JP2008540365A - ミセル状シェル架橋コポリマーを含む化粧用組成物 - Google Patents

ミセル状シェル架橋コポリマーを含む化粧用組成物 Download PDF

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Abstract

中心にポリマー単位および外殻に架橋ポリマー単位を含み;その中心の前記ポリマー単位が110℃未満のTgを有し、その外殻のそのホモポリマー単位が、90℃を超えるTgを有するミセル状シェル架橋コポリマー;および化粧用に許容され得る希釈剤または担体を含むパーソナルケア組成物。

Description

本発明は、ポリマーを含むヘアケア組成物および毛髪の処理におけるこれらの使用に関する。
ヘアスタイリングスプレー、ムース、ジェル、シャンプーおよびコンディショナーは、例えば皮膜形成能力、増粘性、感覚的性質および毛髪のシェイピングおよびセッティングのような様々な改善を得るために樹脂、ガムおよび接着性ポリマーを含有していることが多い。
これらのスタイリングの改善を毛髪に与えるための最も一般的な方法の1つは、例えば高分子量ポリマーなどの毛髪固定剤の使用であった。このような薬剤を使用することに関する問題は、例えば濡れおよび乾燥段階のクリーンな感触および滑らかさなどのコンディショニング特性へのマイナスの影響を与える傾向があることである。これらは、毛髪を硬く感じさせ、毛髪に被着物を残し、毛髪にベタベタする感触をもたらす。
過去において、この問題に対処してきた1つの方法は、スタイリング剤の前記のマイナスの影響を打ち消すために、例えばシリコーンおよびカチオン性界面活性剤などのコンディショニング剤を組成物中に含ませることであった。このようなコンディショニング剤は、例えば毛髪の濡れおよび乾燥櫛通り特性および毛髪の滑らかさにおいて重要な改良を与えるが、これらは、毛髪のコシと関連した多くの特性にマイナスの影響を及ぼす傾向がある。
WO 02/087522は、従来のシャンプーの中に混入するためのシリコーンポリマーによって共有結合でグラフトされた小さな粒子を混入することを開示している。この出願は、これらの組成物が、洗浄され、場合によりコンディショニングされた毛髪のコシに、特にその後にスタイリングの過程が続く場合、重要な改良をもたらすことを特許請求している。
しかし、毛髪を処理するために使用されたときに、さらにスタイルを形成しやすいように、良好にコンディショニングされた感触を毛髪に残す組成物への必要性がまだ存在する。
発明の定義
第1の態様において、本発明は
i)中心にポリマー単位および外殻に架橋ポリマー単位を含み;中心の前記ポリマー単位が110℃未満のTgを有し、外殻のホモポリマー単位が、90℃を超えるTgを有するミセル状シェル架橋コポリマー;および
ii)化粧用に許容され得る希釈剤または担体
を含むパーソナルケア組成物を提供する。
別の態様において、本発明は、本発明による組成物を毛髪に適用することを含む、毛髪を処理する化粧用方法を提供する。
本発明のさらなる態様は、毛髪の化粧用処理のための本発明の組成物の使用である。
本発明の組成物は、ミセル構造を有するシェル架橋コポリマーを含む。このようなシェル架橋ポリマーは、通常、事実上は粒子状であり、架橋コア−シェルポリマー粒子として知られている。これらの架橋コアシェル粒子は、好ましくは1から100nm、さらに好ましくは5から50nm、最も好ましくは10から30nmの流体力学上の直径Dを有する。また、これらは1から100nm、さらに好ましくは5から50nm、最も好ましくは10から30nmの乾燥状態平均直径Davを有する場合が好ましい。
ポリマー単位は、ブロックコポリマーを含む場合が好ましく、これは、ポリマーのシェルとして特に有利であり、ABブロックコポリマーが特に好ましい。
ミセル構造の外殻のホモポリマー単位(架橋が起こる前のポリマー単位)のTgは、90℃を超え、好ましくは100℃を超え、さらに好ましくは110℃を超え、最も好ましくは120℃を超える。ミセル構造の内部コアのTgは、110℃以下、好ましくは100℃以下、さらに好ましくは50℃未満、最も好ましくは25℃未満である。
ミセル構造のシェルが架橋され、ミセル構造のコアが架橋されていない場合が、非常に好ましい。
コポリマーのポリマー単位が、ミセル構造の外殻においてポリ(アクリル酸−co−アクリルアミド)を含み、ミセル構造の内部コアにおいてポリ(メチルアクリレート)を含むか、またはミセル構造の外殻においてポリ(アクリル酸−co−アクリルアミド)を含み、ミセル構造の内部コアにおいてポリスチレンを含む場合が有利である。
本発明で使用される架橋シェルポリマーは、好ましくは1,000から500,000Da、さらに好ましくは5,000から100,000Da、最も好ましくは10,000から50,000Daの分子量を有する。
好ましくは、ポリマーミセルは、図1において示される構造を有する。
本発明において使用されるポリマーミセルの製造方法は、J.Mater Chem.、13巻2885〜2795頁に記載されている。これに代わる製造方法は、J.Colloid Interface Sci.2003、nov15、267(2):320〜5頁およびWO97/49387に記載されている。
本発明の組成物
