JP2008545806A - カルボン酸組成物の富化方法 - Google Patents

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Abstract

富化ゾーンに於いて、カルボン酸を含む組成物を富化供給物と接触させて、富化されたカルボン酸組成物を形成することによって製造された、富化されたカルボン酸組成物の製造方法が提供される。本発明は、また、カルボン酸組成物から触媒を除去して、触媒除去後組成物を製造する方法及び得られる組成物に関する。

Description

関連出願に対するクロスリファレンス
本件特許出願は、2005年5月19日出願の米国仮特許出願第60/682,767号(その開示を、その全部を引用して本明細書に含める)に対する優先権を主張する。
本発明は、カルボン酸組成物を富化ゾーン内で富化供給物と接触させて、富化されたカルボン酸組成物を形成する方法及び得られる製造された富化されたカルボン酸組成物に関する。本発明は、また、冷却されたカルボン酸組成物からの触媒の除去方法及び得られる組成物に関する。
テレフタル酸は、少なくとも1種の触媒、例えばCo、Mn及びBr触媒並びに溶媒、典型的には酢酸の存在下で、パラキシレンの酸化によって、商業的に製造されている。テレフタル酸は、典型的には、パラキシレンの酸化の結果として生成される不純物を除去する方式で製造される。
テレフタル酸(TPA)は、プラスチック、繊維、フィルム、コーティング、容器及び他の物品のための、縮合ポリマー及びコポリマー、特にポリエステル及びコポリエステルの製造に於ける中間体である。特に商業的に重要なものは、PETとして引用されるポリ(エチレンテレフタレート)、TPAとエチレングリコール(EG)とのポリエステル及び関連するコポリエステルである。TPAの製造のための商業的方法は、しばしば、一般的に酢酸溶媒中の臭化物助触媒と共に、p−キシレンの多価遷移金属触媒作用酸化に基づいている。実用酸化条件下での酢酸中のTPAの限定された溶解度のために、主としてTPAを含有する結晶性アグロメレート(agglomerate)のスラリーが、通常、酸化反応器内で形成される。典型的には、TPA酸化剤スラリーは、反応器から取り出し、そしてTPA固体は、一般的な固液分離技術を使用して、酸化剤母液から分離する。この方法で使用される触媒及び助触媒の大部分を含有する酸化剤母液流は、酸化反応器に再循環する。触媒及び助触媒に加えて、酸化剤母液流は、また、溶解したTPA並びに多くの副生物、不純物及びその他の化合物を含有している。これらの他の化合物、酸化副生物及び不純物は、部分的に、p−キシレン供給物流中に少量で存在する化合物から生じる。他の化合物及び酸化副生物は、p−キシレンの不完全酸化のために生じ、部分的に酸化された生成物になる。更に他の化合物及び酸化副生物は、p−キシレンのテレフタル酸への酸化の結果として形成される競合副反応からの結果である。特許文献1及び特許文献2のような、テレフタル酸の製造を開示している特許は、それらがその中に否定する記述を行っていない範囲まで、それらの全部を引用して本明細書に含める。
再循環される酸化剤母液流中の化合物の多くは、更なる酸化に対して比較的不活性であるが、分解及び他の化合物への転化を含む更なる反応に対しては不活性ではない。このような化合物は、例えばイソフタル酸(IPA) 安息香酸及びフタル酸を含む。更なる酸化を受け得る、酸化剤母液流中の化合物、例えばp−キシレン(また、1,4−ジメチルベンゼンとしても知られている)の酸化の場合に、4−カルボキシベンズアルデヒド、p−トルイル酸、p−トルアルデヒド及びテレフタルデヒドのような化合物も存在する。酸化に対して比較的不活性であり、そして他の方法でプロセスから除去されない化合物は、再循環の際に、酸化剤母液流中に蓄積する傾向がある。
一般的に、粗製テレフタル酸(CTA)は、ジメチルエステルへの転化により又は水中に溶解し、続いて標準的水素化触媒上で水素化することにより精製する。更に最近、ポリマーグレードTPAを製造するために、水素化の代わりに、二次酸化処理を使用されてきた。母液中の不純物の濃度を最小にし、それによってTPAの次の精製を容易にすることが望ましい。或る場合には、酸化剤母液流から不純物を除去する手段を使用しない限り、精製されたポリマーグレードTPAを製造することが不可能である。
化学プロセス産業工業に於いて一般的に使用される不純物除去のための一つの技術は、再循環流としての母液流の一部を取り出す又は「パージする」ことである。典型的には、パージ流は、単純に廃棄するか又は経済的に容認される場合には、価値のある成分を回収しながら望まない不純物を除去する種々の処理に付す。このパージ方法の一例は、特許文献3(それがその中に否定する記述を行っていない範囲まで、それらの全部を引用して本明細書に含める)である。
精製されたテレフタル酸(PTA)を製造するCTAの精製は、PTAの製造コストを増加させる。テレフタル酸中の副生物、不純物及び他の化合物の濃度を、特にポリ(エチレンテレフタレート)(PET)ポリマー並びにそれからの物品、例えばフィルム、容器及び繊維を製造する際に、テレフタル酸を有用なままにしておく程度まで最大にすることが望ましい。
有用性の一例はカルボン酸プロセス、特に、テレフタル酸プロセスに於ける改良された収率である。本発明の他の有用性は、プロセスに於ける特定化合物の目的を制御することの柔軟性である。例えば、特定化合物の一部を、触媒除去ゾーン内の生成物に保有させることができ、そして/又は富化ゾーン内の生成物中に富化させて、それらが生成物流と一緒に進むか又はプロセスから出るようにすることができる。更に他の有用性は、この方法を、TPA方法中に存在しない生成物流に化合物を入れる選択を可能にすることである。他の有用性は、TPA生成物流にコモノマーを添加する選択であり、例えばIPAを添加することができる。
米国特許第4,158,738号明細書 米国特許第3,996,271号明細書 米国特許第4,939,297号明細書
本発明の第一態様に於いては、富化された組成物の製造方法が提供される。この方法は、冷却されたカルボン酸組成物、結晶化したスラリー組成物、スラリー組成物及び粗製カルボン酸組成物からなる群から選択された少なくとも1種の流れ並びに富化供給物を、富化ゾーンに付して富化された組成物を形成させることを含んでなり、前記富化供給物がテレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ベンゼントリカルボン酸異性体、安息香酸、ヒドロキシ安息香酸異性体、ヒドロキシメチル安息香酸異性体、ジカルボキシビフェニル異性体、ジカルボキシスチルベン異性体、トリカルボキシビフェニル異性体、トリカルボキシベンゾフェノン異性体、ジカルボキシベンゾフェノン異性体、ジカルボキシベンジル異性体、ホルム−アセト−ヒドロキシ安息香酸異性体、アセト−ヒドロキシメチル安息香酸異性体、α−ブロモ−トルイル酸異性体、ブロモ安息香酸、ブロモ酢酸、トルアルデヒド異性体、ベンジルアルコール異性体、メチルベンジルアルコール異性体及びフタルデヒド異性体からなる群から選択された少なくとも1種の化合物を含んでなり、前記化合物の少なくとも1種が富化される。
本発明の別の態様に於いては、富化された組成物の製造方法が提供される。この方法は、冷却されたカルボン酸組成物又は結晶化したスラリー組成物又はスラリー組成物又は粗製カルボン酸組成物及び富化供給物を、富化ゾーンに付して富化された組成物を形成させることを含んでなり、前記富化供給物がテレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ベンゼントリカルボン酸異性体、安息香酸、ヒドロキシ安息香酸異性体、ヒドロキシメチル安息香酸異性体、ジカルボキシビフェニル異性体、ジカルボキシスチルベン異性体、トリカルボキシビフェニル異性体、トリカルボキシベンゾフェノン異性体、ジカルボキシベンゾフェノン異性体、ジカルボキシベンジル異性体、ホルム−アセト−ヒドロキシ安息香酸異性体、アセト−ヒドロキシメチル安息香酸異性体、α−ブロモ−トルイル酸異性体、ブロモ安息香酸、ブロモ酢酸、トルアルデヒド異性体、ベンジルアルコール異性体、メチルベンジルアルコール異性体及びフタルデヒド異性体からなる群から選択された少なくとも1種の化合物を含んでなり、前記化合物の少なくとも1種が富化され、前記冷却されたカルボン酸組成物又は結晶化したスラリー組成物又はスラリー組成物又は粗製カルボン酸組成物がテレフタル酸を含む。
本発明の別の態様に於いては、富化された組成物の製造方法が提供される。この方法は、冷却されたカルボン酸組成物又は結晶化したスラリー組成物又はスラリー組成物又は粗製カルボン酸組成物及び富化供給物を、富化ゾーンに付して富化された組成物を形成させることを含んでなり、前記富化供給物が、イソフタル酸、フタル酸、ベンゼントリカルボン酸異性体、安息香酸、ヒドロキシ安息香酸異性体、ヒドロキシメチル安息香酸異性体、ジカルボキシビフェニル異性体、ジカルボキシスチルベン異性体、トリカルボキシビフェニル異性体、トリカルボキシベンゾフェノン異性体、ジカルボキシベンゾフェノン異性体、ジカルボキシベンジル異性体、ホルム−アセト−ヒドロキシ安息香酸異性体、アセト−ヒドロキシメチル安息香酸異性体、α−ブロモ−トルイル酸異性体、ブロモ安息香酸、ブロモ酢酸、トルアルデヒド異性体、ベンジルアルコール異性体、メチルベンジルアルコール異性体及びフタルデヒド異性体からなる群から選択された少なくとも1種の化合物を含んでなり、前記化合物の少なくとも1種が富化され、前記冷却されたカルボン酸組成物又は結晶化したスラリー組成物又はスラリー組成物又は粗製カルボン酸組成物がイソフタル酸を含む。
本発明の別の態様に於いては富化された組成物の製造方法が提供される。この方法は、冷却されたカルボン酸組成物又は結晶化したスラリー組成物又はスラリー組成物又は粗製カルボン酸組成物及び富化供給物を、富化ゾーンに付して富化された組成物を形成させることを含んでなり、前記富化供給物がイソフタル酸、トリメリト酸、4,4’−ジカルボキシビフェニル、フタル酸、4−ヒドロキシメチル安息香酸、4−ヒドロキシメチル安息香酸及び安息香酸からなる群から選択された少なくとも1種の化合物を含み、前記化合物の少なくとも1種が富化され、前記冷却されたカルボン酸組成物又は結晶化したスラリー組成物又はスラリー組成物又は粗製カルボン酸組成物がテレフタル酸を含む。
これらの態様及びその他の態様は、本開示に接した後で他の当業者に一層明らかになるであろう。
本発明は、ここに含まれる下記の本発明の好ましい態様の詳細な説明及び実施例並びに図面及びそれらの前後の説明を参照することによって、一層容易に理解することができる。
本発明の化合物、組成物、物品、装置及び/又は方法が開示され、説明される前に、本発明は、特別の合成方法、特別のプロセス又は特定の装置に限定されず、勿論変化させることができることが理解されたい。本明細書で使用された用語は、特別の態様を説明する目的のみのためであり、限定されることを意図しないことも理解されたい。
本明細書に於いて及び前記の特許請求の範囲に於いて、下記の意味を有するように定義されるものとする多数の用語を参照する。
明細書及び付属する特許請求の範囲で使用されるとき、単数形(a、an及びthe)には、文脈で明らかに他の方法で指示されていない限り、複数の指示物が含まれる。それで、例えば、1個の触媒除去ゾーンに対する引用には、1個又はそれ以上の触媒除去ゾーンが含まれる。
範囲は、本明細書に於いて、「約」一つの特定の値〜「約」別の特定の値のように表現される。このような範囲が表わされるとき、他の態様には、一つの特定の値〜他の特定の値が含まれる。同様に、値が、先行詞「約」を使用することによって近似値として表わされるとき、特定の値は他の態様を形成することが理解されたい。更に、範囲のそれぞれの終点は、他の終点と関連して及び他の終点とは独立にの両方で有意であることが理解されるであろう。
「任意の」又は「任意的に」は、続いて記載される事象又は状況が生じてもよく又は生じなくてもよいこと並びに記載に、前記事象又は状況が生じる例及びそれが生じない例が含まれることを意味する。例えば、「任意的に加熱された」は、材料が加熱されてよいこと又は加熱されなくてよいこと並びにこのような表現に加熱されたプロセス及び加熱されないプロセスの両方が含まれることを意味する。本発明の広い範囲を記載する数値範囲及びパラメータは近似値であるにもかかわらず、特定の実施例に記載された数値は、できるだけ正確に報告する。しかしながら、全ての数値は、本来、それらのそれぞれの試験測定値に見出される標準偏差から必然的にもたらされる一定の誤差を含んでいる。
この開示及び特許請求の範囲中に記載された範囲は、特に、終点(群)のみならず、全範囲を含めるように意図される。例えば、0〜10であると記載された範囲は、0と10との間の全ての整数、例えば1、2、3、4等、0と10との間の全ての分数、例えば1.5、2.3、4.57、6.113等並びに終点0及び10を開示するように意図される。また、化学的置換基に付随する範囲、例えば「C1〜C5炭化水素」は、C1及びC5炭化水素並びにC2、C3及びC4炭化水素を、特に含め、そして開示するように、意図する。
本発明の一態様に於いて、触媒除去後の組成物200は、任意的に、富化ゾーン210内で、富化供給物220と接触させる。スラリー組成物70又は結晶化したスラリー組成物160又は冷却されたカルボン酸組成物170又は粗製カルボン酸組成物30は、カルボン酸組成物を製造するための当前記技術分野で公知の任意の一般的な方法に於いても製造することができる。スラリー組成物70又は結晶化したスラリー組成物160又は冷却されたカルボン酸組成物170又は粗製カルボン酸組成物30は、次いで、乾燥したカルボン酸組成物280又は富化された組成物240又は脱水されたケーキ組成物260を製造するために使用される。例えば、触媒除去後組成物200の一つの製造方法を、図1A及びBに示す。
図1Aに於ける工程(a)は、一次酸化ゾーン20内で芳香族供給原料10を酸化して、粗製カルボン酸組成物30を製造することを含む。芳香族供給原料10は、少なくとも1種の酸化性化合物、少なくとも1種の溶媒及び少なくとも1種の触媒を含む。
本発明の一つの態様は、酸化性化合物の液相部分酸化に関する。このような酸化は、好ましくは、撹拌型反応器又は反応器群内に含有されている多相反応媒体の液相中で実施する。適切な撹拌された反応器は、例えば気泡撹拌型反応器(例えば気泡塔反応器(bubble column reactor))及び機械式撹拌型反応器(例えば連続撹拌タンク反応器)を含む。この液相酸化は、好ましくは気泡塔反応器内で実施する。
本明細書で使用する用語「気泡塔反応器」は、多相反応媒体中で化学反応を容易に実施するための反応器を示すものとし、この場合、反応媒体の攪拌は、主として、反応媒体を通過する気泡の上方移動によって与えられる。本明細書で使用する用語「攪拌」は、反応媒体の中に消散されて、流体流れ及び/又は混合を起こす仕事を示すものとする。本明細書で使用する用語「大部分」、「主として」及び「優勢的に」は、50%よりも多くを意味するものとする。
芳香族供給原料10中に存在する酸化性化合物は、好ましくは少なくとも1個のヒドロカルビル基を含む。更に好ましくは、この酸化性化合物は芳香族化合物である。なお更に好ましくは、酸化性化合物は、少なくとも1個の結合したヒドロカルビル基又は少なくとも1個の結合した置換されたヒドロカルビル基又は少なくとも1個の結合したヘテロ原子又は少なくとも1個の結合したカルボン酸官能基(−COOH)を有する芳香族化合物である。なお更に好ましくは、酸化性化合物は、それぞれの結合した基が炭素数1〜5である、少なくとも1個の結合したヒドロカルビル基又は少なくとも1個の結合した置換されたヒドロカルビル基を有する芳香族化合物である。よりなお更に好ましくは、酸化性化合物は、それぞれの結合した基が、正確に1個の炭素原子を含み、そしてメチル基及び/又は置換されたメチル基及び/又は最大1個のカルボン酸基を含む、正確に2個の結合した基を有する芳香族化合物である。よりなお更に好ましくは、酸化性化合物は、パラ−キシレン、メタ−キシレン、パラ−トルアルデヒド、メタ−トルアルデヒド、パラ−トルイル酸、メタ−トルイル酸及び/又はアセトアルデヒドである。最も好ましくは、酸化性化合物はパラ−キシレンである。
本明細書で定義する「ヒドロカルビル基」は、水素原子に又は他の炭素原子にのみ結合されている、少なくとも1個の炭素原子である。本明細書で定義する「置換されたヒドロカルビル基」は、少なくとも1個のヘテロ原子及び少なくとも1個の水素原子に結合された、少なくとも1個の炭素原子である。本明細書で定義する「ヘテロ原子」は、炭素原子及び水素原子以外の全ての原子である。本明細書で定義する「芳香族化合物」は、好ましくは少なくとも6個の炭素原子を有する、なお更に好ましくは環の部分として炭素原子のみを有する、芳香族環からなる。このような芳香族環の適切な例には、これらに限定されないが、ベンゼン、ビフェニル、ターフェニル、ナフタレン及び他の炭素系縮合芳香族環が含まれる。
酸化性化合物の適切な例には、脂肪族炭化水素(例えばアルカン、枝分かれしたアルカン、環式アルカン、脂肪族アルケン、枝分かれしたアルケン及び環式アルケン);脂肪族アルデヒド(例えばアセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、イソブチルアルデヒド及びn−ブチルアルデヒド);脂肪族アルコール(例えばエタノール、イソプロパノール、n−プロパノール、n−ブタノール及びイソブタノール);脂肪族ケトン(例えばジメチルケトン、エチルメチルケトン、ジエチルケトン及びイソプロピルメチルケトン);脂肪族エステル(例えばギ酸メチル、酢酸メチル、酢酸エチル);脂肪族過酸化物、過酸及びヒドロペルオキシド(例えばt−ブチルヒドロペルオキシド、過酢酸及びジ−t−ブチルヒドロペルオキシド);上記の脂肪族種プラス他のヘテロ原子の組合せである基を有する脂肪族化合物(例えばナトリウム、臭素、コバルト、マンガン及びジルコニウムと組み合わせて、炭化水素、アルデヒド、アルコール、ケトン、エステル、過酸化物、過酸及び/又はヒドロペルオキシドの1種又はそれ以上の分子状セグメントを含む脂肪族化合物);1個又はそれ以上の結合したヒドロカルビル基を有する、種々のベンゼン環、ナフタレン環、ビフェニル、ターフェニル及び他の芳香族基(例えばトルエン、エチルベンゼン、イソプロピルベンゼン、n−プロピルベンゼン、ネオペンチルベンゼン、パラ−キシレン、メタ−キシレン、オルト−キシレン、トリメチルベンゼンの全ての異性体、テトラメチルベンゼンの全ての異性体、ペンタメチルベンゼン、ヘキサメチルベンゼン、エチル−メチルベンゼンの全ての異性体、ジエチルベンゼンの全ての異性体、エチル−ジメチルベンゼンの全ての異性体、ジメチルナフタレンの全ての異性体、エチル−メチルナフタレンの全ての異性体、ジエチルナフタレンの全ての異性体、ジメチルビフェニルの全ての異性体、エチル−メチルビフェニルの全ての異性体並びにジエチルビフェニルの全ての異性体、スチルベン及び1個又はそれ以上の結合したヒドロカルビル基を有するスチルベン、フルオレン及び1個又はそれ以上の結合したヒドロカルビル基を有するフルオレン、アントラセン及び1個又はそれ以上の結合したヒドロカルビル基を有するアントラセン並びにジフェニルエタン及び1個又はそれ以上の結合したヒドロカルビル基を有するジフェニルエタン);1個若しくはそれ以上の結合したヒドロカルビル基及び/又は1個若しくはそれ以上の結合したヘテロ原子(これは他の原子又は原子の群に結合していてよい)を有する、種々のベンゼン環、ナフタレン環、ビフェニル、ターフェニル及び他の芳香族基(例えばフェノール、メチルフェノールの全ての異性体、ジメチルフェノールの全ての異性体、ナフトールの全ての異性体、ベンジルメチルエーテル、ブロモフェノールの全ての異性体、ブロモベンゼン、α−ブロモトルエンを含むブロモトルエンの全ての異性体、ジブロモベンゼン、ナフテン酸コバルト及びブロモビフェニルの全ての異性体);1個若しくはそれ以上の結合したヒドロカルビル基及び/又は1個若しくはそれ以上の結合したヘテロ原子及び/又は1個若しくはそれ以上の結合した置換されたヒドロカルビル基を有する、種々のベンゼン環、ナフタレン環、ビフェニル、ターフェニル及び他の芳香族基(例えばベンズアルデヒド、ブロモベンズアルデヒドの全ての異性体、α−ブロモトルアルデヒドの全ての異性体を含むブロム化トルアルデヒドの全ての異性体、ヒドロキシベンズアルデヒドの全ての異性体、ブロモ−ヒドロキシベンズアルデヒドの全ての異性体、ベンゼンジカルボキサルデヒドの全ての異性体、ベンゼントリカルボキサルデヒドの全ての異性体、パラ−トルアルデヒド、メタ−トルアルデヒド、オルト−トルアルデヒド、トルエンジカルボキサルデヒドの全ての異性体、トルエントリカルボキサルデヒドの全ての異性体、トルエンテトラカルボキサルデヒドの全ての異性体、ジメチルベンゼンジカルボキサルデヒドの全ての異性体、ジメチルベンゼントリカルボキサルデヒドの全ての異性体、ジメチルベンゼンテトラカルボキサルデヒドの全ての異性体、トリメチルベンゼントリカルボキサルデヒドの全ての異性体、エチルトルアルデヒドの全ての異性体、トリメチルベンゼンジカルボキサルデヒドの全ての異性体、テトラメチルベンゼンジカルボキサルデヒド、ヒドロキシメチル−ベンゼン、ヒドロキシメチル−トルエンの全ての異性体、ヒドロキシメチル−ブロモトルエンの全ての異性体、ヒドロキシメチル−トルアルデヒドの全ての異性体、ヒドロキシメチル−ブロモトルアルデヒドの全ての異性体、ベンジルヒドロペルオキシド、ベンゾイルヒドロペルオキシド、トリルメチル−ヒドロペルオキシドの全ての異性体及びメチルフェノール メチル−ヒドロペルオキシドの全ての異性体);1個又はそれ以上の結合した選択された基(選択された基は、ヒドロカルビル基及び/又は結合したヘテロ原子及び/又は置換されたヒドロカルビル基及び/又はカルボン酸基及び/又はペルオキシ酸基を意味する)を有する、種々のベンゼン環、ナフタレン環、ビフェニル、ターフェニル及び他の芳香族基(例えば安息香酸、パラ−トルイル酸、メタ−トルイル酸、オルト−トルイル酸、エチル安息香酸の全ての異性体、プロピル安息香酸の全ての異性体、ブチル安息香酸の全ての異性体、ペンチル安息香酸の全ての異性体、ジメチル安息香酸の全ての異性体、エチルメチル安息香酸の全ての異性体、トリメチル安息香酸の全ての異性体、テトラメチル安息香酸の全ての異性体、ペンタメチル安息香酸、ジエチル安息香酸の全ての異性体、ベンゼンジカルボン酸の全ての異性体、ベンゼントリカルボン酸の全ての異性体、メチルベンゼンジカルボン酸の全ての異性体、ジメチルベンゼンジカルボン酸の全ての異性体、メチルベンゼントリカルボン酸の全ての異性体、ブロモ安息香酸の全ての異性体、ジブロモ安息香酸の全ての異性体、α−ブロモトルイル酸を含むブロモトルイル酸の全ての異性体、トリル酢酸、ヒドロキシ安息香酸の全ての異性体、ヒドロキシメチル−安息香酸の全ての異性体、ヒドロキシトルイル酸の全ての異性体、ヒドロキシメチル−トルイル酸の全ての異性体、ヒドロキシメチル−ベンゼンジカルボン酸の全ての異性体、ヒドロキシブロモ安息香酸の全ての異性体、ヒドロキシブロモトルイル酸の全ての異性体、ヒドロキシメチル−ブロモ安息香酸の全ての異性体、カルボキシベンズアルデヒドの全ての異性体、ジカルボキシベンズアルデヒドの全ての異性体、過安息香酸、ヒドロペルオキシメチル−安息香酸の全ての異性体、ヒドロペルオキシメチル−ヒドロキシ安息香酸の全ての異性体、ヒドロペルオキシカルボニル−安息香酸の全ての異性体、ヒドロペルオキシカルボニル−トルエンの全ての異性体、メチルビフェニルカルボン酸の全ての異性体、ジメチルビフェニルカルボン酸の全ての異性体、メチルビフェニルジカルボン酸の全ての異性体、ビフェニルトリカルボン酸の全ての異性体、1個又はそれ以上の結合した選択された基を有するスチルベンの全ての異性体、1個又はそれ以上の結合した選択された基を有するフルオレノンの全ての異性体、1個又はそれ以上の結合した選択された基を有するナフタレンの全ての異性体、ベンジル、1個又はそれ以上の結合した選択された基を有するベンジルの全ての異性体、ベンゾフェノン、1個又はそれ以上の結合した選択された基を有するベンゾフェノンの全ての異性体、アントラキノン、1個又はそれ以上の結合した選択された基を有するアントラキノンの全ての異性体、1個又はそれ以上の結合した選択された基を有するジフェニルエタンの全ての異性体、ベンゾクマリン及び1個又はそれ以上の結合した選択された基を有するベンゾクマリンの全ての異性体)が含まれる。
液相供給物中に存在する酸化性化合物は、2種又はそれ以上の異なった酸化性化学物質の組合せからなっていてよいことが理解されたい。これらの2種又はそれ以上の異なった化学物質は、芳香族供給原料10中に混合されて供給することができ又は複数の供給物流で別々に供給することができる。例えばパラ−キシレン、メタ−キシレン、パラ−トルアルデヒド、パラ−トルイル酸及びアセトアルデヒドからなる芳香族供給原料を、単一の入口又は複数の別個の入口を経て、反応器に供給することができる。
芳香族供給原料10中に存在する溶媒は、好ましくは酸成分及び水成分を含む。本発明の一つの態様に於いて、溶媒は、好ましくは、芳香族供給原料10中に、約60〜約98重量%の範囲内、更に好ましくは約80〜約96重量%の範囲内、最も好ましくは85〜94重量%の範囲内の濃度で存在する。溶媒の酸成分は、好ましくは、炭素数1〜6の、更に好ましくは炭素数2の有機低分子量モノカルボン酸である。最も好ましくは、溶媒の酸成分は酢酸である。好ましくは、酸成分は、溶媒の少なくとも約75重量%、更に好ましくは溶媒の少なくとも約80重量%、最も好ましくは溶媒の85〜98重量%を構成し、残りは水である。
適切な溶媒には、これらに限定されないが、好ましくは炭素数2〜6の脂肪族モノカルボン酸又は安息香酸及びこれらの混合物並びにこれらの化合物と水との混合物が含まれる。
芳香族供給原料10中に存在する触媒系は、好ましくは酸化性化合物の酸化(部分酸化を含む)を促進することができる均一液相触媒系である。更に好ましくは、この触媒系は、少なくとも1種の多価遷移金属を含む。なお更に好ましくは、多価遷移金属はコバルトからなる。なお更に好ましくは、この触媒系は、コバルト及び臭素を含む。最も好ましくは、この触媒系はコバルト、臭素及びマンガンを含む。
触媒系中にコバルトが存在するとき、芳香族供給原料10中に存在するコバルトの量について、一次酸化ゾーン20内の反応媒体の液相中のコバルトの濃度が、約300〜約6,000ppmw(重量で100万当たりの部)の範囲内、更に好ましくは約700〜約4,200ppmwの範囲内、最も好ましくは1,200〜3,000ppmwの範囲内に維持されるようなものであることが好ましい。この触媒系中に臭素が存在するとき、芳香族供給原料中に存在する臭素の量について、反応媒体の液相中の臭素の濃度が、約300〜約5,000ppmwの範囲内、更に好ましくは約600〜約4,000ppmwの範囲内、最も好ましくは900〜3,000ppmwの範囲内に維持されるようなものであることが好ましい。この触媒系中にマンガンが存在するとき、芳香族供給原料10中に存在するマンガンの量について、反応媒体の液相中のマンガンの濃度が、約20〜約1,000ppmwの範囲内、更に好ましくは約40〜約500ppmwの範囲内、最も好ましくは50〜200ppmwの範囲内に維持されるようなものであることが好ましい。
上記の、反応媒体の液相中のコバルト、臭素及び/又はマンガンの濃度は、時間平均及び体積平均基準で表される。本明細書で使用する用語「時間平均」は、連続的100秒間に亘って取った少なくとも10個の測定値の平均を示すものとする。本明細書で使用する用語「体積平均」は、一定の体積を通して均一な三次元空間で取った少なくとも10個の測定値の平均を示すものとする。
