JP2008544171A - ファスナー・アセンブリ - Google Patents

ファスナー・アセンブリ Download PDF

Info

Publication number
JP2008544171A
JP2008544171A JP2008515937A JP2008515937A JP2008544171A JP 2008544171 A JP2008544171 A JP 2008544171A JP 2008515937 A JP2008515937 A JP 2008515937A JP 2008515937 A JP2008515937 A JP 2008515937A JP 2008544171 A JP2008544171 A JP 2008544171A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nut
washer
spring member
fastener assembly
annular surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008515937A
Other languages
English (en)
Inventor
エー. ハリス,デイビッド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MacLean Fogg Co
Original Assignee
MacLean Fogg Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MacLean Fogg Co filed Critical MacLean Fogg Co
Publication of JP2008544171A publication Critical patent/JP2008544171A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B39/00Locking of screws, bolts or nuts
    • F16B39/22Locking of screws, bolts or nuts in which the locking takes place during screwing down or tightening
    • F16B39/24Locking of screws, bolts or nuts in which the locking takes place during screwing down or tightening by means of washers, spring washers, or resilient plates that lock against the object
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B39/00Locking of screws, bolts or nuts
    • F16B39/22Locking of screws, bolts or nuts in which the locking takes place during screwing down or tightening
    • F16B39/28Locking of screws, bolts or nuts in which the locking takes place during screwing down or tightening by special members on, or shape of, the nut or bolt
    • F16B39/282Locking by means of special shape of work-engaging surfaces, e.g. notched or toothed nuts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B43/00Washers or equivalent devices; Other devices for supporting bolt-heads or nuts

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
  • Measuring Fluid Pressure (AREA)

Abstract

本発明は、複数のねじ山を備えたナット、トルクをナットに伝達するように形作られたトルク伝達部、波を打つ形状を持つ環状の面、締付面と波を打つ形状を持ちナットの環状の面に軸方向に対向するささえ面を備えたワッシャー、ナット上に設けられた環状の面とワッシャー上に設けられたささえ面の間に配置されたバネ部材、を備えたファスナー・アセンブリに関する。