本発明の化粧用またはパーソナルケア組成物は、好ましくはヘアケア組成物として配合され、ムース、ジェル、ローション、トニック、スプレー、シャンプー、コンディショナー、リンス、ハンドローションおよびボディローション、顔用モイスチャライザー、日焼け止め剤、ニキビ予防調製品、局所鎮痛剤、マスカラなどを含む多種多様の製品タイプに配合することができる。本発明の組成物は、化粧用に許容され得る希釈剤または担体を含む。好ましくは、組成物は、人の毛髪のスタイリングにおいて使用されるためのものであり、さらに好ましくは、これらは包装され、そういうものとしてラベルを貼られる。
本発明の組成物は、好ましくは0.01から30重量%(さらに好ましくは0.1から10重量%)の量でポリマーを含む。本発明の組成物は、場合により、芳香剤または香料および/または以下に記載される任意の追加成分の1つまたは複数を含むことができる。
このような製品を配合するために必要とされる担体および追加成分は、製品タイプによって変わり、当業者によって型どおりに選択することができる。以下は、これらの担体および追加成分のいくつかの説明である。
毛髪処理組成物ベース配合物
シャンプー組成物は、好ましくは毛髪への局所適用のために化粧用に許容され、好適である1つまたは複数の洗浄界面活性剤を含む。さらなる界面活性剤が乳化剤として存在してもよい。
好適な洗浄界面活性剤は、アニオン性、両性および双性イオン性界面活性剤およびこれらの混合物から選択される。洗浄界面活性剤は、乳化剤と同じ界面活性剤であっても、異なっていてもよい。
アニオン性洗浄界面活性剤
本発明によるシャンプー組成物は、化粧用に許容され得るおよび毛髪への局所適用のために好適である1つまたは複数のアニオン性洗浄界面活性を典型的に含む。
好適なアニオン性洗浄界面活性剤の例は、アルキルスルフェート、アルキルエーテルスルフェート、アルカリールスルホネート、アルカノイルイセチオネート、アルキルサクシネート、アルキルスルホサクシネート、N−アルキルサルコシネート、アルキルホスフェート、アルキルエーテルホスフェート、アルキルエーテルカルボキシレートおよびα−オレフィンスルホネートであり、特にこれらのナトリウム塩、マグネシウム塩、アンモニウム塩ならびにモノ−、ジ−およびトリエタノールアミン塩である。アルキルおよびアシル基は一般に8個から18個の炭素原子を含み、不飽和でもよい。アルキルエーテルサルフェート、アルキルエーテルホスフェートおよびアルキルエーテルカルボキシレートは1分子当たり1から10個のエチレンオキシドまたはプロピレンオキシド単位を含むことができる。
本発明のシャンプー組成物における使用のための典型的なアニオン性洗浄界面活性剤は、ナトリウムオレイルスルホサクシネート、アンモニウムラウリルスルホサクシネート、アンモニウムラウリルサルフェート、ナトリウムココイルイセチオネート、ナトリウムラウリルイセチオネートおよびナトリウムN−ラウリルサルコシネートを含む。最も好ましいアニオン性界面活性剤は、ナトリウムラウリルサルフェート、ナトリウムラウリルエーテルスルフェート(n)EO(ここで、nは1から3の範囲内である)、アンモニウムラウリルスルフェートおよびアンモニウムラウリルエーテルスルフェート(n)EO(ここで、nは1から3の範囲内である)である。
本発明のシャンプー組成物におけるアニオン性洗浄界面活性剤の合計量は、一般に全組成物の5から30重量%、好ましくは6から20重量%、さらに好ましくは8から16重量%である。
共界面活性剤
シャンプー組成物は、場合により共存界面活性剤、好ましくは両性または双イオン性界面活性剤を含むことができ、これらは0から約8重量%、好ましくは1から4重量%の範囲の量で含むことができる。
両性および双イオン性界面活性剤の例は、アルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルスルホベタイン(サルタイン)、アルキルグリシネート、アルキルカルボキシグリシネート、アルキルアンホプロピオネート、アルキルアンホグリシネート、アルキルアミドプロピルヒドロキシスルタイン、アシルタウレートおよびアシルグルタメートを含み、これらのアルキル基およびアシル基は8から19個の炭素原子を有している。本発明のシャンプーに使用するための典型的な両性および双イオン性の界面活性剤は、ラウリルアミンオキシド、ココジメチルスルホプロピルベタインであり、好ましくはラウリルベタイン、コカミドプロピルベタインおよびナトリウムココアンホプロピオネートである。
別の好ましい共存界面活性剤は、非イオン性界面活性剤であり、これは全組成物の0から約8重量%、好ましくは2から5重量%の範囲の量で含ませることができる。
例えば、本発明のシャンプー組成物に含ませ得る代表的な非イオン性界面活性剤は、脂肪族(C−C18)の1級または2級の直鎖または分岐のアルコールまたはフェノールとアルキレンオキシド、通常はエチレンオキシドとの縮合物であり、一般的に6から30個のエチレンオキシド基を有している。
本発明のシャンプー組成物に含ませ得るさらなる非イオン性界面活性剤は、アルキルポリグリコシド(APG)である。典型的には、APGは、1つまたは複数のグリコシル基のブロックに(場合によっては架橋基を介して)結合したアルキル基を含むAPGである。好ましいAPGは、次の式:
Figure 2008540365
(式中、Rは、分岐または直鎖のCからC20のアルキル基またはアルケニル基であり、Gは、糖基であり、nは1から10である)
