JP2008545609A - 塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子、それらの製造方法、それらの使用及びそれらを含む洗剤組成物 - Google Patents
塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子、それらの製造方法、それらの使用及びそれらを含む洗剤組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008545609A JP2008545609A JP2008514109A JP2008514109A JP2008545609A JP 2008545609 A JP2008545609 A JP 2008545609A JP 2008514109 A JP2008514109 A JP 2008514109A JP 2008514109 A JP2008514109 A JP 2008514109A JP 2008545609 A JP2008545609 A JP 2008545609A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sodium percarbonate
- particles
- coated
- coated sodium
- less
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B15/00—Peroxides; Peroxyhydrates; Peroxyacids or salts thereof; Superoxides; Ozonides
- C01B15/055—Peroxyhydrates; Peroxyacids or salts thereof
- C01B15/10—Peroxyhydrates; Peroxyacids or salts thereof containing carbon
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B15/00—Peroxides; Peroxyhydrates; Peroxyacids or salts thereof; Superoxides; Ozonides
- C01B15/055—Peroxyhydrates; Peroxyacids or salts thereof
- C01B15/10—Peroxyhydrates; Peroxyacids or salts thereof containing carbon
- C01B15/106—Stabilisation of the solid compounds, subsequent to the preparation or to the crystallisation, by additives or by coating
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D17/00—Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D17/00—Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties
- C11D17/0039—Coated compositions or coated components in the compositions, (micro)capsules
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D3/00—Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
- C11D3/39—Organic or inorganic per-compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D3/00—Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
- C11D3/39—Organic or inorganic per-compounds
- C11D3/3942—Inorganic per-compounds
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/29—Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
- Y10T428/2982—Particulate matter [e.g., sphere, flake, etc.]
- Y10T428/2991—Coated
Abstract
塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子、それらの製造方法、それらの使用及びそれらを含む洗剤組成物。吸湿性の化合物を含む1以上の塗膜層で少なくとも部分的に包囲されている過炭酸ナトリウムコアを含む塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子であって、塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子が、塗膜なしの過炭酸ナトリウムコア粒子と比較して増大した量の水(0.5質量%未満の初期水含量で,32℃及び50%の相対湿度で24時間貯蔵した後に測定された)であって、塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子1kgあたり0.1%以上の水を吸収しうるような量の前記吸湿性の化合物が存在する塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子。
Description
本発明は、過炭酸ナトリウムの安定性に影響を及ぼすことなく、増大した吸湿性能を提供する塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子に関する。
家庭用の衣類の洗濯または食器の洗浄のための洗剤組成物における漂白剤としての過炭酸ナトリウム(または炭酸ナトリウムの過酸化水素化物)の使用は公知である。通常そのような洗剤組成物は、とりわけ原材料としてのゼオライト、酵素、漂白活性剤及び/または香料を含む。しかしながら、過炭酸ナトリウム及びその他の配合成分間の相互作用により過炭酸塩の分解が進行するため、組成物の貯蔵及び輸送中に漂白力が損失する。更に、過炭酸ナトリウムの分解は水分または湿気と接触した場合に増大することは公知である。過炭酸ナトリウム及びその周囲間に層、いわゆる塗膜層を挿入することによりこの問題を克服する多くの提案がなされてきた。例えば、英国特許出願GB 1538893号明細書においては、塗膜層の一成分として硫酸ナトリウムが使用され、国際特許出願WO 96/14389号明細書においてはマグネシウム塩が使用される。米国特許US 4526698号明細書においてはホウ酸塩が使用される。これらの公知の塗膜層は、塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子が洗剤配合物に使用される場合に改良された安定性を示す結果がすでに得られている。しかしながら、特に製品が水と接触する場合には、この安定性は更に改良されうる。
本発明の目的は、過炭酸ナトリウムの安定性に影響を及ぼすことなく、そのまままたは配合製品中(水との接触を回避することが困難な状態)で貯蔵される場合に増大した吸湿性能を提供する新規塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子を提供することである。本発明の別の目的は、水中で溶解する場合に高い溶解速度を有する新規塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子を提供することである。
したがって、本発明は、吸湿性の化合物を含む1以上の塗膜層で少なくとも部分的に包囲されている過炭酸ナトリウムコアを含む塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子であって、塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子が、塗膜なしの過炭酸ナトリウムコア粒子と比較して増大した量の水(0.5質量%未満の初期含水率で、32℃及び50%の相対湿度で24時間貯蔵した後に測定された)であって、塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子1kgあたり0.1%以上の水を吸収しうるような量の前記吸湿性の化合物が存在する塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子に関する。
