JP2008540091A - 可撓性ノズル挿入物を有するスプレーヘッド - Google Patents

Abstract

べとべとになる／硬くなる傾向のある流体をリザーバから霧化するためのノズル挿入物（２）を有し、前記ノズル挿入物（２）は、一方が開いていると共に外部に向かうノズル開口部（４）を他方に有する中空シリンダー（３）として実質的に設計され、前記ノズル挿入物（２）は、流体のための流路（６）を有するノズル挿入物容器（５）に接続しており、前記流路（６）は前記ノズル開口部（４）に一致する、スプレーヘッド（１）。ノズル挿入物（２）は、弾性材（７）から成ると共に、ノズル開口部（４）に加えてノズル挿入部（２）の外側の開放された区分（８）が少なくとも部分的に手で圧縮可能であるように及び／又はその待機位置（Ｒ）から手で曲げることができるように設計されるように、ノズル挿入物容器（５）に接続され、それにより、硬くなった樹脂残留物（１２）はノズル開口部（４）から取り除かれることができる（図１）。

Description

本発明は、べとべとになる又は硬くなる傾向のある流体をリザーバから霧化するためのノズル挿入物を有し、前記ノズル挿入物は、一方が開いていると共に外部に向かうノズル開口部を他方に有する中空シリンダーとして実質的に設計され、前記ノズル挿入物は、流体のための流路を有するノズル挿入物容器に接続しており、前記流路は前記ノズル開口部に一致する、スプレーヘッドに関する。

普通のヘアスプレーノズルは、強力なヘアセットのための製剤でべとべとになる又は硬くなる傾向があるが、この問題は通常、ユーザーによって補正することができない。

それ故に、本発明の目的は、スプレーの特性を維持しながら、単純な設計手段によって、ノズルがべとべとになる／硬くなるのを補正するのが簡単なノズルを有するスプレーヘッドを得ることである。

本目的は、ノズル挿入物が弾性材から成ると共に、ノズル開口部に加えてノズル挿入部の外側の開放された区分が少なくとも部分的に手で圧縮可能であるように及び／又はその待機位置から手で曲げることができるように設計されるように、ノズル挿入物容器に接続されることで達成される。

ノズルが樹脂でべとべとになった場合、ユーザーは、ノズルを軽く変形させることによって、柔らかいノズルから硬い樹脂残留物を取り除くことができ、その結果、機能がノズルに回復する。

図１は、べとべとになる／硬くなる傾向のある流体をリザーバから霧化するためのノズル挿入物２を有するスプレーヘッド１を示し、ノズル挿入物２は、一方が開いていると共に外側を向いているノズル開口部４を他方に有する中空シリンダー３として実質的に設計される。ノズル挿入物２は、ノズル開口部４に一致する流体のための流路６を有するノズル挿入物容器５に流体不透過に接続される。ノズル挿入物２は、単一射出成形部品として製造される弾性材７から成ると共に、ノズル開口部４に加えてノズル挿入部２の外側の開放された区分８が少なくとも部分的に手で圧縮可能であるように及び／又はその待機位置Ｒから手で曲げることができるように設計されるように、ノズル挿入物容器５に接続される。ノズル挿入物容器５は、突き出たテーパ９を外部に有し、それにより、ノズル開口部４に加えてノズル挿入部２の外側の開放された区分８は、力Ｐ２の適用によって少なくとも部分的に手で圧縮可能であるように及び／又はその待機位置Ｒから手で曲げることができるように設計される。図２は、この状態を図解する。ノズル挿入物２の開放された区分８を手で圧縮及び／若しくは曲げることによって、又はノズル開口部４を軽く変形させることによって、ユーザーは、軟らかいノズル開口部４から樹脂残留物１２を取り除くことができ、これで機能がノズル挿入物２に回復する。取り除かれた樹脂残留物１２は、ノズル開口部４から外部に向かって出るか、又は流入室１３に落ちるため無害である。