Description

本発明は、ファスナー・アセンブリに関し、特に、波を打つ形状を持った面を備えたロッキング・ファスナー・アセンブリに関する。
ファスナーは当業者に周知であり、螺子を切られた部材に螺子止めするのに使用されている。
独国特許第4011686号明細書
本発明は、波を打つ面を備えた、改良されたロッキング・ファスナーである。
本発明の範囲は、添付の請求項からのみ決定され、この「課題を解決するための手段」の記載によって影響されるものではない。簡潔に述べれば、複数のねじ山、自身にトルクを伝達するように形作られたトルク伝達部、および、波を打つ形状を持った環状面を備えたナット、締付面と、波を打つ形状を持ち、ナットの環状面に軸方向に対面するささえ面(ベアリング面)を備えたワッシャー、および、ナットの環状面とワッシャーのささえ面の間に配置されたバネ部材を備えた、ファスナー・アセンブリである。
図1,2に、自動車用のアクスル・アセンブリ10を示す。アクスル・アセンブリ10は、垂直方向に向いたプレート14から水平に伸びるスピンドル12を備えている。プレート14は、通常の方法で車両のフレーム(図示せず)に装着されているフィッティング16の外側面を形成している。
回転用にスピンドル12に取付けられているのは、ホィール・ハブ20である。ホィール・ハブ20は、ほぼ円筒形の本体22を備えている。ホィール・ハブ20は、内側のローラ・ベアリング・アセンブリ28と外側のローラ・ベアリング・アセンブリ29によって、スピンドル12に取付けられている。内側のローラ・ベアリング・アセンブリ28は、円筒形の内部31に位置し、スピンドルの肩部33とこれと対面する、ホィール・ハブ20の本体22の内側の肩部35の間に保持されている。外側のローラ・ベアリング・アセンブリ29は、スピンドル12の円筒形の外部37に位置し、ハブ本体22内側の肩部39に対面して、また、ベアリング・アセンブリの内側端面で、スピンドルのテーパーを持った中央部43を囲む、円錐台形状をなすスペーサ41に対面して、取付けられている。
円筒形の本体22は、放射状に伸びているフランジ24と一体形成されている。複数のスタッド26は、フランジ24の縁部近傍で、フランジ24から軸方向に伸びている。スタッド26は、通常の方法でホィール(図示せず)をホィール・ハブ20に取付けるのに使われている。図1,2に示すように、この好適な実施形態のファスナー・アセンブリ50は、スタッド26にねじ込まれている。
図19に、この好適な実施形態のファスナー・アセンブリ50が示されている。ここに示されているように、ファスナー・アセンブリ50は、ナット52を備えている。ナット52は、金属、好ましくは、たとえば、1020鋼から1045鋼のような、炭素鋼を含んでいる。
図19に示されたナット52は、鍛造されている。この鋼は、最初1149℃(2100°F)で熱せられ、セグメントに裁断され、円形に圧延べされる。そして、内側面部63とトルク伝達面66が鍛造される。その後、内側面部63が、打ち抜かれ、次に、ナット52は、ロックウェルCスケールで26から36の間、好ましくは、31の平均硬度を持つように熱処理される。
図14に示す、好適なワッシャー54は、たとえば、4140鋼のような、アロイ・グレード鋼からなっており、別の実施形態では、たとえば、1020鋼から1045鋼のような、メディアム炭素鋼からなっている。好適には、ワッシャー54は、鍛造されていることが望ましい。この鋼は、最初1149℃(2100°F)で熱せられ、セグメントに裁断され、円形に圧延べされて、その後、環状部が形成され、打ち抜かれる。ワッシャー54は、ロックウェルCスケールで28から42の間、好ましくは、36の平均硬度を持つように熱処理される。
ナット52とワッシャー54は互いに組みつけられる。ナット52は、ワッシャー54に組みつけられ、ナット52のカラー85は平たくなってスカート68を形成する。カラー85は、螺子山64にリードを供給するという利点を持つ。そして、タップが、ナット52を通って下方に送られ、螺子山64がナット52に切り込まれる。螺子山64の直径は、好適には、ほぼ0.7938cm(0.3125インチ)からほぼ3.175cm(1.25インチ)までの範囲にあることが望ましい。
螺子山64が切られた後、ナット52はマシニング・センタにかけられる。ナット52内の螺子山64の小さい方の直径は、チャックされた後、回転され、あるいは、溝を彫られる。ナット52は、コレット、あるいは、マンドリルに取付けられ、回転され、あるいは、溝を彫られる。コレットは小さい方の直径をグリップして、十分にスリップを防ぎ、ナット52はコレットの周りを自転する。溝切りツールは、ナット52の側面に押し込まれて、前もってなしている六角形が保持面59により好ましい形状であるよう、部材を削ぎ落とす。
ナット52が、回転された、あるいは、溝を彫られた後、摩擦面70は保持面59に形作られる。摩擦面70はローレットを使用して形成される。好適な実施形態では、ローレットは、30°から60°の範囲の角度、好ましくは、45度で“右に流れる”ノッチ71を形成するようになっており、別の実施形態では、本発明の範囲を逸脱せずに、同様の角度で“左に流れる”ノッチ71を形成することもできる。
ナット52、および/あるいは、ワッシャー54は、効果を増すように、コーティングされていてもよい。好適には、コーティングは、さび止め、あるいは、腐食止めとなるように調合されていることが望ましいが、その他のコーティングも用いることができる。これは限定ではないが、たとえば、摩擦を減ずるように調合されたコーティングであってもよい。ひとつの実施形態では、コーティングは、ナットとワッシャーとの間の摩擦を低減する。別の実施形態では、コーティングは、螺子同士の間の摩擦を低減する。
様々なケミカル・コンパウンドを適切なコーティングとして使用することができる。一つの実施形態では、亜鉛コーティングが使用される。もう一つの実施形態では、金属酸化物、および/あるいは、アルミ・フレークを含有する水溶性のコーティング剤が使用される。
図11に示すように、ナット52は、保持面59を持っている。保持面59は、キャップ53と協働する。保持面59は、キャップ53を保持するように構成されている。図11は、キャップと保持面59が締り嵌めするように、ナット52に保持されたキャップ53を示している。
好適な実施形態の保持面59は、第一の面60を備えている。第一の面60は、少なくとも、内側面81の一部に対応するように形作られている。図29に示したように、第一の面60は、キャップ53を締り嵌めできるように形作られている。このように、第一の面60は、様々な形状を備えることができる。好適な実施形態では、第一の面60は、ほぼ、円筒形である。
保持面59は、第二の面23を備えている。第二の面23は、非常に容易にナット52にキャップ53が嵌められるように形作られている。図29は、キャップ53を収容するように形作られた第二の面23を示している。ここに示されているように、第二の面23は、ほぼ円錐形をなしている。第二の面23とともに好適な実施形態を示したが、保持面59は、第二の面23を持たなくてもよい。
図12に示したように、保持面59に摩擦面70を備えることは有利である。すなわち、保持面59が、締り嵌めによって、キャップ53をより一層保持できるようにできる。
摩擦面70は、より高い摩擦係数を持っている。好適な実施形態で得られるより高い摩擦係数は、摩擦面に刻みを入れることによって達成できる。好適には、摩擦面70は、複数のノッチ71を備えている。図21に示すように、ノッチ71は、仮想線Aによって示されるナットの軸に対して角度100をなしている。角度100は、30°から60°の範囲にあり、好ましくは、45°である。
好適な実施形態では、ナット52は、螺子山64を備えている。図14に示すように、ナット52は、螺子山64を備えている。螺子山64の内側の螺子山は、好ましくは、保持面59の内側部分とスカート68の内側の部分に伸びている。
ナット52は、トルク伝達部66を備えている。図14に示すように、トルク伝達部66は、ナットの外部表面に備わっている。トルク伝達部66は、好適には、複数の表面を介してトルクを伝達するように形作られている。図14に示すように、トルク伝達部66は、六角形をなしている。
図11を参照すると、ナット52は、環状面72を備えている。環状面72は、トルク伝達部66に近接している。環状面72は、好ましくは、ほぼ円錐台形をなしている。別の実施例では、環状面72は、球面的に凹形状、あるいは、球面的に凸形状をなしている。さらに別の実施例では、環状面72は、締め付けられた物体の表面と協働するように形作られている。このような実施形態では、ワッシャーは不要である。
環状面72は、好適には、冷間鍛造で作製されている。冷間鍛造は、ダイ・インサートを使用して行われる。ダイ・インサートは、従来のボール・アンド・ミル・テクニックを使用して、所望の形状に機械加工する。
別の実施形態では、環状面72は、ささえ面84と協働するように構成されている。図33に示すように、環状面72は、波を打つ形状をなしている。環状面72は、環状に連続して伸びる表面を備え、その表面は、全環状面72に渡って均等に波を打った形状をなしている。
図23は、本発明のさらに別の実施形態を示めしている。図23に示すように、環状面72は、複数の低い頂点を備えている。低い頂点は、平坦部74として備わっている。
平坦部74は、ほぼ球面的に凸形状をなしている。平坦部74は、ささえ面84の谷122と同じ半径を持つ。平坦部74は、冷間鍛造で作製され、すべて凸形状で、中心がナット52の軸上にある仮想球の面上にある。その球の半径は、ナットの螺子山64の直径のほぼ倍である。この実施形態では、その半径は、0.5cm(0.2インチ)から5.08cm(2.00インチ)の範囲である。
平坦部74は、複数の面73に近接している。各々の平坦部74は、互いに反対に傾いている面73のペアに近接している。この実施形態の環状面72は、環状に連続して延びる面73を備えている。この環状に連続して延びる面73は、表面全体に均一に波を打つ形状を持つ面を構成する。これらの面73は、ささえ面84上の対応面116と相補的になるように構成されている。これらの面73は、ささえ面84上の面73と同じ半径を持つ。
図23に示すように、これらの面73は、好適には、ほぼ球面状に凸形状をなしている。これら面73の各々は、凸形状をなし、ナット52の径方向と周方向の両方に曲がるように形成されている。
これら面73の各々は、谷75に隣接している。谷75は、これら面73のペアに隣接している。谷75は、ささえ面84の谷122よりも狭く構成されている。図23に示すように、谷75は、ほぼ球面状に凸形状をなし、所定の深さを有している。一つの実施形態では、この深さの寸法が、ナットの螺子山の数に応じている。
別の実施形態の谷75とこれと隣接する面73は、ほぼ逆V字型の形状をなしている。この逆V字型の形状は、平坦部74の高さを決定する。平坦部74と谷75の距離に応じてこの高さが決定されることは有利である。ここに示した実施形態では、この高さは、平坦部74と谷75の間の垂直方向の距離に等しい。この高さは、好適には、ファスナー・アセンブリ50が組み上がった際の螺子山64とスタッド26の螺子山との間のクリアランスよりわずかに大きいことが望ましい。この実施形態では、この高さは、0.0cm(0.0インチ)から0.076cm(0.030インチ)の範囲にある。
別の実施形態では、この高さは、ナット上で軸方向にインチ当たりの螺子山の数に応じて寸法決めされている。この高さが、面73あるいは面116の数に関係していることが有利である。限定ではなく、例として、この高さは、インチあたりの螺子山の数と逆V字型の波を打つ形状の数に比例している。好適な実施形態では、この高さは、インチあたりの螺子山の数と逆V字型の波を打つ形状の数の積に比例する。この実施形態のこの高さは、ほぼ0.1058cm(0.04167インチ)までの範囲である。
