JP2008544932A - 容器用のパッケージ - Google Patents

Abstract

パッケージが、カートン（１００）と、カートンのボトムパネル（５０）を貫通する容器（１２０）とで形成される。カートンは、トップパネル（２０）と、トップパネル及びボトムパネル間に位置する中間パネル（８０）とをさらに有する。中間パネルは、容器をカートン内で安定させる働きをする。

Description

技術分野は、容器を収容するためのカートン、及びそれから形成されるパッケージに関する。

［関連技術］
容器の上部に係合するカートンが既知である。容器は通常、カートンのパネル内の開口に通して挿入されて、容器の半径方向突出部分に係合することによって固定される。１つのそのようなカートンが、Bakxの米国特許第６，２２３，８９２号に開示されている。しかしながら、Bakx特許によって開示されているようなカートンは、容器をカートン内に十分に固定しないであろう。

第１の実施の形態によれば、パッケージは、トップパネルと、トップパネルの隣りの第１のサイドパネルと、第１のサイドパネルの隣りのボトムパネルと、ボトムパネル内の少なくとも１つの上部受け取り切れ目パターンと、トップパネルの隣りで、且つボトムパネルの隣りの第２のサイドパネルと、トップパネル及びボトムパネル間に位置する中間パネルであって、少なくとも１つの開口を有する、中間パネルと、複数の容器であって、複数の容器の第１のものは、ボトムパネル内の上部受け取り切れ目パターンのうちの１つを貫通し、且つ中間パネル内の開口のうちの１つを貫通する、複数の容器とを備える。

第１の実施の形態によれば、中間パネルは、容器をパッケージ内で安定させる働きをする。

当業者であれば、以下に挙げる図面を参照した実施形態の以下の詳細な説明を読めば、さまざまな追加の実施形態の上記利点及び他の利点及び恩恵を理解できるであろう。

通例に従って、以下に説明する図面のさまざまな特徴は、必ずしも同一の縮尺で描かれていない。本発明の実施形態をより明らかに示すために、図面のさまざまな特徴及び要素の寸法は、拡大又は縮小されるであろう。

本実施形態は、容器に取り付けられるカートンに取り組む。カートン１００が、図５に組み立てられた状態で示されており、図５では、カートンは容器１２０に取り付けられて、パッケージ１５０を形成している。

図１は、カートン１００を形成するために使用されるブランク１０の平面図である。ブランク１０は、第１の横方向折り線３２で第１のサイドパネル４０に折り曲げ可能に接続されるトップパネル２０、第２の横方向折り線４２で第１のサイドパネル４０に折り曲げ可能に接続されるボトムパネル５０、第３の横方向折り線５２でボトムパネル５０に折り曲げ可能に接続される第２のサイドパネル７０、及び第４の横方向折り線７２で第２のサイドパネル７０に折り曲げ可能に接続される中間パネル８０を備える。接着フラップ２２を、第５の横方向折り線２４でトップパネル２０に折り曲げ可能に接続してもよい。

横方向折り線３２、４２、５２、７２、２４の各々に沿って、それぞれ１つ又は複数の切れ目３４、４４、５４、７４、２６を入れてもよい。図１に示す実施形態では、横方向折り線３２、４２、５２、７２、２４は、切れ目／折り目線であって、切れ目３４、４４、５４、７４、２６は、折り線でブランク１０を折り曲げやすくする。任意数の切れ目を折り線に沿って形成してもよく、また、切れ目の数及び長さは、たとえば、ブランク１０を形成するために使用される材料の厚さ（gauge）及び剛性に応じて選択されるであろう。

ボトムパネル５０は、複数の上部受け取り切れ目パターン５１を有する。各上部受け取り切れ目パターン５１は、カートン１００内に保持すべき容器１２０の上部を受け取る形状及び寸法である。各パターン５１は、第１のサイド切れ目６０及び第２のサイド切れ目６１と、第１の折り線６２及び第２の折り線６６と、内側切れ目６５と、変形切れ目６８とを有する。切れ目は、第１のストラット５６及び第２のストラット５８を画定する。ストラット５６、５８は、それぞれ第１の折り線６２及び第２の折り線６６を中心にして折り曲げ可能に接続される。変形切れ目６８は、ストラット５６、５８が容器１２０の上部を囲むように変形できるようにする。

