.1μg〜100μg/日の範囲、好ましくは1μg〜20μg/日の範囲、好ましくは5μg〜10μg/日の範囲である。投薬量を、市販のエキセンディン4ポリペプチド薬の投薬量の参照によって決定することもできる。
本発明はまた、ポリペプチドの化学合成法を提供する。ポリペプチドの化学合成法は、当業者は熟知している。詳細なスキームを、以下の文献中の方法(“Solid Phase Peptide Synthesis,2nd Ed” by J.M.Steward and J.D.Young,Pierce Chemical Company,Rockford,Illinois(1984)および“Hormonal Proteins and Peptides” by J.Meienhofer,Volume II,Academic Press,New York(1973)を参照したポリペプチドの固相合成法など)にしたがって行うことができる。ペプチドの液相合成法については“The Peptides” by E.Schroder and K. Lubke, Volume I, Academic Press, New York (1956)に記載がある.全引例の開示は、その全体が本明細書中で参考として援用される。1つの実施形態では、本発明は、好ましくは、ポリペプチドの固相合成法を使用する。
別の態様では、本発明は、大腸菌におけるコドン使用頻度の偏りを使用したE4(f)ポリペプチドフラグメントの核酸配列を提供する。例えば、本発明のポリペプチドの核酸配列が大腸菌中で発現する場合、発現産物を、大腸菌のコドン使用頻度の偏りによって至適化することが好ましい。
本発明はまた、上記ポリペプチドを産生するための遺伝子操作方法を提供する。本方法は、a)本発明のポリペプチドを発現する宿主細胞の発酵、およびb)発現産物の抽出および精製を含む。本方法は、さらに、発現産物の切断プロセスを含む。中程度の分子量(20〜60アミノ酸残基)のポリペプチドの発現レベルは、通常低く、容易に分解される。したがって、1つのアプローチは、標的ポリペプチド遺伝子をキャリアタンパク質遺伝子に連結することであり、標的タンパク質が融合タンパク質として発現する。その後、標的タンパク質を、化学的方法または酵素的方法を使用して、切断、抽出、および、精製によって融合タンパク質から得ることができる。本方法の欠点は、タンパク質収率が低く、手順が複雑であると言う点である。別のアプローチは、ポリペプチドのアミノ酸配列に基づく。複数の標的遺伝子コピーを縦列に連結し、適当な促進剤により駆動される。縦列に連結した標的タンパク質を、切断によって調製することができる。このアプローチは、ポリペプチド調製の多くの実際の症例(ヒトインスリン(Proc,Natl.Acad.Sci.USA.1984 81 4627−4631)、カルシトニン(JP62−226998)、GLP−1(WO95/17510)など)で成功している。このアプローチの利点は、発現タンパク質の収率が非常に高いと言う点である。好ましくは、本発明のポリペプチドを、上記のように複数の遺伝子縦列連結法を使用して発現する。連結ポリペプチドを、当該分野の日常的方法を使用して切断する。例えば、シトラコン酸無水物でのLys残基の保護後、多量体ポリペプチドのArg部位をトリプシンで切断し、その後に酸処理によってシトランコン酸基を除去する(J.D.Baxter.et al.,Nature 1980 285 456−461;JP62−226998を参照のこと)。1つの好ましい実施形態では、図1に示すように、上記方法は、a)本発明のポリペプチドを発現する細菌細胞の発酵、b)細菌細胞の採取、c)細胞溶解、d)多量体ポリペプチドの抽出、e)調製されたポリペプチドの再折り畳み、f)切断、およびg)高速液体クロマトグラフィ(HPLC)を使用した最終ポリペプチドの精製を含む。
キャリアタンパク質に連結される場合に限り、遺伝子操作技術によって発現した標的ポリペプチド(20〜60アミノ酸残基)を得ることができる。融合タンパク質分子が1つの標的ポリペプチド分子のみを含み、これが融合タンパク質の約10%しか占めないので、標的タンパク質の収率は非常に低い。さらに、融合タンパク質切断後に多くの他の非標的タンパク質も得られ、このことが標的ポリペプチドの精製を非常に困難にしている。本発明では、複数のポリペプチド遺伝子を縦列に連結し、発現した融合タンパク質が標的ポリペプチドのみから構成される。切断されたポリペプチドは、単一形態のみで存在し、収率は前者の方法の10倍であり、このことが精製手順を非常に容易にする。本発明では、X3部位は、Lysとして存在し、融合タンパク質は分子間部位(Arg部位)でのみ切断され、E4(f)の完全性が確保される。
E4(f)中のC末端のPro残基は、カルボキシペプチダーゼAおよびBに対して耐性を示し、分子の安定性を増強する。
実際、E4(f)の中間体として、E4(f)Arg中のArg残基は血液中のカルボキシペプチダーゼBによって迅速に除去され、E4(f)Argが加水分解されてE4(f)を形成し、E4(f)およびE4(f)Argの両方が有効である。
以下の実施例は、本発明を説明するために提供するものであって、本発明の範囲を制限すると決して解釈すべきではない。さらに、全引例の開示全体が本明細書中で参考として援用される。本発明は、添付の図面と併せて以下の実施形態を考慮してより明確に理解されるであろう。したがって、以下の実施形態を本発明を説明するために提供したものであって、本発明の範囲を制限すると決して捕らえるべきではないと理解しなければならない。本発明によれば、本明細書中に記載の発明に加えて、本発明の種々の修正形態が当業者に明らかである。さらに、全引例の開示全体が本明細書中で参考として援用される。
エキセンディン4ポリペプチド変異型の固相合成法
複数の完全自動化SyRoIIペプチド合成機を使用した固相ペプチド合成法によってポリペプチドを合成する。N−(9−フルオレニル)メトキシカルボニル(Fmoc)を使用して、アミノ酸のα−アミドを保護する。アミノ酸側鎖を保護するために、他の保護基(Asp、Glu、Ser、およびThrのためのtert−ブチル、Asn、Gln、およびHisのためのトリチル(Trt)、LysおよびTrpのためのtert−ブトキシカルボニル(Boc)、Argのための2,2,5,7,8−5−ペンタメチル−クロマン−6−スルホニル(Pmc)など)も使用される。活性化試薬としてのN,N’−ジイソプロピルカルボジイミド/1−ヒドロキシベンゾトリアゾールの使用により、各抱合反応について40分間保護アミン酸を1つずつ抱合する。15%エタンジチオール/硫化ジメチル/アニソール(1:1:1/v/v/v)の存在下で、ポリペプチドを85%トリフルオロ酢酸と室温で120分間反応させ、次いで、樹脂から切断し、同時に脱保護する。無水エーテルによる沈殿後、沈殿物を無水エーテルで数回洗浄してメルカプタンを完全に除去する。次いで、ポリペプチドを、水/tert−ブチルアルコール(1:1)で沈殿させ、粗ポリペプチドに凍結乾燥させる。粗ポリペプチドを、30分以内の37〜42%アセトニトリル/0.9%トリフルオロ酢酸(TFA)勾配での逆相HPLCによって精製する。溶離液を濃縮し、凍結乾燥させる。最終白色固体生成物の純度は、97%超である。