図14に示すように、ナット52は、シート面25を備えている。図17に示すように、シート面25が、キャップ53の中間部21に対応していることが有利である。シート面25は、中間部21に対応して沿っている。図14に示すように、シート面25は、環状形状をなしている。シート面25は、キャップ53のナット52に対する回転を防ぐために、より高い摩擦係数を持っている。
図14に示すように、ナット52は、カラー85を備えている。カラー85は、内側の螺子山64の内側の縁で、ナット52にから軸方向に離れるように伸びている。カラー85は、ワッシャー54と協働するように構成されている。カラー85は、ワッシャー54を緩く保持するように形作られている。好適な実施形態では、カラー85は、環状面72からほぼ円筒形のワッシャー54の中へ軸方向に伸びるようになっており、スカート68は、ワッシャー54内のアンダーカット肩部の下で、緩くではあるが、確実にナット52と共にワッシャー54を保持するように構成されている。
図11を参照すると、カラー85は、ナット52と一体的に構成されている。図20に示すように、スカート68は、ワッシャーを保持するように構成されている。スカート68は、ワッシャー54の部分の下に位置するように構成され、互いに回転できるようにナットとワッシャーを接続する。
ワッシャー54を使用しない場合、ナット52が自身に締め付けられた物の表面と協働するのが望ましい。したがって、一つの別の実施形態では、本発明の範囲を逸脱せずに、ナット52は、スカート68を設けずに作製することができる。
図19を参照すると、ファスナー・アセンブリ50は、キャップ53を備えている。この好適な実施形態では、キャップ53は、例えば、ステンレスのような合金からなっている。しかしながら、別の実施形態では、キャップ53は、本発明の範囲を逸脱せずに、他の物質から構成されることができる。限定ではなく、例として、キャップ53は、たとえば、アルミニウムのような金属、あるいは、ポリマーを含む物質から作製することができる。
この好適な実施形態を構成するキャップ53は、ステンレスのシートから作製されている。キャップ53の好ましい作成方法は、スタンピングである。しかしながら、鍛造、鋳造など、他の方法も使用することができる。
キャップ53を型押しする際、ステンレスのシートの中央部から円形のウェハが切り出される。そのウェハが、延ばされ、深く進行し、所定の深さに達して、キャップ53が形成される。
図18に示すように、キャップ53は、外側の面80を備えている。この外側の面80は、コーティングされていることが望ましい。このコーティングは、錆、あるいは/および、腐食を防止するように調合されている。外側の面80は外装されていると有利である。外側の面80は、たとえば、ステンレスを用いたときに得られる外観のような、光を反射する外観を持つことが望ましい。一つの実施形態では、外側の面80は、たとえば、素材としてプラスチックを用いて作製された外観のような、色彩豊かな外観を備えている。
外側の面80は、レンチと協働するように構成されている。図28に示すように、外側の面80は、ソケットレンチ17に合うように形作られている。外側の面は、ソケットレンチ17が、外側の面80ではなく、トルク伝達部66にトルクをかけるように形作られていることが有利である。
図18に示すように、外側の面80は、第一の外側のキャップ面87を備えている。図29に示すように、第一の外側のキャップ面87は、トルク伝達部66の内側にある。この好適な実施形態では、第一の外側のキャップ面87は、ほぼ円筒形状をなしている。
図18に示すように、第一の外側のキャップ面87に隣接して、第二の外側のキャップ面89がある。この好適な実施形態では、第二の外側のキャップ面89は、ほぼ凸形状をなしている。
図35,36は、本発明の一つの別の実施形態を示している。これらの図に示されているように、ナット52の内側の面63は、保持面59を備えている。キャップ53の外側の面80は、保持面59と協働するように構成されている。
図35,36に示すように、外側の面80は、第一の外側のキャップ面87を備えている。第一の外側のキャップ面87は、保持面59に締り嵌めできるように形作られている。キャップ53は、保持面59の中に配置されて、ノッチ71が、第一の外側のキャップ面87の中に掘り込まれる。
この実施形態では、第一の外側のキャップ面87は、保持面59に合わせて形作られている。図35,36に示すように、この実施形態は、保持面59に合わせた、ほぼ円筒形状の第一の外側のキャップ面87を備えている。
この実施形態では、キャップ53の外側の面は、保持面59と協働する、内側の面81を囲んでいる。この好適な実施形態では、内側の面81は、第一の内側のキャップ面97を備えている。第一の内側のキャップ面97は、保持面59と協働するように構成されている。図29に示すように、第一の内側のキャップ面97は、保持面59に締り嵌めができるように形作られている。キャップ53は、保持面59の上に配置され、ノッチ71が、第一の内側のキャップ面97に掘り込まれる。
内側の面81は、ナット52の表面に合わせて形作られている。図29に示すように、第一の内側のキャップ面97は、保持面59に合うように形作られている。この好適な実施形態では、第一の内側のキャップ面97は、ほぼ円筒形状をなしている。
内側の面81は、スタッド26を収容できるように寸法決めされている。図30に示すように、第一の内側のキャップ面97は、少なくともスタッド26の一部が内側の面81の中に位置するようにできる直径を持っている。内側の面81は、スタッド26の端を収容するように形作られた、第二の内側のキャップ面99を備えている。この好適な実施形態では、第二の内側のキャップ面99は、ほぼ凹形状をなしている。
図1に示したスタッド26のようなスタッドは、様々な長さを持つので、また、ファスナー・アセンブリ50は、ホイールはホイール・ハブ20に安全に確実に固定するようにスタッドに適切に締め付けられていなければならないので、予想外に長いスタッド26は、キャップ53の内側の面81の内に収容できない。しかしながら、もし、キャップ53の内側の面81が、ファスナー・アセンブリ50を完全に締め付けることを妨げるなら、潜在的に危険な状況が発生する。この潜在的な危険を回避するに、キャップ53は、スタッド26と協働するように構成されている。キャップ53とナット52を締り嵌めることで、ファスナー・アセンブリ50をスタッド26に完全に締め付けるように、スタッド26は、ナット52からキャップ53を外すことができる。
別の実施形態では、内側の面81は、摩擦面55を備えることができる。摩擦面55は、より高い摩擦係数を持つ。摩擦面55をローレット掛けすることで、より高い摩擦係数が得られる。
図17に示すように、摩擦面55は、第一の内側のキャップ面97内に位置している。摩擦面55は、好適には、複数のノッチ56を備えている。図22に示したように、ノッチ56は、仮想線Aで示したナットの軸に対して角度101をなしている。角度101は、30°から60°の範囲であり、好適には、45°である。
別の実施形態では、キャップ53は、中間部分21を備えている。好適には、中間部分21は、シート面25に対応している。この実施形態の中間部分21は、シート面25に沿って対応している。図17に示すように、中間部分21は、好適には、環状形状をなす。この実施形態の中間部分21は、ナット52に対するキャップ53の回転を防止するために、より高い摩擦係数を持っており、有利である。
ファスナー・アセンブリ50のこの好適な実施形態を図19に示す。ここに示されているように、ファスナー・アセンブリ50は、ワッシャー54を備えている。ワッシャー54の材質は、好適には、ミディアム炭素鋼のような合金など、金属を含んでいる。ワッシャー54は、鍛造、好適には、冷間鍛造によって製作される。冷間鍛造は、金型を使用して行なわれる。金型は、好適には、従来のボール・アンド・ミル技術で、所望の形状に機械加工される。鍛造された後、ワッシャー54は、ロックウェルCスケールで36の平均硬度を持つように熱処理される。
図13に示したように、ワッシャー54は、ほぼ環状形状をなし、ささえ面84を備えている。ささえ面84は、好適には、ほぼ円錐形状をなし、ワッシャー54の内側の縁に位置している。別の実施形態では、ささえ面84は、球面的に凹形状、球面的に凸形状、あるいは、平面をなしている。
この実施形態のささえ面84は、環状面72と協働するように構成されている。図24に示したように、ささえ面84は、波を打つ形状をなしており、好適には、ささえ面84全体に均一に波を打った形状をなす、環状に連続した面を備えている。
図31は、本発明のさらに別の実施形態を示している。ここに示したように、ささえ面84は、波を打つ形状をなす面に複数の上部頂点を備えている。これらの上部頂点は、平坦部118となっている。平坦部118は、ほぼ球面状に凹形状をなしている。
平坦部118は、複数の面116と隣接している。各々の平坦部118は、面116のペアと隣接している。この実施形態のささえ面84は、面全体に渡って均一に波を打った構造を構成する、環状に伸びて連続する面116を備えている。これらの面116は、環状面72上の面73に対応するように構成されている。図31に示すように、これらの面116は、ほぼ球面状に凹形状をなしている。
各々の面73は、谷122に近接している。各々の谷122は、面116のペアに隣接している。谷122は、環状面72の谷75より広く構成されている。
図31に示すように、これらの谷122は、ほぼ球面状に凹形状をなし、所定の深さを持っている。一つの実施形態では、この深さは、ナットの螺子山の数に応じて寸法決めされている。これらの谷122は、鍛造によって製作され、すべて、凹形状をなし、ワッシャー54の軸上に中心を持つ仮想球面上にある。この仮想球面の半径は、ナット52の螺子64の直径のほぼ倍である。図示されたこの実施例では、その半径は、0.25cm(0.10インチ)から0.51cm(2.00インチ)の範囲である。このように、ナット52上の平坦部74は、形状的に、ワッシャー54上の谷122に対して、完全に相補的であることがわかる。
この実施形態の谷122とこれに隣接する面116は、逆V字型形状を提供する。この逆V字型形状は、高さを持った平坦部118を提供する。この高さは、平坦部74と谷75の間の距離に応じて寸法決めされているという利点がある。ここで示した実施形態では、この高さは、平坦部118と谷122と間の垂直方向の距離に等しい。この高さは、好適には、ファスナー・アセンブリ50が組み上がった際の64の螺子山とスタッド26の螺子山の間のクリアランスよりわずかに大きいことが望ましい。この実施形態では、この高さは、0.00cm(0.00インチ)から0.08cm(0.03インチ)の範囲である。
別の実施形態では、この高さは、ナット上で、インチあたり、ナットの軸に沿って、計った、螺子山の数に応じて寸法決めされている。この高さは、面73、あるいは、面116の数に関連しているという利点がある。限定ではなく、例として、この高さは、インチあたりの螺子山の数と逆V字型の波の数に比例している。好適な実施形態では、高さは、インチあたりの螺子山の数と逆V字型の波の数の積に比例している。この実施形態では、ほぼ0.10584cm(0.04167インチ)までである。
好適な実施形態では、ワッシャー54は、締付面86を備えている。図13に示すように、締付面86は、ワッシャー54の外側の端88に備えられている。この好適な実施形態では、締付面86は、ほぼ平坦である。
一つの実施形態では、ワッシャー54は、締付面86を備えている。締付面86は、わずかにより凹形状をなし、ワッシャー54の底に位置している。締付面86は、ほぼ浅い円錐台を形成する。締付面86は、好適には、ワッシャーのフランジ92の底の外側の縁94から、ワッシャー54の内側の縁96に向かって、上方に傾斜している。締付面86は、図26に仮想線Cとして示された、ナットの軸に対して角度103をなしている。角度103は、87°から90°の範囲である。この実施形態では、角度103は、88°である。
他の実施形態では、ワッシャー54は、複数の窪み104を備えている。複数の窪み104は、締付面86に締付セグメント106を供給している。締付セグメント106は、軸方向に柔軟性を持っており、利点がある。