一次酸化ゾーン20の中に導入される触媒系中のコバルトの臭素に対する重量比(Co:Br)は、好ましくは約0.25:1〜約4:1の範囲内、更に好ましくは約0.5:1〜約3:1の範囲内、最も好ましくは0.75:1〜2:1の範囲内である。一次酸化ゾーン20の中に導入される触媒系中のコバルトのマンガンに対する重量比(Co:Mn)は、好ましくは約0.3:1〜約40:1の範囲内、更に好ましくは約5:1〜約30:1の範囲内、最も好ましくは10:1〜25:1の範囲内である。
一次酸化ゾーン20の中に導入される芳香族供給原料10には、少量の、例えばメタ−キシレン、パラ−キシレン、オルト−キシレン、トルエン、エチルベンゼン、4−カルボキシベンズアルデヒド(4−CBA)、安息香酸、パラ−トルイル酸、パラ−トルイルアルデヒド、α−ブロモパラトルイル酸、イソフタル酸、フタル酸、トリメリト酸、ポリアロマチックス(polyaromatics)及び/又は懸濁した微粒子のような化合物が含有されていてよい。
工程(b)は、任意に、液体置換ゾーン40内で粗製カルボン酸組成物30から酸化副生物の少なくとも一部を除去して、スラリー組成物70を生成することを含む。
粗製カルボン酸組成物30は、少なくとも1種のカルボン酸、少なくとも1種の触媒、少なくとも1種の溶媒及び少なくとも1種の酸化副生物を含み、その少なくとも一部は、ライン60を経て取り出される。酸化副生物は、典型的には、少なくとも1種以上の下記の種類の化合物及びそれらの異性体、即ちカルボン酸、アルデヒド、ヒドロキシアルデヒド、カルボキシアルデヒド、ケトン、アルコール及び炭化水素からなる。p−キシレンの酸化の場合に、酸化副生物は、典型的には、下記の化合物、即ち4−カルボキシベンズアルデヒド、p−トルイル酸、p−トルアルデヒド、イソフタル酸、フタル酸、安息香酸、トリメリト酸、4,4′−ジカルボキシビフェニル、2,6−及び2,7−ジカルボキシフルオレノン、2,6−ジカルボキシアントラキノン、4,4′−ジカルボキシベンゾフェノン、4,4′−ジカルボキシビフェニル及びα−ブロモ−p−トルイル酸の少なくとも1種からなる。この溶媒は、典型的には、酢酸を含むが、前記の溶媒の何れであってもよい。
粗製カルボン酸組成物30は、一次酸化ゾーン20内で芳香族供給原料10を酸化することによって製造される。一つの態様に於いて、芳香族供給原料10はパラキシレンを含む。一次酸化ゾーン20は、少なくとも1個の酸化反応器を含む。粗製カルボン酸組成物30は、少なくとも1種のカルボン酸を含む。
本発明の一つの態様に於いては、酸化反応器は、約110℃〜約200℃の温度で運転され、他の範囲は、約140℃〜約170℃である。典型的には、芳香族供給原料10中の酸化性化合物はパラキシレンであり、そして製造されるカルボン酸はテレフタル酸である。本発明の一つの態様に於いては、一次酸化ゾーン20は気泡塔を含む。
カルボン酸は、有機基体(organic substrate)の制御された酸化により製造された芳香族カルボン酸又は前記の酸化性化合物の酸化により製造された全てのカルボン酸を含む。このような芳香族カルボン酸は、好ましくは少なくとも6個の炭素原子が有する、なお更に好ましくは炭素原子のみを有する、芳香族環の一部である炭素原子に結合した少なくとも1個のカルボン酸基を有する化合物を含む。このような芳香族環の適切な例には、これらに限定するものではないが、ベンゼン、ビフェニル、ターフェニル、ナフタレン及び他の炭素系縮合芳香族環が含まれる。適切なカルボン酸の例には、これらに限定するものではないが、テレフタル酸、安息香酸、p−トルイル酸、フタル酸、イソフタル酸、トリメリト酸、ナフタレンジカルボン酸及び2,5−ジフェニルテレフタル酸が含まれる。
粗製テレフタル酸スラリーは、一般的には、適切な酸化触媒の存在下でのパラキシレンの液相酸化によって製造される。本発明の他の態様に於いては、適切な触媒には、これらに限定するものではないが、選択された溶媒に可溶性である、コバルト、マンガン及び臭素化合物が含まれる。
導管30内の粗製カルボン酸組成物を、任意的に、粗製カルボン酸組成物30中に含有されている液体の一部を除去することができる液体置換ゾーン40に供給して、導管70内のスラリー組成物を製造する。本発明の態様に於いて、一部は、液体の少なくとも5重量%が除去されることを意味する。本発明の別の態様に於いて、一部は、液体の少なくとも10重量%が除去されることを意味する。本発明の別の態様に於いて、一部は、液体の少なくとも15重量%が除去されることを意味する。本発明の別の態様に於いて、一部は、液体の少なくとも25重量%が除去されることを意味する。本発明の別の態様に於いて、一部は、液体の少なくとも35重量%が除去されることを意味する。本発明の別の態様に於いては、一部は、液体の少なくとも45重量%が除去されることを意味する。本発明の別の態様に於いては、一部は、液体の少なくとも55重量%が除去されることを意味する。本発明の別の態様に於いて、一部は、液体の少なくとも65重量%が除去されることを意味する。本発明の別の態様に於いて、一部は、液体の少なくとも75重量%が除去されることを意味する。本発明の別の態様に於いて、一部は、液体の少なくとも85重量%が除去されることを意味する。本発明の別の態様に於いて、一部は、液体の重量基準で全部を含む全部までの全ての部が除去されることを意味し得る。
導管70内のスラリー組成物を製造するための液体の一部の除去は、当前記技術分野で公知の任意の手段によって達成することができる。典型的に、液体置換ゾーン40は、デカンター遠心沈降機、ディスクスタック遠心沈降機、真空ベルトフィルター、回転真空フィルター、回転加圧フィルター、多孔バスケット遠心沈降機等からなる群から選択された、固液分離機を含む。導管30内の粗製カルボン酸組成物は、少なくとも1個の固液分離機を含む液体置換ゾーン40に供給される。本発明の一つの態様に於いて、固液分離機は約5℃〜約200℃の温度で運転することができる。更に別の範囲内で、固液分離機は約90℃〜約170℃で運転することができる。更に別の範囲内で、固液分離機は約140℃〜約170℃で運転することができる。固液分離機は200psig以下の圧力で運転することができる。更に別の範囲内で、固液分離機は約30psig〜約200psigの圧力で運転することができる。液体置換ゾーン40内の固液分離機は、連続式又は回分式で運転することができるが、商業的方法のために、連続式が好ましいことが認められるであろう。
酸化副生物の一部を、液体置換ゾーン40から母液の中に排除し、そしてライン60を経て取り出す。本発明の一つの態様に於いて、追加の溶媒を、ライン50を経て液体置換ゾーン40に供給し、粗製カルボン酸組成物30を再スラリー化し、そしてスラリー組成物70を形成する。母液60を、ライン60を経て液体置換ゾーン40から取り出し、これは、溶媒、典型的に酢酸、触媒及び少なくとも1種の酸化副生物(群)を含む。ライン60内の母液は、図示されていないラインを経て、酸化溶媒から不純物を除去する方法に送るか又は図示されていないラインを経て触媒系に再循環させることができる。化学処理工業に於いて一般的に使用される、母液60からの不純物除去のための一つの技術は、再循環流の幾らかの部分を取り出すか又は「パージする」ことである。典型的には、パージ流は、単純に廃棄されるか又は経済的に正当化される場合、価値のある成分を回収しながら、望まない不純物を除去するための種々の処理に付される。不純物除去方法の例は、特許文献3及び米国特許第4,356,319号明細書(それがその中に否定する記述を行っていない範囲まで、それらの全部を引用して本明細書に含める)に含まれている。
本発明の態様に於いて、酸化触媒及び酸化反応溶媒又は媒体の回収を達成しながら、少なくとも1種の選択された化合物、副生物又は不純物の、濾過母液、洗浄供給物及びテレフタル酸湿潤ケーキの間への制御された分配を可能にする方法が記載される。
また、本発明の態様に於いて、パージ方法は、選択された化合物による触媒除去後組成物200の付加によって、著しく減少させるか又は除去することができる。この富化方法は、富化された組成物240又は乾燥したカルボン酸組成物280で実施されるこれらの化合物になり、従ってパージ方法を大きく減少又は除去する。富化は、触媒除去方法によって先行されてよい。
液体置換ゾーン40は任意であり、また、図2に於いて破線によって示されるように、プロセス中の複数の場所に配置することができる。本発明の別の態様に於いて、1個より多い液体置換ゾーン(群)40が、例えば一次酸化ゾーン20と段階化(staged)酸化ゾーン80との間に存在し、そして他の液体置換ゾーン40を、段階化酸化ゾーン80の後又は結晶化ゾーン120の後に配置することができる。図2に示されるように3個の液体置換ゾーン40が存在してよく又は図2に示されるように任意の組合せが存在してもよい。
工程(c)は、段階化酸化ゾーン80に於いてスラリー組成物70又は粗製カルボン酸組成物30を任意的に酸化して、段階化酸化組成物110を形成することを含む。
本発明の一つの態様に於いて、スラリー組成物70又は粗製カルボン酸組成物30を、ライン70を経て取り出し、段階化酸化ゾーン80に向け、そして約140℃〜約280℃に加熱することができる。他の範囲は、約160℃〜約240℃であり、別の範囲は、約170℃〜約200℃であり、ライン106によって供給される空気によって更に酸化して、段階化酸化組成物110を製造する。別の範囲は、約180℃〜約280℃である。
段階化酸化ゾーン80は少なくとも1個の段階化酸化反応器容器を含む。スラリー組成物70は、段階化酸化ゾーン80に供給する。用語「段階化」は、酸化が、前記の一次酸化ゾーン20内及び段階化酸化ゾーン80内の両方で起こることを意味する。例えば、段階化酸化ゾーン80は、直列の段階化酸化反応器容器からなっていてよい。
カルボン酸がテレフタル酸である場合、段階化酸化ゾーン80は、約140℃〜約280℃又は約160℃〜約240℃又は約170℃〜約200℃又は約160℃〜約210℃に加熱することができる酸化反応器を含み、そしてライン106によって供給される空気又は分子状酸素の源泉によって更に酸化されて、段階化酸化組成物110を製造する。本発明の一つの態様に於いて、段階化酸化ゾーン80内の酸化は、不純物除去を増強するために、一次酸化ゾーン20に於ける酸化よりも高い温度で行われる。段階化酸化ゾーン80並びに流30及び70は、溶媒蒸気若しくはスチームによって直接的に加熱することができ又は当前記技術分野で公知の任意の手段によって間接的に加熱することができる。段階化酸化ゾーン80に於ける精製は、再結晶又は結晶成長及び不純物の酸化を含む機構によって起こる。
追加の空気又は分子状酸素を、導管106を経て、段階化酸化ゾーン80に、粗製カルボン酸組成物30又はスラリー組成物70中の部分的に酸化された生成物、例えば4−カルボキシベンズアルデヒド(4−CBA)及びp−トルイル酸の少なくとも一部を、対応するカルボン酸に酸化するために必要な量で供給することができる。一般的に、4−CBAの少なくとも70重量%が、段階化酸化ゾーン80内でテレフタル酸に転化される。好ましくは、4−CBAの少なくとも80重量%が、段階化酸化ゾーン80内でテレフタル酸に転化される。テレフタル酸生成物中の4−カルボキシベンズアルデヒド及びp−トルイル酸の顕著な濃度は、それらが、ポリエチレンテレフタレート(PET)の製造に於けるテレフタル酸とエチレングリコールとの間の縮合反応の間に、連鎖停止剤として作用し得るので、重合方法に特に有害である。
粗製カルボン酸組成物30又はスラリー組成物70中の不純物は、段階化酸化ゾーン80内でテレフタル酸粒子が溶解し、そして再結晶化するとき、溶液中に入る。段階化酸化ゾーン80からのオフガスを取り出し、回収システムに供給し、そこで、揮発性有機化合物(VOC)を含むオフガスから溶媒を除去することができる。臭化メチルを含有するVOCを、例えば接触酸化装置内での焼却によって処理することができる。このオフガスは、また、段階化酸化ゾーン80から段階化酸化組成物110を、ライン110を経て取り出す前に処理することもできる。
工程(d)は、結晶化ゾーン120内で、スラリー組成物70又は粗製カルボン酸組成物30又は段階化酸化組成物110を任意的に結晶化させて、結晶化したスラリー組成物160を形成することを含む。一般的には、結晶化ゾーン120は、少なくとも1個の結晶化器を含む。結晶化ゾーン120からの蒸気生成物は、少なくとも1個の凝縮器内で凝縮させて、結晶化ゾーン120に戻すことができる。任意的に、凝縮器からの液体又は結晶化ゾーン120からの蒸気生成物は再循環させることができ又はこれは、取り出すか若しくはエネルギー回収装置に送ることができる。
更に、結晶化器オフガスを取り出し又はこれを回収システムに送り、そこで、溶媒を除去し、そしてVOCを含む結晶化器オフガスを、例えば触媒酸化装置内での焼却によって処理することができる。
段階化酸化ゾーン80からの段階化酸化組成物110をライン110を経て取り出し、少なくとも1個の結晶化器を含む結晶化ゾーン120に供給し、そこで、これを約110℃〜約190℃の温度、好ましくは約140℃〜約180℃の温度、最も好ましくは約150℃〜約170℃にまで冷却して、結晶化したスラリー組成物160を形成させることができる。
結晶化ゾーン120からの結晶化したスラリー組成物160を、ライン160を経て取り出す。典型的には、結晶化したスラリー組成物160を、次いで、容器に直接的に供給し、冷却して、冷却されたカルボン酸組成物170を形成させる。カルボン酸がテレフタル酸であるとき、冷却されたカルボン酸組成物170を、容器内で、典型的には約160℃以下、好ましくは約100℃以下の温度にまで冷却し、その後、乾燥粉末又は湿潤ケーキとしてテレフタル酸を回収するプロセスに導入する。
工程(e)は、冷却ゾーン165内で、結晶化したスラリー組成物160又は段階化酸化組成物110又はスラリー組成物70又は粗製カルボン酸組成物30を任意的に冷却して、冷却されたカルボン酸組成物170を形成することを含む。
結晶化したスラリー組成物160又は段階化酸化組成物110又はスラリー組成物70又は粗製カルボン酸組成物30を、冷却ゾーン165に供給し、約5℃〜約160℃又は約5℃〜約90℃又は約5℃〜約195℃又は約20℃〜約160℃の範囲内の温度にまで冷却して、冷却されたカルボン酸組成物170を形成させる。本発明の他の態様に於いて、結晶化したスラリー組成物160又は段階化酸化組成物110又はスラリー組成物70又は粗製カルボン酸組成物30を、冷却ゾーン165に供給し、約20℃〜約90℃の範囲内の温度にまで冷却して、冷却されたカルボン酸組成物170を形成させる。本発明の他の態様に於いて、結晶化したスラリー組成物160又は段階化酸化組成物110又はスラリー組成物70又は粗製カルボン酸組成物30を、冷却ゾーン165に供給し、約20℃〜約120℃の範囲内の温度にまで冷却して、冷却されたカルボン酸組成物170を形成させる。本発明の他の態様に於いて、結晶化したスラリー組成物160又は段階化酸化組成物110又はスラリー組成物70又は粗製カルボン酸組成物30を、冷却ゾーン165に供給し、約10℃〜約90℃の範囲内の温度にまで冷却して、冷却されたカルボン酸組成物170を形成させる。本発明の他の態様に於いて、結晶化したスラリー組成物160又は段階化酸化組成物110又はスラリー組成物70又は粗製カルボン酸組成物30は、冷却ゾーン165に供給し、約20℃〜約60℃の範囲内の温度にまで冷却して、冷却されたカルボン酸組成物170を形成させる。本発明の他の態様に於いて、結晶化したスラリー組成物160又は段階化酸化組成物110又はスラリー組成物70又は粗製カルボン酸組成物30を、冷却ゾーン165に供給し、約20℃〜約40℃の範囲内の温度にまで冷却して、冷却されたカルボン酸組成物170を形成させる。
本発明の別の態様に於いて、溶媒の一部は、導管163を経て、結晶化したスラリー組成物160又は段階化酸化組成物110又はスラリー組成物70又は粗製カルボン酸組成物30から任意的に除去して、冷却されたカルボン酸組成物170を製造する。本発明の一つの態様に於いては、一部は、全部を含む全部までの全ての部が除去されることを意味し得る。一部は、溶媒の少なくとも5重量%が除去されることを意味し得る。本発明の別の態様に於いて、一部は、溶媒の少なくとも10重量%が除去されることを意味し得る。本発明の別の態様に於いて、一部は、溶媒の少なくとも25重量%が除去されることを意味し得る。本発明の他の態様に於いて、一部は、溶媒の少なくとも50重量%が除去されることを意味し得る。本発明の別の態様に於いて、一部は、溶媒の少なくとも75重量%が除去されることを意味し得る。本発明の他の態様に於いて、一部は、溶媒の少なくとも85重量%が除去されることを意味し得る。本発明の他の態様に於いて、一部は、溶媒の少なくとも90重量%が、結晶化したスラリー組成物160又は段階化酸化組成物110又はスラリー組成物70又は粗製カルボン酸組成物30から除去されることを意味し得る。
溶媒除去は、当前記技術分野で公知の任意の手段によっても達成することができる。例えば、溶媒は、蒸発により又は真空下で溶媒をフラッシュ及び除去することによって除去することができる。
本発明の別の態様に於いて、冷却及び溶媒除去の両方が利用される。
工程(a)〜工程(d)及び工程(a)〜工程(e)は、冷却されたカルボン酸組成物170を製造する、本発明の態様を例示するためである。液体置換ゾーン40、段階化酸化ゾーン80及び結晶化ゾーン120は全て、本発明のこの態様に於いて任意的であることも指摘されるべきである。例えば、冷却されたカルボン酸組成物170又は結晶化したスラリー組成物160又は段階化酸化組成物110又はスラリー組成物70又は粗製カルボン酸組成物30を製造する他の方法を使用することができる。このような方法は、米国特許第5,877,346号明細書、米国特許第4,158,738号明細書、米国特許第5,840,965号明細書、米国特許第5,877,346号明細書、米国特許第5,527,957号明細書及び米国特許第5,175,355号明細書(それらの全てを、それらがその中に否定する記述を行っていない範囲まで、それらの全部を引用して本明細書に含める)に記載されている。従って、図3に示すように、結晶化したスラリー組成物160を製造することができる、当前記技術分野で公知の任意のプロセスを使用することができる。更に、図4に示すように、粗製カルボン酸組成物30又はスラリー組成物70を製造することができる、当前記技術分野で公知の任意の方法を使用することができる。
一般的には、図5に示すように、カルボン酸組成物又は冷却されたカルボン酸組成物170が、少なくとも1種のカルボン酸、少なくとも1種の溶媒及び少なくとも1種の触媒を含むと言う条件で、任意のカルボン酸組成物214も工程(f)に於いて使用することができる。このカルボン酸は、前に開示した全てのカルボン酸又は前に開示した酸化性化合物の酸化によって製造することができる全てのカルボン酸を含む。溶媒は、典型的には酢酸であるが、前に開示した任意の溶媒も使用することができる。触媒は、前に開示した全ての触媒である。図6は、工程(f)に於いて冷却されたカルボン酸組成物170を使用するプロセスを示す。
工程(f)は、冷却されたカルボン酸組成物170又は結晶化したスラリー組成物160又は段階化酸化組成物110又はスラリー組成物70又は粗製カルボン酸組成物30を、洗浄供給物175及び任意的に富化供給物220と、触媒除去ゾーン180内で接触させて、触媒リッチな液体185、洗浄液流62、任意の減少した富化液体流230及び触媒除去後の組成物200を形成させることを含む。
冷却されたカルボン酸組成物170又は結晶化したスラリー組成物160又は段階化酸化組成物110又はスラリー組成物70又は粗製カルボン酸組成物30を、触媒除去ゾーン180内で、洗浄供給物175と接触させる。本発明の一つの態様に於いて、冷却されたカルボン酸組成物170は、乾燥粉末、湿潤ケーキ、液体若しくは気体同伴液体、固体、スラリー、溶液又はこれらの組合せの形であってよい。
洗浄供給物175を、触媒除去ゾーン180内で、冷却されたカルボン酸組成物170又は結晶化したスラリー組成物160又は段階化酸化組成物110又はスラリー組成物70又は粗製カルボン酸組成物30と接触させて、冷却され、精製されたカルボン酸組成物170から触媒の一部を除去して、触媒除去後組成物200を形成する。本発明の一つの態様に於いて、触媒除去後組成物200は、カルボン酸、溶媒、触媒並びに任意的に、イソフタル酸、フタル酸、トリメリト酸、ヒドロキシメチル安息香酸異性体、ヒドロキシ安息香酸異性体、安息香酸及びトルイル酸異性体からなる群から選択された1種又はそれ以上の化合物を含む。本発明の別の態様に於いて、触媒除去後の組成物200は、カルボン酸、溶媒並びに任意的に、イソフタル酸、フタル酸、トリメリト酸、安息香酸、4−ヒドロキシ安息香酸、4−ヒドロキシメチル安息香酸、4,4′−ジカルボキシビフェニル、2,6−ジカルボキシアントラキノン、4,4′−ジカルボキシスチルベン、2,5,4′−トリカルボキシビフェニル、2,5,4′−トリカルボキシベンゾフェノン、4,4′−ジカルボキシベンゾフェノン、4,4′−ジカルボキシベンジル、ホルム−アセト−ヒドロキシ安息香酸、アセト−ヒドロキシメチル安息香酸、α−ブロモ−p−トルイル酸、ブロモ安息香酸、ブロモ酢酸、p−トルアルデヒド及びテレフタルデヒドからなる群から選択された1種又はそれ以上の化合物を含む。本発明の一つの態様に於いて、触媒除去後の組成物200は、乾燥粉末、湿潤ケーキ、スラリー、溶液、液体、気体同伴液体又は固体の形であってよい。本発明の別の態様に於いて、触媒除去後の組成物200は、後で説明する乾燥したカルボン酸組成物280を製造するのに適している任意の組成物を含んでいてもよい。
触媒の一部は、触媒リッチ液体185並びに冷却されたカルボン酸組成物170又は結晶化したスラリー組成物160又は段階化酸化組成物110又はスラリー組成物70又は粗製カルボン酸組成物30からの洗浄液62によって除去され、1000重量ppmよりも低い触媒濃度を有する触媒除去後の組成物200を製造する。触媒リッチ液体185は、溶媒、触媒及び酸化副生物(群)を含む。洗浄液62は、少なくとも1種の溶媒、少なくとも1種の触媒及び少なくとも1種の酸化副生物(群)を含む。本明細書で使用する用語「触媒」は、触媒系中の前記の少なくとも1種の触媒であってよい。本発明の別の態様に於いて、触媒は、芳香族供給原料の酸化反応に於いて使用された任意の触媒であってもよい。本発明の別の態様に於いて、触媒の一部は、触媒除去後組成物200が500重量ppmよりも低い触媒濃度を有するときに除去する。本発明の他の態様に於いて、一部は、除去される触媒の量が、触媒除去後の組成物200が250重量ppmよりも低い触媒濃度を有するようなものである。本発明の別の態様に於いて、一部は、除去される触媒の量が、触媒除去後組成物200が75重量ppmよりも低い触媒濃度を有するようなものである。別の範囲は、50重量ppmよりも低い。更に他の範囲に於いて、触媒除去後組成物200の触媒濃度は、20重量ppmよりも低く又は10重量ppmよりも低い。更に他の範囲に於いて、触媒濃度は、5重量ppmよりも低く又は1重量ppmよりも低い。本明細書で使用する用語「触媒濃度」は、組成物中の全ての触媒の合計濃度を意味する。
洗浄供給物175は、前に開示した触媒除去後の組成物200を製造することができる組成物を含む。本発明の一つの態様に於いて、洗浄供給物175は、液体又は凝縮性蒸気又は溶液の形であってよい。本発明の別の態様に於いて、洗浄供給物175は、50重量%よりも多い水である。本発明の別の態様に於いて、洗浄供給物175は、75重量%よりも多い水である。本発明の別の態様に於いて、洗浄供給物175は、90重量%よりも多い水である。本発明の別の態様に於いて、洗浄供給物175は、50重量%よりも多い溶媒である。本発明の別の態様に於いて、洗浄供給物175は、75重量%よりも多い溶媒である。本発明の別の態様に於いて、洗浄供給物175は、90重量%よりも多い溶媒である。本発明の別の態様に於いて、洗浄供給物175は、少なくとも1種の溶媒並びに、任意的に、安息香酸、イソフタル酸、フタル酸、トリメリト酸、ヒドロキシ安息香酸異性体、ヒドロキシメチル安息香酸異性体及びp−トルイル酸からなる群から選択された少なくとも1種の化合物を含む。本発明の他の態様に於いて、洗浄供給物175は、後で開示する乾燥したカルボン酸組成物280を製造するために十分な組成物を含む。本発明の別の態様に於いては、洗浄供給物175は、少なくとも1種の溶媒並びに任意的に、イソフタル酸、フタル酸、トリメリト酸、ヒドロキシメチル安息香酸異性体、ヒドロキシ安息香酸異性体、安息香酸及びトルイル酸異性体からなる群から選択された少なくとも1種の化合物を含み、少なくとも1種の化合物は、触媒除去後組成物200の濃度よりも上に富化される。本発明の別の態様に於いて、洗浄供給物175は、少なくとも1種の溶媒並びに任意的に、イソフタル酸、フタル酸、トリメリト酸、安息香酸、4−ヒドロキシ安息香酸、4−ヒドロキシメチル安息香酸、4,4′−ジカルボキシビフェニル、2,6−ジカルボキシアントラキノン、4,4′−ジカルボキシスチルベン、2,5,4′−トリカルボキシビフェニル、2,5,4′−トリカルボキシベンゾフェノン、4,4′−ジカルボキシベンゾフェノン、4,4′−ジカルボキシベンジル、ホルム−アセト−ヒドロキシ安息香酸、アセト−ヒドロキシメチル安息香酸、α−ブロモ−p−トルイル酸、ブロモ安息香酸、ブロモ酢酸、p−トルアルデヒド及びテレフタルデヒドからなる群から選択された1種又はそれ以上の化合物を含む。
本発明の一つの態様に於いて、洗浄供給物は、溶媒の凝固点から約90℃まで又は約5℃〜約90℃又は約5℃〜約195℃又は約5℃〜約100℃又は溶媒の凝固点から約70℃まで又は約5℃〜約70℃又は約30℃〜約70℃又は溶媒の凝固点から約30℃までの範囲内の温度を有する。
本発明の一つの態様に於いて、洗浄比は、約0.2〜約6.0又は約0.2〜約4.0又は約0.2〜約1.0又は約0.4〜約1又は約0.5〜約2.0又は約1〜約3の範囲内である。本明細書で使用する用語「洗浄比」は、乾燥固体基準で、洗浄供給物175の全質量÷触媒除去後組成物200の質量を意味する。
触媒除去ゾーン180は、冷却されたカルボン酸組成物170又は結晶化したスラリー組成物160又は段階化酸化組成物110又はスラリー組成物70又は粗製カルボン酸組成物30を、洗浄供給物175と接触させて、触媒除去後組成物200を製造することができる、少なくとも1個の固液分離装置を含む。
例えば、触媒除去ゾーン180は、その中で、触媒除去後の組成物200が生成し、次いで洗浄溶媒によって洗浄する、1個の固液分離装置を含む。例には、これらに限定するものではないが、回転真空ドラムフィルター、真空ベルトフィルター、回転加圧フィルター、フィルタープレス及び加圧葉状フィルターが含まれる。ケーキ(cake)を生成することができるが、洗浄を可能にしない固液分離装置も、再スラリー装置と組合せるとき有用である。固体ボウル遠心機のような固液分離装置を使用してケーキを生成し、これを別の混合装置内で洗浄溶媒によって再スラリー化して、希釈による洗浄を達成することができる。希釈による洗浄は、しばしば、ケーキ生成及び向流方式で運転される続く再スラリー化の多段階を必要とする。