によって定義される。
本発明のシャンプー組成物に含ませ得る他の糖類誘導非イオン性界面活性剤は、例えばWO 92/06154およびUS5194639に記載されているC12〜C18N−メチルグルカミドなどのC10〜C18N−アルキル(C〜C)ポリヒドロキシ脂肪酸アミドおよび例えばC10〜C18N−(3−メトキシプロピル)グルカミドなどのN−アルコキシポリヒドロキシ脂肪酸アミドを含む。
また、シャンプー組成物は、場合により、全組成物の0.01から10重量%、さらに好ましくは0.05から5重量%、最も好ましくは0.05から2重量%の量で含有される1つまたは複数のカチオン性共存界面活性剤も含むことができる。有用なカチオン性界面活性剤は、コンディショナー組成物の関係で本明細書に記載されている。
本発明のシャンプー組成物における界面活性剤(いかなる共存界面活性剤および/またはいかなる乳化剤も含む)の合計量は、一般的に5から50重量%、好ましくは5から30重量%、さらに好ましくは10から25重量%である。
カチオン性付着ポリマー
カチオン性ポリマーは、特に本発明のシャンプー組成物中で、好ましい成分である。
カチオン性ポリマーは、ホモポリマーでもよく、または2種もしくはそれ以上のモノマーから形成されてもよい。ポリマーの分子量は、一般に5,000と10,000,000ダルトンの間であり、典型的には少なくとも10,000、好ましくは100,000から2,000,000ダルトンの範囲である。ポリマーは、第4級アンモニウム基またはプロトン化アミノ基またはそれらの混合物などのカチオン性窒素含有基を有している。
カチオン性窒素含有基は、一般にカチオン性ポリマーの全モノマー単位の一部分に置換基として存在する。したがって、ポリマーがホモポリマーでない場合、これは、スペーサーの非カチオン性モノマー単位を含有することができる。このようなポリマーはCTFA Cosmetic Ingredient Directory、第3版に記載されている。カチオン性モノマー単位対非カチオン性モノマー単位の割合は、必要な範囲内のカチオン性電荷密度を有しているポリマーを与えるように選択される。
好適なカチオン性付着ポリマーは、例えばカチオン性アミン官能基または第4級アンモニウム官能基を有しているビニルモノマーと、例えば(メタ)アクリルアミド、アルキルおよびジアルキル(メタ)アクリルアミド、アルキル(メタ)アクリレート、ビニルカプロラクトンならびにビニルピロリジンなどの水溶性スペーサーモノマーとのコポリマーを含む。アルキルおよびジアルキル置換モノマーは、好ましくはC1〜C7アルキル基、さらに好ましくはC1〜3アルキル基を有している。他の好適なスペーサーは、ビニルエステル、ビニルアルコール、マレイン酸無水物、プロピレングリコールおよびエチレングリコールを含む。
カチオン性アミンは、特定の種および組成物のpHに依存して第1級、第2級または第3級アミンでよい。一般的に、第2級アミンおよび第3級アミン、特に第3級アミンが好ましい。
アミン置換ビニルモノマーおよびアミンは、アミン形態で重合され、次いで第4級化によってアンモニウムに変換され得る。
カチオン性付着ポリマーは、アミン−および/または第4級アンモニウム−置換モノマーおよび/または適合性のあるスペーサーモノマーから誘導されるモノマー単位の混合物を含み得る。
好適なカチオン性付着ポリマーは、例えば:
− Cosmetic、Toiletry、and Fragrance Association、(CTFA)によって業界でポリクオタニウム−16と呼ばれている1−ビニル−2−ピロリジンと1−ビニル−3−メチル−イミダゾリウム塩(例えば塩化物塩)とのコポリマー。この材料はBASF Wyandotte Corp.(Parsippany、ニュージャージー州、米国)から商品名LUVIQUAT(例えばLUVIQUAT FC 370)で商業的に入手できる;
− 業界(CTFA)でポリクオタニウム−11と呼ばれている1−ビニル−2−ピロリジンとジメチルアミノエチルメタクリレートとのコポリマー。この材料はGaf Corporation(Wayne、ニュージャージー州、米国)から商品名GAFQUAT(例えばGAFQUAT 755N)で商業的に入手できる;
− カチオン性ジアリル第4級アンモニウム含有ポリマー、例えば、業界(CTFA)でそれぞれポリクオタニウム6およびポリクオタニウム7と呼ばれているジメチルジアリルアンモニウムクロリドホモポリマーおよびアクリルアミドとジメチルジアリルアンモニウムクロリドとのコポリマー;
− 3から5個の炭素原子を有している不飽和カルボン酸のホモ−およびコ−ポリマーのアミノ−アルキルエステルの無機酸塩(例えば米国特許第4,009,256号に記載されたもの);
− カチオン性ポリアクリルアミド(例えばWO95/22311に記載されたもの)
がある。
使用され得る他のカチオン性付着ポリマーとしては、カチオン性多糖ポリマー、例えば、カチオン性セルロース誘導体、カチオン性デンプン誘導体およびカチオン性グアーガム誘導体がある。好適には、このようなカチオン性多糖ポリマーは、0.1から4meq/gの電荷密度を有する。
本発明の組成物に使用するための好適なカチオン性多糖ポリマーは、式:
Figure 2008540365