吸湿性の化合物はまた、例えば30乃至70%のようなそれより低い及び高い相対湿度でも水を吸収しうる。典型的には、より高い相対湿度では吸湿性の化合物はより多くの水を吸収しうる。
吸湿性の化合物はまた、例えば30乃至70%のようなそれより低い及び高い相対湿度でも水を吸収しうる。典型的には、より高い相対湿度では吸湿性の化合物はより多くの水を吸収しうる。
本発明の必要不可欠は特徴の一は、塗膜層に吸湿性の化合物を使用することにある。実際に、吸湿性の化合物を使用することにより、塗膜層が周囲(空気または洗剤配合物中に存在するその他の成分)からある量の水を吸収しうることが観察された。この水はPCSの安定性に有害な影響を及ぼさず、それにより貯蔵条件を水分に関して非常に過酷に制御する必要性なしに過炭酸ナトリウムを長期間貯蔵しうることが更に観察された。
“吸湿性の化合物”という表現は、過炭酸ナトリウムコア粒子と正確に同一の条件下で測定された場合に、過炭酸ナトリウムコア粒子より多い水を吸収する化合物を示すことを意味する。吸湿性の化合物が過炭酸ナトリウムより水の吸収に関して高い親和性を有するという事実は、吸湿性の化合物により周囲から吸収された水がその後過炭酸ナトリウムにより捕捉されることを回避する。
“吸湿性の化合物”という表現は、過炭酸ナトリウムコア粒子と正確に同一の条件下で測定された場合に、過炭酸ナトリウムコア粒子より多い水を吸収する化合物を示すことを意味する。吸湿性の化合物が過炭酸ナトリウムより水の吸収に関して高い親和性を有するという事実は、吸湿性の化合物により周囲から吸収された水がその後過炭酸ナトリウムにより捕捉されることを回避する。
適する吸湿性の化合物は、1質量%以上、好ましくは2質量%以上及び最も好ましくは3質量%以上の水を吸収しうるそれである。5質量%以上、特に6質量%以上の数値の場合に良好な結果が得られ、8質量%以上のそれが最も有利である。吸収された水の量は、0.5質量%未満の初期含水率で、50%の相対湿度及び32℃で24時間開放皿中に製品を貯蔵することにより測定される。この試験においては、吸収された水の量は、以下に記載する水分捕捉(MPU)法にしたがって測定する。
本発明において使用されうる吸湿性化合物の例は、炭酸塩及びホウ酸塩である。炭酸塩の例は、アルカリ金属及びアルカリ土類金属の炭酸塩である。炭酸ナトリウムが好ましく、無水炭酸ナトリウムが最も好ましい。
本発明において使用されうる吸湿性化合物の例は、炭酸塩及びホウ酸塩である。炭酸塩の例は、アルカリ金属及びアルカリ土類金属の炭酸塩である。炭酸ナトリウムが好ましく、無水炭酸ナトリウムが最も好ましい。
吸湿性化合物の量は、その吸湿性能に依存する。実際に、この性能が高ければ高いほど、所望の効果を得るのに必要な量は少ない。この効果は、塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子が、塗膜なしの過炭酸ナトリウムコア粒子と比較して増大した量の水(0.5質量%未満の初期含水率で、32℃及び50%の相対湿度で24時間貯蔵(開放皿中)後に測定された) であって、塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子1kgあたり0.1質量%以上、場合によっては0.12質量%以上、特に0.15質量%以上、最も好ましくは0.19質量%以上の水を吸収しうることである。0.23質量%以上、特に0.27質量%以上の数値の場合に良好な結果が得られ、0.31質量%以上のそれが推薦され、0.35質量%以上のそれが最も有利である。これらの条件下で吸収された水の量は、通常6.3質量%以下であり、特に4.5質量%以下、好ましくは3.6質量%以下である。
過炭酸ナトリウム粒子の吸収された水の量(“水分捕捉”とも呼ばれる)は、50%の相対湿度及び32℃の湿潤室で実施される試験で24時間後に測定される。水分捕捉は、製品が湿った空気から水分を捕捉する程度/率である。この水分を捕捉する能力は以下の試験により測定される。1cmの深さの縁及びふたを有する直径9cmのペトリ皿を小数点以下4桁のはかりで正確に秤量する(W1)。乾燥した過炭酸ナトリウムの試料(約5g)をペトリ皿に置き、穏やかにかき混ぜて皿の底部に一様な微粒子層を形成し、ふたとともに同一のはかりで再び秤量する(W2)。開放ペトリ皿上の試料を、サーモスタット制御ヒーターにより32℃及び湿度検出器の制御下微細な水滴噴霧の導入により50%の相対湿度に24時間保持された雰囲気中の高さ、幅及び長さが約2.5mの室内で貯蔵し、同一のはかりで秤量する(W3)。試料はシールドにより噴霧から保護される。水分捕捉は以下のように計算する。水分捕捉(g/kg)=1000×(W3−W2)/(W2−W1)。
“乾燥した過炭酸ナトリウム”は、その含水率が0.5質量%より低く(ハロゲン乾燥器METTLER HR73装置を用い、約7.5gの冷却した試料をアルミニウムの皿に置き、質量が一定(90秒において1mgの最大質量損失)になるまで試料を連続的に秤量し、85℃において乾燥する)なるまで乾燥した過炭酸ナトリウムを示すことを意味する。乾燥は、例えば、2kgの製品に関して、70乃至75℃及び100乃至150m3/hの空気流において、直径15cmの流動層乾機中で15乃至30分間実施されうる。24時間の貯蔵後、試料をふたで覆い、湿潤室から取り出す。5分以内に周囲条件下(23℃の温度及び46乃至49%の相対湿度)で秤量しなければならない。
本発明の塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子に存在する塗膜層は、一般的には、塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子の3質量%より多く、特に5質量%以上、最も好ましくは6質量%以上である。7質量%以上、特に8質量%以上の数値の場合に非常に良好な結果が得られ、9質量%以上のそれが有利であり、10質量%以上、特に12質量%以上のそれが最も有利である。15質量%以上、特に20質量%以上あるいは30質量%以上の塗膜層も非常に適する。塗膜層は、多くの場合、塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子の70質量%以下であり、特に50質量%以下であり、最もしばしば40質量%以下である。3乃至60質量%、特に7乃至40質量%の量が適する。
本発明の塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子のその他の性質を以下に記載する。
本発明の塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子は、塗膜なし(典型的には0.35m2/g)及びその他の塗膜付き過炭酸塩と比較して増大した比表面積を有する。比表面積は、一般的には0.4m2/g以上であり、特に0.5m2/g以上、好ましくは0.6m2/g以上である。典型的には多くても1.1m2/gである。比表面積は、試料上に、単層の分子、いわゆる単分子層として吸着する気体の量を測定することにより決定される。特定の条件下では、試料の面積は吸着された分子の数及び各々により占められた面積から直接計算できる。試料に窒素が吸着された後のヘリウム/窒素気体混合物の組成変化は、気体の熱伝導率の変化により検出される。これは、1995年のISO標準9277のいわゆるBET法である。
本発明の塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子は、塗膜なし(典型的には0.35m2/g)及びその他の塗膜付き過炭酸塩と比較して増大した比表面積を有する。比表面積は、一般的には0.4m2/g以上であり、特に0.5m2/g以上、好ましくは0.6m2/g以上である。典型的には多くても1.1m2/gである。比表面積は、試料上に、単層の分子、いわゆる単分子層として吸着する気体の量を測定することにより決定される。特定の条件下では、試料の面積は吸着された分子の数及び各々により占められた面積から直接計算できる。試料に窒素が吸着された後のヘリウム/窒素気体混合物の組成変化は、気体の熱伝導率の変化により検出される。これは、1995年のISO標準9277のいわゆるBET法である。
増大した比表面積に基づいて、本発明の塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子はまた、塗膜なしの過炭酸ナトリウムまたはその他の塗膜付き過炭酸ナトリウムより1種以上の界面活性剤及び/または香料をよく吸収し、塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子の外部表面及び任意に塗膜層内の孔の内部表面が少なくとも部分的に前記界面活性剤及び/または香料で覆われる。
