JP2008542788A - 運動量平衡及びモード分離を有するねじれ速度センサ - Google Patents

運動量平衡及びモード分離を有するねじれ速度センサ Download PDF

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    • G01C19/5712Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using masses driven in reciprocating rotary motion about an axis the devices involving a micromechanical structure

Abstract

【課題】質量体が、駆動及び感知モードの両方で逆位相で振動するように構造的に拘束され、運動量が平衡化され、かつ駆動及び感知モードが分離された二重質量速度センサを提供する。
【解決手段】2つのほぼ平面の試験質量体と、質量体を質量体平面内の平行な駆動軸線の周りに反対位相で振動するように駆動するための手段と、駆動軸線に垂直な入力軸線と、駆動軸線及び入力軸線に垂直な感知軸線と、入力軸線周りの質量体の回転によって生じたコリオリ力に応答して感知軸線周りにねじれ移動するように質量体を取り付ける手段と、駆動軸線及び感知軸線の両方の周りに逆位相移動するように2つの質量体を高速する手段と、感知軸線周りの質量体のねじれ移動に応答して移動するように質量体に結合された感知フレームと、感知フレームの移動に応答して入力軸線周りの回転の速度をモニタするための手段とを含む速度センサ。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般的に角速度センサ又はジャイロスコープに関し、より詳細には、質量体が、駆動及び感知モードの両方で逆位相で振動するように構造的に拘束され、運動量が平衡化され、かつ駆動及び感知モードが分離された二重質量速度センサに関する。
速度センサ又はジャイロスコープでは、駆動モードかつ異相方式で振動する2つの連結された試験質量の使用は、基板へのエネルギの移動を最小にする目的で駆動運動量を平衡化する一般的な方法である。加えて、質量体が逆位相方式で駆動されていると、コリオリ力に対する質量体の応答もまた異相であることになり、それは、外部振動の影響を相殺させる。
駆動モードでの異相振動は、一般的に、2つの試験質量体をバネで互いに連結することによって達成され、これは、ある顕著な欠点を有する。得られる動的システムは、寄生的な同相モードと望ましい異相モードである2つの共振を有し、同相モードは、異相モードよりも常に周波数が低い。加えて、製造が不完全であると、多くの場合に、僅かに異なる大きさの質量体をもたらし、それは、それらの質量体が同じ振幅で振動することを妨げる。この不均等な振動は、運動量の不均衡をもたらし、基板へのエネルギの望ましくない移動を招く。
本発明の目的は、一般的に、新規で改良された角速度センサ又はジャイロスコープを提供することである。
本発明の別の目的は、従来技術の速度センサの限界及び欠点を克服する上述の特徴の速度センサ又はジャイロスコープを提供することである。
上記及び他の目的は、本発明により、2つのほぼ平面の試験質量体と、質量体を質量体平面内の平行な駆動軸線の周りに反対位相で振動するように駆動するための手段と、駆動軸線に垂直な入力軸線と、駆動軸線及び入力軸線に垂直な感知軸線と、入力軸線周りの質量体の回転によって生じたコリオリ力に応答して感知軸線周りにねじれ移動するように質量体を取り付ける手段と、駆動軸線及び感知軸線の両方の周りに逆位相移動するように2つの質量体を高速する手段と、感知軸線周りの質量体のねじれ移動に応答して移動するように質量体に結合された感知フレームと、感知フレームの移動に応答して入力軸線周りの回転の速度をモニタするための手段とを含む速度センサを提供することによって達成される。
図1に示すように、速度センサは、デバイスが静止状態の時にx、y基準平面にある1対のほぼ平面の試験質量体11、12を有する。入力軸線、すなわち、その周りの回転の角速度が測定される軸線は、y軸線であり、試験質量体は、x軸線に平行な方向に延びる1対の駆動軸線13、14の周りにねじれ移動するようにその軸線に沿って並列に配置される。試験質量体は、それらが駆動軸線の周りにピボット回転する時に基準平面を通って異相移動するように逆位相方式で駆動され、2つの質量体の内縁16、17は、1つの方向に一緒に移動し、外縁18、19は、その反対方向に一緒に移動する。
試験質量体はまた、xy平面及び他の軸線に垂直なz方向に延びる1対の感知軸線21、22の周りにねじれ移動するように取り付けられている。感知軸線周りのセンサの回転によって生じたコリオリ力は、質量体を感知軸線の周りに回転させ、質量体が異相方式で駆動されているので、それらは、感知軸線の周りに反対方向に回転し、この場合も同じく内縁16、17は、1つの方向に一緒に移動し、外縁18、19は、他の方向に一緒に移動する。
2つの試験質量体の内側又は隣接縁部の中点は、大きい面外剛性を有する結合リンク24で互いに接続されている。従って、試験質量体は、駆動軸線周りに正確に異相でかつ厳密に同じ振幅で振動するように拘束され、それによって角運動量が完全に平衡化されることが保証される。加えて、全体のシステムの最低モードは、自動的に逆位相駆動モードになる。これは、いかなる既知の結合質量体システムにおいても達成することができないものである。
結合リンクは、作動周波数に関係なく試験質量体の感知モード応答が正確に異相でかつ振幅が等しくなることも保証する。
図1の実施形態では、試験質量体の各々は、駆動軸線及び感知軸線周りにねじれ移動するように1対のジンバル26に取り付けられる。ジンバルは、駆動軸線13、14に整列して駆動軸線の周りのジンバルのねじれ移動を可能にする狭い撓み部27によって、アンカー28にピボット回転可能に取り付けられる。試験質量体は、感知軸線の周りのねじれ移動を可能にする撓み部29によってジンバルから懸架される。図示の実施形態では、撓み部29は、質量体のコーナに位置し、対角線方向、すなわち、x及びy軸線に対して45度の角度に延びている。