ノズル開口部４は、突き出たテーパ９の一方の末端部１１に配置される渦流室１０を有する。

図３は、図１によるスプレーヘッド１の平面図を示し、ここで、外側の開放された区分８又はノズル開口部４の手動圧縮は、力の適用（矢印Ｐ３、Ｐ４）により引き起こされる。

図４は、図１によるノズル挿入物２である区分ＩＶ〜ＩＶを示す。渦流室１０は、４つの渦流路１６から成る。

図５は、第２の代表的実施形態としての、ノズル挿入物２を有するスプレーヘッド１の側断面図を示し、ここで、ノズル挿入物２は待機位置にある。ノズル開口部４は、突き出たテーパ９の一方の末端部１１まで薄い間隔Ａで配置された渦流室１０を有する。これにより、開放された区分８の更に強力な手動圧縮及び／又は曲げ（力Ｐ５の適用／図６）が可能になり、これはノズル開口部４又は渦流室１０からの硬い樹脂残留物１２を更に良好に取り除く又は緩めるのを促進する。

図６は、図５による代表的な実施形態の側断面図を示し、ここで、ノズル挿入物２は、力の適用（矢印Ｐ５）によって曲げられる又は動かされることができる。

例えば点線１４で表される加圧ガスパッケージ１４（図１）を使用して、又は点線で表される容積ポンプ１５（図１）を使用して、流体を霧化するための圧力蓄積を起こすことができ、ここで、スプレーヘッド１に適用される手動圧力（矢印Ｐ１／図１）によって霧化が作動する。

ヘアセット剤が流体として使用される。

使用される流体がヘアセット剤（樹脂を含有する）であるため、スプレーヘッド１の使用が特に有利であることが証明されている。

参照番号リスト
１ スプレーヘッド
２ ノズル挿入物
３ 中空シリンダー
４ ノズル開口部
５ ノズル挿入物容器
６ 流路
７ 弾性材
８ 外側の開放された部分
９ テーパ
１０ 渦流室
１１ 末端部／テーパ９
１２ 硬い樹脂残留物
１３ 流入室
１４ 加圧ガスパッケージ
１５ 容積ポンプ
１６ 渦流路
Ａ 間隔
Ｐ１〜５ 力の適用
Ｒ 待機位置

本発明は、２つの代表的な実施形態を用いて、より詳細に説明される。

次のものが図示されている。

第１の代表的実施形態としての、ノズル挿入物を有するスプレーヘッドの側断面図を示し、ここで、ノズル挿入物は待機位置にある。 図１による代表的な実施形態の側断面図を示し、ここで、ノズル挿入物は、力の適用によって曲げられる又は動かされることができる。 図１によるスプレーヘッドの平面図。 図１によるノズル挿入物の区分ＩＶ〜ＩＶ。 第２の代表的実施形態としての、ノズル挿入物を有するスプレーヘッドの側断面図を示し、ここで、ノズル挿入物は待機位置にある。 図５による代表的な実施形態の側断面図を示し、ここで、ノズル挿入物は、力の適用によって曲げられる又は動かされることができる。

Claims (6)

1. べとべとになる／硬くなる傾向のある流体をリザーバから霧化するためのノズル挿入物（２）を有し、前記ノズル挿入物（２）は、一方が開いていると共に外側を向いているノズル開口部（４）を他方に有する中空シリンダー（３）として実質的に設計され、前記ノズル挿入物（２）は、流体のための流路（６）を有するノズル挿入物容器（５）に接続しており、前記流路（６）は前記ノズル開口部（４）に一致する、スプレーヘッド（１）において、
   ノズル挿入物（２）は、弾性材（７）から成ると共に、前記ノズル開口部（４）に加えて前記ノズル挿入部（２）の外側の開放された区分（８）が少なくとも部分的に手で圧縮可能であるように及び／又はその待機位置（Ｒ）から手で曲げることができるように設計されるように、前記ノズル挿入物容器（５）に接続されることを特徴とする、スプレーヘッド（１）。
2. 前記ノズル挿入物容器（５）が、突き出たテーパ（９）を外側に有する、請求項１に記載のスプレーヘッド（１）。
3. 前記ノズル開口部（４）が、突き出たテーパ（９）の一方の末端部（１１）に設置された渦流室（１０）を有する、請求項１に記載のスプレーヘッド（１）。
4. 前記ノズル開口部（４）が、突き出たテーパ（９）の一方の末端部（１１）まで薄い間隔（Ａ）で配置された渦流室（１０）を有する、請求項１に記載のスプレーヘッド（１）。
5. ヘアセット剤が流体として使用される、請求項１に記載のスプレーヘッド（１）。
6. ヘアセット剤が流体として使用される、少なくとも請求項１に記載のスプレーヘッド（１）の使用。

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