工程(g)は、任意的に、富化ゾーン210内で、触媒除去後組成物200を富化供給物220と接触させて、減少した富化液体流230及び富化された組成物240を形成することを含み、ここで、富化された組成物240は、イソフタル酸、フタル酸、トリメリト酸、ヒドロキシメチル安息香酸異性体、ヒドロキシ安息香酸異性体、安息香酸及びトルイル酸異性体からなる群から選択された1種又はそれ以上の化合物を含み、そして少なくとも1種の化合物が、触媒除去後の組成物200の濃度よりも上に富化されている。本発明の他の態様に於いて、富化された組成物240は、イソフタル酸、フタル酸、トリメリト酸、安息香酸、4−ヒドロキシ安息香酸、4−ヒドロキシメチル安息香酸、4,4′−ジカルボキシビフェニル、2,6−ジカルボキシアントラキノン、4,4′−ジカルボキシスチルベン、2,5,4′−トリカルボキシビフェニル、2,5,4′−トリカルボキシベンゾフェノン、4,4′−ジカルボキシベンゾフェノン、4,4′−ジカルボキシベンジル、ホルム−アセト−ヒドロキシ安息香酸、アセト−ヒドロキシメチル安息香酸、α−ブロモ−p−トルイル酸、ブロモ安息香酸、ブロモ酢酸、p−トルアルデヒド及びテレフタルデヒドからなる群から選択された1種又はそれ以上の化合物を含む。
用語「富化された」は、本明細書中に記載された、富化ゾーン若しくは複数の富化ゾーン又は全てのゾーン又は全ての輸送手段から出る主出口流が、富化ゾーン又は複数の富化ゾーンの中に進む主入口流よりも高い、全ての選択された富化化合物(群)の濃度を有すること(ここで、富化化合物(群)は、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ベンゼントリカルボン酸異性体、安息香酸、ヒドロキシ安息香酸異性体、ヒドロキシメチル安息香酸異性体、ジカルボキシビフェニル異性体、ジカルボキシスチルベン異性体、トリカルボキシビフェニル異性体、トリカルボキシベンゾフェノン異性体、ジカルボキシベンゾフェノン異性体、ジカルボキシベンジル異性体、ホルム−アセト−ヒドロキシ安息香酸異性体、アセト−ヒドロキシメチル安息香酸異性体、α−ブロモ−トルイル酸異性体、ブロモ安息香酸、ブロモ酢酸、トルアルデヒド異性体及びフタルデヒド異性体からなる群から選択された少なくとも1種の化合物又は化合物群を含む)を意味する。本発明の他の態様に於いて、富化化合物又は富化供給物220には、また、モノマー、コモノマー、添加剤若しくはポリエステルを製造するために有用な全ての化合物又はこれらの全ての組合せが含有されていてよい。例えば、図1a及び1bに示した本発明の態様に於いて、主出口流は富化された組成物240であり、そして主入口流は触媒除去後の組成物200である。図9に示す本発明の態様に於いて、主入口流はカルボン酸組成物214又は結晶化したスラリー組成物160であり、そして主出口流は富化されたカルボン酸流280である。図10に示す本発明の態様に於いて、主入口流はカルボン酸組成物214であり、そして主出口流は富化されたカルボン酸組成物216である。
本発明の他の態様に於いて、用語「富化された」は、主出口流が、全て乾燥固体基準で測定して、主入口流よりも、少なくとも5ppmwほど又は少なくとも10ppmwほど又は少なくとも100ppmwほど又は少なくとも1000ppmwほど又は少なくとも5重量%ほど又は少なくとも10重量%ほど又は少なくとも25重量%ほど又は少なくとも30重量%ほど又は少なくとも50重量%ほど高い、前記のような全ての選択された化合物(群)の濃度を有することを意味する。
富化供給物220は、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ベンゼントリカルボン酸異性体、安息香酸、ヒドロキシ安息香酸異性体、ヒドロキシメチル安息香酸異性体、ジカルボキシビフェニル異性体、ジカルボキシスチルベン異性体、トリカルボキシビフェニル異性体、トリカルボキシベンゾフェノン異性体、ジカルボキシベンゾフェノン異性体、ジカルボキシベンジル異性体、ホルム−アセト−ヒドロキシ安息香酸異性体、アセト−ヒドロキシメチル安息香酸異性体、α−ブロモ−トルイル酸異性体、ブロモ安息香酸、ブロモ酢酸、トルアルデヒド異性体、ベンジルアルコール異性体、メチルベンジルアルコール異性体及びフタルデヒド異性体からなる群から選択された少なくとも1種の化合物を富化するのに十分な化合物を含む。本発明の別の態様に於いて、富化供給物220には、また、モノマー、コモノマー、添加剤若しくはポリエステルを製造するために有用な全ての化合物又はこれらの全ての組合せが含有されていてよい。本発明の他の態様に於いて、富化化合物又は富化供給物220は、フルオレン異性体、ジフェニルメタン異性体、ジフェニルエタン異性体及び飽和芳香族異性体からなる群から選択された1種又はそれ以上の化合物を含む。飽和芳香族異性体の例は、これらに限定するものではないが、シクロヘキサンカルボン酸及び1,4−シクロヘキサンジカルボン酸を含む。
本発明の別の態様に於いて、富化供給物220は、図7に示すような触媒除去後組成物200を、乾燥固体基準で、富化された組成物240が、後で記載する乾燥したカルボン酸組成物280に同一である組成からなるように富化するのに十分な化合物を含む。それが、前に特定した富化化合物(群)によって触媒除去後組成物200を富化するのに十分な化合物を含むこと以外に、富化供給物220の条件に関する特別の制限は存在しない。例えば、富化供給物220は、これらに限定するものではないが、ケーキ、粉末、固体、洗浄供給物、スラリー、溶液、ペースト又は気体同伴固体若しくは液体であってよい。
富化供給物220は、必ずしも、富化ゾーン210の中に導入する必要がないことを指摘したい。図8に示すように、富化供給物220は、これらに限定するものではないが、富化ゾーン210、脱水ゾーン250、乾燥ゾーン270及びポリエステルプロセス又は更に特にPETプロセスを含む多数の場所に導入することができる。種々のポリエステルプロセスが開発されている。初期の努力では、米国特許第2,905,707号明細書に示されるような反応性蒸留及びPETを製造する米国特許第2,829,153号明細書に示されるような反応剤としてのエチレングリコール(「EG」)蒸気との反応性蒸留を使用した。これらの特許の両方を、それらがその中に否定する記述を行っていない範囲まで引用して本明細書に含める。米国特許第4,110,316号明細書(それらがその中に否定する記述を行っていない範囲まで引用して本明細書に含める)に示されているように、反応の追加の制御を得るために、複数の撹拌されたポットが開示されている。米国特許第3,054,776号明細書には、PETプロセスに於ける反応器の間のより低い圧力低下の使用が開示されており、一方、米国特許第3,385,881号明細書には、1個の反応器シェル内の複数の反応器ステージが開示されている。それらの特許の両方を、それらがその中に否定する記述を行っていない範囲まで引用して本明細書に含める。これらの設計は、米国特許第3,118,843号明細書、米国特許第3,582,244号明細書、米国特許第3,600,137号明細書、米国特許第3,644,096号明細書、米国特許第3,689,461号明細書、米国特許第3,819,585号明細書、米国特許第4,235,844号明細書、米国特許第4,230,818号明細書及び米国特許第4,289,895号明細書(それらの全てを、それらがその中に否定する記述を行っていない範囲まで引用して本明細書に含める)に記載されているように、同伴又は閉塞、熱集合、熱移動、反応時間、反応器の数等に伴う問題点を解決するために改良された。
図8に示すようなPETプロセス400に於いて、富化供給物220を、ペーストタンク、エステル化反応器及び/又はこのプロセスに於ける他の場所に導入することができる。富化供給物220は、また、複数の場所又は1個のみの場所に、一時に又は時間の経過に亘って漸進的に導入することができる。
テレフタル酸(TPA)から段階成長ポリマー及びコポリマーを製造する原材料は、モノマー及びコモノマー、触媒(群)並びに添加剤を含む。モノマー及びコモノマーには、これらに限定するものではないが、ジアミン、ジオール及び二酸等が含まれる。モノマー又はコモノマーとしてTPAを使用して製造することができる重要な商業的段階成長ポリマーには、ポリアミド、ポリエステル、特にポリ(エチレンテレフタレート)(PET)、コポリアミド、コポリエステル及びコポリエステルアミドが含まれる。モノマー若しくはコモノマー、触媒(群)及び/又は添加剤が、TPAから分離して重合方法に添加されないように、これらをテレフタル酸と一緒に導入し、テレフタル酸との緊密な混合を達成することが有利であろう。粉末、ペースト、湿潤ケーキ又はスラリーの形で、そして或る種のモノマー若しくはコモノマー、触媒(群)及び/又は添加剤によって富化されているテレフタル酸の製造を可能にする方法が発明された。この方法は、PET製造プロセスに於いて材料の別々の添加の必要性を不要にするように、TPAとの緊密な混合によって達成される。
以下の説明は、PETについて示すが、TPAを使用して製造される他の段階成長ポリマー及びコポリマーに、直接的な方法で拡張することができる。PETの製造には、エチレングリコールによるテレフタル酸のエステル化、プリポリマーの生成並びにコーティング、繊維、フィルム、容器及び他の物品を含んでよい、意図する次のポリマー加工及び応用のために十分に高い分子量を有するPETを生成するための重縮合が含まれる。或る種のモノマー若しくはコモノマー、触媒(群)及び/又は添加剤を使用することもできる。最も一般的なコモノマーは、エチレングリコール(EG)の他に、イソフタル酸(IPA又はPIA)及びシクロヘキサンジメタノール(CHDM)である。PET製造のための最も一般的な触媒は、アンチモン及びチタンである。PETの製造に於いて有用である添加剤には、これらに限定するものではないが、リン化合物、染料、顔料、着色剤、再加熱剤、多分散度改質剤、酸化防止剤及び安定剤(熱的、酸化的、UV等)、カップリング剤又は連鎖延長剤、末端閉塞剤、テレチェリック改質剤(telechelic modifier)、例えば金属配位スルホイソフタル酸、アセトアルデヒド減少剤、アセトアルデヒドスカベンジャー、緩衝剤、ジエチレングリコール(DEG)の生成を減少させるための試薬、耐電防止剤、スリップ剤又は粘着防止剤、バリヤー改質剤、核生成剤、二酸化チタン及び他の充填材/不透明化剤、防曇剤、光学増白剤等が含まれる。このようなコモノマー、触媒(群)及び/又は添加剤の導入は、典型的には、TPAの添加から離れた、PET製造方法に於ける種々の点で行われる。しかしながら、或る種の添加剤をTPAと共に、即ち、PET製造プロセス前に、特にコモノマー、例えばイソフタル酸及び熱的に安定である染料又は着色剤を導入することが有利であろう。従って、コモノマー、触媒(群)及び添加剤を、PET製造方法の間ではなくて、TPA製造方法の間に、TPAと共に導入し、緊密に混合することができる。添加剤(群)の緊密な導入を達成できる特定のTPA製造工程には、TPAケーキを単離するための固液分離装置での、任意の乾燥装置での、任意の輸送ライン又はプロセスパイプラインで又は内での及び任意の容器内にTPA生成物を輸送する前での添加が含まれる。従って、乾燥固体(残留水又は酢酸を含有する)、湿潤ケーキ(幾らかの液体水又はメタノール又はEG又は或る種の他のジオール若しくはコモノマー又は混合物を含有する)、湿潤ペースト(幾らかの液体水又はメタノール又はEG又は或る種の他のジオール若しくはコモノマー又は混合物を含有する)又はスラリー(幾らかの液体水又はメタノール又はEG又は或る種の他のジオール若しくはコモノマー又は混合物を含有する)の何れかの形でのTPA生成物を、PET製造に於いて使用する前に富化させることができる。
更に、図9は、結晶化したスラリー組成物160から乾燥したカルボン酸組成物280への任意の点で、富化供給物220を導入することができ、富化が起こり得ることを示している。
本発明の別の態様を、図10に示す。この富化方法は、拡張された富化ゾーン213内でカルボン酸組成物214上で実施して、富化されたカルボン酸組成物216を製造することができる。富化供給物220は、前又は後で開示される任意の組成物を含んでいてよい。カルボン酸組成物214が、カルボン酸、任意的な溶媒及び任意的な触媒を含むこと以外に、カルボン酸組成物への制限は存在しない。本発明の別の態様に於いて、このカルボン酸組成物は、乾燥したカルボン酸組成物280を製造するために使用することができる。
本発明の別の態様に於いて、図11に示すように、富化ゾーン210と触媒除去ゾーン180とを、両方の機能を達成する少なくとも1個の装置を含む1個のゾーンに組合せることができることも指摘したい。
それが、触媒除去後組成物200を富化するために適している組成を有すること以外に、富化供給物220についての特別の制限は存在しない。例えば、富化供給物220は、固体、洗浄液、スラリー、ペースト、固体、溶液又は気体同伴液体若しくは固体であってよい。本発明の一つの態様に於いて、富化供給物220は、乾燥したカルボン酸ケーキ組成物280を製造することができる組成物を含む。本発明の別の態様に於いて、富化供給物220は、固体のみであり、乾燥したカルボン酸ケーキ組成物280を製造するために、プロセスの一点で又は全体を通して添加する。
図12、13、14及び15は、富化供給物220をどのようにして得ることができるか及び富化供給物220をどのようにしてプロセスを通して利用するかを示す、本発明の一つの態様を示す。図12、13、14及び15に於いて、富化供給物(群)を、流220として示す。これは、富化供給物(群)220を種々の源泉又は一つの源泉から得ることができ、そして富化供給物(群)が、種々の異なった組成、異なった物理的形態及び方法内の異なった添加点を有し得ることを示すためである。また、富化供給物220は、一時に、間欠的に又はプロセスを通して漸進的に(gradually)添加することができる。
図15は、富化供給物220をどのようにして得ることができるかについての本発明の一つの態様を示す。触媒リッチ液体185の少なくとも一部を、冷却及び/又は濃縮ゾーン300に供給して、濃縮された母液流310及び溶媒流311を生じさせる。冷却及び/又は濃縮ゾーン300内の十分な溶媒除去は、濃縮された触媒リッチ流310が、10重量%〜45重量%の範囲内の固体%を有し得るように達成される。
濃縮された母液流310の一部及び抽出溶媒流323を抽出ゾーン320に供給して、触媒リッチ流324及び触媒減少流350を生じさせる。濃縮された母液流310の残り及び洗浄液流331を固液分離ゾーン(SLSゾーン)に供給して、湿潤ケーキ流340並びに母液及び洗浄液からなる洗浄液流332を生じさせる。湿潤ケーキ流340を富化供給物220として使用することができ、そして湿潤ケーキ流340の一部を生成物フィルター又は生成物乾燥機に送って、生成物流を湿潤ケーキ流340の内容物の少なくとも一部で富化させることができる。その代わりに、湿潤ケーキ流340の一部及び触媒減少流350の一部を、任意的な混合ゾーンに供給し、そこで、2個の流れを混合して富化供給物220を形成し、この流れの一部を生成物フィルター又は生成物乾燥機に送って、生成物流を富化供給物220の内容物の少なくとも一部で富化させることができる。
抽出ゾーン320は、少なくとも1個の抽出器を含む。抽出器内で使用される抽出溶媒323は、水性画分中に溶解される有機溶媒の量を最少にするために実質的に水不溶性でなくてはならない。更に、抽出溶媒323は、好ましくは、有機抽出物からの溶媒回収を助けるために機能する共沸剤である。特に有用であることが証明された溶媒は、酢酸C1〜C6アルキル、特に、酢酸n−プロピル(n−PA)、酢酸イソプロピル、酢酸イソブチル、酢酸sec−ブチル、酢酸エチル及び酢酸n−ブチルであるけれども、適切な密度及び十分に低い沸点を有する他の水不溶性有機溶媒、例えばp−キシレンも使用することができる。酢酸n−プロピル及び酢酸イソプロピルが、それらの比較的低い水溶解度、優れた共沸挙動並びに水性混合物から残留する酢酸及び低沸点有機不純物を除去するためのそれらの能力のために、特に好ましい。
この抽出は、抽出器供給物組成に依存して、抽出器供給物の1部当たり溶媒約1〜約4重量部の溶媒比を使用して実施することができる。抽出器に対する一緒にした供給物の空間速度は、一般的に、1〜約3時間-1の範囲内である。この抽出は環境温度及び圧力で実施することができるけれども、溶媒及び抽出器を、約30℃〜約70℃又は約40℃〜約60℃まで加熱することを使用することができる。
図12、13及び14は、富化供給物220をどのようにして方法を通して利用できるかを示す、本発明の一つの態様を示す。反応剤及び触媒を含む芳香族供給原料10を一次酸化ゾーン20に供給し、粗製カルボン酸組成物30を生成させる。粗製カルボン酸組成物30及び溶媒流50を液体置換ゾーン40に供給して、流30中に存在する酸化溶媒の一部を純粋な溶媒で交換して、置換された溶媒流60及びスラリー組成物流70を生じさせる、部分溶媒交換を達成する。スラリー組成物70及び酸素を含有するガス流106を段階化酸化ゾーン80に供給して、段階化酸化組成物110を生じさせる。段階化酸化組成物110及び溶媒流101を液体置換ゾーン100に供給して、段階化酸化組成物110中に存在する酸化溶媒の一部を純粋な溶媒で交換して、置換された溶媒流102及び溶媒交換後段階化酸化組成物115を生じさせる、部分溶媒交換を達成する。溶媒交換後段階化酸化組成物115を結晶化ゾーン120に供給して、結晶化スラリー組成物流160、任意的な溶媒蒸気流121及び任意的な液体溶媒流122を生じさせる。結晶化スラリー組成物流160及び任意の富化供給物220を冷却ゾーン165に供給して、そこで、冷却されたカルボン酸組成物流170及び任意的な酸化溶媒流163を生じさせる。冷却されたカルボン酸組成物170、洗浄供給物175及び任意的な富化供給物220を触媒除去ゾーン180に供給して、触媒除去後組成物200、触媒リッチ液体185及び洗浄液62並びに減少した富化供給物230を生じさせる。触媒除去後組成物200、交換溶媒流201及び任意的な富化供給物220を任意的な溶媒交換ゾーン205に供給して、交換溶媒液体202及び溶媒交換後組成物206を生じさせる。溶媒交換後組成物206及び富化供給物220を富化ゾーン210に供給して、富化されたカルボン酸組成物流240及び減少した富化供給物230を生じさせる。富化された組成物240及び任意的な富化供給物220を任意的な脱水ゾーン250に供給して、脱水されたカルボン酸組成物260を生じさせる。
触媒除去ゾーン180、溶媒交換ゾーン205、富化ゾーン210、脱水ゾーン250及び任意的な乾燥ゾーン270は、単一の固液分離装置、好ましくは連続式加圧又は真空フィルター、最も好ましくは真空ベルトフィルター内で達成することができる。連続式加圧ドラムフィルター又は回転真空ドラムフィルターを使用することもできる。脱水された富化されたカルボン酸組成物260及び任意的な富化供給物220を任意的な乾燥ゾーン270に供給して、乾燥した富化されたカルボン酸組成物280及び溶媒蒸気流275を生じさせる。
本発明の別の態様に於いて、富化供給物220は、50重量%よりも多い量の水を含む。本発明の別の態様に於いて、富化供給物220は、75重量%よりも多い量の水を含む。本発明の別の態様に於いて、富化供給物220は、95重量%よりも多い量の水を含む。本発明の別の態様に於いて、富化供給物220は、99重量%よりも多い量の水を含む。
本発明の別の態様に於いて、触媒除去後組成物200は、富化ゾーン210に、約200℃〜富化供給物220の凝固点の範囲内の温度で入る。本発明の別の態様に於いて、触媒除去後組成物200は、富化ゾーン210に、約100℃〜富化供給物220の凝固点の範囲内の温度で入る。本発明の別の態様に於いて、触媒除去後組成物200は、富化ゾーン210に、約200℃〜約0℃の範囲内の温度で入る。本発明の別の態様に於いて、触媒除去後組成物200は、富化ゾーン210に、約0℃〜100℃の範囲内の温度で入る。他の範囲は、100℃未満〜20℃、そして40℃〜100℃未満である。
富化ゾーン210は、安息香酸、イソフタル酸、フタル酸、トリメリト酸、ヒドロキシ安息香酸異性体、ヒドロキシメチル安息香酸異性体及びトルイル酸異性体からなる群から選択された少なくとも1種の化合物を富化させるために十分な長さの、富化供給物220と触媒除去後の組成物200との間の接触時間を与えるために十分な、少なくとも1個の装置を含む。本発明の別の態様に於いて、富化ゾーン210又は拡張された富化ゾーン213は、モノマー、コモノマー、添加剤及びポリエステルの製造に於いて有用である他の化合物を富化させるために十分な長さの、富化供給物と触媒除去後組成物200又はカルボン酸組成物214との間の接触時間を与える装置を含む。本発明の別の態様に於いて、富化ゾーン210又は拡張された富化ゾーン213は、ベルトフィルター、加圧フィルター、回転加圧フィルター、固体及び/又は洗浄液流を添加することができる遠心沈降機、例えば多孔バスケット遠心沈降機、ディスクスタック(disk stack)遠心沈降機等からなる群から選択された少なくとも1個の装置を含む。
本発明の別の態様に於いて、乾燥固体基準での富化された組成物240は、この開示に於いて後で説明する乾燥したカルボン酸組成物280の組成の任意の可能な組合せを包含する。乾燥固体基準は、この開示に於いて後で説明する。
全ての組成は、この開示に於いて後で説明する乾燥固体基準で測定する。ppmでの全ての測定値及び特許請求の範囲は、乾燥固体基準での重量ppmである。
工程(h)は、脱水ゾーン250内で、富化された組成物240を任意的に脱水して、脱水された触媒除去後の組成物260を形成することを含む。
脱水は、当前記技術分野で公知の任意の手段によって実施することができる。脱水によって、25重量%よりも低い水分の水分含有量を有する脱水された触媒除去後組成物260になる。他の水分含有量範囲は、15重量%よりも少ない水分又は10重量%よりも少ない水分又は5重量%よりも少ない水分である。本発明の更に他の態様に於いて、脱水は、乾燥のための主として機械的手段の使用によって達成することができ、ここで、乾燥の大部分は蒸発によって達成されない。本明細書で使用する用語「大部分(majority)」は、50%よりも大きいことを意味する。
工程(i)は、濾過及び乾燥ゾーン270内で、富化された組成物240又は脱水された触媒除去後組成物260を濾過し、そして任意的に乾燥して、富化された組成物240又は脱水された触媒除去後の組成物260から溶媒の一部を除去して、乾燥したカルボン酸組成物280を製造することを含む。
富化された組成物240又は脱水された触媒除去後組成物260を、富化ゾーン210又は脱水ゾーン250から取り出し、そして濾過及び乾燥ゾーン270に供給する。
本発明の一つの態様に於いて、濾過ケーキは、最初の溶媒除去工程を通って進み、次いで酸洗浄液によって洗浄して残留触媒を除去し、次いで、溶媒を除去し、その後再び乾燥機に送る。
乾燥ゾーン270は、少なくとも1個の乾燥機を含み、フィルターケーキ中に残留する揮発物質の少なくとも10%を蒸発させて、乾燥したカルボン酸組成物280を製造することができる、当前記技術分野で公知の任意の手段によって達成することができる。例えば、回転スチームチューブ乾燥機、一軸ポーキュパイン(登録商標)プロセッサー(Single Shaft Porcupine(登録商標) Processor)乾燥機及びベペックス・ソリデイア(Bepex Solidaire)(登録商標)プロセッサーを含む間接接触乾燥機を乾燥のために使用して、乾燥されたカルボン酸組成物280を製造することができる。流動床乾燥機及び輸送ライン内での乾燥を含む直接接触乾燥機を乾燥のために使用して、乾燥されたカルボン酸組成物280を製造することができる。本発明の別の態様に於いて、ガス流をフィルターケーキに通して流し、そうして揮発物質を除去することにより、真空ベルトフィルター又は回転加圧ドラムフィルターのような固液分離装置内で、乾燥を達成することができる。本発明の別の態様に於いて、固液分離装置は、以下のゾーン、即ち触媒除去ゾーン、富化ゾーン、脱水ゾーン及び乾燥ゾーンの任意の組合せからなっていてもよい。乾燥したカルボン酸組成物は、5%未満の水分、好ましくは2%未満の水分、更に好ましくは1%未満の水分、なお更に好ましくは0.5%未満の水分、なお更に好ましくは0.1%未満の水分を有するカルボン酸組成物であってよい。
本発明の一つの態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280は、約9.0よりも小さいb*を有する。本発明の別の態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280のb*色は、約6.0よりも小さい。本発明の別の態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280のb*色は、約5.0よりも小さい。本発明の別の態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280のb*色は、約4.0よりも小さい。本発明の別の態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280のb*色は、約3よりも小さい。b*色は、分光学的反射率ベース計器上で測定される3色属性の一つである。反射率モードでのハンター・ウルトラスキャン(Hunter Ultrascan)EX計器が、典型的な測定装置である。正の読みは黄色の程度(又は青色の吸光度)を示し、一方、負の読みは、青色の程度(又は黄色の吸光度)を示す。
少なくとも1種のカルボン酸を含む組成物
I.本発明の一つの態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280は、以下のものを含む。
(1)50重量%よりも大きい又は60重量%よりも大きい又は70重量%よりも大きい又は80重量%よりも大きい又は90重量%よりも大きい又は95重量%よりも大きい又は97重量%よりも大きい又は98重量%よりも大きい又は98.5重量%よりも大きい又は99重量%よりも大きい又は99.5重量%よりも大きい量でカルボン酸そして任意的に、
(2)(a)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でカルボキシベンズアルデヒド(CBA)異性体又は
(b)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でトルイル酸(TA)異性体又は
(c)以下のもの、即ち、
(i)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でカルボキシベンズアルデヒド異性体、
(ii)1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でトルイル酸異性体
の両方、
(ここで、カルボキシベンズアルデヒド及びトルイル酸異性体の合計濃度は、1ppm〜2000ppm又は1ppm〜1000ppm又は1ppm〜500ppm又は1ppm〜250ppm又は1ppm〜125ppmの範囲である)、
そして
(3)以下のもの、即ち、
(a)少なくとも50ppm又は50ppm〜2000ppmの範囲内又は75ppm〜1500ppmの範囲内又は100ppm〜1000ppmの範囲内又は150ppm〜500ppmの範囲内の量でテレフタル酸、
(b)少なくとも50ppm又は50ppm〜2000ppmの範囲内又は75ppm〜1500ppmの範囲内又は100ppm〜1000ppmの範囲内又は150ppm〜500ppmの範囲内の量でイソフタル酸、
(c)少なくとも20ppm又は少なくとも50ppm又は少なくとも100ppm又は20ppm〜1000ppmの範囲内又は50ppm〜750ppmの範囲内又は100ppm〜500ppmの範囲内の量でフタル酸、
(d)少なくとも125ppm又は125ppm〜1000ppmの範囲内又は150ppm〜750ppmの範囲内又は175ppm〜500ppmの範囲内の量でベンゼントリカルボン酸異性体、