本発明の塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子は、塗膜層の質量の60質量%以下、特に30質量%、好ましくは10質量%の少量の硫酸塩を塗膜層に含む。
本発明の塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子は、塗膜層の質量の60質量%以下、特に30質量%、好ましくは10質量%の少量の硫酸塩を塗膜層に含む。
本発明の過炭酸ナトリウムコア粒子は、実質的に過炭酸ナトリウムからなる。それらは、通常コア粒子の15質量%以下の炭酸ナトリウムを含んでもよく、及び/または通常コア粒子の2質量%以下の添加剤を含む。一態様においては、過炭酸ナトリウムコア粒子は4質量%以下の塩(例えば、塩化ナトリウム)、10質量%以下の炭酸ナトリウム、及び4質量%以下の添加剤を含みうる。添加剤は、無機安定剤(例えば、アルカリ及び可溶性アルカリ土類金属のケイ酸塩)または有機安定剤(例えば、EDTAまたはDTPAのようなポリアミノカルボキシレート、またはEDTMPA、CDTMPAまたはDTPMPAのようなポリアミノメチレンホスホネート、またはヒドロキシエチリデンホスホネートのようなヒドロアルキレンホスホネートのような、そのまままたは酸の形のポリカルボキシレートまたはポリホスホネート塩)または前記のものの混合物から選択される安定剤でもよい。
本発明の過炭酸ナトリウムコア粒子は、一般的には300μm以上、特に400μm以上、更に特に500μm以上の平均直径を有し、600μm以上の数値が特に有利である。過炭酸ナトリウムコア粒子の平均直径は、通常1600μm以下、特に1400μm以下であり、1000μm以下の数値が最も一般的で、例えば900μm以下である。
本発明によれば、過炭酸ナトリウムコア粒子は1以上の塗膜層で包囲されている。これは、過炭酸ナトリウムコア粒子の表面が、それをコーティング剤またはコーティング剤の混合物と接触させることにより1回以上処理されて、コーティング剤またはその混合物の層がコア粒子の表面上に付着したことを意味する。コア粒子の表面の周囲すべてに、均質な化学構造、できるだけ孔のない均質な厚さで、できるだけ一様かつ均質に塗膜層を有することが推薦される。この塗膜層の機能は、コア物質が環境と接触するのを、特にコア物質の分解を増大する環境中に存在する湿気と接触するのを保護することである。
本発明によれば、過炭酸ナトリウムコア粒子は1以上の塗膜層で包囲されている。これは、過炭酸ナトリウムコア粒子の表面が、それをコーティング剤またはコーティング剤の混合物と接触させることにより1回以上処理されて、コーティング剤またはその混合物の層がコア粒子の表面上に付着したことを意味する。コア粒子の表面の周囲すべてに、均質な化学構造、できるだけ孔のない均質な厚さで、できるだけ一様かつ均質に塗膜層を有することが推薦される。この塗膜層の機能は、コア物質が環境と接触するのを、特にコア物質の分解を増大する環境中に存在する湿気と接触するのを保護することである。
本発明において使用されるコーティング剤は、前述の定義のような吸湿性の化合物を1種以上含む。それはまた、あらゆる適する有機または無機のコーティング剤から選択されうる吸湿性の化合物とは異なる他のコーティング剤も含みうる。無機コーティング剤の場合に良好な結果が得られる。無機コーティング剤は、鉱酸または他の無機酸のアルカリ金属及び/またはアルカリ土類金属(特にナトリウムまたはマグネシウム)塩から選択される1以上の物質でもよい。典型的な例には、硫酸塩、炭酸塩、重炭酸塩、リン酸塩及び/または高分子リン酸塩、ケイ酸塩、ホウ酸塩及び対応するホウ酸が含まれる。特別なコーティング剤の組合せには、炭酸塩/ケイ酸塩、及び硫酸塩とホウ酸またはホウ酸塩及びa)硫酸塩、炭酸塩、炭酸塩/硫酸塩、重炭酸塩、ホウ酸、ホウ酸塩、ホウ酸/硫酸塩、またはホウ酸塩/硫酸塩、とb)ケイ酸塩との組合せが含まれる。好ましくは、無機コーティング剤は、ケイ酸ナトリウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸、炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウムまたはそれらの混合物の一を含む。
本発明の塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子は、一般的には、300μm以上、特に400μm以上、更に特に500μm以上の平均粒度を有し、600μm以上の数値が特に有利である。平均粒度は、1600μm以下、特に1400μm以下であり、1000μm以下の数値が最も一般的で、例えば900μm以下である。
粒子の平均粒度は、複数のフラクションを入手して各フラクションを秤量するために篩セット(6種以上の公知の目の大きさの篩を含む)を用いて測定する。次いで、μm単位の平均粒度(MPS)を下式から計算する。
粒子の平均粒度は、複数のフラクションを入手して各フラクションを秤量するために篩セット(6種以上の公知の目の大きさの篩を含む)を用いて測定する。次いで、μm単位の平均粒度(MPS)を下式から計算する。
指数iは篩の目の増大に伴って増大する。篩の皿は指数0で示され、k0=0μmの目を有し、m0は、篩分け工程後に篩の皿の中に保持されている質量である。kn+1は1800μmに等しく、MPSの計算に関して考えられる最大の寸法である。信頼できる結果が得られる典型的な篩セットは以下のように定義される。n=6;k6=1400μm;k5=1000μm;k4=850μm;k3=600μm;k2=425μm;k1=150μm。
塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子は、1gの製品が40℃において3.5mlの密閉アンプル中に20時間保持されたときに測定される出熱として表される固有の安定性が良好である。出熱は、典型的には5μW/g以下、特に4μW/g以下、好ましくは3μW/g以下、最も好ましくは2μW/g以下である。
塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子は、1gの製品が40℃において3.5mlの密閉アンプル中に20時間保持されたときに測定される出熱として表される固有の安定性が良好である。出熱は、典型的には5μW/g以下、特に4μW/g以下、好ましくは3μW/g以下、最も好ましくは2μW/g以下である。
本発明の塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子は良好な安定性、特に良好な長期間安定性を有する。この長期間安定性は2種類の方法により表される。第一の方法によれば、1gの製品が40℃において3.5mlの密閉アンプル中に12週間貯蔵された後に40℃で測定される出熱として表される。微小熱量測定による出熱の測定は、LKB2277Bio Activity Monitorを用い、熱流または熱放散の原理を用いることからなる。塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子を含むアンプル及び温度制御された水浴間の熱流を測定し、公知の反応熱を有する対照物質と比較する。この長期間安定性は、一般的には5μW/g未満、特に4μW/g未満、好ましくは3μW/g未満、及び最も好ましくは2μW/g未満である。
第二の方法によれば、長期間安定性は1gの製品が55℃において3.5mlの密閉アンプル中に8週間貯蔵された後のAvox(すなわち有効酸素含量)回復として表される。Avox回復は、初期有効酸素含量に対する百分率として表される貯蔵前後の有効酸素含量間の差異に対応する。有効酸素含量は以下に説明するように測定される。このAvox回復は多くの場合には70%以上、特に75%以上であり、80%以上の数値が非常に適し、85%以上のそれが好ましい。
本発明の塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子は、通常12.0質量%以上、特に13.0質量%以上の有効酸素含量を有し、13.5質量%以上が特に満足のいく含量である。有効酸素含量は一般的には15.0質量%以下であり、特に14質量%以下、例えば14.4質量%以下である。有効酸素含量は、硫酸に溶解させた後過マンガン酸カリウムで滴定することにより測定される(ISO標準1917-1982を参照されたい)。