複数の完全自動化SyRoIIペプチド合成機を使用した固相ペプチド合成法によってポリペプチドを合成する。N−(9−フルオレニル)メトキシカルボニル(Fmoc)を使用して、アミノ酸のα−アミドを保護する。アミノ酸側鎖を保護するために、他の保護基(Asp、Glu、Ser、およびThrのためのtert−ブチル、Asn、Gln、およびHisのためのトリチル(Trt)、LysおよびTrpのためのtert−ブトキシカルボニル(Boc)、Argのための2,2,5,7,8−5−ペンタメチル−クロマン−6−スルホニル(Pmc)など)も使用される。活性化試薬としてのN,N’−ジイソプロピルカルボジイミド/1−ヒドロキシベンゾトリアゾールの使用により、各抱合反応について40分間保護アミン酸を1つずつ抱合する。15%エタンジチオール/硫化ジメチル/アニソール(1:1:1/v/v/v)の存在下で、ポリペプチドを85%トリフルオロ酢酸と室温で120分間反応させ、次いで、樹脂から切断し、同時に脱保護する。無水エーテルによる沈殿後、沈殿物を無水エーテルで数回洗浄してメルカプタンを完全に除去する。次いで、ポリペプチドを、水/tert−ブチルアルコール(1:1)で沈殿させ、粗ポリペプチドに凍結乾燥させる。粗ポリペプチドを、30分以内の37〜42%アセトニトリル/0.9%トリフルオロ酢酸(TFA)勾配での逆相HPLCによって精製する。溶離液を濃縮し、凍結乾燥させる。最終白色固体生成物の純度は、97%超である。
配列番号1、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、および配列番号12の配列を有する固相エキセンディン4ポリペプチド変異型を、それぞれ、実施例1に記載の方法に従って調製した。
生物光学によるエキセンディン4ポリペプチド変異型の産生手順
1)4つの遺伝子フラグメントの化学合成(Shanghai Biocolor Bioscience & Technology Company,China)
(1)配列番号17;
(2)配列番号18;
(3)配列番号19;
(4)配列番号20。
1)4つの遺伝子フラグメントの化学合成(Shanghai Biocolor Bioscience & Technology Company,China)
(1)配列番号17;
(2)配列番号18;
(3)配列番号19;
(4)配列番号20。
2)遺伝子フラグメントのライゲーション:
50μlの水を、4つの合成遺伝子に添加し(A260nm=2)、それぞれ(1)、(2)、(3)、および(4)とラベルし、2μlの(1)および(4)をマイクロチューブに取り出して混合し、2μlの(2)および(3)を別のマイクロチューブに取り出して混合する。1μlの10×T4ポリヌクレオチドキナーゼ緩衝液、1μl ATP(0.1mol/L)、および10μL T4ポリヌクレオチドキナーゼを両方のマイクロチューブに添加し、37℃で30分間保持し、95℃の水浴中に5分間保持し、室温に冷却し、2つのマイクロチューブ由来の成分を混合し、2μlの10×リガーゼ緩衝液、1μl ATP(0.1mol/L)、および2μl T4リガーゼを添加し、マイクロチューブを16℃で2時間保持し、リガンドフラグメントをDNA分画キット(Shanghai Biocolor Bioscience & Technology Company,China;Promega company,USA)を使用して精製し、EcoRIおよびSalIで消化後、フラグメントを電気泳動によって分析する。
50μlの水を、4つの合成遺伝子に添加し(A260nm=2)、それぞれ(1)、(2)、(3)、および(4)とラベルし、2μlの(1)および(4)をマイクロチューブに取り出して混合し、2μlの(2)および(3)を別のマイクロチューブに取り出して混合する。1μlの10×T4ポリヌクレオチドキナーゼ緩衝液、1μl ATP(0.1mol/L)、および10μL T4ポリヌクレオチドキナーゼを両方のマイクロチューブに添加し、37℃で30分間保持し、95℃の水浴中に5分間保持し、室温に冷却し、2つのマイクロチューブ由来の成分を混合し、2μlの10×リガーゼ緩衝液、1μl ATP(0.1mol/L)、および2μl T4リガーゼを添加し、マイクロチューブを16℃で2時間保持し、リガンドフラグメントをDNA分画キット(Shanghai Biocolor Bioscience & Technology Company,China;Promega company,USA)を使用して精製し、EcoRIおよびSalIで消化後、フラグメントを電気泳動によって分析する。
3)クローニング
1μgのpUC18プラスミド(Shanghai Biocolor Bioscience & Technology Company,China)を清潔なチューブに添加する。1μlの10×制限酵素緩衝液を添加する。1μlのEcoRIおよびSalI酵素をそれぞれ添加する。37℃で30分間インキュベートする。フェノール:クロロホルムを使用して抽出する。マイクロチューブを遠心分離して、相を分離する。上清を清潔なチューブに取り出す。クロロホルムで再度抽出する。遠心分離によってクロロホルムを除去する。60%イソプロパノールを使用してDNAを沈殿させる。チューブを遠心分離してDNAを回収し、次いで、ペレットを乾燥させ、使用するまでDNAを保管する。工程(2)で調製したEcoRIおよびSalI消化DNAフラグメントを上記の同一酵素で消化したプラスミドと混合する。1μlの10×ライゲーション緩衝液、1μl ATP、および2μl T4リガーゼを添加する。16℃で12時間インキュベートする。大腸菌JM109株コンピテント細胞調製物を、日常的方法の使用によって作製する。上記のライゲーション反応混合物を形質転換のために使用する。形質転換体の陽性クローンを選別し、プラスミドを抽出する。