(e)少なくとも50ppm又は少なくとも75ppm又は少なくとも100ppm又は50ppm〜500ppmの範囲内又は75ppm〜400ppmの範囲内又は100ppm〜300ppmの範囲内の量で安息香酸、
(f)少なくとも3ppm又は少なくとも5ppm又は少なくとも20ppm又は3ppm〜200ppmの範囲内又は5ppm〜175ppmの範囲内又は20ppm〜150ppmの範囲内の量でヒドロキシ安息香酸異性体、
(g)少なくとも40ppm又は少なくとも80ppm又は少なくとも100ppm又は40ppm〜200ppmの範囲内又は80ppm〜180ppmの範囲内又は100ppm〜160ppmの範囲内の量でヒドロキシメチル安息香酸異性体、
(h)20ppm〜150ppmの範囲内又は25ppm〜100ppmの範囲内又は25ppm〜75ppmの範囲内の量でジカルボキシビフェニル異性体、
(i)7ppmよりも多い又は10ppmよりも多い範囲の量でジカルボキシスチルベン異性体、
(j)8ppm〜100ppmの範囲内又は9ppm〜50ppmの範囲内又は10ppm〜25ppmの範囲内の量でトリカルボキシビフェニル異性体、
(k)5ppm〜100ppmの範囲内又は6ppm〜75ppmの範囲内又は7ppm〜60ppmの範囲内の量でトリカルボキシベンゾフェノン異性体、
(l)10ppm〜150ppmの範囲内又は12ppm〜100ppmの範囲内又は15ppm〜75ppmの範囲内の量でジカルボキシベンゾフェノン異性体、
(m)1ppm〜30ppmの範囲内又は2ppm〜20ppmの範囲内又は3ppm〜10ppmの範囲内の量でジカルボキシベンジル異性体、
(n)1ppm〜20ppmの範囲内又は2ppm〜15ppmの範囲内又は3ppm〜10ppmの範囲内の量でホルム−アセト−ヒドロキシ安息香酸異性体、
(o)1ppm〜30ppmの範囲内又は2ppm〜20ppmの範囲内又は3ppm〜15ppmの範囲内の量でアセト−ヒドロキシメチル安息香酸異性体、
(p)1ppm〜100ppmの範囲内又は2ppm〜50ppmの範囲内又は5ppm〜25ppmの範囲内の量でα−ブロモ−トルイル酸異性体、
(q)5ppm〜50ppmの範囲内又は10ppm〜40ppmの範囲内又は15ppm〜35ppmの範囲内の量でブロモ安息香酸、
(r)1ppm〜10ppmの範囲内の量でブロモ酢酸、
(s)7ppm〜50ppmの範囲内又は8ppm〜25ppmの範囲内又は9ppm〜20ppmの範囲内の量でトルアルデヒド異性体、
(t)0.25ppm〜10ppmの範囲内又は0.5ppm〜5ppmの範囲内又は0.75ppm〜2ppmの範囲内の量でフタルデヒド異性体
の、少なくとも1種又は少なくとも2種又は少なくとも3種又は少なくとも4種又は少なくとも5種又は少なくとも6種又は少なくとも7種又は少なくとも8種又は少なくとも9種又は少なくとも10種又は少なくとも11種又は少なくとも12種又は少なくとも13種又は少なくとも14種又は少なくとも15種又は少なくとも16種又は少なくとも17種又は少なくとも18種又は少なくとも19種又は少なくとも20種又は全て、
(ここで、(3)に於いて選択された化合物又は化合物群は、(1)及び(2)に於いて選択された化合物又は化合物群とは異なる)、
そして任意的に、
(4)以下のもの、即ち、
(a)少なくとも1ppm又は1ppm〜5000ppmの範囲内又は5ppm〜2500ppmの範囲内又は10ppm〜2000ppmの範囲内又は15ppm〜1000ppmの範囲内又は20ppm〜500ppmの範囲内の量でテレフタル酸、
(b)少なくとも1ppm又は1ppm〜5000ppmの範囲内又は5ppm〜2500ppmの範囲内又は10ppm〜2000ppmの範囲内又は15ppm〜1000ppmの範囲内又は20ppm〜500ppmの範囲内の量でイソフタル酸、
(c)少なくとも1ppm又は1ppm〜3000ppmの範囲内又は2ppm〜2000ppmの範囲内又は3ppm〜1000ppmの範囲内又は4ppm〜500ppmの範囲内の量でフタル酸、
(d)少なくとも1ppm又は1ppm〜3000ppmの範囲内又は5ppm〜2000ppmの範囲内又は10ppm〜1000ppmの範囲内又は20ppm〜500ppmの範囲内の量でベンゼントリカルボン酸異性体、
(e)少なくとも1ppm又は1ppm〜3000ppmの範囲内又は5ppm〜2000ppmの範囲内又は10ppm〜1000ppmの範囲内又は20ppm〜500ppmの範囲内の量で安息香酸、
(f)少なくとも1ppm又は1ppm〜500ppmの範囲内又は5ppm〜400ppmの範囲内又は10ppm〜200ppmの範囲内の量でヒドロキシ安息香酸異性体、
(g)少なくとも1ppm又は1ppm〜500ppmの範囲内又は5ppm〜400ppmの範囲内又は10ppm〜200ppmの範囲内の量でヒドロキシメチル安息香酸異性体、
(h)少なくとも1ppm又は1ppm〜500ppmの範囲内又は5ppm〜400ppmの範囲内又は10ppm〜200ppmの範囲内の量でジカルボキシビフェニル異性体
の、少なくとも1種又は少なくとも2種又は少なくとも3種又は少なくとも4種又は少なくとも5種又は少なくとも6種又は少なくとも7種又は少なくとも8種又は全て、
(ここで、(4)に於いて選択された化合物又は化合物群は、(3)に於いて選択された化合物又は化合物群とは異なる)。
II.本発明の別の態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280は、以下のものを含む;
(1)50重量%よりも大きい又は60重量%よりも大きい又は70重量%よりも大きい又は80重量%よりも大きい又は90重量%よりも大きい又は95重量%よりも大きい又は97重量%よりも大きい又は98重量%よりも大きい又は98.5重量%よりも大きい又は99重量%よりも大きい又は99.5重量%よりも大きい量でカルボン酸及び
(2)(a)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でカルボキシベンズアルデヒド異性体(CBA)又は
(b)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でトルイル酸異性体(TA)又は
(c)以下のもの、即ち、
(1)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でカルボキシベンズアルデヒド異性体(CBA)、
(2)1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でトルイル酸異性体(TA)
の両方、
(ここで、CBA及びTAの合計濃度は、1ppm〜2000ppm又は1ppm〜1000ppm又は1ppm〜500ppm又は1ppm〜250ppm又は1ppm〜125ppmの範囲である)、
そして
(3)以下のもの、即ち、
(a)少なくとも50ppm又は50ppm〜2000ppmの範囲内又は75ppm〜1500ppmの範囲内又は100ppm〜1000ppmの範囲内又は150ppm〜500ppmの範囲内又は50ppm若しくは75ppm若しくは100ppm若しくは150ppmから500ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でイソフタル酸、
(b)140ppm〜1000ppmの範囲内又は175ppm〜750ppmの範囲内又は200ppm〜500ppmの範囲内又は150ppm若しくは175ppm若しくは200ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmまでの範囲内のベンゼントリカルボン酸異性体、
(c)20ppm〜150ppmの範囲内又は25ppm〜100ppmの範囲内又は25ppm〜75ppmの範囲内又は200ppm若しくは300ppm若しくは500ppmから1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でジカルボキシビフェニル異性体、
(d)少なくとも20ppm又は少なくとも50ppm又は少なくとも100ppm又は20ppm〜1000ppmの範囲内又は50ppm〜750ppmの範囲内又は100ppm〜500ppmの範囲内又は20ppm若しくは50ppm若しくは100ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でフタル酸、
(e)3ppm〜200ppmの範囲内又は5ppm〜175ppmの範囲内又は20ppm〜150ppmの範囲内又は3ppm若しくは5ppm若しくは20ppmから150ppm若しくは175ppm若しくは200ppm若しくは500ppm若しくは1000ppmまでの範囲内のヒドロキシ安息香酸異性体、
(f)少なくとも40ppm又は少なくとも80ppm又は少なくとも100ppm又は40ppm〜200ppmの範囲内又は80ppm〜180ppmの範囲内又は100ppm〜160ppmの範囲内又は40ppm若しくは80ppm若しくは100ppmから500ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でヒドロキシメチル安息香酸異性体、
(g)60ppm〜500ppmの範囲内又は75ppm〜400ppmの範囲内又は100ppm〜300ppmの範囲内又は60ppm若しくは75ppm若しくは100ppmから300ppm若しくは500ppm若しくは1000ppmまでの範囲内の安息香酸、
(h)少なくとも20ppm又は少なくとも50ppm又は少なくとも100ppm又は20ppm〜1000ppmの範囲内又は50ppm〜750ppmの範囲内又は100ppm〜500ppmの範囲内又は20ppm若しくは50ppm若しくは100ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でテレフタル酸
の、少なくとも2種又は少なくとも3種又は少なくとも4種又は少なくとも5種又は少なくとも6種又は7種又は全て。
III.本発明の一つの態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280は、以下のものを含む;
(1)50重量%よりも大きい又は60重量%よりも大きい又は70重量%よりも大きい又は80重量%よりも大きい又は90重量%よりも大きい又は95重量%よりも大きい又は97重量%よりも大きい又は98重量%よりも大きい又は98.5重量%よりも大きい又は99重量%よりも大きい又は99.5重量%よりも大きい量でカルボン酸そして
(2)(a)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でカルボキシベンズアルデヒド異性体(CBA)又は
(b)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でトルイル酸異性体(TA)又は
(c)以下のもの、即ち、
(1)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でカルボキシベンズアルデヒド異性体(CBA)、
(2)1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でトルイル酸異性体(TA)
の両方、
(ここで、CBA及びTAの合計濃度は、1ppm〜2000ppm又は1ppm〜1000ppm又は1ppm〜500ppm又は1ppm〜250ppm又は1ppm〜125ppmの範囲である)、
そして
(3)以下のもの、即ち、
(a)少なくとも50ppm又は50ppm〜2000ppmの範囲内又は75ppm〜1500ppmの範囲内又は100ppm〜1000ppmの範囲内又は150ppm〜500ppmの範囲内又は50ppm若しくは75ppm若しくは100ppm若しくは150ppmから500ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でイソフタル酸、
(b)140ppm〜1000ppmの範囲内又は175ppm〜750ppmの範囲内又は200ppm〜500ppmの範囲内又は150ppm若しくは175ppm若しくは200ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmまでの範囲内のベンゼントリカルボン酸異性体、
(c)20ppm〜150ppmの範囲内又は25ppm〜100ppmの範囲内又は25ppm〜75ppmの範囲内又は200ppm若しくは300ppm若しくは500ppmから1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でジカルボキシビフェニル異性体、
(d)少なくとも20ppm又は少なくとも50ppm又は少なくとも100ppm又は20ppm〜1000ppmの範囲内又は50ppm〜750ppmの範囲内又は100ppm〜500ppmの範囲内又は20ppm若しくは50ppm若しくは100ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でフタル酸、
(e)60ppm〜500ppmの範囲内又は75ppm〜400ppmの範囲内又は100ppm〜300ppmの範囲内又は60ppm若しくは75ppm若しくは100ppmから300ppm若しくは500ppm若しくは1000ppmまでの範囲内の安息香酸、
(f)少なくとも20ppm又は少なくとも50ppm又は少なくとも100ppm又は20ppm〜1000ppmの範囲内又は50ppm〜750ppmの範囲内又は100ppm〜500ppmの範囲内又は20ppm若しくは50ppm若しくは100ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でテレフタル酸
の、少なくとも2種又は少なくとも3種又は少なくとも4種又は5種又は全て。
IV.本発明の一つの態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280は、以下のものを含む;
(1)50重量%よりも大きい又は60重量%よりも大きい又は70重量%よりも大きい又は80重量%よりも大きい又は90重量%よりも大きい又は95重量%よりも大きい又は97重量%よりも大きい又は98重量%よりも大きい又は98.5重量%よりも大きい又は99重量%よりも大きい又は99.5重量%よりも大きい量でカルボン酸そして
(2)(a)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でカルボキシベンズアルデヒド異性体(CBA)又は
(b)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でトルイル酸異性体(TA)又は
(c)以下のもの、即ち、
(1)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でカルボキシベンズアルデヒド異性体(CBA)、
(2)1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でトルイル酸異性体(TA)
の両方、
(ここで、CBA及びTAの合計濃度は、1ppm〜2000ppm又は1ppm〜1000ppm又は1ppm〜500ppm又は1ppm〜250ppm又は1ppm〜125ppmの範囲である)
そして
(3)以下のもの、即ち、
(a)少なくとも50ppm又は50ppm〜2000ppmの範囲内又は75ppm〜1500ppmの範囲内又は100ppm〜1000ppmの範囲内又は150ppm〜500ppmの範囲内又は50ppm若しくは75ppm若しくは100ppm若しくは150ppmから500ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でイソフタル酸、
(b)140ppm〜1000ppmの範囲内又は175ppm〜750ppmの範囲内又は200ppm〜500ppmの範囲内又は150ppm若しくは175ppm若しくは200ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmまでの範囲内のベンゼントリカルボン酸異性体、
(c)20ppm〜150ppmの範囲内又は25ppm〜100ppmの範囲内又は25ppm〜75ppmの範囲内又は200ppm若しくは300ppm若しくは500ppmから1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でジカルボキシビフェニル異性体、
(d)少なくとも20ppm又は少なくとも50ppm又は少なくとも100ppm又は20ppm〜1000ppmの範囲内又は50ppm〜750ppmの範囲内又は100ppm〜500ppmの範囲内又は20ppm若しくは50ppm若しくは100ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でフタル酸、
(e)少なくとも20ppm又は少なくとも50ppm又は少なくとも100ppm又は20ppm〜1000ppmの範囲内又は50ppm〜750ppmの範囲内又は100ppm〜500ppmの範囲内又は20ppm若しくは50ppm若しくは100ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でテレフタル酸
の、少なくとも2種又は少なくとも3種又は4種又は全て。
V.本発明の一つの態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280は、以下のものを含む;
(1)50重量%よりも大きい又は60重量%よりも大きい又は70重量%よりも大きい又は80重量%よりも大きい又は90重量%よりも大きい又は95重量%よりも大きい又は97重量%よりも大きい又は98重量%よりも大きい又は98.5重量%よりも大きい又は99重量%よりも大きい又は99.5重量%よりも大きい量でカルボン酸そして
(2)(a)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でカルボキシベンズアルデヒド異性体(CBA)又は
(b)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でトルイル酸異性体(TA)又は
(c)以下のもの、即ち、
(1)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でカルボキシベンズアルデヒド異性体(CBA)、
(2)1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でトルイル酸異性体(TA)
の両方、
(ここで、CBA及びTAの合計濃度は、1ppm〜2000ppm又は1ppm〜1000ppm又は1ppm〜500ppm又は1ppm〜250ppm又は1ppm〜125ppmの範囲である)、
そして
(3)以下のもの、即ち、
(a)少なくとも50ppm又は50ppm〜2000ppmの範囲内又は75ppm〜1500ppmの範囲内又は100ppm〜1000ppmの範囲内又は150ppm〜500ppmの範囲内又は50ppm若しくは75ppm若しくは100ppm若しくは150ppmから500ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でイソフタル酸、
(b)140ppm〜1000ppmの範囲内又は175ppm〜750ppmの範囲内又は200ppm〜500ppmの範囲内又は150ppm若しくは175ppm若しくは200ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmまでの範囲内のベンゼントリカルボン酸異性体、
(c)20ppm〜150ppmの範囲内又は25ppm〜100ppmの範囲内又は25ppm〜75ppmの範囲内又は200ppm若しくは300ppm若しくは500ppmから1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でジカルボキシビフェニル異性体、
(d)少なくとも50ppm又は50ppm〜2000ppmの範囲内又は75ppm〜1500ppmの範囲内又は100ppm〜1000ppmの範囲内又は150ppm〜500ppmの範囲内又は50ppm若しくは75ppm若しくは100ppm若しくは150ppmから500ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でテレフタル酸
の、少なくとも2種又は3種又は全て。
VI.本発明の一つの態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280は、以下のものを含む;
(1)50重量%よりも大きい又は60重量%よりも大きい又は70重量%よりも大きい又は80重量%よりも大きい又は90重量%よりも大きい又は95重量%よりも大きい又は97重量%よりも大きい又は98重量%よりも大きい又は98.5重量%よりも大きい又は99重量%よりも大きい又は99.5重量%よりも大きい量でカルボン酸そして
(2)(a)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でカルボキシベンズアルデヒド異性体(CBA)又は
(b)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でトルイル酸異性体(TA)又は
(c)下記のもの、即ち、
(1)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でカルボキシベンズアルデヒド異性体(CBA)、
(2)1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でトルイル酸異性体(TA)
の両方、
(ここで、CBA及びTAの合計濃度は、1ppm〜2000ppm又は1ppm〜1000ppm又は1ppm〜500ppm又は1ppm〜250ppm又は1ppm〜125ppmの範囲である)、
そして
(3)以下のもの、即ち、
(a)少なくとも50ppm又は50ppm〜2000ppmの範囲内又は75ppm〜1500ppmの範囲内又は100ppm〜1000ppmの範囲内又は150ppm〜500ppmの範囲内又は50ppm若しくは75ppm若しくは100ppm若しくは150ppmから500ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でイソフタル酸、
(b)140ppm〜1000ppmの範囲内又は175ppm〜750ppmの範囲内又は200ppm〜500ppmの範囲内又は150ppm若しくは175ppm若しくは200ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmまでの範囲内のベンゼントリカルボン酸異性体、
(c)20ppm〜150ppmの範囲内又は25ppm〜100ppmの範囲内又は25ppm〜75ppmの範囲内又は200ppm若しくは300ppm若しくは500ppmから1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でジカルボキシビフェニル異性体
の、少なくとも2種又は全て。
VII.本発明の一つの態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280は、以下のものを含む;
(1)50重量%よりも大きい又は60重量%よりも大きい又は70重量%よりも大きい又は80重量%よりも大きい又は90重量%よりも大きい又は95重量%よりも大きい又は97重量%よりも大きい又は98重量%よりも大きい又は98.5重量%よりも大きい又は99重量%よりも大きい又は99.5重量%よりも大きい量でカルボン酸そして
(2)(a)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でカルボキシベンズアルデヒド異性体(CBA)又は
(b)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でトルイル酸異性体(TA)又は
(c)以下のもの、即ち、
(1)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でカルボキシベンズアルデヒド異性体(CBA)、
(2)1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でトルイル酸異性体(TA)
の両方、
(ここで、CBA及びTAの合計濃度は、1ppm〜2000ppm又は1ppm〜1000ppm又は1ppm〜500ppm又は1ppm〜250ppm又は1ppm〜125ppmの範囲である)、
そして
(3)以下のもの、即ち、
(a)少なくとも50ppm又は50ppm〜2000ppmの範囲内又は75ppm〜1500ppmの範囲内又は100ppm〜1000ppmの範囲内又は150ppm〜500ppmの範囲内又は50ppm若しくは75ppm若しくは100ppm若しくは150ppmから500ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でイソフタル酸、
(b)140ppm〜1000ppmの範囲内又は175ppm〜750ppmの範囲内又は200ppm〜500ppmの範囲内又は150ppm若しくは175ppm若しくは200ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmまでの範囲内のベンゼントリカルボン酸異性体
の両方。
VIII.本発明の一つの態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280は、以下のものを含む;
(1)50重量%よりも大きい又は60重量%よりも大きい又は70重量%よりも大きい又は80重量%よりも大きい又は90重量%よりも大きい又は95重量%よりも大きい又は97重量%よりも大きい又は98重量%よりも大きい又は98.5重量%よりも大きい又は99重量%よりも大きい又は99.5重量%よりも大きい量でカルボン酸そして
(2)(a)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でカルボキシベンズアルデヒド異性体(CBA)又は
(b)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でトルイル酸異性体(TA)又は
(c)以下のもの、即ち、
(1)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でカルボキシベンズアルデヒド異性体(CBA)、
(2)1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でトルイル酸異性体(TA)
の両方、
(ここで、CBA及びTAの合計濃度は、1ppm〜2000ppm又は1ppm〜1000ppm又は1ppm〜500ppm又は1ppm〜250ppm又は1ppm〜125ppmの範囲である)、
そして
(3)以下のもの、即ち、
(a)少なくとも50ppm又は50ppm〜2000ppmの範囲内又は75ppm〜1500ppmの範囲内又は100ppm〜1000ppmの範囲内又は150ppm〜500ppmの範囲内又は50ppm若しくは75ppm若しくは100ppm若しくは150ppmから500ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でイソフタル酸、
(b)20ppm〜150ppmの範囲内又は25ppm〜100ppmの範囲内又は25ppm〜75ppmの範囲内又は200ppm若しくは300ppm若しくは500ppmから1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でジカルボキシビフェニル異性体