本発明の塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子は、通常0.1分以上、特に0.5分以上の90%溶解時間を有する。一般的には、90%溶解時間は3分以下、特に2分以下である。90%溶解時間は、15℃及び2g/リットルの濃度において塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子を水に添加した後、その最終値の90%に達する導電率に要する時間である。使用される方法は、工業用過マンガン酸塩に関するISO標準3123-1976から採用するが、ビーカーの底から10mmである撹拌器の高さ及び2リットルのビーカー(内径120mm)が異なるだけである。
本発明の塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子は、通常12.0質量%以上、特に13.0質量%以上の有効酸素含量を有し、13.5質量%以上が特に満足のいく含量である。有効酸素含量は一般的には15.0質量%以下であり、特に14質量%以下、例えば14.4質量%以下である。有効酸素含量は、硫酸に溶解させた後過マンガン酸カリウムで滴定することにより測定される(ISO標準1917-1982を参照されたい)。
本発明の塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子は、通常0.1分以上、特に0.5分以上の90%溶解時間を有する。一般的には、90%溶解時間は3分以下、特に2分以下である。90%溶解時間は、15℃及び2g/リットルの濃度において塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子を水に添加した後、その最終値の90%に達する導電率に要する時間である。使用される方法は、工業用過マンガン酸塩に関するISO標準3123-1976から採用するが、ビーカーの底から10mmである撹拌器の高さ及び2リットルのビーカー(内径120mm)が異なるだけである。
本発明の塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子は、通常0.8g/cm3以上、特に0.9g/cm3以上の嵩密度を有する。一般的には1.2g/cm3以下、特に1.1g/cm3以下である。嵩密度は、内側の高さ及び直径が86.1mmのステンレス鋼製シリンダーの50mm上に設置された漏斗(上部の内径108mm、下方の内径40mm、高さ130mm)から試料を流した後、シリンダー中で試料の質量を記録することにより測定する。
本発明の塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子のISO標準法5937-1980にしたがって測定される磨耗は、10%以下、特に8%以下、とりわけ4%以下である。磨耗は多くの場合0.05%以上である。
本発明の塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子のISO標準法5937-1980にしたがって測定される磨耗は、10%以下、特に8%以下、とりわけ4%以下である。磨耗は多くの場合0.05%以上である。
本発明の塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子は、一般的には60%以上、特に65%以上のAvox回復の洗剤内安定性を有する。洗剤内安定性は、しばしば95%以下、特に85%以下のAvox回復である。洗剤内安定性は以下のようにして測定される。洗剤組成物は、15質量%の塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子を85質量%の、IECA*基剤と呼ばれるゼオライトA(Na)を約35質量%含む基礎洗剤組成物と混合することにより調製する。ブレンドした組成物の試料(50g)をポリエチレンを塗布したカートンに移してシールし、カートンを32℃、80%の相対湿度に温度及び湿度が制御された保管庫に6週間貯蔵した。組成物の有効酸素含量(Avox)を、貯蔵期間の開始時及び終了時に標準過マンガン酸カリウム滴定法を用いて測定し、その開始時の値の百分率として表される終了時のAvoxを計算する。
本発明の塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子は、吸湿性の化合物を含むコーティング物質を用いたコア粒子の塗布を可能にするいずれかの適する方法により調製しうる。
したがって、本発明はまた、前述の塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子を製造する方法に関する。本発明による方法は、
(a)過炭酸ナトリウムコア粒子の製造工程、
(b)任意に工程(a)と同時に実施される、そのようにして得られた過炭酸ナトリウムコア粒子の乾燥工程、
(c)吸湿性の化合物を含む1種以上のコーティング物質を用いた、そのようにして得られた乾燥過炭酸ナトリウムコア粒子の塗布工程、
(d)任意に工程(c)と同時に実施される、そのようにして得られた塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子の乾燥工程、
を含む。
したがって、本発明はまた、前述の塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子を製造する方法に関する。本発明による方法は、
(a)過炭酸ナトリウムコア粒子の製造工程、
(b)任意に工程(a)と同時に実施される、そのようにして得られた過炭酸ナトリウムコア粒子の乾燥工程、
(c)吸湿性の化合物を含む1種以上のコーティング物質を用いた、そのようにして得られた乾燥過炭酸ナトリウムコア粒子の塗布工程、
(d)任意に工程(c)と同時に実施される、そのようにして得られた塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子の乾燥工程、
を含む。
過炭酸ナトリウムコア粒子を製造するための第一の工程(a)は、いずれかの公知の過炭酸ナトリウムコア粒子の調製方法により実施されうる。第一の選択肢によれば、工程(a)は、炭酸ナトリウムの溶液を過酸化水素の溶液と混合し、例えば、温度の低下及び/または塩析剤の添加により形成された過炭酸ナトリウムを沈殿させて過炭酸ナトリウムコア粒子を形成する液体結晶化方法でもよい。過炭酸ナトリウムコア粒子を例えば遠心分離または濾過により液体から分離する。そのような液体結晶化方法の例は、SOLVAY INTEROXによる国際特許出願WO 97/35806号明細書に記載されている。
第二の選択肢によれば、工程(a)は、炭酸ナトリウムの溶液及び過酸化水素の溶液を、流動化ガスの助けで流動化される過炭酸ナトリウムのシードの層に噴霧し、炭酸塩及び過酸化水素がシード粒子の表面上で反応し、それによりシード粒子が過炭酸ナトリウムコア粒子に成長する流動層造粒方法を使用する。そのような流動層造粒方法の例は、SOLVAYによるGB 1300855号明細書に記載されている。
第三の選択肢によれば、工程(a)は、過酸化水素溶液と固体炭酸及び/または重炭酸ナトリウムとの反応による直接方法でもよい。そのような直接方法の例は、SOLVAY INTEROX GmbHによる米国特許US 6054066号明細書に記載されている。
第四の選択肢によれば、工程(a)は、第一の工程が液体結晶化方法にしたがって実施され、第二の工程が流動層造粒方法にしたがって実施される2つの連続した調製工程を含む。これは、工程(a)が、炭酸ナトリウム源を過酸化水素と混合し、形成された過炭酸ナトリウムを沈殿させて過炭酸ナトリウム粒子とし、その後炭酸ナトリウムコア粒子を形成するために、流動層噴霧造粒機中でこれらの粒子に炭酸ナトリウム溶液及び過酸化水素溶液を噴霧することにより実施されることを意味する。
工程(a)の第一の選択肢(液体結晶化方法)にしたがって得られる過炭酸ナトリウムコア粒子は、通常1質量%以上の水を含み、含水率は一般的には15質量%以下である。第二の選択肢(流動層造粒方法)にしたがって得られるコア粒子は、一般的には1.5質量%未満、特に1質量%未満の水を含み、0.8質量%以下の含水率が最も好ましい。第三の選択肢(直接方法)にしたがって得られるコア粒子は、典型的には0.1乃至25質量%の水を含む。
過炭酸ナトリウム粒子の含水率は、本発明の枠内においては以下の方法にしたがって測定される。試料を加熱し、遊離した水の量を、前述したMETTLER法により60℃で測定する。
過炭酸ナトリウム粒子の含水率は、本発明の枠内においては以下の方法にしたがって測定される。試料を加熱し、遊離した水の量を、前述したMETTLER法により60℃で測定する。