1μgのpUC18プラスミド(Shanghai Biocolor Bioscience & Technology Company,China)を清潔なチューブに添加する。1μlの10×制限酵素緩衝液を添加する。1μlのEcoRIおよびSalI酵素をそれぞれ添加する。37℃で30分間インキュベートする。フェノール:クロロホルムを使用して抽出する。マイクロチューブを遠心分離して、相を分離する。上清を清潔なチューブに取り出す。クロロホルムで再度抽出する。遠心分離によってクロロホルムを除去する。60%イソプロパノールを使用してDNAを沈殿させる。チューブを遠心分離してDNAを回収し、次いで、ペレットを乾燥させ、使用するまでDNAを保管する。工程(2)で調製したEcoRIおよびSalI消化DNAフラグメントを上記の同一酵素で消化したプラスミドと混合する。1μlの10×ライゲーション緩衝液、1μl ATP、および2μl T4リガーゼを添加する。16℃で12時間インキュベートする。大腸菌JM109株コンピテント細胞調製物を、日常的方法の使用によって作製する。上記のライゲーション反応混合物を形質転換のために使用する。形質転換体の陽性クローンを選別し、プラスミドを抽出する。
4)連結
工程(3)由来の変異ポリペプチド遺伝子を含むベクターを、BglIIおよびSalIで二重消化し、この変異ポリペプチド含有DNAフラグメントを抽出する。また、工程(3)由来のベクターを、BamHIおよびSalIで二重消化し、2つの変異ポリペプチド遺伝子を含むベクターを、2つの消化変異ポリペプチド含有DNAフラグメントのライゲーションによって得る。この得られたベクターを、BglHIおよびSalIでさらに消化し、2つの遺伝子を含むフラグメントを得る。このフラグメントを、BamHIおよびSalIで予め消化した2つの遺伝子を含むベクターにライゲーションし、4つの遺伝子を含むベクターを作製する。同様に、8個、16個、または30個の遺伝子を含むベクターを、この方法によって得ることができる。
工程(3)由来の変異ポリペプチド遺伝子を含むベクターを、BglIIおよびSalIで二重消化し、この変異ポリペプチド含有DNAフラグメントを抽出する。また、工程(3)由来のベクターを、BamHIおよびSalIで二重消化し、2つの変異ポリペプチド遺伝子を含むベクターを、2つの消化変異ポリペプチド含有DNAフラグメントのライゲーションによって得る。この得られたベクターを、BglHIおよびSalIでさらに消化し、2つの遺伝子を含むフラグメントを得る。このフラグメントを、BamHIおよびSalIで予め消化した2つの遺伝子を含むベクターにライゲーションし、4つの遺伝子を含むベクターを作製する。同様に、8個、16個、または30個の遺伝子を含むベクターを、この方法によって得ることができる。
5)形質転換
変異ポリペプチドを含むプラスミドをJM109大腸菌のコンピテント細胞と混合する。氷上で30分間保持する。正確に42℃の水浴中で2分間細胞に熱ショックを与える。氷上に移す。形質転換培養物を、1%アガロースおよび50μg/mlアンピシリンを含むLBプレート上にプレートする。プレートを37℃で一晩インキュベートする。1つの形質転換体コロニーを、50μg/mlアンピシリンを含むLB培養培地を含むフラスコに取り出す。培養物を激しく震盪しながら37℃で一晩成長させる。0.3mlの50%グリセロールを0.7mlの一晩培養物に添加し、完全に混合し、使用するまで−85℃で保存する。
変異ポリペプチドを含むプラスミドをJM109大腸菌のコンピテント細胞と混合する。氷上で30分間保持する。正確に42℃の水浴中で2分間細胞に熱ショックを与える。氷上に移す。形質転換培養物を、1%アガロースおよび50μg/mlアンピシリンを含むLBプレート上にプレートする。プレートを37℃で一晩インキュベートする。1つの形質転換体コロニーを、50μg/mlアンピシリンを含むLB培養培地を含むフラスコに取り出す。培養物を激しく震盪しながら37℃で一晩成長させる。0.3mlの50%グリセロールを0.7mlの一晩培養物に添加し、完全に混合し、使用するまで−85℃で保存する。
6)発酵方法による変異ポリペプチドの産生手順(図1に示す流れ図)
最初に、1000mlのLB培養培地(10g Bacto−トリプトン、5g Bacto−酵母抽出物、5g NaCl)を調製し、120℃で30分間オートクレーブする。室温に冷却し、その後、アンピシリンを添加する(最終濃度100μg/ml)。保存チューブ由来の1ml細胞培養物を、工程(5)で調製したグリセロールとインキュベートする。培養物を、激しく震盪しながら37℃で一晩成長させる。5,000rpmでの遠心分離によって細胞培養物を回収する。−35℃での凍結後、細胞培養物を解凍し、6M塩酸グアニジンを添加する。サンプルを均質化し、連結ポリペプチドを抽出し、18,000rpmでの遠心分離によって上清を回収する。上清を新規のチューブに取り出し、透析緩衝液(10mMリン酸緩衝液(pH7.2)、0.1%メルカプトエタノール)を添加し、ポリペプチドを再度折り畳む。連結したポリペプチドを、遠心分離によって単離する。次いで、連結ポリペプチドを、J.D. Baxter et al.(Nature 1980,285,456−461)に記載の方法にしたがって切断する。連結したポリペプチドを水に溶解し、Na2CO3を添加してpH8.5にする。シトラコン酸無水物を添加して、pH8.5で封入体を完全に溶解する。チューブを室温で2時間ボルテックスおよびインキュベートする。トリプシンおよびカルボキシペプチダーゼBを添加する。37℃で2時間のインキュベーション後、連結したポリペプチドを得る。3N塩酸を添加して、pH値を3に調整し、4時間ボルテックスし、シトラコン酸保護基を脱保護して、本発明の配列番号2の配列を有する最終精製エキセンディン4ポリペプチドを得る。反応の完了を、HPLCによってモニタリングすることができる。
最初に、1000mlのLB培養培地(10g Bacto−トリプトン、5g Bacto−酵母抽出物、5g NaCl)を調製し、120℃で30分間オートクレーブする。室温に冷却し、その後、アンピシリンを添加する(最終濃度100μg/ml)。保存チューブ由来の1ml細胞培養物を、工程(5)で調製したグリセロールとインキュベートする。培養物を、激しく震盪しながら37℃で一晩成長させる。5,000rpmでの遠心分離によって細胞培養物を回収する。−35℃での凍結後、細胞培養物を解凍し、6M塩酸グアニジンを添加する。サンプルを均質化し、連結ポリペプチドを抽出し、18,000rpmでの遠心分離によって上清を回収する。上清を新規のチューブに取り出し、透析緩衝液(10mMリン酸緩衝液(pH7.2)、0.1%メルカプトエタノール)を添加し、ポリペプチドを再度折り畳む。連結したポリペプチドを、遠心分離によって単離する。次いで、連結ポリペプチドを、J.D. Baxter et al.(Nature 1980,285,456−461)に記載の方法にしたがって切断する。連結したポリペプチドを水に溶解し、Na2CO3を添加してpH8.5にする。シトラコン酸無水物を添加して、pH8.5で封入体を完全に溶解する。チューブを室温で2時間ボルテックスおよびインキュベートする。トリプシンおよびカルボキシペプチダーゼBを添加する。37℃で2時間のインキュベーション後、連結したポリペプチドを得る。3N塩酸を添加して、pH値を3に調整し、4時間ボルテックスし、シトラコン酸保護基を脱保護して、本発明の配列番号2の配列を有する最終精製エキセンディン4ポリペプチドを得る。反応の完了を、HPLCによってモニタリングすることができる。