(式中、Aは無水グルコース残基、例えばデンプンまたはセルロースの無水グルコース残基を表す。Rは、アルキレン、オキシアルキレン、ポリオキシアルキレンまたはヒドロキシアルキレン基またはそれらの組合せである。R、RおよびRは独立して各々が約18個の炭素原子を含んでいるアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルコキシアルキルまたはアルコキシアリール基を表す。各カチオン性部分の炭素原子の合計(すなわち、R、RおよびRの炭素原子の総和)は好ましくは約20個以下であり、Xはアニオン性対イオンある。
カチオン性セルロースは、業界(CTFA)でポリクオタニウム10と呼ばれているトリメチルアンモニウム置換エポキシドと反応したヒドロキシエチルセルロースの塩としてAmerchol Corp.(Edison、ニュージャージー州、米国)からPolymer JR(商標)およびLR(商標)シリーズのポリマーで入手できる。別のタイプのカチオン性セルロースは、業界(CTFA)でポリクオタニウム24と呼ばれている、ラウリルジメチルアンモニウム置換エポキシドと反応したヒドロキシエチルセルロースのポリマー性第4級アンモニウム塩を含む。これらの材料はAmerchol Corp.(Edison、ニュージャージー州、米国)から商品名Polymer LM−200で入手できる。
他の適当なカチオン性多糖ポリマーとしては、第4級窒素含有セルロースエーテル(例えば米国特許第3,962,418号に記載のもの)およびエーテル化セルロースとデンプンとのコポリマー(例えば米国特許第3,958,581号に記載のもの)がある。
使用され得る特に好適なタイプのカチオン性多糖ポリマーは、例えばグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド(Rhone−Poulencから商標JAGUARシリーズで商業的に入手できる)などのカチオン性グアーガム誘導体である。
この例は、低置換度のカチオン基および高粘度を有しているJAGUAR C13S、中位の置換度および低粘度を有しているJAGUAR C15、JAGUAR C17(高置換度、高粘度)、低レベルの置換基およびカチオン性第4級アンモニウム基とを含むヒドロキシプロピル化カチオン性グアー誘導体であるJAGUAR C16および低置換度を有する高い透明度、中程度の粘度のグアーであるJAGUAR 162である。
好ましくは、カチオン性付着ポリマーは、カチオン性セルロースおよびカチオン性グアー誘導体から選択される。特に好ましいカチオン性付着ポリマーは、JAGUAR C13S、JAGUAR C15、JAGUAR C17およびJAGUAR C16およびJAGUAR C162である。
カチオン性付着ポリマーは一般に、全組成物の0.01から5重量%、好ましくは0.02から1重量%、より好ましくは0.04から0.5重量%のレベルで本発明の組成物中に存在する。
コンディショニング界面活性剤
コンディショナー組成物は、化粧用に許容され、毛髪への局所適用に好適である1種または複数のコンディショニング界面活性剤を通常含む。
好適なコンディショニング界面活性剤は、カチオン性界面活性剤から選択され、単独で、または混合物として使用される。
本発明の組成物において有用なカチオン性界面活性剤は、本発明の水性組成物中に溶解した場合、正に荷電するアミノまたは第4級アンモニウム親水性部分を含有する。
好適なカチオン性界面活性剤の例は、一般式:
Figure 2008540365
(式中、R、R、R、およびRは、(a)炭素原子1から22個の脂肪族基、または(b)炭素原子22個を有する芳香族、アルコキシ、ポリオキシアルキレン、アルキルアミド、ヒドロキシアルキル、アリールまたはアルキルアリール基から独立して選択され;Xは、ハロゲン(例えば塩化物、臭化物)、酢酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、グリコール酸塩、リン酸塩、硝酸塩、硫酸塩およびアルキル硫酸塩基から選択されるものなどの塩形成アニオンである)
に相当するものである。
脂肪族基は、炭素および水素原子に加え、エーテル結合および例えばアミノ基などの他の基を含有することができる。長鎖脂肪族基、例えば炭素原子約12個以上のものは、飽和であっても不飽和であってもよい。
本発明のコンディショナー組成物ために最も好ましいカチオン性界面活性剤は、アルキル鎖の長さがC16からC22のモノアルキル第4級アンモニウム化合物である。
好適なカチオン性界面活性剤の例は、第4級アンモニウム化合物、特にトリメチル第4級アンモニウム化合物を含む。