感知フレーム31は、xy平面内で試験質量体を取り囲み、x方向に直線移動するように、折返し撓み部32によってアンカー28から懸架される。フレームをx方向のみで移動するように拘束するために、撓み部32は、x方向には柔軟であるが、y及びz方向では比較的剛性である。
リンク33は、感知軸線の周りの試験質量体のねじれ移動をx軸線に沿った感知フレームの直線移動に変換するために、試験質量体の外縁の中点と感知フレームの間に接続されている。それらのリンクは、y方向には柔軟であるが、x方向では比較的剛性である折返し撓み部34によってフレームに接続されている。それらは、駆動モードでの試験質量体の面外撓みを可能にし、一方で感知フレームに感知モード応答を伝達する。
感知フレームの位置、従って、試験質量体のねじれ応答は、電極プレート38を有するコンデンサ36、37によってモニタされ、電極プレートは、フレームに固定され、かつ固定プレート39と交互配置されており、固定プレートは、アンカー41に固定されている。コンデンサは、フレームの両側に配置され、それによってフレームの移動に差動的に反応する。
この実施形態では、ジンバル26は、面外ねじれ駆動方向にのみ撓み、ジンバルから試験質量体を懸架する直線バネ又は撓み部29は、試験質量体をジンバルに対して面内ねじれ感知モードでのみ振動可能にする。従って、駆動モード及び感知モードに利用される懸架部材は互いに無関係であり、それは、2つのモード間の好ましくない動的カプリングを最小にし、このカプリングから生じる直交誤差及びバイアスを抑制する。
更に、感知フレーム31を懸架する折返しバネ又は撓み部32は、このフレームの感知方向との完全なアラインメントを維持する。
試験質量体の駆動及び感知モード応答は、ねじれであるので、あらゆる外部の直線加速度は、試験質量体のゼロ変位をもたらす。しかし、感知フレーム31の直線感知モード撓みは、試験質量体のねじれ感知モード応答に結合するので、感知フレームは、x方向の直線加速度によって撓む。
しかし、感知モードにおいては、結合リンク24及びフレーム31は、反対方向に撓み、一方は、回転する試験質量体の内縁に接続され、他のものは外縁に接続されている。従って、直線外部加速度の正味の影響は、以下のように表すことができる。
Xx=aX(mF−mC
フレームの質量(リンク33及び撓み部34を含む)を結合リンク24の質量と等しくすることにより、あらゆる直線加速度又は角加速度の影響をなくすことができ、かつ振動に対するデバイスの感受性が最小にされる。
同様に、デバイスは、フレームの質量を結合リンクの質量よりも非常に大きくすることによって、角速度と直線加速度の同時検出に適応させることができる。その場合には、感知フレームの撓み軸線に沿ったあらゆる直線加速度は、コリオリ信号を抽出するために復調する前の出力信号のローパスフィルタリングによって検出することができる。
駆動及び感知モードはまた、面内ねじれ感知モードにおいてのみ撓む構造体から試験質量体を懸架することによって分離することができ、試験質量体は、支持構造体に対してねじり面外駆動モードにおいてのみ撓み、支持構造体の面内撓みは、感知フレームに結合される。こうした実施形態は、図2に示されている。
この実施形態では、試験質量体42、43は、駆動軸線13、14の周りに質量体の面外ねじれ移動を可能にする撓み部46によってジンバル44にピボット回転可能に取り付けられる。ジンバルは、感知軸線21、22の周りの面内ねじれ移動のための撓み部49によってアンカー47、48から懸架される。図2Aでよく分るように、試験質量体の内側又は隣接縁部の中点は、x方向に延びる薄い撓み部52から成る結合リンク51によって互いに接続されている。従って、質量体の内側部分は、図1の実施形態におけるように面外駆動モードにおけるものと面内感知モードにおけるものとの両方を合わせた移動に対して互いに結合されている。2つの質量体を支持するジンバルは、質量体の隣接縁部間の領域内で撓み部53によって互いに接続されている。
感知ビーム又はフレーム56は、質量体の両側の入力軸線又はy軸線に平行な方向に延び、駆動軸線に沿った直線移動のための撓み部57によってアンカー48から懸架される。感知フレームの端部は、試験質量体の外縁にリンク58によって接続されている。感知フレームの直線移動及び従って試験質量体の面内感知モードねじれ移動は、フレームに接続したプレート61及びアンカー63に接続した固定プレート62から構成されたコンデンサ59によってモニタされる。
図1の実施形態におけるように、試験質量体は、逆位相方式で駆動され、入力軸線の周りの回転によって生じたコリオリ力は、質量体を感知軸線の周りに反対方向に振動させる。このねじれ移動は、感知フレームの直線移動に変換され、コンデンサ59によってモニタされる。
図3の実施形態は、図2の実施形態に類似し、ジンバルのコーナで対角線上に延びる撓み部66が固定されている。付加的な撓み部は、x方向及びy方向における高まった剛性を提供し、振動に対するセンサの感受性を顕著に低減する。この実施形態では、試験質量体の間のジンバルの一部分44aは、平衡錘として機能し、振動に対する感受性は、これらの平衡錘の質量を増大させることによってゼロにまで低減することができる。
図4及び図5の実施形態は、図3の実施形態に類似し、同じ参照番号は、これらの3つ全てにおける対応する要素を表している。しかし、図4の実施形態では、平衡錘として機能するジンバルのアーム44aは、感知フレーム56と質量を等しくされ、そのために直線加速度に起因するフレームへの慣性力が平衡錘への慣性力によってゼロとされる。加えて、感知フレームの各々は、1対のみでなく2対の撓み部57によってアンカー48から懸架され、それは、デバイスを更に安定化させる。
図5の実施形態は、角速度及び直線加速度の同時検出のために設計されている。この実施形態では、感知フレーム56の質量は、平衡錘アーム44aの質量よりも大幅に大きくされ、平衡錘質量は、従って削除される。感知フレームの撓み軸線に沿った直線加速度に起因する撓みは最大化され、コリオリ信号を抽出するために復調する前のコンデンサ59からの出力信号のローパスフィルタリングによって検出される。