の両方。
IX.本発明の一つの態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280は、以下のものを含む;
(1)50重量%よりも大きい又は60重量%よりも大きい又は70重量%よりも大きい又は80重量%よりも大きい又は90重量%よりも大きい又は95重量%よりも大きい又は97重量%よりも大きい又は98重量%よりも大きい又は98.5重量%よりも大きい又は99重量%よりも大きい又は99.5重量%よりも大きい量でカルボン酸そして
(2)(a)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でカルボキシベンズアルデヒド異性体(CBA)又は
(b)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でトルイル酸異性体(TA)又は
(c)以下のもの、即ち、
(1)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でカルボキシベンズアルデヒド異性体(CBA)、
(2)1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でトルイル酸異性体(TA)
の両方、
(ここで、CBA及びTAの合計濃度は、1ppm〜2000ppm又は1ppm〜1000ppm又は1ppm〜500ppm又は1ppm〜250ppm又は1ppm〜125ppmの範囲である)、
そして
(3)以下のもの、即ち、
(a)140ppm〜1000ppmの範囲内又は175ppm〜750ppmの範囲内又は200ppm〜500ppmの範囲内又は150ppm若しくは175ppm若しくは200ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmまでの範囲内のベンゼントリカルボン酸異性体、
(b)20ppm〜150ppmの範囲内又は25ppm〜100ppmの範囲内又は25ppm〜75ppmの範囲内又は200ppm若しくは300ppm若しくは500ppmから1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でジカルボキシビフェニル異性体
の両方。
X.本発明の一つの態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280は、以下のものを含む;
(1)50重量%よりも大きい又は60重量%よりも大きい又は70重量%よりも大きい又は80重量%よりも大きい又は90重量%よりも大きい又は95重量%よりも大きい又は97重量%よりも大きい又は98重量%よりも大きい又は98.5重量%よりも大きい又は99重量%よりも大きい又は99.5重量%よりも大きい量でカルボン酸そして
(2)(a)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でカルボキシベンズアルデヒド異性体(CBA)又は
(b)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でトルイル酸異性体(TA)又は
(c)以下のもの、即ち、
(1)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でカルボキシベンズアルデヒド異性体(CBA)、
(2)1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でトルイル酸異性体(TA)
の両方、
(ここで、CBA及びTAの合計濃度は、1ppm〜2000ppm又は1ppm〜1000ppm又は1ppm〜500ppm又は1ppm〜250ppm又は1ppm〜125ppmの範囲である)、
そして
(3)以下のもの、即ち、
(a)少なくとも50ppm又は50ppm〜2000ppmの範囲内又は75ppm〜1500ppmの範囲内又は100ppm〜1000ppmの範囲内又は150ppm〜500ppmの範囲内又は50ppm若しくは75ppm若しくは100ppm若しくは150ppmから500ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でテレフタル酸
(b)140ppm〜1000ppmの範囲内又は175ppm〜750ppmの範囲内又は200ppm〜500ppmの範囲内又は150ppm若しくは175ppm若しくは200ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmまでの範囲内のベンゼントリカルボン酸異性体、
(c)20ppm〜150ppmの範囲内又は25ppm〜100ppmの範囲内又は25ppm〜75ppmの範囲内又は200ppm若しくは300ppm若しくは500ppmから1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でジカルボキシビフェニル異性体
の少なくとも2種又は全て。
XI.本発明の一つの態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280は、以下のものを含む;
(1)50重量%よりも大きい又は60重量%よりも大きい又は70重量%よりも大きい又は80重量%よりも大きい又は90重量%よりも大きい又は95重量%よりも大きい又は97重量%よりも大きい又は98重量%よりも大きい又は98.5重量%よりも大きい又は99重量%よりも大きい又は99.5重量%よりも大きい量でカルボン酸そして
(2)(a)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でカルボキシベンズアルデヒド異性体(CBA)又は
(b)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でトルイル酸異性体(TA)又は
(c)以下のもの、即ち、
(1)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でカルボキシベンズアルデヒド異性体(CBA)、
(2)1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でトルイル酸異性体(TA)
の両方、
(ここで、CBA及びTAの合計濃度は、1ppm〜2000ppm又は1ppm〜1000ppm又は1ppm〜500ppm又は1ppm〜250ppm又は1ppm〜125ppmの範囲である)、
そして
(3)以下のもの、即ち、
(a)少なくとも50ppm又は50ppm〜2000ppmの範囲内又は75ppm〜1500ppmの範囲内又は100ppm〜1000ppmの範囲内又は150ppm〜500ppmの範囲内又は50ppm若しくは75ppm若しくは100ppm若しくは150ppmから500ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でテレフタル酸
(b)140ppm〜1000ppmの範囲内又は175ppm〜750ppmの範囲内又は200ppm〜500ppmの範囲内又は150ppm若しくは175ppm若しくは200ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmまでの範囲内のベンゼントリカルボン酸異性体、
の両方。
XII.本発明の一つの態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280は、以下のものを含む;
(1)50重量%よりも大きい又は60重量%よりも大きい又は70重量%よりも大きい又は80重量%よりも大きい又は90重量%よりも大きい又は95重量%よりも大きい又は97重量%よりも大きい又は98重量%よりも大きい又は98.5重量%よりも大きい又は99重量%よりも大きい又は99.5重量%よりも大きい量でカルボン酸そして
(2)(a)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でカルボキシベンズアルデヒド異性体(CBA)又は
(b)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でトルイル酸異性体(TA)又は
(c)以下のもの、即ち、
(1)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でカルボキシベンズアルデヒド異性体(CBA)、
(2)1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でトルイル酸異性体(TA)
の両方、
(ここで、CBA及びTAの合計濃度は、1ppm〜2000ppm又は1ppm〜1000ppm又は1ppm〜500ppm又は1ppm〜250ppm又は1ppm〜125ppmの範囲である)、
そして
(3)以下のもの、即ち、
(a)少なくとも50ppm又は50ppm〜2000ppmの範囲内又は75ppm〜1500ppmの範囲内又は100ppm〜1000ppmの範囲内又は150ppm〜500ppmの範囲内又は50ppm若しくは75ppm若しくは100ppm若しくは150ppmから500ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でテレフタル酸
(b)20ppm〜150ppmの範囲内又は25ppm〜100ppmの範囲内又は25ppm〜75ppmの範囲内又は200ppm若しくは300ppm若しくは500ppmから1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でジカルボキシビフェニル異性体
の両方。
XIII.本発明の別の態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280は、以下のものを含む;
(1)50重量%よりも大きい又は60重量%よりも大きい又は70重量%よりも大きい又は80重量%よりも大きい又は90重量%よりも大きい又は95重量%よりも大きい又は97重量%よりも大きい又は98重量%よりも大きい又は98.5重量%よりも大きい又は99重量%よりも大きい又は99.5重量%よりも大きい量でカルボン酸そして
(2)1ppm〜500ppmの範囲内の量でカルボキシベンズアルデヒド異性体(CBA)そして
(3)以下のもの、即ち、
(a)少なくとも50ppm又は50ppm〜2000ppmの範囲内又は75ppm〜1500ppmの範囲内又は100ppm〜1000ppmの範囲内又は150ppm〜500ppmの範囲内又は50ppm若しくは75ppm若しくは100ppm若しくは150ppmから500ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でフタル酸
(b)140ppm〜1000ppmの範囲内又は175ppm〜750ppmの範囲内又は200ppm〜500ppmの範囲内又は150ppm若しくは175ppm若しくは200ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmまでの範囲内のベンゼントリカルボン酸異性体、
(c)20ppm〜150ppmの範囲内又は25ppm〜100ppmの範囲内又は25ppm〜75ppmの範囲内又は200ppm若しくは300ppm若しくは500ppmから1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でジカルボキシビフェニル異性体
の全て。
イソフタル酸組成物
I.本発明の一つの態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280は、以下のものを含む;
(1)50重量%よりも大きい又は60重量%よりも大きい又は70重量%よりも大きい又は80重量%よりも大きい又は90重量%よりも大きい又は95重量%よりも大きい又は97重量%よりも大きい又は98重量%よりも大きい又は98.5重量%よりも大きい又は99重量%よりも大きい又は99.5重量%よりも大きい量でイソフタル酸、そして
(2)(a)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量で3−カルボキシベンズアルデヒド(3−CBA)又は
(b)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でm−トルイル酸(m−TA異性体)又は
(c)以下のもの、即ち、
(1)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量で3−カルボキシベンズアルデヒド(3−CBA)、
(2)1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でm−トルイル酸異性体(m−TA)
の両方、
(ここで、3−CBA及びm−TAの合計濃度は、1ppm〜2000ppm又は1ppm〜1000ppm又は1ppm〜500ppm又は1ppm〜250ppm又は1ppm〜125ppmの範囲である)、
そして
(3)以下のもの、即ち、
(a)少なくとも50ppm又は50ppm〜2000ppmの範囲内又は75ppm〜1500ppmの範囲内又は100ppm〜1000ppmの範囲内又は150ppm〜500ppmの範囲内の量でテレフタル酸、
(b)少なくとも20ppm又は少なくとも50ppm又は少なくとも100ppm又は20ppm〜1000ppmの範囲内又は50ppm〜750ppmの範囲内又は100ppm〜500ppmの範囲内の量でフタル酸、
(c)少なくとも140ppm又は140ppm〜1000ppmの範囲内又は175ppm〜750ppmの範囲内又は200ppm〜500ppmの範囲内の量でベンゼントリカルボン酸異性体、
(d)少なくとも50ppm又は少なくとも75ppm又は少なくとも100ppm又は50ppm〜500ppmの範囲内又は75ppm〜400ppmの範囲内又は100ppm〜300ppmの範囲内の量で安息香酸、
(e)少なくとも3ppm又は少なくとも5ppm又は少なくとも20ppm又は3ppm〜200ppmの範囲内又は5ppm〜175ppmの範囲内又は20ppm〜150ppmの範囲内の量で3−ヒドロキシ安息香酸、
(f)少なくとも40ppm又は少なくとも80ppm又は少なくとも100ppm又は40ppm〜200ppmの範囲内又は80ppm〜180ppmの範囲内又は100ppm〜160ppmの範囲内の量で3−ヒドロキシメチル安息香酸、
(g)20ppm〜150ppmの範囲内又は25ppm〜100ppmの範囲内又は25ppm〜75ppmの範囲内の量で3,3′−ジカルボキシビフェニル異性体、
(h)1ppmよりも少ない又は0.5ppmよりも少ない又は0.4ppmよりも少ない又は0.35ppmよりも少ない量でジカルボキシアントラキノン異性体、
(i)7ppmよりも多い又は10ppmよりも多い範囲の量でジカルボキシスチルベン異性体、
(j)8ppm〜100ppmの範囲内又は9ppm〜50ppmの範囲内又は10ppm〜25ppmの範囲内の量でトリカルボキシビフェニル異性体、
(k)5ppm〜100ppmの範囲内又は6ppm〜75ppmの範囲内又は7ppm〜60ppmの範囲内の量でトリカルボキシベンゾフェノン異性体、
(l)10ppm〜150ppmの範囲内又は12ppm〜100ppmの範囲内又は15ppm〜75ppmの範囲内の量でジカルボキシベンゾフェノン異性体、
(m)1ppm〜30ppmの範囲内又は2ppm〜20ppmの範囲内又は3ppm〜10ppmの範囲内の量でジカルボキシベンジル異性体、
(n)1ppm〜20ppmの範囲内又は2ppm〜15ppmの範囲内又は3ppm〜10ppmの範囲内の量でホルム−アセト−ヒドロキシ安息香酸異性体、
(o)1ppm〜30ppmの範囲内又は2ppm〜20ppmの範囲内又は3ppm〜15ppmの範囲内の量でアセト−ヒドロキシメチル安息香酸異性体、
(p)1ppm〜100ppmの範囲内又は2ppm〜50ppmの範囲内又は5ppm〜25ppmの範囲内の量でα−ブロモ−m−トルイル酸、
(q)5ppm〜50ppmの範囲内又は10ppm〜40ppmの範囲内又は15ppm〜35ppmの範囲内の量でブロモ安息香酸、
(r)1ppm〜10ppmの範囲内の量でブロモ酢酸、
(s)7ppm〜50ppmの範囲内又は8ppm〜25ppmの範囲内又は9ppm〜20ppmの範囲内の量でm−トルアルデヒド、
(t)0.25ppm〜10ppmの範囲内又は0.5ppm〜5ppmの範囲内又は0.75ppm〜2ppmの範囲内の量でイソフタルデヒド
の、少なくとも1種又は少なくとも2種又は少なくとも3種又は少なくとも4種又は少なくとも5種又は少なくとも6種又は少なくとも7種又は少なくとも8種又は少なくとも9種又は少なくとも10種又は少なくとも11種又は少なくとも12種又は少なくとも13種又は少なくとも14種又は少なくとも15種又は少なくとも16種又は少なくとも17種又は少なくとも18種又は少なくとも19種又は全て
そして任意的に、
(4)以下のもの、即ち、
(a)少なくとも1ppm又は1ppm〜5000ppmの範囲内又は5ppm〜2500ppmの範囲内又は10ppm〜2000ppmの範囲内又は15ppm〜1000ppmの範囲内又は20ppm〜500ppmの範囲内の量でテレフタル酸、
(b)少なくとも1ppm又は1ppm〜3000ppmの範囲内又は2ppm〜2000ppmの範囲内又は3ppm〜1000ppmの範囲内又は4ppm〜500ppmの範囲内の量でフタル酸、
(c)少なくとも1ppm又は1ppm〜3000ppmの範囲内又は5ppm〜2000ppmの範囲内又は10ppm〜1000ppmの範囲内又は20ppm〜500ppmの範囲内の量でベンゼントリカルボン酸異性体、
(d)少なくとも1ppm又は1ppm〜3000ppmの範囲内又は5ppm〜2000ppmの範囲内又は10ppm〜1000ppmの範囲内又は20ppm〜500ppmの範囲内の量で安息香酸、
(e)少なくとも1ppm又は1ppm〜500ppmの範囲内又は5ppm〜400ppmの範囲内又は10ppm〜200ppmの範囲内の量で3−ヒドロキシ安息香酸、
(f)少なくとも1ppm又は1ppm〜500ppmの範囲内又は5ppm〜400ppmの範囲内又は10ppm〜200ppmの範囲内の量で3−ヒドロキシメチル安息香酸、
(g)少なくとも1ppm又は1ppm〜500ppmの範囲内又は5ppm〜400ppmの範囲内又は10ppm〜200ppmの範囲内の量で3,3′−ジカルボキシビフェニル、
(h)少なくとも0.1ppm又は0.1ppm〜5ppmの範囲内又は0.2ppm〜4ppmの範囲内又は0.3ppm〜3ppmの範囲内の量でジカルボキシアントラキノン異性体
の、少なくとも1種又は少なくとも2種又は少なくとも3種又は少なくとも4種又は少なくとも5種又は少なくとも6種又は少なくとも7種又は全て、
(ここで、(4)に於いて選択された化合物又は化合物群は、(3)に於いて選択された化合物又は化合物群とは異なる)。
II.本発明の一つの態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280は、以下のものを含む;
(1)50重量%よりも大きい又は60重量%よりも大きい又は70重量%よりも大きい又は80重量%よりも大きい又は90重量%よりも大きい又は95重量%よりも大きい又は97重量%よりも大きい又は98重量%よりも大きい又は98.5重量%よりも大きい又は99重量%よりも大きい又は99.5重量%よりも大きい量でイソフタル酸、そして
(2)(a)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量で3−カルボキシベンズアルデヒド(3−CBA)又は
(b)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でm−トルイル酸(m−TA)又は
(c)以下のもの、即ち、
(1)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量で3−カルボキシベンズアルデヒド(3−CBA)、
(2)1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でm−トルイル酸(m−TA)
の両方、
(ここで、3−CBA及びm−TAの合計濃度は、1ppm〜2000ppm又は1ppm〜1000ppm又は1ppm〜500ppm又は1ppm〜250ppm又は1ppm〜125ppmの範囲である)、
そして
(3)以下のもの、即ち、
(a)少なくとも50ppm又は50ppm〜2000ppmの範囲内又は75ppm〜1500ppmの範囲内又は100ppm〜1000ppmの範囲内又は150ppm〜500ppmの範囲内又は50ppm若しくは75ppm若しくは100ppm若しくは150ppmから500ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でテレフタル酸、
(b)140ppm〜1000ppmの範囲内又は175ppm〜750ppmの範囲内又は200ppm〜500ppmの範囲内又は150ppm若しくは175ppm若しくは200ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmまでの範囲内のベンゼントリカルボン酸異性体、
(c)20ppm〜150ppmの範囲内又は25ppm〜100ppmの範囲内又は25ppm〜75ppmの範囲内又は200ppm若しくは300ppm若しくは500ppmから1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量で3,3′−ジカルボキシビフェニル、
(d)少なくとも20ppm又は少なくとも50ppm又は少なくとも100ppm又は20ppm〜1000ppmの範囲内又は50ppm〜750ppmの範囲内又は100ppm〜500ppmの範囲内又は20ppm若しくは50ppm若しくは100ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でフタル酸、
(e)3ppm〜200ppmの範囲内又は5ppm〜175ppmの範囲内又は20ppm〜150ppmの範囲内又は3ppm若しくは5ppm若しくは20ppmから150ppm若しくは175ppm若しくは200ppm若しくは500ppm若しくは1000ppmまでの範囲内の3−ヒドロキシ安息香酸、
(f)少なくとも40ppm又は少なくとも80ppm又は少なくとも100ppm又は40ppm〜200ppmの範囲内又は80ppm〜180ppmの範囲内又は100ppm〜160ppmの範囲内又は40ppm若しくは80ppm若しくは100ppmから500ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量で3−ヒドロキシメチル安息香酸、
(g)60ppm〜500ppmの範囲内又は75ppm〜400ppmの範囲内又は100ppm〜300ppmの範囲内又は60ppm若しくは75ppm若しくは100ppmから300ppm若しくは500ppm若しくは1000ppmまでの範囲内の安息香酸
の、少なくとも2種又は少なくとも3種又は少なくとも4種又は少なくとも5種又は少なくとも6種又は全て。
III.本発明の一つの態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280は、以下のものを含む;
(1)50重量%よりも大きい又は60重量%よりも大きい又は70重量%よりも大きい又は80重量%よりも大きい又は90重量%よりも大きい又は95重量%よりも大きい又は97重量%よりも大きい又は98重量%よりも大きい又は98.5重量%よりも大きい又は99重量%よりも大きい又は99.5重量%よりも大きい量でイソフタル酸、そして
(2)(a)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量で3−カルボキシベンズアルデヒド(3−CBA)又は
(b)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でm−トルイル酸(m−TA)又は
(c)以下のもの、即ち、
(1)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量で3−カルボキシベンズアルデヒド(3−CBA)、
(2)1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でm−トルイル酸(m−TA)
の両方、
(ここで、3−CBA及びm−TAの合計濃度は、1ppm〜2000ppm又は1ppm〜1000ppm又は1ppm〜500ppm又は1ppm〜250ppm又は1ppm〜125ppmの範囲である)、
そして
(3)以下のもの、即ち、
(a)少なくとも50ppm又は50ppm〜2000ppmの範囲内又は75ppm〜1500ppmの範囲内又は100ppm〜1000ppmの範囲内又は150ppm〜500ppmの範囲内又は50ppm若しくは75ppm若しくは100ppm若しくは150ppmから500ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でテレフタル酸、
(b)140ppm〜1000ppmの範囲内又は175ppm〜750ppmの範囲内又は200ppm〜500ppmの範囲内又は150ppm若しくは175ppm若しくは200ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmまでの範囲内のベンゼントリカルボン酸異性体、
(c)20ppm〜150ppmの範囲内又は25ppm〜100ppmの範囲内又は25ppm〜75ppmの範囲内又は200ppm若しくは300ppm若しくは500ppmから1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量で3,3′−ジカルボキシビフェニル、
(d)少なくとも20ppm又は少なくとも50ppm又は少なくとも100ppm又は20ppm〜1000ppmの範囲内又は50ppm〜750ppmの範囲内又は100ppm〜500ppmの範囲内又は20ppm若しくは50ppm若しくは100ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でフタル酸、
(e)60ppm〜500ppmの範囲内又は75ppm〜400ppmの範囲内又は100ppm〜300ppmの範囲内又は60ppm若しくは75ppm若しくは100ppmから300ppm若しくは500ppm若しくは1000ppmまでの範囲内の安息香酸
の、少なくとも2種又は少なくとも3種又は少なくとも4種又は全て。
IV.本発明の一つの態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280は、以下のものを含む;
(1)50重量%よりも大きい又は60重量%よりも大きい又は70重量%よりも大きい又は80重量%よりも大きい又は90重量%よりも大きい又は95重量%よりも大きい又は97重量%よりも大きい又は98重量%よりも大きい又は98.5重量%よりも大きい又は99重量%よりも大きい又は99.5重量%よりも大きい量でイソフタル酸、そして
(2)(a)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量で3−カルボキシベンズアルデヒド(3−CBA)又は
(b)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でm−トルイル酸(m−TA)又は
(c)以下のもの、即ち、
(1)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量で3−カルボキシベンズアルデヒド(3−CBA)、