配列番号1、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、および配列番号12の配列を有するエキセンディン4ポリペプチドフラグメントを、それぞれ、実施例2と同一の方法によって調製した。
ポリペプチド変異型および対応する遺伝子フラグメントの配列番号を以下に示す。
配列番号1の配列を有するポリペプチドの対応する遺伝子フラグメント:
(1)配列番号13;(2)配列番号14;(3)配列番号15;(4)配列番号16。
配列番号3の配列を有するポリペプチドの対応する遺伝子フラグメント:
(1)配列番号21;(2)配列番号22;(3)配列番号23;(4)配列番号24。
配列番号4の配列を有するポリペプチドの対応する遺伝子フラグメント:
(1)配列番号25;(2)配列番号26;(3)配列番号27;(4)配列番号28。
配列番号5の配列を有するポリペプチドの対応する遺伝子フラグメント:
(1)配列番号29;(2)配列番号30;(3)配列番号31;(4)配列番号32。
配列番号6の配列を有するポリペプチドの対応する遺伝子フラグメント:
(1)配列番号33;(2)配列番号34;(3)配列番号35;(4)配列番号36。
配列番号7の配列を有するポリペプチドの対応する遺伝子フラグメント:
(1)配列番号37;(2)配列番号38;(3)配列番号39;(4)配列番号40。
配列番号8の配列を有するポリペプチドの対応する遺伝子フラグメント:
(1)配列番号41;(2)配列番号42;(3)配列番号43;(4)配列番号44。
配列番号9の配列を有するポリペプチドの対応する遺伝子フラグメント:
(1)配列番号45;(2)配列番号46;(3)配列番号47;(4)配列番号48。
配列番号10の配列を有するポリペプチドの対応する遺伝子フラグメント:
(1)配列番号49;(2)配列番号50;(3)配列番号51;(4)配列番号52。
配列番号11の配列を有するポリペプチドの対応する遺伝子フラグメント:
(1)配列番号53;(2)配列番号54;(3)配列番号55;(4)配列番号56。
配列番号12の配列を有するポリペプチドの対応する遺伝子フラグメント:
(1)配列番号57;(2)配列番号58;(3)配列番号59;(4)配列番号60。
配列番号1の配列を有するポリペプチドの対応する遺伝子フラグメント:
(1)配列番号13;(2)配列番号14;(3)配列番号15;(4)配列番号16。
配列番号3の配列を有するポリペプチドの対応する遺伝子フラグメント:
(1)配列番号21;(2)配列番号22;(3)配列番号23;(4)配列番号24。
配列番号4の配列を有するポリペプチドの対応する遺伝子フラグメント:
(1)配列番号25;(2)配列番号26;(3)配列番号27;(4)配列番号28。
配列番号5の配列を有するポリペプチドの対応する遺伝子フラグメント:
(1)配列番号29;(2)配列番号30;(3)配列番号31;(4)配列番号32。
配列番号6の配列を有するポリペプチドの対応する遺伝子フラグメント:
(1)配列番号33;(2)配列番号34;(3)配列番号35;(4)配列番号36。
配列番号7の配列を有するポリペプチドの対応する遺伝子フラグメント:
(1)配列番号37;(2)配列番号38;(3)配列番号39;(4)配列番号40。
配列番号8の配列を有するポリペプチドの対応する遺伝子フラグメント:
(1)配列番号41;(2)配列番号42;(3)配列番号43;(4)配列番号44。
配列番号9の配列を有するポリペプチドの対応する遺伝子フラグメント:
(1)配列番号45;(2)配列番号46;(3)配列番号47;(4)配列番号48。
配列番号10の配列を有するポリペプチドの対応する遺伝子フラグメント:
(1)配列番号49;(2)配列番号50;(3)配列番号51;(4)配列番号52。
配列番号11の配列を有するポリペプチドの対応する遺伝子フラグメント:
(1)配列番号53;(2)配列番号54;(3)配列番号55;(4)配列番号56。
配列番号12の配列を有するポリペプチドの対応する遺伝子フラグメント:
(1)配列番号57;(2)配列番号58;(3)配列番号59;(4)配列番号60。
エキセンディン4ポリペプチドフラグメントの維持された低血糖活性のアッセイ
体重50gのKK II型糖尿病マウス(Shanghai Laboratory Animal Center,Chinese Academy of Sciences,Chinaから購入)を、2時間の絶食に供し、4つの群に分ける。2群に2μgエキセンディン4を注射し、他の2群に本発明に示した2μgエキセンディン4ポリペプチドフラグメントを注射する。24μlの血液サンプルを、それぞれ、試験物質投与から0、0.5、1、2、3、4、5、および6時間後に絶食動物から得る。維持された低血糖活性を、血糖アッセイキット(Shanghai Institute of Biological Products,Chinaから購入)の使用によって分析する。配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、および配列番号12の配列を有するエキセンディン4ポリペプチドフラグメントの対応する結果を、図7、図2、図12、図17、図22、図27、図32、図37、図42、図47、図52、および図57にそれぞれ示す。
体重50gのKK II型糖尿病マウス(Shanghai Laboratory Animal Center,Chinese Academy of Sciences,Chinaから購入)を、2時間の絶食に供し、4つの群に分ける。2群に2μgエキセンディン4を注射し、他の2群に本発明に示した2μgエキセンディン4ポリペプチドフラグメントを注射する。24μlの血液サンプルを、それぞれ、試験物質投与から0、0.5、1、2、3、4、5、および6時間後に絶食動物から得る。維持された低血糖活性を、血糖アッセイキット(Shanghai Institute of Biological Products,Chinaから購入)の使用によって分析する。配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、および配列番号12の配列を有するエキセンディン4ポリペプチドフラグメントの対応する結果を、図7、図2、図12、図17、図22、図27、図32、図37、図42、図47、図52、および図57にそれぞれ示す。