好ましい第4級アンモニウム化合物は、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ベンジルトリメチルアンモニウムクロリド(BTAC)、セチルピリジニウムクロリド、テトラメチルアンモニウムクロリド、テトラエチルアンモニウムクロリド、オクチルトリメチルアンモニウムクロリド、ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロリド、オクチルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、デシルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ステアリルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ジドデシルジメチルアンモニウムクロリド、ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロリド、タロートリメチルアンモニウムクロリド、ココトリメチルアンモニウムクロリド、PEG−2オレイルアンモニウムクロリドおよび塩化物(クロリド)が、ハロゲン(例えば臭化物)、酢酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、グリコール酸塩、リン酸塩、硝酸塩、硫酸塩、またはアルキル硫酸塩で置き換えられるこれらの塩を含む。さらに好適なカチオン性界面活性剤には、CTFA名称クオタニウム−5、クオタニウム−31、およびクオタニウム−18を有するものが含まれる。任意の前記の物質の混合物も好適であり得る。本発明のヘアコンディショナーにおける使用のための特に有用なカチオン性界面活性剤は、例えばHoechst Celanese社からGENAMIN CTACとして市販されるセチルトリメチル塩化アンモニウムである。
第1級、第2級および第3級脂肪族アミンの塩もまた、好適なカチオン性界面活性剤である。このようなアミンのアルキル基は、好ましくは12から22個の炭素原子を有し、置換されていても置換されていなくてもよい。
特に有用なものは、アミド置換第3級脂肪族アミンであり、特に1個のC12からC22のアルキルまたはアルケニル鎖を有する第3級アミンである。ここで有用なこのようなアミンは、ステアラミドプロピルジメチルアミン、ステアラミドプロピルジエチルアミン、ステアラミドエチルジエチルアミン、ステアラミドエチルジメチルアミン、パルミタミドプロピルジメチルアミン、パルミタミドプロピルジエチルアミン、パルミタミドエチルジエチルアミン、パルミタミドエチルジメチルアミン、ベヘンアミドプロピルジメチルアミン、ベヘンアミドプロピルジエチルアミン、ベヘンアミドエチルジエチルアミン、ベヘンアミドエチルジメチルアミン、アラキドアミドプロピルジメチルアミン、アラキドアミドプロピルジエチルアミン、アラキドアミドエチルジエチルアミン、アラキドアミドエチルジメチルアミン、ジエチルアミノエチルステアラミドを含む。また、有用なものは、ジメチルステアラミン、ジメチルソーヤミン、ソーヤミン、ミリスチルアミン、トリデシルアミン、エチルステアリルアミン、N−タロープロパンジアミン、エトキシル化(5モルのエチレンオキシドを有する)ステアリルアミン、ジヒドロキシエチルステアリルアミンおよびアラキジルベヘニルアミンである。
これらのアミンは、カチオン性部分を与えるために酸と組み合わせて典型的には使用される。ここで有用な好ましい酸は、L−グルタミン酸、乳酸、塩酸、リンゴ酸、コハク酸、酢酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、L−グルタミン酸塩酸塩およびそれらの混合物;より好ましくはL−グルタミン酸、乳酸、クエン酸が含まれる。本発明において有用であるものの中に含まれるカチオン性アミン界面活性剤は、1981年6月23日発行のNachtigal他への米国特許第4,275,055号中に開示されている。
酸からのHに対するプロトン化可能なアミン対のモル比は、好ましくは約1:0.3から1:1.2、またさらに好ましくは約1:0.5から1:1.1である。
本発明のコンディショナーにおいて、カチオン性界面活性剤のレベルは、好ましくは全組成物の0.01から10重量%、さらに好ましくは0.05から5重量%である(これは低い−発明者は、現在のコンディショナーが、多分すでにこれより2重量%高いと考えている。最も厳格な仕様として0.05から5重量%を保持したい)。
このセクションにおいて詳述したカチオン性界面活性剤は、最終のヘアコンディショニング組成物中にコンディショニング物質を組み込む前にカチオン性界面活性剤がサーモトロピックでメソジェニック(mesogenic)な物質および油性のコンディショニング物質と密接に混合される本発明の態様における使用のためも好適である。
脂肪性物質
本発明のコンディショナー組成物は、好ましくは脂肪性物質をさらに含む。コンディショニング組成物において脂肪性物質およびカチオン性界面活性剤を組み合わせて使用することは、これにより、カチオン性界面活性剤をその中に分散させている構造化相が形成されるので、特に有利であると考えられる。
「脂肪性物質」とは、脂肪族アルコール、アルコキシル化脂肪族アルコール、脂肪酸またはこれらの混合物を意味する。
好ましくは、脂肪性物質のアルキル鎖は、完全に飽和されている。
代表的な脂肪性物質は、炭素原子8から22個、より好ましくは16から22個を含む。好適な脂肪族アルコールの例には、セチルアルコール、ステアリルアルコール、およびそれらの混合物が含まれる。これらの物質の使用は、本発明の組成物の全体的なコンディショニング性状に寄与するという点でも有利である。
アルキル鎖中に炭素原子約12から約18個を有するアルコキシル化(例えば、エトキシル化、またはプロポキシル化)脂肪族アルコールを、脂肪族アルコールそれ自体の代わりに、または脂肪族アルコールそれ自体に加えて使用することができる。好適な例は、エチレングリコールセチルエーテル、ポリオキシエチレン(2)ステアリルエーテル、ポリオキシエチレン(4)セチルエーテル、およびそれらの混合物を含む。