(2)1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でm−トルイル酸(m−TA)
の両方、
(ここで、3−CBA及びm−TAの合計濃度は、1ppm〜2000ppm又は1ppm〜1000ppm又は1ppm〜500ppm又は1ppm〜250ppm又は1ppm〜125ppmの範囲である)、
そして
(3)以下のもの、即ち、
(a)少なくとも50ppm又は50ppm〜2000ppmの範囲内又は75ppm〜1500ppmの範囲内又は100ppm〜1000ppmの範囲内又は150ppm〜500ppmの範囲内又は50ppm若しくは75ppm若しくは100ppm若しくは150ppmから500ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%未満までの範囲内又は500ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でテレフタル酸、
(b)140ppm〜1000ppmの範囲内又は175ppm〜750ppmの範囲内又は200ppm〜500ppmの範囲内又は150ppm若しくは175ppm若しくは200ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmまでの範囲内のベンゼントリカルボン酸異性体、
(c)20ppm〜150ppmの範囲内又は25ppm〜100ppmの範囲内又は25ppm〜75ppmの範囲内又は200ppm若しくは300ppm若しくは500ppmから1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量で3,3′−ジカルボキシビフェニル、
(d)少なくとも20ppm又は少なくとも50ppm又は少なくとも100ppm又は20ppm〜1000ppmの範囲内又は50ppm〜750ppmの範囲内又は100ppm〜500ppmの範囲内又は20ppm若しくは50ppm若しくは100ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でフタル酸
の、少なくとも2種又は少なくとも3種又は全て。
V.本発明の一つの態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280は、以下のものを含む;
(1)50重量%よりも大きい又は60重量%よりも大きい又は70重量%よりも大きい又は80重量%よりも大きい又は90重量%よりも大きい又は95重量%よりも大きい又は97重量%よりも大きい又は98重量%よりも大きい又は98.5重量%よりも大きい又は99重量%よりも大きい又は99.5重量%よりも大きい量でイソフタル酸、そして
(2)(a)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量で3−カルボキシベンズアルデヒド(3−CBA)又は
(b)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でm−トルイル酸(m−TA)又は
(c)以下のもの、即ち、
(1)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量で3−カルボキシベンズアルデヒド(3−CBA)、
(2)1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でm−トルイル酸(m−TA)
の両方、
(ここで、3−CBA及びm−TAの合計濃度は、1ppm〜2000ppm又は1ppm〜1000ppm又は1ppm〜500ppm又は1ppm〜250ppm又は1ppm〜125ppmの範囲である)、
そして
(3)以下のもの、即ち、
(a)少なくとも50ppm又は50ppm〜2000ppmの範囲内又は75ppm〜1500ppmの範囲内又は100ppm〜1000ppmの範囲内又は150ppm〜500ppmの範囲内又は50ppm若しくは75ppm若しくは100ppm若しくは150ppmから500ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でテレフタル酸、
(b)140ppm〜1000ppmの範囲内又は175ppm〜750ppmの範囲内又は200ppm〜500ppmの範囲内又は150ppm若しくは175ppm若しくは200ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmまでの範囲内のベンゼントリカルボン酸異性体、
(c)20ppm〜150ppmの範囲内又は25ppm〜100ppmの範囲内又は25ppm〜75ppmの範囲内又は200ppm若しくは300ppm若しくは500ppmから1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量で3,3′−ジカルボキシビフェニル
の、少なくとも2種又は全て。
VI.本発明の一つの態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280は、以下のものを含む;
(1)50重量%よりも大きい又は60重量%よりも大きい又は70重量%よりも大きい又は80重量%よりも大きい又は90重量%よりも大きい又は95重量%よりも大きい又は97重量%よりも大きい又は98重量%よりも大きい又は98.5重量%よりも大きい又は99重量%よりも大きい又は99.5重量%よりも大きい量でイソフタル酸、そして
(2)(a)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量で3−カルボキシベンズアルデヒド(3−CBA)又は
(b)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でm−トルイル酸(m−TA)又は
(c)以下のもの、即ち、
(1)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量で3−カルボキシベンズアルデヒド(3−CBA)、
(2)1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でm−トルイル酸(m−TA)
の両方、
(ここで、3−CBA及びm−TAの合計濃度は、1ppm〜2000ppm又は1ppm〜1000ppm又は1ppm〜500ppm又は1ppm〜250ppm又は1ppm〜125ppmの範囲である)、
そして
(3)以下のもの、即ち、
(a)少なくとも50ppm又は50ppm〜2000ppmの範囲内又は75ppm〜1500ppmの範囲内又は100ppm〜1000ppmの範囲内又は150ppm〜500ppmの範囲内又は50ppm若しくは75ppm若しくは100ppm若しくは150ppmから500ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%未満までの範囲内又は500ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でテレフタル酸、
(b)140ppm〜1000ppmの範囲内又は175ppm〜750ppmの範囲内又は200ppm〜500ppmの範囲内又は150ppm若しくは175ppm若しくは200ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmまでの範囲内のベンゼントリカルボン酸異性体
の両方。
VII.本発明の一つの態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280は、以下のものを含む;
(1)50重量%よりも大きい又は60重量%よりも大きい又は70重量%よりも大きい又は80重量%よりも大きい又は90重量%よりも大きい又は95重量%よりも大きい又は97重量%よりも大きい又は98重量%よりも大きい又は98.5重量%よりも大きい又は99重量%よりも大きい又は99.5重量%よりも大きい量でイソフタル酸、そして
(2)(a)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量で3−カルボキシベンズアルデヒド(3−CBA)又は
(b)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でm−トルイル酸(m−TA)又は
(c)以下のもの、即ち、
(1)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量で3−カルボキシベンズアルデヒド(3−CBA)、
(2)1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でm−トルイル酸(m−TA)
の両方、
(ここで、3−CBA及びm−TAの合計濃度は、1ppm〜2000ppm又は1ppm〜1000ppm又は1ppm〜500ppm又は1ppm〜250ppm又は1ppm〜125ppmの範囲である)、
そして
(3)以下のもの、即ち、
(a)少なくとも50ppm又は50ppm〜2000ppmの範囲内又は75ppm〜1500ppmの範囲内又は100ppm〜1000ppmの範囲内又は150ppm〜500ppmの範囲内又は50ppm若しくは75ppm若しくは100ppm若しくは150ppmから500ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でテレフタル酸、
(b)20ppm〜150ppmの範囲内又は25ppm〜100ppmの範囲内又は25ppm〜75ppmの範囲内又は200ppm若しくは300ppm若しくは500ppmから1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量で3,3′−ジカルボキシビフェニル
の両方。
VIII.本発明の一つの態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280は、以下のものを含む;
(1)50重量%よりも大きい又は60重量%よりも大きい又は70重量%よりも大きい又は80重量%よりも大きい又は90重量%よりも大きい又は95重量%よりも大きい又は97重量%よりも大きい又は98重量%よりも大きい又は98.5重量%よりも大きい又は99重量%よりも大きい又は99.5重量%よりも大きい量でイソフタル酸、そして
(2)(a)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量で3−カルボキシベンズアルデヒド(3−CBA)又は
(b)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でm−トルイル酸(m−TA)又は
(c)以下のもの、即ち、
(1)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量で3−カルボキシベンズアルデヒド(3−CBA)、
(2)1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でm−トルイル酸(m−TA)
の両方、
(ここで、3−CBA及びm−TAの合計濃度は、1ppm〜2000ppm又は1ppm〜1000ppm又は1ppm〜500ppm又は1ppm〜250ppm又は1ppm〜125ppmの範囲である)、
そして
(3)以下のもの、即ち、
(a)140ppm〜1000ppmの範囲内又は175ppm〜750ppmの範囲内又は200ppm〜500ppmの範囲内又は150ppm若しくは175ppm若しくは200ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmまでの範囲内のベンゼントリカルボン酸異性体、
(b)20ppm〜150ppmの範囲内又は25ppm〜100ppmの範囲内又は25ppm〜75ppmの範囲内又は200ppm若しくは300ppm若しくは500ppmから1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量で3,3′−ジカルボキシビフェニル
の両方。
IX.本発明の別の態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280は、以下のものを含む;
(1)50重量%よりも大きい又は60重量%よりも大きい又は70重量%よりも大きい又は80重量%よりも大きい又は90重量%よりも大きい又は95重量%よりも大きい又は97重量%よりも大きい又は98重量%よりも大きい又は98.5重量%よりも大きい又は99重量%よりも大きい又は99.5重量%よりも大きい量でイソフタル酸、そして
(2)1ppm〜500ppmの範囲内の量で3−カルボキシベンズアルデヒド(3−CBA)そして
(3)以下のもの、即ち、
(a)少なくとも50ppm又は50ppm〜2000ppmの範囲内又は75ppm〜1500ppmの範囲内又は100ppm〜1000ppmの範囲内又は150ppm〜500ppmの範囲内又は50ppm若しくは75ppm若しくは100ppm若しくは150ppmから500ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でテレフタル酸、
(b)140ppm〜1000ppmの範囲内又は175ppm〜750ppmの範囲内又は200ppm〜500ppmの範囲内又は150ppm若しくは175ppm若しくは200ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmまでの範囲内のベンゼントリカルボン酸異性体、
(c)20ppm〜150ppmの範囲内又は25ppm〜100ppmの範囲内又は25ppm〜75ppmの範囲内又は200ppm若しくは300ppm若しくは500ppmから1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量で3,3′−ジカルボキシビフェニル
の全て。
テレフタル酸組成物
I.本発明の一つの態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280は、以下のものを含む;
(1)50重量%よりも大きい又は60重量%よりも大きい又は70重量%よりも大きい又は80重量%よりも大きい又は90重量%よりも大きい又は95重量%よりも大きい又は97重量%よりも大きい又は98重量%よりも大きい又は98.5重量%よりも大きい又は99重量%よりも大きい又は99.5重量%よりも大きい量でテレフタル酸、そして
(2)(a)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量で4−カルボキシベンズアルデヒド(4−CBA)又は
(b)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でp−トルイル酸(p−TA)又は
(c)以下のもの、即ち、
(1)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量で4−カルボキシベンズアルデヒド(4−CBA)、
(2)1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でp−トルイル酸(p−TA)
の両方、
(ここで、4−CBA及びp−TAの合計濃度は、1ppm〜2000ppm又は1ppm〜1000ppm又は1ppm〜500ppm又は1ppm〜250ppm又は1ppm〜125ppmの範囲である)、
そして
(3)以下のもの、即ち、
(a)少なくとも50ppm又は50ppm〜2000ppmの範囲内又は75ppm〜1500ppmの範囲内又は100ppm〜1000ppmの範囲内又は150ppm〜500ppmの範囲内の量でイソフタル酸、
(b)少なくとも20ppm又は少なくとも50ppm又は少なくとも100ppm又は20ppm〜1000ppmの範囲内又は50ppm〜750ppmの範囲内又は100ppm〜500ppmの範囲内の量でフタル酸、
(c)少なくとも140ppm又は140ppm〜1000ppmの範囲内又は175ppm〜750ppmの範囲内又は200ppm〜500ppmの範囲内の量でトリメリト酸、
(d)少なくとも50ppm又は少なくとも75ppm又は少なくとも100ppm又は50ppm〜500ppmの範囲内又は75ppm〜400ppmの範囲内又は100ppm〜300ppmの範囲内の量で安息香酸、
(e)少なくとも3ppm又は少なくとも5ppm又は少なくとも20ppm又は3ppm〜200ppmの範囲内又は5ppm〜175ppmの範囲内又は20ppm〜150ppmの範囲内の量で4−ヒドロキシ安息香酸、
(f)少なくとも40ppm又は少なくとも80ppm又は少なくとも100ppm又は40ppm〜200ppmの範囲内又は80ppm〜180ppmの範囲内又は100ppm〜160ppmの範囲内の量で4−ヒドロキシメチル安息香酸、
(g)20ppm〜150ppmの範囲内又は25ppm〜100ppmの範囲内又は25ppm〜75ppmの範囲内の量で4,4′−ジカルボキシビフェニル、
(h)1ppmよりも少ない又は0.5ppmよりも少ない又は0.4ppmよりも少ない又は0.35ppmよりも少ない量で2,6−ジカルボキシアントラキノン、
(i)7ppmよりも多い又は10ppmよりも多い範囲の量で4,4′−ジカルボキシスチルベン、
(j)8ppm〜100ppmの範囲内又は9ppm〜50ppmの範囲内又は10ppm〜25ppmの範囲内の量で2,5,4′−トリカルボキシビフェニル、
(k)5ppm〜100ppmの範囲内又は6ppm〜75ppmの範囲内又は7ppm〜60ppmの範囲内の量で2,5,4′−トリカルボキシベンゾフェノン、
(l)10ppm〜150ppmの範囲内又は12ppm〜100ppmの範囲内又は15ppm〜75ppmの範囲内の量で4,4′−ジカルボキシベンゾフェノン、
(m)1ppm〜30ppmの範囲内又は2ppm〜20ppmの範囲内又は3ppm〜10ppmの範囲内の量で4,4′−ジカルボキシベンジル、
(n)1ppm〜20ppmの範囲内又は2ppm〜15ppmの範囲内又は3ppm〜10ppmの範囲内の量でホルム−アセト−ヒドロキシ安息香酸、
(o)1ppm〜30ppmの範囲内又は2ppm〜20ppmの範囲内又は3ppm〜15ppmの範囲内の量でアセト−ヒドロキシメチル安息香酸、
(p)1ppm〜100ppmの範囲内又は2ppm〜50ppmの範囲内又は5ppm〜25ppmの範囲内の量でα−ブロモ−p−トルイル酸、
(q)5ppm〜50ppmの範囲内又は10ppm〜40ppmの範囲内又は15ppm〜35ppmの範囲内の量でブロモ安息香酸、
(r)1ppm〜10ppmの範囲内の量でブロモ酢酸、
(s)7ppm〜50ppmの範囲内又は8ppm〜25ppmの範囲内又は9ppm〜20ppmの範囲内の量でp−トルアルデヒド、
(t)0.25ppm〜10ppmの範囲内又は0.5ppm〜5ppmの範囲内又は0.75ppm〜2ppmの範囲内の量でテレフタルデヒド
の、少なくとも1種又は少なくとも2種又は少なくとも3種又は少なくとも4種又は少なくとも5種又は少なくとも6種又は少なくとも7種又は少なくとも8種又は少なくとも9種又は少なくとも10種又は少なくとも11種又は少なくとも12種又は少なくとも13種又は少なくとも14種又は少なくとも15種又は少なくとも16種又は少なくとも17種又は少なくとも18種又は少なくとも19種又は全て
そして任意的に、
(4)以下のもの、即ち、
(a)少なくとも1ppm又は1ppm〜5000ppmの範囲内又は5ppm〜2500ppmの範囲内又は10ppm〜2000ppmの範囲内又は15ppm〜1000ppmの範囲内又は20ppm〜500ppmの範囲内の量でイソフタル酸、
(b)少なくとも1ppm又は1ppm〜3000ppmの範囲内又は2ppm〜2000ppmの範囲内又は3ppm〜1000ppmの範囲内又は4ppm〜500ppmの範囲内の量でフタル酸、
(c)少なくとも1ppm又は1ppm〜3000ppmの範囲内又は5ppm〜2000ppmの範囲内又は10ppm〜1000ppmの範囲内又は20ppm〜500ppmの範囲内の量でトリメリト酸、
(d)少なくとも1ppm又は1ppm〜3000ppmの範囲内又は5ppm〜2000ppmの範囲内又は10ppm〜1000ppmの範囲内又は20ppm〜500ppmの範囲内の量で安息香酸、
(e)少なくとも1ppm又は1ppm〜500ppmの範囲内又は5ppm〜400ppmの範囲内又は10ppm〜200ppmの範囲内の量で4−ヒドロキシ安息香酸、
(f)少なくとも1ppm又は1ppm〜500ppmの範囲内又は5ppm〜400ppmの範囲内又は10ppm〜200ppmの範囲内の量で4−ヒドロキシメチル安息香酸、
(g)少なくとも1ppm又は1ppm〜500ppmの範囲内又は5ppm〜400ppmの範囲内又は10ppm〜200ppmの範囲内の量で4,4′−ジカルボキシビフェニル、
(h)少なくとも0.1ppm又は0.1ppm〜5ppmの範囲内又は0.2ppm〜4ppmの範囲内又は0.3ppm〜3ppmの範囲内の量で2,6−ジカルボキシアントラキノン
の、少なくとも1種又は少なくとも2種又は少なくとも3種又は少なくとも4種又は少なくとも5種又は少なくとも6種又は少なくとも7種又は全て、
ここで、(4)に於いて選択された化合物又は化合物群は、(3)に於いて選択された化合物又は化合物群とは異なる。
II.本発明の一つの態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280は、以下のものを含む;
(1)50重量%よりも大きい又は60重量%よりも大きい又は70重量%よりも大きい又は80重量%よりも大きい又は90重量%よりも大きい又は95重量%よりも大きい又は97重量%よりも大きい又は98重量%よりも大きい又は98.5重量%よりも大きい又は99重量%よりも大きい又は99.5重量%よりも大きい量でテレフタル酸、そして
(2)(a)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量で4−カルボキシベンズアルデヒド(4−CBA)又は
(b)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でp−トルイル酸(p−TA)又は
(c)以下のもの、即ち、
(1)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量で4−カルボキシベンズアルデヒド(4−CBA)、
(2)1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でp−トルイル酸(p−TA)
の両方、
(ここで、4−CBA及びp−TAの合計濃度は、1ppm〜2000ppm又は1ppm〜1000ppm又は1ppm〜500ppm又は1ppm〜250ppm又は1ppm〜125ppmの範囲である)、
そして
(3)以下のもの、即ち、
(a)少なくとも50ppm又は50ppm〜2000ppmの範囲内又は75ppm〜1500ppmの範囲内又は100ppm〜1000ppmの範囲内又は150ppm〜500ppmの範囲内又は50ppm若しくは75ppm若しくは100ppm若しくは150ppmから500ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でイソフタル酸、
(b)140ppm〜1000ppmの範囲内又は175ppm〜750ppmの範囲内又は200ppm〜500ppmの範囲内又は150ppm若しくは175ppm若しくは200ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmまでの範囲内のトリメリト酸、
(c)20ppm〜150ppmの範囲内又は25ppm〜100ppmの範囲内又は25ppm〜75ppmの範囲内又は200ppm若しくは300ppm若しくは500ppmから1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量で4,4′−ジカルボキシビフェニル、
(d)少なくとも20ppm又は少なくとも50ppm又は少なくとも100ppm又は20ppm〜1000ppmの範囲内又は50ppm〜750ppmの範囲内又は100ppm〜500ppmの範囲内又は20ppm若しくは50ppm若しくは100ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でフタル酸、
(e)3ppm〜200ppmの範囲内又は5ppm〜175ppmの範囲内又は20ppm〜150ppmの範囲内又は3ppm若しくは5ppm若しくは20ppmから150ppm若しくは175ppm若しくは200ppm若しくは500ppm若しくは1000ppmまでの範囲内の4−ヒドロキシ安息香酸、
(f)少なくとも40ppm又は少なくとも80ppm又は少なくとも100ppm又は40ppm〜200ppmの範囲内又は80ppm〜180ppmの範囲内又は100ppm〜160ppmの範囲内又は40ppm若しくは80ppm若しくは100ppmから500ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量で4−ヒドロキシメチル安息香酸、
(g)60ppm〜500ppmの範囲内又は75ppm〜400ppmの範囲内又は100ppm〜300ppmの範囲内又は60ppm若しくは75ppm若しくは100ppmから300ppm若しくは500ppm若しくは1000ppmまでの範囲内の安息香酸
の、少なくとも2種又は少なくとも3種又は少なくとも4種又は少なくとも5種又は少なくとも6種又は全て。
III.本発明の一つの態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280は、以下のものを含む;
(1)50重量%よりも大きい又は60重量%よりも大きい又は70重量%よりも大きい又は80重量%よりも大きい又は90重量%よりも大きい又は95重量%よりも大きい又は97重量%よりも大きい又は98重量%よりも大きい又は98.5重量%よりも大きい又は99重量%よりも大きい又は99.5重量%よりも大きい量でテレフタル酸、そして
(2)(a)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量で4−カルボキシベンズアルデヒド(4−CBA)又は
(b)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でp−トルイル酸(p−TA)又は
(c)以下のもの、即ち、
(1)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量で4−カルボキシベンズアルデヒド(4−CBA)、
(2)1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でp−トルイル酸(p−TA)
の両方、
(ここで、4−CBA及びp−TAの合計濃度は、1ppm〜2000ppm又は1ppm〜1000ppm又は1ppm〜500ppm又は1ppm〜250ppm又は1ppm〜125ppmの範囲である)、
そして
(3)以下のもの、即ち、
(a)少なくとも50ppm又は50ppm〜2000ppmの範囲内又は75ppm〜1500ppmの範囲内又は100ppm〜1000ppmの範囲内又は150ppm〜500ppmの範囲内又は50ppm若しくは75ppm若しくは100ppm若しくは150ppmから500ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でイソフタル酸、