db/dbII糖尿病マウスにおけるエキセンディン4ポリペプチドフラグメントの低血糖活性アッセイ
体重50gのdb/dbII糖尿病マウス(Shanghai Laboratory Animal Center,Chinese Academy of Sciences,Chinaから購入)を、2時間の絶食に供し、試験動物に、2μgの用量のエキセンディン4ポリペプチドフラグメントを皮下注射した。20μlの血液サンプルを、それぞれ、試験物質投与から0、0.5、および2時間後に絶食動物から得た。維持された低血糖活性を、血糖アッセイキット(Shanghai Institute of Biological Products,Chinaから購入)の使用によって分析する。配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、および配列番号12の配列を有するエキセンディン4ポリペプチドフラグメントの対応する結果を、図8、図3、図13、図18、図23、図28、図33、図38、図43、図48、図53、および図58にそれぞれ示す。
体重50gのdb/dbII糖尿病マウス(Shanghai Laboratory Animal Center,Chinese Academy of Sciences,Chinaから購入)を、2時間の絶食に供し、試験動物に、2μgの用量のエキセンディン4ポリペプチドフラグメントを皮下注射した。20μlの血液サンプルを、それぞれ、試験物質投与から0、0.5、および2時間後に絶食動物から得た。維持された低血糖活性を、血糖アッセイキット(Shanghai Institute of Biological Products,Chinaから購入)の使用によって分析する。配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、および配列番号12の配列を有するエキセンディン4ポリペプチドフラグメントの対応する結果を、図8、図3、図13、図18、図23、図28、図33、図38、図43、図48、図53、および図58にそれぞれ示す。
Goto−KokizakiII型糖尿病ラットにおけるエキセンディン4ポリペプチドフラグメントの食後低血糖活性
5月齢(体重470g)のGoto−Kokizaki糖尿病ラット(Shanghai Laboratory Animal Center,Chinese Academy of Sciences,Chinaから購入)を、外科的手順のために得た。2時間の絶食に供した後、試験動物に1mlの用量の20%グルコースを腹腔内注射によって投与し、5μgの用量のエキセンディン4ポリペプチドフラグメントを皮下注射によって投与した。コントロール群に、グルコースのみを投与した。24μlの血液サンプルを、それぞれ、試験物質投与から0、0.5、1、および2時間後に絶食動物から得た。維持された低血糖活性を、血糖アッセイキット(Shanghai Institute of Biological Products,Chinaから購入)の使用によって決定する。結果を図4に示す。曲線1は、コントロール群を示す。曲線2は投与群を示す。
5月齢(体重470g)のGoto−Kokizaki糖尿病ラット(Shanghai Laboratory Animal Center,Chinese Academy of Sciences,Chinaから購入)を、外科的手順のために得た。2時間の絶食に供した後、試験動物に1mlの用量の20%グルコースを腹腔内注射によって投与し、5μgの用量のエキセンディン4ポリペプチドフラグメントを皮下注射によって投与した。コントロール群に、グルコースのみを投与した。24μlの血液サンプルを、それぞれ、試験物質投与から0、0.5、1、および2時間後に絶食動物から得た。維持された低血糖活性を、血糖アッセイキット(Shanghai Institute of Biological Products,Chinaから購入)の使用によって決定する。結果を図4に示す。曲線1は、コントロール群を示す。曲線2は投与群を示す。
配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、および配列番号12の配列を有するエキセンディン4ポリペプチドフラグメントの対応する結果を、図9、図4、図14、図19、図24、図29、図34、図39、図44、図49、図54、および図59にそれぞれ示す。
アロキサン誘導性マウスにおけるエキセンディン4ポリペプチドフラグメントの低血糖活性
8週齢(体重20g)のマウスを、外科的手順のために得た。マウスの実験的糖尿病を、(16mg/ml)0.1mlアロキサンの微静脈注射によって誘導した。動物を5つの群に分ける。48時間後、2μgのエキセンディン4ポリペプチドフラグメントを注射した。24μlの血液サンプルを、それぞれ、試験物質投与から0、0.5、1、および2時間後に絶食動物から得た。低血糖活性を、血糖アッセイキット(Shanghai Institute of Biological Products,Chinaから購入)の使用によって決定する。5つの糖尿病マウス群全てで有意な低血糖活性が認められた。
8週齢(体重20g)のマウスを、外科的手順のために得た。マウスの実験的糖尿病を、(16mg/ml)0.1mlアロキサンの微静脈注射によって誘導した。動物を5つの群に分ける。48時間後、2μgのエキセンディン4ポリペプチドフラグメントを注射した。24μlの血液サンプルを、それぞれ、試験物質投与から0、0.5、1、および2時間後に絶食動物から得た。低血糖活性を、血糖アッセイキット(Shanghai Institute of Biological Products,Chinaから購入)の使用によって決定する。5つの糖尿病マウス群全てで有意な低血糖活性が認められた。
配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、および配列番号12の配列を有するエキセンディン4ポリペプチドフラグメントの対応する結果を、図10、図5、図15、図20、図25、図30、図35、図40、図45、図50、図55、および図60にそれぞれ示す。
エキセンディン4ポリペプチドフラグメントによるインスリン分泌刺激