図6の実施形態では、ジンバル68は、試験質量体72、73の内側に又は中心に向って配置されたアンカー71から撓み部69によって懸架される。撓み部は、試験質量体の各々の4つのコーナから対角線方向に延び、感知モードにおける試験質量体及びジンバルのねじれ面内振動を可能にする。質量体の中心に接近して位置するアンカーを有することは、センサの容器に対する応力の影響を最小にする。必要に応じて、4つの撓み部は、この実施形態に示す4つの分離アンカーではなく中心に配置された単一アンカーから懸架することができる。
上述の実施形態の場合、試験質量体は、駆動モードでの駆動軸線の周りの面外振動のために撓み部74によってジンバルに接続されている。試験質量体の隣接縁部の中点は、連結部76によって互いに接続され、質量体間のジンバルのアームは、撓み部77によって互いに接続されている。
感知ビーム又はフレーム79は、x方向における直線移動のためにこのフレームを拘束する折返し撓み部82によってアンカー81から懸架される。ジンバルの外側アームの中点は、リンク83によってフレームに接続され、試験質量体及びジンバルの感知モード振動がフレームの直線運動に変換される。それらの振動は、感知フレームとアンカー87とに接続した交互配置プレート86を有するコンデンサ84によってモニタされる。
図6に示す実施形態の有限要素解析は、構造体の第1共振モードが逆位相駆動モードであり、第2共振モードが感知モードであることを示している。最も低い不要共振モードは、感知モードよりも5KHz以上高いこともまた観察され、作動モードからの不要モードの望ましい分離が提供された。このモード分離は、2つの自由度を有するあらゆる他の公知の機械的結合システムでは達成できない。
図7の実施形態は、図6の実施形態にほぼ類似し、ジンバル68は、感知モードでのねじれ面内振動のために撓み部69によって内側アンカー71から懸架され、試験質量体72、73は、駆動モードでの駆動軸線の周りの面外振動のために撓み部74によってジンバルに接続され、試験質量体の隣接縁部の中点は、協調した移動のために連結部76によって互いに接続されている。
しかし、この実施形態では、検出フレームは、4つの区画91−94に分割され、これらは、感知(y)方向での互いに独立した移動のために折返し撓み部又はバネ98によってアンカー96、97から懸架される。
ジンバルのサイドアームの中点は、リンク99によってフレームに接続され、z軸線の周りの試験質量体及びジンバルのねじれ感知モード振動は、フレームの直線変位に変換される。それらの変位は、感知フレームとアンカー104とに接続した交互配置プレート102、103を有するコンデンサ101A−101Dによってモニタされる。
他の実施形態の場合、質量体72、73は、x軸線の周りにシーソー方式で振動するように駆動され、y軸線の周りの回転は、質量体をz軸線の周りに振動させ、z軸線の周りの回転は、感知フレーム91−94の直線移動に変換される。しかし、この実施形態では、コンデンサ電極又はプレートは、x方向に延び、感知フレームは、y方向に移動する。
撓み部は、感知方向以外の全ての方向において剛性が大きく、それは、駆動運動による、かつ構造体のあらゆる他の疑似運動による感知電極の運動を最小にする。これは、感知モードからの駆動モードのより良好な分離を提供し、かつ直交誤差を最小にする。
分割フレームの顕著な利点は、二重差動検出、例えば、CA、CB、CC、及びCDがコンデンサ101A−101Dのキャパシタンスである(CA+CC)−(CB+CD)を利用することによって、共通モードとしての外部加速度を排除する機能である。分割フレームは、検出フレームの全体の付加的な慣性もまた最小にする。
図8の実施形態では、内側感知フレーム106は、対角線方向に延びる撓み部108によってアンカー107から懸架され、それによってxy平面内のねじれ移動だけに拘束される。これらのフレームは、試験質量体109、111内の窓109a、111a内部に配置され、試験質量体は、ねじれヒンジ112によってフレームから懸架され、これは、駆動モードにおけるx軸線の周りのシーソー方式でのピボット回転を可能にするが、z軸線の周りの感知モード運動は、フレームに伝達される。
試験質量体の隣接縁部は、駆動モードにおけるz方向と感知モードにおけるx方向との両方に協調した移動のために結合部113によって互いに接続されている。
この実施形態は、4つの外側感知フレーム区画114もまた有し、これらは、z軸線の周りの回転移動のために、撓み部117と折返し撓み部118との組合せによってアンカー116から懸架される。外側フレーム区画は、リンク119によって内側感知フレーム106に接続され、それによって外側区画は、内側フレームと協調して回転する。感知フレームの回転は、外側感知フレームとアンカー124とに接続した交互配置プレート122、123を有するコンデンサ121によってモニタされる。
駆動モードにおいて、質量体109、111は異相で駆動され、x軸線の周りにシーソー方式にピボット回転する。y軸線の周りの回転は、コリオリ力を生じさせ、それは、質量体をx軸線の周りの反対方向に回転させる。質量体の回転は、ヒンジ112によって内側感知フレーム106に、次に、リンク119によって外側フレーム114に伝達される。外側フレームの端部にある感知コンデンサは、差動的に駆動され、プレートは、各フレームの一端では互いに接近し、他の端部では遠く離れる。
試験質量体の内側に感知フレームのかなりの部分を有することは、感知モードの慣性を最小にし、内側感知モードフレームが、ねじり感知モードでのみ振動が自由であり、運動の全ての他のモードでは固く拘束されているので、各モードは、実質的に分離される。試験質量体を内側フレームに接続するねじりヒンジは、駆動モードでのフレームに対する質量体の移動を可能にし、一方で質量体の感知モード応答が感知フレームに伝達される。感知電極を有する外側フレームへの内側フレームの感知モード振動の伝達は、直線振動及び角振動の両方への不感性を強化した差動ねじれ検出を提供する。
図9の実施形態では、感知フレーム126は、完全に試験質量体127、128内の窓127a、128aの内部に位置する。図8の実施形態の場合のように、感知フレームは、撓み部131によって中央アンカー129から懸架され、試験質量体は、ねじれバネ132によって感知フレームから懸架され、これは、x軸線の周りのシーソー方式でのピボット回転を可能にするが、z軸線の周りの感知モード回転は、フレームに伝達される。