中間パネル８０は、ブレース開口（brace opening）８２及び支持ストラット８４を有する。開口８２及びストラット８４は、切れ目８８、８９によって画定され、支持ストラット８４は折り線９０を中心として折り曲げ可能である。開口８２及び支持ストラット８４は、カートン１００内の１横列の容器を安定させる寸法及び形状である。中間パネル８０の湾曲縁部９４は、カートン１００内の隣りの横列の容器１２０を安定させる形状及び寸法である。図１に示すように、ブランク１０は、ほぼ矩形であって、中間パネル８０の位置で狭くなる。

図２は、カートン１００及びそれを容器１２０に取り付ける組み立て段階の斜視図である。容器１２０の上部が、上部受け取り切れ目パターン５１に通して挿入されて、第１のストラット５６及び第２のストラット５８が、各容器１２０の半径方向突出部分の下側に係合するようにする。ストラット５６、５８が容器１２０の外周により密接に一致するように、ストラット５６、５８は切れ目６８で変形してもよい。

図３は、中間パネル８０が容器１２０の上部に係合しているところを示す。中間パネル８０は、ブランク１０を折り線５２及び７２に沿って折り曲げて、横一列の容器１２０の上部を開口８２に通して挿入することにより、容器１２０に係合する。隣りの容器横列のうちの各容器１２０は、中間パネル８０の湾曲縁部９４のうちの１つに係合する。図４は、縁部９４と右側横列の容器１２０との係合を示す。中間パネル８０を所定位置に折り曲げると、中間パネル８０の下側が、第１のストラット５６及び第２のストラット５８の上部に載るであろう。ストラット５６、５８の切れ目６８により、ストラットは、容器１２０の外側に密接に一致するようにゆがむことができる。ストラット５６、５８の上縁部が、容器１２０のキャップ１２２又は他の半径方向突出部分の下側に係合するであろう。

次に、図５を参照すると、接着フラップ２２が、第２のサイドパネル７０の外側と接触して、それに固定される。フラップ２２は、たとえば接着剤、接着テープ又は他の手段を使用して固定されることができる。フラップ２２が固定されるとき、容器１２０は、パネル５０、８０、２０及びストラット５６、５８によって所定位置に固定的に保持される。容器１２０を内部に挿入したカートン１００は、パッケージ１５０を形成する。支持ストラット８４は、トップパネル２０の下側に当接し、それにより、トップパネルは比較的平坦なままである。

上記実施形態のボトムパネルは、カートンのボトムパネル内に容器の上部を受け取るための例示的な構成を示す。しかしながら、容器をカートンに挿入できるようにするために、他の構成を設けてもよい。

図４に示す実施形態は、縦横２列で４つの容器１２０を収容するカートン１００を示す。ブランク１０の幅（図１の横方向）を増加させ、且つボトムパネル５０内の上部受け取り切れ目パターン５１及び中間パネル８０内の開口８２を追加することにより、たとえば、追加の縦列を加えてもよい。たとえば、１０個の容器を２×５の配置で収容することができるであろう。２×３及び２×４の配置も可能である。

ブランク１０は、たとえば硬化紙、板紙及び同様の材料から形成されることができる。ブランクの第１の側面及び第２の側面を、たとえばクレーコートでコーティングすることができる。続いて、クレーコートの上には、製品、広告及び他の情報又は画像を印刷してもよい。続いて、ブランクに印刷されたすべての情報を保護するために、ブランクをワニスでコーティングしてもよい。

上記実施形態では、カートン１００は、丸い上側リム又はキャップを有するほぼ円筒形の容器１２０を収容するものとして示されている。しかしながら、他のタイプの容器を本発明によるカートンによって収容することができる。