図4に示すように、これらの窪み104は、フランジ92の底とワッシャー54の外側の面88に位置している。この実施形態では、これらの窪み104は、対応する切り欠き98から径方向に内側へ伸びている。図4に示すように、締付面86は、ほぼV字型の、6つの窪み104を備えている。しかしながら、当業者は、使用する窪みの数を適切に選択するであろう。
図4に示した実施形態では、これらの窪み104は、効果的に、環状の締付面を6つの弧状形状を持つ締付セグメント106に分割している。弧状の締付セグメント106の外側の先端部は、切り欠き98と切り欠き98の間に位置しており、ワッシャー54の軸方向に弾性的に撓むことができる。
別の実施形態では、ワッシャー54は、耳108を備えている。耳108は、スタッド26と協働するように構成されている。耳108は、少なくともスタッド26の一部に備えられた、スロット49と協働する。耳108の大きさと形状は、スピンドル12、あるいは、スタッド26の螺子を切った端部の片面に形成された、軸方向に伸びたスロット49を緩く横滑りさせるのに適したものとなっている。耳108は、好適には、スロット49と協働して、ワッシャー54がスピンドル12、あるいは、スタッド26に対して、回転するのを防いでいる。
図29は、ワッシャー54の端面88から内側に伸びている、耳108を示している。図10は、ワッシャー54のベースからフランジ92と反対側に内側へ伸びている、耳108を示している。図34に示したように、耳108は、スタッド26の一部で、スロット49と協働している。
当業者は、ワッシャーの回転を防止するために、本発明が他の従来技術を利用できることを的確に理解するであろう。たとえば、代替態様として、スタッド26、あるいは、スピンドル12上に平坦部と、これに相対する、ワッシャー54の内側に向かって平坦部を形成することができる。
図25は、本発明のさらに別の実施形態を示している。ここに示されたように、ワッシャー54は、フランジ92を備えている。フランジ92は、ワッシャー54から外側に向かって伸びている。この実施形態では、フランジ92は、0.13cm(0.05インチ)から0.30cm(0.12インチ)の厚さを持つ。
別の実施形態では、フランジ92は、自身に沿って一定の間隔を持った、自身の内側から外側に向かう、複数のスロットを備えている。スロットは、締付面86が面に向かって押されて所望の負荷を下回った時、中間フランジ102を弾性的に撓ませて、ほんのわずかに機能させる。
図5は、フランジ92が複数の切り欠き98という形でスロットを備えている、ことを示している。これらの切り欠け98は、フランジ92に複数のフランジ・セクション102を供給している。これらのフランジ・セクション102は、軸方向に撓むように構成されているという利点がある。これらのフランジ・セクション102は、スタッドの螺子山とナット52の螺子山の間のクリアランスよりわずかに大きく、軸方向に撓むように構成されている。
図5に示された実施形態では、切り欠け98は、ほぼU字型をなしている。しかしながら、別の実施形態では、切り欠け98は、たとえば、円形、あるいは、多角形など、他の形状をなしている。
図5に示された実施形態では、フランジ92は、複数の切り欠け98を備えている。フランジ92に設けられた、これらの切り欠け98の数は、フランジ92の大きさに応じて決定される。効果的には、これらの切り欠け98の数を、フランジ92の厚さに基づいて決定するとよい。図5に示された実施形態では、6つの切り欠け98が設けられて、その結果、6つのフランジ・セクションをもたらしている。
本発明の一つの実施形態では、ワッシャー54は、締付面86を備えている。図32に示すように、締付面86の少なくとも一部分が、フランジ92の上に位置している。この図に示されるように、締付面86は、フランジ92の底とワッシャー54の外側の面88の上に位置している。
図29は、ナット52とキャップ53が組まれた好適な実施形態が示されている。ナット52とキャップ53は、好適には、保持面59の周りでキャップ53の内側の面81を締り嵌めて、組み上げられている。この後、摩擦面55と摩擦面70に働く摩擦力はキャップ53をナット52に接したままに保持する。
図20は、好適な実施形態における、組み上がった、ナット52とワッシャー54を示している。ここに示されているように、ナット52とワッシャー54は、好適には、スカート68をワッシャー54の中に挿入して組み上げられて、環状面72は、ささえ面84に対面している。この後、少なくともカラー85の一部分は、外側に向かって押えつけられて、スカート68を供給している。スカート68は、ワッシャー54の一部の下に横たわるように構成され、ナット52がワッシャー54に対して自由に回転できるように、緩く、しかし、確実にナット52とワッシャー54を接続している。
図15は、少なくともスカート68の一部が、その円周方向を取り巻く、内側へ向かう環状突起83の下に横たわっている、好適な実施形態を示している。しかしながら、当業者は、カラー85が、複数のスペース位置で、外側に向かって押えつけられて、突起83の一部分の下に横たわっている、スカート68を供給することができることを理解するであろう。
図38は、別の実施形態の締付面86を示している。ここに示されているように、締付面86は、複数の突起30を備えている。これらの突起30は、締付面86により高い摩擦係数を提供する。
締付面86は、ワッシャー54が回転しないように構成されている。突起30は、摩擦を持って、ワッシャー54がその面に対して回転するのを防止するために締め付けられている面と係合している。図38は、8つの突起を備えた、締付面86を示している。しかしながら、締付面86は、たとえば、12個の突起、8つ以上の突起を備えることもできる。
好適な実施形態では、ファスナー・アセンブリ50は、スタッド26に回転して装着(回転装着)される。この回転して装着している間、内側に螺子を切られたナット52は、スタッド26の螺子山に係合して、ファスナー・アセンブリは、軸方向でホイール・ハブ20に向かって移動する。この回転装着している間、ナット52とワッシャー54の双方は、スタッド26に対して回転できる。
更に回転装着が進むと、締付面86は、スタッド26に近接するホイール・ハブ20の面に係合する。ファスナー・アセンブリが、さらに軸方向の移動しようとすると、この面から抵抗を受ける。この抵抗は、最初は、比較的小さいが、さらに回転装着を進めると、ファスナー・アセンブリ50がスタッド26に確実に固定されるまで増加する。
しかしながら、いくつかの別の実施形態では、ファスナー・アセンブリ150は、スピンドル12にねじ込むことができる。図1,2に示したように、別の実施形態のファスナー・アセンブリ150は、スピンドル12にねじ込まれる。ここに示されたように、外側のベアリング・アセンブリ29は、肩部39とスペーサ41に対して動けるような状態で、ひとつの実施形態のファスナー・アセンブリ150によって、保持されることができる。この点、ファスナー・アセンブリ150は、スピンドル12の螺子を切られた外側の端面45に、ねじ込まれ、外側のベアリング・アセンブリ29の内側のベアリング・レース47に鎮座する。
ファスナー・アセンブリ150は、スピンドル12の端面45にねじ込まれて、ベアリング・アセンブリ28とベアリング・アセンブリ29の好ましくない遊びを取除き、これにより、これらのベアリング・アセンブリを適切な作動位置に保持し、適切な関連を維持する。ファスナー・アセンブリ150をベアリング・レース47にぴったりとねじ込み過ぎると、ベアリング・アセンブリ28、29の双方は、過負荷の状態になり、寿命が短くなるであろう。ファスナー・アセンブリ150をさらに端部45に十分ねじ込まないと、ベアリング・アセンブリ28、29の双方は、多過ぎる遊びを持って、寿命が短くなるであろう。この実施形態のファスナー・アセンブリ150は、所望する位置に、スピンドル12の螺子を切られた端部45に回転装着されるように製作され、本発明のアセンブリの内部に作用するロッキングする力によって、その所望の位置に確実に保持されている。
ひとつの実施形態では、ファスナー・アセンブリ150は、ホイール・ハブ20を、トラックあるいはその他の車両のアクスル・アセンブリ10のスピンドル12として供給されている、スタッド26に確実に固定するように構成されている。たとえば、ホイール・ハブ20は、その支持ベアリング・アセンブリ28、29に装着された後、ファスナー・アセンブリ150は、スピンドル12の螺子を切った端部45をすべり超えて、ワッシャー54の耳108は、内側の螺子山64がスピンドル12の外部の螺子山と係合するまで、スピンドル12のスロット49に沿ってすべる。スピンドル12にねじ込まれながらナット52が回転装着されるにつれて、ワッシャー54は、回転せずに、その前方に邪魔されることなく押される。このように、ワッシャー54は、ナットと一緒に軸方向に移動するが、その耳108は、スピンドル12のスロット49の中で、軸方向にすべることができるが、回転に対しては固定されているので、回転はしない。
その間ずっと、ナット52とワッシャー54は、入れ子関係を保って、互いに鎮座している。この入れ子関係では、各々の平坦部74は、対応する谷122に均一に鎮座しており、対面する傾斜面73と116はわずかに離れている。この関係では、平坦部74と平坦部118として供給される、環状面72とささえ面84上にある頂点は、それぞれ、お互いを乗り越えている。このように、ナット52がワッシャー54を前方に押すと、環状面72は、容易に、ワッシャー54のささえ面84を越えてすべる。
ワッシャー54の締付面86が、内側のベアリング・レース47と係合するまで、手でナット52はさらにスピンドル12にねじ込まれる。円錐台形状を持った、締付面86が、内側のベアリング・レース47と係合するとき、ナットのさらなる回転は抵抗される。
この抵抗は、最初は比較的小さいが、さらに回転装着を進めると増加する。このように、頂点は、負荷が増加するにつれてより困難を伴って、互いに乗り越える。この抵抗は、ナット52の面73とワッシャー54の面116のインターロック効果によって、より効果を増す。最終的には、ワッシャー54のフランジ部102が弾性的に撓み始めたときのみ、お互いに滑り超えることができる。ナットを締めると、軸方向の圧力がベアリング・アセンブリ28、29の中に発生する。この圧力が発生すると、フランジ部102が撓み始める。
フランジ部102は、スピンドル12の螺子山とナット52の螺子山のクリアランスよりわずかに大きい距離だけ軸方向に弾性的に撓むように作製されている。フランジ部102は、このクリアランスよりわずかに大きく撓むことができるので、ワッシャー54は、負荷の下で、ワッシャー54とナット52のロック機能を損なうことなく、ある程度、軸方向に動くことができる。同時に、ワッシャー54の谷122より上の平坦部118の高さも、そのクリアランスよりわずかに高いので、一旦、適切な負荷をもってロック関係が確立すると、ファスナー・アセンブリ150を緩めることなく、ワッシャー54とナット52は、互いにわずかに動くことができる。
この撓みは、ナット52の面73とワッシャー54の面116をロック関係に維持する弾性力を発生する。このロック関係において、一定のベアリング負荷が弾性的に保持され、ナット52とワッシャー54の頂点は、それぞれ、対応する谷122、谷75に対して、ほぼ同一面内に鎮座している。もちろん、面73は、対応する面116に対面してほぼ同一面内にあり、ファスナー・アセンブリ150が逆戻りして外れるのを防いでいる。特に、リーディング面73は、テーリング面116に対面して鎮座している。さらに、面73と面116は、好適には、それぞれ、球面的に、凹部、凸部として相補的であるように備わっており、ファスナー・アセンブリ150の軸から計ったすべての曲率半径は、前述の谷122のそれらと等しいので、たとえ、ナットが完璧にそろってスピンドルにねじ込まれずに、ナット52とワッシャー54が互いに正確に平行になっていなくても、それらのロック面の接触は維持される。