試験質量体の隣接縁部は、駆動モードでのz方向と感知モードでのx方向との両方に協調する移動のために結合部133によって互いに接続されている。
感知フレームの回転は、同じく完全に試験質量体の内部に位置するコンデンサ134によってモニタされる。これらのコンデンサは、電極又はプレート136を有し、これらは、感知フレームに直接取り付けられ、かつアンカー138に固定された固定電極又はプレート137と交互配置される。
作動中、試験質量体127、128は、x軸線の周りに逆位相方式で振動するように駆動され、y軸線の周りの回転によって生じたコリオリ力は、質量体をz軸線の周りに回転させる。この回転は、感知フレーム126に伝達されてプレート136を移動させ、感知コンデンサ134のキャパシタンスでの変化を生じさせる。
感知フレームに直接取り付けられたコンデンサプレートを有して、プレートとフレームの両方が完全に質量体内部に位置することは、デバイスが、基本的に完全な対称性を有するコンパクトな形状に構成されることを可能にし、それは、この実施形態を直線振動及び角振動に対して図8の実施形態よりも更に不感性とする。
図10の実施形態では、試験質量体139、141は、駆動モードでのy軸線周り及び感知モードでのz軸線周りに回転するようにフレーム142に取り付けられる。フレームは、x方向に延びてy軸線の周りのシーソー方式のピボット回転を可能にするねじれバネ143によって基板に取り付けられ、質量体は、x方向に延びる撓み部又はバネ144によってフレームに接続されている。質量体の駆動モードと感知モードは、このようにして分離され、駆動モード周波数(y軸線の周りの回転)は、ねじれバネ143に依存し、検出モード周波数(z軸線の周りの回転)は、バネ144の屈曲によって主として判断される。
質量体139、141は、同一であり、フレーム142は、質量体の中央に配置され、回転のy軸線及びz軸線は、質量体の物理的中心を通過する。
質量体の各々は、逆位相方式でのy軸線周りに回転するように質量体の下方に配置された電極(図示せず)によって駆動される。2つの質量体は、それらの隣接縁部の中点で結合バネ146によって互いに結合され、それは、質量体が同相又は異相のいずれかで駆動されることを可能にする。このバネは、逆位相駆動モードを同相モードから分離し、逆位相モード周波数は、バネの剛性に伴って増大し、同相モード周波数は、同じままである。結合バネは、また2つの質量体をz軸線の周りの同時の回転のために拘束し、そのために1つの質量体がある方向に回転する場合、他の質量体は、反対方向に回転しなければならず、それによって検出モードにおける逆位相試験質量体運動が保証される。
検出又は感知フレーム148は、z軸線周りに回転するように撓み部149、151によって基板に取り付けられる。これらのフレームは、連結バネ152によって試験質量体に結合され、z軸線周りの回転移動が、質量体からフレームに伝達される。この回転は、フレームに取り付けられ、基板上のアンカー157に固定された固定プレート156と相互配置されたプレート154を有するコンデンサ153によってモニタされる。これらのコンデンサは、力の再均衡化のためのフィードバックもまた提供する。
連結バネ152は、y方向に延び、質量体の駆動モード振動と検出フレームの間の結合を最小にするために、好ましくはねじれ的に弱くされる。そのような結合は、フレームが保持するコンデンサプレートの僅かな垂直方向の振動を生じさせる可能性があり、それは、センサの性能を低下させる場合がある。しかし、同時に、バネは、z軸線回転の伝達が低下するほど弱くされるべきではない。
角振動ノイズへの不感性を強化するために、結合バネ159が、検出フレームの対面アームの間に接続されている。このバネは、結合を強化し、かつフレームが正確な逆位相方式で振動することを保証するために、y方向には比較的柔軟であり、x方向には剛性である。
作動中、試験質量体139、141は、y軸線周りにシーソー方式で互いに異相で振動するように駆動され、x軸線周りのセンサの回転は、z軸線周りの質量体の異相コリオリ誘起回転を生じさせる。その回転は、連結バネ152によって検出フレーム148に伝達され、フレームの各々の回転は、隣接試験質量体のものと反対の向きである。従って、例えば、質量体139がz軸線周りに時計方向に回転する場合、上側連結バネ152は、上側検出アームをz軸線周りに反時計方向に回転させる。同時に、質量体141は反時計方向に回転し、下側検出フレームは時計方向に回転する。
反対方向に回転する2つの検出フレームを有することは、振動ノイズ及びz軸線周りの角加速度に対するデバイスの感受性を低下させる顕著な利点を提供する。
図11の実施形態は、図10のものと類似し、試験質量体161、162は、駆動モードでのy軸線及び感知モードでのz軸線周りに回転するようにフレーム163に取り付けられる。フレームは、x方向に延びる撓み部又はねじれバネ166によって基板上のアンカー164に取り付けられ、質量体は、y方向に延びる撓み部又はねじれバネ167によってフレームに接続されている。
上述の実施形態の場合のように、2つの質量体は、それらの隣接縁部の中点で結合バネ168によって互いに結合される。このバネは、x方向に延びる比較的長く柔軟な撓み部とy方向の比較的短く剛性の部分とを有する小さい矩形フレームの形態である。この設計は、駆動のためのy軸線周りのバネのねじれ剛性を検出のためのx軸線に沿った直線剛性から分離し、2つの質量体が同相方式又は逆位相方式のいずれでも駆動されることを可能にする。
検出又は感知フレーム169は、連結バネ170によって試験質量体に結合される。これらのフレームは、図10の実施形態におけるフレーム148に類似しているが、それらは、検出器の質量を低下させるために孔が開けられている。フレームは、z軸線周りに回転するように撓み部171、172によって基板に取り付けられ、フレーム及び従って質量体の回転は、コンデンサ153に類似したコンデンサ173によってモニタされる。
結合バネ174は、検出フレームの対面アームの間に接続されている。これらのバネは、実施形態10の実施形態での結合バネ159に類似し、それらは、結合を強化し、かつフレームが正確な逆位相方式で振動することを保証するために、y方向には比較的柔軟であり、x方向には剛性である。しかし、それらは4つでなく、2つのバネ板のみを有する点でバネ159よりも単純である。