上記実施形態において、折り線は、任意の適当な方法によってブランク内に形成されてもよい。たとえば、折り線は、ブランクの一部分に折り目又は切り込みを付けることによって形成されることができる。ブランクに折り線を形成する他の方法を使用してもよい。

上記の説明は、本発明を本明細書に開示されている形に制限する意図はない。また、添付の特許請求の範囲は、詳細な説明に明確には規定されていない代替実施形態を含むと解釈されるものとする。

第１の実施形態によるパッケージを形成するために使用されるブランクの平面図である。 図１のブランクから形成されるパッケージの組み立てステップの斜視図である。 パッケージの組み立てステップの斜視図である。 パッケージの組み立てステップの斜視図である。 パッケージの斜視図である。

Claims (14)

1. カートンに組み立てるためのカートンブランクであって、
   トップパネルと、
   第１のサイドパネルと、
   ボトムパネルと、
   少なくとも１つの容器を受け取る寸法である、前記ボトムパネル内の少なくとも１つの上部受け取り切れ目パターンと、
   第２のサイドパネルと、
   中間パネルと
   を備え、前記中間パネルは、前記少なくとも１つの容器を受け取る寸法である少なくとも１つの開口を有する、カートンブランク。
2. 前記ブランクの一端部に接着フラップをさらに備える、請求項１に記載のブランク。
3. 前記少なくとも１つの上部受け取り切れ目パターンは、少なくとも縦横２列に配置された少なくとも４つの上部受け取り切れ目パターンを有する、請求項１に記載のブランク。
4. 前記中間パネル内の前記少なくとも１つの開口は、横列に配置された少なくとも２つの開口を有する、請求項２又は３に記載のブランク。
5. 前記上部受け取り切れ目パターンはそれぞれ、第１のストラット及び第２のストラットを画定し、該ストラットはそれぞれ、前記ボトムパネルに折り曲げ可能に接続される、請求項１〜４のいずれか１項に記載のブランク。
6. 支持ストラットが、前記中間パネル内の各開口の隣りにある、請求項１〜５のいずれか１項に記載のブランク。
7. 前記中間パネルは、湾曲縁部で終端する、請求項１〜６のいずれか１項に記載のブランク。
8. トップパネルと、
   前記トップパネルの隣りの第１のサイドパネルと、
   前記第１のサイドパネルの隣りのボトムパネルと、
   前記ボトムパネル内の少なくとも１つの上部受け取り切れ目パターンと、
   前記トップパネルの隣りで、且つ前記ボトムパネルの隣りの第２のサイドパネルと、
   前記トップパネル及び前記ボトムパネル間に位置する中間パネルであって、少なくとも１つの開口を有する、中間パネルと、
   複数の容器であって、該複数の容器の第１のものは、前記ボトムパネル内の前記上部受け取り切れ目パターンのうちの１つを貫通し、且つ前記中間パネル内の前記開口のうちの１つを貫通する、複数の容器と
   を備える、パッケージ。
9. 前記少なくとも１つの上部受け取り切れ目パターンは、少なくとも縦横２列に配置された少なくとも４つの上部受け取り切れ目パターンを有する、請求項８に記載のパッケージ。
10. 前記少なくとも１つの開口は、横列に配置された少なくとも２つの開口を有する、請求項８又は９に記載のパッケージ。
11. 前記上部受け取り切れ目パターンはそれぞれ、第１のストラット及び第２のストラットを画定し、該ストラットはそれぞれ、前記ボトムパネルに折り曲げ可能に接続され、且つ前記容器のうちの１つの上部の隣りにある、請求項８〜１０のいずれか１項に記載のパッケージ。
12. 前記ストラットはそれぞれ、前記容器の半径方向突出部分の下側に係合する、請求項１１に記載のパッケージ。
13. 支持ストラットが、前記中間パネル内の各開口の隣りにある、請求項８〜１２のいずれか１項に記載のパッケージ。
14. 前記中間パネルは、湾曲縁部を有し、該湾曲縁部はそれぞれ、前記容器のうちの１つに係合する、請求項８〜１３のいずれか１項に記載のパッケージ。

Images