本発明の方法の乾燥工程(b)は、工程(a)とは分かれている工程でもよいし、同一の装置で工程(a)と同時に実施されてもよい。工程(a)が第一の選択肢(液体結晶化方法)にしたがって実施される場合には、乾燥工程(b)は流動層乾燥機、回転ドラム乾燥機、オーブンまたは空気循環オーブンのようないずれかの反応器中で実施されうる。過炭酸ナトリウムコア粒子が(空気、好ましくは温風のような)流動化ガスの上昇流により流動化される流動層乾燥機が好ましい。温風の典型的な温度は、50乃至210℃であり、特に100乃至160℃である。
工程(a)が第二の選択肢(流動層造粒方法)にしたがって実施される場合には、乾燥工程(b)は、通常工程(a)において使用されるそれと同一の流動層反応器中で実施される。したがって、乾燥は工程(a)と同時に実施される。流動化ガスの典型的な温度は、50乃至210℃であり、特に100乃至160℃である。
工程(a)が第三の選択肢(直接方法)にしたがって実施される場合には、乾燥工程(b)は、回転ドラム乾燥機、オーブン、空気循環オーブンまたは通常工程(a)において使用される流動層反応器と同一でもよい流動層反応器のようないずれかの反応器中で実施されうる。流動化ガスの典型的な温度は、50乃至210℃であり、特に100乃至160℃である。
工程(a)が第二の選択肢(流動層造粒方法)にしたがって実施される場合には、乾燥工程(b)は、通常工程(a)において使用されるそれと同一の流動層反応器中で実施される。したがって、乾燥は工程(a)と同時に実施される。流動化ガスの典型的な温度は、50乃至210℃であり、特に100乃至160℃である。
工程(a)が第三の選択肢(直接方法)にしたがって実施される場合には、乾燥工程(b)は、回転ドラム乾燥機、オーブン、空気循環オーブンまたは通常工程(a)において使用される流動層反応器と同一でもよい流動層反応器のようないずれかの反応器中で実施されうる。流動化ガスの典型的な温度は、50乃至210℃であり、特に100乃至160℃である。
工程(b)で得られた乾燥過炭酸ナトリウムコア粒子は、一般的には1.5質量%未満、特に1質量%未満の水を含み、0.8質量%以下の含水率が最も好ましい。
本発明の方法の塗布工程(c)は、乾燥過炭酸ナトリウムコア粒子をコーティング剤と接触させうる適切な塗布工程により実施されうる。いずれのタイプのミキサーまたは流動層反応器も塗布装置としてこの目的のために使用されうる。2以上、特に3以上の連続した塗布工程が実施される場合には、ミキサー及び流動層は、例えば、まずミキサー中の塗布工程の後に流動層中の第二の塗布工程のような、組合せが可能である。適するミキサーは、LOEDIGEタイプのそれのような回転手段を有する混合ドラムを含むそれである。
本発明の方法の塗布工程(c)は、乾燥過炭酸ナトリウムコア粒子をコーティング剤と接触させうる適切な塗布工程により実施されうる。いずれのタイプのミキサーまたは流動層反応器も塗布装置としてこの目的のために使用されうる。2以上、特に3以上の連続した塗布工程が実施される場合には、ミキサー及び流動層は、例えば、まずミキサー中の塗布工程の後に流動層中の第二の塗布工程のような、組合せが可能である。適するミキサーは、LOEDIGEタイプのそれのような回転手段を有する混合ドラムを含むそれである。
工程(c)において、コーティング剤は溶液(好ましくは水溶液)の形またはスラリーの形、あるいは粉末の形で使用されうる。粉末の形のコーティング剤の使用は、SOLVAY(Societe Anonyme)による国際特許出願WO 01/62663号明細書に記載されている。コーティング剤はまた、SOLVAY(Societe Anonyme)によるEP 04103014.9として出願され、EP 1612185として公告された特許出願に記載されているような平均粒度が100μm未満のような小さな過炭酸ナトリウム粒子を含みうる。コーティング剤の溶液、特に水溶液が好ましい。
工程(c)中には、塗膜層をコア粒子の表面に結合させうるために系内に最低限の水分が存在することが推薦される。この水分は、すでに過炭酸ナトリウムコア粒子内に存在しうる。それはまたコーティング剤の水溶液またはスラリーの希釈剤として添加されてもよいし、そのまま添加されてもよい。ミキサー中における塗布の場合には、含水率は通常、乾燥過炭酸ナトリウムコア粒子の質量の2質量%以上であり、特に3質量%以上、好ましくは5質量%以上である。含水率は、乾燥過炭酸ナトリウムコア粒子の質量の30質量%以下であり、特に20質量%以下、多くの場合15質量%以下である。流動層反応器中における塗布の場合には、含水率はそれより低くてもよい。
工程(c)中には、塗膜層をコア粒子の表面に結合させうるために系内に最低限の水分が存在することが推薦される。この水分は、すでに過炭酸ナトリウムコア粒子内に存在しうる。それはまたコーティング剤の水溶液またはスラリーの希釈剤として添加されてもよいし、そのまま添加されてもよい。ミキサー中における塗布の場合には、含水率は通常、乾燥過炭酸ナトリウムコア粒子の質量の2質量%以上であり、特に3質量%以上、好ましくは5質量%以上である。含水率は、乾燥過炭酸ナトリウムコア粒子の質量の30質量%以下であり、特に20質量%以下、多くの場合15質量%以下である。流動層反応器中における塗布の場合には、含水率はそれより低くてもよい。
本発明の方法の工程(c)は、一般的には20℃以上の温度で実施される。温度は、多くの場合100℃以下、特に90℃以下である。
本発明の方法の乾燥工程(d)は、乾燥工程(b)と同様な条件下で実施されうる。塗布工程(c)が流動層反応器中で実施される場合には、乾燥工程(d)は、好ましくは同一の流動層装置において塗布工程(c)同時に実施される。
本発明の方法の乾燥工程(d)は、乾燥工程(b)と同様な条件下で実施されうる。塗布工程(c)が流動層反応器中で実施される場合には、乾燥工程(d)は、好ましくは同一の流動層装置において塗布工程(c)同時に実施される。
本発明の塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子は、特に家庭内の衣類の洗濯または食器の洗浄のための洗剤組成物及び増強漂白剤及び染み抜き剤のようなその他の家庭用の洗浄組成物において漂白剤として有利に使用されうる。
したがって、本発明はまた、前述の塗膜付き過炭酸ナトリウムの洗剤及び/またはその他の家庭用の洗浄組成物における漂白剤としての使用に関する。
本発明はまた、前述の塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子を含む洗剤組成物に関する。それはまた、ゼオライトまたは非ゼオライト(例えば、リン酸塩原材料)である原材料を含みうる。洗剤組成物のその他の可能な成分は、界面活性剤、再付着防止及び汚染懸濁剤、漂白活性剤、蛍光増白剤、汚染剥離剤、石鹸水の泡調節剤、酵素、織物柔軟剤、香料、着色料及び加工助剤であるかもしれない。洗剤組成物は粉末、顆粒、錠剤及び液体の形をとりうる。粉末及び顆粒の嵩密度は、好ましくは0.2乃至1.4g/cm3である。
したがって、本発明はまた、前述の塗膜付き過炭酸ナトリウムの洗剤及び/またはその他の家庭用の洗浄組成物における漂白剤としての使用に関する。
本発明はまた、前述の塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子を含む洗剤組成物に関する。それはまた、ゼオライトまたは非ゼオライト(例えば、リン酸塩原材料)である原材料を含みうる。洗剤組成物のその他の可能な成分は、界面活性剤、再付着防止及び汚染懸濁剤、漂白活性剤、蛍光増白剤、汚染剥離剤、石鹸水の泡調節剤、酵素、織物柔軟剤、香料、着色料及び加工助剤であるかもしれない。洗剤組成物は粉末、顆粒、錠剤及び液体の形をとりうる。粉末及び顆粒の嵩密度は、好ましくは0.2乃至1.4g/cm3である。
結晶調節剤(ポリ-アクリレート)の存在下において塩析剤としてNaClを用い、連続結晶化方法で過炭酸ナトリウムコア粒子を調製した。結晶化の反応器に、15乃至25℃の温度において母液を満たした。そこに、59.5質量%の過酸化水素水溶液とともに固体の炭酸ナトリウムを添加した。反応器を連続的に撹拌し、18℃の温度に冷却した。結晶化反応器中の母液は以下の組成を有した。NaCl216g/リットル、H2O220g/リットル及びNa2CO360g/リットル。
形成された過炭酸ナトリウムコア粒子を反応器から連続的に取り出し、緩衝液タンク、次いで不連続の遠心機に移した。遠心機から出た過炭酸ナトリウムコア粒子は、乾燥過炭酸ナトリウム1kgあたり2.4Nm3の空気流を流動層に供給して62℃の層温度の流動層乾燥機で乾燥させた。流動化ガスは加熱された周囲温度であった。
そのようにして得られた、平均粒度が829μmでスパン(Span)が1、20時間で1.9μW/gの出熱の塗膜なしの過炭酸ナトリウムコア粒子を塗布領域に移し、9%の炭酸ナトリウム塗料を塗布した。