図11の実施形態の作動及び使用は、図10のものと類似し、結合バネ168及び連結バネ170は、感知モードでの試験質量体と検出フレームの間のz軸線回転の良好な結合と、駆動モードでのy軸線回転に関する質量体とフレームの間の良好な隔離の両方を提供する。
図12の実施形態では、検出フレーム176及び感知コンデンサ177は、完全に試験質量体178、179の内部に位置し、感知フレームと質量体は、x及びy軸線周りに対称であり、感知モードにおいて同じ回転中心を有する。これは、z軸線周りの回転応答が、x軸線に沿った直線加速度によって誘起されることを実質的に防止し、それは、検出器がそれらの回転中心に関してx軸線に沿って慣性的に平衡化されているからである。また、質量体と検出器が同じ回転中心を有するので、回転中心が分離され、x軸線に沿った直線加速度によって生成する直線変位が異なる時に発生する可能なz軸線周りの回転を生じる傾向がない。
フレーム176は、x軸線及びy軸線に沿って延び、質量体及びフレームの中心で交差する撓み部又はバネ182、183によってアンカー181に取り付けられる。質量体の各々は、y軸線に沿って延びる1対のねじれバネ184によってフレームのうちの1つに接続され、2つの質量体は、それらの隣接縁部の中点で、図10の実施形態におけるバネ168に類似した結合バネ186によって互いに結合される。ねじれバネ184は、同相駆動モード周波数を決めるので、それらは、図10の実施形態での連結バネ152よりも通常非常に剛性とされる。
コンデンサ177は、アンカー189、191に取り付けられ固定プレート188と交互配置される、フレーム176から延びるプレート188を有する。
この実施形態では、試験質量体178、179は、y軸線周りの逆位相シーソー方式で振動するように再度駆動され、x軸線周りの回転が感知される。その回転によって生じたコリオリ力は、質量体の中心を通過するz軸線周りの反対方向に質量体を回転させる。z軸線回転は、ねじれバネ184によって検出フレーム176に伝達され、フレームは、質量体と同じ方向に、かつ質量体と同じ回転中心周りに回転する。上述のように、試験質量体と検出器が、x軸線及びy軸線周りに対称であり、かつ同じ回転中心を有するので、この実施形態は、x軸線に沿った直線加速度に実質的に不感性である。
図13の実施形態では、速度センサは、x−y平面内で2つの試験質量体193、194を有し、質量体193は、質量体194内部に配置される。質量体の各々は、y軸線周りに回転するように、アンカー197に取り付けられた1対のねじれバネ196を通じて基板に取り付けられる。このようにして、他の実施形態の一部におけるように離間させた駆動軸線の代わりに、これらの質量体は、一致した駆動軸線を有する。
質量体の端部は、1対の結合フレーム198にねじれバネ199によって接続され、結合フレームの各々は、結合フレームをy軸線周りに回転可能にする固定ねじれバネ202によって検出フレーム201に取り付けられる。このようにして、2つの質量体は互いに結合され、反対方向に等しい振幅で回転するように拘束される。質量体の適正な設計によって、駆動運動の直線及び角運動量を平衡化することができる。
検出フレーム201は、z軸線周りに回転するようにフレームの中心でアンカー204に取り付けられた撓み部又はバネ203によって基板に取り付けられる。
x軸線周りの入力回転の存在下では、逆位相駆動運動は、コリオリ力を発生させ、これは、質量体193、194を逆位相方式でz軸線周りに回転させる。この運動は、結合フレーム198を通じて検出フレーム201に伝達され、z軸線周りの検出フレームの同相回転移動が生じ、結合フレームは、周波数に関係なく検出フレームをz軸線周りに同じ振幅、かつ同方向に回転させるように拘束する。x軸線周りの回転に対する応答は、検出フレームに取り付けられたプレート207と基板上の固定プレート208とを有するコンデンサ206によってモニタされる。
この実施形態では、駆動要素と検出要素の両方の対称性は、運動量平衡、直線振動励起に対する不感性、及び製造工程の変動に対するこれらの特性の低い感受性を提供する。結合バネではない機械的拘束の使用は、駆動及び検出モードがシステムの最低周波数であることを可能にする。また、試験質量体が、それら自体のアンカーを通じて基板に取り付けられ、ねじれバネを通じて検出フレームに接続されているので、これらのバネは、質量体を取り付けているバネよりも非常に弱くすることができ、それによって駆動運動の検出フレームへの漏れ、直交誤差、及び他の疑似誤差信号が最小にされる。また、より弱い結合バネは、外部的に印加された加速度に起因して質量体によって検出フレームに誘起される慣性力を最小にする。
図14の実施形態は、試験質量体211及び試験質量体としても機能する1対の結合フレーム212を有する。質量体211は、質量体の中心でのz軸線周りに回転するようにバネ又は撓み部216、217によってアンカー214に取り付けられたフレーム213に取り付けられ、かつそれは、y軸線周りに回転するようにねじれバネ218によってフレームに接続されている。質量体211は、図3の実施形態でのねじれバネ199に類似したねじれバネ219によって結合フレーム212に接続されている。
ねじれバネ220は、結合フレーム212を検出フレーム221に接続し、これは、アンカー224、226に接続した撓み部222、223によってz軸線周りに回転するように拘束される。結合フレームは、ほぼU字形状であり、検出フレームの三方に沿って延びている。検出フレームの回転は、フレームに取り付けられた電極又はプレート228とアンカー231に固定された固定電極又はプレート229を有するコンデンサ227によってモニタされる。検出フレームの開放側部は、それらが基板を通過する背面バイアを必要とせずに、電極の側部からの外部への配線を可能にすることでデバイスの製造を単純化する。
作動中、試験質量体211及び結合フレーム212は、y軸線周りにシーソー方式で振動するように駆動され、結合フレームは、試験質量体と異相であり、互いに同相の状態とされる。x軸線周りの回転によって生じたコリオリ力は、試験質量体と結合フレームとをz軸線の周りに回転させ、この場合もまた、フレームは、互いに同相であり、試験質量体とは異相である。結合フレームのz軸線回転は、ねじれバネ220によって検出フレーム221に伝達される。