本発明のコンディショナーにおける脂肪性物質のレベルは、0.01から15重量%、好ましくは0.1から10重量%が好適である。カチオン性界面活性剤の脂肪族アルコールに対する重量比は、好適には10:1から1:10、好ましくは4:1から1:8、最適には1:1から1:7、例えば1:3である。
懸濁剤
1つの好ましい実施形態において、本発明のシャンプー組成物は、0.1から5重量%の懸濁剤をさらに含む。好適な懸濁剤は、ポリアクリル酸、アクリル酸の架橋ポリマー、アクリル酸と疎水性モノマーとのコポリマー、カルボン酸含有モノマーとアクリル酸エステルとのコポリマー、アクリル酸とアクリル酸エステルの架橋コポリマー、ヘテロ多糖ガムおよび結晶性長鎖アシル誘導体から選択される。長鎖アシル誘導体は、望ましくは、エチレングリコールステアレート、炭素原子16から22個を有する脂肪酸アルカノールアミドおよびこれらの混合物から選択される。エチレングリコールジステアレートおよびポリエチレングリコール3ジステアレートが、好ましい長鎖アシル誘導体である。ポリアクリル酸は、Carbopol 420、Carbopol 488またはCarbopol 493として商業的に入手できる。多官能性剤で架橋したアクリル酸のポリマーも使用することができ、これらは、Carbopol 910、Carbopol 934、Carbopol 940、Carbopol 941およびCarbopol 980として商業的に入手できる。カルボン酸含有モノマーとアクリル酸エステルの好適なコポリマーの例は、Carbopol 1342である。すべてのCarbopol(商標)物質は、Goodrichから入手できる。
好適なアクリル酸とアクリレートエステルの架橋ポリマーは、Pemulen TR1またはPemulen TR2である。好適なヘテロ多糖ガムは、例えばKelzan muとして入手可能なキサンタンガムである。
スタイリングポリマー
いくつかの例において、さらにスタイリングポリマーも存在し得る。
存在する場合、ヘアスタイリングポリマーは、本発明の組成物中に好ましくは0.001から10重量%、さらに好ましくは0.1から10重量%、例えば1から8重量%の量で存在する。
ヘアスタイリングポリマーは、よく知られている。好適なヘアスタイリングポリマーは、現実にポリマーをカチオン性、アニオン性、両性または非イオン性にする部分を含む、商業的に入手可能なポリマーを含む。好適なヘアスタイリングポリマーは、例えばブロックおよびグラフトコポリマーを含む。ポリマーは、合成でも天然由来のものでもよい。
ポリマーの量は、組成物の全重量に基づいて0.5から10重量%、好ましくは0.75から6重量%の範囲内であってよい。
アニオン性ヘアスタイリングポリマーの例は、
酢酸ビニルとクロトン酸とのコポリマー;
酢酸ビニルとクロトン酸とα−分岐飽和脂肪族モノカルボン酸のビニルエステル(例えば、ネオデカン酸ビニル)とのターポリマー;
1個から4個の炭素原子を含む飽和アルコール(例えば、エタノール、または、ブタノール)で50%エステル化された、メチルビニルエーテルと無水マレイン酸のコポリマー(モル比約1:1);
アニオン遊離基含有部分としてのアクリル酸またはメタクリル酸と、他のモノマー、例えばアクリル酸またはメタクリル酸と1個から22個の炭素原子を有する1つまたは複数の飽和アルコールとのエステル(例えばメチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクレレート、n−ブチルアクリレート、tert−ブチルアクリレート、tert−ブチルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、n−ヘキシルアクリレート、n−オクチルアクリレート、ラウリルメタクリレートおよびベヘニルアクリレートなど)、アクリル酸またはメタクリル酸と1個から6個の炭素原子を有するグリコールとのエステル(例えばヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシエチルアクリレート)、スチレン、ビニルカプロラクタム、酢酸ビニル、アクリルアミド、アルキル基中に1個から8個の炭素原子を有するアルキルアクリルアミドおよびメタクリルアミド(例えば、メタクリルアミド、tert−ブチルアクリルアミド、n−オクチルアクリルアミド)ならびに他の相溶性不飽和モノマーを含むアクリル系コポリマー
である。
また、前記ポリマーは、グラフトシリコーン例えばポリジメチルシロキサンなどを含んでもよい。
好適なアニオン性ヘアスタイリングポリマーの特定の例は、
National Starchから入手可能であるRESYN(登録商標)28−2930(酢酸ビニル/クロトン酸/ネオデカン酸ビニルコポリマー);
BASFから入手可能であるULTRAHOLD(登録商標)8(CTFA名称 アクリレート/アクリルアミドコポリマー);
ISP Corporationから入手可能であるGANTREZ(登録商標)ESシリーズ(メチルビニルエーテルとマレイン酸無水物のエステル化コポリマー)
である。