PCSコア粒子に炭酸ナトリウム塗料を塗布するのに使用されるコーティング溶液は、27.6%の炭酸ナトリウム溶液であった。約30%の炭酸ナトリウムコーティング溶液は、塗膜なしの過炭酸ナトリウムと同時に供給されるLoedige Mixer(供給要素5、混合要素39及び960回/分の速度で回転する輸送要素13を具備するType CB40)にコーティング溶液を噴霧することにより塗布された。
形成された過炭酸ナトリウムコア粒子を反応器から連続的に取り出し、緩衝液タンク、次いで不連続の遠心機に移した。遠心機から出た過炭酸ナトリウムコア粒子は、乾燥過炭酸ナトリウム1kgあたり2.4Nm3の空気流を流動層に供給して62℃の層温度の流動層乾燥機で乾燥させた。流動化ガスは加熱された周囲温度であった。
そのようにして得られた、平均粒度が829μmでスパン(Span)が1、20時間で1.9μW/gの出熱の塗膜なしの過炭酸ナトリウムコア粒子を塗布領域に移し、9%の炭酸ナトリウム塗料を塗布した。
PCSコア粒子に炭酸ナトリウム塗料を塗布するのに使用されるコーティング溶液は、27.6%の炭酸ナトリウム溶液であった。約30%の炭酸ナトリウムコーティング溶液は、塗膜なしの過炭酸ナトリウムと同時に供給されるLoedige Mixer(供給要素5、混合要素39及び960回/分の速度で回転する輸送要素13を具備するType CB40)にコーティング溶液を噴霧することにより塗布された。
得られた混合物を流動層に移した。同時に残りの70%の炭酸ナトリウムコーティング溶液をこの流動層に噴霧した。炭酸ナトリウムは溶液が加圧空気で噴霧される2部分噴霧ノズルにより噴霧された。噴霧空気の消費はコーティング溶液1リットルあたり0.30Nm3であった。
流動層は、塗膜なし過炭酸ナトリウム1kgあたり9.6Nm3の空気流を流動層に供給することにより、加熱された周囲空気で79℃の層温度に加熱した。
塗布流動層を出る塗膜付き製品は、30℃において13%の相対湿度に状態調節された空気で30℃に冷却された。塗布及び冷却後の含水率は0.48質量%(2回の測定0.46及び0.50質量%の平均)であった。
そのようにして得られた塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子は、平均粒度が702μm、スパン(Span)が1、20時間後の出熱が1.2μW/gであった。
相対湿度50%及び32℃において24時間のMPU試験後、塗膜付き過炭酸ナトリウムの出熱は20時間後に1.9μW/gであった。
流動層は、塗膜なし過炭酸ナトリウム1kgあたり9.6Nm3の空気流を流動層に供給することにより、加熱された周囲空気で79℃の層温度に加熱した。
塗布流動層を出る塗膜付き製品は、30℃において13%の相対湿度に状態調節された空気で30℃に冷却された。塗布及び冷却後の含水率は0.48質量%(2回の測定0.46及び0.50質量%の平均)であった。
そのようにして得られた塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子は、平均粒度が702μm、スパン(Span)が1、20時間後の出熱が1.2μW/gであった。
相対湿度50%及び32℃において24時間のMPU試験後、塗膜付き過炭酸ナトリウムの出熱は20時間後に1.9μW/gであった。
Claims (14)
- 吸湿性の化合物を含む1以上の塗膜層で少なくとも部分的に包囲されている過炭酸ナトリウムコアを含む塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子であって、塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子が、塗膜なしの過炭酸ナトリウムコア粒子と比較して増大した量の水(0.5質量%未満の初期含水率で、32℃及び50%の相対湿度で24時間貯蔵した後に測定された)であって、塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子1kgあたり0.1%以上の水を吸収しうるような量の前記吸湿性の化合物が存在する塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子。
- 前記吸湿性の化合物が炭酸塩及びホウ酸塩から選択される請求項1記載の塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子。
- 前記吸湿性の化合物が無水炭酸ナトリウムである請求項1記載の塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子。
- 前記1以上の塗膜層が、前記塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子の3質量%より多く70質量%以下、特に7乃至40質量%、更に特に10質量%以上である請求項1乃至3のいずれかに記載の塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子。
- 前記塗膜付き過炭酸ナトリウムの外部表面及び任意に塗膜層内の孔の内部表面が少なくとも部分的に界面活性剤及び/または香料で覆われるように、1種以上の界面活性剤及び/または香料を吸収しうる請求項1乃至4のいずれかに記載の塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子。
- 前記塗膜層が、塗膜層の質量の60質量%以下の少量の硫酸塩を含む請求項1乃至5のいずれかに記載の塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子。
- (a)過炭酸ナトリウムコア粒子の製造工程、
(b)任意に工程(a)と同時に実施される、そのようにして得られた過炭酸ナトリウムコア粒子の乾燥工程、
(c)吸湿性の化合物を含む1種以上のコーティング物質を用いた、そのようにして得られた乾燥過炭酸ナトリウムコア粒子の塗布工程、
(d)任意に工程(c)と同時に実施される、そのようにして得られた塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子の乾燥工程、
を含む請求項1乃至6のいずれかに記載の塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子を製造する方法。 - 前記工程(a)が、炭酸ナトリウム源を過酸化水素の溶液と混合し、形成された過炭酸ナトリウムを沈殿させて過炭酸ナトリウムコア粒子とすることにより実施される請求項7記載の方法。
- 前記工程(a)が、炭酸ナトリウム源を過酸化水素の溶液と混合し、形成された過炭酸ナトリウムを沈殿させて過炭酸ナトリウム粒子とし、その後炭酸ナトリウムコア粒子を形成するために、流動層噴霧造粒機中でこれらの粒子に炭酸ナトリウム溶液及び過酸化水素溶液を噴霧することにより実施される請求項8記載の方法。
- 前記工程(a)が、流動化ガスの助けで流動化される過炭酸ナトリウムのシードの層に炭酸ナトリウムの溶液及び過酸化水素の溶液を噴霧することにより流動層造粒反応器中で実施される請求項7記載の方法。
- 前記工程(c)が、ミキサー中または流動層反応器中または連続してミキサー中及び流動層反応器中で実施される請求項7乃至10のいずれかに記載の方法。
- 前記工程(c)がミキサー中で実施され、2以上、特に3回の連続した塗布工程を含む請求項11記載の方法。
- 洗剤及び/またはその他の家庭用の洗浄組成物中の漂白剤としての請求項1乃至6のいずれかに記載の塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子の使用。
- 請求項1乃至6のいずれかに記載の塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子を含む洗剤及び/またはその他の家庭用の洗浄組成物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP05104767A EP1728762A1 (en) | 2005-06-01 | 2005-06-01 | Coated sodium percarbonate particles, process for their preparation, their use and detergent compositions containing them |
PCT/EP2006/062832 WO2006128901A1 (en) | 2005-06-01 | 2006-06-01 | Coated sodium percarbonate particles, process for their production, their use and detergent compositions containing them |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008545609A true JP2008545609A (ja) | 2008-12-18 |