ロッキング・アセンブリ50のナット52をスピンドル12に回す際に、所定のトルク設定に達したとき、ベアリング・アセンブリ28、29は適切に予荷重されている。そして、ロッキング・アセンブリ50は、ナット52を逆行して外そうとする、すべての軸方向の力に対抗できるようになる。ホイール・ハブ20からの増加した軸方向の負荷は、単に、ナット52とワッシャー54をよりしっかりとロックするに過ぎない。六角レンチを使うなどして、再びナット52に負荷するトルクを緩めることによってのみ、ファスナー・アセンブリ150を外すことができる。
図39,40に、別の実施例である、ロッキング・ファスナー・アセンブリ250が、示されている。ここに示されているように、ロッキング・ファスナー・アセンブリ250は、車両のハブをホイールにしっかりと固定している。ロッキング・ファスナー・アセンブリ250は、3つの部品、ナット52、ワッシャー54、および、バネ部材256を持っている。ワッシャー54は、好適には、クローム・モリブデン合金鋼から作製されている。
図41,42、および、45に、この実施形態のバネ部材256が示されている。このバネ部材256は、C48−51のロックウェル硬度を持つ、1095焼き戻しバネ鋼、あるいは、青なましした焼き戻しバネ鋼から作製されている。図45に示すように、バネ部材256は、ほぼ環状の形状をなし、ナット52のカラー85を受けるように寸法決めされたボア257を画定している。この実施形態では、ナット52のカラー85は、軸方向にボア257の中へ伸び、ほぼ円筒形のワッシャー82の中にある。ワッシャー82の上で、ワッシャー54の中でアンダーカット肩部83の下でカラー85を外側に向けて広げて、スカート68が形成されている。
再び、図45に示すように、バネ部材256は、ナット接触面295とワッシャー接触面296を備えている。ナットとワッシャー接触面295,296は、ほぼ円環形状をなし、ボア257からバネ部材256の中間面293へ伸びている。この図に示されているように、中間面293は、ボア257の周りで径方向に伸びて、ナット接触面290とワッシャー接触面291と間に位置している。中間面293は、好適には、ほぼ0.81mmの厚さ294を持っている。
本発明をひとつの面からみると、バネ部材256は、負荷されたトルクに対して発生する締付負荷の比率(発生する締付負荷/負荷されたトルク)を増加するように構成されている。本発明をもうひとつの面からみると、バネ部材256は、ナット52がワッシャー54に対して回転したとき、ナット52に掛かるトルクを減少するように構成されている。本発明をもうひとつの面からみると、バネ部材256は、ナット52とワッシャー54の間の摩擦を1/10に減少するように構成されている。限定ではないが、たとえば、678Nm(500(ft・lbs))のトルクで発生した締付負荷は、バネ部材256なしで、ほぼ2,268Kg(5,000(lbs))であるが、バネ部材256がある場合には、締付負荷は、ほぼ22,680Kg(50,000(lbs))である。
本発明をひとつの面からみると、バネ部材156は、ナットが締め付けられたときのスタッド26の中の張力を増加する。本発明をもうひとつの面からみると、バネ部材156は、ナット52の螺子山64がスタッド26の螺子山にかける垂直方向の力と、スタッド26の螺子山がナット52の螺子山64にかける垂直方向の力を増加する。本発明をさらにもうひとつの面からみると、バネ部材156は、スタッド26の螺子山とナット52の螺子山64との間の摩擦を増加する。本発明をもうひとつの面からみると、バネ部材256は、ナット52がスタッド26から外れ落ちることを防止するように構成されている。
ナット52がスタッド26にねじ込まれたとき、ワッシャー54とバネ部材256は、ナットの前方方向へ抵抗なく押される。ナット52がスタッド26に対して回転し続けると、最終的には、ナット52の頂点74は、バネ部材256のナット接触面295に負荷をかけ始める。この状態では、図46A,46Bに示すように、バネ部材256は、ワッシャー54のささえ面284に鎮座して、バネ部材256のワッシャー接触面296とささえ面284の頂点118が接触する。加えて、そこに示されているように、ナット52は、バネ部材256に鎮座して、バネ部材256のナット接触面295とナット52のささえ面72の頂点74とが接触する。さらに、ナット接触面295とワッシャー接触面296は、実質的に、平らであり、実質的に、アセンブリ250の軸251に対して垂直である。
ナット52の回転が続くと、ナット52の頂点74は、バネ部材256のナット接触面295を超えてすべる。しかしながら、ナット52の回転がさらに続くと、最終的には、頂点74がかける負荷によって、バネ部材256が曲がる。図47A−Eは、ナット52の回転が矢印Aで示される方向に進むにつれた、バネ部材256の形状を示している。ここに示されたように、ナット52の頂点74が、たとえば、ワッシャー54の頂点118aと頂点118bのような、隣接する頂点118の間にあるとき、バネ部材256は曲がって、頂点297、傾斜面298、および、谷299を持っている。バネ部材256の頂点297は、ワッシャー54の頂点118に鎮座し、ナット52の頂点74は、バネ部材256の谷299に鎮座する。バネ部材256の傾斜面298は、好適には、径方向および周方向に角度をなしていることが望ましい。さらに、図47A−Eに示すように、ナット52の頂点74が、軸方向で、ワッシャー54の頂点118の上に位置したとき、バネ部材256は、比較的平坦な形状へ弾性的に戻る。バネ部材256は、好適には、実質的に、平坦なナット接触面295とワッシャー接触面296を持つことが望ましい。
本発明をひとつの面からみると、曲がりの程度は、バネ部材256の面298の曲がり角300によって計測される。図47Cに示すように、曲がり角300は、ロッキング・ファスナー・アセンブリ250の軸251に対して垂直方向に伸びる、線Aに沿って計測される。図47C−Eに示されるように、ナット52の頂点74が谷122の中間点Mから離れてワッシャー54の頂点118に向かうにつれて、曲がり角300は、減少する。
本発明をもうひとつの面からみると、バネ部材256の曲がりの程度は、バネ部材256の谷299からその上のバネ部材256の頂点297までの垂直方向の高さHによって計測される。図47Cに示したように、ナット52の頂点74の中間点Mが、実質的に、ナット52の頂点74が谷122の中間点Mの上に位置したとき、この垂直方向の高さHは、増加して最大になる。この最大の垂直方向の高さは、ナット52の螺子山246とスタッド26の螺子山の間のクリアランスより大きくなるように寸法決めされている。好適な実施形態では、この最大の垂直方向の高さは、ほぼ0.15mmである。図47A、47Eに示すように、この垂直方向の高さHは、ナット52の頂点74が軸方向でワッシャー54の頂点74の上に位置したときに、減少して最小になる。
本発明をひとつの面からみると、バネ部材256の面298の曲がり角300が減少するとき、ナット52の螺子山64によって、スタッド26の螺子山に作用する垂直方向の力が増加している。本発明をもうひとつの面からみると、垂直方向の高さHが、最大値から最小値に変化するとき、ナット52の螺子山からスタッド26の螺子山にかかる垂直方向の力が増加する。この結果、スタッド26の中の張力が増加し、スタッド26の螺子山とナット52の螺子山64の間の摩擦が増加する。スタッド26の螺子山とナット52の螺子山64の間の摩擦が増加すると、ナット52を回転させるのに要するトルクが増加する。このように、一旦、ナット52が、スタッド26にしっかりと固定されると、ファスナー・アセンブリ250は、ナット52をスタッド26から外そうとする、回転力に抵抗することができる。本発明は、好適な例として、車両用のホイール・ハブの取付け構成、および、車両用のホイールの取付け構成を例にとって記載したが、本発明の範囲を超えずに、この他にも適用でき、設計変更などができることは理解されるべきである。本発明の範囲は、添付の請求項で定義され、これら請求項が、文言的に、あるいは、均等論的に、意味する範囲内に属するすべての装置は、すべてこの中に入るものと考えられる。
車軸とホイール・ハブの端面図であり、このホイール・ハブは、好適な実施形態であるスタッドにねじ込まれたファスナー・アセンブリ、および、別の実施形態であるスピンドルにねじ込まれたファスナー・アセンブリ、を備えている。 図1の2−2のラインに沿った断面図である。 別の実施形態のワッシャーの拡大斜視図である。 別の実施形態のファスナー・アセンブリの部分断面底面図である。 別の実施形態のファスナー・アセンブリの部分断面上面図である。 別の実施形態のナットとワッシャーの部分的に断面を示した側面図である。 別の実施形態のナットの環状面とワッシャーのささえ面の重なりを示す四分の一の部分を示した正面図であり、この両者の円周方向の相互関係を示している。 面の弧状部分(この例では18°のアーク)の拡大断面図であり、これらの面は別の実施形態でアセンブリと組み合っており、このため、この図では曲面を直線で示してある。 別の実施形態のナットの斜面の凸状の曲がりを示した、側面図である。 別の実施形態のワッシャーの斜面の凸状の曲がりを示した、部分断面を含む側面図である。 好適な実施形態のナットの側面図である。 好適な実施形態のナットの側面図である。 好適な実施形態のワッシャーの部分断面を含む側面図である。 好適な実施形態のファスナー・アセンブリの展開斜視図である。 好適な実施形態のファスナー・アセンブリの部分断面底面図である。 好適な実施形態のファスナー・アセンブリの部分断面上面図である。 好適な実施形態のキャップの底面図である。 好適な実施形態のキャップの側面図である。 好適な実施形態のファスナー・アセンブリの側面図である。 好適な実施形態のファスナー・アセンブリの断面側面図である。 好適な実施形態のナットの摩擦面の拡大側面図である。 別の実施形態のキャップの摩擦面の拡大側面図である。 別の実施形態のナットの環状面の拡大側面図である。 別の実施形態のワッシャーのささえ面の部分断面側面図である。 別の実施形態のワッシャーの部分断面側面図である。 別の実施形態のワッシャーの締付面の拡大側面図である。 別の実施形態のワッシャーの部分断面側面図である。 ソケットとソケットレンチとの関連を示す、好適な実施形態のキャップとナットの部分断面側面図である。 好適な実施形態のキャップとナットの部分断面側面図である。 スタッドとの関連を示す、好適な実施形態のキャップとナットの部分断面側面図である。 別の実施形態のワッシャーのささえ面の部分断面側面図である。 別の実施形態のワッシャーの部分断面側面図である。 別の実施形態のナットの環状面の拡大側面図である。 ノッチを持つスタッドとの関連を示す、別の実施形態のファスナー・アセンブリの断面側面図である。 別の実施形態のファスナー・アセンブリの断面側面図である。 別の実施形態のファスナー・アセンブリの展開斜視図である。 この好適な実施形態の部分的に仕上げが終わっているナットの展開斜視図である。 別の実施形態のファスナー・アセンブリの部分断面底面図である。 車軸と、スタッドにねじ込まれた別の実施形態のファスナー・アセンブリを持つホイール・ハブの端面図である。 図39の2−2に沿って見た、断面図である。 別の実施形態のロッキング・ファスナー・アセンブリの展開斜視図である。 別の実施形態のロッキング・ファスナー・アセンブリの側面図である。 別の実施形態のナットの側面図である。 別の実施形態のワッシャーの締付面の上面図である。 バネ部材の、部分的に断面を示した側面図である。 ナットの環状面、ワッシャーのささえ面、および、バネ部材の拡大図である。 ナットの環状面、ワッシャーのささえ面、および、バネ部材の拡大図である。 ナットの環状面、ワッシャーのささえ面、および、バネ部材の拡大図である。 ナットの環状面、ワッシャーのささえ面、および、バネ部材の拡大図である。 ナットの環状面、ワッシャーのささえ面、および、バネ部材の拡大図である。 ナットの環状面、ワッシャーのささえ面、および、バネ部材の拡大図である。 ナットの環状面、ワッシャーのささえ面、および、バネ部材の拡大図である。