結合フレーム212の回転は、駆動モードにおいて試験質量体211の回転と反対であるので、角振動の排除のための検出モードでの慣性を均衡させことができるのと同様に、駆動運動量は、これらの質量体の適切な設計によって比較的容易に平衡化することができる。加えて、ピボット回転可能に取り付けられたフレーム213は、試験質量体の面外駆動運動をその質量体と検出フレーム212の回転感知運動から分離するのに役立つ。
図15の実施形態は、y軸線及びz軸線周りに回転するようにフレーム234に取り付けられた中心試験質量体233と、中心質量体の両側の1対の外側試験質量体236とを有する。フレームは、質量体233の中心でのz軸線周りの回転ために撓み部239、241によってアンカー237、238へ取り付けられ、質量体は、y軸線周りに回転するようにねじれバネ242によってフレームに接続されている。
外側の試験質量体236の各々は、質量体の中心を通過するy軸線周りに回転するようにねじれバネ246によって検出フレーム244に回転可能に取り付けられ、質量体の中心でのz軸線周りに回転するように撓み部又はバネ249、251によってアンカー247、248へ取り付けられる。撓み部251は、y方向に延び、共通軸線に沿ってねじれバネ246と整列させられる。
中心試験質量体233の外縁は、外側試験質量体236の隣接縁部と結合部252によって接続され、それによってy軸線周り及びz軸線周りの両方で外側試験質量体は、中心試験質量体に対する異相移動のために、かつ互いに対する同相移動のために拘束される。
検出フレーム244は、ほぼU字形状であり、外側試験質量体236の三方に沿って延びている。z軸線周りの試験質量体の回転移動は、コンデンサ254、256によってモニタされる。コンデンサ254は、検出フレーム上にアンカー259に固定された固定電極又はプレート258と相互配置された電極又はプレート257を有し、このプレートは、y方向に延び、x方向に離間している。コンデンサ256は、検出フレーム上にアンカー261に固定された固定電極又はプレート263と相互配置された電極又はプレート262を有し、このプレートは、x方向に延び、y方向に離間している。
駆動モードにおいて、それぞれのy軸線周りの振動のために、中心試験質量体233は、外側試験質量体236と異相で駆動される。y軸線周りの回転は、コリオリ力を生じさせ、それは、質量体をx軸線周りに回転させ、外側質量体は、中心質量体と異相にあり、かつ互いに同相にある。
外側質量体236は形状が対称であり、それは、運動量平衡の維持において工程変動に対するより大きな頑健性を提供し、検出効率は、それらの質量体の外側に検出フレーム244を有することによって高められる。感知モードにおいて、外側質量体の互いに同相かつ中心質量体と反対の位相での回転は、直線及び角運動量の正味の相殺を生じさせる。ねじれバネ及び撓み部は、駆動移動と感知移動の間の高レベルの分離を提供し、センサの対称性は、外部から印加された加速度に対してセンサを非感受性とする。
図16の実施形態は、図12の実施形態に類似し、同じ参照番号は、これら2つの対応要素を表している。しかし、図16の実施形態では、試験質量体178、179は、ねじれバネ267、268及び剛性接続バー269から成る駆動バネによってアンカー266から懸架されている。駆動バネは、ほぼU字形状の構造を有し、2つのねじれバネは、離間してy軸線と平行に延び、バーは、それらの間に延びている。バーの反対端で、バネ267はアンカーに接続され、バネ268は、質量体に接続されている。質量体の各々は、y軸線と質量体の中心とに対称に配置された4つの駆動バネに懸架される。これらのバネは、y軸線周りのシーソー移動及び質量体の中心を通過するz軸線周りの回転移動のために質量体を拘束する。
質量体は、バネ267、268よりもねじれ剛性が十分に低い連結バネ271によって感知フレーム176に接続されている。
作動中、試験質量体178、179は、y軸線周りの逆位相方式で振動するように駆動され、x軸線周りの回転が感知される。その回転によって生じるコリオリ力は、質量体の中心を通過するz軸線周りの反対方向に質量体を回転させる。z軸線回転は、連結バネ271によって検出フレーム176に伝達され、フレームは、質量体と同じ方向にかつ質量体と同じ回転中心周りに回転する。試験質量体と検出器が、x軸線及びy軸線周りに対称であり、同じ回転中心を有するので、この実施形態は、x軸線に沿った直線加速度に実質的に不感性である。
更に、駆動バネ267、268が、連結バネ271よりもねじれ方向に非常に剛性であるので、駆動バネは、同相駆動モード周波数を支配し、駆動モードから感知フレームへの角運動量の移動が大きく低減され、感知フレームの垂直運動が顕著に小さくなる。
図17の実施形態は、ジンバル272が、感知モードでのねじれ面内振動のために内側アンカー274から対角線方向に延びる撓み部273によって懸架されている点で、図7の実施形態に類似している。試験質量体276、277は、駆動モードでの駆動軸線周りの面外振動のためにねじれバネ278によってジンバルに接続され、試験質量体の隣接縁部は、協調する移動のために結合部279によって互いに接続されている。
しかし、この実施形態では、試験質量体及びジンバルは、ほぼ円形であり、フィードバックコンデンサ283及び感知コンデンサ284の可動電極又はプレート281、282は、分離した感知フレームではなく、ジンバルに直接に取り付けられる。コンデンサの固定電極又はプレート286、287は、アンカー291、292に取り付けられたフレーム288、289上の静止位置に取り付けられる。ジンバルの内側端部は、結合部293によって互いに接続されている。
図7の実施形態の場合のように、感知コンデンサは、4つの分離した区画に分割され、差動ねじれ検出手法を使用することができる。これは、直線及び角振動に対する不感性に関して顕著な改善を提供する。更に、コンデンサプレートがジンバルに直接付けられているので、この実施形態の構造は、感知フレームを分離している構造よりも非常に単純である。