Family
ID=35058751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008514109A Pending JP2008545609A (ja) | 2005-06-01 | 2006-06-01 | 塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子、それらの製造方法、それらの使用及びそれらを含む洗剤組成物 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20080274937A1 (ja) |
EP (2) | EP1728762A1 (ja) |
JP (1) | JP2008545609A (ja) |
KR (1) | KR20080024115A (ja) |
CN (1) | CN101189184A (ja) |
WO (1) | WO2006128901A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009544554A (ja) * | 2006-07-27 | 2009-12-17 | エボニック デグサ ゲーエムベーハー | シェルを有する過炭酸ナトリウム粒子 |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1612186A1 (en) * | 2004-06-29 | 2006-01-04 | SOLVAY (Société Anonyme) | Sodium percarbonate particles, process for their production, their use and detergent compositions containing them. |
SI1903098T1 (sl) | 2006-07-27 | 2009-04-30 | Evonik Degussa Gmbh | ObloĹľeni delci natrijevega perkarbonata |
PL1882732T3 (pl) | 2006-07-27 | 2010-10-29 | Evonik Treibacher Gmbh | Powlekane cząstki nadwęglanu sodowego |
EP1905738A1 (de) * | 2006-09-28 | 2008-04-02 | Evonik Degussa GmbH | Verfahren zur Herstellung von granulatförmigem Natriumpercarbonat |
CN101679917B (zh) * | 2007-05-02 | 2014-04-02 | 索尔维公司 | 用于制备包覆的过碳酸钠的方法 |
WO2008135461A1 (en) * | 2007-05-02 | 2008-11-13 | Solvay (Société Anonyme) | Process for the preparation of coated sodium percarbonate |
EP2080544B1 (de) | 2007-12-19 | 2010-12-01 | Evonik Degussa GmbH | Verfahren zur Herstellung von umhüllten Natriumpercarbonatpartikeln |
US20100075883A1 (en) * | 2008-09-24 | 2010-03-25 | Ecolab Inc. | Granular cleaning and disinfecting composition |
US20160145547A1 (en) * | 2014-11-25 | 2016-05-26 | Milliken & Company | Film-Encased Cleaning Composition |
KR101693267B1 (ko) * | 2014-12-24 | 2017-01-05 | (주)엔씨티바이오 | 산소계 세정 조성물 |
CN108560301B (zh) * | 2018-04-23 | 2020-09-15 | 上海锴晨实业有限公司 | 一种固体缓释型生物酶制浆补充漂白剂及其制备方法 |
CN111769273B (zh) * | 2020-08-19 | 2022-04-15 | 山东海科创新研究院有限公司 | 镍钴锰酸锂三元正极材料的包覆方法 |
CN112763287B (zh) * | 2020-12-21 | 2022-09-16 | 自然资源实物地质资料中心 | 过碳酸钠作为介形虫化石提取工艺的应用及应用方法 |
CN112877152B (zh) * | 2021-02-06 | 2022-05-06 | 濮阳宏业环保技术研究院有限公司 | 一种包衣过碳酸钠材料及其制备方法和应用 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58217599A (ja) * | 1982-06-10 | 1983-12-17 | 花王株式会社 | 漂白洗浄剤組成物 |
JPS5983912A (ja) * | 1982-11-04 | 1984-05-15 | Kao Corp | 安定な過炭酸ソ−ダの製造法 |
JP3975075B2 (ja) * | 2001-11-19 | 2007-09-12 | 日本パーオキサイド株式会社 | 安定な過炭酸ナトリウムの製造方法 |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2076430A5 (fr) | 1970-01-14 | 1971-10-15 | Solvay | Procede de fabrication du percarbonate de sodium |
LU72575A1 (ja) | 1975-05-23 | 1977-02-10 | ||
JP2636496B2 (ja) * | 1990-11-21 | 1997-07-30 | 花王 株式会社 | 安定な過炭酸ソーダ粒子及びその製造法 |
ES2085089T5 (es) * | 1992-10-16 | 2000-01-01 | Solvay Interox Gmbh | Percarbonatos sodicos estabilizados mediante revestimiento. |
EP0623553B1 (en) * | 1993-05-06 | 1997-07-30 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | Stabilized particle of sodium percarbonate |
US5902682A (en) * | 1993-07-17 | 1999-05-11 | Degussa Aktiengesellschaft | Coated sodium percarbonate particles, a process for their preparation and their use |
DE4329205C2 (de) * | 1993-08-31 | 1996-05-23 | Degussa | Verfahren zur Herstellung von granulatförmigem Natriumpercarbonat |
CZ285638B6 (cs) | 1994-10-07 | 1999-10-13 | Eka Chemicals Ab | Částice obsahující peroxysloučeninu a prostředek, který je obsahuje |
DE4446014A1 (de) | 1994-12-22 | 1996-06-27 | Solvay Interox Gmbh | Verfahren zur Herstellung eines neuartigen Natriumpercarbonat-Produktes |
DE19534274A1 (de) * | 1995-09-15 | 1997-03-20 | Degussa | Verfahren zur Erniedrigung der Lösezeit bei der Herstellung und/oder Umhüllung von Natriumpercarbonat |