Claims (20)

  1. ファスナー・アセンブリにおいて、
    a)ナットであって、
    i)複数のねじ山と、ii)ナット自身にトルクを伝達するように形作られた、トルク伝達部と、iii )波を打つ形状を持った環状の面と、を備えた、ナットと、
    b)ワッシャーであって、
    i)締付面と、ii)波を打つ形状を持ち、前記ナット上の前記環状の面に軸方向に対向する、ささえ面を備えた、ワッシャーと、
    c)バネ部材であって、
    前記ナット上の前記環状の面と前記ワッシャー上の前記ささえ面との間に配置された、バネ部材と、
    を備えることを特徴とする、ファスナー・アセンブリ。
  2. 前記バネ部材が、ほぼ環状形をなし、ボアを画定することを特徴とする、請求項1記載のファスナー・アセンブリ。
  3. さらに、a)前記バネ部材によって画定されるボアと、b)該ボアの中で、かつ、ワッシャーの中で突出する前記ナットに配置されたカラーと、を備え、前記カラーの少なくとも一部分が外側に張り出して、前記ワッシャーと前記バネ部材を前記ナットに固定していることを特徴とする、請求項1記載のファスナー・アセンブリ。
  4. 前記締付面が、ほぼ平面をなすことを特徴とする、請求項1記載のファスナー・アセンブリ。
  5. 前記ささえ面と前記環状の面が、波を打つ形状をなし、複数の頂点、複数の面、および、複数の谷を備えることを特徴とする、請求項1記載のファスナー・アセンブリ。
  6. a)前記ささえ面と前記環状の面が、複数の頂点、複数の面、および、複数の谷を備え、b)前記ワッシャー、あるいは、前記ナットの少なくとも一つの上で、前記谷と前記頂点との間に軸方向に突出している軸の高さが、前記ナットのねじ山とスタッド上のねじ山の間のクリアランスに応じて寸法決めされている、ことを特徴とする、請求項1記載のファスナー・アセンブリ。
  7. a)前記ささえ面と前記環状の面が、複数の頂点、複数の面、および、複数の谷を備え、b)前記バネ部材が、前記ナットの平坦部と接触するナット接触面と、前記ワッシャーの前記頂点に接触するワッシャー接触面とを備えている、ことを特徴とする、請求項1記載のファスナー・アセンブリ。
  8. 前記ナット上の前記環状の面、あるいは、前記ワッシャー上の前記ささえ面の少なくとも一つ部分が、前記バネ部材を曲げることで、前記バネ部材が波を打つ形状をなすことを特徴とする、請求項1記載のファスナー・アセンブリ。
  9. ファスナー・アセンブリにおいて、
    a)ナットであって、
    i)複数のねじ山と、ii)自身にトルクを伝達するように形作られた、トルク伝達部と、iii )複数の頂点、複数の面、および、複数の谷を持った環状の面と、を備えた、ナットと、
    b)ワッシャーであって、
    i)締付面と、ii)波を打つ形状を持ち、前記ナット上の前記環状の面に軸方向に対向する、ささえ面を備え、複数の頂点、複数の面、および、複数の谷を持った環状の面とを備えた、ワッシャーと、
    c)バネ部材であって、
    前記ナット上の前記環状の面と前記ワッシャー上の前記ささえ面との間に配置された、バネ部材と、
    を備えることを特徴とする、ファスナー・アセンブリ。
  10. 前記バネ部材が、発生した締付負荷の負荷したトルクに対する比を増幅するように構成されていることを特徴とする、請求項9記載のファスナー・アセンブリ。
  11. 前記環状の面と前記ささえ面との少なくとも一つの面上の頂点が、ほぼ、凸形状をなし、前記ナット上のねじ山の直径のほぼ倍の長さを持つ半径を持つ仮想球の面に乗っている、ことを特徴とする、請求項9記載のファスナー・アセンブリ。
  12. ほぼ0.81mmの厚さを持つ前記バネ部材を備えることを特徴とする、請求項9記載のファスナー・アセンブリ。
  13. 前記ナット上の前記環状の面、あるいは、前記ワッシャー上の前記ささえ面の少なくとも一方の部分が前記バネ部材を曲げ、前記バネ部材が、複数の頂点、複数の面、および、複数の谷を持つことを特徴とする、請求項9記載のファスナー・アセンブリ。
  14. a)少なくとも前記ささえ面、あるいは、前記環状の面の部分が、前記バネ部材を曲げ、前記バネ部材は、複数の頂点、複数の面、および、複数の谷を備え、b)前記バネ部材上の前記谷と前記頂点の間で軸方向に伸びる軸方向の高さが、前記ナットのねじ山とスタッド上のねじ山の間のクリアランスに応じて寸法決めされている、ことを特徴とする、請求項9記載のファスナー・アセンブリ。
  15. ファスナー・アセンブリにおいて、
    a)ナットであって、
    i)複数のねじ山と、ii)自身にトルクを伝達するように形作られた、トルク伝達部と、iii )複数の頂点、複数の面、および、複数の谷を持った環状の面と、を備えた、ナットと、
    b)ワッシャーであって、
    i)締付面と、ii)波を打つ形状を持ち、前記ナット上の前記環状の面に軸方向に対向する、ささえ面を備え、複数の頂点、複数の面、および、複数の谷を持った環状の面とを備えた、ワッシャーと、
    c)バネ部材であって、
    前記ナット上の前記環状の面と前記ワッシャー上の前記ささえ面との間に配置された、バネ部材とを備え、
    少なくとも前記ナット上の前記環状の面、あるいは、前記ワッシャー上のささえ面の少なくとも一方の部分が、前記バネ部材を曲げ、前記バネ部材が波を打つ形状をなす、ことを特徴とする、ファスナー・アセンブリ。
  16. a)前記ナット上の前記環状の面、あるいは、前記ワッシャー上のささえ面の少なくとも一方の分が、前記バネ部材を曲げ、前記バネ部材が、複数の頂点、複数の面、および、複数の谷を持ち、
    b)前記バネ部材の面が曲げ角を持ち、
    c)前記曲げ角が小さくなると、前記ナットの前記ねじ山とスタッド上の複数のねじ山の間の摩擦が増加する、ことを特徴とする、請求項15記載のファスナー・アセンブリ。
  17. 前記ナット、あるいは、前記ワッシャーの少なくとも一つの上の、前記谷と前記頂点の間で軸方向に伸びる軸方向の高さが、前記ナットのねじ山とスタッド上のねじ山の間のクリアランスに応じて寸法決めされていることを特徴とする、請求項15記載のファスナー・アセンブリ。
  18. a)前記ナット上の前記環状の面、あるいは、前記ワッシャー上のささえ面の少なくとも一方の部分が、前記バネ部材を曲げ、前記バネ部材が、複数の頂点、複数の面、および、複数の谷を持ち、
    b)前記バネ部材の前記頂点が、前記頂点と前記谷の間の軸方向の距離に対応する高さを持っており、
    c)前記高さが減少すると、前記ナットのねじ山とスタッドの複数のねじ山の間の摩擦が増加することを特徴とする、請求項15記載のファスナー・アセンブリ。
  19. a)前記ナット上の前記環状の面、あるいは、前記ワッシャー上のささえ面の少なくとも一方の部分が、前記バネ部材を曲げ、前記バネ部材が、複数の頂点、複数の面、および、複数の谷を持ち、
    b)前記バネ部材の、前記谷と前記頂点の間で軸方向に伸びる軸方向の高さが、前記ナットのねじ山とスタッド上のねじ山の間のクリアランスに応じて寸法決めされていることを特徴とする、請求項15記載のファスナー・アセンブリ。
  20. a)前記ナット上の前記環状の面、あるいは、前記ワッシャー上のささえ面の少なくとも一方の部分が、前記バネ部材を曲げ、前記バネ部材が、複数の頂点、複数の面、および、複数の谷を持ち、
    b) 前記バネ部材の、前記谷と前記頂点の間で軸方向に伸びる軸方向の高さが、前記ナットのねじ山とスタッド上のねじ山の間のクリアランスよりも大きくなるように寸法決めされていることを特徴とする、請求項15記載のファスナー・アセンブリ。
JP2008515937A 2005-06-08 2006-06-08 ファスナー・アセンブリ Pending JP2008544171A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/147,724 US7497653B2 (en) 2001-08-20 2005-06-08 Locking fastener assembly
PCT/US2006/022372 WO2006133377A2 (en) 2005-06-08 2006-06-08 Fastener assembly