作動中、質量体276、277は、それらの中心を通過するx軸線周りのシーソー方式で振動するように駆動され、y軸線周りの回転は、質量体をそれらの中心を通過するz軸線周りに振動させる。z軸線周りの回転は、ねじれバネ278によってジンバル272に伝達され、コンデンサ284によってモニタされる。それらの内縁部分が互いに結合されていると、2つの質量体は、2つのジンバルと同じく、反対方向の回転のために拘束される。
図7の実施形態の場合のように、感知コンデンサは、4つの分離した区画に分割され、差動ねじれ検出手法を使用することができる。これは、直線及び角振動に対する不感性に関して顕著な改善を提供する。更に、コンデンサプレートがジンバルに直接付けられているので、この実施形態の構造は、感知フレームを分離している構造よりも非常に単純である。
新規で改良された速度センサが提供されたことは、先の説明から明らかである。ある一定の現在好ましい実施形態のみを説明したが、当業者に明らかなように、特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲を逸脱することなく、ある一定の変更及び修正を行うことができる。
本発明を組み込んだ速度センサの一実施形態の上面図である。 本発明を組み込んだ速度センサの別の実施形態の上面図である。 図2の実施形態での速度センサの一部分の拡大部分上面図である。 図2の実施形態での速度センサの一部分の拡大部分上面図である。 本発明を組み込んだ速度センサの別の実施形態の部分上面図である。 本発明を組み込んだ速度センサの固定的な実施形態の上面図である。 本発明を組み込んだ速度センサの固定的な実施形態の上面図である。 本発明を組み込んだ速度センサの別の実施形態の上面図である。 本発明を組み込んだ速度センサの固定的な実施形態の上面図である。 本発明を組み込んだ速度センサの固定的な実施形態の上面図である。 本発明を組み込んだ速度センサの固定的な実施形態の上面図である。 本発明を組み込んだ速度センサの固定的な実施形態の上面図である。 本発明を組み込んだ速度センサの固定的な実施形態の上面図である。 本発明を組み込んだ速度センサの固定的な実施形態の上面図である。 本発明を組み込んだ速度センサの固定的な実施形態の上面図である。 本発明を組み込んだ速度センサの固定的な実施形態の上面図である。 本発明を組み込んだ速度センサの固定的な実施形態の上面図である。 本発明を組み込んだ速度センサの固定的な実施形態の上面図である。 本発明を組み込んだ速度センサの固定的な実施形態の上面図である。
符号の説明
11、12 試験質量体
13、14 駆動軸線
16、17 質量体の内縁
18、19 質量体の外縁

Claims (30)

  1. 2つのほぼ平面の試験質量体と、
    前記質量体の前記平面内の平行な駆動軸線の周りに反対位相で振動するように該質量体を駆動するための手段と、
    前記駆動軸線に垂直な入力軸線と、
    前記駆動軸線及び前記入力軸線に垂直な感知軸線と、
    前記入力軸線周りの前記質量体の回転によって生じたコリオリ力に応答して前記感知軸線周りにねじれ移動するように該質量体を取り付ける手段と、
    前記駆動軸線及び前記感知軸線の両方の周りに逆位相移動するように前記2つの質量体を拘束する手段と、
    前記感知軸線周りの前記質量体の前記ねじれ移動に応答して移動するように該質量体に結合された感知フレームと、
    前記感知フレームの移動に応答して前記入力軸線周りの回転の速度をモニタするための手段と、
    を含むことを特徴とする速度センサ。
  2. 前記2つの質量体を拘束する前記手段は、該質量体の隣接縁部の間の機械的リンクを含むことを特徴とする請求項1に記載の速度センサ。
  3. 前記回転の速度をモニタするための前記手段は、前記感知フレームの前記移動に応答して他のプレートに対して移動するプレートを有するコンデンサを含むことを特徴とする請求項1に記載の速度センサ。
  4. 前記感知フレームは、前記質量体の前記ねじれ移動に応答して直線移動するように拘束されていることを特徴とする請求項1に記載の速度センサ。
  5. 前記感知フレームは、前記質量体の前記ねじれ移動に応答して回転移動するように拘束されていることを特徴とする請求項1に記載の速度センサ。
  6. 1対の離間した駆動軸線周りに逆位相ねじれ移動するように並列に取り付けられた2つのほぼ平面の試験質量体と、
    前記駆動軸線に垂直な入力軸線と、
    前記駆動軸線及び前記入力軸線に垂直な感知軸線と、
    前記入力軸線周りの前記質量体の回転によって生じたコリオリ力に応答して前記感知軸線周りにねじれ移動するように該質量体を取り付ける手段と、
    前記駆動軸線及び前記感知軸線の両方の周りに協調して移動するように前記2つの質量体の隣接する内縁部分を互いに接続する手段と、
    直線移動するように拘束された感知フレームと、
    前記感知軸線周りの前記質量体のねじれ運動を前記感知フレームの直線運動に変換するように該質量体を該感知フレームに接続するリンクと、
    を含むことを特徴とする速度センサ。
  7. 前記質量体は、前記駆動軸線周りに回転可能なジンバル上に取り付けられ、撓み部が、該質量体を前記感知軸線周りにねじれ移動するように該ジンバルに取り付けていることを特徴とする請求項6に記載の速度センサ。
  8. 前記質量体は、前記駆動軸線周りにねじれ移動するようにジンバル上に取り付けられ、該ジンバルは、前記感知軸線周りに該ジンバル及び該質量体をねじれ移動させる撓み部上に取り付けられていることを特徴とする請求項6に記載の速度センサ。
  9. 前記撓み部は、前記質量体の外側のアンカーに接続されていることを特徴とする請求項8に記載の速度センサ。
  10. 前記撓み部は、前記質量体の中心近くのアンカーに接続されていることを特徴とする請求項8に記載の速度センサ。
  11. 前記2つの質量体の前記内縁部分を互いに接続する前記手段は、結合リンクを含むことを特徴とする請求項6に記載の速度センサ。
  12. 前記感知フレーム及び前記結合リンクは、等しい質量を有し、該感知フレーム及び該結合リンクの前記駆動軸線に平行な方向の直線加速度は、互いに相殺することを特徴とする請求項11に記載の速度センサ。