(b)140ppm〜1000ppmの範囲内又は175ppm〜750ppmの範囲内又は200ppm〜500ppmの範囲内又は150ppm若しくは175ppm若しくは200ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmまでの範囲内のトリメリト酸、
(c)20ppm〜150ppmの範囲内又は25ppm〜100ppmの範囲内又は25ppm〜75ppmの範囲内又は200ppm若しくは300ppm若しくは500ppmから1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量で4,4′−ジカルボキシビフェニル、
(d)少なくとも20ppm又は少なくとも50ppm又は少なくとも100ppm又は20ppm〜1000ppmの範囲内又は50ppm〜750ppmの範囲内又は100ppm〜500ppmの範囲内又は20ppm若しくは50ppm若しくは100ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でフタル酸、
(e)60ppm〜500ppmの範囲内又は75ppm〜400ppmの範囲内又は100ppm〜300ppmの範囲内又は60ppm若しくは75ppm若しくは100ppmから300ppm若しくは500ppm若しくは1000ppmまでの範囲内の安息香酸
の、少なくとも2種又は少なくとも3種又は少なくとも4種又は全て。
IV.本発明の一つの態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280は、以下のものを含む;
(1)50重量%よりも大きい又は60重量%よりも大きい又は70重量%よりも大きい又は80重量%よりも大きい又は90重量%よりも大きい又は95重量%よりも大きい又は97重量%よりも大きい又は98重量%よりも大きい又は98.5重量%よりも大きい又は99重量%よりも大きい又は99.5重量%よりも大きい量でテレフタル酸、そして
(2)(a)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量で4−カルボキシベンズアルデヒド(4−CBA)又は
(b)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でp−トルイル酸(p−TA)又は
(c)以下のもの、即ち、
(1)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量で4−カルボキシベンズアルデヒド(4−CBA)、
(2)1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でp−トルイル酸(p−TA)
の両方、
(ここで、4−CBA及びp−TAの合計濃度は、1ppm〜2000ppm又は1ppm〜1000ppm又は1ppm〜500ppm又は1ppm〜250ppm又は1ppm〜125ppmの範囲である)、
そして
(3)以下のもの、即ち、
(a)少なくとも50ppm又は50ppm〜2000ppmの範囲内又は75ppm〜1500ppmの範囲内又は100ppm〜1000ppmの範囲内又は150ppm〜500ppmの範囲内又は50ppm若しくは75ppm若しくは100ppm若しくは150ppmから500ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でイソフタル酸、
(b)140ppm〜1000ppmの範囲内又は175ppm〜750ppmの範囲内又は200ppm〜500ppmの範囲内又は150ppm若しくは175ppm若しくは200ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmまでの範囲内のトリメリト酸、
(c)20ppm〜150ppmの範囲内又は25ppm〜100ppmの範囲内又は25ppm〜75ppmの範囲内又は200ppm若しくは300ppm若しくは500ppmから1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量で4,4′−ジカルボキシビフェニル、
(d)少なくとも20ppm又は少なくとも50ppm又は少なくとも100ppm又は20ppm〜1000ppmの範囲内又は50ppm〜750ppmの範囲内又は100ppm〜500ppmの範囲内又は20ppm若しくは50ppm若しくは100ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でフタル酸
の、少なくとも2種又は少なくとも3種又は全て。
V.本発明の一つの態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280は、以下のものを含む;
(1)50重量%よりも大きい又は60重量%よりも大きい又は70重量%よりも大きい又は80重量%よりも大きい又は90重量%よりも大きい又は95重量%よりも大きい又は97重量%よりも大きい又は98重量%よりも大きい又は98.5重量%よりも大きい又は99重量%よりも大きい又は99.5重量%よりも大きい量でテレフタル酸、そして
(2)(a)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量で4−カルボキシベンズアルデヒド(4−CBA)又は
(b)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でp−トルイル酸(p−TA)又は
(c)以下のもの、即ち、
(1)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量で4−カルボキシベンズアルデヒド(4−CBA)、
(2)1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でp−トルイル酸(p−TA)
の両方、
(ここで、4−CBA及びp−TAの合計濃度は、1ppm〜2000ppm又は1ppm〜1000ppm又は1ppm〜500ppm又は1ppm〜250ppm又は1ppm〜125ppmの範囲である)、
そして
(3)以下のもの、即ち、
(a)少なくとも50ppm又は50ppm〜2000ppmの範囲内又は75ppm〜1500ppmの範囲内又は100ppm〜1000ppmの範囲内又は150ppm〜500ppmの範囲内又は50ppm若しくは75ppm若しくは100ppm若しくは150ppmから500ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でイソフタル酸、
(b)140ppm〜1000ppmの範囲内又は175ppm〜750ppmの範囲内又は200ppm〜500ppmの範囲内又は150ppm若しくは175ppm若しくは200ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmまでの範囲内のトリメリト酸、
(c)20ppm〜150ppmの範囲内又は25ppm〜100ppmの範囲内又は25ppm〜75ppmの範囲内又は200ppm若しくは300ppm若しくは500ppmから1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量で4,4′−ジカルボキシビフェニル
の、少なくとも2種又は全て。
VI.本発明の一つの態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280は、以下のものを含む;
(1)50重量%よりも大きい又は60重量%よりも大きい又は70重量%よりも大きい又は80重量%よりも大きい又は90重量%よりも大きい又は95重量%よりも大きい又は97重量%よりも大きい又は98重量%よりも大きい又は98.5重量%よりも大きい又は99重量%よりも大きい又は99.5重量%よりも大きい量でテレフタル酸及び
(2)(a)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量で4−カルボキシベンズアルデヒド(4−CBA)又は
(b)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でp−トルイル酸(p−TA)又は
(c)以下のもの、即ち、
(1)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量で4−カルボキシベンズアルデヒド(4−CBA)、
(2)1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でp−トルイル酸(p−TA)
の両方、
(ここで、4−CBA及びp−TAの合計濃度は、1ppm〜2000ppm又は1ppm〜1000ppm又は1ppm〜500ppm又は1ppm〜250ppm又は1ppm〜125ppmの範囲である)、
そして
(3)以下のもの、即ち、
(a)少なくとも50ppm又は50ppm〜2000ppmの範囲内又は75ppm〜1500ppmの範囲内又は100ppm〜1000ppmの範囲内又は150ppm〜500ppmの範囲内又は50ppm若しくは75ppm若しくは100ppm若しくは150ppmから500ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でイソフタル酸、
(b)140ppm〜1000ppmの範囲内又は175ppm〜750ppmの範囲内又は200ppm〜500ppmの範囲内又は150ppm若しくは175ppm若しくは200ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmまでの範囲内のトリメリト酸
の両方。
VII.本発明の一つの態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280は、以下のものを含む;
(1)50重量%よりも大きい又は60重量%よりも大きい又は70重量%よりも大きい又は80重量%よりも大きい又は90重量%よりも大きい又は95重量%よりも大きい又は97重量%よりも大きい又は98重量%よりも大きい又は98.5重量%よりも大きい又は99重量%よりも大きい又は99.5重量%よりも大きい量でテレフタル酸、そして
(2)(a)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量で4−カルボキシベンズアルデヒド(4−CBA)又は
(b)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でp−トルイル酸(p−TA)又は
(c)以下のもの、即ち、
(1)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量で4−カルボキシベンズアルデヒド(4−CBA)、
(2)1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でp−トルイル酸(p−TA)
の両方、
(ここで、4−CBA及びp−TAの合計濃度は、1ppm〜2000ppm又は1ppm〜1000ppm又は1ppm〜500ppm又は1ppm〜250ppm又は1ppm〜125ppmの範囲である)、
そして
(3)以下のもの、即ち、
(a)少なくとも50ppm又は50ppm〜2000ppmの範囲内又は75ppm〜1500ppmの範囲内又は100ppm〜1000ppmの範囲内又は150ppm〜500ppmの範囲内又は50ppm若しくは75ppm若しくは100ppm若しくは150ppmから500ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でイソフタル酸、
(b)20ppm〜150ppmの範囲内又は25ppm〜100ppmの範囲内又は25ppm〜75ppmの範囲内又は200ppm若しくは300ppm若しくは500ppmから1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量で4,4′−ジカルボキシビフェニル
の両方。
VIII.本発明の一つの態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280は、以下のものを含む;
(1)50重量%よりも大きい又は60重量%よりも大きい又は70重量%よりも大きい又は80重量%よりも大きい又は90重量%よりも大きい又は95重量%よりも大きい又は97重量%よりも大きい又は98重量%よりも大きい又は98.5重量%よりも大きい又は99重量%よりも大きい又は99.5重量%よりも大きい量でテレフタル酸、そして
(2)(a)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量で4−カルボキシベンズアルデヒド(4−CBA)又は
(b)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でp−トルイル酸(p−TA)又は
(c)下記のもの、即ち、
(1)1ppm〜1000ppmの範囲内若しくは1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量で4−カルボキシベンズアルデヒド(4−CBA)、
(2)1ppm〜500ppmの範囲内若しくは1ppm〜250ppmの範囲内若しくは1ppm〜125ppmの範囲内の量でp−トルイル酸(p−TA)
の両方、
(ここで、4−CBA及びp−TAの合計濃度は、1ppm〜2000ppm又は1ppm〜1000ppm又は1ppm〜500ppm又は1ppm〜250ppm又は1ppm〜125ppmの範囲である)、
そして
(3)以下のもの、即ち、
(a)140ppm〜1000ppmの範囲内又は175ppm〜750ppmの範囲内又は200ppm〜500ppmの範囲内又は150ppm若しくは175ppm若しくは200ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmまでの範囲内のトリメリト酸、
(b)20ppm〜150ppmの範囲内又は25ppm〜100ppmの範囲内又は25ppm〜75ppmの範囲内又は200ppm若しくは300ppm若しくは500ppmから1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量で4,4′−ジカルボキシビフェニル
の両方。
IX.本発明の一つの態様に於いて、乾燥したカルボン酸組成物280は、以下のものを含む;
(1)50重量%よりも大きい又は60重量%よりも大きい又は70重量%よりも大きい又は80重量%よりも大きい又は90重量%よりも大きい又は95重量%よりも大きい又は97重量%よりも大きい又は98重量%よりも大きい又は98.5重量%よりも大きい又は99重量%よりも大きい又は99.5重量%よりも大きい量でテレフタル酸、そして
(2)1ppm〜500ppmの範囲内の量で4−カルボキシベンズアルデヒド(4−CBA)及び
(3)以下のもの、即ち、
(a)少なくとも50ppm又は50ppm〜2000ppmの範囲内又は75ppm〜1500ppmの範囲内又は100ppm〜1000ppmの範囲内又は150ppm〜500ppmの範囲内又は50ppm若しくは75ppm若しくは100ppm若しくは150ppmから500ppm若しくは1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内又は500ppm若しくは1000ppmから2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量でイソフタル酸、
(b)140ppm〜1000ppmの範囲内又は175ppm〜750ppmの範囲内又は200ppm〜500ppmの範囲内又は150ppm若しくは175ppm若しくは200ppmから500ppm若しくは750ppm若しくは1000ppmまでの範囲内のトリメリト酸、
(c)20ppm〜150ppmの範囲内又は25ppm〜100ppmの範囲内又は25ppm〜75ppmの範囲内又は200ppm若しくは300ppm若しくは500ppmから1000ppm若しくは2000ppm若しくは0.5重量%若しくは1重量%若しくは2重量%若しくは3重量%若しくは5重量%若しくは10重量%若しくは25重量%若しくは49重量%までの範囲内の量で4,4′−ジカルボキシビフェニル
の全て。
本発明の別の態様に於いて、前記の乾燥したカルボン酸組成物280の全ての組成物は、更に、1000ppm又は500ppm又は250ppm又は100ppmよりも少ない触媒組成物を含む。他の範囲は、85ppmよりも少ない又は50ppmよりも少ない。更に他の範囲は、25ppmよりも少ない又は15ppmよりも少ない又は10ppmよりも少ない又は5ppmよりも少ない。本発明の別の態様に於いて、触媒はコバルト及びマンガンからなる。本発明の別の態様に於いて、触媒はコバルトを含む。
本件開示及び特許請求の範囲を通して全ての濃度は、乾燥固体基準である。TPA製品の物理的形態は、乾燥固体、湿潤ケーキ、ペースト又はスラリーであってよい。一貫性のために、TPA製品中に存在する任意の液体は、その組成を記載するとき無視する。この組成は、製品中に水分が存在しないことを仮定する乾燥固体基準で、重量%又はppmw(重量で100万部当たりの1部)として表す。例えば、TPA製品中のp−トルイル酸の500ppmは、製品の実際の物理的形態に無関係に、製品中の非液体塊1,000,000g当たり、p−トルイル酸500gが存在することを意味する。ppmで表される全ての測定値は、重量ppmである。従って、ppmは、この開示を通してppmwに等価である。
本発明の別の態様に於いて、前記の全ての組成物は、定常状態運転の間の連続する期間に亘る平均組成物である。本発明の更に別の態様に於いて、前記開示された組成物は、連続運転の間7日間又は14日間又は30日間に亘って得られた時間平均組成物である。本発明の別の態様に於いて、前記開示された組成物は、1メートルトン(1,000kg)又はそれ以上のロットから取られたサンプルを含む。本発明の別の態様に於いて、前記開示された組成物は、輸送容器内の全てのサンプル又は少なくとも500kgの開示された組成物を含有する輸送容器を含む。
本発明の一つの態様に於いて、本発明者らが特定した問題の組成物は、続いて、コーティング、樹脂、繊維、フィルム、シート、容器又は他の造形物品を製造する際に使用することができるPETを製造するために利用されるであろう。
本発明の一つの態様に於いて、前記開示された組成物は、ゼロから少なくとも3までの範囲内のPET重合に於ける官能度を有するであろう。ポリエステル及びコポリエステル並びにポリアミド、コポリアミド及び他の共重縮合ポリマーの重縮合重合のための官能基は、反応性カルボキシル基及び反応性ヒドロキシル基を含む。以下の検討は、種々の不純物又は酸化副生物の、例としてポリ(エチレンテレフタレート)(PET)の製造及び特性への影響に焦点を合わせる。
ゼロ官能性不純物は、PET製造中のパージ工程により除去されるか又は最終的にPET中の希釈種になる。一官能性及び三官能性種は、多分、溶融相及び固相状態の両方で重合速度に影響を与えるが、特に存在する一官能性連鎖停止種で高分子量を得ることが困難であるので、通常固相状態で一層影響を与える。濃度に依存して、一官能性及び三官能性種は、また、分子量のPET多分散度を変えることによってPET製品特性に影響を与え得る。
例えばp−トルイル酸(p−TA)は、PETプロセス重合触媒によるPET重合に於いて一官能性の不純物である。これに対して、4−カルボキシベンズアルデヒド(4−CBA)は、PET重合に於いてSb(アンチモン)触媒と共に使用されるとき、一官能性であるが、アルデヒド基のヘミアセタール又はアセタールへの転化のために、PET重合に於いてTi(チタン)触媒と共に使用されるとき、二官能性又は三官能性であり得る。トリメリト酸(1,2,4−ベンゼントリカルボン酸又はTMA)は、三官能性不純物である。一次近似のために、一官能性及び三官能性不純物は、PET重合へのオフセッティング(offsetting)効果を有する。即ち、一官能性不純物、例えばp−トルイル酸、安息香酸、モノカルボキシフルオレノン、ブロモ安息香酸、ブロモ酢酸及び4−CBA(Sb触媒で)の増加した量は、三又はそれ以上の官能性不純物、例えばトリメリト酸、2,5,4′−トリカルボキシビフェニル、2,5,4′−トリカルボキシベンゾフェノン及び4−CBA(Ti触媒で)の増加した濃度によって相殺され得る。2個以外の官能基を有する不純物の重合影響及び官能基が1よりも大きいとき反応性基(主としてカルボキシル官能基)の相対反応性を比較するとき、モル濃度を使用すべきであり、重量基準濃度を使用してはならない。幸いにも、顕著な濃度(数ppmwよりも多い)でPTA中に存在する不純物の大部分は、二官能性であり、従って、それらの官能基のためにPET重合に有害な影響を有さず、そしてこれらは、それらの低い濃度のためにPETポリマー特性に有害な影響を有しない。特に、Sb触媒作用PET重合プロセスを想定して、TMAのそれぞれ1.0ppmwは、分子量に於ける差のために、近似的に、安息香酸(BA)約0.60ppmw又はp−TA約0.65ppmwをオフセットする。PTA不純物について、分析情報、即ち、不純物及びそれらの官能基の濃度が既知である場合、PET重合への相対全体影響の推定を行うことができる。
TPAの代わりにIPAについて、化合物は、3−ヒドロキシ安息香酸、3−ヒドロキシメチル安息香酸、3,3′−ジカルボキシビフェニル、ジカルボキシアントラキノン異性体及び3,3′−ジカルボキシスチルベン等であろうことに注目されたい。同様に、カルボン酸について、化合物は、ヒドロキシ安息香酸異性体、ヒドロキシメチル安息香酸異性体、ジカルボキシビフェニル異性体、ジカルボキシアントラキノン異性体及びジカルボキシスチルベン異性体等であろう。
本発明の別の態様に於いて、テレフタル酸又はイソフタル酸又は任意の二官能性カルボン酸からなる前記開示されたカルボン酸組成物は、0.5モル%よりも低い又は0.25モル%よりも低い又は0.1モル%よりも低い又は0.05モル%よりも低い又は0.025モル%よりも低い又は0.01モル%よりも低い又は0.005モル%よりも低い合計一官能性化合物(群)濃度を有するであろう。
本発明の別の態様に於いて、テレフタル酸又はイソフタル酸又は任意の二官能性カルボン酸からなる前記開示されたカルボン酸組成物は、5000ppmよりも低い又は2500ppmよりも低い又は1000ppmよりも低い又は500ppmよりも低い又は250ppmよりも低い又は100ppmよりも低い又は50ppmよりも低い合計一官能性化合物(群)濃度を有するであろう。
本発明の別の態様に於いて、テレフタル酸又はイソフタル酸又は任意の二官能性カルボン酸からなる前記開示されたカルボン酸組成物は、0.5モル%よりも低い又は0.25モル%よりも低い又は0.1モル%よりも低い又は0.05モル%よりも低い又は0.025モル%よりも低い又は0.01モル%よりも低い又は0.005モル%よりも低い合計三官能性及び三よりも大きい官能性の化合物(群)濃度を有するであろう。
本発明の別の態様に於いて、テレフタル酸又はイソフタル酸又は任意の二官能性カルボン酸からなる前記開示されたカルボン酸組成物は、5000ppmよりも低い又は2500ppmよりも低い又は1000ppmよりも低い又は500ppmよりも低い又は250ppmよりも低い又は100ppmよりも低い又は50ppmよりも低い合計三官能性及び三よりも大きい官能性の化合物(群)濃度を有するであろう。
本発明の別の態様に於いて、テレフタル酸又はイソフタル酸又は任意の二官能性カルボン酸からなる前記開示されたカルボン酸組成物は、0.5モル%よりも低い又は0.25モル%よりも低い又は0.1モル%よりも低い又は0.05モル%よりも低い又は0.025モル%よりも低い又は0.01モル%よりも低い又は0.005モル%よりも低い合計ゼロ官能性化合物(群)濃度を有するであろう。
本発明の別の態様に於いて、テレフタル酸又はイソフタル酸又は任意の二官能性カルボン酸からなる前記開示されたカルボン酸組成物は、5000ppmよりも低い又は2500ppmよりも低い又は1000ppmよりも低い又は500ppmよりも低い又は250ppmよりも低い又は100ppmよりも低い又は50ppmよりも低い合計ゼロ官能性化合物(群)濃度を有するであろう。
本発明の別の態様に於いて、テレフタル酸又はイソフタル酸又は任意の二官能性カルボン酸からなる前記開示されたカルボン酸組成物は、少なくとも1.995以上又は少なくとも1.996以上又は少なくとも1.997以上又は少なくとも1.998以上又は少なくとも1.999以上又は少なくとも1.9995以上又は少なくとも1.9999以上の、ゼロ官能度種を含有しない平均官能度を有するであろう。
本発明の別の態様に於いて、テレフタル酸又はイソフタル酸又は任意の二官能性カルボン酸からなる前記開示されたカルボン酸組成物は、1.995又は1.996又は1.997又は1.998又は1.999又は1.9995又は1.9999と、2.0000又は2.0001又は2.0005又は2.001又は2.002又は2.003又は2.004又は2.005との間の、ゼロ官能度種を含有しない平均官能度を有するであろう。
本発明の別の態様に於いて、テレフタル酸又はイソフタル酸又は任意の二官能性カルボン酸からなる前記開示されたカルボン酸組成物は、少なくとも1.995以上又は少なくとも1.996以上又は少なくとも1.997以上又は少なくとも1.998以上又は少なくとも1.999以上又は少なくとも1.9995以上又は少なくとも1.9999以上の、ゼロカルボキシル官能度を有する種を含有しない平均カルボキシル官能度を有するであろう。
本発明の別の態様に於いて、テレフタル酸又はイソフタル酸又は任意の二官能性カルボン酸からなる前記開示されたカルボン酸組成物は、1.995又は1.996又は1.997又は1.998又は1.999又は1.9995又は1.9999と、2.0000又は2.0001又は2.0005又は2.001又は2.002又は2.003又は2.004又は2.005との間の、ゼロカルボキシル官能度を有する種を含有しない平均カルボキシル官能度を有するであろう。
本発明の別の態様に於いて、富化された組成物240の製造方法は、図20A及び20Bに示すように提供される。この態様に於いて、図20A及び20Bに示すように、触媒除去ゾーン180は任意であり、富化ゾーン210は必要である。図20A及び20B中のゾーンの全ては、この開示に於いて前に説明した。前に説明した方法ゾーンを、乾燥したカルボン酸組成物280を製造するための何れの他の論理的順序に於いても使用できることが認められるべきである。また、プロセスゾーンを整理し直したとき、プロセス条件を変更できることも認められるべきである。また、プロセスゾーンを独立に使用できることも認められるべきである。
本発明の別の態様に於いて、それぞれの態様には、任意的に、カルボン酸又はエステル化したカルボン酸を脱色することを含む追加の工程が含まれてよい。好ましくは、脱色は水素化によって達成される。脱色は、一次酸化ゾーン20の後の任意の場所で行われてもよい。
カルボン酸スラリー又はエステル化したカルボン酸の脱色は、当前記技術分野で公知の任意の手段によっても達成することができ、水素化に限定されない。しかしながら、例えば、本発明の一つの態様に於いて、脱色は、例えばエチレングリコールによるエステル化処理を受けたカルボン酸を、脱色反応器ゾーン内で水素化触媒の存在下で分子状水素と反応させて、脱色されたカルボン酸溶液又は脱色されたエステル生成物を製造することによって達成することができる。脱色反応器ゾーンについて、脱色反応器ゾーン内で、カルボン酸又はエステル生成物の触媒との緊密な接触を実施するための水素の供給を可能にする配置に付す、その形状又は構造に於ける制限は存在しない。典型的には、水素化触媒は、通常、単一の第VIII族金属又は第VIII族金属の組合せである。好ましくは、水素化触媒は、パラジウム、ルテニウム、ロジウム及びこれらの組合せからなる群から選択される。脱色反応器ゾーンは、特徴的に黄色の化合物の一部を無色の誘導体に水素化するために十分な温度及び圧力で運転される水素化反応器を含む。