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008544171A true JP2008544171A (ja) 2008-12-04

Family

ID=37499137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008515937A Pending JP2008544171A (ja) 2005-06-08 2006-06-08 ファスナー・アセンブリ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7497653B2 (ja)
EP (1) EP1899615A2 (ja)
JP (1) JP2008544171A (ja)
WO (1) WO2006133377A2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012125910A (ja) * 2010-04-27 2012-07-05 Yunitaito Kk 締結用ソケットとそれに使用する反力受け用ワッシャ及び締結構造
JP2014080736A (ja) * 2012-10-12 2014-05-08 Shinto Kogyo Kk ボルト接合用の接合部材
KR20140100578A (ko) * 2011-12-22 2014-08-14 가부시키가이샤 야마자키 액티브 체결부재

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2003903340A0 (en) * 2003-07-01 2003-07-17 Eznut Pty Ltd Elastic joint element and threaded fastener assembly incorporating same
SE532106C2 (sv) * 2006-09-01 2009-10-27 Nord Lock Ab Låssystem innefattande ett fästelement och en låsbrickenhet
US20080145185A1 (en) * 2006-12-13 2008-06-19 Alcoa Global Fasteners Two piece, free running, prevailing torque nut
US8251326B2 (en) * 2008-05-22 2012-08-28 Mainstream Energy Corporation Camming clamp for roof seam
US8807896B2 (en) * 2008-08-14 2014-08-19 Alistair McKinlay Anti-back-out fastener for applications under vibration
US8899895B2 (en) * 2008-08-14 2014-12-02 Alistair McKinlay Anti-back-out fastener for applications under vibration
DE202008011371U1 (de) * 2008-08-26 2008-10-23 Acument Gmbh & Co. Ohg Beilagscheibe, Schraube oder Mutter mit erhöhtem Reibbeiwert
US20100303580A1 (en) * 2009-05-27 2010-12-02 Morries Lin Unlocking-resistant and loosening-resistant nut assembly
US8915687B2 (en) 2009-10-27 2014-12-23 Handy & Harman Self-drilling bolt and nut assembly
US8961569B2 (en) * 2010-10-04 2015-02-24 Genesys Spine Locking pedicle screw devices, methods, and systems
EP2739865B1 (en) * 2011-08-03 2019-10-02 Brian Investments Pty Ltd Lock nut assembly
US20140348609A1 (en) * 2013-05-24 2014-11-27 Perfect Power Technology Co., Ltd. Fastening assembly
JP6178671B2 (ja) * 2013-08-26 2017-08-09 川崎重工業株式会社 シリンダヘッドボルトの締結構造
DE102014221500A1 (de) * 2014-06-10 2015-12-17 Hyundai Motor Company Vorrichtung zur Verhinderung einer Schraubenablösung
JP7014395B2 (ja) * 2017-03-27 2022-02-15 株式会社NejiLaw ねじ体の相対回転抑制構造、相対移動抑制構造、相対移動抑制体
AU2018278984A1 (en) * 2017-12-13 2019-06-27 Maytronics Ltd Pool cleaning robot motor securing mechanism

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5126263U (ja) * 1974-08-13 1976-02-26
US4708555A (en) * 1985-12-19 1987-11-24 Terry Sydney L Locking fastener
JPH07153514A (ja) * 1993-11-29 1995-06-16 Furukawa Electric Co Ltd:The 超弾性皿ばねおよびその製造方法
JPH08121454A (ja) * 1994-10-20 1996-05-14 Sumitomo Forestry Co Ltd ばね座金
JPH08296627A (ja) * 1995-04-20 1996-11-12 Consolidated Internatl Automotive Inc 鋼挿入部材
JPH09217725A (ja) * 1996-02-15 1997-08-19 Adachi Kogyo:Kk 板バネ及びこれを用いた鋏
US5984602A (en) * 1998-09-14 1999-11-16 Park; Robert M. Reversible threaded fastener system
JP2000192916A (ja) * 1998-12-24 2000-07-11 Katsumi Ikeda 複数部材の結合方法
JP2000274417A (ja) * 1999-03-24 2000-10-03 Namie Kato 緩まないボルトとナット
JP2003074533A (ja) * 2001-08-20 2003-03-12 Mac Lean Fogg Co ゆるみ止め締結具組立体
JP2007511719A (ja) * 2003-11-13 2007-05-10 マックリーン−フォグ カンパニー ファスナの組立部品