他の好適なアニオン性ヘアスタイリングポリマーは、カルボキシル化ポリウレタンを含む。カルボキシル化ポリウレタン樹脂は、ペンダントのカルボキシル基を有する直鎖状、水酸基末端コポリマーである。これらは、少なくとも1つの末端でエトキシル化および/またはプロポキシル化され得る。カルボキシル基は、カルボン酸基またはエステル基であってもよく、エステル基のアルキル部分は、1から3個の炭素原子を含む。また、カルボキシル化ポリウレタン樹脂は、CTFA名称 PVP/ポリカルバミルポリグリコールエステルを有するポリビニルピロリドンとポリウレタンのコポリマーであってもよい。好適なカルボキシル化ポリウレタン樹脂は、EP−A−0619111および米国特許第5,000,955号に記載されている。他の好適な親水性ポリウレタンは、米国特許第3,822,238号、第4,156,066号、第4,156,067号、第4,255,550号および4,743,673号に開示されている。
例えばtert−ブチルアミノエチルメタクリラートのようなモノマーから得られるカチオン基と、例えばアクリル酸またはメタクリル酸のようなモノマーから得られるカルボキシル基とを含むことができる両性ヘアスタイリングポリマーも本発明において使用することができる。両性ヘアスタイリングポリマーの1つの特定の例は、National Starch and Chemical Corporationによって販売されているAmphomer(登録商標)(オクチルアクリルアミド/アクリレート/ブチルアミノエチルメタクリレートコポリマー)である。
非イオン性ヘアスタイリングポリマーの例は、N−ビニルピロリドンのホモポリマー、N−ビニルピロリドンと相溶性非イオンモノマー(例えば、酢酸ビニル)とのコポリマーである。様々な重量平均分子量のN−ビニルピロリドンを含む非イオンポリマーが、ISP Corporationから商業的に入手可能である−このような物質の特定の例は、PVP K−90の名称で販売されている約630,000の平均分子量を有するN−ビニルピロリドンのホモポリマーおよびPVP K−120の名称で販売されている約1,000,000の平均分子量を有するN−ビニルピロリドンのホモポリマーである。
他の好適な非イオン性ヘアスタイリングポリマーは、架橋シリコーン樹脂またはガムである。この特定の例は、リジッドシリコーンポリマー、例えばEP−A−0240350に記載されているものおよび架橋シリコーンガム、例えばWO96/31188に記載されているものを含む。
カチオン性ヘアスタイリングポリマーの例は、アミノ官能性アクリレートモノマー(例えば低級アルキルアミノアルキルアクリレート)またはメタクリレートモノマー(例えばジメチルアミノエチルメタクリレート)と、相溶性モノマー(例えば、N−ビニルピロリドン、ビニルカプロラクタムまたは、メタクリル酸アルキル(例えばメチルメタクリレートおよびエチルメタクリレート)およびアルキルアクリレート(例えばエチルアクリレートおよびn−ブチルアクリレート)とのコポリマーである。
好適なカチオン性ポリマーの特定の例は、
Copolymer 845とCopolymer 937およびCopolymer 958としてISP Corporationから入手可能であるN−ビニルピロリドンとジメチルアミノエチルメタクリレートとのコポリマー;
Styleze(登録商標)CC10としてISP Corporationから入手可能であるN−ビニルピロリドンとジメチルアミノプロピルアクリルアミドまたはメタクリルアミドとのコポリマー;
N−ビニルピロリドンとジメチルアミノエチルメタクリレートとのコポリマー;
ビニルカプロラクタム、N−ビニルピロリドンおよびジメチルアミノエチルメタクリレートのコポリマー;
ポリクオタニウム−4(ジアリルアンモニウムクロライドとヒドロキシエチルセルロースとのコポリマー);
Gafquat(登録商標)734、755および755NとしてISPから、およびLuviquat(登録商標)PQ11としてBASFから入手可能なポリクオタニウム−11(ジエチルサルフェートと、ビニルピロリドンおよびジメチルアミノエチルメタクリレートのコポリマーとの反応によって形成される);
Luviquat(登録商標)FC370、FC550、FC905およびHM−552としてBASFから入手可能なポリクオタニウム−16(メチルビニルイミダゾリウムクロライドおよびビニルピロリドンから形成される);
Luviquat(登録商標)HoldとしてBASFから入手可能なポリクオタニウム−46(ビニルカプロラクタムおよびビニルピロリドンとメチルビニルイミダゾリウムメソサルフェートとの反応によって製造される)
である。
好適な天然由来ポリマーの例は、セラック、アルギン酸塩、ゼラチン、ペクチン、セルロース誘導体およびキトサンまたはこれらの塩および誘導体を含む。商業的に入手可能な例は、Kytamer(登録商標)(例えばAmerchol)およびAmaze(登録商標)(例えばNational Starch)を含む。
補助剤
また、本発明の組成物は、ヘアケアに適した補助剤も含有することができる。一般にこのような成分は、独立して全組成物の2重量%、好ましくは1重量%のレベルで含まれる。
好適なヘアケア補助剤は、アミノ酸およびセラミドを含む。
また、本発明は、前記したスタイリング組成物を毛髪に適用することによるヘアスタイリング方法を含む。
次の非限定的な実施例は、本発明の好ましい実施形態をさらに例証する。示される全てのパーセントは、特に他に指示がない限り、全重量に基づく重量%ある。
次の実施例は、J.Mater Chem.、13巻、2885〜2795頁に従って調製された。