GB2313368B (en) * | 1996-02-29 | 2000-06-14 | Oriental Chem Ind | Process for manufacturing granular sodium percarbonate |
CA2250057C (en) | 1996-03-27 | 2008-10-21 | Solvay Interox (Societe Anonyme) | Process for producing a percarbonate |
EP0962424A1 (en) * | 1998-06-05 | 1999-12-08 | SOLVAY (Société Anonyme) | Coated sodium percarbonate particles, process for their preparation, their use in detergent compositions and detergent compositions containing them |
EP1127840A1 (en) | 2000-02-21 | 2001-08-29 | SOLVAY & Cie (Société Anonyme) | Process for preparing coated alkali metal percarbonate, coated alkaki metal percarbonate obtainable by this process, its use in detergent compositions, and detergent compositions containing it |
US20060148670A1 (en) * | 2002-12-24 | 2006-07-06 | Solvay (Societe Anonyme) | Coated sodium percarbonate particles, process for their preparation, their use and detergent compositions containing them |
KR100494814B1 (ko) * | 2003-02-17 | 2005-06-13 | 동양제철화학 주식회사 | 입상 과탄산나트륨의 제조방법 |
EP1612185A1 (en) | 2004-06-29 | 2006-01-04 | SOLVAY (Société Anonyme) | Coated sodium percarbonate particles, process for their production, their use and detergent compositions containing them |
EP1612186A1 (en) * | 2004-06-29 | 2006-01-04 | SOLVAY (Société Anonyme) | Sodium percarbonate particles, process for their production, their use and detergent compositions containing them. |
-
2005
- 2005-06-01 EP EP05104767A patent/EP1728762A1/en not_active Withdrawn
-
2006
- 2006-06-01 US US11/916,119 patent/US20080274937A1/en not_active Abandoned
- 2006-06-01 WO PCT/EP2006/062832 patent/WO2006128901A1/en not_active Application Discontinuation
- 2006-06-01 CN CNA2006800193737A patent/CN101189184A/zh active Pending
- 2006-06-01 KR KR1020077027913A patent/KR20080024115A/ko not_active Application Discontinuation
- 2006-06-01 EP EP06763454A patent/EP1890963A1/en not_active Withdrawn
- 2006-06-01 JP JP2008514109A patent/JP2008545609A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58217599A (ja) * | 1982-06-10 | 1983-12-17 | 花王株式会社 | 漂白洗浄剤組成物 |
JPS5983912A (ja) * | 1982-11-04 | 1984-05-15 | Kao Corp | 安定な過炭酸ソ−ダの製造法 |
JP3975075B2 (ja) * | 2001-11-19 | 2007-09-12 | 日本パーオキサイド株式会社 | 安定な過炭酸ナトリウムの製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009544554A (ja) * | 2006-07-27 | 2009-12-17 | エボニック デグサ ゲーエムベーハー | シェルを有する過炭酸ナトリウム粒子 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR20080024115A (ko) | 2008-03-17 |
US20080274937A1 (en) | 2008-11-06 |
EP1728762A1 (en) | 2006-12-06 |
CN101189184A (zh) | 2008-05-28 |
WO2006128901A1 (en) | 2006-12-07 |
EP1890963A1 (en) | 2008-02-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008545609A (ja) | 塗膜付き過炭酸ナトリウム粒子、それらの製造方法、それらの使用及びそれらを含む洗剤組成物 | |
RU2396206C2 (ru) | Частицы перкарбоната натрия, способ их производства, их использование, содержащие их моющие составы | |
AU748218B2 (en) | Coated sodium percarbonate particles, process for their preparation, their use in detergent compositions and detergent compositions containing them | |
US8034758B2 (en) | Coated sodium percarbonate particles, process for their production, their use and detergent compositions containing them | |
US20030158069A1 (en) | Process for preparing coated alkali metal percarbonate, coated alkali metal percarbonate obtainable by this process, its use in detergent composition, and detergent compositions containing it | |
PT731774E (pt) | Processo para estabilizar percarbonatos de metais alcalinos sob a forma de particulas pequenas | |
CN101622334B (zh) | 非氧化剂过碳酸盐颗粒 | |
RU2577268C2 (ru) | Частицы перкарбоната натрия с покрытием, способ их получения, их применения в композициях моющих средств и композиции моющих средств, содержащие их |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090529 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120213 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120717 |