Family Cites Families (44)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US367196A (en) 1887-07-26 Nut-lock
US752628A (en) 1904-02-16 Nut-lock
US292063A (en) 1884-01-15 Lock-nut
US738217A (en) 1903-07-06 1903-09-08 Harry T Love Nut and washer.
US827562A (en) 1905-10-17 1906-07-31 Jacob N Pollock Nut-lock.
US1115864A (en) * 1907-01-22 1914-11-03 Harry K Raymond Cap for tire-valves stay-bolts, or the like.
US948326A (en) 1907-12-07 1910-02-08 John Philip Hesse Screw-lock.
US889593A (en) 1907-12-19 1908-06-02 John C Fleischmann Nut-lock.
US1015059A (en) 1911-03-10 1912-01-16 William F Morgan Nut-locking device.
US1040215A (en) 1912-02-12 1912-10-01 Allen V Johnson Nut-lock.
US1066761A (en) * 1912-02-15 1913-07-08 William Henry Semon Nut-lock.
US1140974A (en) 1914-04-28 1915-05-25 John R Formby Nut-lock.
US1297845A (en) 1918-12-04 1919-03-18 Nykola Jurach Nut-lock.
US1577946A (en) * 1925-01-27 1926-03-23 Boutwell Isaac Chap Nut lock
US1622581A (en) 1926-07-26 1927-03-29 Gunkel Hermann Nut lock
US1894631A (en) * 1930-07-18 1933-01-17 Clarence R Owen Nut lock
US1952305A (en) 1931-12-29 1934-03-27 Charles M Mitchell Lock nut
US1929116A (en) * 1932-03-17 1933-10-03 Thomas A Kirton Self-locking bolt
US2210455A (en) 1938-05-31 1940-08-06 Illinois Tool Works Lock nut
US2253241A (en) 1940-01-16 1941-08-19 Burdsall & Ward Co Nut or bolt lock
US2562032A (en) 1945-11-07 1951-07-24 Dudley De Velbiss C Screw and bolt lock
US2783810A (en) 1955-01-03 1957-03-05 Robert A Wrigley Nut with wedging lock washer and resilient backing washer assembly
NL251863A (ja) * 1959-05-22
US3417802A (en) 1967-11-16 1968-12-24 Carl O. Oldenkott Captive lock washer assembly
US3693685A (en) 1969-03-11 1972-09-26 Burdsall & Ward Co Fastener
BR6308410D0 (pt) * 1972-10-31 1974-09-05 Poclain Sa Dente substituivel para instrumento de obras publicas, admitindo uma chaveta particular
US3942570A (en) 1973-09-24 1976-03-09 Hi-Shear Corporation Mechanism for securing a nut against loosening
US3851690A (en) 1973-09-24 1974-12-03 Hi Shear Corp Mechanism for securing a nut against loosening
FR2457406A1 (fr) 1979-05-22 1980-12-19 Essilor Int Assemblage a vis, et application, notamment aux cercles de monture de lunettes
US4377361A (en) 1980-08-22 1983-03-22 Frieberg Bengt O Reversible lock washer
US4571133A (en) * 1984-07-23 1986-02-18 General Motors Corporation Loading washer assembly
US4812095A (en) 1987-02-24 1989-03-14 Emhart Industries, Inc. Threaded fastener
DE8813513U1 (ja) * 1988-10-27 1989-06-01 Erich Neumayer Beteiligungs- Und Verwaltungsgesellschaft Mbh & Co Kg, 7613 Hausach, De
US4941787A (en) 1989-10-05 1990-07-17 Consulier Industries, Inc. Locking mechanism for fastener
SE467222B (sv) 1990-07-02 1992-06-15 Volvo Penta Ab Laasmutter anordnad med ett verktyg paaverkbart laaselement t ex foer fixering av en propeller paa en axel
US5180265A (en) * 1992-02-24 1993-01-19 Hi-Shear Corporation Self locking nut
US5409338A (en) 1993-05-04 1995-04-25 Hong Kong Disc Lock Company, Limited Wedge-action lock washer assembly having coupled washers
US5626449A (en) * 1995-09-15 1997-05-06 Hong Kong Disc Lock Company Limited Wedge-locking fastener assembly with a cammed flange
JPH10331831A (ja) 1997-05-27 1998-12-15 Aoyama Seisakusho Co Ltd 弛み止めボルト
DE29815492U1 (de) 1998-08-28 1998-10-29 Kuo Jung Feng Verbessertes Schraubelement
US6598435B2 (en) * 1999-07-29 2003-07-29 Avaya Technology Corp. Locking device
DE19956287A1 (de) 1999-11-23 2001-05-31 August Friedberg Gmbh Mutter mit Druckring
DE10048913B4 (de) 2000-10-04 2005-03-24 Kamax-Werke Rudolf Kellermann Gmbh & Co. Kg Lösbares Verbindungselement für ein Bauteil, mit einem Schraubteil und einem Sicherungsring
US6776565B2 (en) 2002-09-10 2004-08-17 Flamante Industry Ltd. Structure of an anti-burglar screw bolt

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5126263U (ja) * 1974-08-13 1976-02-26
US4708555A (en) * 1985-12-19 1987-11-24 Terry Sydney L Locking fastener
JPH07153514A (ja) * 1993-11-29 1995-06-16 Furukawa Electric Co Ltd:The 超弾性皿ばねおよびその製造方法
JPH08121454A (ja) * 1994-10-20 1996-05-14 Sumitomo Forestry Co Ltd ばね座金
JPH08296627A (ja) * 1995-04-20 1996-11-12 Consolidated Internatl Automotive Inc 鋼挿入部材
JPH09217725A (ja) * 1996-02-15 1997-08-19 Adachi Kogyo:Kk 板バネ及びこれを用いた鋏
US5984602A (en) * 1998-09-14 1999-11-16 Park; Robert M. Reversible threaded fastener system
JP2000192916A (ja) * 1998-12-24 2000-07-11 Katsumi Ikeda 複数部材の結合方法
JP2000274417A (ja) * 1999-03-24 2000-10-03 Namie Kato 緩まないボルトとナット
JP2003074533A (ja) * 2001-08-20 2003-03-12 Mac Lean Fogg Co ゆるみ止め締結具組立体
JP2007511719A (ja) * 2003-11-13 2007-05-10 マックリーン−フォグ カンパニー ファスナの組立部品

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012125910A (ja) * 2010-04-27 2012-07-05 Yunitaito Kk 締結用ソケットとそれに使用する反力受け用ワッシャ及び締結構造
KR20140100578A (ko) * 2011-12-22 2014-08-14 가부시키가이샤 야마자키 액티브 체결부재
JPWO2013094672A1 (ja) * 2011-12-22 2015-04-27 株式会社ヤマザキアクティブ 締結部材
KR101985316B1 (ko) 2011-12-22 2019-06-03 가부시키가이샤 야마자키 액티브 체결부재
JP2014080736A (ja) * 2012-10-12 2014-05-08 Shinto Kogyo Kk ボルト接合用の接合部材

Also Published As

Publication number Publication date
US20050286988A1 (en) 2005-12-29
US7497653B2 (en) 2009-03-03
WO2006133377A2 (en) 2006-12-14
WO2006133377A3 (en) 2008-04-24
EP1899615A2 (en) 2008-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008544171A (ja) ファスナー・アセンブリ
JP3808812B2 (ja) ゆるみ止め締結具組立体
US7410337B2 (en) Fastener assembly
US20080044254A1 (en) Anti-theft fastener assembly
AU776983B2 (en) Fastener assembly including a screw element and a supporting element
US7326017B2 (en) Fastening element, washer and fastening means therefrom
US7438512B2 (en) U-bolt assembly
US20040247380A1 (en) Self-piercing fixing element that can be press-fitted to sheet metal in a torsion and expulsion-proof manner
JP6939684B2 (ja) タイヤホイール、ブレーキロータ及びハブの組付構造
US5711581A (en) Wheel opening inserts and lug nut assemblies thereof for mounting vehicle wheels
CA2461268A1 (en) Fastener element
US5324148A (en) Two-piece lug bolt
US20040096289A1 (en) Fastener assembly
US7083372B2 (en) Washer and fastening element
JP2007511719A5 (ja)
EP3556572B1 (en) Fastener for fastening a wheel rim to a wheel hub
EP1293690A1 (en) Ball joint
US20060051182A1 (en) Fastener assembly
JP2003176810A (ja) ねじ締結のための力接続式の戻り止めナットおよびこのナットを製造する方法
JP3905497B2 (ja) ホイールナット及びホイールボルト
US20080085151A1 (en) Light weight ball joint

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090602

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111220

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120605