6月齢(体重470g)のGoto Kokizaki IIラットを、外科的手順のために得た。試験動物に、5μgの用量のエキセンディン4ポリペプチドを皮下注射によって投与し、コントロール動物群に生理食塩水のみを投与した。20μlの血液サンプルを、それぞれ、試験物質投与から0、3、5、10、15、30、および45分間後に絶食動物から得た。エキセンディン4ポリペプチドフラグメントによって刺激されたインスリン分泌を、ELISAキット(Dianostic Systemlab Inc.,USA)の使用によって決定する。結果を、図6に示す。配列番号2の配列を有するエキセンディン4ポリペプチドの皮下注射によって投与された試験群動物は、第1段階インスリン分泌を回復した。
6月齢(体重470g)のGoto Kokizaki IIラットを、外科的手順のために得た。試験動物に、5μgの用量のエキセンディン4ポリペプチドを皮下注射によって投与し、コントロール動物群に生理食塩水のみを投与した。20μlの血液サンプルを、それぞれ、試験物質投与から0、3、5、10、15、30、および45分間後に絶食動物から得た。エキセンディン4ポリペプチドフラグメントによって刺激されたインスリン分泌を、ELISAキット(Dianostic Systemlab Inc.,USA)の使用によって決定する。結果を、図6に示す。配列番号2の配列を有するエキセンディン4ポリペプチドの皮下注射によって投与された試験群動物は、第1段階インスリン分泌を回復した。
配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、および配列番号12の配列を有するエキセンディン4ポリペプチドフラグメントの対応する結果を、図11、図6、図16、図21、図26、図31、図36、図41、図46、図51、図56、および図61にそれぞれ示す。
配列番号61、配列番号62、配列番号63、配列番号64、配列番号65、配列番号66、配列番号67、配列番号68、配列番号69、配列番号70、配列番号71、および配列番号72の配列を有する固相エキセンディン4ポリペプチド変異型を、それぞれ、実施例1に記載の方法にしたがって調製した。
実施例3、4、5、6、7に記載の方法にしたがって、db/db II糖尿病マウスにおける持続された低血糖活性のアッセイ、低血糖活性アッセイ、Goto−Kokizaki II型糖尿病ラットにおける食後低血糖活性アッセイ、アロキサン誘導性マウスにおける低血糖活性アッセイ、およびインスリン分泌刺激アッセイを、エキセンディン4ポリペプチドフラグメント(配列番号61、配列番号62、配列番号63、配列番号64、配列番号65、配列番号66、配列番号67、配列番号68、配列番号69、配列番号70、配列番号71、および配列番号72)を使用して行った。上記全ポリペプチドフラグメントにおいて有意な低血糖アッセイが認められた。
KK II型糖尿病マウス、db/db II糖尿病マウス、およびアロキサン誘導性糖尿病マウスの血糖は、エキセンディン4ポリペプチドフラグメント(配列番号61、配列番号62、配列番号63、配列番号64、配列番号65、配列番号66、配列番号67、配列番号68、配列番号69、配列番号70、配列番号71、および配列番号72)の使用によって、6時間以内に35%〜50%、4時間以内に50%〜60%、2時間以内に30%〜40%持続して減少した。Goto−Kokizaki II型糖尿病ラットの絶食血糖は、エキセンディン4ポリペプチドフラグメント(配列番号61、配列番号62、配列番号63、配列番号64、配列番号65、配列番号66、配列番号67、配列番号68、配列番号69、配列番号70、配列番号71、および配列番号72)の使用によって、2時間以内に10%〜20%継続的に減少した。エキセンディン4ポリペプチドフラグメント(配列番号61、配列番号62、配列番号63、配列番号64、配列番号65、配列番号66、配列番号67、配列番号68、配列番号69、配列番号70、配列番号71、および配列番号72)の注射によって投与した試験群のインスリン分泌は回復した。
Claims (10)
- 式(I):
HGEGTX1TSDLSKQX2EEEAVX3LFIEWLKNGX4PX5(I)
(式中、
X1は、PheまたはTyrを示し、
X2は、Met、Ile、またはLeuを示し、
X3は、Lysを示し、
X4は、Glyを示すか欠失し、
X5は、Argを示すか欠失する)によって示される配列を含む、ポリペプチドおよびその薬学的に許容可能な塩またはエステル。 - X1がTyrである、請求項1に記載のポリペプチド。
- X2がMetである、請求項1に記載のポリペプチド。
- X4が欠失している、請求項1に記載のポリペプチド。
- X1がTyrであり、X2がMetであり、X3がLysであり、X4が欠失しており、X5がArgであるか欠失している、請求項1に記載のポリペプチド。
- 1種または数種の請求項1〜請求項5に記載のポリペプチドを含む、薬学的組成物。
- 薬学的に許容可能な希釈剤、賦形剤、またはキャリアをさらに含む、請求項6に記載の薬学的組成物。
- 前記キャリアが、エタノール、グリセロール、および水から1つまたは複数選択される、請求項7に記載の薬学的組成物。
- 前記ポリペプチドを使用して真性糖尿病を処置した、請求項1〜請求項5に記載のポリペプチドの使用。
- 前記真性糖尿病はII型真性糖尿病をいう、請求項9に記載の使用。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CNB2005100408238A CN100429227C (zh) | 2005-06-29 | 2005-06-29 | Exendin4多肽片段 |
PCT/CN2006/001495 WO2007000118A1 (fr) | 2005-06-29 | 2006-06-29 | Fragments polypeptidiques d'exendine 4 et utilisation correspondante |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008546816A true JP2008546816A (ja) | 2008-12-25 |
Family
ID=35924206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008518600A Pending JP2008546816A (ja) | 2005-06-29 | 2006-06-29 | エキセンディン4ポリペプチドフラグメントおよびその使用 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7608587B2 (ja) |
