JP2000274417A - 緩まないボルトとナット - Google Patents

緩まないボルトとナット

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JP2000274417A
JP2000274417A JP11120318A JP12031899A JP2000274417A JP 2000274417 A JP2000274417 A JP 2000274417A JP 11120318 A JP11120318 A JP 11120318A JP 12031899 A JP12031899 A JP 12031899A JP 2000274417 A JP2000274417 A JP 2000274417A
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nut
bolt
elastic body
unfastened
nuts
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JP11120318A
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English (en)
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Namie Kato
南枝 加藤
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Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】締め付ける圧力に依存せず、組立、解体が容
易、簡単な工作技術で、低コストで製造でき、緩み止め
に信頼性があり、サイズの規格にある程度の汎用性があ
る、振動で緩まないボルトとナットを作る。 【解決手段】ねじれ構造のボルトとそれに合う二つのナ
ット、及び弾性体５を組み合わせて右回りネジ山２と左
回りネジ山３を、径を変えて一本のボルト１に付ける。
右回りネジ山を付けたメインナット４、合成ゴムやプラ
スチック等弾性体５、左回りネジ山を付けたサブナット
６のサンドイッチ構造を利用することによって、緩まな
いナットを実現した。

Description

【発明の詳細な説明】
【０１】
【発明の属する技術分野】この発明は、ねじれ構造のボ
ルトとナットを利用することによって、緩まないナット
を実現する発明です。
【０２】
【従来の技術】従来の緩み止めナットアイデアは、その
ほとんどがナットを締め込む圧力に依存していました。
この方法は、ネジの原理からして当然その反発力が同じ
力でナットを緩ませようと働きます。僅かなきっかけで
ナットは緩み始めます。また、ナットの圧着面に凸部を
作るアイデアもありました。この方法は、ボルトとナッ
トの解体時に本体を傷つける欠点を持ちます。緩み止め
にピンを挿入する方法もありますが製造規格に厳密さが
要求され汎用性に欠けます。いずれの方法も、製造加工
に複雑さが伴い、コストが高くなります。
【０３】
【発明が解決しようとする課題】締め付ける圧力に依存
しないこと。組立、解体が容易なこと。従来の簡単な工
作技術で、低コストで製造できること。緩み止めに信頼
性があること。サイズの規格にある程度の汎用性がある
こと。
【０４】
【課題を解決するための手段】従来の製造加工技術で容
易に出来る部品を組み合わせる。強く締め付けるという
発想から離れる。その結果ねじれ構造のボルトのアイデ
アが浮かびました。
【０５】
【発明の実施の形態】まずねじれ構造のボルト１を用意
します。ボルト１には右回りネジ山２の部分と左回りの
ネジ山３の部分があり、
【図１】のように３を２より小さい径にします。このこ
とによって、右回りのメインナット４と左回りのサブナ
ット６を同一方向にねじ込む事が出来ます。サブナット
６に逆ネジを用い、メインナット４の後戻りを防ぎま
す。二つのナット４、６の間に弾性体５を挟み、二つの
ナットの弾性体に接する面に滑り止め用の歯形７を付け
まず。サブナットの軽い締め込みで、二つのナットと弾
性体は固着します。
【図４】参照
【図３】の７では、構造を理解しやすくするために、２
カ所歯形を示しましたが、歯形数に制限はありません。
一カ所でも十分な働きをします。弾性体５の厚みはいろ
いろなサイズを用意しておくことで、ボルトナットのサ
イズ規格に汎用性を持たせることが出来ます。
【０６】
【発明の効果】ボルトとナットは部品交換や、解体、再
組立のためにあります。従来の強い締め付けの場合はボ
ルトやナットが痛みやすいので、その都度交換の必要が
生じますが、本発明では、必要以上の締め付け圧をかけ
る必要がないので、ボルトとナットの耐用年数が延びま
す。解体に際して弾性体５が傷みますので、弾性体５の
交換が必要ですが、金属加工品に比べてはるかに低コス
トです。本発明のナットは振動で緩むことはありませ
ん。緩むのは、弾性体が朽ちたときです。本発明は無重
力空間においてその特色を発揮できます。なぜなら、締
め付け作業が、左右両方向への力で行われるため、作業
員が自分のバランスを崩すことなく作業を続けられるか
らです。したがって、スペースシャトルや宇宙ステーシ
ョン活用されることを期待しています。
【０７】
【図面の簡単な説明】
【図１】 はねじれ構造のボルトです。
【図２】 はボルトに付けるナットと弾性体です。弾性
体５の微細な点は金属とは異なる材質感を表す為に着け
てあります。メインナット４とサブナット６の大きさが
異なって書かれていますが、同一サイズで不都合はあり
ません．
【図３】 はナットの接合面の歯形を示すための斜視図
です。歯形７の部分にある細線は陰影を表すものです。
メインナット４の歯形は、左回転して戻ろうとすると歯
が弾性体５にくい混む形で、サブナット６の歯形は左回
転して進行するときは滑らかで、右回りで戻ろうとする
と歯が弾性体５に食い込む形です。
【図４】 はボルトとナットの組み立て図です。図では
二つのナットと弾性体が密着していますが、実際は、弾
性体の堅さに応じて隙間が生じます。しかし、隙間は本
発明の効果を妨げるものではありません。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１１年７月１４日（１９９９．７．１
４）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【図１】参照
【図４】参照
【図３】参照

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 右回りネジ山２と左回りネジ山３
    を、径を変えて一本のボルト１に付ける。 【図１】参照
  2. 【請求項２】 右回りネジ山を付けたメインナット
    ４、合成ゴムやプラスチック等弾性体５、左回りネジ山
    を付けたサブナット６のサンドイッチ構造。 【図４】参照
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