本発明の別の態様に於いて、前記開示されたような乾燥ゾーンを使用する代わりに、図16に示すように、富化された組成物240を、エステル化ゾーン310に直接送ることができる。この態様に於いて、富化された組成物240中の湿分含有量は、優勢的に水であり、富化された組成物240中の酢酸の重量%は、10%よりも小さく、好ましくは2%よりも小さく、最も好ましくは0.1%よりも小さい。本明細書で使用する用語「優勢的に(predominantly)」は、全湿分質量の85%よりも大きいことを意味する。
従って、乾燥の代わりに、本発明の一つの態様に於いて、工程(i)は、導管600内のジオールを、エステル化反応器ゾーン610内の富化された組成物240に添加して、湿分の一部を導管620を経て除去して、エステル化反応器ゾーン610内でカルボン酸及びジオール混合物を形成することを含む。このカルボン酸とジオールとは反応して、ヒドロキシアルキルエステル流630を形成する。ヒドロキシアルキルエステル流630は、ヒドロキシアルキルエステル化合物を含む。
導管600内のジオールは、優勢的(dominant)スラリー化液体として湿分を置換するような方式で導入する。これは、導管600を経てジオールを、飽和液体として、約150℃〜約300℃の温度範囲で導入することによって達成できる。好ましくは、導管600内のジオールは、水を蒸発させて導管320を経て出すために十分なエンタルピーを有する形で、約150℃〜約300℃の温度範囲で、飽和又は過熱された蒸気として導入する。導管600内のジオールは、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,2−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、シクロヘキサンジメタノール、ネオペンチルグリコール、ポリエステル及びコポリエステルを製造する際に有用である他のジオール並びにこれらの混合物からなる群から選択される。好ましくは、導管600内のジオールはエチレングリコールである。その代わりに、導管620を経て出る水を蒸発させるために十分なエンタルピーを導入するために、外部熱源を使用することができる。ヒドロキシアルキルエステル流混合物は、導管630を経て出る。
エステル化反応器ゾーン610は、約240℃以上の温度で運転する。好ましくは、エステル化反応器ゾーン610は、約260℃〜約280℃の温度範囲で運転する。エステル化反応器ゾーン610は、約40psia〜約100psiaの圧力で運転して、テレフタル酸及びジオール混合物のエステル化を実施して、テレフタル酸のヒドロキシエチルエステルを製造するようにする。
本発明の別の態様に於いて、前記開示されたような乾燥ゾーンを使用する代わりに、図17に示すように、富化された組成物240を、液体交換ゾーン500に直接送ることができる。この態様に於いて、富化された組成物240中の湿分含有物は顕著な量の溶媒を有する。本明細書で使用する用語「顕著な量(significant amount)」は、1%よりも多い又は2%よりも多い又は5%よりも多い又は10%よりも多い又は15%よりも多いことを意味する。
富化された組成物240を、液体交換ゾーン500内の交換溶媒による洗浄又は「すすぎ(rinsing)」に付す。液体交換ゾーン500内で、最初の溶媒の一部は、交換溶媒によって置換されて、交換溶媒富化組成物246を形成する。この交換溶媒は、水、メタノール、エチレングリコール及びポリエステル又はコポリエステル製造プロセスと適合性である任意のジオール又はモノマーを含む。交換溶媒富化組成物246は、好ましくは0.5〜30重量%湿分の範囲内、更に好ましくは約1〜20重量%湿分の範囲内、最も好ましくは1〜5重量%湿分の範囲内である。交換溶媒富化組成物206の残留湿分には、約2重量%よりも少ない溶媒が含有されていてよく、他の範囲は、5%よりも少ない又は10重量%よりも少ない又は20%よりも少ない。
本発明の一つの態様に於いて、交換溶媒を液体交換ゾーン500の中に導入する。交換溶媒は、好ましくは、連続基準で導入する。洗浄剤として、蒸発した水、スチーム又は水とスチームとの組合せの使用を含む、交換溶媒の温度又は圧力への制限は存在しない。
液体交換ゾーン500は、少なくとも1個の固液分離装置を含む。この固液分離装置は、典型的には、これらに限定するものではないが、以下の形式の装置、即ち遠心分離機、サイクロン、回転ドラムフィルター、ベルトフィルター、プレスフィルター等からなっていてよい。固液分離装置は、約5℃〜195℃の温度範囲内で運転することができる。液体交換ゾーン及び触媒除去ゾーンは、同じ装置内、例えばベルトフィルター内に存在していてよい。交換溶媒富化組成物246は、続いて前記のエステル化ゾーン610に送る。
本発明の態様を、その好ましい態様の以下の実施例によって更に例示するが、これらの実施例は、単に例示の目的のために含められ、その範囲を限定することを意図しないことを理解されたい。
PTA保有実験
この一連の実験の目的は、冷却されたカルボン酸組成物流170中のIPAの保有が、触媒除去ゾーン180内で洗浄供給物流175の洗浄温度及び洗浄比と共にどのように変化するかを決定することである。全ての実験は、ベンチスケールのパンネビス(Pannevis)真空フィルター装置を使用した。冷却されたカルボン酸組成物流170は、結晶化したスラリー組成物流160スラリーを30重量%固体で得、50%固体に到達するまで溶媒を沸騰除去することによって製造した。次いで、このスラリーを30℃まで冷却して、冷却されたカルボン酸組成物流170を生じさせ、真空フィルターに装入し、次いで洗浄供給物流175で洗浄した。洗浄比及び洗浄温度の両方を、実験に於いて変化させた。1及び0.5の洗浄比を使用した。90℃及び10℃の洗浄温度を使用した。洗浄液は酢酸90%及び水10%であった。洗浄液を添加した後、ケーキのドライトップ(dry top)が観察されるまでの時間を、ドライトップ時間と呼び、記録した。触媒除去後組成物200のサンプルを、IPA重量ppmについて分析した。
実験1(洗浄無し)
700.10gの結晶化したスラリー組成物流160を、ステンレススチール製ビーカーに装入した。このスラリーを、スラリーの重量が420gに減少するまで加熱した。濡れた氷を使用して、このスラリーを30℃まで急速に冷却して、冷却されたカルボン酸組成物流170を生じさせた。冷却されたカルボン酸組成物流170を、ベンチスケールのパンネビス真空フィルターに供給した。冷却されたカルボン酸組成物流170を真空フィルターに供給した後、16.5gの冷却されたカルボン酸組成物流170が、スチール製ビーカー内に残った。フィルターへの冷却されたカルボン酸組成物流170の実際の質量は403.5g(420g−16.5g)であった。湿潤ケーキ触媒除去前の組成物流の重量は、266.38gであった。湿潤ケーキの固体%は、94.2%であった。湿潤ケーキからのサンプルを、IPA分析のための分析に付した。
実験2(洗浄比0.5、洗浄温度90℃)
700.04gの結晶化したスラリー組成物流160を、ステンレススチール製ビーカーに装入した。このスラリーを、スラリーの重量が420.73gに減少するまで加熱した。濡れた氷を使用して、このスラリーを30℃まで急速に冷却して、冷却されたカルボン酸組成物流170を生じさせた。冷却されたカルボン酸組成物流170を、ベンチスケールのパンネビス真空フィルターに供給した。冷却されたカルボン酸組成物流170を真空フィルターに供給した後、16.5gの冷却されたカルボン酸組成物流170が、ステンレススチール製ビーカー内に残った。フィルターへの冷却されたカルボン酸組成物流170の実際の質量は405.94g(420.73g−14.79g)であった。このフィルターケーキを、100.18gの90℃酢酸/水溶液洗浄供給物流175で洗浄した。湿潤ケーキ触媒除去後の組成物流200の重量は、232.83gであった。湿潤ケーキ触媒除去後の組成物流200の固体%は99.2%であった。湿潤ケーキからのサンプルを、IPA分析のための分析に付した。
実験3(洗浄比1.0、洗浄温度90℃)
700.39gの結晶化したスラリー組成物流160を、ステンレススチール製ビーカーに装入した。このスラリーを、スラリーの重量が420.25gに減少するまで加熱した。濡れた氷を使用して、このスラリーを30℃まで急速に冷却して、冷却されたカルボン酸組成物流170を生じさせた。冷却されたカルボン酸組成物流170を、ベンチスケールのパンネビス真空フィルターに供給した。流170を真空フィルターに供給した後、12.69gの流れ170が、ステンレススチール製ビーカー内に残った。フィルターへの流れ170の実際の質量は407.56g(420.25g−12.69g)であった。このフィルターケーキを、200.14gの90℃酢酸/水溶液洗浄供給物流175で洗浄した。湿潤ケーキ触媒除去後の組成物流200の重量は、226.61gであった。湿潤ケーキ触媒除去後の組成物流200の固体%は95.4%であった。触媒除去後組成物200からのサンプルを、IPA分析のための分析に付した。
実験4(洗浄比0.5、洗浄温度10℃)
700.3gの結晶化したスラリー組成物流160を、ステンレススチール製ビーカーに装入した。このスラリーを、スラリーの重量が420.3gに減少するまで加熱した。濡れた氷を使用して、このスラリーを30℃まで急速に冷却して、冷却されたカルボン酸組成物流170を生じさせた。流れ170を、ベンチスケールのパンネビス真空フィルターに供給した。流170を真空フィルターに供給した後、15.29gの流れ170が、ステンレススチール製ビーカー内に残った。フィルターへの流れ170の実際の質量は405.01g(420.3g−15.29g)であった。このフィルターケーキを、100.37gの10℃酢酸/水溶液洗浄供給物流175で洗浄した。湿潤ケーキ触媒除去後の組成物流200の重量は、248.84gであった。湿潤ケーキ触媒除去後の組成物流200の固体%は90.74%であった。触媒除去後の組成物からのサンプルをIPA分析のための分析に付した。
実験5(洗浄比1.0、洗浄温度10℃)
700.44gの結晶化したスラリー組成物流160を、ステンレススチール製ビーカーに装入した。このスラリーを、スラリーの重量が420.35gに減少するまで加熱した。濡れた氷を使用して、このスラリーを30℃まで急速に冷却して、冷却されたカルボン酸組成物流170を生じさせた。冷却されたカルボン酸組成物流170を、ベンチスケールのパンネビス真空フィルターに供給した。流れ170を真空フィルターに供給した後、9.3gの流れ170が、ステンレススチール製ビーカー内に残った。フィルターへの流れ170の実際の質量は411.05g(420.35g−9.3g)であった。このフィルターケーキを、200.06gの10℃酢酸/水溶液洗浄供給物流175で洗浄した。湿潤ケーキ触媒除去後組成物流200の重量は、225.06gであった。湿潤ケーキ触媒除去後の組成物流200の固体%は89.55%であった。触媒除去後の組成物200からのサンプルを、IPA分析のための分析に付した。
Figure 2008545806
IPAの保有が、洗浄温度及び洗浄比と共に変化して、触媒除去後の組成物流200中のIPA含有量の制御を可能にすることが明らかである。上記の実験に於ける流れ200中のIPA含有量の範囲は、洗浄液の量及び温度に依存して、146ppmから20ppmまで変化した。選択酸化副生物の保有は、触媒除去ゾーン180内で適用される洗浄供給物流175の温度、組成及び量によって制御することができる。このデータは、実施例としてIPAを使用する触媒除去ゾーン内の酸化副生物保有を示す。IPAは、他の酸化副生物が、特定の洗浄液温度及び洗浄比組合せ下で同様の保有挙動を示すことができるような代表であると考えられる。
イソフタル酸によるPTA富化
この実験の目的は、テレフタル酸富化を示すことである。
実験1に於いて、冷却されたカルボン酸組成物流170スラリーを、ベンチスケールのパンネビス真空フィルター装置に装入し、得られる触媒除去後の組成物流200をIPA含有量について分析した。
実験2及び3に於いて、冷却されたカルボン酸組成物流170スラリーを、ベンチスケールのパンネビス真空フィルターに装入し、得られる湿潤ケーキを、洗浄供給物流175で洗浄し、触媒除去後の組成物流200をIPA含有量について分析した。この洗浄供給物流175には、酢酸90%及び水10%が含有されていた。
実験4及び5に於いて、冷却されたカルボン酸組成物流170スラリーを、ベンチスケールのパンネビス真空フィルターに装入し、得られる湿潤ケーキを、熱洗浄供給物流175で洗浄した。次いで、得られる触媒除去後の組成物流200湿潤ケーキを、富化供給物流220で洗浄し、得られる富化されたカルボン酸組成物をIPA含有量について分析した。触媒除去ゾーン180及び富化ゾーン210の両方は、ベンチスケールのパンネビス真空フィルター装置によって達成した。
実験4及び5に於いて使用した富化供給物流220は、この方法で製造した。酢酸を80℃に加熱し、そして十分なIPAを、IPAが溶液の中に最早行かなくなるまで添加した。
実験1(ケーキ洗浄無し、富化洗浄無し)
401.67gの、23.9℃の冷却されたカルボン酸流170を、ベンチスケールのパンネビス真空フィルターであった触媒除去ゾーン180に供給した。洗浄供給物流175は存在しなかった。流200湿潤ケーキ重量は145.55gであり、固体%は89.4%であった。湿潤ケーキのサンプルを、IPA分析のための分析に付した。
実験2(80℃ケーキ洗浄、富化洗浄無し)
400.33gの、29.3℃の冷却されたカルボン酸組成物流170を、ベンチスケールのパンネビス真空フィルターであった触媒除去ゾーン180に供給した。フィルターケーキを、100.11gの80.2℃の洗浄供給物流175で洗浄した。得られた触媒除去後流200重量は139.49gであり、固体%は99.94%であった。触媒除去後の組成物200からのサンプルを、IPA分析のための分析に付した。
実験3(80℃ケーキ洗浄、富化洗浄無し)
401.17gの、24℃の冷却されたカルボン酸組成物流170を、ベンチスケールのパンネビス真空フィルターであった触媒除去ゾーン180に供給した。フィルターケーキを、100.05gの80.0℃の洗浄供給物流175で洗浄した。得られた触媒除去後の組成物重量は124.07gであり、固体%は99.95%であった。触媒除去後の組成物200のサンプルを、IPA分析のための分析に付した。
実験4(80℃ケーキ洗浄、80℃富化洗浄)
400.45gの、24.3℃の冷却されたカルボン酸組成物流170を、ベンチスケールのパンネビス真空フィルターであった触媒除去ゾーン180に供給した。フィルターケーキを、100.11gの80.1℃の洗浄供給物流175で洗浄した。次いで、この湿潤ケーキを、100.52gの80.2℃の富化供給物流220で富化させた。得られた富化されたカルボン酸組成物流240重量は131.33gであり、固体%は99.9%であった。富化されたカルボン酸組成物流240からのサンプルを、IPA分析のための分析に付した。
実験5(80℃ケーキ洗浄、80℃富化洗浄)
400.55gの、24.4℃の冷却されたカルボン酸組成物流170を、ベンチスケールのパンネビス真空フィルターであった触媒除去ゾーン180に供給した。フィルターケーキを、100.28gの80.2℃の洗浄供給物流175で洗浄した。次いで、この湿潤ケーキを、100.54gの80.0℃の富化供給物流220で富化させた。得られた富化されたカルボン酸組成物流240重量は144.54gであり、固体%は98.8%であった。富化されたカルボン酸組成物流240からのサンプルを、IPA分析のための分析に付した。
Figure 2008545806
実験1に於いては、湿潤ケーキを洗浄せず、2199ppm IPAの濃度になる。実験2及び3に於いては、湿潤ケーキを流175で洗浄し、約900ppmの平均IPA濃度を有する触媒除去後の組成物200を製造する。実験4及び5に於いては、触媒除去後の組成物200を、富化流220によって富化して、約5000ppmの平均IPA濃度を有する富化されたカルボン酸組成物240を製造する。このデータから、IPAが、触媒除去後の組成物のものよりも高い濃度まで流240中で富化されたことが明らかである。このデータは、実施例としてIPAを使用する富化ゾーンに於ける酸化副生物富化を示す。IPAは、触媒除去ゾーン内の他の酸化副生物の保有が、洗浄比、洗浄溶媒組成及び洗浄温度並びにケーキ厚さ及びケーキ多孔度に影響を与える粒子サイズ分布を含む、洗浄条件によって影響を受け得る点で、他の酸化副生物の代表であると考えられる。
乾燥したカルボン酸組成物280を製造する、本発明の一態様を例示する。 乾燥したカルボン酸組成物280を製造する、本発明の一態様を例示する。 複数の液体置換ゾーン40を使用することができる、本発明の種々の態様を例示する。 結晶化したスラリー組成物160を、複数の異なった方法によって製造することができる、本発明の態様を例示する。 粗製カルボン酸組成物又はスラリー組成物を、複数の異なった方法によって製造することができる、本発明の態様を例示する。 触媒除去後の組成物200が、触媒除去ゾーン180内でカルボン酸組成物214から製造される、本発明の態様を例示する。 触媒除去ゾーン180及び富化ゾーン210の両方が、冷却されたカルボン酸組成物170から富化された組成物240を製造するために使用される、本発明の態様を例示する。 富化された組成物240が富化ゾーン210内で触媒除去後の組成物200から製造される、本発明の態様を例示する。 複数の富化供給物220点を示す本発明の態様を例示する。 カルボン酸組成物214及び/又は結晶化したスラリー組成物160を富化する、本発明の種々の態様を例示する。 カルボン酸組成物214が、拡張された富化ゾーン213内で富化される、本発明の種々の態様を例示する。 富化ゾーン210及び触媒除去ゾーン180を、少なくとも1個の組み合わせられた触媒除去/富化ゾーン181又は少なくとも1個の両方の機能を達成するデバイスに組み合わせることができる、本発明の種々の態様を例示する。 与えられた方法内で、複数の富化供給物220を示す、本発明の態様を例示する。 与えられた方法内で、複数の富化供給物220を示す、本発明の態様を例示する。 与えられた方法内で、複数の富化供給物220を示す、本発明の態様を例示する。 与えられた方法内で、複数の富化供給物220を示す、本発明の態様を例示する。 富化された組成物240が、エステル化反応ゾーン610に直接送られる、本発明の態様を例示する。 水湿潤ケーキ組成物246が、エステル化反応ゾーン610に直接送られる、本発明の態様を例示する。 芳香族供給原料10が、触媒除去後の組成物200を製造するために使用される、本発明の態様を例示する。 芳香族供給原料10が、富化された組成物240を製造するために使用される、本発明の態様を例示する。 触媒除去ゾーン180が任意であり、そして富化ゾーン210が必要である、本発明の態様の前の部分を例示する。 触媒除去ゾーン180が任意であり、そして富化ゾーン210が必要である、本発明の態様の後の部分を例示する。

Claims (41)

  1. 富化された組成物の製造方法であって、冷却されたカルボン酸組成物、結晶化したスラリー組成物、スラリー組成物及び粗製カルボン酸組成物からなる群から選択された少なくとも1種の流れ並びに富化供給物を、富化ゾーンに付して前記富化された組成物を形成させることを含んでなり、前記富化供給物がテレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ベンゼントリカルボン酸異性体、安息香酸、ヒドロキシ安息香酸異性体、ヒドロキシメチル安息香酸異性体、ジカルボキシビフェニル異性体、ジカルボキシスチルベン異性体、トリカルボキシビフェニル異性体、トリカルボキシベンゾフェノン異性体、ジカルボキシベンゾフェノン異性体、ジカルボキシベンジル異性体、ホルム−アセト−ヒドロキシ安息香酸異性体、アセト−ヒドロキシメチル安息香酸異性体、α−ブロモ−トルイル酸異性体、ブロモ安息香酸、ブロモ酢酸、トルアルデヒド異性体、ベンジルアルコール異性体、メチルベンジルアルコール異性体及びフタルデヒド異性体からなる群から選択された少なくとも1種の化合物からなり、前記化合物の少なくとも1種が富化される方法。
  2. 前記化合物の少なくとも1種が少なくとも10ppmwだけ富化される請求項1に記載の方法。
  3. 前記化合物の少なくとも1種が少なくとも100ppmwだけ富化される請求項1に記載の方法。
  4. 前記化合物の少なくとも1種が少なくとも1000ppmwだけ富化される請求項1に記載の方法。
  5. 前記化合物の少なくとも1種が少なくとも5重量%だけ富化される請求項1に記載の方法。
  6. 前記化合物の少なくとも1種が少なくとも25ppmwだけ富化される請求項1に記載の方法。
  7. 前記化合物の少なくとも1種が少なくとも30重量%ほど富化される請求項1に記載の方法。
  8. 前記化合物の少なくとも1種が少なくとも50重量%ほど富化される請求項1に記載の方法。
  9. 前記化合物の少なくとも3種が富化される請求項1に記載の方法。
  10. 前記化合物の少なくとも5種が富化される請求項1に記載の方法。
  11. 前記化合物の少なくとも7種が富化される請求項1に記載の方法。
  12. 富化された組成物の製造方法であって、冷却されたカルボン酸組成物又は結晶化したスラリー組成物又はスラリー組成物又は粗製カルボン酸組成物及び富化供給物を、富化ゾーンに付して富化された組成物を形成させることを含んでなり、前記富化供給物がテレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ベンゼントリカルボン酸異性体、安息香酸、ヒドロキシ安息香酸異性体、ヒドロキシメチル安息香酸異性体、ジカルボキシビフェニル異性体、ジカルボキシスチルベン異性体、トリカルボキシビフェニル異性体、トリカルボキシベンゾフェノン異性体、ジカルボキシベンゾフェノン異性体、ジカルボキシベンジル異性体、ホルム−アセト−ヒドロキシ安息香酸異性体、アセト−ヒドロキシメチル安息香酸異性体、α−ブロモ−トルイル酸異性体、ブロモ安息香酸、ブロモ酢酸、トルアルデヒド異性体、ベンジルアルコール異性体、メチルベンジルアルコール異性体及びフタルデヒド異性体からなる群から選択された少なくとも1種の化合物を含んでなり、前記化合物の少なくとも1種が富化され、冷却されたカルボン酸組成物又は結晶化したスラリー組成物又はスラリー組成物又は粗製カルボン酸組成物がテレフタル酸を含む方法。
  13. 前記化合物の少なくとも1種が少なくとも10ppmwだけ富化される請求項12に記載の方法。
  14. 前記化合物の少なくとも1種が少なくとも100ppmwだけ富化される請求項12に記載の方法。
  15. 前記化合物の少なくとも1種が少なくとも1000ppmwだけ富化される請求項12に記載の方法。
  16. 前記化合物の少なくとも1種が少なくとも5重量%だけ富化される請求項12に記載の方法。
  17. 前記化合物の少なくとも1種が少なくとも25ppmwだけ富化される請求項12に記載の方法。
  18. 前記化合物の少なくとも1種が少なくとも30重量%だけ富化される請求項12に記載の方法。
  19. 前記冷却されたカルボン酸組成物又は結晶化したスラリー組成物又はスラリー組成物又は粗製カルボン酸組成物がテレフタル酸を含む請求項12に記載の方法。
  20. 前記化合物の少なくとも3種が富化される請求項12に記載の方法。
  21. 前記化合物の少なくとも5種が富化される請求項12に記載の方法。
  22. 前記化合物の少なくとも7種が富化される請求項12に記載の方法。
  23. 富化された組成物の製造方法であって、冷却されたカルボン酸組成物又は結晶化したスラリー組成物又はスラリー組成物又は粗製カルボン酸組成物及び富化供給物を、富化ゾーンに付して富化された組成物を形成させることを含んでなり、前記富化供給物がイソフタル酸、フタル酸、ベンゼントリカルボン酸異性体、安息香酸、ヒドロキシ安息香酸異性体、ヒドロキシメチル安息香酸異性体、ジカルボキシビフェニル異性体、ジカルボキシスチルベン異性体、トリカルボキシビフェニル異性体、トリカルボキシベンゾフェノン異性体、ジカルボキシベンゾフェノン異性体、ジカルボキシベンジル異性体、ホルム−アセト−ヒドロキシ安息香酸異性体、アセト−ヒドロキシメチル安息香酸異性体、α−ブロモ−トルイル酸異性体、ブロモ安息香酸、ブロモ酢酸、トルアルデヒド異性体、ベンジルアルコール異性体、メチルベンジルアルコール異性体及びフタルデヒド異性体からなる群から選択された少なくとも1種の化合物を含んでなり、前記化合物の少なくとも1種が富化され、冷却されたカルボン酸組成物又は結晶化したスラリー組成物又はスラリー組成物又は粗製カルボン酸組成物がイソフタル酸を含む方法。
  24. 前記化合物の少なくとも1種が少なくとも10ppmwだけ富化される請求項23に記載の方法。
  25. 前記化合物の少なくとも1種が少なくとも100ppmwだけ富化される請求項23に記載の方法。
  26. 前記化合物の少なくとも1種が少なくとも1000ppmwだけ富化される請求項23に記載の方法。
  27. 前記化合物の少なくとも1種が少なくとも5重量%だけ富化される請求項23に記載の方法。
  28. 前記化合物の少なくとも1種が少なくとも25ppmwだけ富化される請求項23に記載の方法。
  29. 前記化合物の少なくとも1種が少なくとも30重量%だけ富化される請求項23に記載の方法。
  30. 前記化合物の少なくとも3種が富化される請求項23に記載の方法。
  31. 前記化合物の少なくとも5種が富化される請求項23に記載の方法。
  32. 前記化合物の少なくとも7種が富化される請求項23に記載の方法。
  33. 富化された組成物の製造方法であって、冷却されたカルボン酸組成物又は結晶化したスラリー組成物又はスラリー組成物又は粗製カルボン酸組成物及び富化供給物を、富化ゾーンに付して富化された組成物を形成させることを含んでなり、前記富化供給物がイソフタル酸、トリメリト酸、4,4’−ジカルボキシビフェニル、フタル酸、4−ヒドロキシメチル安息香酸、4−ヒドロキシメチル安息香酸及び安息香酸からなる群から選択された少なくとも1種の化合物を含んでなり、前記化合物の少なくとも1種が富化され、前記冷却されたカルボン酸組成物又は結晶化したスラリー組成物又はスラリー組成物又は粗製カルボン酸組成物がテレフタル酸を含む方法。
  34. 前記化合物の少なくとも1種が少なくとも10ppmwだけ富化される請求項33に記載の方法。
  35. 前記化合物の少なくとも1種が少なくとも100ppmwだけ富化される請求項33に記載の方法。
  36. 前記化合物の少なくとも1種が少なくとも1000ppmwだけ富化される請求項33に記載の方法。
  37. 前記化合物の少なくとも1種が少なくとも5重量%だけ富化される請求項33に記載の方法。
  38. 前記化合物の少なくとも1種が少なくとも25ppmwだけ富化される請求項33に記載の方法。
  39. 前記化合物の少なくとも1種が少なくとも30重量%だけ富化される請求項33に記載の方法。
  40. 前記化合物の少なくとも3種が富化される請求項33に記載の方法。
  41. 前記化合物の全てが富化される請求項33に記載の方法。
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