EP (1) | EP1908778A4 (ja) |
JP (1) | JP2008546816A (ja) |
KR (1) | KR100997835B1 (ja) |
CN (1) | CN100429227C (ja) |
AU (1) | AU2006264162A1 (ja) |
BR (1) | BRPI0613849A2 (ja) |
CA (1) | CA2613903A1 (ja) |
WO (1) | WO2007000118A1 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101029081B (zh) * | 2007-02-05 | 2011-01-12 | 上海国佳生化工程技术研究中心有限公司 | 重组的降糖肽及其生产菌株的构建和培养方法 |
MY165889A (en) * | 2007-08-30 | 2018-05-18 | Curedm Group Holdings Llc | Compositions and methods of using proislet peptides and analogs thereof |
WO2011063549A1 (zh) * | 2009-11-26 | 2011-06-03 | Wu Xiaoyan | 长效exendin4的类似物 |
US9261246B2 (en) | 2010-03-11 | 2016-02-16 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Light-emitting module, light source device, liquid crystal display device, and method of manufacturing light-emitting module |
BR112012033295A2 (pt) | 2010-07-02 | 2016-10-11 | Angiochem Inc | polipeptídeos curtos e contendo d-aminoácido para conjugados terapêuticos e seu uso |
CN103193881A (zh) * | 2013-04-22 | 2013-07-10 | 中国药科大学 | 一种可口服给药的降糖多肽衍生物及其用途 |
CN103613657B (zh) * | 2013-11-28 | 2016-01-13 | 孙玉琨 | 缩短肽链的Exendin4及其基因工程应用 |
CN111234000B (zh) * | 2018-11-28 | 2023-05-26 | 鲁南制药集团股份有限公司 | 艾塞纳肽类似物 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003522721A (ja) * | 1997-11-14 | 2003-07-29 | アミリン・ファーマシューティカルズ,インコーポレイテッド | 新規なエキセンジンアゴニスト化合物 |
US20040142866A1 (en) * | 2001-05-10 | 2004-07-22 | Shanghai Huyai Bio-Lab Co., Ltd. | Derivatives of the insulinotropic peptide exendin-4 and methods of production thereof |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62226998A (ja) | 1986-03-28 | 1987-10-05 | Takara Shuzo Co Ltd | ヒトカルシトニン前駆体ペプチド及びその製造方法 |
US5424286A (en) * | 1993-05-24 | 1995-06-13 | Eng; John | Exendin-3 and exendin-4 polypeptides, and pharmaceutical compositions comprising same |
DK144093D0 (ja) | 1993-12-23 | 1993-12-23 | Novo Nordisk As | |
ATE316100T1 (de) * | 1996-06-05 | 2006-02-15 | Roche Diagnostics Gmbh | Exendin-analoga, verfahren zu deren herstellung und diese enthaltende arzneimittel |
CA2262647C (en) * | 1996-08-08 | 2007-12-04 | Amylin Pharmaceuticals, Inc. | Methods for regulating gastrointestinal motility |
MXPA03005135A (es) | 2000-12-13 | 2003-12-04 | Lilly Co Eli | Regimen de tratamiento cronico usando peptidos insulinotropicos similares al glucagon. |
EP2022505B1 (en) | 2001-07-31 | 2011-12-14 | The Government of the United States of America, as represented by the Secretary of the Department of Health and Human Services | GLP-1, exendin-4, peptide analogs and uses thereof |
WO2004035762A2 (en) | 2002-10-17 | 2004-04-29 | Alkermes Controlled Therapeutics, Inc. Ii | Microencapsulation and sustained release of biologically active polypeptides |
ES2425221T3 (es) * | 2003-05-30 | 2013-10-14 | Amylin Pharmaceuticals, Llc | Nuevos métodos y composiciones para suministro por vía transmucosa potenciado de péptidos y proteínas |