(実施例1)
0.02重量%〜50重量%架橋ポリ(アクリル酸−co−アクリルアミド)のシェル、ポリ(メチルアクリレート)のコア、nは164、mは93(nおよびmは、図1に定義されるとおりである)である。
(実施例2)
0.02重量%〜50重量%架橋ポリ(アクリル酸−co−アクリルアミド)のシェル、ポリスチレンのコア、nは650、mは93(nおよびmは、図1に定義されるとおりである)である。
(比較例A)
0.02重量%Ludox W50水溶液。(Ludoxは、Graceからのコロイド状Al
(比較例B)
0.02重量%1785シリコーン
ポリマー ガラス転移温度(℃)
ポリアクリル酸 105
ポリアクリルアミド 165
ポリメタクリレート 10
ポリスチレン 100
評価
前記の実施例を、Instron Pullthrough MethodのProtocolを使用して試験した。
Instron プルスルー法は、「コシ」に関しての触覚特性を測定する方法として開発された。
2g/10''の毛髪ヘアピース(を使用した。製品当たり5個を使用し、ヘアピース当たり5回のプルスルーを記録した。5個のヘアピースの各セットを、試験製品で一緒に処理し、リンスし、乾燥した。
開口部が最初の1/2インチと一致するように単一のヘアピースをクランプから吊るした。開口部を7.5mmに減少させ、ヘアピースが中心に吊るされるように位置を調整した。フォースセルをゼロにし、試験を開始する。ヘアピースを上方に引っ張り、その力をInstronフォースセルによって記録した。ピークの値を書き留めた。開口部を開き、ヘアピースをこの開始位置に戻した。このヘアピースについて4回試験を繰り返した。試験される製品毎に5個のヘアピース全てについて試験を繰り返し、この結果を記録した。
Figure 2008540365
毛髪ヘアピースについての前記の同じ処理方法を使用して、0〜100のスケールを使用して異なる物質の感触特性を観察するためにランキングパネル試験を行った。質問された特性は、滑らかさ、櫛通りやすさおよび被覆感を含んでいた。
Figure 2008540365
したがって、本発明による組成物は、感触的な性能全体に不利益な影響なしに、許容され得るボリュームスコアの全体的効果を与えることが分かる。
次の配合物を調製した。
(実施例3)
以下のようにスイタイリングジェルを配合する。
Figure 2008540365
(実施例4)
シャンプー配合物
Figure 2008540365
(実施例5)
コンディショナー配合物
Figure 2008540365
図1はポリマーミセル構造を示す。

Claims (16)

  1. i)中心にポリマー単位および外殻に架橋ポリマー単位を含み;その中心の前記ポリマー単位が110℃未満のTgを有し、その外殻のそのホモポリマー単位が、90℃を超えるTgを有するミセル状シェル架橋コポリマー;および
    ii)化粧用に許容される希釈剤または担体
    を含むパーソナルケア組成物。
  2. 外殻が架橋コポリマーを含み、内部コアが架橋されていない、請求項1に記載のパーソナルケア組成物。
  3. ポリマー単位がブロックコポリマーを含む、請求項1または2に記載のパーソナルケア組成物。
  4. ブロックコポリマーが、ABブロックコポリマーを含む、請求項3に記載のパーソナルケア組成物。
  5. ミセル構造の外殻のポリマー単位のTgが、110℃を超え、ミセル構造の内部コアのTgが50℃である、請求項1から4のいずれかに記載のパーソナルケア組成物。
  6. コポリマーのポリマー単位が、ミセル構造の外殻においてポリ(アクリル酸−co−アクリルアミド)を含み、ミセル構造の内部コアにおいてポリ(メチルアクリレート)を含むか、またはミセル構造の外殻においてポリ(アクリル酸−co−アクリルアミド)を含み、ミセル構造の内部コアにおいてポリスチレンを含む、請求項1から5のいずれかに記載のパーソナルケア組成物。
  7. シェル架橋コポリマーがナノ粒子である、請求項1から6のいずれかに記載のパーソナルケア組成物。
  8. シェル架橋コポリマーの分子量が、1,000から500,000である、請求項1から7のいずれかに記載のパーソナルケア組成物。
  9. 化粧用に許容され得る希釈剤または担体が、水、エタノールおよびこれらの混合物から選択される、請求項1から8のいずれかに記載のパーソナルケア組成物。
  10. 芳香剤または香料をさらに含む、請求項1から9のいずれかに記載のパーソナルケア組成物。
  11. ヘアスタイリング組成物である、請求項1から10のいずれかに記載のパーソナルケア組成物。
  12. 0.001から10重量%のポリマーを含む、請求項1から11のいずれかに記載のパーソナルケア組成物。
  13. 追加のヘアスタイリングポリマーをさらに含む、請求項1から12のいずれかに記載のパーソナルケア組成物。
  14. 0.01から7.5重量%の界面活性剤をさらに含む、請求項1から13のいずれかに記載のパーソナルケア組成物。
  15. 請求項1から14のいずれかに記載の組成物を毛髪に適用することを含む、毛髪の処理方法。
  16. 毛髪の化粧用処理のための請求項1から14のいずれか一項に記載の組成物の使用。
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