  13. 前記感知フレームは、前記結合リンクよりも大きい質量を有し、
    センサが、前記駆動軸線に平行な方向の前記感知フレームの直線加速度、並びに前記入力軸線周りの回転に応答する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の速度センサ。
  14. 2つのほぼ平面の試験質量体と、
    前記質量体の各々の前記平面内の駆動軸線と、
    前記質量体を前記駆動軸線周りに反対位相で振動するように駆動するための手段と、
    前記駆動軸線に垂直な入力軸線と、
    前記駆動軸線及び前記入力軸線に垂直な感知軸線と、
    前記入力軸線周りの前記質量体の回転によって生じたコリオリ力に応答して前記感知軸線周りにねじれ移動するように該質量体を取り付ける手段と、
    前記駆動軸線及び前記感知軸線の両方の周りに逆位相移動するように前記2つの質量体を拘束する手段と、
    前記感知軸線周りの前記質量体の前記ねじれ移動に応答して反対方向に移動するように該質量体の各々の両側に結合された1対の感知フレームと、
    前記感知軸線周りの前記質量体の前記ねじれ移動に応答して反対方向で値が変化するコンデンサを形成するように該質量体の前記両側の固定プレートに対して反対方向に移動する前記感知フレーム上の電極プレートと、
    を含むことを特徴とする速度センサ。
  15. 前記駆動軸線は、離間しており、かつ互いに平行であることを特徴とする請求項14に記載の速度センサ。
  16. 前記感知フレームは、前記駆動軸線と垂直な方向に移動するように拘束されていることを特徴とする請求項14に記載の速度センサ。
  17. 前記質量体を取り付ける前記手段は、該質量体が前記駆動軸線周りに移動するようにピボット式に取り付けられた1対のジンバルと、該ジンバルを前記感知軸線周りに回転移動するように取り付ける撓み部とを含むことを特徴とする請求項14に記載の速度センサ。
  18. 前記撓み部は、前記質量体の中心近くのアンカーに接続されていることを特徴とする請求項17に記載の速度センサ。
  19. 1対の離間した平行な駆動軸線と、
    前記駆動軸線に垂直な入力軸線と、
    前記駆動軸線及び入力軸線に垂直な感知軸線と、
    前記駆動軸線周りにシーソー移動するように、全体的に前記質量体の横境界と共に位置して前記感知軸線周りに回転移動するように取り付けられた内側フレーム上にピボット式に取り付けられた1対のほぼ平面の試験質量体と、
    前記感知軸線と平行な軸線の周りに回転するように前記質量体の両側に取り付けられた感知フレームと、
    前記質量体の回転移動を前記感知フレームに伝達するための手段と、
    前記感知軸線周りの前記質量体の回転移動に応答して値が変化するコンデンサを形成するように固定プレートと相互配置された前記感知フレーム上の電極プレートと、
    を含むことを特徴とする速度センサ。
  20. 前記内側フレームは、前記質量体の中心でアンカーから延びる撓み部によって取り付けられていることを特徴とする請求項19に記載の速度センサ。
  21. 前記質量体及び前記内側フレームは、前記駆動軸線及び前記入力軸線に関して対称であることを特徴とする請求項19に記載の速度センサ。
  22. 前記駆動軸線及び前記感知軸線の周りに協調して移動するように前記質量体の隣接する縁部部分を互いに接続する機械的リンクを含むことを特徴とする請求項19に記載の速度センサ。
  23. 1対の離間した平行な駆動軸線と、
    前記駆動軸線に垂直な入力軸線と、
    前記駆動軸線及び前記入力軸線に垂直な感知軸線と、
    前記駆動軸線周りにシーソー移動するように感知フレーム上にピボット式に取り付けられた1対のほぼ平面の試験質量体と、
    前記感知フレームを前記感知軸線周りに回転移動するように取り付ける手段と、
    前記質量体の回転移動を前記感知フレームに伝達するための手段と、
    前記感知軸線周りの前記質量体の回転移動に応答して値が変化するコンデンサを形成するように固定プレートと相互配置された前記感知フレーム上の電極プレートと、
    を含み、
    前記感知フレーム及び前記コンデンサの両方は、全体的に前記質量体の横境界と共に位置している、
    ことを特徴とする速度センサ。
  24. 前記感知フレームは、前記質量体の中心でアンカーから延びる撓み部によって取り付けられていることを特徴とする請求項23に記載の速度センサ。
  25. 前記質量体及び前記内側フレームは、前記駆動軸線及び前記入力軸線に関して対称であることを特徴とする請求項23に記載の速度センサ。
  26. 前記駆動軸線及び前記感知軸線の周りに協調して移動するように前記質量体の隣接する縁部部分を互いに接続する機械的リンクを含むことを特徴とする請求項23に記載の速度センサ。
  27. 1対の離間した平行な駆動軸線の周りにシーソー移動するようにほぼ円形のジンバル内にピボット式に取り付けられた1対のほぼ平面の試験質量体と、
    前記駆動軸線に垂直な入力軸線と、
    前記駆動軸線及び入力軸線に垂直な感知軸線と、
    前記ジンバル及び前記質量体を前記感知軸線周りにねじれ移動するように取り付ける手段と、
    前記入力軸線周りの前記質量体の回転によって生じたコリオリ力に応答した前記感知軸線周りの該質量体のねじれ移動に従って値が変化するコンデンサを形成するように固定プレートに相互配置された、前記ジンバルから放射状に延びる電極プレートと、
    を含むことを特徴とする速度センサ。
  28. 前記感知フレームは、前記質量体の中心近くのアンカーから外向きに延びる撓み部によって取り付けられていることを特徴とする請求項27に記載の速度センサ。
  29. 前記プレートは、前記質量体の両側に別々のコンデンサを形成し、該両側の該コンデンサの前記値は、反対方向に変化することを特徴とする請求項27に記載の速度センサ。
  30. 前記駆動軸線及び前記感知軸線の周りに協調して移動するように前記質量体の隣接する縁部部分を互いに接続する機械的リンクを含むことを特徴とする請求項27に記載の速度センサ。
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