CA2539253A1 (en) * | 2003-09-19 | 2005-03-31 | Novo Nordisk A/S | Albumin-binding derivatives of therapeutic peptides |
CN100535003C (zh) * | 2004-09-06 | 2009-09-02 | 上海华谊生物技术有限公司 | Exendin 4的类似物 |
-
2005
- 2005-06-29 CN CNB2005100408238A patent/CN100429227C/zh not_active Expired - Fee Related
-
2006
- 2006-06-13 KR KR1020060053009A patent/KR100997835B1/ko not_active IP Right Cessation
- 2006-06-29 BR BRPI0613849-7A patent/BRPI0613849A2/pt not_active Application Discontinuation
- 2006-06-29 JP JP2008518600A patent/JP2008546816A/ja active Pending
- 2006-06-29 WO PCT/CN2006/001495 patent/WO2007000118A1/zh active Application Filing
- 2006-06-29 EP EP06753060A patent/EP1908778A4/en not_active Withdrawn
- 2006-06-29 AU AU2006264162A patent/AU2006264162A1/en not_active Abandoned
- 2006-06-29 CA CA002613903A patent/CA2613903A1/en not_active Abandoned
- 2006-08-01 US US11/497,075 patent/US7608587B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003522721A (ja) * | 1997-11-14 | 2003-07-29 | アミリン・ファーマシューティカルズ,インコーポレイテッド | 新規なエキセンジンアゴニスト化合物 |
US20040142866A1 (en) * | 2001-05-10 | 2004-07-22 | Shanghai Huyai Bio-Lab Co., Ltd. | Derivatives of the insulinotropic peptide exendin-4 and methods of production thereof |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN100429227C (zh) | 2008-10-29 |
KR20070001798A (ko) | 2007-01-04 |
EP1908778A4 (en) | 2009-08-12 |
KR100997835B1 (ko) | 2010-12-01 |
EP1908778A1 (en) | 2008-04-09 |
BRPI0613849A2 (pt) | 2011-02-15 |
US20070037747A1 (en) | 2007-02-15 |
CA2613903A1 (en) | 2007-01-04 |
AU2006264162A1 (en) | 2007-01-04 |
CN1724563A (zh) | 2006-01-25 |
US7608587B2 (en) | 2009-10-27 |
WO2007000118A1 (fr) | 2007-01-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4282485B2 (ja) | 伸長グルカゴン様ペプチド−1アナログ | |
JP6412183B2 (ja) | 作用持続時間が増した改変ポリペプチド | |
WO2011153965A1 (zh) | Exendin-4及其类似物的融合蛋白,其制备和应用 | |
CN106986940A (zh) | 具有增强的作用持续时间的工程化多肽 | |
AU2003200839A2 (en) | Extended glucagon-like peptide-1 analogs | |
JP2008546816A (ja) | エキセンディン4ポリペプチドフラグメントおよびその使用 | |
BRPI0807728A2 (pt) | co-agonistas de receptor glucagon/glp-1 | |
WO2002090388A1 (fr) | Derives d'exendine | |
WO2019200594A1 (zh) | 酰化的glp-1衍生物 | |
JP2022551233A (ja) | 異なる構造のglp-1アナログペプチド修飾二量体およびその調製方法のii型糖尿病の治療における用途 | |
CN113214381B (zh) | 酰化的glp-1衍生物 | |
CA2995613C (en) | Exenatide modifier and use thereof | |
WO2020048494A1 (zh) | 长效重组GLP1-Fc-CD47蛋白及其制备和用途 | |
WO2023000240A1 (zh) | 长效glp-1多肽类似物及其制备方法和应用 | |
CN111094331B (zh) | 酰化胃泌酸调节素肽类似物 | |
WO2015149627A1 (zh) | 结构修饰的glp-1类似物及其制备方法 | |
KR20120116942A (ko) | 폴리펩티드 접합체 | |
RU2773242C2 (ru) | Ацилированное производное GLP-1 | |
WO2011063549A1 (zh) | 长效exendin4的类似物 | |
CN116589536B (zh) | 一类长效glp-1/gip受体双重激动剂及其应用 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090521 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111018 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120313 |